JPWO2016038894A1 - 機器操作端末、制御システム、制御装置、機器操作方法、および、プログラム - Google Patents

機器操作端末、制御システム、制御装置、機器操作方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部(140)と、入力部(140)が受け付けた操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部(101)と、入力部(140)が受け付けた操作が不利益操作であると判断部(101)により判断された場合に、電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部(103)と、情報提示部(103)がアドバイス情報を提示した後に入力部(140)が操作の入力を受け付けると、受け付けた操作の対象である電気機器に操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する通信部(110)とを備える。

Description

本発明は、機器操作端末および機器操作方法に関し、より詳細には、建物において使用される電気機器を操作するための機器操作端末、制御システム、制御装置、機器操作方法、および、プログラムに関する。
従来、無線LAN(Local Area Network)を使って、各種機器を制御するリモートコントロール装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のリモートコントロール装置は、ネットワーク接続機器検出アイコンが操作されると、ネットワークに接続されている機器群が検出され、新規検出順に機器をアイコンで表示する。ユーザは、アイコンを操作することで対応する機器を操作することができる。
特開2003−309884号公報
上述のリモートコントロール装置を用いて機器を操作する場合、その操作内容がユーザに不利益を与える操作内容(例えば、電力消費を増大させたり、建物の防犯性能を低下させたりする操作内容)であっても、その操作内容にしたがって機器が制御されてしまう。そのため、ユーザに不利益を与えるような操作内容であることに気付かないまま、ユーザがリモートコントロール装置を操作すると、その操作内容にしたがって機器が動作されることで、結果的にユーザに不利益を与えるような動作を機器が行う可能性がある。
そこで本発明は、ユーザに不利益を与えるような操作が入力されにくい機器操作端末等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る機器操作端末は、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様に係る制御システムは、建物において使用される電気機器と、前記電気機器に制御命令を送信する機器操作端末とを備える制御システムであって、前記機器操作端末は、前記電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様に係る制御装置は、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部により受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様に係る機器操作方法は、機器操作端末により実行される機器操作方法であって、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断ステップで判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示ステップと、前記情報提示ステップで前記アドバイス情報を提示した後に前記入力ステップで操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信ステップとを含む。
本発明によれば、ユーザに不利益を与えるような操作が入力されにくい機器操作端末等を提供することができる。
図1は、実施の形態の機器操作端末を用いた制御システムのブロック図である。 図2は、実施の形態の機器操作端末の動作を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態の機器操作端末の、電気機器の消費電力を増加させる不利益操作の判断を含む動作を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態の機器操作端末の別の動作を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態の機器操作端末の別の動作を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態の機器操作端末の別の動作を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態の変形例における制御装置及び情報端末を用いた制御システムのブロック図である。
以下、本実施の形態に係る照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置や接続形態、及び、工程(ステップ)や工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態の機器操作端末10を用いた制御システム3の概略的なブロック図である。
制御システム3は、機器操作端末10と、操作対象の電気機器20と、関連情報出力部30と、蓄電装置40とを備える。制御システム3は、建物1(例えば戸建の住宅や集合住宅の住戸など)において使用される電気機器20の動作を制御するための制御システムである。
電気機器20は、建物1において使用される電気機器である。電気機器20は、建物1内に構築されたLANを介して機器操作端末10との間で通信を行う通信機能を備えている。電気機器20は、動作状態を機器操作端末10に送信する機能を備えている。また、電気機器20は、機器操作端末10により送信される制御命令に応じて、制御命令の制御内容にしたがって動作する機能を備えている。
制御システム3は、電気機器20として、例えばエアコン21又は電動サッシ22を備える。なお、電気機器20は、エアコン21又は電動サッシ22に限定されず、建物1において使用される電気機器であれば、電動ドアでもよいし、防犯システムのコントローラでもよく、その他の電気機器でもよい。また、電気機器20の台数は2台に限定されず、適宜変更が可能である。
関連情報出力部30は、建物1の内部又は外部に設置され、電気機器20の動作に関連する関連情報を出力するセンサ又は制御系のサブシステム(例えば防犯システムなど)である。関連情報出力部30は、建物1内に構築されたLANを介して機器操作端末10との間で通信を行う通信機能を備え、関連情報を機器操作端末10に送信する。
制御システム3は、関連情報出力部30として、例えば電力センサ31、温湿度センサ32、空気質センサ33、又は、防犯システム34を含む。
電力センサ31は、建物1の全体で使用される使用電力量を測定するセンサである。
温湿度センサ32は、建物1の内部の温度及び湿度と、建物1の外部の温度及び湿度とのそれぞれを測定するセンサである。
空気質センサ33は、例えば建物1の外側で空気(外気)の清浄度を測定するセンサである。空気質センサ33は、例えば半導体式、電気化学式又は固体電解質式などのガスセンサであり、空気中のCO2濃度、又は、臭い物質の濃度を測定することによって、空気の清浄度を測定する。なお、空気質センサ33は、空気中の微小粒子状物質(いわゆるPM2.5)の濃度を測定するセンサでもよい。また、空気質センサ33は建物1の内側で空気の清浄度を測定してもよい。
防犯システム34は、建物1の開口部に設けられた建具(扉又は窓)の開閉状態を検知する防犯センサなどを備える。防犯システム34は、防犯モードにセットされている状態で防犯センサが異常を検知すると、異常事態の発生を建物1の内部又は外部に報知する。防犯システム34は、関連情報として、防犯モードにセットされているか否かの情報を出力する。
蓄電装置40は、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池などの蓄電池と、蓄電池を充放電させる充放電回路と、通信回路とを備える。蓄電装置40は、充電モード又は放電モードで動作する。蓄電装置40は、充電モードでは、例えば商用交流電源によって充電される。蓄電装置40は、電力需要のピーク時又は停電時などに充電モードから放電モードに切り替えられ、蓄えた電力を放電することによって、商用交流電源からの買電電力量を抑制したり、停電時に電気機器20を動作させたりすることができる。蓄電装置40の通信回路は、建物1内に構築されたLANを介して機器操作端末10との間で通信を行い、蓄電池の残量(蓄電量、又は、SOC(State Of Charge)ともいう)を示す残量情報を機器操作端末10に送信する機能を備える。また蓄電装置40の充放電回路は、機器操作端末10により送信される制御命令に応じて、蓄電池を充電させる充電動作、及び、蓄電池を放電させる放電動作の何れかに動作状態を切り替える機能も備えている。
機器操作端末10は、例えばスマートフォン又はタブレット型のコンピュータのように、特定のユーザが専有的に使用する携帯端末である。なお、機器操作端末10は、スマートフォン又はタブレット型のコンピュータのような携帯端末に限定されない。機器操作端末10は、例えばHEMS(Home Energy Management System)のGUI(Graphical User Interface)装置でもよいし、パーソナルコンピュータでもよい。
本実施の形態の機器操作端末10は、信号処理部100と、通信部110と、表示制御部120と、モニタ130と、入力部140と、記憶部150とを備える。
通信部110は、建物1に構築されたLANを介して電気機器20、関連情報出力部30、蓄電装置40との間で通信を行う。また、通信部110は、インターネットのような広域ネットワーク60を介してサーバ50との間で通信を行う。
モニタ130は、バックライト付きの液晶ディスプレイ又はEL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、機器操作端末10を操作したり、機器操作端末10の動作状態を監視したりするための各種の画面を表示する。
表示制御部120は、信号処理部100から入力される画面データに基づいて、モニタ130の表示を制御する。
入力部140は、例えばモニタ130に組み合わされたタッチパッドのような入力デバイスである。入力部140は、例えば操作対象の電気機器20に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける。
記憶部150は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)のような電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部150には、制御プログラム又は各種のアドバイス情報などが格納されている。また記憶部150には、機器操作端末10の主たるユーザを示す識別情報が予め登録されている。この識別情報は、例えば建物1でのエネルギーの需給を管理する権限を有しているユーザであるか、その他のユーザ(以下、標準ユーザという。)であるかを識別するための情報である。
信号処理部100は、例えば記憶部150に格納された制御プログラムを実行することによって所定の機能を実現するマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータが制御プログラムを実行することによって、信号処理部100内の判断部101、評価部102、情報提示部103及び取得部104などの機能ブロックが実現される。
取得部104は、関連情報出力部30との通信を通信部110に行わせることによって、電気機器20の動作に関連した関連情報を関連情報出力部30により取得する。また取得部104は、サーバ50との通信を通信部110に行わせることによって、サーバ50から関連情報を取得する。サーバ50から取得する関連情報としては、例えば、電力会社が節電を要請するために送信するDR(Demand Response、需要応答)情報などの節電に関する情報(以下、節電情報という)、温湿度の予報情報、又は、空気質の予報情報などがある。
判断部101は、入力部140が受け付けた操作内容が、ユーザに不利益を与えるような不利益操作であるか否かを判断する。ここで、不利益操作には、例えば、操作前に比べて電気機器20の消費電力を増加させるような操作、建物1の防犯性能を低下させるような操作、又は、建物1の内部の環境が悪化するような操作が含まれる。これらそれぞれの操作について後で詳しく説明する。なお、以降において、「操作」という場合、上記「操作内容」を意味することもある。
評価部102は、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を電気機器20に実行させることで不利益が発生すると判断された場合に、発生する不利益の程度を評価する。
情報提示部103は、入力部140が受け付けた操作内容が判断部101によって不利益操作であると判断された場合、記憶部150に格納されたアドバイス情報をもとに、電気機器20の操作に関するアドバイス情報を表示するための画面データを作成する。情報提示部103は、評価部102の評価結果に応じて、アドバイス情報の内容を変化させてもよい。情報提示部103は、作成した画面データを表示制御部120に出力し、モニタ130にアドバイス情報を表示させる。
なお、機器操作端末10が備える各機能ブロックは、外観上、複数の装置に分散して備えられてもよい。その場合、上記複数の装置は、通信回線により通信可能に接続され、上記複数の装置同士の情報のやりとりは、上記通信回線により行われるものとする。
次に、本実施の形態の機器操作端末10を用いて電気機器20を操作する手順を図2に基づいて説明する。
ステップS1(入力ステップ)において、ユーザが入力部140を操作して、操作対象の電気機器20に所望の動作を行わせる操作を行うと、入力部140は、信号処理部100に操作内容に応じた操作信号を出力する。
入力部140から信号処理部100に操作信号が入力されると、信号処理部100の取得部104は、操作信号の操作内容に関連した情報(関連情報ともいう)を、電気機器20、関連情報出力部30又は蓄電装置40から取得する。また、信号処理部100の取得部104は、広域ネットワーク60を介してサーバ50にアクセスし、サーバ50からも操作信号の操作内容に関連した関連情報を取得する(ステップS2)。
判断部101は、入力部140が受け付けた操作信号の操作内容と、取得部104が取得した関連情報とに基づいて、操作信号の操作内容がユーザに不利益を与えるような不利益操作であるか否かを判断する(ステップS3(判断ステップ))。
ステップS3において操作信号の操作内容が不利益操作でないと判断部101が判断すると(ステップS3でNo)、信号処理部100は、操作内容に応じた制御命令を通信部110により操作対象の電気機器20に送信させる(ステップS6)。操作対象の電気機器20が上記制御命令を受信すると、この電気機器20は、受信した制御命令に応じた動作を行う。よって、機器操作端末10は、操作対象の電気機器20に所望の動作を行わせることができる。
ステップS3において操作信号の操作内容が不利益操作であると判断部101が判断すると(ステップS3でYes)、情報提示部103は、記憶部150に記憶されたアドバイス情報に基づいて、操作対象の電気機器20の操作に関するアドバイス情報の画像データを作成する。情報提示部103は、作成した画像データを表示制御部120に出力し、モニタ130がアドバイス情報を表示させる(ステップS4(情報提示ステップ))。なお、情報提示部103は、アドバイス情報をモニタ130に表示させると説明したが、アドバイス情報をユーザに提示する方法は、文字又は画像による方法に限定されず、例えばスピーカ(図示せず)により音声で出力する方法でもよい。
ステップS4で情報提示部103がアドバイス情報を表示したら、入力部140は、ユーザからの入力を待ち受ける(ステップS5)。情報提示部103がアドバイス情報を表示してから所定のウエイト時間が経過するまでの間に、同じ電気機器20を動作させるための操作が入力部140に入力されなければ(ステップS5でNo)、アドバイス情報を見たユーザが電気機器20の操作を断念したと判断される。この場合、信号処理部100は、入力部140から入力された操作信号を破棄し、操作対象の電気機器20に制御命令を送信せずに、処理を終了する。よって、操作対象の電気機器20は、現在の動作状態を維持する。
一方、情報提示部103がアドバイス情報を表示してからウエイト時間が経過するまでの間に、同じ電気機器20を動作させるための操作を入力部140が受け付けると(ステップS5でYes)、ユーザが、アドバイス情報を見た上で電気機器20の操作を指示してきたと判断する。この場合、信号処理部100は、操作内容に応じた制御命令を通信部110により操作対象の電気機器20に送信させる(ステップS6(送信ステップ))。操作対象の電気機器20が上記制御命令を受信すると、この電気機器20は、受信した制御命令に応じた動作を行う。よって、機器操作端末10は、操作対象の電気機器20に所望の動作を行わせることができる。
以上説明したように、本実施の形態の機器操作端末10は、入力部140と、判断部101と、情報提示部103と、送信部(信号処理部100および通信部110)とを備える。入力部140は、建物1において使用される電気機器20に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける。判断部101は、入力部140が受け付けた操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する。情報提示部103は、入力部140が受け付けた操作が不利益操作であると判断部101により判断された場合に、電気機器20の操作に関するアドバイス情報を提示する。送信部は、情報提示部103がアドバイス情報を提示した後に入力部140が操作を受け付けると、受け付けた操作の対象である電気機器20に、操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する。
このように、本実施の形態の機器操作端末10は、電気機器20に対する不利益操作がユーザにより入力部140を用いて行われると、不利益操作に応じた動作を操作対象の電気機器20に実行させる前に、情報提示部103にアドバイス情報を提示している。したがって、不利益操作を行ったユーザは、提示されたアドバイス情報をもとに不利益操作に応じた動作を電気機器20に実行させるか否かを判断することができ、不利益操作を断念すれば、操作対象の電気機器20によって不利益な動作が行われなくなる。一方、不利益操作を行ったユーザが、提示されたアドバイス情報を考慮した上で、入力部140を用いて再び操作の入力を行うと、この操作の入力に応じた制御命令が操作対象の電気機器20に送信されるので、電気機器20に所望の動作を行わせることができる。よって、不利益操作を行ったユーザに対してアドバイス情報を提示して、不利益操作を実行するか否かをユーザに判断させる機会を設けているから、ユーザが不利益操作であることを認識しないままに、電気機器20を操作してしまう可能性を低減できる。
ところで、判断部101によって不利益操作であると判断される操作には種々の操作があるが、操作前に比べて電気機器20の消費電力を増加させるような操作を不利益操作であると判断する場合の処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3は、本実施の形態の機器操作端末10の、電気機器20の消費電力を増加させる不利益操作の判断を含む動作を示すフローチャートである。
ユーザが入力部140を操作して、エアコン21を停止状態から冷房運転状態に切り替える操作を行うと、入力部140は、信号処理部100に操作内容に応じた操作信号を出力する。入力部140から信号処理部100に操作信号が入力されると、信号処理部100の取得部104は、通信部110と蓄電装置40との間で通信を行わせ、関連情報として蓄電装置40から残量情報を取得する(ステップS11)。また、信号処理部100の取得部104は、通信部110とサーバ50との間で通信を行わせ、サーバ50から節電情報(例えば電力会社から送信されるDR情報)の有無を取得する(ステップS12)。
判断部101は、取得部104が取得した情報に基づいて、節電情報が有るか否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13において節電情報がない場合(ステップS13でNo)、エアコン21を冷房運転状態で動作させることによって消費電力が増加しても、ユーザにとって不利益にならないので、判断部101は、エアコン21を冷房運転状態とする操作が不利益操作ではないと判断する。したがって、信号処理部100は、アドバイス情報の提示が不要であると判断して、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成し、この制御命令を通信部110によりエアコン21に送信させる(ステップS22)。エアコン21が制御命令を受信すると、エアコン21は制御命令に応じて冷房運転状態で動作するので、ユーザは機器操作端末10を用いて操作対象のエアコン21に所望の動作を行わせることができる。
ステップS13において節電情報がある場合(ステップS13でYes)、エアコン21を冷房運転状態で動作させると、電力会社からの節電情報に反して建物1での消費電力を増加させることになる。消費電力が契約電力を上回ると、電気料金が高くなる可能性もあるので、判断部101は、DR情報が出されている状態でエアコン21を冷房運転状態で動作させる操作が不利益操作であると判断する。ここで、情報提示部103は、記憶部150に登録されている識別情報に基づいて、この機器操作端末10を使用する主たるユーザが管理者であるか否かを判断し(ステップS14)、その判断結果に応じて提示するアドバイス情報を変更する。
ステップS14において、この機器操作端末10を使用する主たるユーザが管理者ではないと判断された場合(ステップS14でNo)、情報提示部103は、例えば「電力会社から節電要請が届いています。管理者権限がないので、現在はエアコンを動作できません。{OK}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。なおアドバイス情報の中の{}でくくった部分は、ユーザが操作可能なアイコン(言い換えれば、ユーザによる操作の対象となるアイコン)に表示される文字を示している。
情報提示部103は、この画像データを表示制御部120に出力し、モニタ130に表示させる(ステップS15)。信号処理部100は、アドバイス情報をモニタ130に表示させてから、一定時間が経過するか、又は、ユーザが入力部140を用いて{OK}のアイコンを操作すると、アドバイス情報の表示を停止させ、処理を終了する。
ステップS14において、この機器操作端末10を使用する主たるユーザが管理者であると判断された場合(ステップS14でYes)、情報提示部103は、入力部140が蓄電装置40から取得した残量情報に基づいて、蓄電池の残量が閾値以上か否かを判断し(ステップS16)、その判断結果に応じてアドバイス情報の内容を変更する。なお、例えば、記憶部150には、蓄電池の残量の閾値として、満充電時の50%の値が設定されている。
ステップS16において蓄電池の残量が閾値未満であった場合(ステップS16でNo)、情報提示部103は、例えば「電力会社から節電要請が届いています。蓄電池残量も足りていません。{制御する}{制御しない}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、この画像データを表示制御部120に出力し、モニタ130に表示させる(ステップS17)。このアドバイス情報を確認したユーザが、{制御しない}のアイコンを操作すると(ステップS21でNo)、信号処理部100は、入力部140が受け付けた操作にしたがって、エアコン21を制御することなく、処理を終了する。一方、アドバイス情報を確認したユーザが、{制御する}のアイコンを操作すると(ステップS21でYes)、信号処理部100は、入力部140が受け付けた操作にしたがって、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成する。信号処理部100は、この制御命令を通信部110によりエアコン21に送信させ(ステップS22)、エアコン21を冷房運転状態で動作させる。
ステップS16において蓄電池の残量が閾値以上であった場合(ステップS16でYes)、情報提示部103は、例えば「電力会社から節電要請が届いています。{制御する}{制御しない}{蓄電池の電力を使って制御する}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、この画像データを表示制御部120に出力し、モニタ130に表示させる(ステップS18)。アドバイス情報を確認したユーザが、{蓄電池の電力を使って制御する}のアイコンを操作すると(ステップS19でYes)、信号処理部100は、蓄電装置40を放電モードとする制御命令を作成し、この制御命令を通信部110から蓄電装置40に送信させる。また、信号処理部100は、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成し、この制御命令を通信部110によりエアコン21に送信させる(ステップS20)。これにより、蓄電装置40が放電モードで動作し、蓄電池を放電させるから、エアコン21は、蓄電装置40により放電された電力を利用して、冷房運転状態で動作する。したがって、商用電源系統からの買電電力をそれほど増やさずに、エアコン21を冷房運転状態で動作させることができる。
また、ステップS18のアドバイス情報を確認したユーザが、蓄電池の電力を使わずに制御する操作を行った場合、すなわち{制御する}のアイコンを操作した場合(ステップS19でNo、ステップS21でYes)、信号処理部100は上述したステップS22の処理を行う。
また、ステップS18のアドバイス情報を確認したユーザが、{制御しない}のアイコンを操作した場合(ステップS19でNo、ステップS21でNo)、信号処理部100は、入力部140が受け付けた入力操作にしたがって、エアコン21を制御することなく、処理を終了する。
このように、本実施の形態の機器操作端末10において、不利益操作とは、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を電気機器20に実行させる前に比べて、電気機器20の消費電力を増加させるような操作内容であってもよい。これにより、電気機器20の消費電力を増加させるような不利益操作が行われた場合にはアドバイス情報が提示されるから、ユーザが消費電力を増加させるような不利益操作を行ったことを当該ユーザに認識させることができる。
例えば、エアコン21が冷房運転している状態で設定温度を適正温度よりも下げる操作が行われた場合、判断部101は、この操作内容に応じた動作を実行させる前に比べて、エアコン21の消費電力が増加するから、この操作が不利益操作であると判断する。エアコン21の操作が不利益操作であると判断されると、情報提示部103は、例えば「エアコンの設定温度を適正温度よりも下げると、消費電力が増加しますが、設定温度を下げても良いですか?」といったアドバイス情報をモニタ130に表示させる。モニタ130に表示されたアドバイス情報を見たユーザが、設定温度を下げる操作を断念し、入力部140を用いて設定温度を下げる操作を再び行わない場合、信号処理部100は、入力部140から入力された操作信号を破棄し、電気機器20を制御しない。一方、モニタ130に表示されたアドバイス情報を見たユーザが、設定温度を下げる操作を再度行うと、信号処理部100は、操作信号の操作内容に応じた制御命令を操作対象のエアコン21に送信し、エアコン21に所望の動作を行わせる。
また、機器操作端末10は、さらに、主たるユーザを示す識別情報が予め登録された記憶部150を備え、情報提示部103は、識別情報に応じてアドバイス情報の内容を変化させてもよい。ユーザに応じてアドバイス情報の内容を変えているので、操作を行ったユーザに合わせたアドバイス情報を提供できる。本実施の形態では、ユーザが、建物1でのエネルギーの需給を管理する権限をもった管理者であるか否かに応じて、アドバイス情報の内容を変えており、管理者のユーザには、その権限に応じたアドバイス情報を提示することができる。
また、機器操作端末10は、さらに、建物1に設置されて放電時に電気機器20に電力を供給する蓄電池(蓄電装置40)の残量情報を取得する取得部104を備えてもよい。そして、情報提示部103は、残量情報に基づいてアドバイス情報の内容を変化させてもよい。
情報提示部103は、蓄電池の残量情報に応じてアドバイス情報を変化させることができるので、機器操作端末10を操作したユーザに、状況に応じた適切なアドバイス情報を提示することができる。
また、機器操作端末10において、情報提示部103は、残量情報から求めた蓄電池(蓄電装置40)の残量が閾値以上である場合、蓄電池を放電させるか否かを選択させる内容を提示してもよい。
蓄電池の残量に余裕がある場合には、蓄電池を放電させるか否かを選択させるアドバイス情報を提示することで、蓄電池の電力の有効利用を図り、状況に応じて適切なアドバイス情報をユーザに提示できる。
ところで、図3のフローチャートは、操作前に比べて消費電力を増加させるような操作を不利益操作であると判断する場合の処理について示しているが、発生する不利益の程度に応じてアドバイス情報を変更してもよい。この場合の処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
ユーザが入力部140を操作して、エアコン21を停止状態から冷房運転状態に切り替える操作を行うと、入力部140は、信号処理部100に操作内容に応じた操作信号を出力する。入力部140から信号処理部100に操作信号が入力されると、信号処理部100の取得部104は、通信部110と電力センサ31との間で通信を行わせ、電力センサ31から1日(当日分)の消費電力量の情報を通信部110により取得させる(ステップS31)。ここで、記憶部150には、不利益操作であるか否かを判断する消費電力量の閾値として、1日の目標消費電力量の80%の値(例えば8kWh)が登録されているとする。また記憶部150には、不利益の程度を判断する基準レベルとして、1日の目標消費電力量の値(例えば10kWh)が登録されているとする。
判断部101及び評価部102は、取得部104が取得した1日の消費電力量が、記憶部150に登録された1日の目標消費電力量(上記の基準レベル)以上であるか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32において1日の消費電力量が目標消費電力量以上であると判断された場合(ステップS32でYes)、判断部101は、上記操作が不利益操作であると判断し、評価部102は、不利益の程度が基準レベル以上であると判断する。評価部102が不利益の程度を基準レベル以上であると判断した場合、情報提示部103は、「1日の消費電力量が目標を超えています。現在はエアコンを動作させることが出来ません。{OK}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、この画像データを表示制御部120に出力し、モニタ130に表示させる(ステップS33)。また信号処理部100は、入力部140から操作信号が入力されても制御命令を送信せず、電気機器20を動作させない。信号処理部100は、アドバイス情報をモニタ130に表示させてから、一定時間が経過するか、又は、ユーザが入力部140を用いて{OK}のアイコンを操作すると、アドバイス情報の表示を停止させ、処理を終了する。
ステップS32において1日の消費電力量が目標消費電力量未満であると判断された場合(ステップS32でNo)、判断部101は1日の消費電力量が、記憶部150に登録された消費電力量の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34において、1日の消費電力量が閾値以上であると判断された場合(ステップS34でYes)、判断部101は、上記操作が不利益操作であると判断し、評価部102は不利益の程度が基準レベルよりも低いと判断する。この場合、情報提示部103は、1日の消費電力量が目標消費電力量以上であった場合とは異なるアドバイス情報、例えば不利益の程度を緩和するための対応策を含むアドバイス情報を作成する。情報提示部103は、例えば「1日の消費電力量が目標の8割を超えています。{制御する}{制御しない}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成し、この画像データを表示制御部120に出力して、モニタ130に表示させる(ステップS35)。このように、情報提示部103は、不利益の程度を緩和するための対応策として、エアコンを制御しないという選択肢を提示しており、ユーザがエアコンを制御しないという選択肢を選択することで不利益の程度を緩和することができる。なお、不利益の程度を緩和するための対応策は、制御対象の電気機器20を動作させないことを推奨するアドバイス情報に限定されない。不利益の程度を緩和するための対応策は、入力部140の操作内容に応じた動作を電気機器20に実行させる場合に比べて、消費電力が小さくなるような運転状態で電気機器20を動作させることを推奨するアドバイス情報でもよい。例えばエアコンを冷房運転させる場合に、冷房の設定温度を上げるような対応策をアドバイス情報として提示してもよい。
ステップS35のアドバイス情報を確認したユーザが、{制御しない}のアイコンを操作すると(ステップS36でNo)、信号処理部100はエアコン21を制御することなく、処理を終了する。一方、ステップS35のアドバイス情報を確認したユーザが、{制御する}のアイコンを操作すると(ステップS36でYes)、信号処理部100は入力部140が受け付けた操作にしたがって、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成する。信号処理部100は、この制御命令を通信部110によりエアコン21に送信させ(ステップS37)、エアコン21を冷房運転状態で動作させる。
ステップS34において1日の消費電力量が閾値未満であると判断された場合(ステップS34でNo)、判断部101は、上記操作が不利益操作ではなく、アドバイス情報の提示が不要であると判断し、エアコン21の冷房運転を許可する。すなわち、信号処理部100は、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成し、この制御命令を通信部110によりエアコン21に送信させて(ステップS37)、エアコン21を冷房運転状態で動作させる。
なお、ステップS34において、信号処理部100が、記憶部150に登録された識別情報をもとに、ユーザが管理者か否かを判断してもよい。ユーザが管理者であった場合、信号処理部100は、蓄電装置40から取得した蓄電池の残量と、残量の閾値との大小とを判断し、その判断結果に応じてアドバイス情報の内容を変化させてもよい。
すなわち、蓄電池の残量が閾値未満であった場合、情報提示部103は、例えば「電力会社から節電要請が届いています。蓄電池残量も足りていません。{制御する}{制御しない}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、この画像データを表示制御部120に出力して、モニタ130に表示させる。このアドバイス情報を確認したユーザが、{制御しない}のアイコンを操作すると、信号処理部100は、エアコン21を制御することなく、処理を終了する。一方、アドバイス情報を確認したユーザが、{制御する}のアイコンを操作すると、信号処理部100は入力部140が受け付けた操作にしたがって、エアコン21を冷房運転状態とする制御命令を作成する。信号処理部100は、この制御命令を通信部110により操作対象のエアコン21に送信させ、操作対象のエアコン21を冷房運転状態で動作させる。
このように、機器操作端末10は、入力部140が受け付けた操作の内容に応じた動作を電気機器20に実行させることで発生する不利益の程度を評価する評価部102を備えてもよい。そして、情報提示部103は、評価部102の評価結果に応じて、アドバイス情報の内容を変化させるように構成されてもよい。評価部102が不利益の程度を評価した結果に応じて、情報提示部103がアドバイス情報の内容を変化させているので、不利益操作を行ったユーザに、発生する不利益の程度を認識させることができる。
また、情報提示部103は、(i)評価部102が評価した不利益の程度が基準レベル以上である場合、入力部140が受け付けた操作の内容に応じた動作を電気機器20に実行させない旨のアドバイス情報を提示し、(ii)評価部102が評価した不利益の程度が基準レベルよりも低い場合、不利益の程度を緩和するための対応策をアドバイス情報として提示してもよい。また、送信部は、評価部102が評価した不利益の程度が基準レベル以上である場合、制御命令の送信を停止してもよい。
このように、不利益の程度が基準レベル以上の場合、信号処理部100は制御命令の送信を停止するから、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を電気機器20に実行させることで、基準レベル以上の不利益が発生するのを回避できる。また、情報提示部103は、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を実行させない旨のアドバイス情報を提示するから、入力部140を操作しても電気機器20が動作しないことを電気機器20の故障であるとユーザが勘違いしにくくなる。さらに、不利益の程度が基準レベルよりも低ければ、情報提示部103は、不利益の程度を緩和するための対応策をアドバイス情報として提示するから、提示された緩和策をユーザが実行することで、不利益の程度を小さくすることができる。
次に、建物1の防犯性能を低下させるような操作を不利益操作であると判断する場合の処理を図5に基づいて説明する。
ユーザが入力部140を操作して、電動サッシ22を閉状態から開状態に切り替える操作を行うと、入力部140は、信号処理部100に操作内容に応じた操作信号を出力する。入力部140から信号処理部100に操作信号が入力されると、信号処理部100の取得部104は、通信部110と防犯システム34との間で通信を行わせ、防犯システム34から、防犯システム34が防犯モードにセットされているか否かを示す情報(防犯セット情報)を取得させる(ステップS41)。
判断部101は、取得部104が取得した情報をもとに、防犯システム34が防犯モードにセットされているか否かを判断し(ステップS42)、その判断結果をもとに、電動サッシ22を開ける操作が不利益操作であるか否かを判断する。
ここで、ステップS42において、防犯システム34が防犯モードにセットされていると判断されると(ステップS42でYes)、判断部101は、電動サッシ22を開ける操作が防犯性能を低下させる不利益操作であると判断する。情報提示部103は、例えば「防犯セット中です。現在は電動サッシを動作させることが出来ません。{OK}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、作成した画像データを表示制御部120に出力して、モニタ130に表示させる(ステップS43)。信号処理部100は、アドバイス情報をモニタ130に表示させてから、一定時間が経過するか、又は、ユーザが入力部140を用いて{OK}のアイコンを操作すると、アドバイス情報の表示を停止させ、処理を終了する。
なお、アドバイス情報を確認したユーザが、電動サッシ22を開ける操作を再び行った場合には、信号処理部100は、再度の操作信号にしたがって、電動サッシ22を開ける制御命令を通信部110により電動サッシ22に送信してもよい。電動サッシ22を開ける操作が不利益操作であると認識した上でユーザが電動サッシ22を開ける操作を行ったのであれば、信号処理部100は、その操作信号にしたがって電動サッシ22を開けており、ユーザの所望する動作を電動サッシ22に行わせることができる。
一方、ステップS42において、防犯システム34が防犯モードにセットされていないと判断されると(ステップS42でNo)、判断部101は、電動サッシ22を開ける操作が不利益操作ではないと判断し、情報提示部103にアドバイス情報を表示させない。そして、信号処理部100は、電動サッシ22を開ける制御命令を作成し、この制御命令を通信部110により電動サッシ22に送信させ、操作対象の電動サッシ22を開けさせることができる(ステップS44)。
このように、本実施の形態の機器操作端末10において、不利益操作とは、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を電気機器20に実行させる前に比べて、建物1の防犯性能が低下するような操作内容であるとしてもよい。これにより、建物1の防犯性能を低下させるような不利益操作が行われた場合にはアドバイス情報が提示されるから、建物1の防犯性能を低下させるような不利益操作をユーザが行ったことを、ユーザに認識させることができる。
次に、建物1の内部の環境が悪化するような操作を不利益操作であると判断する場合の処理を図6に基づいて説明する。
ユーザが入力部140を操作して、電動サッシ22を閉状態から開状態に切り替える操作を行うと、入力部140は、信号処理部100に操作内容に応じた操作信号を出力する。入力部140から信号処理部100に操作内容に応じた操作信号が入力されると、信号処理部100の取得部104は、通信部110と温湿度センサ32及び空気質センサ33との間で通信を行わせる。そして、取得部104は、通信部110を用いて温湿度センサ32及び空気質センサ33から外気の空気質情報を取得させる(ステップS51)。本実施の形態では、外気の空気質情報として、温湿度センサ32から外気の温度が取得され、空気質センサ33から外気中の微小粒子状物質の濃度及びCO2濃度が取得される。
判断部101は、取得部104が取得した外気の空気質情報をもとに、外気の空気質情報が、空気質の閾値以上であるか否かを判断し(ステップS52)、その判断結果をもとに、電動サッシ22を開ける操作が不利益操作であるか否かを判断する。なお、記憶部150には、空気質の閾値として、例えば微小粒子状物質の濃度であれば70μg/mが登録され、CO2濃度であれば1000ppmが登録され、温度であれば例えば38度Cが登録されているとする。
ステップS52において、空気質の評価項目である温度、微小粒子状物質の濃度、CO2濃度の全てが閾値未満であると判断されると(ステップS52でNo)、判断部101は、電動サッシ22を開ける操作が不利益操作ではないと判断する。この場合、信号処理部100は、アドバイス情報を提示させることなく、当該操作にしたがって電動サッシ22を開ける制御命令を作成する。信号処理部100は、作成した制御命令を通信部110により電動サッシ22に送信させ(ステップS55)、電動サッシ22を閉状態から開状態に動作させる。
一方、空気質の評価項目である温度、微小粒子状物質の濃度、CO2濃度のうち何れか1つでも閾値以上であると判断されると(ステップS52でYes)、判断部101は、電動サッシ22を開ける操作が建物1の内部の環境を悪化させる不利益操作であると判断する。情報提示部103は、例えば「宅外の空気質が閾値を越えています。このまま電動サッシを開きますか?{制御する}{制御しない}」とのアドバイス情報を表示させる画像データを作成する。情報提示部103は、作成した画像データを表示制御部120に出力して、モニタ130に表示させる(ステップS53)。
アドバイス情報を表示してから所定のウエイト時間が経過するまでの間に、電動サッシ22を開ける操作が入力部140に再び入力されなければ(ステップS54でNo)、アドバイス情報を見たユーザが電気機器20の操作を断念したと判断される。この場合、信号処理部100は、入力部140から入力された操作信号を破棄し、操作対象の電気機器20に制御命令を送信せずに、処理を終了するので、電動サッシ22は閉じたままとなる。したがって、閾値以上に汚れている外気が建物1の内部に積極的に取り込まれなくなり、建物1の内部の環境が悪化する可能性を低減できる。
一方、アドバイス情報を表示してからウエイト時間が経過するまでの間に、電動サッシ22を開けるための操作を入力として入力部140が受け付けると(ステップS54でYes)、信号処理部100は、受け付けた操作にしたがって電動サッシ22を開ける制御命令を作成する。信号処理部100は、作成した制御命令を通信部110により電動サッシ22に送信させる(ステップS55)。電動サッシ22は制御命令を受信すると、サッシを開けるので、外気が建物1の内部に導入される。このように、アドバイス情報を表示させた後に電動サッシ22を開ける操作を受け付けた場合、ユーザは、不利益操作であると認識した上で、電動サッシ22を開ける操作を行ったと判断できる。したがって、信号処理部100は、入力部140が受け付けた操作内容に基づいて電動サッシ22を開けており、ユーザの所望する動作を電動サッシ22に行わせることができる。
このように、本実施の形態の機器操作端末10において、不利益操作とは、入力部140が受け付けた操作内容に応じた動作を実行させる前に比べて、建物1の内部の環境が悪化するような操作内容であるとしてもよい。これにより、建物1の内部の環境が悪化するような不利益操作が行われた場合にはアドバイス情報が提示されるから、建物1の内部の環境を悪化させるような不利益操作を行ったことをユーザに認識させることができる。
(実施の形態の変形例)
本変形例において、上記実施の形態における機器操作端末10が、制御装置及び情報端末により実現される構成を説明する。図7は、実施の形態の変形例における制御装置10A及び情報端末10Bを用いた制御システム3Aのブロック図である。
図7に示されるように、制御システム3Aは、制御装置10Aと、情報端末10Bとを備える。
制御装置10Aは、信号処理部100と、通信部110と、表示制御部120と、記憶部150とを備える。また、情報端末10Bは、モニタ130と、入力部140とを備える。上記各構成要素は、実施の形態における同名の構成要素と同じ機能を有する。ただし、制御装置10Aと情報端末10Bとは、通信回線により通信可能に接続され、制御装置10Aと情報端末10Bとの情報のやり取りは上記通信回線により行われるものとする。
制御装置10A及び情報端末10Bが、実施の形態における機器操作端末10と同様の機能を発揮することにより、制御システム3Aは、制御システム3と同様の効果を奏する。
なお、本変形例において、表示制御部120が制御装置10Aに備えられている構成を説明したが、その代わりに、表示制御部120が情報端末10Bに備えられていてもよい。表示制御部120がWebサーバ機能を有し、情報端末10BがWebサーバとしての表示制御部120にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)でアクセスする場合には、本変形例で示したように制御装置10Aが表示制御部120を備え、表示制御部120がモニタ130に表示する画像に相当するHTML(Hypertext Markup Language)を生成する。一方、情報端末10Bが実行するアプリケーションによる処理によりモニタ130に表示する内容を作成する場合には、情報端末10Bが表示制御部120を備え、表示制御部120がモニタ130に表示する画像を描画するための情報を生成する。
以上のように、本実施の形態の制御システム3等は、建物1において使用される電気機器20と、電気機器20に制御命令を送信する機器操作端末10とを備える制御システム3等であって、機器操作端末10は、電気機器20に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部140と、入力部140が受け付けた操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部101と、入力部140が受け付けた操作が不利益操作であると判断部101により判断された場合に、電気機器20の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部103と、情報提示部103がアドバイス情報を提示した後に入力部140が操作を受け付けると、受け付けた操作の対象である電気機器20に、操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部(信号処理部100および通信部110)とを備える。
本実施の形態の制御システム3等は、上記機器操作端末10と同様の効果を奏する。
また、本実施の形態の制御装置10Aは、建物1において使用される電気機器20に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部140により受け付けた操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部101と、入力部101が受け付けた操作が不利益操作であると判断部101により判断された場合に、電気機器20の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部103と、情報提示部103がアドバイス情報を提示した後に入力部140が操作を受け付けると、受け付けた操作の対象である電気機器20に、操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部(信号処理部100および通信部110)とを備える。
本実施の形態の制御システム3等は、上記機器操作端末10と同様の効果を奏する。
なお、上記各実施の形態における機器操作端末は、コンピュータがプログラムを実行することにより実現されてもよい。このプログラムが実行するプログラムは、コンピュータに、機器操作端末により実行される機器操作方法であって、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断ステップで判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示ステップと、前記情報提示ステップで前記アドバイス情報を提示した後に前記入力ステップで操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信ステップとを含む機器操作方法を実行させるプログラムである。
なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、当該コンピュータは、記録媒体から読み取ったプログラムを実行することで機器操作端末として動作し得る。
1 建物
3、3A 制御システム
10 機器操作端末
10A 制御装置
20 電気機器
100 信号処理部(送信部)
101 判断部
102 評価部
103 情報提示部
104 取得部
110 通信部(送信部)
140 入力部
150 記憶部
また、本発明の一態様に係る機器操作方法は、機器操作端末により実行される機器操作方法であって、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断ステップで判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示ステップと、前記情報提示ステップで前記アドバイス情報を提示した後に前記入力ステップで操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信ステップとを含む。
また、本発明の一態様に係る機器操作方法は、機器操作端末により実行される機器操作方法であって、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで受け付けた前記操作がユーザーに不利益を与える不利益操作である場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示ステップと、前記情報提示ステップで前記アドバイス情報を提示した後に前記入力ステップで操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信ステップとを含む。
また、前記不利益操作は、前記入力ステップで受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記電気機器の消費電力を増加させるような操作であってもよい。
また、前記不利益操作は、前記入力ステップで受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記建物の防犯性能が低下するような操作であってもよい。
また、前記不利益操作は、前記入力ステップで受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記建物の内部の環境が悪化するような操作であってもよい。
また、前記情報提示ステップは、(i)前記不利益の程度が基準レベル以上である場合、前記入力ステップで受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させない旨の前記アドバイス情報を提示し、(ii)前記不利益の程度が前記基準レベルよりも低い場合、不利益の程度を緩和するための対応策を前記アドバイス情報として提示してもよい。
また、前記情報提示ステップは、主たるユーザの識別情報に応じて前記アドバイス情報の内容を変化させてもよい。
また、前記情報提示ステップでは、前記建物に設置されて放電時に前記電気機器に電力を供給する蓄電池の残量情報に基づいて前記アドバイス情報の内容を変化させてもよい。
また、前記情報提示ステップでは、前記残量情報から求めた前記蓄電池の残量が閾値以上である場合、前記蓄電池を放電させるか否かを選択させる内容を提示してもよい。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、上記の機器操作方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明の一態様に係る制御システムは、建物において使用される電気機器と、前記電気機器に制御命令を送信する機器操作端末とを備える制御システムであって、前記機器操作端末は、前記電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様に係る制御装置は、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部により受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様に係る制御システムは、上記の制御装置と前記電気機器とを備える制御システムである。
また、本発明の一態様に係る機器操作端末は、建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作である場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える。

Claims (13)

  1. 建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、
    前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える
    機器操作端末。
  2. 前記不利益操作は、前記入力部が受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記電気機器の消費電力を増加させるような操作である
    請求項1に記載の機器操作端末。
  3. 前記不利益操作は、前記入力部が受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記建物の防犯性能が低下するような操作である
    請求項1に記載の機器操作端末。
  4. 前記不利益操作は、前記入力部が受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させる前に比べて、前記建物の内部の環境が悪化するような操作である
    請求項1に記載の機器操作端末。
  5. 前記機器操作端末は、さらに、
    前記入力部が受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させることで発生する不利益の程度を評価する評価部を備え、
    前記情報提示部は、前記評価部の評価結果に応じて、前記アドバイス情報の内容を変化させる
    請求項1〜4の何れか1項に記載の機器操作端末。
  6. 前記情報提示部は、
    (i)前記評価部が評価した不利益の程度が基準レベル以上である場合、前記入力部が受け付けた前記操作の内容に応じた動作を前記電気機器に実行させない旨の前記アドバイス情報を提示し、
    (ii)前記評価部が評価した不利益の程度が前記基準レベルよりも低い場合、不利益の程度を緩和するための対応策を前記アドバイス情報として提示し、
    前記送信部は、前記評価部が評価した不利益の程度が前記基準レベル以上である場合、前記制御命令の送信を停止する
    請求項5に記載の機器操作端末。
  7. 前記機器操作端末は、さらに、
    主たるユーザを示す識別情報が予め登録された記憶部を備え、
    前記情報提示部は、前記識別情報に応じて前記アドバイス情報の内容を変化させる
    請求項1〜6の何れか1項に記載の機器操作端末。
  8. 前記機器操作端末は、さらに、
    前記建物に設置されて放電時に前記電気機器に電力を供給する蓄電池の残量情報を取得する取得部を備え、
    前記情報提示部は、前記残量情報に基づいて前記アドバイス情報の内容を変化させる
    請求項1〜7の何れか1項に記載の機器操作端末。
  9. 前記情報提示部は、前記残量情報から求めた前記蓄電池の残量が閾値以上である場合、前記蓄電池を放電させるか否かを選択させる内容を提示する
    請求項8に記載の機器操作端末。
  10. 建物において使用される電気機器と、前記電気機器に制御命令を送信する機器操作端末とを備える制御システムであって、
    前記機器操作端末は、
    前記電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、
    前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える
    制御システム。
  11. 建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力部により受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断部と、
    前記入力部が受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断部により判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部が前記アドバイス情報を提示した後に前記入力部が操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信部とを備える
    制御装置。
  12. 機器操作端末により実行される機器操作方法であって、
    建物において使用される電気機器に所望の動作を行わせるための操作を入力として受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップで受け付けた前記操作がユーザに不利益を与える不利益操作であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記入力ステップで受け付けた前記操作が不利益操作であると前記判断ステップで判断された場合に、前記電気機器の操作に関するアドバイス情報を提示する情報提示ステップと、
    前記情報提示ステップで前記アドバイス情報を提示した後に前記入力ステップで操作を受け付けると、受け付けた前記操作の対象である前記電気機器に、前記操作の内容に応じた動作を実行させるための制御命令を送信する送信ステップとを含む
    機器操作方法。
  13. 請求項12に記載の機器操作方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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