JP2009079531A - 流体機械 - Google Patents

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憲幸 小林
Hitomi Shibata
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Abstract

【課題】小型化を実現しつつ絶縁性能を確実に向上することができる流体機械を提供する。
【解決手段】回転軸(16)の外周に固定されるロータ(18)、及びロータの外周側に配されて密閉容器(2)の内側に固定されると共に通電されるコイル(20)を有するステータ(22)からなる電動機(14)と、回転軸の一端側に連結され、電動機により駆動されて潤滑油を含む作動流体の吸入から吐出までの一連のプロセスを行うスクロールユニット(44)と、回転軸の他端側を回転自在に支持する軸受(26)と、軸受と電動機との間にて密閉容器の内側に固定され、軸受が第1のボルト(72)及び第1のナット(68)にて締結されるフレーム(36)とを備えた流体機械(1)であって、第1のボルトは、その第1の頭部(72a)がフレームに当接してステータ側に位置づけられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体機械に係り、詳しくは、冷凍空調機やヒートポンプ式給湯機に好適な流体機械に関する。
この種の流体機械、例えば密閉型のスクロール圧縮機は、密閉容器内を延びる回転軸と、回転軸の外周に固定されるロータ、及びこのロータの外周側に配されて密閉容器の内側に固定されると共に通電されるコイルを有するステータからなる電動モータと、回転軸の上端側に連結され、電動モータにより駆動されて潤滑油を含む冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを行うスクロールユニットと、回転軸の下端側を回転自在に支持する副軸受と、副軸受と電動モータとの間にて密閉容器の内側に固定され、副軸受がボルト締結される副軸フレームと、回転軸の下端側に装着され、副軸受を介して副軸フレームにボルト締結され、回転軸に穿設された油路に潤滑油を吐出するポンプのケース及びカバーとを備えている。
そして、副軸受及びポンプの副軸フレームへのボルト締結は、それぞれ第1のボルト、第2のボルトをポンプの下側から電動モータ側に向けて挿通させ、副軸フレームの電動モータ側に溶接される各溶接ナットに螺合して締結することにより行われる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3876670号公報
ところで、上記従来技術では、第1及び第2のボルトで締結する対象が異なることにより、これらのボルト長も異なるのが一般的であり、ステータと第1及び第2のボルトとの各離間距離も異なることとなるが(例えば、特許文献1の図3参照)、これら離間距離は少なくともステータからの所定の絶縁距離以上に長く設定する必要がある。
しかしながら、上記従来技術では、第1ボルトと第2ボルトとを互いに入れ替えて締結する誤組み付けが発生すると、いずれかのボルトとステータとの離間距離が上記絶縁距離未満に短くなり、圧縮機の絶縁性能を確保できなくなるおそれがある。
また、このような誤組み付け等を想定した上で絶縁距離を確保するためには、各ボルトとステータとの離間距離を予め長く設定せざるを得ず、これより圧縮機の全長が伸びてその小型化を実現することができないとの問題もある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、小型化を実現しつつ絶縁性能を確実に向上することができる流体機械を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の流体機械は、密閉容器内を延びる回転軸と、回転軸の外周に固定されるロータ、及びロータの外周側に配されて密閉容器の内側に固定されると共に通電されるコイルを有するステータからなる電動機と、回転軸の一端側に連結され、電動機により駆動されて潤滑油を含む作動流体の吸入から吐出までの一連のプロセスを行うスクロールユニットと、回転軸の他端側を回転自在に支持する軸受と、軸受と電動機との間にて密閉容器の内側に固定され、軸受が第1のボルト及び第1のナットにて締結されるフレームとを備えた流体機械であって、第1のボルトは、その第1の頭部がフレームに当接してステータ側に位置づけられることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、請求項1において、回転軸の他端側に装着され、軸受を介してフレームに第2のボルト及び第2のナットにて締結され、回転軸に穿設された油路に潤滑油を吐出するポンプのアッセンブリを更に備え、第2のボルトは、その第2の頭部がフレームに当接してステータ側に位置づけられると共に第1の頭部と略同一高さを有することを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、請求項2において、第1及び第2のボルトの各ボルト長は略同一長さを有することを特徴としている。
更にまた、請求項4記載の発明では、請求項2または3において、第1及び第2のボルトは、それぞれの第1及び第2の頭部が薄板からなる溶接ボルトであることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の流体機械によれば、軸受をフレームに締結する第1のボルトは、その第1の頭部がフレームに当接して電動機のステータ側に位置づけられる。これにより、第1のボルトのボルト長やその第1のナットへの螺進具合に拘わらず、ステータと第1のボルトとの離間距離をこれらの絶縁距離を確保しつつ一定に保持することができるため、流体機械の絶縁性能を向上することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、軸受を介してポンプのアッセンブリをフレームに締結する第2のボルトは、その第2の頭部がフレームに当接してステータ側に位置づけられると共に、第1のボルトの第1の頭部と略同一高さを有する。これにより、ステータとそれぞれ第1ボルト、第2のボルトとの各離間距離を共通にすることができるため、第1及び第2のボルトが異なるボルト長を有し、第1ボルトと第2ボルトとを互いに入れ替えて締結する誤組み付けが発生した場合であっても、ステータとそれぞれ第1及び第2のボルトとの絶縁距離は不変となり、流体機械の絶縁性能を更に向上することができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、第1及び第2のボルトの各ボルト長は略同一長さを有することにより、第1ボルトと第2ボルトとを互いに入れ替えて締結する誤組み付けを気にすることなく、また、部品の共通化をも図ることができるため、流体機械の生産性を向上しつつ、その絶縁性能を向上することができる。
更にまた、請求項4記載の発明によれば、第1及び第2のボルトは、それぞれの前記第1及び前記第2の頭部が薄板からなる溶接ボルトであることにより、ステータとそれぞれ第1及び第2のボルトとの各離間距離をこれらの絶縁距離を確保しつつ極力小さくすることができるため、流体機械の全長を更に短くすることができる。従って、流体機械の小型化を実現しつつ、その絶縁性能を向上することができる。
以下、図面により本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るスクロール型流体機械の一例として、密閉型のスクロール圧縮機を示している。この圧縮機1は、冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などの冷凍回路に組み込まれ、当該回路は作動流体の一例である二酸化炭素冷媒(以下、冷媒という)が循環する経路を備え、圧縮機1は経路から冷媒を吸入し、圧縮して経路に向けて吐出する。
圧縮機1はハウジング2を備え、ハウジング2の胴部4の上側、下側にはそれぞれ上蓋部6、下蓋部8が気密に内嵌され、胴部4の内部は密閉されて冷媒の吐出圧が作用している。胴部4の適宜位置には上記回路から取り込んだ冷媒を吸入する吸入管10が接続され、上蓋部6の適宜位置にはハウジング2内の圧縮冷媒を上記回路へ吐出する吐出管12が接続されている。
胴部4内には電動モータ(電動機)14が収容され、このモータ14内には回転軸16が配置されている。詳しくは、モータ14は、永久磁石を有するロータ18が回転軸16の外周側に固定され、このロータ18の外周側には電機子巻線(コイル)20を有するステータ22が配置されている。ステータ22の外周側は、胴部4の内側に固定され、電機子巻線20に通電されると、ロータ18は電機子巻線20で発生した磁界により回転軸16と一体に回転する。この際、回転軸16の上端側は軸受を介して主軸フレーム24に回転自在に支持され、主軸フレーム24は胴部4の内側に固定されている。
一方、回転軸16の下端側は副軸受(軸受)26を介して回転自在に支持され、回転軸16の下端側にはオイルポンプ(ポンプ)28が装着されている。
当該ポンプ28は、例えばトロコイド式のポンプであって、回転軸16の下端側と連結されるインナロータとその外周に噛合されるアウタロータとからなるロータユニット30が副軸受26の下面に形成される凹部26aに収容されている。
ロータユニット30は、その下側からポンプケース32にて支持され、ポンプケース32の下側は潤滑油の吸入管を一体に有するポンプカバー34で覆われており、これらポンプケース32、及びポンプカバー34からなるポンプ28のアッセンブリは、胴部4の内側に固定された副軸フレーム(フレーム)36に副軸受26と共に一括してボルト(第2のボルト)38で締結されている。
そして、ポンプ28は、下蓋部8の内側に形成された貯油室40内の潤滑油を吸引し、吸引された潤滑油は回転軸16内を軸線方向に穿設される油路42を上昇し、回転軸16の上端からモータ14やスクロールユニット44、軸受等に供給され、これらの摺動部分の潤滑及びシールを実施する。このとき、冷媒の吐出圧が貯油室40の潤滑油の油面に作用することも油路42における潤滑油の上昇に寄与する。更に、副軸受26の適宜位置には図示しない潤滑油の導入口が形成され、この導入口を介して圧縮機1内の摺動部分に供給された潤滑油は貯油室40に戻される。
上記スクロールユニット44は胴部4内においてモータ14の上方に配置され、冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施する。
当該ユニット44は、可動スクロール46及び固定スクロール48から構成され、これらスクロール46,48はそれぞれ鏡板46a,48aを備え、鏡板46aには鏡板48aに向けて延びる渦巻きラップが一体形成され、鏡板48aにも鏡板46aに向けて延びる渦巻きラップが一体形成されている。
そして、これら渦巻きラップが互いに協働し、鏡板48aの外周側に内設されると共に吸入管10と連通する図示しない吸入室から冷媒を吸入して圧縮室を形成する。圧縮室は、固定スクロール48に対する可動スクロール46の公転旋回運動により、渦巻きラップの中心に向けて移動しながら、その容積を減少させて上記一連のプロセスを実施する。
可動スクロール46は、その自転が図示しない自転阻止ピンにより阻止され、鏡板46aの背面46bと対向する主軸フレーム24の台座面24a上を公転旋回運動する。
可動スクロール46に公転旋回運動を付与するため、鏡板46aの背面40b側にはボス50が突出して形成され、それに対向する回転軸16の上端側には偏心軸52が一体形成されており、ボス50は軸受を介して偏心軸52に回転自在に支持されている。
一方、固定スクロール48は、主軸フレーム24に固定され、鏡板48aの背面48b側に形成される冷媒の吐出室54を圧縮室と区画している。更に、固定スクロール48の中央部分の適宜位置には、圧縮室と吐出室54とを連通する冷媒の吐出孔56が鏡板48aを貫通して形成されており、吐出孔56は背面48b側に配置された吐出弁58により開閉される。吐出弁58は吐出ヘッド60で覆われており、吐出ヘッド60によって吐出弁58の開弁時における音が抑制される。
上述した圧縮機1によれば、回転軸16の回転に伴い、可動スクロール46が台座面24a上を公転旋回運動し、これにより吸入室の冷媒がユニット44の内方に向けて流動しながら圧縮され、圧縮された高圧冷媒が吐出孔56から吐出されてハウジング2内を循環し、循環した冷媒が吐出室54から吐出管12を通じて圧縮機1の外部へ吐出される。
一方、冷媒の吐出圧の作用と相俟ってポンプ28で汲み上げられた潤滑油は、油路42から吐出され、軸受やモータ14等を潤滑しながら回転軸16に沿ってハウジング2内を流下する一方、背面46bと台座面24aとの間の空間をシールリング62により区画して形成される背圧室64に流入し、鏡板46aの外周側を経てユニット44の内方に導かれ、ユニット44の潤滑及びシールに供される。
ところで、ボルト38は、モータ14、すなわちステータ22側から副軸フレーム36に溶接される溶接ボルトであって、薄板状の頭部(第2の頭部)38aとねじ部38bとから形成されている。
以下、ボルト38による副軸フレーム(以下、単にフレームという)36に対する副軸受(以下、単に軸受という)26及びポンプ28の締結手順について詳しく説明する。
フレーム36、軸受26、ポンプケース32、ポンプカバー34には、それぞれ一括してボルト孔66が貫通されており、先ず、ボルト孔66にモータ14、すなわちステータ22側からボルト38を挿通し、例えばプロジェクション溶接等で頭部38aがフレーム36に溶接される。すなわち、頭部38aはステータ22とフレーム36との間にてフレーム36に当接して位置づけられている。
次に、軸受26、ポンプケース32、ポンプカバー34を貯油室40側からねじ部38bに順次挿通し、最後にボルト38の先端38cからナット(第2のナット)68を螺進させて締結する。こうして、ポンプ28が軸受26を介してフレーム36、ひいては胴部4に固定される。
図2には、図1のA−A方向からポンプ28及び軸受26をみたときに、ポンプカバー34に形成される2つのボルト孔66、及びこれらボルト孔66とは異なる位置で軸受26に形成される2つのボルト孔70が概略的に示されている。なお、これらボルト孔66,70以外の箇所は図の分かり易さのために省略している。
ボルト孔70は、フレーム36、軸受26のみを一括して貫通し、2つのボルト孔66が配される直線と略直交する直線上であって、これら直線同士の交点の対称位置に1つずつ配されている。
ここで、ボルト孔66に挿通されるボルト38は、軸受26を介してポンプ28をフレーム36に締結するのに対し、ボルト孔70には、ボルト38と同様の溶接ボルトであるボルト(第1のボルト)72がステータ22側から挿通され、このボルト72は、軸受26のみをフレーム36に締結している。
図3は、図2のB−B方向における縦断面図が概略的に示されており、ボルト孔66に挿通されるボルト38とボルト孔70に挿通されるボルト72とのボルト締結を比較可能になっている。
ボルト72は、その頭部(第1の頭部)72aがフレーム36にプロジェクション溶接され、ボルト72のねじ部72bには軸受26のみが挿通されてナット(第1のナット)68で締結されている。
ここで、ボルト72の頭部72aは、ボルト38の頭部38aと同様に薄板状に形成され、これら頭部72a,38aは、共に所定の微小高さHhを有しており、ステータ22と共通の離間距離Diにて離間している。この離間距離Diは、電機子巻線20に通電される電圧に応じて決定されるステータ22の電気的な絶縁距離以上に設定されている。
一方、ボルト38は、軸受26を介してポンプケース32及びポンプカバー34をフレーム36に締結可能なボルト長L1を有しており、これに対し、ボルト72は、そのボルト長L2がL1に比して若干短めに形成され、軸受26のみをフレーム36に締結可能になっている。すなわち、ボルト38はその先端38cがボルト72の先端72cに比してボルト長差Ld(=L1−L2)だけ貯油室40側に突出している。
図4は、ボルト孔66にボルト72を、ボルト孔70にボルト38を誤組み付けした状態を示している。
この場合には、ボルト長差Ldを予め小さく設定することにより、ボルト72及びナット68により軸受26を介してポンプケース32及びポンプカバー34をフレーム36に締結可能であり、また、ボルト38及びナット68により軸受26をフレーム36に締結可能であって、この場合にも、ボルト38,72は、図3の場合と変わらず、ステータ22と共通の離間距離Diにてそれぞれ離間している。
以上のように、本実施形態では、軸受26を介してポンプアッセンブリをフレーム36に締結するボルト38と、軸受26をフレーム36に締結するボルト72とは、溶接ボルトであって、これらの頭部38a,72aがフレーム36に溶接され、ステータ22側に位置づけられる。これにより、図3に示す如く、ボルト38,72がボルト長差Ldを有し、図4に示す如く、ボルト38,72を互いに入れ替えて締結する誤組み付けが発生した場合であっても、ステータ22とそれぞれボルト38,72との各離間距離Diを略一定に保持することができるため、離間距離Diを少なくともステータ22の絶縁距離以上に予め設定することにより、圧縮機1の絶縁性能を向上することができる。
また、ボルト38,72のそれぞれの頭部38a,72aが略同一の高さHhを有することにより、図4に示す如く、ボルト38,72を互いに入れ替えて締結する誤組み付けが発生した場合であっても、ステータ22とボルト38,72との各離間距離Diは不変であって、ステータ22とボルト38,72との絶縁距離を確実に確保することができるため、圧縮機1の絶縁性能を更に向上することができる。
しかも、ボルト38,72の頭部38a,72aは、一般的な溶接ボルトのそれと同様に、薄板状に形成され、ボルト孔66,72に挿通した後に、頭部38a,72aをフレーム36にプロジェクション溶接にて溶接し、貯油室40側、すなわちポンプ28の下側からねじ部38b,72bにナット68を螺合して締結される。これにより、ステータ22とボルト38,72との各離間距離Diをこれらの絶縁距離を確保しつつ極力小さくすることができるため、圧縮機1の全長を更に短くすることができ、圧縮機1の小型化を図りながらその絶縁性能を向上することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、ボルト38,72はそれぞれ異なるボルト長L1,L2を有しているが、これらボルト長L1,L2を略同一長さとすることにより、ボルト38,72を互いに入れ替えて締結する誤組み付けを気にする必要はない。
詳しくは、図5に示されるように、ボルト孔66,70にボルト長L1のボルト38をそれぞれ挿通してナット68で締結しても良く、この場合にも離間距離Diを極力小さくして略一定に保持することができ、更には、部品の共通化をも図ることができるため、圧縮機1の生産性を向上しながらその絶縁性能を向上することができる。
最後に、上記実施形態及び変形例では冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などの冷凍回路に組み込まれる二酸化炭素冷媒を使用した密閉型のスクロール圧縮機について説明しているが、本発明はこれに限らず種々の作動流体を使用した、種々の分野における圧縮機又は膨脹機等の流体機械に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る密閉型スクロール圧縮機を示した縦断面図である。 図1のA−A方向からポンプ及び副軸受をみたときのボルト孔のみを強調して示した概略平面図である。 図2のB−B方向における各ボルト孔に対する各ボルトの締結状態を比較可能に示した概略縦断面図である。 図3において、各ボルト孔に対して各ボルトを誤組み付けした状態を示した概略縦断面図である。 図3の変形例として、各ボルトのボルト長を同一とした場合における各ボルトの締結状態を示した概略縦断面図である。
符号の説明
1 スクロール圧縮機(流体機械)
2 密閉容器
14 電動モータ(電動機)
16 回転軸
18 ロータ
20 電機子巻線(コイル)
22 ステータ
26 副軸受(軸受)
28 オイルポンプ(ポンプ)
32 ポンプケース(アッセンブリ)
34 ポンプカバー(アッセンブリ)
36 副軸フレーム(フレーム)
38 ボルト(第2のボルト)
38a 頭部(第2の頭部)
42 油路
44 スクロールユニット
68 ナット(第1のナット、第2のナット)
72 ボルト(第1のボルト)
72a 頭部(第1の頭部)

Claims (4)

  1. 密閉容器内を延びる回転軸と、該回転軸の外周に固定されるロータ、及び該ロータの外周側に配されて前記密閉容器の内側に固定されると共に通電されるコイルを有するステータからなる電動機と、前記回転軸の一端側に連結され、前記電動機により駆動されて潤滑油を含む作動流体の吸入から吐出までの一連のプロセスを行うスクロールユニットと、前記回転軸の他端側を回転自在に支持する軸受と、該軸受と前記電動機との間にて前記密閉容器の内側に固定され、該軸受が第1のボルト及び第1のナットにて締結されるフレームとを備えた流体機械であって、
    前記第1のボルトは、その第1の頭部が前記フレームに当接して前記ステータ側に位置づけられることを特徴とする流体機械。
  2. 前記回転軸の前記他端側に装着され、前記軸受を介して前記フレームに第2のボルト及び第2のナットにて締結され、該回転軸に穿設された油路に前記潤滑油を吐出するポンプのアッセンブリを更に備え、
    前記第2のボルトは、その第2の頭部が前記フレームに当接して前記ステータ側に位置づけられると共に前記第1の頭部と略同一高さを有することを特徴とする請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記第1及び前記第2のボルトの各ボルト長は略同一長さを有することを特徴とする請求項2に記載の流体機械。
  4. 前記第1及び前記第2のボルトは、それぞれの前記第1及び前記第2の頭部が薄板からなる溶接ボルトであることを特徴とする請求項2または3に記載の流体機械。
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