JP2009081743A - 携帯電話機のステレオスピーカ配置構造及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機のステレオスピーカ配置構造に、画面表示部102が実装される筐体101の両端部の各々に画面表示部に対して垂直方向で、かつ、筐体の側面方向に複数の孔を形成し、音響を通す2つの音孔204、205と、各音孔の内側に位置し、筐体の側面と一定の傾角度で、筐体の正面に向くように配置され、各音孔を介してステレオ音響を再生する2つのスピーカ103、104とを備える。
【選択図】図4
Description
スピーカ103、104は、画面表示部102の縦画面の状態に対して、左右に対向して並行に配列されている。
しかしながら、スピーカ103、104の音孔は側面に配置されており、直接視聴者の方向に向いていないため、視聴者に対する音圧確保に厳しい方向になっているという問題がある。
従来、快適、高音質な音響再生が可能で、使用環境への高適応性、高利便性を有する携帯端末装置を提供するため、携帯端末装置1の音響再生システムにおいて、携帯端末装置に少なくとも2つの音響用スピーカが設けられ、前記少なくとも2つの音響用スピーカは、同時に駆動され、互いの再生音響を補助し合うものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、スピーカの個数の増加を抑えて、表示画面の向きをいずれにしても、ステレオ音声を良好に聴取することができるようにするため、携帯電話機は、上ケースと下ケースがヒンジ部で連結されて折り畳みが可能に構成され、上ケースには、矩形状の表示画面が設けられており、この表示画面より上側の右端の領域にスピーカが、表示画面より下側の左端の領域にスピーカが夫々設けられ、これらスピーカがステレオ音声再生用のスピーカをなし、図示の縦向きの使用状態でのステレオ音声再生では、右側のスピーカからステレオの右チャンネルが、左側のスピーカから左チャンネルが夫々再生されるが、図示の状態から左方向に倒した横向きの使用状態では、右側となるスピーカからステレオの右チャンネルが、左側となるスピーカから左チャンネルが夫々再生されるものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、前記一定の傾角度は実質的に45°である。
さらに、前記画面表示部が縦画面の表示、横画面の表示を行う場合、一方の前記音孔及び前記スピーカと他方の前記音孔及び前記スピーカを前記画面表示部の対角上に設ける。
さらに、前記筐体の左右90°回転に対して前記画面表示部が一方の横画面から他方の横画面に切り替える場合、2つの前記スピーカの左右音源を相互に切り替える。
さらに、画面表示部の左右の90°回転に対する縦画面から横画面、横画面から縦画面の切り替えに対して、相互に2つのスピーカの切り替えが行われ、視聴者に対する左右音源が変化しないようにできる。
図1は本発明に係る携帯電話機の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、図14と比較して、携帯電話機はスライド稼動機構により上側筺体101と下側筺体106が重なるように収納でき、スピーカ103、104は上側筐体101で画面表示部102が隣接する両側端に設けられ、後述するように視聴者に対して音圧を高める構造を有する。
図3は図2の円201で示す部分を拡大表示したスピーカの音孔を示す携帯電話機の斜視図である。本図に示すように、スピーカ104が設けられる上側筐体101の一方の側端にはスピーカ104の音孔205が設けられ、同様に、上側筐体101の他方の側端にはスピーカ103の音孔204(図示しない)が設けられる。
図5は図1における携帯電話機のスピーカの動作例を説明する図である。本図に示すように、画面表示部102で動画等を再生し、このとき、スピーカ103は視聴者に対して右側、スピーカ104は左側に位置し、それぞれ、上向きに45°の傾角度をもち、図4に示すように、音圧方向406a−c、音圧方向407a−cが形成される。音圧方向406a、407aは直接視聴者に向かい、ステレオの音圧を高める効果が得られ、音圧方向406b、c、407b、cはそれぞれ左右に広がる方向なので、ステレオ効果に作用する。このようにして、スピーカの配置を従来と比較して大きく変えずに、動画、テレビジョンの視聴者に対して、ステレオの音圧を高め、左右に広がる効果が得られる。
図8は図6における携帯電話機のスピーカの動作例を説明する図である。本図に示すように、携帯電話機ではスライドが開いた状態で、画面表示部102に縦画面で動画等が再生され、このとき、スピーカ103の音圧406は視聴者に対して右側下部、スピーカ104の音圧407は左側上部で視聴者に向き、左右に広がるステレオ効果が得られる。
したがって、本発明によれば、さらに、縦画面、横画面の両方で音圧の高いステレオ効果を得ることができる。
図10は、上側筐体101が左に90°回転した場合のスピーカの動作例を説明する図である。本図に示すように、携帯電話機では上側筐体101が左に90°回転した状態で、画面表示部102に横画面で動画等が再生され、このとき、スピーカ103の音圧406は視聴者に対して右側上部、スピーカ104の音圧407は左側下部で視聴者に向き、さらに左右に広がるステレオ効果が得られる。
図13は図12の制御部の動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS601において、制御部503は、携帯電話機の画面表示部102が縦画面に表示されている場合には、スピーカ103が右音源の再生を行い、スピーカ104が左音源の再生を行うように制御を行う(図8の状態)。
ステップ603において、制御部503は、携帯電話機の画面表示部102が右に90°回転した横画面に表示された場合には、スピーカ103が左音源の再生を行い、スピーカ104が右音源の再生を行うように制御を行う(図11の状態)。携帯電話機の画面表示部102が元に戻された場合にはステップS601に戻る。
102…画面表示部
103、104…スピーカ
105…レシーバ
106…下側筐体
107…キー入力
108…マイクロフォン
109、110…音圧方向
204、205…音孔
406、407…音圧方向
406a−c…音圧方向
407a−c…音圧方向
408…回路基板
409、410…その他部品
501…スイッチ
502…スピーカアンプ
503…制御部
Claims (6)
- 携帯電話機のステレオスピーカ配置構造において、
画面表示部が実装される筐体の両端部の各々に前記画面表示部に対して垂直方向で、かつ、前記筐体の側面方向に形成される多孔性を有し、音響を通す音孔と、
各前記音孔の内側に位置し、前記筐体の側面と一定の傾角度で、前記筐体の正面に向くように配置され、各前記音孔を介してステレオ音響を再生するスピーカとを備えることを特徴とする、携帯電話機のステレオスピーカ配置構造。 - 前記一定の傾角度は実質的に45°であることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のステレオスピーカ配置構造。
- 前記画面表示部が縦画面の場合、一方の側の前記音孔及び前記スピーカと他方の側の前記音孔及び前記スピーカが前記画面表示部を挟んで対向する位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のステレオスピーカ配置構造。
- 前記画面表示部が縦画面の表示、横画面の表示を行う場合、一方の前記音孔及び前記スピーカと他方の前記音孔及び前記スピーカを前記画面表示部の対角上に設けることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のステレオスピーカ配置構造。
- 前記筐体の左右90°回転に対して前記画面表示部が一方の横画面から他方の横画面に切り替える場合、2つの前記スピーカの左右音源を相互に切り替えることを特徴とする、請求項3に記載の携帯電話機のステレオスピーカ配置構造。
- 携帯電話機のステレオスピーカ配置方法において、
画面表示部が実装される筐体の両端部の各々に前記画面表示部に対して垂直方向で、かつ、前記筐体の側面方向に多孔性を有する音孔を形成する工程と、
各前記音孔の内側に、前記筐体の側面と一定の傾角度で、前記筐体の正面に向くように各スピーカを配置し、各前記音孔を介してステレオ音響を再生させる工程とを備えることを特徴とする、携帯電話機のステレオスピーカ配置方法。
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