JP2009081744A - 映像素材再生装置と映像素材再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 CPUの負荷増大を抑制しつつソフトウェアによってMPEG2ビデオストリームによる映像素材の早送り再生速度を任意に調整する。
【解決手段】 コンテンツ管理サーバ12は、ユーザ操作端末14からの再生指示に応じて、コンテンツ蓄積装置11からMPEG2ビデオストリームを読み出し、メモリ上でスキャンしてシーケンス・ヘッダをカウントし、再生速度に応じてデータの間引きを行う。間引いたままではTS文法上エラーとなるため、切り出しデータの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える。この方法でデータ量を調整したMPEG2−TSデータをデコーダ15に書き込みデコードさせることで速度調整を実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンテンツ管理サーバ12は、ユーザ操作端末14からの再生指示に応じて、コンテンツ蓄積装置11からMPEG2ビデオストリームを読み出し、メモリ上でスキャンしてシーケンス・ヘッダをカウントし、再生速度に応じてデータの間引きを行う。間引いたままではTS文法上エラーとなるため、切り出しデータの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える。この方法でデータ量を調整したMPEG2−TSデータをデコーダ15に書き込みデコードさせることで速度調整を実現する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばデジタルテレビジョン放送の放送番組に使用されるMPEG(Motion Picture Expert Group)2ビデオストリームによる映像素材を任意の速度で再生可能とする映像素材再生装置とその再生方法に関する。
現在運用されている地上波デジタルテレビジョン放送では、映像素材としてMPEG2ビデオストリームが採用される。このMPEG2ビデオストリームは、画像の圧縮を行うため、各フレームをIピクチャ(Intra-coded picture)、Pピクチャ(Predictive-coded picture)、Bピクチャ(Bidirectionally predictive-coded picture)という3つのタイプに分けている(ISO/IEC13818−2)。Iフレームは画面全体の情報を持っており、このフレームのみで全画面の表示が可能となっている。Pフレームは時系列的に一方向の画面差分を元に圧縮されたフレームで、直前のIフレームと該当フレームとの差分情報のみをもっている。このため、Iフレームが無ければ表示することができない。Bフレームは時系列的に両方向の画面差分情報を元に圧縮されたフレームで、Iフレーム及びPフレームが無ければ表示することができない。
ところで、映像素材を編集する場合、この編集作業には目的のフレーム映像を検索するために早送り再生が不可欠であり、しかもユーザの要求に応じて任意の速度に調整することが要求される。近年、情報処理装置の急速な処理能力増大に伴い、MPEG2ビデオストリームからのIフレーム、Pフレームの抜き出し、早送り・巻き戻し再生、再生時の速度調整をソフトウェアでリアルタイムに処理することが可能となった。しかしながら、反面、ソフト的に処理を行うため、CPUにかかる負荷が増大し、編集作業に支障を来たすという問題が発生している。
これに対し、デコーダでI/PまたはIフレームのみを抜き出して再生を行う場合、ソフトウェアによる処理を要さないため、CPUの負荷はほとんどなく、ソフトウェアもシンプルな流れとなる。例えば、特許文献1にMPEGデコーダによりデジタル符号化された画像データを指定再生速度に応じて定められる目標データサイズに調整する技術が開示されている。しかし、以下のような問題もある。
・早送り速度はデコーダに依存する。
・Iフレーム、Pフレームの再生、または、Iフレームのみの再生はデコーダに依存する。
・デコーダへのデータ書き込みで必要なデータ転送幅が素材ビットレート×n倍速となり、ボトルネックになることがある。このため、デコーダの機能のみを使用した場合にデコーダ間での速度調整が行えない。
特開2001−268513号公報
・Iフレーム、Pフレームの再生、または、Iフレームのみの再生はデコーダに依存する。
・デコーダへのデータ書き込みで必要なデータ転送幅が素材ビットレート×n倍速となり、ボトルネックになることがある。このため、デコーダの機能のみを使用した場合にデコーダ間での速度調整が行えない。
以上述べたように、MPEG2ビデオストリームによる映像素材の再生速度をソフトウェアによって可変するには、CPUに対する負荷が重くなり、編集作業に支障を来たすことがあった。
本発明は上記の課題を解決すべく、CPUの負荷増大を抑制しつつソフトウェアによってMPEG2ビデオストリームによる映像素材の早送り再生速度を任意に調整することのできる映像素材再生装置とその再生方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明に係る映像素材再生装置は、MPEG(Motion Picture Expert Group)2ビデオストリームによる映像素材を早送り再生する場合に、MPEG2ビデオストリームを読み出す読み出し手段と、この読み出し手段で読み出されたストリームをスキャンして各データブロックのシーケンス・ヘッダをカウントし、再生速度に応じてデータブロックの間引きを行う間引き手段と、この間引き手段で切り出されたデータブロックの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える置き換え手段と、この置き換え手段でデータ量を調整したMPEG2−TS(Transport Stream)データをデコーダに書き込みデコードさせるデコード手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明に係る映像素材再生方法は、MPEG(Motion Picture Expert Group)2ビデオストリームによる映像素材の早送り再生を行う場合に、前記MPEG2ビデオストリームをスキャンして各データブロックのシーケンス・ヘッダをカウントし、再生速度に応じてデータブロックの間引きを行い、この間引きで切り出されたデータブロックの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換え、この置き換えでデータ量を調整したMPEG2−TS(Transport Stream)データをデコーダに書き込みデコードさせることを特徴とする。
すなわち、MPEG2ビデオには、ストリームの開始点を意味するシーケンス・ヘッダ(Sequence Header)、ストリームの終了点を意味するシーケンス・エンド・コード(Sequence End Code)があり、この間のデータを再生するように、デコーダに対して指示することが可能である。本発明では、これを利用して、読み出したMPEG2ビデオストリームをスキャンしてシーケンス・ヘッダをカウントし、早送りの再生速度に応じてデータの間引きを行う。間引いたままではTS文法上エラーとなるため、切り出しデータの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える。この方法でデータ量を調整したMPEG2−TSデータをデコーダに書き込むことで、速度調整を実現する。
したがって本発明によれば、CPUの負荷増大を抑制しつつソフトウェアによってMPEG2ビデオストリームによる映像素材の早送り再生速度を任意に調整することのできる映像素材再生装置とその再生方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る映像素材再生装置としての機能を備える素材編集システムの一実施形態を示すブロック図である。図1において、11はMPEG2ビデオストリームによる映像素材ファイル(以下、映像コンテンツ)を蓄積するコンテンツ蓄積装置であり、このコンテンツ蓄積装置11はコンテンツ管理サーバ12によって管理される。このコンテンツ管理サーバ12は、ネットワーク13を通じてユーザ操作端末14から送られてくる指示に応じてコンテンツ蓄積装置11から指定コンテンツを読み出し、この読み出しコンテンツに所定の処理を施してデコーダ15に書き込む。このデコーダ15は、書き込まれたコンテンツ、すなわちMPEG2ビデオストリームのファイルから映像信号をデコード再生するもので、再生された映像信号はモニタ装置16に表示される。
ここで、上記ユーザ操作端末14は、コンテンツ管理サーバ12に対し、編集対象とする素材コンテンツの選択指定、再生/停止、再生速度を指示するものとする。
上記構成において、以下、コンテンツ管理サーバ12の具体的な処理内容を説明する。
まず、コンテンツ管理サーバ12では、再生速度の調整機能を実現するため、MPEG2ビデオストリームを文法的に合法となるように手を加え、書き込むデータ量を調整する方式をとる。MPEG2ビデオには、ストリームの開始点を意味するシーケンス・ヘッダ(Sequence Header:全GOPの先頭に存在し、1秒間に2つ存在する)、ストリームの終了点を意味するシーケンス・エンド・コード(Sequence End Code)があり、この間のデータを再生するように、デコーダ15に対して指示することが可能である。そこで、データ量の調整を行う上でこれらのコードを使用する。
具体的には、図2(a)に示すように読み出したMPEG2ビデオストリームをスキャンしてシーケンス・ヘッダをカウントし、図2(b)に示すように早送りの再生速度に応じてデータの間引きを行う。間引いたままではTS文法上エラーとなるため、図2(b)に示すように切り出しデータの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える。この方法でデータ量を調整したMPEG2−TSデータを図2(c)に示すように連結させてデコーダ15に書き込む。これにより、速度調整を実現することができる。
さらに具体的な処理手順を図3に示す。まず、コンテンツ蓄積装置11から指定コンテンツを1ブロック読み出してメモリに展開する(ステップS1)。次に、再生が早送り中か否か判断し(ステップS2)、早送り中でなければ読み出したコンテンツをそのままデコーダ15に書き込み(ステップS3)、ステップS1の処理に戻って次のブロックを読み出す。早送り中であれば、その速度に相当するデータの抜き出し中か書き出し中かを判断し(ステップS4)、抜き出し中のときは、抜き出し数が再生速度に応じた規定値に達したか判断し(ステップS5)、規定値に達していなければステップS1の処理に戻って次のブロックを読み出す。規定値に達した場合には、書き出しモードに切り替え設定して(ステップS6)、ステップS1の処理に戻って次のブロックを読み出す。
ステップS4において、書き出し中のときは、書き出し数が再生速度に応じた規定値に達したか判断し(ステップS7)、規定値に達していなければステップS1の処理に戻って次のブロックを読み出す。規定値に達した場合には、最後のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに書き換えて(ステップS8)、デコーダ15に書き込む(ステップS9)。そして、抜き出しモードに切り替え設定して(ステップS10)、ステップS1の処理に戻って次のブロックを読み出す。
以上の処理により、デコーダ15には、再生速度に応じて切り出されたブロック群が送られるため、デコーダ15は通常のファイルと同様のデコードを行うだけでよく、早送り速度はデコーダ15の能力によらず、任意に調整可能となる。また、デコーダ15において、従来行われていたIフレーム及びPフレームの再生、またはIフレームのみの再生をソフトウェアで処理することができ、デコーダ15の負担を軽減することができる。すなわち、デコーダ15では、映像については通常再生モードで、音声については無効状態で対応することができる。さらに、デコーダ15へのデータ書き込みで必要なデータ転送幅は素材ビットレートでよく、ボトルネックになることはない。一方、コンテンツ管理サーバ12では、コンテンツのファイルから読み出されたデータを全てメモリに展開するようにしているので、データをスキャンする場合もメモリへの読み出しのみとなり、CPU負荷は最小限に抑えることができる。
具体的には、サーバ12におけるCPU負荷は計測値で0%〜2%以下となり、ソフトウェアでMPEG2ビデオストリームからのIフレーム、Pフレーム抜き出しをソフトで行う場合と比較して80%〜90%以上のCPU負荷削減を実現することができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…コンテンツ蓄積装置、12…コンテンツ管理サーバ、13…ネットワーク、14…ユーザ操作端末、15…デコーダ、16…モニタ装置。
Claims (2)
- MPEG(Motion Picture Expert Group)2ビデオストリームによる映像素材を早送り再生する映像素材再生装置において、
MPEG2ビデオストリームを読み出す読み出し手段と、
この読み出し手段で読み出されたストリームをスキャンして各データブロックのシーケンス・ヘッダをカウントし、再生速度に応じてデータブロックの間引きを行う間引き手段と、
この間引き手段で切り出されたデータブロックの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換える置き換え手段と、
この置き換え手段でデータ量を調整したMPEG2−TS(Transport Stream)データをデコーダに書き込みデコードさせるデコード手段と
を具備することを特徴とする映像素材再生装置。 - MPEG(Motion Picture Expert Group)2ビデオストリームによる映像素材の早送り再生を行う映像素材再生方法において、
前記MPEG2ビデオストリームをスキャンして各データブロックのシーケンス・ヘッダをカウントし、
再生速度に応じてデータブロックの間引きを行い、
この間引きで切り出されたデータブロックの終端手前のシーケンス・ヘッダをシーケンス・エンド・コードに置き換え、
この置き換えでデータ量を調整したMPEG2−TS(Transport Stream)データをデコーダに書き込みデコードさせることを特徴とする映像素材再生方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007250293A JP2009081744A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 映像素材再生装置と映像素材再生方法 |
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CN105323652A (zh) * | 2014-07-31 | 2016-02-10 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 播放多媒体文件的方法和装置 |
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2007
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