JP2009082356A - 調理鍋 - Google Patents

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Abstract


【課題】 電磁誘導加熱調理器具と共に使用することのできる調理鍋を提供する。
【解決手段】本発明の調理鍋は、ガラスセラミック製の透明な鍋本体10と、該鍋本体の底部外側表面11に、磁性金属の電磁誘導層20と、硬磁性金属の耐磨耗層30と、耐酸化性金属の酸化防止層40とが、溶射によって連続して設けられている。この構造により、調理鍋10は電磁誘導加熱調理器具と共に使用することができ、これら耐磨耗層30と酸化防止層40の形成により、電磁誘導層20が磨耗したり傷ついたりすることがないので、鍋の寿命が延び、酸化防止や防錆効果が施されるので、鍋の外観の美観が保たれる。また、鍋本体が透明なため、調理中に蓋を取って中の状態を調べるといったことをせずに、外から目で確かめることができるので、使用者に安全性をもたらす。
【選択図】図1

Description

本発明は調理鍋に関し、更に具体的に言うと、鍋の寿命を増進し、鍋で調理されている食物が外側から目視できるようにするためにガラスセラミック製で作られ、鍋底部外側表面に多層がコーティングされた、電磁誘導対流加熱調理法を含めた様々な調理法で使える調理鍋に関するものである。
従来の調理鍋は、ガスレンジの上で、あるいはホットプレートで、あるいはオーブンや電子レンジで、食物を煮たりするのに用いられる。また、電磁誘導加熱調理器具で使用するためには、鍋の下部に鉄誘導層をコーティングする、というように言われてきた。
電磁誘導層を有する従来の調理鍋は、欧州特許EP1599116、PCT出願 WO2005060802、日本特開平11−185945、日本特開2000−237045、日本特開2006−014761、日本特開2006−246998等にあるように、調理している人が調理中の食物を外部から目視することができない金属製あるいはセラミック製の不透明材料で作られている。従って、このような調理鍋を使った場合には、レンジから鍋を外し、蓋を開けてから、中身をみなければならず、安全性並びに使い勝手の良さということに欠ける。
また、日本特許公開2000−50125に示された従来の調理鍋は、透明の耐熱性ガラスあるいはセラミックで作られており、鍋の下部に溶射で電磁誘導層が塗布されている。しかし、調理鍋に電磁誘導層を固着させるために、ガラスと電磁誘導層との間に更に接着剤層が必要であるため、製造費が高くなる。
或いはまた、別の従来例の米国特許第4,194,042号の調理鍋は、ガラスセラミック製であり、鍋の下部に溶射で電磁誘導層が塗布されている。ガラスセラミックは、単体のガラスやセラミックよりも優れた耐熱性、熱伝導性、耐久性があり、また、透明なので調理鍋が透けて見えるため、調理をしている人が鍋の中の食物の調理具合をチェックできるようになっている。
しかし、この調理鍋は電磁誘導層の下面に保護層が全くないので、鍋を使っていく内に電磁誘導層が傷ついたり、こすれて薄くなったり、剥がれたりしてしまう。
欧州特許1599116 PCT公開WO2005060802 日本特開平11−185945 日本特開2000−237045 日本特開2006−014761 日本特開2006−246998 日本特許公開2000−50125 米国特許第4,194,042号
本発明は、上記の欠点を解消するための調理鍋を提供するものであり、本発明は、ガラスセラミック製で、電磁誘導加熱調理器具と一緒に使うために鍋の底部外側表面に多層構造を有する調理鍋を提供し、鍋の寿命を増進させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の調理鍋は、ガラスセラミック製の鍋本体と、溶射を使って前記鍋の底部外側に、磁性金属の電磁誘導層と、硬磁性金属の耐磨耗層と、耐酸化性金属の酸化防止層とをそれぞれ連続して形成した多層構造を有し、これにより、本発明の調理鍋は対流加熱調理器具或いは電磁誘導加熱調理器具と共に使用することができると共に、調理している人が調理中の鍋の中身の状態を外側から見られるようになっており、また、耐磨耗層および酸化防止層を設けたことで、鍋本体の寿命を延ばすことができることを特徴とする。
本発明の調理鍋の底部外側表面に、電磁誘導層、耐磨耗層、酸化防止層の三層が溶射によって形成されているので、鍋本体のガラスと電磁誘導層との間に接着剤層を配置するような従来の製品と比べ、製造費が一段と低く抑えられ、従来のガスレンジや、電子レンジ、オーブン、ホットプレート等々にも、電磁誘導加熱調理器具にも使用できるので、使用範囲が広い。
そして、電磁誘導層の下に耐磨耗層および酸化防止層の保護層が形成されたことで、鍋を使っていく内に電磁誘導層が傷ついたり、こすれて薄くなったり、剥がれたりしてしまうことがなくなり、また、鍋底部表面の防錆・酸化防止を行い、鍋本体の美観を高め、寿命を延ばすことができるようになる。
また、鍋本体はガラスセラミックで作られた透明体であるので、調理している人が蓋を取ったり鍋にさわったりせずに調理中の食物の状態を外部から目で観察することができるので、安全に使用でき、使い勝手が良い。
本発明の更なる特徴および利点は、図面と共に以下に更に説明することで明らかとなろう。
図1は本発明の調理鍋の断面図、図2は、図1の調理鍋の一部拡大断面図である。
図1および図2に示した本発明の調理鍋は、食物を焼いたり煮たり、あるいは出来上がった料理をそのまま盛り付けた状態で見せたりするために使用され、鍋本体10と、電磁誘導層20、耐磨耗層30と、酸化防止層40とから構成される。
鍋本体10はガラスセラミック製で、透明の蓋なし容器で、外側表面11を有する。
電磁誘導層20は、アルミニューム、亜鉛、アルミニューム合金などのような磁性金属を溶射することによって鍋本体の外側表面11上に塗布され、電磁誘導加熱調理器からの熱を誘導するためのもので、外側表面を有する。電磁誘導層20を溶射するには、アーク式溶射を15秒ほど行うとよい。
アーク式溶射は、電圧が35乃至40ボルト、電流が10乃至20アンペア、角度は50度乃至70度で、対応する層から25乃至35センチ離れた距離から行う。
耐磨耗層30は、ステンレス鋼やタングステンなどのような耐久性のある硬磁性金属を溶射することによって電磁誘導層20の外側表面に形成され、底部外側表面11を磨耗から保護し、外側表面を有する。耐磨耗層を溶射するには、アーク式溶射を3秒ほど行うとよい。
更に、耐磨耗層30は、密度が0.5乃至5ミクロン、結晶格子点間隔が0.5乃至5ミクロン。薄さが5乃至100ミクロンであり、理想的には、耐磨耗層30は、密度が1乃至3ミクロン、結晶格子点間隔が1乃至3ミクロン、薄さが10乃至40ミクロンである。
更にまた、酸化防止層40は、アルミニューム、アルミニューム合金などのような耐酸化性金属を溶射することによって耐磨耗層30の外側表面を覆って塗布されて、外側表面11の錆び止め・酸化防止を行うと共に、鍋の美観を高めるようにする。
酸化防止層40は、密度が0.5乃至6ミクロン、結晶格子点間隔が0.5乃至5ミクロン、薄さが10乃至100ミクロンであり、理想的には、酸化防止層40は、密度が1乃至3ミクロン、結晶格子点間隔が1乃至3ミクロン、薄さが20乃至50ミクロンである。
以上の構成によって、本発明の調理鍋には以下に述べる利点がある。
1)従来のガスレンジや、電子レンジや、オーブンにも使え、加えて電磁調理器具にも使用することができる。
2)鍋本体が透明なので、調理している人が、調理中に鍋に触ったり蓋をとったりせずに、鍋10の中の食物の調理状態を外から安全に簡単に確認できる。
3)引っかいたり傷つけたりというような磨耗損傷の危険性を防止する層30,40が底部外側表面11にコーティングされていて、防錆および酸化防止を行うので、鍋の寿命が高められると共に、料理を見せたり保管したりする時に美観が高められることで、商品価値が高まる。
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは単なる例示で、決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内でさまざまな変更を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
本発明の調理鍋の断面図。 図1の調理鍋の一部拡大断面図である。
符号の説明
10 鍋本体
11 鍋本体の底部外側表面
20 電磁誘導層
30 耐磨耗層
40 酸化防止層

Claims (17)

  1. 調理用の調理鍋であって、前記鍋が透明の蓋なし容器で底部外側表面を有する鍋本体と、前記底部外側表面上に磁性金属を溶射して被覆された外側表面となる電磁誘導層と、前記電磁誘導層の外側表面上に耐久性のある硬磁性金属を溶着して被覆された外側表面となる耐磨耗層とを有することを特徴とする調理鍋。
  2. 前記請求項1記載の調理鍋において、前記耐磨耗層の外側表面には、更に、耐酸化性金属の酸化防止層が溶射によって被覆されていることを特徴とする調理鍋。
  3. 前記請求項2記載の調理鍋において、前記鍋本体は、ガラスセラミック製であることを特徴とする調理鍋。
  4. 前記請求項3記載の調理鍋において、前記耐酸化性金属の酸化防止層は、アルミニュームであることを特徴とする調理鍋。
  5. 前記請求項3記載の調理鍋において、前記耐酸化性金属の酸化防止層は、アルミニューム合金であることを特徴とする調理鍋。
  6. 前記請求項4記載の調理鍋において、前記耐磨耗層の耐久性のある硬磁性金属は、ステンレス鋼であることを特徴とする調理鍋。
  7. 前記請求項4記載の調理鍋において、前記耐磨耗層の耐久性のある硬磁性金属は、タングステンであることを特徴とする調理鍋。
  8. 前記請求項5記載の調理鍋において、前記耐磨耗層の耐久性のある硬磁性金属は、ステンレス鋼であることを特徴とする調理鍋。
  9. 前記請求項5記載の調理鍋において、前記耐磨耗層の耐久性のある硬磁性金属は、タングステンであることを特徴とする調理鍋。
  10. 前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の調理鍋において、前記電磁誘導層の磁性金属はアルミニュームであることを特徴とする調理鍋。
  11. 前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の調理鍋において、前記電磁誘導層の磁性金属は亜鉛であることを特徴とする調理鍋。
  12. 前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の調理鍋において、前記電磁誘導層の磁性金属はアルミニューム合金であることを特徴とする調理鍋。
  13. 前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の調理鍋において、前記酸化防止層は、密度が0.5乃至6ミクロン、結晶格子点間隔が0.5乃至5ミクロン、薄さが10乃至100ミクロンであることを特徴とする調理鍋。
  14. 前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の調理鍋において、前記酸化防止層は、密度が1乃至3ミクロン、結晶格子点間隔が1乃至3ミクロン、薄さが20乃至50ミクロンであることを特徴とする調理鍋。
  15. 前記請求項13に記載の調理鍋において、前記耐磨耗層は、密度が0.5乃至5ミクロン、結晶格子点間隔が0.5乃至5ミクロン、薄さが5乃至100ミクロンであることを特徴とする調理鍋。
  16. 前記請求項13に記載の調理鍋において、前記耐磨耗層は、密度が1乃至3ミクロン、結晶格子点間隔が1乃至3ミクロン、薄さが10乃至30ミクロンであることを特徴とする調理鍋。
  17. 前記請求項14に記載の調理鍋において、前記耐磨耗層は、密度が0.5乃至5ミクロン、結晶格子点間隔が0.5乃至5ミクロン、薄さが5乃至100ミクロンであることを特徴とする調理鍋。
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