JP2009081499A - 板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】長さの制約を受ける板状バネのバネ付勢力を高めるともに、その厚さを可及的に薄くする。
【解決手段】始端位置にある時には、スライダー5は板状バネ10により保持され、スライダー5のスライドと連動して板状バネ10が押され、板状バネ10が最も縮んだ状態を過ぎると、スライダー5は、板状バネ10によって開放方向へ付勢され、全開位置で保持される。蓋体部3は、金属板などからなる板状バネ10で付勢され、板状バネ10が介在するベース4とスライダー5との隙間を可及的に狭く設定することができるとともに、縦片11に屈曲部15を形成することにより、板状バネ10が最も縮んだ状態において、縦片11とリング状部13との干渉を回避できる。
【選択図】図2
【解決手段】始端位置にある時には、スライダー5は板状バネ10により保持され、スライダー5のスライドと連動して板状バネ10が押され、板状バネ10が最も縮んだ状態を過ぎると、スライダー5は、板状バネ10によって開放方向へ付勢され、全開位置で保持される。蓋体部3は、金属板などからなる板状バネ10で付勢され、板状バネ10が介在するベース4とスライダー5との隙間を可及的に狭く設定することができるとともに、縦片11に屈曲部15を形成することにより、板状バネ10が最も縮んだ状態において、縦片11とリング状部13との干渉を回避できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、直線方向に開閉可能にスライドさせる板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機、特に、本体部に対して蓋体部をスライドさせて開閉させる携帯電話機において蓋体部を格納・開方向に付勢させる板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機に関するものである。
例えば携帯電話機において、操作キーや送話部を備えた本体部と、液晶表示画面や受話部を備えた蓋体部とを有し、本体部側に設けたベースの上面に、蓋体部に設けたスライダーを重ね合わせ、ベースに設けたガイド機構に沿わせてスライダーをスライド自在に案内することによって、蓋体部を直線方向にスライドさせる携帯電話機が知られている。このようなスライド機構を備えた携帯電話機は、スライダーとベースとの間に弾性手段を介在させ、この弾性手段によって、スライダーが格納位置で保持され、弾性手段の付勢力に抗してスライダーを所定位置まで手動によりスライドさせると、所定位置を越えた時点でスライダーが弾性手段の弾性力によって開方向に付勢されるように構成され、従来、この種のスライド機構を備えた携帯電話に用いられる弾性手段として特許文献1、特許文献2などではコイルバネを用い、特許文献3、特許文献4などではトーションバネを用いたものが公知である。さらに、携帯電話に組み込まれたカメラのレンズを覆うスライドカバーの弾性手段としてバネ材を用いるものとして、特許文献5ではトーションバネのアーム部を波形状に屈曲させた構造のもの、あるいは特許文献6で示すように、トーションバネを平面視でW字状に形成することによって、トーションバネのアーム部が直線的な構造に比べてスライドカバーのスライド量を大きく設定できるように構成したものが公知である。
ところで、前記スライド機構を備えた携帯電話機に用いられる弾性手段は、構造的にベースとスライダーの間に設けられているため、極力、薄形化することが望ましい。しかし、特許文献1、2などのようなコイルバネは、コイル部分を薄形化することが難しいばかりでなく、コイル部分とベース及びスライダーとが接触しないようにクリアランスも必要となるため、スライド機構、ひいては携帯電話機の薄形化が困難となる。一方、特許文献3、4などのようにトーションバネは、強いトルク(バネ圧)を発生させるためには、トーションバネの線径を太く、かつ、バネ部の巻き回し数も多く必要となるため、やはりある程度、バネ部の高さが必要となるから、スライド機構の薄形化の妨げとなる。また、特許文献5、特許文献6に示すトーションバネのアーム部を波形状に屈曲させた構造のもの、あるいは特許文献6で示すように、トーションバネを平面視でW字状に形成するものについても、結局、一周巻き回したループ部(バネ部)を形成することから、トーションバネの厚み(高さ)は、トーションバネの素材を構成する線状又は薄板の厚さが全体として二倍となるから、スライド機構の薄形化の点で依然として課題が残る。特に、近年の携帯電話機は、蓋体部に備える液晶表示画面が大形化する傾向にあるとともに、カメラ機能などの付加機能も増えることから蓋体部の重さも増加し、蓋体部を付勢させる弾性手段は、バネ付勢力がより強いものが要求され、かつ、薄形化することが要求される。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、スライド機構を極力、薄形化できるとともに、強い力でスライダーを安定的に付勢することができる板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の板状バネは、平面内で弾性的に伸縮する板状バネであり、該板状バネは、該平面内の一つの方向に弾性的に伸縮する連続した蛇行状の波形部と、この波形部の両端部に位置した取付部とを備え、該波形部は前記板状バネの前記一つの伸縮方向と交差した方向で略平行に並設された複数の縦片部と、それらの隣接した2本の縦片部の各端部を交互に折り返して連続させるターン部から成り、前記取付部は外部機器に該板状バネを枢支するためリング状部を形成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、板状バネが、平面内で弾性的に伸縮する波形部から構成されているから、素材自体の厚さのまま平面的に連続する板状バネを形成することができる。
本発明の請求項2記載の板状バネは、前記縦片には、前記波形部が縮んだ際に、前記リング状部との追突を迂回する屈曲部が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の構成により、板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、板状バネは、最大荷重を受けることになり、その弾性復元力が板状バネの付勢力となる。この板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、リング状部を迂回する屈曲部によって、そのリング状部と縦片との干渉を避けることが可能となる。
本発明の請求項3記載の板状バネは、前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、縦片の中央部を細く形成することで、よりリング状部と縦片との干渉を避けることが可能となる。
本発明の請求項4記載の板状バネは、前記板状バネは、帯状の板材から打ち抜いて蛇行状の波形部及びリング状部を成形したことを特徴とする。
請求項4の構成により、薄板帯状の板材を打ち抜くことによって、素材自体の厚さのまま平面的に連続する板状バネを成形できる。
本発明の請求項5記載のスライド機構は、板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、前記弾性手段によって前記スライダーが収縮位置で保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴ってスライダーを伸長方向に付勢するように構成したスライド機構において、前記弾性手段が板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させてスライダーを収縮・伸長方向に付勢したことを特徴とする。
請求項5の構成により、スライダーがベースの始端位置(格納位置)にある時には、板状バネの波形部が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)であり、スライダーは始点保持部材によって位置規制され、かつ、板状バネによって始端位置に付勢保持された状態で保持される。この状態から、スライダーをスライドさせると、スライダーのスライド移動に伴って板状バネの波形部が幅方向に押され、板状バネの取付部を枢支するボス部間が最短距離となった位置が板状バネの波形部が最も縮んだ状態となる。この板状バネの波形部が最も縮んだ状態からさらにスライダーを開放方向にスライドさせていくと、スライダー側の枢支部の移動により、板状バネの波形部が変位してスライダーには板状バネの波形部が伸びる弾性復元力が作用する。これにより、スライダーは板状バネの付勢力によって開放方向へ付勢され、スライダーは自動的にスライドし、板状バネの波形部が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)でスライダーの全開位置となる。
本発明の請求項6記載のスライド機構は、前記波形部は、並設する複数の縦片と、その各縦片の一端部を交互に折り返して隣接する各縦片を連結するターン部とを有するとともに、前記取付部が前記ベースとスライダーに枢支するためのリング状に形成され、前記縦片には、前記波形部が縮んだ際、前記取付部を迂回するための屈曲部が形成されていることを特徴とする。
請求項6の構成により、スライダーのスライド移動に伴って板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、板状バネは、最大荷重を受けることになり、その弾性復元力がスライダーの付勢力となるから、その付勢力を高めるためには、板状バネの波形部が最も縮んだ状態でより多くの縦片のターン数を確保することが重要となる。一方、スライダーのスライド動作に連動して板状バネの波形部が変位する構造上、板状バネの両端にはベースとスライダーに枢支するための取付部は、構造的にリング状となるから、板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、リング状の取付部を迂回する屈曲部によって、その取付部と縦片との干渉を避けることが可能となる。
本発明の請求項7記載のスライド機構は、前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したことを特徴とする。
請求項7の構成により、板状バネの波形部が最も縮んだ状態において、縦片の中央部を細く形成することで、より板状バネの取付部と縦片との干渉を避けることが可能となる。
本発明の請求項8記載のスライド機構を備えた携帯電話機は、板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、前記板状のベースを携帯電話機の本体部に取り付け、前記板状のスライダーを携帯電話機の蓋体部に取り付けるようにし、前記本体部にはテンキー等の操作スイッチ群を設け、前記蓋体部には液晶ディスプレイ等の表示手段を設け、前記スライド機構により、前記スライダーが収縮位置で保持されると前記蓋体部は格納位置に保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴って前記蓋体部を開方向に付勢するように構成しており、前記弾性手段は板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させて携帯電話の前記蓋体部を格納・開方向に付勢したことを特徴とする。
請求項8の構成により、携帯電話機の蓋体部(スライダー)が携帯電話機の本体部(ベース)の始端位置(格納位置)にある時には、板状バネの波形部が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)であり、蓋体部は始点保持部材によって位置規制され、かつ、板状バネによって始端位置に付勢保持された状態で保持される。この状態から、蓋体部をスライドさせると、蓋体部のスライド移動に伴って板状バネの波形部が幅方向に押され、板状バネの取付部を枢支するボス部間が最短距離となった位置が板状バネの波形部が最も縮んだ状態となる。この板状バネの波形部が最も縮んだ状態からさらに蓋体部を開放方向にスライドさせていくと、スライダー側の枢支部の移動により、板状バネの波形部が変位して蓋体部には板状バネの波形部が伸びる弾性復元力が作用する。これにより、蓋体部は板状バネの付勢力によって開放方向へ付勢され、蓋体部は自動的にスライドし、板状バネの波形部が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)で蓋体部の全開位置となる。
本発明の請求項1記載の板状バネによれば、平面内で弾性的に伸縮する板状バネであり、該板状バネは、該平面内の一つの方向に弾性的に伸縮する連続した蛇行状の波形部と、この波形部の両端部に位置した取付部とを備え、該波形部は前記板状バネの前記一つの伸縮方向と交差した方向で略平行に並設された複数の縦片部と、それらの隣接した2本の縦片部の各端部を交互に折り返して連続させるターン部から成り、前記取付部は外部機器に該板状バネを枢支するためリング状部を形成したものであるから、平面的に連続する厚さを有する板状バネを形成でき、板状バネの薄形化を図ることができるとともに、付勢力の強い板状バネとすることができる。
本発明の請求項2記載の板状バネによれば、前記縦片には、前記波形部が縮んだ際に、前記リング状部との追突を迂回する屈曲部が形成されているから、波形部が縮んだ状態において、板状バネの両端に形成するリング状部と各縦片との干渉を防止することによって、長さに制約される部位に用いる板状バネにおいて、リング状部間に並設する板状バネの縦片の数を増やして板状バネの付勢力を高めることができる。
本発明の請求項3記載の板状バネによれば、前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したものであるから、波形部が縮んだ状態において、板状バネの両端に形成するリング状部と各縦片との干渉をより確実に防止することができる。
本発明の請求項4記載の板状バネは、前記板状バネは、帯状の板材から打ち抜いて蛇行状の波形部及びリング状部を成形したものであるから、薄い帯状の金属板などを打ち抜き加工して板状バネを極めて薄く成形することができる
本発明の請求項5記載のスライド機構によれば、板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、前記弾性手段によって前記スライダーが収縮位置で保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴ってスライダーを伸長方向に付勢するように構成したスライド機構において、前記弾性手段が板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させてスライダーを収縮・伸長方向に付勢したものであるから、スライダーはベースに対して板状バネの付勢力によって、波形部が最も縮んだ位置を境界として格納・開方向に付勢されることから、スライダーをセミオートで開閉されることが可能であるとともに、スライダーを付勢する板状バネは、薄い金属製の帯板などを打ち抜き加工して極めて薄く成形することができるため、ベースとスライダーとの隙間を可及的に狭く設定することができる。
本発明の請求項6記載のスライド機構によれば、前記波形部は、並設する複数の縦片と、その各縦片の一端部を交互に折り返して隣接する各縦片を連結するターン部とを有するとともに、前記取付部が前記ベースとスライダーに枢支するためのリング状に形成され、前記縦片には、前記波形部が縮んだ際、前記取付部を迂回するための屈曲部が形成されているものであるから、波形部が縮んだ状態において、板状バネの両端に形成するリング状の取付部と各縦片との干渉を防止することができ、長さに制約される板状バネにおいて、取付部の間に並設する板状バネの縦片の数を増やして板状バネによるスライダーの付勢力を高めることができる。
本発明の請求項7記載のスライド機構によれば、前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したものであるから、波形部が縮んだ状態において、板状バネの両端に形成するリング状の取付部と各縦片との干渉をより確実に防止することができる。
本発明の請求項8記載のスライド機構を備えた携帯電話機によれば、板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、前記板状のベースを携帯電話機の本体部に取り付け、前記板状のスライダーを携帯電話機の蓋体部に取り付けるようにし、前記本体部にはテンキー等の操作スイッチ群を設け、前記蓋体部には液晶ディスプレイ等の表示手段を設け、前記スライド機構により、前記スライダーが収縮位置で保持されると前記蓋体部は格納位置に保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴って前記蓋体部を開方向に付勢するように構成しており、前記弾性手段は板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させて携帯電話の前記蓋体部を格納・開方向に付勢したものであるから、スライダー機構の薄形化により、スライド機構を備えた携帯電話機の薄形化を図ることができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の一実施例を示し、図1は本発明の一実施例を示す携帯電話機の平面図、図2はスライド機構の分解斜視図、図3はスライド機構の組み付け状態を示す斜視図、図4はスライド機構のガイド機構を示す断面図、図5はスライド機構を示す断面図、図6は板状バネを示す斜視図、図7はスライド機構の動作を説明する斜視図、図8はスライドした状態を示す携帯電話機の透視斜視図である。
図1に示すように携帯電話機1は、操作スイッチ群2Aなどを備える本体部2と、液晶ディスプレイ等の表示手段3Aなどを備える蓋体部3とで構成され、その本体部2側にスライド機構を構成するベース4を固定し、蓋体部3側にはスライダー5が固定されている。スライダー5はベース4の表面に重ね合わせて配置され、かつ、スライダー5がガイド機構によってベース4の長手方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。前記ガイド機構は、図4に示すようにベース4の両側にコ字形に折り曲げた左右一対のガイドレール6と、スライダー5の両側からL字状に折曲した左右一対の折曲片7とで構成されている。また、スライダー5の折曲片7は、この折曲片7を被覆するカバー8がインサート成形などによって一体化されている。このカバー8は潤滑性に優れたPOM(ポリアセタール樹脂)から成り、このカバー8をガイドレール6に嵌め入れてベース4に沿ってスライダー5をスライド自在に案内している。また、スライダー5の折曲片7を被覆するカバー8をベース4のガイドレール6に嵌め入れることによって、ベース4とスライダー5との間の弾性手段が介在する隙間tを確保している。
前記弾性手段は平面内の一つの方向に弾性的に伸縮する板状バネ10で構成され、金属製の帯板をプレス加工などで打ち抜いて一体成形している。この板状バネ10は、図2に示すように、前記板状バネ10の伸縮方向に対して交差方向に並設する複数の縦片11の一端部を交互に折り返して隣接する縦片11が蛇行状に連続した波形部12と、この波形部12の両端部に位置して前記ベース4とスライダー5に枢支するためにリング状に形成された取付部であるリング状部13とから構成されている。また、縦片11は比較的、狭いピッチで相互にほぼ平行するように折り返して形成され、その最も外側に位置する縦片11の端部に形成した前記リング状部13を前記ベース4とスライダー5とに形成されるボス部14に回動自在に枢支している。このため、リング状部13と、このリング状部13に隣接する縦片11とは、前記波形部12が縮んだ際、前記リング状部13が隣接する縦片11に干渉し、そのリング状部13と隣接する左右両側の縦片11との間隔が狭いことから、縦片11とリング状部13とが当って波形部12の縮み幅が狭くなってしまう。このため、リング状部13と縦片11との干渉を防止する目的で縦片11の中央は前記リング状部13との追突を迂回する屈曲部15が形成されている。この屈曲部15は、リング状部13との干渉を避けることを目的とするものであるから、左右両側の縦片11から内側の縦片11に向かって次第に緩やかとなり、全体として左右対称に形成される。なお、本実施例においては、11本の縦片11が並んで波形部12を構成し、左右両側に位置する6本(片側3本づつ)の縦片11の中央部に位置して屈曲部15が形成され、内側5本の縦片11には屈曲部15が形成されていない。また、各縦片11は、折り返すターン部16の幅aより、各縦片11の幅bを幅狭としている。すなわち、各縦片11は、ターン部16から各縦片11の中央部に向かって次第に幅狭に形成され、各縦片11の最も幅狭な中央部の幅bよりターン部16の幅aが大きい。さらに、図6(a)に示すように、最も外側に位置する左右両側の縦片11の長さLは、その内側に位置する縦片11の長さL1より2mm(片側1mm)程度、短く形成されている。また、ベース4とスライダー5には、板状バネ10のリング状部13を枢支するボス部14が形成され、ベース4側のボス部14をかしめることによってベース4に板状バネ10を回動自在に軸支する。そして、スライダー5のカバー8をベース4のガイドレール6に嵌め入れてベース4にスライダー5を組み付ける際、スライダー5側のボス部14に板状バネ10のリング状部13を挿入する。これにより、ベース4とスライダー5に形成するボス部14間に板状バネ10が架設されるとともに、板状バネ10はスライダー5のスライド動作に連動して波形部12が変位し、スライダー5の始端位置の時にはこれを始端位置(蓋体部3の格納位置)の方向へ付勢し、スライダー5の終点位置(蓋体部3の開放位置)にはこれを終点位置の方向へ付勢するように動作するものである。
また、前記ベース4とスライダー5にはそれぞれ長方形状の開口部20、21がそれぞれ形成されており、前記スライダー5を格納位置と開放位置までスライドさせた際、前記各開口部20、21が相互に重なる共通の開口部22が形成される。この共通の開口部22は、本体部2と蓋体部3とに引き回した配線部材(図示せず)を通す挿通部として機能する。
以上のように構成されるスライダー機構の動作について説明する。図7(a)に示したように、スライダー5がベース4の始端位置にある時には、板状バネ10の波形部12が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)であり、スライダー5は板状バネ10からの付勢力を受けて始点保持部材(図示しない)によって始端位置で保持される。これにより、本体部2と蓋体部3は格納状態(CLOSE)で保持されている。
この状態から、スライダー5(蓋体部3)をスライドさせると、ベース4側のボス部14の位置は変化しないが、スライダー5側のボス部14の位置が可動することから、スライダー5のスライド移動に伴って板状バネ10の波形部12が幅方向に押され、図7(b)に示したように、板状バネ10のリング状部13を枢支するベース4とスライダー5のボス部14間の距離が最も狭い位置(CENTER)で各ボス部14が横方向に並び、板状バネ10の波形部12が最も縮んだ状態となる。この波形部12の弾性復元力によって、スライダー5は、ベース4の始端位置から波形部12が最も縮んだ位置までの間は、スライダー5が押し戻され、スライダー5はベース4の始端位置へと付勢される。
板状バネ10の波形部12が最も縮んだ状態からさらにスライダー5を開放位置へとスライドさせていくと、板状バネ10の波形部12の位置がさらに時計方向へ旋回することによって、図7(c)で示すように、スライダー5(蓋体部3)には板状バネ10の波形部12が伸びる弾性復元力が作用するため、スライダー5(蓋体部3)は開放方向へ付勢され、蓋体部3は自動的にスライドし、板状バネ10の波形部12が初期状態(伸び切った状態から適当量撓んだ状態)で終点保持部材(図示しない)によって終点位置で保持される。これにより、蓋体部3の全開位置(OPEN)で付勢保持され、蓋体部3は、板状バネ10の弾性力に抗して押し戻さなければ自然に元位置の方向へ戻ることはない。
蓋体部3を格納する場合には、図7(c)から図7(a)へと逆の手順で蓋体部3の全開位置(OPEN)から板状バネ10の弾性力に抗して蓋体部3を押し戻し、板状バネ10の波形部12の変位により、図7(b)で示す板状バネ10の波形部12が最も縮んだ位置(CENTER)で一旦、板状バネ10による弾性復元力がスライダー5に作用しなくなる。この波形部12が最も縮んだ位置を越えると、板状バネ10の波形部12の変位により、スライダー5には再び板状バネ10による弾性復元力が作用し、スライダー5(蓋体部3)が格納方向の付勢力が付与され、スライダー5はベース4の始端位置で保持される。これにより、蓋体部3が本体部2に対して格納状態(CLOSE)で保持されている。
以上のように、本実施例においては、蓋体部3は本体部2に対して板状バネ10の付勢力によって、波形部12が最も縮んだ位置(CENTER)を境界として開放方向並びに格納方向の何れの方向にも付勢されることから、蓋体部3をセミオートで開閉されることが可能である。また、蓋体部3を付勢する板状バネ10は、金属性帯板をプレス加工などで打ち抜いて一体成形することから成形加工が容易であるととともに、極めて薄く成形することができるため、ベース4とスライダー5との隙間tを可及的に狭く設定することができる。これにより、携帯電話機1の薄形化にも付与できるとともに、板状バネ10によるスライダー5の始端(格納)位置、終端(開放)位置に於ける付勢力は、ターン数、すなわち、縦片11の数が多ければ多いほど強く設定することが可能であるが、板状バネ10のターン数は、ベース4(スライダー5)の大きさによって制約される。すなわち、図7(b)で示すように、スライダー5のスライド動作に伴って、ベース4とスライダー5のボス部14が横方向に並んだ位置が板状バネ10の最も縮んだ位置であり、その各ボス部14間の長さの範囲内で、より多くの縦片11のターン数を確保することが重要となるが、板状バネ10の両端にスライダー5のボス部14に枢支するためのリング状部13を形成する必要がある。そして、本実施例では、図6(b)で示すように、板状バネ10が最も縮んだ状態において、左右両側に位置する縦片11と、その内側に位置する複数の縦片11にリング状部13との干渉を避ける屈曲部15が形成され、かつ、各縦片11が折り返すターン部16の幅aより、各縦片11の中央部の幅bを幅狭とすることにより、板状バネ10が最も縮んだ状態において、板状バネ10の両端に形成するリング状部13と各縦片11との干渉を防止することができる。これにより、長さに制約される板状バネ10において、各縦片11の数、すなわち、板状バネ10のターン数をより多く設けることが可能となり、板状バネ10によるスライダー5の始端、終端位置に於ける蓋体部3の付勢力を高めることができる。特に、近年では、蓋体部3の表示手段3Aが大形化するばかりでなく、カメラ機能などの付加機能も装備するなどに伴って蓋体部3の重量も増える傾向にあり、板状バネ10による蓋体部3の付勢力を高めることで蓋体部3を安定的に付勢保持させることができる。また、最も外側に位置する左右両側の縦片11の長さLを、その内側に位置する縦片11の長さL1より2mm程度、短く形成することによって、最も外側に位置する左右両側の縦片11のバネ力を、その内側に位置する縦片11のバネ力より弱めることができ、蓋体部3をスライドさせて波形部12に縮小方向の力が加わった際、まず、最も外側に位置する左右両側の縦片11が確実に撓むから、波形部12に加わる力が分散することなく、各リング状部13を結んだ波形部12の中央方向に力が集中する。これにより、リング状部13を結んだ波形部12の中央方向に沿って直線的に変形し易くなるから、波形部12が湾曲状に変形することなく、スムーズに変形するとともに、波形部12が垂直方向(山形)に変形することなく、スライダー5に沿って平面的に変形して蓋体部3を安定的に付勢することができる。また、前記スライダー5を格納位置と開放位置までスライドさせた際、前記本体部4とスライダー5にそれぞれ形成した開口部20、21が相互に重なり合って共通の開口部22が形成され、この開口部22から本体部2と蓋体部3とを電気的に接続する配線部材(図示せず)を通すことができるから、配線部材の引き回し作業も容易である。さらに、蓋体部3の全開位置(OPEN)と格納状態(CLOSE)での板状バネ10の波形部12は、始点保持部材と終点保持部材によって伸び切った状態から適当量撓んだ状態で保持されているから、蓋体部3の全開位置(OPEN)と格納状態(CLOSE)において、蓋体部3には板状バネ10によるバネ付勢力が加わる。したがって、蓋体部3の全開位置(OPEN)と格納状態(CLOSE)において蓋体部3のガタ付き抑えて蓋体部3の変動を防止することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、スライダー5やベース4の基本的形状やスライダー5やベース4のガイド機構の構成は前記実施例に限定されるものではなく、適宜選定すればよい。また、板状バネ10における縦片11の本数や全体形状なども前記実施例に限定されるものではない。さらに、前記実施例では、板状バネ10を金属製の帯板をプレス加工などの打ち抜きによって成形した例を示したが、樹脂などによって射出成形あるいはエッチングやレーザー加工などの機械加工で形成して形成してもよい。
1 携帯電話機
2 本体部
2A 操作スイッチ群
3 蓋体部
3A 表示手段
4 ベース
5 スライダー
6 ガイドレール(ガイド機構)
7 折曲片(ガイド機構)
10 板状バネ(弾性手段)
11 縦片
12 波形部
13 リング状部(取付部)
15 屈曲部
16 ターン部
a ターン部の幅
b 最も幅狭な縦片の幅
2 本体部
2A 操作スイッチ群
3 蓋体部
3A 表示手段
4 ベース
5 スライダー
6 ガイドレール(ガイド機構)
7 折曲片(ガイド機構)
10 板状バネ(弾性手段)
11 縦片
12 波形部
13 リング状部(取付部)
15 屈曲部
16 ターン部
a ターン部の幅
b 最も幅狭な縦片の幅
Claims (8)
- 平面内で弾性的に伸縮する板状バネであり、該板状バネは、該平面内の一つの方向に弾性的に伸縮する連続した蛇行状の波形部と、この波形部の両端部に位置した取付部とを備え、該波形部は前記板状バネの前記一つの伸縮方向と交差した方向で略平行に並設された複数の縦片部と、それらの隣接した2本の縦片部の各端部を交互に折り返して連続させるターン部から成り、前記取付部は外部機器に該板状バネを枢支するためリング状部を形成したことを特徴とする板状バネ。
- 前記縦片には、前記波形部が縮んだ際に、前記リング状部との追突を迂回する屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の板状バネ。
- 前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の板状バネ。
- 前記板状バネは、帯状の板材から打ち抜いて蛇行状の波形部及びリング状部を成形したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の内の一つの請求項に記載の板状バネ。
- 板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、前記弾性手段によって前記スライダーが収縮位置で保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴ってスライダーを伸長方向に付勢するように構成したスライド機構において、前記弾性手段が板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させてスライダーを収縮・伸長方向に付勢したことを特徴とするスライド機構。
- 前記波形部は、並設する複数の縦片と、その各縦片の一端部を交互に折り返して隣接する各縦片を連結するターン部とを有するとともに、前記取付部が前記ベースとスライダーに枢支するためのリング状に形成され、前記縦片には、前記波形部が縮んだ際、前記取付部を迂回するための屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項5記載のスライド機構。
- 前記各縦片は、ターン部から各縦片の中央部に向かって幅狭に形成したことを特徴とする請求項6記載のスライド機構。
- 板状のベースとこのベースの上面側に重ね合わせた板状のスライダーと、このスライダーの板状面を前記ベースの板状面に沿ってスライドさせるガイド機構と、前記スライダーの板状面とベースの板状面との間に介在して前記スライダーを付勢させる弾性手段とを備え、
前記板状のベースを携帯電話機の本体部に取り付け、前記板状のスライダーを携帯電話機の蓋体部に取り付けるようにし、前記本体部にはテンキー等の操作スイッチ群を設け、前記蓋体部には液晶ディスプレイ等の表示手段を設け、
前記スライド機構により、前記スライダーが収縮位置で保持されると前記蓋体部は格納位置に保持されるとともに、前記スライダーの摺動動作に伴って前記蓋体部を開方向に付勢するように構成しており、
前記弾性手段は板状バネから成り、この板状バネは、可撓性を有して蛇行状に連続した波形部と、この波形部の両端部に位置して前記ベースと前記スライダーとにそれぞれ枢支される取付部とを備え、前記スライダーの収縮・伸長動作に伴って前記波形部を伸縮させて携帯電話の前記蓋体部を格納・開方向に付勢したことを特徴とするスライド機構を備えた携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007247246A JP2009081499A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | 板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007247246A JP2009081499A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | 板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009081499A true JP2009081499A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40655959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007247246A Pending JP2009081499A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | 板状バネ、スライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009081499A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124893U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-14 | ソニー株式会社 | 回動付勢機構 |
-
2007
- 2007-09-25 JP JP2007247246A patent/JP2009081499A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124893U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-14 | ソニー株式会社 | 回動付勢機構 |
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