JP2009077335A - 画像形成装置および表示制御プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 機能選択画面に配置される機能選択キーを使用頻度の高いものを有する特定機能選択画面を作成し、機能選択キーの選択を容易にする。
【解決手段】 記憶部５は複数の機能選択キーを分散配置した機能選択画面を記憶する。操作部１１は機能選択キーに応じた機能選択操作を受け付ける。表示割当制御部１７は、操作部１１で操作された機能選択キー毎の操作回数を所定期間においてカウントし、カウント数の多い所定数の機能選択キーを特定機能選択画面に割当て形成する。表示割当制御部１７は、機能選択画面を記憶した記憶部５中に特定機能選択画面を記憶制御する。表示制御部１９は、記憶部５中の機能選択画面および特定機能選択画面に基づき表示部９を表示制御する。
【選択図】 図１

Description

本発明は画像形成装置および表示制御プログラムに係り、機能選択画面を改善した例えば複写機や複合機（ＭＦＰ：Multi Function Peripheral）等に好適する画像形成装置および表示制御プログラムに関する。

一般に、複写機や複合機等では、機能の多様化が進み、それらの機能を選択する機能選択キーを機能毎に分類して階層化するとともに、一般的なユーザが多用すると思われる機能選択キーを上位の階層に配置し、あまり使用しないと思われる機能選択キーを下位の階層に配置し、良好な操作性を確保しようとしている。

ところが、ユーザによって使用する機能は異なるので、ユーザにとって必ずしも上位の階層に配置した機能選択キーを多用するとは限らず、上位の階層に配置した機能選択キーの一部しか使用されない状態が生じ易い。

そこで、多数の機能選択キーを効率良く選択操作可能な構成として、例えば特開平５−７５７５２号公報（特許文献１）に示すファクシミリ装置が提案されている。

この特許文献１の構成は、操作盤に対する装置利用者のメニュー操作時に、各メニュー毎に利用された回数をメニュー選択回数カウンタでカウントし、メモリにその回数を保持し、カウント開始後の一定期間が経過した時点で、メモリに保持されているメニュー毎の利用回数をメニュー表示部に取り出し、利用頻度の高い順にメニューを階層の深部から浅部に再配置して操作盤に表示する構成を有し、装置利用者の装置に対する習熟度によらずに操作性を向上させたものである。

さらに、別の構成として特開２００２−２８１２００号公報（特許文献２）に示す画像形成装置も提案されている。

この特許文献２の構成は、複数の機能選択画面を階層的に備え、それら各層の機能選択画面に複数の機能選択キーをそれぞれ配置してなる画像形成装置であり、それら機能選択キーに割り付ける機能には予め初期優先順位を付けておき、初期設定時において、少なくとも最上層の機能選択画面の機能選択キーには初期優先順位の高い機能から順に割り付け、初期設定後の使用時において少なくとも最上層の機能選択画面には使用頻度の高い機能選択キーを割り付け可能にした構成を有し、ユーザの使い勝手が良い方向に機能選択キーの表示位置を並び換え可能にしたものである。
特開平５−７５７５２号公報 特開２００２−２８１２００号公報

しかしながら、上述した特許文献１のファクシミリ装置では、メニューの使用頻度をカウントし、使用頻度に応じてメニューを上位や下位の階層に再配置するが、メニューの位置が頻繁に変化すると、使用頻度が高いメニューが常に階層の上位にあるので見つけ易いかもしれないが、たまに使用するメニューは階層が大きく変化するので探しにくく不便になる難点がある。

さらに、特許文献２は、最上層の機能選択画面において、初期設定後の使用後の使用頻度が高い順に機能選択キーを割り付けるものであるが、使用頻度に関わりなく予め明確化されている機能グループから素早く所望の機能選択キーを選択操作したい場合も予想され、同様に、改善の余地がある。

本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、機能選択キーの使用頻度の高いものを特定の画像選択画面に集め、使用頻度の高い機能選択キーの選択操作を容易にするとともに、使用頻度に関わりなく所定の機能選択画面からも機能選択キーを探し易い画像形成装置および表示制御プログラムの提供を目的とする。

そのような課題を解決するために本発明に係る画像形成装置は、複数の機能選択キーを機能グループ毎に複数の機能選択画面に分散配置してなる画像形成装置であって、その機能選択画面を記憶する記憶部と、少なくともその機能選択画面を表示する表示部と、その機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作部と、この操作部で操作された機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数の機能選択キーを特定機能選択画面に割当て形成し、この特定機能選択画面をその記憶部に記憶制御する表示割当制御部と、その記憶部中のそれら機能選択画面および特定機能選択画面を表示部に表示制御する表示制御部とを具備している。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、それら機能選択画面および特定機能選択画面の双方に上記機能選択キーを割当てる構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、その特定機能選択画面においてカウント数の多い順に機能選択キーを割当てる構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、一定期間においてその機能選択キー毎の操作回数をカウントする構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、特定の機能選択キーの操作が所定数に達する間の操作回数をカウントする構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、直近におけるそれら一定期間又は所定数に達する間の操作回数をカウントする構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記表示割当制御部が、当該装置を操作するユーザの属する部門毎にその操作回数をカウントし、その部門毎の特定機能選択画面を形成する構成も可能である。

本発明の画像形成装置では、上記記憶部と外部の記憶媒体との間でその特定機能選択画面の情報を入出力制御する入出力部を有する構成も可能である。

本発明に係る画像形成プログラムでは、複数の機能選択キーを機能グループ毎に複数の機能選択画面に分散配置してなる画像形成装置において、それら機能選択画面を表示制御する制御用コンピュータに対し、その機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作受付処理と、この操作受付処理で操作された機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数の機能選択キーを特定機能選択画面に割当て形成する割当処理と、その機能選択画面の記憶された上記記憶部にその特定機能選択画面を記憶する記憶処理と、その記憶部中のそれら機能選択画面および特定機能選択画面を表示部に表示制御する表示制御処理とを実行させるものである。

このような本発明に係る画像形成装置および表示制御プログラムでは、複数の機能選択キーを分散配置した機能選択画面が記憶部に記憶された状態で、操作部にて機能選択キーを操作するとこれに応じた機能選択操作を受け付け、表示割当制御部において、その操作部で操作された機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い順に所定数の機能選択キーを集めて特定機能選択画面に割当て形成し、この特定機能選択画面を記憶部に記憶制御するとともに、表示制御部でそれら機能選択画面および特定機能選択画面を表示部に表示制御するから、使用頻度の高い機能選択キーのみが配置された特定機能選択画面が作成され、その特定機能選択画面に切換えれば、使用頻度の高い機能選択キーの操作が可能となり、操作性が向上する。

本発明の画像形成装置において、上記表示割当制御部が、それら機能選択画面および特定機能選択画面の双方に上記機能選択キーを割当てる構成では、それら機能選択画面および特定機能選択画面のいずれからでも機能選択キーの操作が可能となり、操作性が一層向上する。

本発明の画像形成装置において、上記表示割当制御部が、その特定機能選択画面においてカウント数の多い順に機能選択キーを割当てる構成では、その特定機能選択画面においても、カウント数の多い機能選択キーが上位に位置するから選択し易くなる。

本発明の画像形成装置において、上記表示割当制御部が、一定期間においてそれら機能選択キー毎の操作回数をカウントする構成では、機能選択キーの操作頻度傾向が明確になるまで、特定機能選択画面の作成が抑えられ、不用意に特定機能選択画面が作成され難い。

本発明の画像形成装置において、上記表示割当制御部が、特定の機能選択キーの操作が所定数に達する間の操作回数をカウントする構成では、主要な機能選択キーで特定機能選択画面を作成可能である。

本発明の画像形成装置において、上記表示割当制御部が、直近におけるそれら一定期間又は所定数に達する間の操作回数をカウントする構成では、直近の機能選択キーの操作によってそれらが変更されるから、直近の操作態様に即した変更が可能である。

本発明において、上記表示割当制御部が、当該装置を操作するユーザの属する部門毎にその操作回数をカウントし、その部門毎の特定機能選択画面を形成する構成では、ユーザの属する部門毎に特定機能選択画面が表示されるから、個々のユーザによる機能選択キーの選択が更に容易になる。

本発明の画像形成装置において、上記記憶部と外部の記憶媒体との間でその特定機能選択画面の情報を入出力制御する入出力部を有する構成では、ユーザ毎の特定機能選択画面の情報を外部の記憶媒体に出力したり入力し、ユーザ毎の特定機能選択画面の表示が可能である。

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

図１は本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す概略ブロック図であり、本発明に係る表示制御プログラムはその画像形成装置の動作を説明する過程で説明する。

図１において、本発明に係る画像形成装置Ａは、主制御部１を中心にして画像読取部３、記憶部５、印刷部７、表示部９、操作部１１および入出力部１３を有し、画像形成装置としての例えば複合機（ＭＦＰ）を構成している。

画像形成装置Ａは、これ以外にも他の構成、例えばファクシミリ送受信部やネットワーク接続部を有するが、本発明の要旨ではないので説明および図示を省略する。また、主制御部１の詳細については後述する。

画像読取部３は、主制御部１の制御の下、例えば印刷された複数頁の原稿から画像を光学的に読み込み、フィルタ処理等をした電子的画像データを印刷ジョブとして生成する公知のスキャナ等であり、頁毎の画像データが記憶部５に記憶制御される。

記憶部５は、画像読取部３からの読取り画像データ等を記憶したり、後述する機能選択画面、特定機能選択画面、これに配置する機能選択キー用の図柄（アイコン）、後述するカウントされた機能選択キーの一覧を記憶する他、主制御部１の動作プログラムを記憶した読み書き可能な例えばハードディスクである。

印刷部７は、この図示はしないが、画像形成装置Ａの本体ケース内に配置された印刷用紙セット用の給紙部と、トナーが収納されたトナーカセットと、上述した画像データを印刷画像イメージデータに展開し、トナーカセットからのトナーでトナー現像して印刷用紙に転写定着する転写定着部と、画像が転写定着された印刷用紙を排紙する排紙部等を有する公知のカラー又はモノクロ印刷エンジンである。

表示部９は、例えば、本体ケースの上部に配置された公知の液晶表示パネルであり、画像形成装置Ａの機能選択画面や装置の動作状況が表示可能になっている。機能選択画面の例は後述する。

操作部１１は、例えば図２に示すように、印刷（コピー）処理、プリント処理、スキャナ処理、ファクシミリ送受信処理等の種々の操作指示や選択をする選択釦１１ａの他、それらの操作に係る設定項目の設定変更、ユーザを特定するユーザＩＤ（例えば社員番号）又はユーザの属する部門名（例えば部門のＩＤ符号やグループ名称）を入力する例えば符号釦１１ｂ、スタート釦１１ｃ等を有する公知のタッチ式スイッチであり、上述した表示部９に重ねるように配置されている。

操作部１１は、表示部９が透過されるようになっており、後述するように、表示部９に表示された機能選択画面の機能選択キーに相当する領域をタッチ操作することにより、当該機能選択キーに係る機能入力情報を受け付けて主制御部１に出力するようになっている。

表示部９に表示される機能選択画面としては、例えば図３に示すように、機能グループ毎の「基本」、「ユーザ機能」、「機能リスト」および「ランキングリスト」のタブで選択される画面があり、これらのタブをタッチ選択することにより、後述する表示制御部１９の制御によって切換え表示される。

「基本」の機能選択画面は、例えば「印刷できます。」といった動作表示９ａの他、「Ａ４」、「Ａ３」、「手差し」、「特定紙」といった用紙選択キー９ｂ、「濃度設定」キー９ｃ、印刷画像の倍率選択の「自動倍率選択」キー９ｄ等が配置されている。

「ユーザ機能」の機能選択画面は、例えば図４に示すように、「両面コピー設定」の機能選択キー９ｅ、「原稿サイズ設定」の機能選択キー９ｆ、「集約コピー設定」の機能選択キー９ｇ、「イメージ合成設定」の機能選択キー９ｈ、「原稿画質設定」の機能選択キー９ｉ等が配置されている。

これらの設定機能選択キー９ｅ〜９ｉのタッチ操作によって図示しない下層の機能選択画面が表示されて具体的に設定される。図示はしないが、「機能リスト」の機能選択画面も同様であり、「ランキングリスト」の機能選択画面については後述する。

図１に戻って、入出力部１３は、主制御部１の制御の下、磁気カードやＵＳＢメモリ等の読み書き可能な外部記憶媒体１５に対して特定機能選択画面を書込み制御するとともに、外部記憶媒体１５に記憶された特定機能選択画面を読み込んで記憶部５に記憶制御する入出力ドライブである。

主制御部１は、ＣＰＵやこのＣＰＵの起動プログラムを格納したＲＯＭ（何れも図示せず。）を有して形成されており、上述した画像読取部３、記憶部５、印刷部７、表示部９、操作部１１および入出力部１３等を制御するとともに、複合機の図示しない機能部を制御している。

また、主制御部１は、表示割当制御部１７および表示制御部１９を有している。

表示割当制御部１７は、操作部１１で操作された機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数、例えば上位５個の機能選択キーを集めて新たな特定機能選択画面としての「ランキングリスト」画面に割当て形成し、この「ランキングリスト」画面を記憶部５に記憶制御する機能を有している。

記憶部５中には、予めデフォルト設定又は初期設定された図３のような「基本」、「ユーザ機能」および「機能リスト」の機能選択画面が記憶されており、「機能リスト」の機能選択画面の次に「ランキングリスト」画面が配置されるようになっている。

すなわち、表示割当制御部１７は、画像形成装置Ａを起動してから所定期間、例えば１日とか１週間経過する間、「基本」、「ユーザ機能」および「機能リスト」の機能選択画面における機能選択キー毎にこれらの操作回数をカウントし、カウントされた機能選択キーの一覧を作成して記憶部５に順次記憶制御するとともに、カウント毎に機能選択キーの一覧を更新変更し、所定期間毎に、例えば図５に示すようなカウント結果情報を作成する機能を有している。

しかも、表示割当制御部１７は、その所定期間が経過する都度、図５に示すような各機能選択キー毎の頻度と順位のウント結果情報が得られたとき、図６に示すように、上位５個の機能選択キー、すなわち「両面コピー 片面→両面」の機能選択キー９ｊ、「ステイプル 左上１ヶ所」の機能選択キー９ｋ、「集約コピー ２ｉｎ１」の機能選択キー９ｌ、「自動倍率選択」の機能選択キー９ｍ、「パンチ孔 左辺２ヶ所」の機能選択キー９ｎを頻度順に配列した「ランキングリスト」の画面を形成し、記憶部５に記憶制御する機能を有している。

表示制御部１９は、記憶部５中のそれら機能選択画面および「ランキングリスト」画面を読み出し、それら機能選択画面を表示部９に切換え表示制御する機能を有している。

なお、「基本」、「ユーザ機能」、「機能リスト」および「ランキングリスト」の画面中のいずれの機能選択キーを選択操作してもその機能が実行されるようになっている。

次に、上述した本発明に係る画像形成装置の動作を図７のフローチャートを参照して簡単に説明する。

なお、記憶部５には、図３に示すような「基本」、「ユーザ機能」および「機能リスト」のような機能選択画面が記憶されているとして説明する。

動作プログラムが開始されると、ステップＳ１にて操作部１１が各機能選択キーの操作を受付けて主制御部１にその操作情報を出力し、ステップＳ２にて操作された機能選択キー毎の操作回数を表示割当制御部１７がカウントして記憶し、ステップＳ３にて所定期間を超えたか否か表示割当制御部１７が判別する。

所定期間が到来せずにステップＳ３がＮＯであれば、ステップＳ１に戻ってステップＳ３がＹＥＳになるまでステップＳ１〜３を繰返す。

所定期間が経過してステップＳ３がＹＥＳになればステップＳ４に移り、表示割当制御部１７がステップＳ４にてカウント数の多い上位５個の機能選択キーを特定の画面に集約して「ランキングリスト」画面（特定機能選択画面）を割当て作成し、記憶部５に記憶処理する。

続く、ステップＳ５では、表示制御部１９が記憶部５中の機能選択画面を読み出して表示部９に表示制御し、ステップＳ１に戻る。

以降、機器の電源が遮断されたり、特別な操作によってループを抜けるが、記憶部５中の変更された機能選択画面は、表示割当制御部１７によって該当する機能選択画面が変更されるまで、同一の機能選択画面を保持する。

これらの処理が本発明の画像形成プログラムによって実行される。

また、フローチャートによる図示はしないが、入出力部１３に外部記憶媒体１５を装着し、操作部１１からの格納指示により、主制御部１の制御の下、「ランキングリスト」画面が記憶部５から読み出されて書込まれる。

他方、「ランキングリスト」画面を記憶した外部記憶媒体１５を入出力部１３に装着し、この入出力部１３にて「ランキングリスト」画面を読み出して記憶部５に記憶すれば、外部から「ランキングリスト」画面を表示部９に表示可能となる。

このように本発明の画図形成装置Ａでは、機能選択画面を記憶する記憶部５と、少なくともその機能選択画面を表示する表示部９と、その機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作部１１と、この操作部１１で操作された機能選択キー毎の直近の操作回数をカウントし、その機能グループの機能選択画面に加えて、カウント数の多い所定数の機能選択キーを集めて「ランキングリスト」画面にも割当て形成し、上記機能選択画面に加えてその「ランキングリスト」画面をその記憶部に記憶制御する表示割当制御部１７と、その記憶部５中のそれら機能選択画面および「ランキングリスト」画面を表示部９に表示制御する表示制御部１９とを具備している。

そのため、使用頻度の高い機能選択キーのみが配置された「ランキングリスト」画面が作成されるから、この「ランキングリスト」画面に切換え表示すれば、使用頻度の高い機能選択キーを素早く操作可能になるし、機能選択画面からでも機能選択キーの操作が可能となって操作性が向上するうえ、直近の操作態様に即した変更が可能である。

従って、ユーザは、よく使用している機能を選択したい場合には「ランキングリスト」画面を選択し、表示されている機能選択キーの中から選択可能であるうえ、あまり使用していない（「ランキングリスト」画面に表示されていない。）機能を選択したい場合には、機能ごとに分類された「基本」、「ユーザ機能」および「機能リスト」のような一般の機能選択画面から機能を選択することが容易であり、操作性が向上する。

また、その特定機能選択画面としての「ランキングリスト」画面が、カウント数の多い順に機能選択キーが割当ているから、その特定機能選択画面においても、カウント数の多い機能選択キーが上位に位置して選択し易くなる。

さらに、「ランキングリスト」画面の機能選択キーは、一定期間においてそれら機能選択キー毎の操作回数がカウントされて配置されているから、機能選択キーの操作頻度傾向が明確になるまで、特定機能選択画面の作成が抑えられ、不用意に特定機能選択画面が作成され難い。

さらにまた、「ランキングリスト」画面の機能選択キーは、特定の機能選択キーの操作が所定数に達する間の操作回数がカウントされて配置されるから、主要な機能選択キーで特定機能選択画面を作成可能である。

そして、上述した本発明の画像形成装置においては、操作部１１で操作された機能選択キー毎の操作回数を、操作時点から遡った直近の一定期間（例えば１日とか１週間）においてカウントする構成であったが、本発明はこれに限定されない。

このような構成では、機能選択キーの操作頻度傾向が明確になるまで、機能選択キーの割当て変更を抑えることが可能で、不用意に機能選択キーが変更され難い。

ところで、本発明の画像形成装置においては、１個以上の「ランキングリスト」画面を作成表示する構成も可能であり、この構成においては、表示割当制御部１７が当該画像形成装置Ａを操作するユーザの属する部門毎に操作回数をカウントし、その部門毎の「ランキングリスト」画面を形成し、表示制御部１９がそれら部門毎の「ランキングリスト」画面の表示を制御するよう形成されていれば良い。

一般に、ユーザＩＤおよび部門名を操作部１１からユーザが入力して画像形成装置Ａを起動操作し、ユーザＩＤおよび部門名によって「部門管理」をする場合が多く、それらユーザＩＤおよび部門名によって部門毎の「ランキングリスト」画面を形成すれば、ユーザ自身又は自己の属する部門毎の「ランキングリスト」画面が表示されて、使用頻度の多い機能を探し易く、選択が容易となる。

また、本発明の画像形成装置においては、入出力部１３に外部記憶媒体１５を装着し、操作部１１からの格納指示により、主制御部１の制御の下、「ランキングリスト」画面を記憶部５から読み出して書込み制御できるから、ユーザが「ランキングリスト」画面を記憶して保存可能となる。

さらに、ユーザが自己の「ランキングリスト」画面を記憶した外部記憶媒体１５を入出力部１３に装着し、この入出力部１３にて「ランキングリスト」画面を読み出して記憶部５に記憶すれば、ユーザ専用の「ランキングリスト」画面を表示部９に表示可能となる。

入出力部１３と外部記憶媒体１５との「ランキングリスト」画面の入出力は、ＲＦＩＤ装置（radio frequency identification）を介してやり取り可能である。

なお、本発明に係る画像形成装置における機能グループとしては、上述したように「基本」、「ユーザ機能」および「機能リスト」に限定されず、最上位の階層に割り当てられた機能を機能グループとして実施すれば、本発明の目的達成が可能である。

そして、本発明に係る画像形成プログラムは、複数の機能選択キーを機能グループ毎に複数の機能選択画面に分散配置してなる画像形成装置において、その機能選択画面を表示制御する制御用コンピュータに対し、その機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作受付処理と、この操作受付処理で操作された機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数の機能選択キーを集めて特定機能選択画面に割当てる割当処理と、その機能選択画面の記憶されたその記憶部に当該特定機能選択画面を記憶する記憶処理と、その記憶部中のそれら機能選択画面および特定機能選択画面を表示部に表示制御する表示制御処理とを実行させるから、画像形成装置における効果と同様の効果を達成可能である。

本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す概略ブロック図である。 本発明における操作部を説明する図である。 本発明における表示動作を説明する図である。 本発明における表示動作を説明する図である。 本発明における画像形成装置の動作を説明する図である。 本発明における表示動作を説明する図である。 本発明における動作を説明するフローチャートである。

符号の説明

１ 主制御部
３ 画像読取部
５ 記憶部
７ 印刷部
９ 表示部
９ｂ〜９ｎ 機能選択キー
１１ 操作部
１１ａ 選択釦
１１ｂ 符号釦
１１ｃ スタート釦
１３ 入出力部
１５ 外部記憶媒体
１７ 表示割当制御部
１９ 表示制御部
Ａ 画像形成装置

Claims (9)

1. 複数の機能選択キーを機能グループ毎に複数の機能選択画面に分散配置してなる画像形成装置であって、
   前記機能選択画面を記憶する記憶部と、
   少なくとも前記機能選択画面を表示する表示部と、
   前記機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作部と、
   この操作部で操作された前記機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数の前記機能選択キーを特定機能選択画面に割当て形成し、この特定機能選択画面を前記記憶部に記憶制御する表示割当制御部と、
   前記記憶部中の前記機能選択画面および特定機能選択画面を前記表示部に表示制御する表示制御部と、
   を具備することを特徴とする画像形成装置。
2. 前記表示割当制御部は、前記機能選択画面および特定機能選択画面の双方に前記機能選択キーを割当てる請求項１記載の画像形成装置。
3. 前記表示割当制御部は、前記特定機能選択画面において前記カウント数の多い順に前記機能選択キーを割当てる請求項１又は２記載の画像形成装置。
4. 前記表示割当制御部は、一定期間において前記機能選択キー毎の操作回数をカウントする請求項１〜３いずれか１記載の画像形成装置。
5. 前記表示割当制御部は、特定の前記機能選択キーの操作が所定数に達する間の前記操作回数をカウントする請求項１〜３いずれか１記載の画像形成装置。
6. 前記表示割当制御部は、直近における前記一定期間又は前記所定数に達する間の操作回数をカウントする請求項４又は５記載の画像形成装置。
7. 前記表示割当制御部は、当該装置を操作するユーザの属する部門毎に前記操作回数をカウントし、前記部門毎の前記特定機能選択画面を形成する請求項１〜６いずれか１記載の画像形成装置。
8. 前記記憶部と外部の記憶媒体との間で前記特定機能選択画面の情報を入出力制御する入出力部を有する請求項１〜７いずれか１記載の画像形成装置。
9. 複数の機能選択キーを機能グループ毎に複数の機能選択画面に分散配置してなる画像形成装置において、前記機能選択画面を表示制御する制御用コンピュータに対し、
   前記機能選択キーの操作に応じた機能選択操作を受け付ける操作受付処理と、
   この操作受付処理で操作された前記機能選択キー毎の操作回数をカウントし、カウント数の多い所定数の前記機能選択キーを特定機能選択画面に割当て係止する割当処理と、
   前記機能選択画面の記憶された前記記憶部に前記特定機能選択画面を記憶する記憶処理と、
   前記記憶部中の前記機能選択画面および特定機能選択画面を前記表示部に表示制御する表示制御処理と、
   を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。

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