JP2009079382A - カウンターとシンクの接合方法 - Google Patents

カウンターとシンクの接合方法 Download PDF

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Koichi Kamisaki
弘一 上崎
Ryohei Murakami
良平 村上
Noritoshi Kameyama
典利 亀山
Yoshihiko Hirata
美彦 平田
Kazuhiro Yamada
一弘 山田
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Abstract

【課題】簡易な構成で且つ低コストで接着剤内に発生する気泡を除去でき、これにより接合部の接合強度と外観性とを高めること。
【解決手段】カウンター1とシンク2とを上下反転させて、カウンター1の周縁1aとシンク2のフランジ部2aとを隙間4をあけて対向配置すると共に、隙間4の下面をベース治具にて閉鎖することで上方のみに開放された溝状隙間4Aを形成する第1工程と、その後、ノズル5を溝状隙間4Aに沿って移動させながら接着剤3を注入する第2工程とを備えると共に、第2工程においてノズル5に追随して移動する気泡除去部材6を設け、ノズル5から溝状隙間4A内に注入された接着剤3内に発生する気泡を気泡除去部材6にて除去するようにしたカウンターとシンクの接合方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、カウンターとシンクの接合方法に関し、詳しくは例えばキッチンや洗面室等に設置されるカウンターとシンクとを一体的に接合する方法に関するものである。
人造大理石などで板状に形成されたカウンターの開口部に、ステンレス製のシンクを一体的に取り付けてなる流し台が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来では、カウンターとシンクとを一体的に接合する方法として、例えば、図6(b)に示すように、カウンター1とシンク2とを上下反転して、カウンター1とシンク2の接合部分に対して上方から接着剤3を注入するようにしている。
この従来例では、図6(a)のように、接着剤3が接合部7の裏面のみに存在して、表面(製品面)には出てこない利点があるが、カウンター1とシンク2との接合箇所に段差dが存在しているため、この段差dに汚れが付着しやすくなるだけでなく、段差dの奥まで清掃がしにくいという問題があった。なお図中の8は補強桟である。
そこで、本発明者らは、清掃性を考慮して、図3に示すように、カウンター1とシンク2とをフラットに接合する新たな接合工法を開発した。つまり、図3(b)のようにカウンター1とシンク2とを上下反転させて、カウンター1とシンク2間の隙間4の下方にベース治具10を配置し、隙間4の上方から接着剤3を注入するようにしている。なお図中の3Aは第2層目のバックアップ用接着剤である。
ところが、上記の新たな接合工法では、図3(a)のように接合部7の表面(製品面7a)において第1層目の接着剤3が現れるようになり、この接着剤3中に発生する気泡が問題となる。
接着剤3中に気泡Aが発生する要因として、図4(a)のように接着剤3が充填されたシリンジ9を移動させて、ノズル5から接着剤3を隙間4内に注入する場合において、ノズル5の進行速度が接着剤3の流動先端3aの流動速度よりも速い場合、つまり、ノズル5が早く動きすぎる場合は、先に注入された接着剤3の流動先端3aを後に注入された接着剤3が追い越すことによって、空気が混入して気泡Aとして閉じ込められてしまう。一方、図4(b)のように、接着剤3の進行速度が遅すぎる場合は、接着剤3の粘度が上がり、先に注入された接着剤3の流動先端3aの流動速度が遅くなり、後に注入された接着剤3が追い越すことによって、空気が混入して気泡Aとして閉じ込められてしまう。
このように接着剤3中に気泡Aが発生すると、図4(a)に示す接合部7の表面(製品面7a)に気泡Aによる凹凸が発生して、外観不良を引き起こすといった問題が生じ、さらに気泡Aが原因となって接着不良や割れを引き起こすといった問題も生じる。
さらに他の問題点として、例えば図5(a)のように、高い位置のノズル5から真下に向けて接着剤3を注入した場合は、接着剤3が隙間4からはみ出したりして、接着剤3の厚みが均一にならず、接着剤3の厚みの厚い部分と薄い部分とが生じることで、硬化時間にバラツキが生じ、そうなると、硬化時に接着剤3の表面に凹凸が発生したり、濃淡に差がでてしまうことになる。
そこでこれを防ぐ対策として、図5(b)のようにノズル5先端を低い位置までL字状に延ばして、低い位置から接着剤3を注入するようにすると、上記図5(a)のような問題は回避できるが、しかしながら上記図4で示した気泡A発生の問題は解決できなかった。
このため、シンク2とカウンター1の接合部7の製品面7aに現れる接着剤3中の気泡Aを如何にして除去するかが重要な課題となっている。
特開2006−291610号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、簡易な構成で且つ低コストで接着剤内に発生する気泡を除去でき、これにより接合部の接合強度と外観性とを高めることができるカウンターとシンクの接合方法を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、カウンター1の開口部の周縁1aにシンク2のフランジ部2aを接着剤3を介して一体的に接合するカウンターとシンクの接合方法において、カウンター1とシンク2とを上下反転させて、カウンター1の周縁1aとシンク2のフランジ部2aとを隙間4をあけて対向配置すると共に、上記隙間4の下面をベース治具10にて閉鎖することで上方のみに開放された溝状隙間4Aを形成する第1工程と、その後、ノズル5を溝状隙間4Aに沿って移動させながら接着剤3を注入する第2工程とを備えると共に、上記第2工程において、ノズル5に追随して移動する気泡除去部材6を設け、ノズル5から溝状隙間4A内に注入された接着剤3内に発生する気泡Aを気泡除去部材6にて除去するようにしたことを特徴としている。
このような構成を採用することで、気泡除去部材6による脱泡機能によって、接着剤3中から気泡Aを除去できるので、気泡Aによる製品面の外観不良をなくすことができると共に、気泡Aによる接着不良も同時に防止できるようになり、十分な接合強度を容易に得ることができる。さらに気泡除去部材6をノズル5の移動に追随させることで、気泡除去部材6を移動させる機構や制御部を別途設ける必要がなく、低コストで気泡除去効果が得られる。
本発明に係るカウンターとシンクの接合方法は、接着剤内に発生する気泡を気泡除去部材にて除去することにより、シンクとカウンターとの接合強度と外観性が一層高められると共に、気泡除去部材の移動制御が簡易な構成となり、コストの低減効果もきわめて大きいものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図3(a)に示すように、シンク2の上端周囲には取付用のフランジ部2aが一体成形されている。このフランジ部2aは傾斜面で形成されていると共に、その先端から下向きL字状に折り返し片2bが折り曲げ形成されている。このシンク2の折り返し片2bとカウンター1の周縁1aとの隙間4が、接着剤3が塗布される接合部7となり、この接合部7の表面が製品面7aとなる。図中の8は補強用の木製桟である。なお、シンク2及びカウンター1の材質は上記例には限定されず、例えばステンレス製、合成樹脂製、金属製等、いずれであってもよい。
なお、接着剤3の供給は接着剤塗布装置が用いられる。その一例として図1に示す接着剤3が充填されたシリンジ9と、シリンジ9内を加圧する加圧手段(図示せず)と、加圧によって接着剤3を吐出するノズル5とを備えて構成されている。
ここで、本発明においては、図1に示す気泡除去部材6を備えている。気泡除去部材6は本例では補助ブラシ6Aで構成されている。補助ブラシ6Aは、例えばPP樹脂などの合成樹脂製のブラシからなる。この補助ブラシ6Aはノズル5の背面に一体に取着されていると共に、補助ブラシ6Aの先端はノズル5の先端よりも下方に突出しており、溝状隙間4A内に注入された接着剤3内に十分に漬かるようになっている。
次に、接合方法の一例を説明する。
先ず、第1工程で、カウンター1とシンク2とを上下反転させて、カウンター1の周縁1aとシンク2のフランジ部2aの折り返し片2bとを一定の隙間4をあけて対向配置すると共に、隙間4の下面に長尺状をしたシリコンゴム製のベース治具10(図3(b))を配置することで、カウンター1の周縁1aとシンク2のフランジ部2aとベース治具10とで囲まれ且つ上方のみに開放された溝状隙間4A(図1(b))を形成する。
その後、第2工程に移行して、図1(a)に示すように、ノズル5を溝状隙間4Aに沿って移動させながら接着剤3を注入する。このときシリンジ9の進行速度が早すぎたり、或いは、遅すぎたりした場合は、接着剤3内に気泡A(図4)が発生するが、本実施形態では、ノズル5の背面に取着されている補助ブラシ6Aがノズル5に追随して移動することによって接着剤3内に発生した気泡Aが除去される。つまり、補助ブラシ6Aによって接着剤3内部に生じた気泡Aが押しつぶされたり、或いは突き破られたりして除去される。
上記のように第1層目の接着剤3を塗布し、半硬化した後で、第2層目のバックアップ用接着剤3A(図3(b))を注入していく。これによりシンク2とカウンター1とが強固に連結一体化されたものとなる。なおベース治具10は作業後に取り外される。
しかして、上記補助ブラシ6Aによる脱泡機能によって、図3(a)に示す製品面7aとなる第1層目の接着剤3中から気泡Aを除去できるので、気泡Aによる凹凸が発生せず製品面7aの外観不良をなくすことができると共に、気泡Aによる接着不良も同時に防止できるようになり、十分な接合強度を容易に得ることができるものであり、この結果、シンク2とカウンター1の接合部7における接合強度と外観性とが高められるものである。
また、上記補助ブラシ6Aは気泡Aを除去する機能に加えて、接着剤3の厚みを一定にして、硬化状態を安定化する機能も有している。すなわち、溝状隙間4A内の接着剤3に漬かりながら前進する補助ブラシ6Aの高さを調整することによって、接着剤3の塗布厚みを自由に調整できるようになるので、接着剤3の厚みを一定にすることができ、必要以上に薄くなったり、厚さにムラが生じたりするおそれがなくなる。これにより、接着剤3の硬化時間が一定となり、品質面で硬化状態の安定化が図れる。さらに、接着剤3は細長い溝状隙間4A内では硬化時間が長くなるが、補助ブラシ6Aによって接着剤3の厚みを薄く調整することによって、硬化時間を短くでき、製造時間を短縮できるようになる。
さらに、上記補助ブラシ6Aが溝状隙間4A内に沿って進行する際に、シンク2の折り返し片2bがガイドレールとしての役目をし、これによりノズル5の進行速度が速まり、作業時間を短縮できる。なお進行速度を早めると気泡Aが発生しやすくなるが、たとえ気泡Aが多く発生しても後方の補助ブラシ6Aによって除去されていくので問題はない。また、ノズル5がシンク2の折り返し片2bに沿ってガイドされることで、ノズル5からの接着剤3が溝状隙間4Aに的確に注入していくことができるので、溝状隙間4Aからはみ出す接着剤3の量をより少なくでき、接着剤3の使用量を必要最小限にとめることができるものである。そのうえ補助ブラシ6Aは、ノズル5と一体に取り付けられているので、補助ブラシ6Aを移動させる機構や制御部を別途設ける必要がなく、その結果、簡易な構成で済み、コストの低減効果がきわめて大きいものである。
図2は気泡除去部材6の他の実施形態の一例である。本例では、補助ブラシ6Aに代えて、補助ヒータ6Bを用いる。補助ヒータ6Bには、例えば外部からの給電に基づき発熱するカートリッジヒータが内装されている。この補助ヒータ6Bの下面をノズル5先端よりも下方に突出させて接着剤3に浸漬させることで、注入直後の接着剤3を十分に加熱できる。つまり接着剤3をその流動性が保てる範囲で加熱することによって、接着剤3が軟化して気泡Aが押し出され易くなり、気泡除去効果が得られる。さらに、補助ブラシ6Aの場合と同様に、本例の補助ヒータ6Bにおいてもシンク2の折り返し片2bに沿って進行するので、折り返し片2bがガイドとしての役目をし、ノズル5の進行速度を速めたり、接着剤3の厚みを均一にしたり、接着剤3のはみ出しを防止する効果も得られる。
(a)(b)は本発明の一実施形態を示し、気泡除去部材として補助ブラシを用いた場合の説明図である。 (a)(b)は他の実施形態を示し、気泡除去部材として補助ヒータを用いた場合の説明図である。 (a)(b)は同上のカウンターとシンクの接合方法の説明図である。 (a)は同上のノズルの移動が早すぎる場合に気泡が発生するメカニズムを説明する図であり、(b)は同上のノズルの移動が遅い場合に気泡が発生するメカニズムを説明する図である。 (a)は同上のノズルの高さが高い場合に接着剤の塗布の厚みにバラツキが生じる場合の説明図であり、(b)は同上のノズルの高さを低くした場合の説明図である。 (a)(b)は従来のカウンターとシンクの接合方法の説明図である。
符号の説明
1 カウンター
1a 周縁
2 シンク
2a フランジ部
3 接着剤
4 隙間
4A 溝状隙間
5 ノズル
6 気泡除去部材
A 気泡

Claims (1)

  1. カウンターの開口部の周縁にシンクのフランジ部を接着剤を介して一体的に接合するカウンターとシンクの接合方法において、カウンターとシンクとを上下反転させて、カウンターの周縁とシンクのフランジ部とを隙間をあけて対向配置すると共に、上記隙間の下面をベース治具にて閉鎖することで上方のみに開放された溝状隙間を形成する第1工程と、その後、ノズルを溝状隙間に沿って移動させながら接着剤を注入する第2工程とを備えると共に、上記第2工程において、ノズルに追随して移動する気泡除去部材を設け、ノズルから溝状隙間内に注入された接着剤内に発生する気泡を気泡除去部材にて除去するようにしたことを特徴とするカウンターとシンクの接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018107916A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ロータの製造方法および接着剤の塗布装置

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