JP2009081212A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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弘明 藤原
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愼悟 吉岡
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Abstract

【課題】環境負荷を低減しつつ、従来よりも微細かつ信頼性の高い回路が形成されたプリント配線板を製造することができるプリント配線板の製造方法を提供する。
【解決手段】プリント配線板の製造方法に関する。絶縁樹脂1で基材3を形成する。この基材3の表面をレジスト6で被覆する。このレジスト6を貫通してこの基材3に溝4を形成する。少なくとも溝4の内面にめっき核2を付着させる。レジスト6を除去する。その後、無電解めっき処理によって溝4に回路5を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられるプリント配線板を製造する方法に関するものである。
電子機器の高性能化を図るためにはプリント配線板に形成される回路5の微細化が必要とされるが、従来、このような微細回路を形成するにあたっては、図3のようなセミアディティブ法(SAP:semi-additive process)が使用されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
この方法ではまず図3(a)(b)のように、絶縁樹脂1で形成された基材3の表面を過マンガン酸処理によって粗化した後、触媒化処理によってこの粗化面7にPd(パラジウム)を析出させる。次に図3(c)のように、Pdで触媒化された表面に無電解めっき処理(化学めっき処理)を行って厚み1μm程度の無電解めっき層8を形成した後、図3(d)のように回路5を形成しない部分をめっきレジスト9で被覆する。そして、図3(e)のように無電解めっき層8を給電層として電解めっき処理を行って電解めっき層10を形成し、図3(f)のようにめっきレジスト9を除去した後、フラッシュエッチング(ソフトエッチング)を行うことによって、図3(g)のような回路5が形成されたプリント配線板を得ることができるものである。
特許流通支援チャート、[online]、[平成19年9月21日検索]、インターネット<URL:http://www.ryutu.inpit.go.jp/chart/H13/dennki04/1/pdf/1-1-4.pdf、http://www.ryutu.inpit.go.jp/chart/tokumapf.htm>
しかし、図3のようなセミアディティブ法を使用したプリント配線板の製造方法にあっては、次のような問題がある。すなわち、この方法で用いられるエッチング液などの薬液が環境負荷増大の原因となっている。また、電解めっき処理では回路5の厚みの均一化などが困難である。また、フラッシュエッチングではPdを完全に除去するのが困難であるため、回路5間にPdが残存してしまい、このPdが絶縁信頼性を低下させるので、回路5の微細化には限界がある。具体的には、従来の方法ではL(ライン)/S(スペース)=10μm/10μmが限界である。さらに、従来の方法では回路5の微細化と密着性の向上を両立させるのが困難である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、環境負荷を低減しつつ、従来よりも微細かつ信頼性の高い回路が形成されたプリント配線板を製造することができるプリント配線板の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁樹脂1で基材3を形成し、この基材3の表面をレジスト6で被覆すると共にこのレジスト6を貫通してこの基材3に溝4を形成し、少なくとも溝4の内面にめっき核2を付着させると共に無電解めっき処理によって溝4に回路5を形成した後にレジスト6を除去することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1において、レジスト6として、めっき核2が付着しないものを用いることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るプリント配線板の製造方法によれば、環境負荷を低減しつつ、従来よりも微細かつ信頼性の高い回路が形成されたプリント配線板を製造することができるものである。
請求項2に係る発明によれば、レジストにめっき核が付着しないことによって、基材の表面をレジストで被覆したまま無電解めっき処理を行うことができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、プリント配線板を製造するにあたってはまず絶縁樹脂1で図1(a)のような基材3を形成する。
ここで、絶縁樹脂1としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
そして図1(a)のように基材3を形成した後は、図1(b)のようにこの基材3の表面をレジスト6で被覆する。レジスト6としては、めっきに強いものであれば特に限定されるものではないが、例えば液状のものやフィルム状のものを用いることができ、また感光性のあるものを用いることができる。またレジスト6はアルカリ除去タイプと溶剤除去タイプに分けられるが、環境負荷の低減という観点から、アルカリ除去タイプが好ましい。
次に図1(c)のようにこのレジスト6を貫通してレーザ加工等によりこの基材3に回路形成用の溝4(トレンチ)を形成する。図示省略しているが、感光性の絶縁樹脂1を用いている場合には、溝4を形成する部分をマスクで被覆し露光した後に現像することによって、溝4を形成することができる。
このようにして溝4を形成した後は、図1(d)のように少なくとも溝4の内面にめっき核2を付着させるものであるが、溝4の内面に対するめっき核2の付着力を増加させるため、めっき核2の付着の前に溝4の内面を過マンガン酸処理によって粗化しておくのが好ましい。そしてめっき核2の付着は、例えば、基材3をキャタリスト液に浸漬させて行ったり、インクジェット、ナノインプリント、スパッタリング等によって行ったりすることができる。まためっき核2としては、Cu(銅)やPd等の金属微粒子を用いることができる。めっき核2の粒径は10nm〜1μmである。これより粒径が大きくなると、微細回路の形成が困難であると共に基材3の絶縁性を確保できなくなるおそれがある。なお、粒径を10nm未満にするのは今のところ困難である。まためっき核2の付着量は0.1〜10μg/cmであることが好ましい。
その後、図1(e)のようにレジスト6を除去した後に無電解銅めっき処理などの無電解めっき処理によって溝4に回路5を形成すると、図1(f)に示すようなプリント配線板を得ることができる。
このように、本発明ではエッチング液などの薬液は一切用いないので、環境負荷を低減することができるものである。また本発明では回路5の形成の際に電解めっき処理を行う必要がないので、回路5の厚みが不均一になるのを防止することができるものである。また本発明では溝4の内部に回路5を形成するので、基材3に対する回路5の密着性が向上し、高い信頼性を得ることができるものである。さらに本発明では溝4の形成の前に基材3の表面をレジスト6で被覆しているので、溝4以外の基材3の表面に直接めっき核2が付着するのをレジスト6で防止することができるものである。よって、回路5間の絶縁信頼性が高くなり、従来よりも微細な回路5を形成することができるものである。
図2は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、図1と同様にプリント配線板を製造するにあたってはまず絶縁樹脂1で図2(a)のような基材3を形成する。
そして図2(a)のように基材3を形成した後は、図2(b)のようにこの基材3の表面をレジスト6で被覆する。このとき、本実施形態ではレジスト6として、めっき核2が付着しないものを用いるものである。めっき核2が付着しないレジスト6としては、例えば、疎水性のレジスト6を用いることができる。
次に図2(c)のようにこのレジスト6を貫通してレーザ加工等によりこの基材3に回路形成用の溝4(トレンチ)を形成する。
このようにして溝4を形成した後は、図2(d)のように溝4の内面にめっき核2を付着させる。このとき、レジスト6の表面にはめっき核2は付着しない。なお、溝4の内面に対するめっき核2の付着力を増加させるため、めっき核2の付着の前に溝4の内面を過マンガン酸処理によって粗化しておくのが好ましい。
その後、図2(e)のように無電解銅めっき処理などの無電解めっき処理によって溝4に回路5を形成した後にレジスト6を除去すると、図2(f)に示すようなプリント配線板を得ることができる。
本実施形態では図1に示す実施形態と同様の効果を得ることができるほか、次のような効果も得ることができる。すなわち、図1に示す実施形態では図1(d)のようにレジスト6の表面にめっき核2が付着しているおそれがあるので、このまま無電解めっき処理を行うことはできない。しかし、図2に示す実施形態では図2(d)のようにレジスト6にはめっき核2が付着していないので、図2(e)のように溝4の内部のみに無電解めっき層8が形成されるものである。つまり、本実施形態ではレジスト6にめっき核2が付着しないことによって、基材3の表面をレジスト6で被覆したまま無電解めっき処理を行うことができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)〜(f)は断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、(a)〜(f)は断面図である。 従来の技術の一例を示すものであり、(a)〜(g)は断面図である。
符号の説明
1 絶縁樹脂
2 めっき核
3 基材
4 溝
5 回路
6 レジスト

Claims (2)

  1. 絶縁樹脂で基材を形成し、この基材の表面をレジストで被覆すると共にこのレジストを貫通してこの基材に溝を形成し、少なくとも溝の内面にめっき核を付着させると共にレジストを除去した後に無電解めっき処理によって溝に回路を形成することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. レジストとして、めっき核が付着しないものを用いることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板の製造方法。
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