JP2009081741A - 指向性制御方法、およびそれを利用した基地局装置 - Google Patents

指向性制御方法、およびそれを利用した基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエイトベクトルの収束性能を効率的に向上すること。
【解決手段】基地局装置10は、空間分割多重すべき端末装置に対する信号ごとに、所定の適応アルゴリズムを用いて、ウエイト係数を導出する受信ウエイトベクトル導出部18と、受信ウエイトベクトル導出部18によって導出されたウエイト係数を用いて、信号の指向性パターンを制御する指向性制御部とを備える。受信ウエイトベクトル導出部18は、複数の端末装置に対する信号を空間分割多重する場合、もしくは、干渉量が所定値以上である場合、適応アルゴリズムに第1の初期値を使用する。一方、空間分割多重せず、干渉量が所定値未満である場合、適応アルゴリズムに第1の初期値とは異なる第2の初期値を使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、無線信号の指向性を制御する指向性制御方法、および、それを利用した基地局装置に関する。
近年、通信特性の向上および伝送容量の増加を目的として、送信信号の指向性パターンを適応的に生成するアダプティブアレーアンテナ(Adaptive Array Antenna。以下、「AAA」と表記する。)に関する技術が開発されている。この技術においては、基地局装置が、端末装置からの受信信号をもとに端末装置の方向にビームが向くように指向性パターンを制御する。
指向性パターンの制御においては、例えば、RLS(Recursive Least Square)アルゴリズムやLMS(Least Mean Square)アルゴリズムなどの適応アルゴリズムを用いて、最適なウエイト係数を導出する。しかしながら、このような適応アルゴリズムにおいては、初期値の決め方が重要となり、収束速度などに影響を与える。従来、直前の受信フレームにおいて算出されたウエイトを現在のウエイトの初期値として用いていた(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−76744号公報
しかしながら、空間分割多重方式を用いた通信においては、空間分割多重される端末装置の数は、時間に応じて変化する場合がある。このような場合、直前の受信フレームにおいて算出されたウエイトは、現在のウエイトの初期値として好ましくない場合があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その総括的な目的は、AAAにおけるウエイトの収束性能を効率的に向上するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の基地局装置は、空間分割多重すべき端末装置に対する信号ごとに、所定の適応アルゴリズムを用いて、ウエイト係数を導出するウエイト係数導出部と、ウエイト係数導出部によって導出されたウエイト係数を用いて、信号の指向性パターンを制御する指向性制御部と、を備える。ウエイト係数導出部は、複数の端末装置に対する信号を空間分割多重する場合、もしくは、空間分割多重しなくても干渉量が所定値以上である場合、適応アルゴリズムに第1の初期値を使用し、空間分割多重せずに干渉量が所定値未満である場合、適応アルゴリズムに第1の初期値とは異なる第2の初期値を使用する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、AAAにおけるウエイトの収束性能を効率的に向上できる。
本発明の実施形態を具体的に説明する前に、まず、概要について述べる。本発明の実施形態は、SDMA(Space Division Multiple Access)方式およびTDD(Time Division Duplex)方式を用いた基地局装置に関する。SDMA方式とは、端末装置ごとに空間を分割して割り当てることによって、通信を実行する方式である。
基地局装置は、AAA技術を用いて、複数の端末装置からの受信信号を分離し、また、所望の端末装置の位置に電波の指向特性が向くようにビームを制御して送信する。また、送受信で同一の周波数帯が用いられている基地局装置においては、端末装置からの上り信号の品質をもとに、下り信号のアンテナ指向性を制御することができるようになる。
具体的には、AAAにおける指向性の制御は、端末装置からの上り信号を複数のアンテナで受信し、受信した信号をもとに適応アルゴリズムを用いて最適化されたウエイトを導出する。導出されたウエイトを受信信号に乗じることによって、複数の端末装置を分離できる。さらに、導出したウエイトを下りの送信信号に乗ずるべきウエイトに反映することで、下りの信号に対するアンテナの指向性制御が実現される。
ここで、適応アルゴリズムにおいては、初期値の設定が重要となる。初期値によっては収束速度や収束値などに影響を与えるからである。初期値は固定値として与えられる場合も多いが、適応アルゴリズムが使用される通信の状況が変化する場合、たとえば、他セルからの干渉が瞬時的に増加する場合や、SDMAにおいて多重する端末装置の数が時間変動する場合、収束性能に影響がでる場合がある。
したがって、本発明の実施形態においては、通信の状況に応じて初期値を切り替えることによって、収束性能を向上させる。詳細は後述するが、空間分割多重をせず、かつ、干渉が少ない状況においては、端末装置に対してビームを向けることで、端末装置において受信電力が大きくなるように制御する。一方、干渉が多く、また、複数の端末装置を空間分割多重する状況においては、干渉を低減するように制御する。このような態様により、状況に応じた最適なウエイト係数を容易に導出できる。
図1は、本発明の実施形態にかかる基地局装置10の構成例を示す図である。基地局装置10は、アンテナ12で代表される第1アンテナ12a〜第4アンテナ12dと、スイッチ14で代表される第1スイッチ14a〜第4スイッチ14dと、受信RF(Radio Frequency)部16と、受信系40で代表される第1受信系40a〜第n受信系40nと、ベースバンド処理部24と、送信系50で代表される第1送信系50a〜第n送信系50nと、送信RF部30とを含む。なお、nは、空間分割多重する端末装置(図示せず)の数となる。
受信系40は、受信ウエイトベクトル導出部18と、受信側乗算器20で代表される第1受信側乗算器20a〜第4受信側乗算器20dと、合成部22と、を含む。送信系50は、送信ウエイトベクトル設定部26と、送信側乗算器28で代表される第1送信側乗算器28a〜第4送信側乗算器28dと、を含む。
受信系40と送信系50には、空間分割多重する端末装置ごとの信号が割り当てられる。具体的には、それぞれの受信系40においては、後述するウエイト演算処理により、その受信系40に割り当てられた特定の端末装置の信号を他の端末装置の信号から分離する。また、送信系50においては、それぞれの端末装置への信号の指向性を制御し、送信RF部30において合成する。このような態様により、基地局装置10は、SDMA方式を用いて、複数の端末装置との間で通信を実行できる。
アンテナ12は、図示しない端末装置に対して信号を送信し、また、端末装置からの信号を受信する。スイッチ14は、送信と受信を切り替えるスイッチである。送信の場合、スイッチ14は、送信RF部30からの信号をアンテナ12に伝えるような経路に切り替える。受信の場合、スイッチ14は、アンテナ12からの信号を受信RF部16に伝えるような経路に切り替える。なお、アンテナ12の本数、および、スイッチ14の個数は4でなくてもよい。
受信RF部16は、スイッチ14から伝えられた信号に対して、RF帯からベースバンド帯に変換する処理を実行して、受信系40に出力する。受信系40において、受信ウエイトベクトル導出部18は、受信RF部16から出力された信号と、端末ごとに異なって設定されたトレーニング信号を用いて、RLSアルゴリズムを実行して受信ウエイトベクトルを導出し、受信側乗算器20に伝える。
受信ウエイトベクトルは、受信RF部16から出力された信号と、内部で設定した初期値とを用いて、RLSアルゴリズムにより導出される。また、受信ウエイトベクトルは、受信系40に割り当てられた端末装置と同一の端末装置が割り当てられている(以下、「対応する」という。)送信系50の送信ウエイトベクトル設定部26に対して伝えられる。なお、初期値は、SDMA方式における空間分割多重数と他セルからの干渉の程度により設定される。詳細は後述する。
受信側乗算器20は、受信RF部16から伝えられた信号に、受信ウエイトベクトル導出部18から伝えられた受信ウエイトベクトルを乗じる。合成部22は、それぞれの受信側乗算器20からの出力を合成して、ベースバンド処理部24に出力する。ベースバンド処理部24は、合成部22から出力された信号に対して、復調処理を実行する。
また、ベースバンド処理部24は、それぞれの端末装置への送信信号ごとに誤り訂正符号化処理などを実行して、それぞれの送信系50に出力する。それぞれの送信系50の送信ウエイトベクトル設定部26は、対応する受信系40の受信ウエイトベクトル導出部18から伝えられた受信ウエイトベクトルを送信ウエイトベクトルとして設定し、送信側乗算器28に伝える。送信側乗算器28は、ベースバンド処理部24から伝えられた信号に、送信ウエイトベクトル設定部26から伝えられた送信ウエイトベクトルを乗じる。送信RF部30は、それぞれの送信系50の送信側乗算器28から出力された信号を合成し、RF処理を実行して、スイッチ14に出力する。
ここで、受信ウエイトベクトル導出部18の詳細な構成について説明する。図2は、図1の受信ウエイトベクトル導出部18の構成例を示す図である。受信ウエイトベクトル導出部18は、適応アルゴリズム実行部32と、干渉量推定部34と、初期値設定部36とを含む。
干渉量推定部34は、合成部22から伝えられた受信信号について、EVM(Error Vector Magnitude)を取得する。また、干渉量推定部34は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を取得する。なお、EVMやRSSIは、公知の技術により取得されてもよい。干渉量推定部34は、取得したEVMとRSSIとを初期値設定部36に通知する。
初期値設定部36は、EVMとRSSIとを取得し、それぞれ、しきい値P、Qと比較する。通常、RSSIがしきい値Qよりも大きく、受信電力が大きいと判断される場合、EVMは小さくなると考えられる。しかしながら、干渉が存在する場合、受信電力が大きい場合であっても、EVMが小さくなることはない。したがって、初期値設定部36は、RSSIがしきい値Qよりも大きいにもかかわらず、EVMがしきい値Pよりも大きい場合、干渉量が大きいと判定する。それ以外の場合、初期値設定部36は、干渉量が小さいと判定する。
また、初期値設定部36は、ベースバンド処理部24から、空間分割多重の有無を取得する。また、初期値設定部36は、空間分割多重の有無と、干渉量の大小に応じて、初期値を設定して、適応アルゴリズム実行部32に伝える。具体的には、空間分割多重しない場合であって、かつ、干渉量が小さいと判定された場合、初期値設定部36は、端末装置にビームが向き、受信利得を上げるのに適した初期値(以下、「パラメータA」という。)を設定する。
一方、空間分割多重する場合、もしくは、干渉量が大きいと判定された場合、初期値設定部36は、端末装置にヌルが向き、干渉を抑圧するのに適した初期値(以下、「パラメータB」という。)を設定する。パラメータA、パラメータBは、実験、シミュレーションなどにより経験的に導出されればよく、あらかじめテーブルに記憶しておけばよい。テーブルを参照しながら、いずれかのパラメータを用いることにより、ウエイトベクトルを効率的に導出できる。
適応アルゴリズム実行部32は、初期値設定部36から伝えられた初期値を用いて、受信RF部16からの信号に対してRLSアルゴリズムを実行し、ウエイトベクトルを導出する。
図3は、図2の初期値設定部36において設定される際に参照されるテーブルを示す図である。このテーブルは、空間分割多重欄110と、ユーザ欄120と、干渉量欄130と、パラメータ欄140と、初期値欄150で代表される第1初期値欄150a〜第4初期値欄150dとを含む。
空間分割多重欄110は、空間分割多重するか否かを示す欄である。ユーザ欄120は、ユーザを示す欄である。干渉量欄130は、干渉量の大小を示す欄である。干渉量の大小は、前述したしきい値とRSSI等との比較により区別される。パラメータ欄140は、パラメータAもしくはパラメータBを示す欄である。初期値欄150は、パラメータ欄140に示されるパラメータを用いた場合において導出された最初のウエイトベクトルであって、それぞれのアンテナ12に対応する受信側乗算器20に対して初期値として設定すべきウエイトベクトルを示す。
図4は、図1の基地局装置10における第1の受信性能の例を示す図である。横軸は、SN(Signal to Noise ratio)を示す。縦軸は、BER(Bit Error Rate)を示す。図4は、空間分割多重をしない場合に、4つのアンテナを有する基地局装置における静特性の受信性能を測定したシミュレーション結果である。図示するごとく、空間分割多重しない場合は、パラメータAのほうがパラメータBよりも概ね1dB以上の良好な特性を有している。
図5は、図1の基地局装置10における第2の受信性能の例を示す図である。横軸は、SIR(Signal to Interference Ratio)を示す。縦軸は、BERを示す。図5は、空間分割多重をする場合に、4つのアンテナを有する基地局装置における静特性の受信性能を測定したシミュレーション結果である。図示するごとく、干渉量が大きい場合、パラメータBのほうが良好な特性となる。空間分割多重をする場合においては、通信中の端末装置や他の基地局装置などが干渉源となりやすく、定常的に干渉があると想定できるため、常に、パラメータBを用いたほうがよいこととなる。
なお、空間分割多重をしない場合におけるシミュレーション結果については図示を省略したが、図5に示した空間分割多重をする場合と同様、パラメータBにおける干渉抑圧効果も高いといえる。しかし、空間分割多重をしない場合、常に干渉が存在するとは限らないため、図4に図示したように、パラメータAを使用したほうがよい場合がある。したがって、干渉の有無により、パラメータを切り替えた方がよい。
具体的には、干渉量が所定量よりも大きいと判定される場合はパラメータBを用いて効果的に干渉を低減する。一方、干渉が所定量よりも小さいと判定される場合はパラメータAを用いて、端末装置に対してビームを向け、受信利得を効率的に向上させる。このように、状況に応じてパラメータを使い分けることによって、状況に応じた最適なウエイト係数を容易に導出できる。
以上のような態様により、通信の状況により、パラメータを使い分けることによって、収束性能や受信性能を効率的に向上できる。特に、空間分割多重の有無や、干渉量の大きさに応じて、パラメータAと、パラメータBとを使い分けることによって、受信性能をより向上できる。具体的には、空間分割多重する場合、もしくは、干渉量が所定値以上の場合にはパラメータAを用い、空間分割多重せず、かつ、干渉量が所定値未満の場合にはパラメータBを用いることにより、効果的に受信性能を向上できる。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
次に、本実施形態における基地局装置10のうち、図3の初期値設定部36の動作について詳細に説明する。図6は、図3の初期値設定部36の動作例を示すフローチャートである。まず、初期値設定部36は、空間分割多重の有無を調べる(S10)。空間分割多重がある場合(S10のN)、パラメータBを初期値として選択する(S18)。
一方、空間分割多重がない場合(S10のY)、図3の干渉量推定部34から、RSSIとEVMとを取得する(S12)。ここで、EVMがしきい値P以上であり(S14のY)、かつ、RSSIがしきい値Q以上である場合(S16のY)、初期値設定部36は、パラメータBを初期値として選択する。一方、EVMがしきい値Pよりも小さい場合(S14のN)、もしくは、RSSIがしきい値Qよりも小さい場合(S16のN)、初期値設定部36は、パラメータAを初期値として選択する(S20)。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施形態において、図1の受信ウエイトベクトル導出部18にてRLSアルゴリズムが使用されるとして説明したが、これ以外の適応アルゴリズム、たとえば、LMSアルゴリズムなどが用いられてもよい。この場合であっても前述と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施形態にかかる基地局装置の構成例を示す図である。 図1の受信ウエイトベクトル導出部の構成例を示す図である。 図2の初期値設定部において設定される際に参照されるテーブルを示す図である。 図1の基地局装置における第1の受信性能の例を示す図である。 図1の基地局装置における第2の受信性能の例を示す図である。 図3の初期値設定部の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 基地局装置、 12 アンテナ、 14 スイッチ、 16 受信RF部、 18 受信ウエイトベクトル導出部、 20 受信側乗算器、 22 合成部、 24 ベースバンド処理部、 26 送信ウエイトベクトル設定部、 28 送信側乗算器、 30 送信RF部、 32 適応アルゴリズム実行部、 34 干渉量推定部、 36 初期値設定部、 40 受信系、 50 送信系、 110 空間分割多重欄、 120 ユーザ欄、 130 干渉量欄、 140 パラメータ欄、 150 初期値欄。

Claims (5)

  1. 空間分割多重すべき端末装置に対する信号ごとに、所定の適応アルゴリズムを用いて、ウエイト係数を導出するウエイト係数導出部と、
    前記ウエイト係数導出部によって導出されたウエイト係数を用いて、信号の指向性パターンを制御する指向性制御部と、
    を備え、
    前記ウエイト係数導出部は、複数の端末装置に対する信号を空間分割多重する場合、もしくは、空間分割多重しなくても干渉量が所定値以上である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値を使用し、空間分割多重せずに干渉量が所定値未満である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値とは異なる第2の初期値を使用することを特徴とする基地局装置。
  2. 端末装置からの受信信号の信号強度を測定する信号強度測定部と、
    前記端末装置からの受信信号のEVM(Error Vector Magnitude)値を測定するEVM測定部と、
    前記信号強度測定部によって測定された信号強度と、前記EVM測定部によって測定されたEVM値とをもとに、干渉量を推定する干渉量推定部と、
    をさらに備え、
    前記ウエイト係数導出部は、前記干渉量推定部によって導出された干渉量にしたがって、ウエイト係数を導出することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記干渉量推定部は、信号強度が信号強度に関するしきい値よりも大きく、かつ、EVM値がEVM値に関するしきい値よりも大きい場合、干渉量は所定値以上であると判定することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 空間分割多重すべき端末装置に対する信号ごとに、所定の適応アルゴリズムを用いて、ウエイト係数を導出するステップと、
    導出されたウエイト係数を用いて、信号の指向性パターンを制御するステップと、
    を含み、
    導出するステップは、複数の端末装置に対する信号を空間分割多重する場合、もしくは、空間分割多重しなくても干渉量が所定値以上である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値を使用し、空間分割多重せずに干渉量が所定値未満である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値とは異なる第2の初期値を使用することを特徴とする指向性制御方法。
  5. 空間分割多重すべき端末装置に対する信号ごとに、所定の適応アルゴリズムを用いて、ウエイト係数を導出するステップと、
    導出されたウエイト係数を用いて、信号の指向性パターンを制御するステップと、
    を含み、
    導出するステップは、複数の端末装置に対する信号を空間分割多重する場合、もしくは、空間分割多重しなくても干渉量が所定値以上である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値を使用し、空間分割多重せずに干渉量が所定値未満である場合、前記適応アルゴリズムに第1の初期値とは異なる第2の初期値を使用することを特徴とするコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2013520142A (ja) * 2010-02-17 2013-05-30 クゥアルコム・インコーポレイテッド 基地局での周波数オフセットの補償

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