JP2009075796A - 入退場管理システムおよび入退場管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、係員がドア開の遠隔操作を行なった際に、係員が意図しない不審者がなだれ込むことを防止することができ、セキュリティレベルの向上が図れる入退場管理システムを提供する。
【解決手段】入退場対象エリアに対する人物の入退場を管理する入退場管理システムにおいて、入場希望者による呼出しボタンの押下を受けた係員が遠隔操作でドアを開くための解錠ボタンを押下しようとしたときに、ドアの前に人物が複数人存在した場合には、当該係員に対し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起やドア前方の画像を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】入退場対象エリアに対する人物の入退場を管理する入退場管理システムにおいて、入場希望者による呼出しボタンの押下を受けた係員が遠隔操作でドアを開くための解錠ボタンを押下しようとしたときに、ドアの前に人物が複数人存在した場合には、当該係員に対し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起やドア前方の画像を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば、セキュリティを必要とする部屋や施設等の入退場対象エリアに対する人物の入退場を管理するとともに、入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアを遠隔操作する機能を有する入退場管理システムおよび入退場管理方法に関し、特に不審者なだれ込みの防止および監視を行なうことができる入退場管理システムおよび入退場管理方法に関する。
近年、機密情報の重要性等により、セキュリティを必要とする部屋や施設等に対する入退場管理システムの需要が高まっている。このような入退場管理システムは、人物認証の不合格者や未登録者を入場させるために、インターフォン等の音声を根拠に遠隔操作によりドアの開閉を制御する機能が一般的である。
また、ドア近傍の画像を監視する監視カメラを設けることで、ドアを遠隔操作により開こうとする際にドア近傍の画像で判断させるシステムも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
さらに、最近、生体認証による人物認証機能を用いた入退場管理システムも開発されており、初めからカメラを装備し、入場対象者を撮像する入退場管理システムもあるが、この場合の撮像画像は認証用途に限られている。
特開2000−341419号公報
しかしながら、従来の入退場管理システムでは次のような問題がある。
(1)インターフォン等の音声を根拠に遠隔操作によりドアの開閉を制御するため、ドアを開いた際の不審者のなだれ込みを防止できない。
(2)監視カメラ機能を統合した入退場管理システムであっても、監視目的が主であるため、入場対象者の顔が撮像されない画像だったり、監視カメラの死角に人物が潜んだりし、不審者のなだれ込みを防止する手段とするには信頼性を欠く撮像画像である。
(3)生体認証用にカメラを装備した入退場管理システムであっても、カメラの撮像視野はドア前の1人に絞った狭いもので、撮像画像も認証用途にしか使えないものである。
(4)遠隔操作によるドアの開閉制御は、人(係員)の判断により行なわれるため、係員の慣れ等による確認不充分のままドアが開かれてしまう場合があり、それを防止することができない。
(1)インターフォン等の音声を根拠に遠隔操作によりドアの開閉を制御するため、ドアを開いた際の不審者のなだれ込みを防止できない。
(2)監視カメラ機能を統合した入退場管理システムであっても、監視目的が主であるため、入場対象者の顔が撮像されない画像だったり、監視カメラの死角に人物が潜んだりし、不審者のなだれ込みを防止する手段とするには信頼性を欠く撮像画像である。
(3)生体認証用にカメラを装備した入退場管理システムであっても、カメラの撮像視野はドア前の1人に絞った狭いもので、撮像画像も認証用途にしか使えないものである。
(4)遠隔操作によるドアの開閉制御は、人(係員)の判断により行なわれるため、係員の慣れ等による確認不充分のままドアが開かれてしまう場合があり、それを防止することができない。
そこで、本発明は、係員がドア開の遠隔操作を行なった際に、係員が意図しない不審者がなだれ込むことを防止することができ、セキュリティレベルの向上が図れる入退場管理システムおよび入退場管理方法を提供することを目的とする。
本発明の入退場管理システムは、入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられ、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力手段と、前記ドアの近傍に設けられ、当該ドア近傍の画像を撮像する撮像手段と、前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられ、前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示手段と、前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第1の報知手段と、前記特定の場所に設けられ、前記第1の報知手段による報知に対し前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力手段と、このドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開くドア制御手段とを具備している。
また、本発明の入退場管理システムは、入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられ、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物から認証用情報を取得する認証用情報取得手段と、この認証用情報取得手段により取得された認証用情報を用いて当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する認証手段と、この認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、前記ドアを開く第1のドア制御手段と、前記ドアの近傍に設けられ、当該ドア近傍の画像を撮像する撮像手段と、前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられ、前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示手段と、前記ドアの近傍に設けられ、前記認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと判定された場合、当該人物に対しその旨を報知する第2の報知手段と、前記ドアの近傍に設けられ、前記第2の報知手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと報知された人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力手段と、前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第3の報知手段と、前記特定の場所に設けられ、前記第3の報知手段による報知に対し前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力手段と、このドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開く第2のドア制御手段とを具備している。
また、本発明の入退場管理方法は、入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられたドア開要求入力手段により、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力ステップと、前記ドアの近傍に設けられた撮像手段により当該ドア近傍の画像を撮像する撮像ステップと、前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられた表示手段により、前記撮像ステップにより撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示ステップと、前記特定の場所に設けられた第1の報知手段により、前記ドア開要求入力ステップによりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第1の報知ステップと、前記特定の場所に設けられたドア開命令入力手段により、前記第1の報知ステップによる報知に対し前記表示ステップで表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力ステップと、このドア開命令入力ステップによりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開くドア制御ステップとを具備している。
また、本発明の入退場管理方法は、入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられた認証用情報取得手段により、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物から認証用情報を取得する認証用情報取得ステップと、この認証用情報取得ステップにより取得された認証用情報を用いて当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する認証ステップと、この認証ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、前記ドアを開く第1のドア制御ステップと、前記ドアの近傍に設けられた撮像手段により当該ドア近傍の画像を撮像する撮像ステップと、前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられた表示手段により、前記撮像ステップにより撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示ステップと、前記ドアの近傍に設けられた第2の報知手段により、前記認証ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと判定された場合、当該人物に対しその旨を報知する第2の報知ステップと、前記ドアの近傍に設けられたドア開要求入力手段により、前記第1の報知ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと報知された人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力ステップと、前記特定の場所に設けられた第3の報知手段により、前記ドア開要求入力ステップによりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第3の報知ステップと、前記特定の場所に設けられたドア開命令入力手段により、前記第3の報知ステップによる報知に対し前記表示ステップで表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力ステップと、このドア開命令入力ステップによりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開く第2のドア制御ステップとを具備している。
本発明によれば、係員がドア開の遠隔操作を行なった際に、係員が意図しない不審者がなだれ込むことを防止することができ、セキュリティレベルの向上が図れる入退場管理システムおよび入退場管理方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、人物の生体情報として顔画像を用いた場合を例として述べるが、顔画像以外に指紋画像や静脈画像などの他の生体情報を用いても同様に実施できる。
なお、以下の説明では、人物の生体情報として顔画像を用いた場合を例として述べるが、顔画像以外に指紋画像や静脈画像などの他の生体情報を用いても同様に実施できる。
図1は、本発明の実施の形態に係るインターフォン機能および人物認証機能を有する入退場管理システムの構成を概略的に示すものである。図1において、入退場対象エリア(たとえば、セキュリティを必要とする部屋や施設等)11には入退場口12が設けられていて、この入退場口12には入退場用のドア13が開閉自在に設けられている。ドア13は、電気錠14が設けられていて、この電気錠14を解錠、施錠制御することで開閉制御される。
ドア13の近傍(たとえば、側部)には、入退場対象エリア11に入場を希望する人物(以降、入場希望者ともいう)Mが操作する操作部15が設けられている。操作部15には、たとえば、図2に示すように、認証用情報としての顔画像を取得する認証用情報取得手段としてのビデオカメラ(以降、単にカメラと略称する)31、入場希望者Mに対し各種案内や報知を行なう液晶表示部32、特定の場所(たとえば、守衛室等)にいるドア11を遠隔操作する係員と通話するためのマイクロフォン33やスピーカ34、および、特定の場所にいる係員を呼出してドア開要求を行なうドア開要求入力手段としての呼出しボタン35などがそれぞれ設けられている。
なお、スピーカ34は、入場希望者Mに対し各種案内や報知を音声で行なう案内手段および報知手段を兼ねている。
なお、スピーカ34は、入場希望者Mに対し各種案内や報知を音声で行なう案内手段および報知手段を兼ねている。
カメラ31は、認証用情報としての顔画像を取得するためのもので、とたとえば、撮像素子としてCCDセンサ等を用いたビデオカメラであり、操作部15を操作する入場希望者Mの少なくとも顔画像を撮像可能に撮像視野が設定されている。
また、ドア13の近傍(たとえば、側部)には、当該ドア11近傍の画像を撮像する撮像手段としてのビデオカメラ(以降、単にカメラと略称する)16が設けられている。カメラ16は、とたとえば、撮像素子としてCCDセンサ等を用いたビデオカメラであり、操作部15を操作する入場希望者Mを含むドア13前方の画像を撮像可能に撮像視野17が設定されている。
カメラ16は、人物検出手段としての制御装置18に接続されている。制御装置18は、カメラ16により撮像されたドア11前方の画像を遠隔操作盤19へ分配するとともに、カメラ16からの入力画像から当該ドア11の前に存在する人物Mの人数を検出し、その検出結果を入退場管理部20へ送る機能を有している。
遠隔操作盤19は、ドア11を遠隔操作する係員がいる特定の場所(たとえば、守衛室等)に設置されていて、入退場管理部20と通信可能に接続されており、たとえば、図3に示すように、制御装置18から送られてくるカメラ16により撮像されたドア11前方の画像を係員に対し表示する表示手段としての液晶表示部41、ドア11の前にいる入場希望者Mと通話するためのマイクロフォン42やスピーカ43、および、係員が遠隔操作でドア11を開くためにドア開命令を入力するドア開命令入力手段としての解錠ボタン44などがそれぞれ設けられている。
なお、液晶表示部41は、係員に対し各種案内や報知を文字やイラストなどで行なう案内手段および報知手段を兼ねている。また、スピーカ43は、係員に対し各種案内や報知を音声で行なう案内手段および報知手段を兼ねている。
入退場管理部20は、主に入場希望者Mの顔認証処理およびその認証結果に基づく各種制御を行なうもので、たとえば、図4に示すように、カメラ31で撮像された画像から人物領域を検出する人物検出手段としての人物検出部51、人物検出部51で検出された人物領域の中から顔領域を検出する顔検出手段としての顔検出部52、顔検出部52で検出された顔領域の画像を辞書記憶部54にあらかじめ記憶(登録)された辞書情報と照合することで、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物か否かの判定を行なう認証手段としての顔認証部53、全体的な制御を司る主制御部55、主制御部55からのドア制御信号に応じて、前記ドア11に設けられた電気錠14を解錠、施錠制御することで前記ドア11を開閉駆動するドア制御手段としてのドア制御部56を有して構成されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
人物検出部51は、たとえば、文献(中井,“事後確率を用いた移動物体検出手法”,情処研報,94−CV90,pp.1−8,1994)に記載されている手法のように、背景画像との差分から検出する。これは、人物が存在しない場合の画像を背景画像として持ち、背景画像と現在の入力画像との差分から変化のある領域を変化領域として検出する。検出された変化領域の大きさや、縦横比から人物らしいと判定される領域を人物領域として検出する。
人物検出部51は、たとえば、文献(中井,“事後確率を用いた移動物体検出手法”,情処研報,94−CV90,pp.1−8,1994)に記載されている手法のように、背景画像との差分から検出する。これは、人物が存在しない場合の画像を背景画像として持ち、背景画像と現在の入力画像との差分から変化のある領域を変化領域として検出する。検出された変化領域の大きさや、縦横比から人物らしいと判定される領域を人物領域として検出する。
顔検出部52は、たとえば、文献(三田,金子,堀,“微小な差異を含む画像の照合に適した空間差分確率テンプレートの提案”,第9会画像センシングシンポジウム講演論文集,SSII03,2003)に記載されている手法を用いることで、顔領域を検出する。
顔認証部53は、たとえば、特開2001−266152号公報に記載されているように、あらかじめ登録者(入場希望者)の顔画像を用意し、その顔画像から抽出した固有の特徴情報を辞書情報として辞書記憶部54に記憶(登録)しておく。そして、顔検出部52で検出された顔領域の画像(特徴情報)と辞書記憶部54にあらかじめ登録された辞書情報とを照合して両者の類似度を求め、求めた類似度が閾値以上である場合、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物であると判定し、求めた類似度が閾値以上でない場合、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物でないと判定する。
主制御部55は、全体的な制御を司るもので、たとえば、顔認証部53の判定結果および遠隔操作盤19からのドア開命令信号に基づきドア11の開閉制御行なうとともに、操作部15および遠隔操作盤19の制御をも行なう。
次に、このような構成において動作を説明する。
まず、制御装置18における人物Mの人数検出処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、制御装置18における人物Mの人数検出処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
カメラ16から得られる1フレームの画像を取込み(ステップS1)、この取込んだ1フレームの画像をスキャンすることにより人物検出処理を行ない(ステップS2,S3)、人物領域(あるいは、人物らしい領域)が検出されると、検出された人物領域の中から顔検出処理を行なう(ステップS4)。ここで顔領域が検出されなかった場合はステップS1に戻って次の1フレーム画像に対する処理を繰り返し、顔領域が検出された場合、検出人数を加算(+1)して、その加算結果を記憶し(ステップS5,S6)、その後、ステップS1に戻って次の1フレーム画像に対する処理を繰り返す。
ステップS3において、人物領域(あるいは、人物らしい領域)が検出されなかった場合、1フレーム画像のスキャンが終了しているか否かをチェックし(ステップS7)、スキャンが終了していない場合、ステップS2に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS3において、1フレーム画像のスキャンが終了している場合、ステップS6で記憶した人数情報を入退場管理部20へ送り(ステップS8)、その後、ステップS6で記憶した人数情報をクリアし(ステップS9)、ステップS1に戻って次の1フレーム画像に対する処理を繰り返す。
次に、入場希望者Mの顔認証を行なう場合の全体的な動作について、図6および図7に示すフローチャートを参照して説明する。
遠隔操作盤19の液晶表示部41は、制御装置18から送られてくるカメラ16により撮像されたドア11前方の画像を常時表示しているものとして説明するが、必ずしも常時表示する必要はなく、たとえば、制御装置18で人物が検出された際、あるいは、呼出しボタン35が押下された際に表示するようにしてもよい。
まず、操作部15のカメラ31から得られる画像を取込み(ステップS11)、人物検出部51により人物検出処理が行なわれ(ステップS12)、人物領域が検出されると、検出された人物領域の中から、顔検出部52により顔検出処理が行なわれる(ステップS13)。ここで顔領域が検出されなかった場合はステップS11に戻り、顔領域が検出された場合、検出された顔領域について顔認証部53で顔認証処理が行なわれる。
すなわち、顔認証部53では、顔検出部52で検出された顔領域の画像から固有の特徴情報を抽出し(ステップS14)、辞書記憶部54にあらかじめ登録された固有の特徴情報からなる辞書情報と照合することで(ステップS15)、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物か否かの判定を行なう(ステップS16)。
ステップS16における判定の結果、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物であると判定された場合、その判定結果を受けた主制御部55は、ドア制御部56を介して電気錠14を解錠することで、ドア11を開けての入場を許可し(ステップS17)、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS16における判定の結果、当該入場希望者Mはあらかじめ登録された人物でないと判定された場合、その判定結果を受けた主制御部55は、操作部15の液晶表示部32およびスピーカ34のうち少なくともいずれか一方により当該入場希望者Mに対し未登録者であるから入場を許可しない旨を報知する(ステップS18)。
次に、主制御部55は、未登録者であると判定された入場希望者Mが操作部15において呼出しボタン35を押下するのを一定時間待機し(ステップS19,S20)、呼出しボタン35が押下されない場合、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS19において、未登録者である入場希望者Mにより呼出しボタン35が押下された場合、その信号を受けた主制御部55は、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し呼出しボタン35が押下されたことを報知する(ステップS21)。
このとき、主制御部55は、制御装置18がドア11の前に人物Mを複数検出しているか否かをチェックし(ステップS22)、複数人検出している場合、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し不審者がなだれ込む危険性のあることを報知し、注意喚起をうながす(ステップS23)。
なお、ステップS22におけるチェックの結果、複数人検出していない場合、ステップS23の報知処理は行なわない。
なお、ステップS22におけるチェックの結果、複数人検出していない場合、ステップS23の報知処理は行なわない。
ステップS21での報知により呼出しボタン35が押下されたことを認知した係員は、このとき液晶表示部41に表示されているドア11前方の画像を目視することにより、ドア11の前に人物Mが複数人いるか否かをチェックし(ステップS24)、複数人いる場合、それらの中に不審者がいないか否かをチェックし(ステップS25)、不審者がいる場合、たとえば、図示しない通報ボタンを押下することで、警備室等へ通報し(ステップS26)、その後、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
このように、呼出しボタン35の押下を受けた係員が解錠ボタン44を押下しようとしたときに、ドア11の前に人物Mが複数人存在した場合には、当該係員に対し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起やドア11前方の画像を提供するものである。
ステップS24におけるチェックの結果、ドア11の前に人物Mが複数人いない場合、あるいは、ステップS25におけるチェックの結果、不審者がいない場合、係員は、ドア11を開くために解錠ボタン44を押下する(ステップS27)。
解錠ボタン44が押下されると、その信号を受けた主制御部55は、このとき制御装置18がドア11の前に人物Mを複数検出しているか否かをチェックし(ステップS28)、複数人検出していない場合、解錠ボタン44の押下を有効とし、ドア制御部56を介して電気錠14を解錠することで、ドア11を開けての入場を許可し(ステップS17)、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS28におけるチェックの結果、複数人検出している場合、主制御部55は、解錠ボタン44の押下はあらかじめ定められた所定回数目(X回目、たとえば、1回目)であるか否かをチェックし(ステップS29)、X回目(1回目)でない場合、解錠ボタン44の押下を有効とし、ドア制御部56を介して電気錠14を解錠することで、ドア11を開けての入場を許可し(ステップS17)、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS29におけるチェックの結果、X回目(1回目)である場合、主制御部55は、このときの解錠ボタン44の押下を無効(キャンセル)とし(ステップS30)、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し、液晶表示部41に表示されているドア11前方の画像を再度確認した後に解錠ボタン44の押下を再度行なうよう案内し、注意喚起をうながす(ステップS31)。その後、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。
このように、呼出しボタン35の押下を受けた係員が解錠ボタン44を押下したときに、ドア11の前に人物Mが複数人存在した場合には、当該解錠ボタン44の押下を一旦キャンセルし、当該係員に対しドア11の前に複数人存在し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起を行なうとともにドア11前方の画像を提供し、再度確認の後に再度の解錠ボタン44の押下がなされた場合には、当該解錠ボタン44の押下を有効とするものである。
次に、入場希望者Mの顔認証を行なわない場合、すなわち、当該入退場管理システムに登録されていない人物が入場を希望する場合の全体的な動作について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
この場合も、遠隔操作盤19の液晶表示部41は、制御装置18から送られてくるカメラ16により撮像されたドア11前方の画像を常時表示しているものとして説明するが、必ずしも常時表示する必要はなく、たとえば、制御装置18で人物が検出された際、あるいは、呼出しボタン35が押下された際に表示するようにしてもよい。
当該入退場管理システムに登録されていない未登録者である入場希望者Mが操作部15の呼出しボタン35を押下した場合(ステップS41)、その信号を受けた主制御部55は、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し呼出しボタン35が押下されたことを報知する(ステップS42)。
このとき、主制御部55は、制御装置18がドア11の前に人物Mを複数検出しているか否かをチェックし(ステップS43)、複数人検出している場合、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し不審者がなだれ込む危険性のあることを報知し、注意喚起をうながす(ステップS44)。
なお、ステップS43におけるチェックの結果、複数人検出していない場合、ステップS44の報知処理は行なわない。
なお、ステップS43におけるチェックの結果、複数人検出していない場合、ステップS44の報知処理は行なわない。
ステップS42での報知により呼出しボタン35が押下されたことを認知した係員は、このとき液晶表示部41に表示されているドア11前方の画像を目視することにより、ドア11の前に人物Mが複数人いるか否かをチェックし(ステップS45)、複数人いる場合、それらの中に不審者がいないか否かをチェックし(ステップS46)、不審者がいる場合、たとえば、図示しない通報ボタンを押下することで、警備室等へ通報し(ステップS47)、その後、ステップS41に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS45におけるチェックの結果、ドア11の前に人物Mが複数人いない場合、あるいは、ステップS46におけるチェックの結果、不審者がいない場合、係員は、ドア11を開くために解錠ボタン44を押下する(ステップS48)。
解錠ボタン44が押下されると、その信号を受けた主制御部55は、このとき制御装置18がドア11の前に人物Mを複数検出しているか否かをチェックし(ステップS49)、複数人検出していない場合、解錠ボタン44の押下を有効とし、ドア制御部56を介して電気錠14を解錠することで、ドア11を開けての入場を許可し(ステップS50)、ステップS41に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS49におけるチェックの結果、複数人検出している場合、主制御部55は、解錠ボタン44の押下はあらかじめ定められた所定回数目(X回目、たとえば、1回目)であるか否かをチェックし(ステップS51)、X回目(1回目)でない場合、解錠ボタン44の押下を有効とし、ドア制御部56を介して電気錠14を解錠することで、ドア11を開けての入場を許可し(ステップS50)、ステップS41に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS51におけるチェックの結果、X回目(1回目)である場合、主制御部55は、このときの解錠ボタン44の押下を無効(キャンセル)とし(ステップS52)、遠隔操作盤19の液晶表示部41およびスピーカ43のうち少なくともいずれか一方により、係員に対し、液晶表示部41に表示されているドア11前方の画像を再度確認した後に解錠ボタン44の押下を再度行なうよう案内し、注意喚起をうながす(ステップS53)。その後、ステップS41に戻って上記同様な動作を繰り返す。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、ドア11前方の画像を撮像して、ドア11を遠隔操作する係員に対して提供することにより、入場希望者Mにより呼出しボタン35の押下を受けた係員が遠隔操作でドア11を開くための解錠ボタン44を押下する際に、当該係員に対し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起を行なうことができる。したがって、係員がドア開の遠隔操作を行なう際に、ドア11前方の画像を確認した後にドア開の遠隔操作を行なうことができるので、係員が意図しない不審者がなだれ込むことを防止することができ、セキュリティレベルの向上が図れる。
また、入場希望者Mにより呼出しボタン35の押下を受けた係員が遠隔操作でドア11を開くための解錠ボタン44を押下する際に、ドア11の前に人物Mが複数人存在した場合には、当該係員に対し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起を行なうことで、より一層、不審者のなだれ込みを防止することができ、セキュリティレベルの向上が図れる。
さらに、呼出しボタン35の押下を受けた係員が解錠ボタン44を押下したときに、ドア11の前に人物Mが複数人存在した場合には、当該解錠ボタン44の押下を一旦キャンセルし、当該係員に対しドア11の前に複数人存在し不審者がなだれ込む危険性があることの注意喚起を行なうとともにドア11前方の画像を提供し、再度確認の後に再度の解錠ボタン44の押下がなされた場合には、当該解錠ボタン44の押下を有効とすることで、係員の慣れからくる確認不充分の操作を防止し、より一層、セキュリティレベルを高めることができる。
なお、前記実施の形態では、ドア前方の画像を取得するカメラおよび認証用情報としての人物の顔画像を取得するカメラを別々に設けた場合について説明したが、必ずしも別々にする必要はなく、1つのカメラで兼用し、取得した画像を分配して使用するようにしてもよい。
また、認証用情報として人物の顔画像(生体情報)を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、無線式のIDカードから読取った認証用情報(ID番号や暗証番号等の固有情報)を用いてもよく、さらには、入場希望者Mがキーボードの操作などにより入力するID番号や暗証番号等の固有情報を用いてもよい。ID番号や暗証番号等の固有情報を用いる場合は、その取得手段(キーボードやカードリーダ等)を操作部15に設ければよい。
さらに、前記実施の形態では、インターフォン機能および人物認証機能を有する入退場管理システムに適用した場合について説明したが、必ずしも両機能を有する必要はなく、少なくともいずれか一方の機能有していればよい。
M…人物(入場希望者)、11…入退場対象エリア、12…入退場口、13…入退場用のドア、14…電気錠、15…操作部、16…カメラ(撮像手段)、18…制御装置(人物検出手段)、19…遠隔操作盤、20…入退場管理部、31…カメラ(認証用情報取得手段、撮像手段)、32…液晶表示部(報知手段)、33…マイクロフォン、34…スピーカ(報知手段)、35…呼出しボタン(ドア開要求入力手段)、41…液晶表示部(表示手段、報知手段)、42…マイクロフォン、43…スピーカ(報知手段)、44…解錠ボタン(ドア開命令入力手段)、51…人物検出部(人物検出手段)、52…顔検出部(顔検出手段)、53…顔認証部(認証手段)、54…辞書記憶部、55…主制御部、56…ドア制御部(ドア制御手段)。
Claims (10)
- 入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられ、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、当該ドア近傍の画像を撮像する撮像手段と、
前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられ、前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第1の報知手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記第1の報知手段による報知に対し前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力手段と、
このドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開くドア制御手段と、
を具備したことを特徴とする入退場管理システム。 - 入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられ、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物から認証用情報を取得する認証用情報取得手段と、
この認証用情報取得手段により取得された認証用情報を用いて当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する認証手段と、
この認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、前記ドアを開く第1のドア制御手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、当該ドア近傍の画像を撮像する撮像手段と、
前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられ、前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、前記認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと判定された場合、当該人物に対しその旨を報知する第2の報知手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、前記第2の報知手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと報知された人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第3の報知手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記第3の報知手段による報知に対し前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力手段と、
このドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開く第2のドア制御手段と、
を具備したことを特徴とする入退場管理システム。 - 入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられ、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物から認証用情報を取得する認証用情報取得手段と、
この認証用情報取得手段により取得された認証用情報を用いて当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する認証手段と、
この認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、前記ドアを開く第1のドア制御手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、当該ドア近傍の画像を撮像する撮像手段と、
前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられ、前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、前記認証手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと判定された場合、当該人物に対しその旨を報知する第2の報知手段と、
前記ドアの近傍に設けられ、前記第2の報知手段により当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと報知された人物、あるいは、当該入退場管理システムに登録されていない人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第3の報知手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記第3の報知手段による報知に対し前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力手段と、
このドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開く第2のドア制御手段と、
を具備したことを特徴とする入退場管理システム。 - 前記撮像手段により撮像されたドア近傍の画像から当該ドア近傍に存在する人物の人数を検出する人物検出手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記ドア開要求入力手段によりドア開要求信号が入力された際、前記人物検出手段が前記ドアの近傍に存在する人物を複数検出している場合、前記係員に対し不審者なだれ込みの危険性がある旨を報知する第4の報知手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の入退場管理システム。 - 前記ドア開命令入力手段によりドア開命令信号が入力された際、前記人物検出手段が前記ドアの近傍に存在する人物を複数検出している場合、前記ドア開命令入力手段によるドア開命令信号の入力をキャンセルするドア開命令信号入力キャンセル手段と、
前記特定の場所に設けられ、前記ドア開命令信号入力キャンセル手段によりドア開命令信号の入力がキャンセルされた場合、前記係員に対し、前記表示手段に表示されたドア近傍の画像を再度確認した後に前記ドア開命令入力手段によるドア開命令信号の入力を再度行なうよう案内する案内手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項4記載の入退場管理システム。 - 前記認証用情報は、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物の顔画像や指紋画像、静脈画像などの生体情報、あるいは、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物が所持する認証用媒体に記録されているID番号や暗証番号などの固有情報のうち少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項2または請求項3記載の入退場管理システム。
- 入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられたドア開要求入力手段により、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力ステップと、
前記ドアの近傍に設けられた撮像手段により当該ドア近傍の画像を撮像する撮像ステップと、
前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられた表示手段により、前記撮像ステップにより撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示ステップと、
前記特定の場所に設けられた第1の報知手段により、前記ドア開要求入力ステップによりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第1の報知ステップと、
前記特定の場所に設けられたドア開命令入力手段により、前記第1の報知ステップによる報知に対し前記表示ステップで表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力ステップと、
このドア開命令入力ステップによりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開くドア制御ステップと、
を具備したことを特徴とする入退場管理方法。 - 入退場対象エリアに設けられた入退場用のドアの近傍に設けられた認証用情報取得手段により、前記入退場対象エリアに入場を希望する人物から認証用情報を取得する認証用情報取得ステップと、
この認証用情報取得ステップにより取得された認証用情報を用いて当該人物はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する認証ステップと、
この認証ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、前記ドアを開く第1のドア制御ステップと、
前記ドアの近傍に設けられた撮像手段により当該ドア近傍の画像を撮像する撮像ステップと、
前記ドアを遠隔操作する係員がいる特定の場所に設けられた表示手段により、前記撮像ステップにより撮像されたドア近傍の画像を前記係員に対し表示する表示ステップと、
前記ドアの近傍に設けられた第2の報知手段により、前記認証ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと判定された場合、当該人物に対しその旨を報知する第2の報知ステップと、
前記ドアの近傍に設けられたドア開要求入力手段により、前記第1の報知ステップにより当該人物はあらかじめ登録された人物ではないと報知された人物がドア開要求信号を入力するドア開要求入力ステップと、
前記特定の場所に設けられた第3の報知手段により、前記ドア開要求入力ステップによりドア開要求信号が入力された際、そのドア開要求信号を受取ることで前記係員に対しその旨を報知する第3の報知ステップと、
前記特定の場所に設けられたドア開命令入力手段により、前記第3の報知ステップによる報知に対し前記表示ステップで表示されたドア近傍の画像を前記係員が確認した後に当該係員がドア開命令信号を入力するドア開命令入力ステップと、
このドア開命令入力ステップによりドア開命令信号が入力された際、そのドア開命令信号を受取ることで前記ドアを開く第2のドア制御ステップと、
を具備したことを特徴とする入退場管理方法。 - 前記撮像ステップにより撮像されたドア近傍の画像から当該ドア近傍に存在する人物の人数を検出する人物検出ステップと、
前記特定の場所に設けられた第4の報知手段により、前記ドア開要求入力ステップによりドア開要求信号が入力された際、前記人物検出ステップが前記ドアの近傍に存在する人物を複数検出している場合、前記係員に対し不審者なだれ込みの危険性がある旨を報知する第4の報知ステップと、
をさらに具備したことを特徴とする請求項7または請求項8記載の入退場管理方法。 - 前記ドア開命令入力ステップによりドア開命令信号が入力された際、前記人物検出ステップが前記ドアの近傍に存在する人物を複数検出している場合、前記ドア開命令入力ステップによるドア開命令信号の入力をキャンセルするドア開命令信号入力キャンセルステップと、
前記特定の場所に設けられた案内手段により、前記ドア開命令信号入力キャンセルステップによりドア開命令信号の入力がキャンセルされた場合、前記係員に対し、前記表示ステップで表示されたドア近傍の画像を再度確認した後に前記ドア開命令入力ステップによるドア開命令信号の入力を再度行なうよう案内する案内ステップと、
をさらに具備したことを特徴とする請求項9記載の入退場管理方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007243256A JP2009075796A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 入退場管理システムおよび入退場管理方法 |
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JP2007243256A JP2009075796A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 入退場管理システムおよび入退場管理方法 |
Publications (1)
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JP2007243256A Pending JP2009075796A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 入退場管理システムおよび入退場管理方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016038894A1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-03-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 機器操作端末、制御システム、制御装置、機器操作方法、および、プログラム |
JP2020126337A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 顔認証システム、顔認証機、顔認証方法および顔認証プログラム |
-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007243256A patent/JP2009075796A/ja active Pending
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WO2016038894A1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-03-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 機器操作端末、制御システム、制御装置、機器操作方法、および、プログラム |
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JP7378034B2 (ja) | 2019-02-01 | 2023-11-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 顔認証システム、顔認証機、顔認証方法および顔認証プログラム |
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