JP2009077275A - 電話システム、交換機および電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電話システムの消費電力を低減することのできる技術を提供する。
【解決手段】内線電話機1に人体検知部15を設け、この人体検知部15により人体が検知されていない場合、この内線電話機1を「省電力モード」で動作させる。また、交換機2に、自交換機2が収容する内線電話機1の動作モードを取得する動作モード取得部26を設け、在席情報更新部27により、この動作モード取得部26により取得された動作モードが「省電力モード」である内線電話機1の在席情報を「不在」に設定し、呼制御部24により、着信に対する呼び出しの対象からこの内線電話機1を除外する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話システムの省電力技術に関する。
特許文献1には、有線回線を介して交換機に収容されると共に、交換機から当該有線回線を介して給電される電話機において、長期間不要となる場合に、給電を自動停止して消費電力を大幅に低減させることができる電話システムが開示されている。
この電話システムでは、交換機に収容される内線電話機として多機能電話機を用いると共に、交換機に電源装置を設けて、多機能電話機で必要とする電力を内線電話接続用の内線線路を通じて給電する。また、多機能電話機には、内線線路を開閉する開閉手段を設けると共に、自多機能電話機が設置してある場所での照明の消灯を検知する検知手段を設け、かつこの検知手段による消灯検知情報により動作して開閉手段を開放操作する操作制御手段を設ける。これにより、消灯された場所にある多機能電話機への給電を停止して、この多機能電話機の動作モードを低消費電力モードへ移行させる。
特開平8−51500号公報
特許文献1に記載の電話システムにおいて、低消費電力モードの多機能電話機に着信があった場合、多機能電話機への給電を再開して、この多機能電話機の動作モードを通常モードに復帰させ、この多機能電話機を呼び出す。しかしながら、この多機能電話機の近くに人がおらず、このため、人の操作による応答が期待できない場合、この多機能電話機を呼び出して通常モードに復帰させてしまう。これにより電話システムが電力を無駄に消費してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電話システムの消費電力を低減することのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、電話機に、人体を検知する手段を設け、この手段により人体が検知されていない場合、この電話機を「省電力モード」で動作させる。また、交換機に、自交換機が収容する電話機の動作モードを取得する手段を設け、この手段により取得された動作モードが「省電力モード」である電話機を「不在」に設定し、着信に対する呼び出しの対象からこの電話機を除外する。
例えば、本発明は、「通常モード」および「省電力モード」の二つの動作モードを有する複数の電話機と、前記複数の電話機を収容する交換機と、を有する電話システムであって、
前記交換機は、
前記複数の電話機の在席情報を記憶する在席情報記憶手段と、
前記複数の電話機の動作モードを取得する動作モード取得手段と、
「通常モード」の電話機が「在席」となり、「省電力モード」の電話機が「不在」となるように、前記動作モード取得手段により取得された動作モードに従って、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報を更新する在席情報更新手段と、
「不在」の電話機を呼び出さないように、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報に従って、着信に対する呼び出しを制御する呼出制御手段と、を有し、
前記電話機は、
所定エリアに存在する人体を検知する検知手段と、
前検知手段により第一の所定時間続けて人体が検知された場合、動作モードが「省電力モード」ならばこれを「通常モード」に変更すると共に、前記検知手段により第二の所定時間続けて人体が検知されなかった場合に、動作モードが「通常モード」ならばこれを「省電力モード」に変更するモード変更手段と、を有する。
本発明では、近くに人がいない電話機が「省電力モード」で動作すると共に、交換機が「省電力モード」で動作している電話機を呼び出さないように着信を処理する。このため、本発明によれば、人の操作による応答が期待できない電話機を呼び出して「通常モード」に復帰させてしまうことを防止することができ、これにより、電話システムの消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態が適用された電話システムの概略図である。
図示するように、本実施の形態の電話システムは、複数の内線電話機1と、これらの内線電話機1を収容する交換機2と、を有する。
内線電話機1は、「通常モード」および「省電力モード」の二つの動作モードを有する。近くに誰かいるときは「通常モード」で動作し、誰もいないときは「省電力モード」で動作する。
図2は、内線電話機1の概略構成図である。
図示するように、内線電話機1は、内線インターフェース部11と、MMインターフェース部12と、呼制御部13と、通話処理部14と、人体検知部15と、動作モード制御部16と、を有する。
内線インターフェース部11は、自内線電話機1を交換機2に接続するためのインターフェースである。
MMインターフェース部12は、ハンドセット(スピーカ、マイク)、LCD等の表示パネル、呼出音出力用のスピーカ、およびダイヤルキー、ファンクションキー等の操作パネル等を備えたマンマシンインターフェースである。
呼制御部13は、呼制御処理を行って、通信相手との間に通話路を確立する。
通話処理部14は、呼制御部13により確立された通話路を介して、通話相手との通話処理を行う。具体的には、MMインターフェース部12のハンドセットに入力された音声信号を通話信号に変換し、通話路を介して通話相手に送信する。また、通話路を介して通話相手から受信した通話信号を音声信号に変換して、MMインターフェース部12のハンドセットから出力する。
人体検知部15は、所定エリアに存在する人体を検知する。人体検知部15には、例えば所定エリアに存在する人体から放出される赤外線エネルギーを検知する焦電型赤外線センサが用いられる。
動作モード制御部16は、自内線電話機1の動作モードを制御する。具体的には、所定の移行条件を満足する場合に、自内線電話機1の動作モードを「通常モード」から「省電力モード」に移行させる。また、所定の復帰条件を満足する場合に、自内線電話機1の動作モードを「省電力モード」から「通常モード」に復帰させる。
本実施の形態では、所定の移行条件として次の条件(A1)−(A3)が同時に発生していることを要求している。
(A1)人体検知部15により第一の所定時間以上続けて人体が検出されていないこと。
(A2)MMインターフェース部12にユーザの操作が入力されていないこと。
(A3)呼制御部13により通話相手との間に通話路が確立されていないこと。
また、所定の復帰条件として次の条件(B1)−(B3)の何れかが発生することを要求している。
(B1)人体検知部15により第二の所定時間以上続けて人体が検出されていること。
(B2)MMインターフェース部12にユーザの操作が入力されたこと。
(B3)呼制御部13に呼が着信したこと。
ここで、第一、第二の所定時間は、ユーザがMMインターフェース部12を操作することで任意の時間を設定できるようにしてもよい。
また、動作モード制御部16は、「省電力モード」において、MMインターフェース部12の表示パネル、スピーカを停止したり、通話処理部14を停止したり、内線インターフェース部11の送信機能を停止したり、あるいは、内線電話機1のハードウエアを構成する計算機のクロックスピードおよび/または供給電圧を落とすなどして、内線電話機1の消費電力を低減させる。
図3は、内線電話機1の動作を説明するためのフロー図である。
先ず、内線電話機1は、電源が投入されると、所定の初期設定(イニシャライズ)を行う。それから、「通常モード」で動作を開始する(S101)。
次に、「通常モード」において、動作モード制御部16は、人体検知部15による人体の検出結果を監視する。そして、第一の所定時間(例えば10分間)以上続けて人体が検出されていないことを確認すると(S102でYES)、動作モード制御部16は、MMインターフェース部12および呼制御部13の状態を監視する。そして、MMインターフェース部12にユーザの操作が入力されていないこと、および呼制御部13により通話相手との間に通話路が確立されていないことを確認すると(S103、S104でともにYES)、自内線電話機1の動作モードを「通常モード」から「省電力モード」に移行させる(S111)。
次に、「省電力モード」において、動作モード制御部16は、人体検知部15、MMインターフェース部12および呼制御部13の状態を監視する。そして、人体検知部15により第二の所定時間(例えば3秒間)以上続けて人体が検出されたこと、MMインターフェース部12にユーザの操作が入力されたこと、および呼制御部13に呼が着信したことの少なくとも何れか一つを確認すると(S112〜S114の何れかでYES)、自内線電話機1の動作モードを「省電力モード」から「通常モード」に復帰させる(S101)。
図1に戻って説明を続ける。交換機2は、自交換機2が収容する内線電話機1を外線(公衆回線網、IP電話網等)3に接続させる。また、交換機2は、自交換機2が収容する内線電話機1の動作モードを取得する。そして、動作モードが「省電力モード」である内線電話機1を「不在」に設定し、着信に対する呼び出しの対象からこの内線電話機1を除外する。
図4は、交換機2の概略構成図である。
図示するように、交換機2は、内線インターフェース部21と、外線インターフェース部22と、スイッチ部23と、呼制御部24と、在席情報記憶部25と、動作モード取得部26と、在席情報更新部27と、を有する。
内線インターフェース部21は、自交換機2を各内線電話機1に接続するためのインターフェースである。
外線インターフェース部22は、自交換機2を外線3に接続するためのインターフェースである。
スイッチ部23は、呼制御部24の指示に従い交換処理を行って、外線3と内線電話機1との間、あるいは、内線電話機1と内線電話機1との間の接続を切り替える。
在席情報記憶部25には、内線電話機1毎に、この内線電話機1に割り当てられている電話番号および在席情報が記憶される。
図5は、在席情報記憶部25の登録内容を模式的に表した図である。図示するように、在席情報記憶部25には、自交換機2が収容する内線電話機1毎にレコード250が登録されている。レコード250は、内線電話機1に割り当てられている電話番号を登録するフィールド251と、内線電話機1が所属するグループのグループ番号を登録するフィールド252と、ユーザの在席情報(「在席」および「不在」のいずれか)を登録するフィールド253と、在席情報「不在」時の着信に対する処理内容を登録するフィールド254と、を有する。本実施の形態では、在席情報「不在」時の着信に対する処理内容として、発信者にユーザの不在を知らせる音声メッセージを送信する「メッセージ」処理、および所定の電話番号に着信転送する「転送」処理のいずれかを想定している。
動作モード取得部26は、内線インターフェース部21に接続されている内線電話機1各々の信号状態を監視することにより、内線電話機1各々の動作モード(「通常モード」および「省電力モード」のいずれか)を認識し取得する。
図6は、内線電話機1と交換機2とがISDNインターフェースで接続されている場合における、内線電話機1の動作モードとINFO信号との関係を説明するための図である。
内線電話機1は、「通常モード」において、交換機2にINFO3(B、Dチャンネルに通常データを含んだ、同期確立したフレーム)を送信する。これを受けて、交換機2は、内線電話機1にINFO4(B、DおよびDエコーチャンネルに通常データを含んだ、同期確立したフレーム。Aビットは2進「1」に設定)を送信する。また、交換機2において、動作モード取得部26は、内線インターフェース部21が内線電話機1から受信しているINFO信号がINFO3であることを認識することにより、この内線電話機1の動作モードを「通常モード」として認識する。
次に、内線電話機1は、「通常モード」から「省電力モード」に移行すると、交換機2にINFO0(無信号)を送信する。これを受けて、交換機2は、内線電話機1からのINFO信号が所定の時間t1以上続けてINFO0であることを確認し、内線電話機1にINFO0を送信する。また、交換機2において、動作モード取得部26は、内線インターフェース部21が所定の時間t1以上続けて内線電話機1からINFO0を受信していることを認識することにより、この内線電話機1の動作モードを「省電力モード」として認識する。
次に、内線電話機1は、「省電力モード」から「通常モード」に復帰すると、交換機2にINFO1(8ビットパターンの繰り返し)を送信する。これを受けて、交換機2は内線電話機1にINFO2(B、DおよびDエコーチャネルに2進「0」を設定したフレーム、Aビットも2進「0」を設定)を送信する。内線電話機1は、交換機2に、所定の時間t2(但しt2<t1)続けてINFO0を送信し、その後、INFO3を送信する。これを受けて、交換機2はINFO4を送信する。また、交換機2において、動作モード取得部26は、内線インターフェース部21が内線電話機1から受信しているINFO信号がINFO3に変化したことを認識することにより、この内線電話機1の動作モードを「通常モード」として認識する。
在席情報更新部27は、動作モード取得部26により取得された内線電話機1の動作モードに基づき、在席情報記憶部25に記憶されているこの内線電話機1の在席情報を更新する。具体的には、内線電話機1のレコード250のフィールド253に登録されている在席情報を、この内線電話機1の動作モードが「通常モード」ならば「在席」に更新し、「省電力モード」ならば「不在」に更新する。
呼制御部24は、呼制御処理を行ってスイッチ部23を制御し、外線3と内線電話機1との間、あるいは、内線電話機1と内線電話機1との間に通話路を確立する。また、呼制御部24は、在席情報「不在」の内線電話機1への着信を、この内線電話機1を呼び出すことなく、つまり「通常モード」に復帰させることなく処理する。
図7は、交換機2の着信動作を説明するためのフロー図である。
呼制御部24は、外線インターフェース部22を介して外線3から呼設定要求が着信すると(201でYES)、在席情報記憶部25を参照し、この呼設定要求で指定されている着番号を調べる(S202)。この着番号が、予め登録されている代表番号と一致する場合は(S202で「代表」)、S203に進む。また、この着番号が、何れかのレコード250のフィールド252に登録されているグループ番号と一致する場合は(S202で「グループ」)、S205に進む。また、この着番号が、何れかのレコード250のフィールド251に登録されている電話番号と一致する場合は(S202で「個別」)、S207に進む。
S203において、呼制御部24は、在席情報記憶部25を参照し、フィールド253に登録されている在席情報が「在席」であるレコード250を全て検出し、検出した各レコード250のフィールド251に登録されている電話番号により特定される内線電話機1を、内線インターフェース部21を介して呼び出す。その後、所定の呼制御手順に従い、呼び出しに応答した内線電話機1と呼の発信元との間に通話路を確立する(S204)。
また、S205において、呼制御部24は、在席情報記憶部25を参照し、着番号がフィールド252に登録されており、且つフィールド253に登録されている在席情報が「在席」であるレコード250を全て検出し、検出した各レコード250のフィールド251に登録されている電話番号により特定される内線電話機1を、内線インターフェース部21を介して呼び出す。その後、所定の呼制御手順に従い、呼び出しに応答した内線電話機1と呼の発信元との間に通話路を確立する(S206)。
また、S207において、呼制御部24は、在席情報記憶部25を参照し、着番号がフィールド251に登録されているレコード250を検出し、このレコード250のフィールド253に登録されている在席情報を調べる。在席情報が「不在」ならば(S207でYES)、このレコード250のフィールド254に登録されている不在時着信処理の内容に従い呼設定要求を処理する(S208)。
例えば、フィールド254に登録されている不在時着信処理の内容が「メッセージ」である場合、呼制御部24は、外線インターフェース部22を介して呼設定要求に応答して、通話相手との間に通話路を確立し、この通話路を介して通話相手に、予め登録しておいた不在の旨の音声メッセージを送信する。
また、例えば、フィールド254に登録されている不在時着信処理の内容が「転送」である場合、呼制御部24は、内線インターフェース部21を介して所定の内線電話機1に呼設定要求を転送する。ここで、所定の内線電話機1には、例えば着番号の内線電話機1と同じグループに所属し、且つ在席情報が「在席」の内線電話機1が選択される。具体的には、フィールド251に着番号が登録されているレコード250のフィールド252に登録されているグループ番号を特定する。そして、このグループ番号がフィールド252に登録されており、且つフィールド253に登録されている在席情報が「在席」であるレコード250を検索し、検索したレコード250のフィールド251に登録されている電話番号により特定される内線電話機1を、内線インターフェース部21を介して呼び出す。
一方、S207において、在席情報が「在席」ならば(S207でNO)、着番号により特定される内線電話機1を、内線インターフェース部21を介して呼び出す(S209)。その後、所定の呼制御手順に従い、この内線電話機1と呼の発信元との間に通話路を確立する(S210)。
図8は、交換機2の在席情報更新動作を説明するためのフロー図である。
動作モード取得部26は、内線インターフェース部21に接続されている各内線電話機1の信号状態を監視して、動作モードの変更を検出する(S251、S252)。そして、動作モードの変更を検出したならば(S252でYES)、この動作モードの変更が検出された内線電話機1の電話番号と共に変更後の動作モードを、在席情報更新部27に通知する。
これを受けて、在席情報更新部27は、動作モード取得部26から通知された電話番号をキーにして、在席情報記憶部25からレコード250を検索する。そして、動作モード取得部26から通知された通知モードが「省電力モード」ならば(S253で「省電力」)、この検索したレコード250のフィールド253に登録されている在席情報を「在席」から「不在」に変更する(S254)。一方、動作モード取得部26から通知された通知モードが「通常モード」ならば(S253で「通常」)、この検索したレコード250のフィールド253に登録されている在席情報を「不在」から「在席」に変更する(S255)。
図9は、図1に示す電話システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。ここで、ユーザ4は、内線電話機1が机に置かれた席のユーザである。
ユーザ4が着席している間(S401)、内線電話機1は、例えば、第二の所定時間以上、所定エリアに人体が存在することを検知する。これにより、内線電話機1は、「通常モード」で動作する(S402)。交換機2は、内線電話機1の動作モードが「通常モード」であることを認識し、この内線電話機1の在席情報を「在席」に設定する(S403)。
次に、ユーザ4が退席すると(S404)、内線電話機1は、第一の所定時間以上、所定エリアに人体が存在していないことを検知する。そして、内線電話機1は、この間、内線電話機1と通話相手との間に通話路が確立されておらず、且つユーザ操作されていないならば、動作モードを「省電力モード」に変更する(S405)。これにより、交換機2は、内線電話機1の動作モードが「省電力モード」に変化したことを認識し、この内線電話機1の在席情報を「不在」に設定する(S406)。
次に、この内線電話機1の電話番号を着番号とする呼設定要求が外線3から着信すると(S407)、交換機2は、この内線電話機1の在席情報が「不在」に設定されていることを確認し、この内線電話機1について予め設定されている、不在時着信に対する処理(「メッセージ」、「転送」のいずれか)を行う(S408)。
以上、本発明の一の実施の形態について説明した。
本実施の形態では、内線電話機1に人体検知部15を設け、この人体検知部15により人体が検知されていない場合、この内線電話機1を「省電力モード」で動作させる。また、交換機2に、自交換機2が収容する内線電話機1の動作モードを取得する動作モード取得部26を設け、在席情報更新部27により、この動作モード取得部26により取得された動作モードが「省電力モード」である内線電話機1の在席情報を「不在」に設定し、呼制御部24により、着信に対する呼び出しの対象から、この内線電話機1を除外する。
このように、本実施の形態では、近くに人がいない内線電話機1が「省電力モード」で動作する共に、交換機2が、「省電力モード」で動作している内線電話機1を呼び出さないように着信を処理する。このため、人の操作による応答が期待できない内線電話機1を呼び出して「通常モード」に復帰させてしまうことを防止することができ、これにより、電話システムの消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態において、交換機2は、在席情報が「不在」の内線電話機1に着信があった場合に、この着信に応答して所定の音声メッセージを送信することができる。あるいは、この着信を所定の電話番号に転送することができる。このため、本実施の形態によれば、在席情報が「不在」の内線電話機1に発信したユーザを電話口で長く待たせないで済む。
また、本実施の形態において、交換機2は、代表着信があった場合に、自交換機2が収容する内線電話機1のうち在席情報が「在席」の内線電話機1のみを呼び出す。また、グループ着信があった場合に、対象グループに所属する内線電話機1のうち在席情報が「在席」の内線電話機1のみを呼び出す。このため、本実施の形態によれば、人の操作による応答が期待できる内線電話機1のみを呼び出すことができ、これにより、電話システムの消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態において、交換機2は、内線電話機1各々の信号状態を監視することにより、内線電話機1各々の動作モードを認識し取得する。例えば、交換機2および内線電話機1間のインターフェースがISDNインターフェースである場合、INFO信号が所定時間t1以上INFO0である内線電話機1の動作モードを「省電力モード」として取得し、INFO信号がINFO3である内線電話機1の動作モードを「通常モード」として取得する。このようにすることにより、交換機2が内線電話機1各々の動作モードを取得するために、交換機2および各内線電話機1間で特別なメッセージを送受する必要がない。このため、電話システムの消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態において、焦電型赤外線センサを用いることにより、内線電話機1の人体検知部15を安価に構成することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、内線電話機1、交換機2の各構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processer)、PC(Personal Computer)などの計算機によりソフトウエア的に実行されるものでもよい。
また、上記の実施の形態において、交換機2は、内線電話機1各々の信号状態を監視することにより、内線電話機1各々の動作モードを認識し取得している。しかし、本発明はこれに限定されない。
例えば、内線電話機1が動作モードを変更した場合に動作モード変更通知パケットを交換機2に送信し、交換機2の動作モード取得部26が動作モード変更通知パケットを受信することにより、交換機2がこの動作モード変更通知パケット送信元の動作モードを取得するようにしてもよい。ここで、内線電話機1が、動作モード変更通知パケットを送信する代わりに、変更後の動作モードに対応する在席情報(「通常モード」なら「在席」、「省電力モード」なら「不在」)を格納したパケットを送信することにより、交換機2が内線電話機1の在席情報を直接取得するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、内線電話機1は、ISDNインターフェースを介して交換機2に収容されるデジタル多機能電話機でもよいし、あるいは、LANインターフェースを介して交換機2に収容されるIP電話機でもよい。また、内線電話機1のインターフェースは無線でもよい。
図1は、本発明の一実施の形態が適用された電話システムの概略図である。 図2は、内線電話機1の概略構成図である。 図3は、内線電話機1の動作を説明するためのフロー図である。 図4は、交換機2の概略構成図である。 図5は、在席情報記憶部25の登録内容を模式的に表した図である。 図6は、内線電話機1と交換機2とがISDNインターフェースで接続されている場合における、内線電話機1の動作モードとINFO信号との関係を説明するための図である。 図7は、交換機2の着信動作を説明するためのフロー図である。 図8は、交換機2の在席情報更新動作を説明するためのフロー図である。 図9は、図1に示す電話システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1:内線電話機、2:交換機、3:外線、11:内線インターフェース部、12:MMインターフェース部、13:呼制御部、14:通話処理部、15:人体検知部、16:動作モード制御部、21:内線インターフェース部、22:外線インターフェース部、23:スイッチ部、24:呼制御部、25:在席情報記憶部、26:動作モード取得部、27:在席情報更新部

Claims (10)

  1. 「通常モード」および「省電力モード」の二つの動作モードを有する複数の電話機と、前記複数の電話機を収容する交換機と、を有する電話システムであって、
    前記交換機は、
    前記複数の電話機の在席情報を記憶する在席情報記憶手段と、
    前記複数の電話機の動作モードを取得する動作モード取得手段と、
    「通常モード」の電話機が「在席」となり、「省電力モード」の電話機が「不在」となるように、前記動作モード取得手段により取得された動作モードに従って、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報を更新する在席情報更新手段と、
    「不在」の電話機を呼び出さないように、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報に従って、着信に対する呼び出しを制御する呼出制御手段と、を有し、
    前記電話機は、
    所定エリアに存在する人体を検知する検知手段と、
    前検知手段により第一の所定時間続けて人体が検知された場合、動作モードが「省電力モード」ならばこれを「通常モード」に変更すると共に、前記検知手段により第二の所定時間続けて人体が検知されなかった場合に、動作モードが「通常モード」ならばこれを「省電力モード」に変更するモード変更手段と、を有する
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムであって、
    前記交換機は、
    前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報が「不在」を示す電話機に着信があった場合に、当該着信に応答して所定の音声メッセージを送信する不在通知手段をさらに有する
    ことを特徴とする電話システム。
  3. 請求項1に記載の電話システムであって、
    前記交換機は、
    前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報が「不在」を示す電話機に着信があった場合に、当該着信を所定の電話番号に転送する着信転送手段をさらに有する
    ことを特徴とする電話システム。
  4. 請求項1に記載の電話システムであって、
    前記呼出制御手段は、
    代表着信があった場合に、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報が「在席」を示す電話機のみを呼び出す
    ことを特徴とする電話システム。
  5. 請求項1に記載の電話システムであって、
    前記呼出制御手段は、
    グループ着信があった場合に、対象グループに属する電話機のうち、前記在席情報記憶手段に記憶されている在席情報が「在席」を示す電話機のみを呼び出す
    ことを特徴とする電話システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電話システムであって、
    前記交換機は、
    ISDN回線を介して前記複数の電話機を収容しており、
    前記動作モード取得手段は、
    INFO信号が第三の所定時間以上INFO0である電話機の動作モードを「省電力モード」として取得し、INFO信号がINFO3である電話機の動作モードを「通常モード」として取得する
    ことを特徴とする電話システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電話システムであって、
    前記電話機は、
    動作モードを変更した場合に、動作モードあるいは在席情報の変更通知を前記交換機に送信する変更通知手段をさらに有し、
    前記動作モード取得手段は、
    受信した前記変更通知に基づいて、当該変更通知の送信元の動作モードあるいは在席情報を取得する
    ことを特徴とする電話システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電話システムであって、
    前記検知手段は、
    焦電型赤外線センサである
    ことを特徴とする電話システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の交換機。
  10. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電話機。
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