JP2009075632A - 画像形成装置、ネットワークシステムおよびプログラム - Google Patents

画像形成装置、ネットワークシステムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 故意に処理の分散を避けたい場合、リソースを使用されたくない状況等に対応することができ、全体の処理速度を向上させることができる装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、ネットワークを介して他の装置と通信可能であり、ジョブ実行中に画像形成装置のリソース不足を検出する検出手段と、他の装置のリソースを一時的に借り受けるためにリソースレンタル要求を送信し、他の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する照会手段とを含み、他の装置のリソースを使用してジョブを継続実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リソース容量を超えるジョブが投入された場合に、他の装置のリソースを一時的に利用してそのジョブを継続実行する画像形成装置、その画像形成装置とリソースを備える他の装置とがネットワークにより接続されたネットワークシステムおよびその処理を実現するための画像形成装置により読み取り可能なプログラムに関する。
近年、デジタル複写機や、コピーやFAXといった複数の機能を備える複合機(MFP)は、LAN等のネットワークに接続され、そのネットワークには、サーバ装置やパーソナルコンピュータ(PC)等の様々なデバイスが接続されている。これにより、各デバイスは、ネットワークを介して相互に通信し、ネットワークを介して他のデバイスによる処理を可能にしている。
このようなネットワーク環境では、複数のMFPを接続することにより、MFPの処理能力を有効活用する分散処理や連結機能が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、データ処理の依頼を行うクライアントと、クライアントから依頼されたプリンタ言語処理および画像処理の少なくとも1つのデータ処理を行う1以上のサーバとを含むネットワークシステムを開示し、クライアントが、サーバからサーバの処理能力情報を取得する能力取得手段と、サーバからサーバの状態情報を取得する状態取得手段と、処理能力情報および状態情報に基づき、データ処理を依頼する1つのサーバを決定する決定手段と、データ処理を依頼することを決定したサーバへデータ処理の依頼を通知する通知手段と、サーバからサーバが処理したデータを受信する処理結果受信手段とを有するものとされている。また、サーバが、クライアントからの通知に応じてデータを処理する処理手段と、処理したデータをクライアントに送信する処理結果送信手段とを有するものとされている。このような構成により、クライアントがサーバの処理能力および状態を自動的に取得して、最適なサーバに画像処理を行わせ、画像処理の効率化を図ることができる。
また、ネットワーク上にあるMFPやデバイスがもつリソースを有効活用して、仮想的な処理装置を提供するための技術として、グリッドコンピューティングが提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。
特許文献2では、ネットワーク上に接続された装置間で、投入されたジョブを他の装置に処理分散可能な画像処理装置として、投入されたジョブを他の装置に処理分散可能か否かを判定する判定手段と、判定結果に応じて、投入されたジョブを他の装置に代行させる処理分散手段とを有する画像処理装置を開示している。また、特許文献3では、画像形成装置をグリッドのジョブスケジューラとした時に、負荷分散対象にするグリッドの各リソースにする機器を操作パネルから選択する手段を有するグリッドコンピューティングを適用した印刷装置を開示している。さらに、特許文献4では、ジョブを分割し、グリッドにジョブを依頼するジョブ依頼手段と、データのやりとりを行うデータ処理手段と、ジョブ依頼手段によって入力されたジョブ結果をまとめるジョブ結合処理手段と、画像形成装置と同様の機能を行える装置のリストを作成する代替装置リスト作成手段と、処理途中で電源が落ちてもジョブから受け取った結果を保存するジョブ保存手段とを有するグリッドコンピューティングを適用した画像処理システムを開示している。
特開2005−78461号公報 特開2003−60832号公報 特開2006−48272号公報 特開2006−48271号公報
上述したグリッドコンピューティングでは、ネットワーク上にあるリソースを各機器が無条件で仮想的に、1つのリソースとして捉え利用しているために、自機がもつリソース、他のデバイスがもつリソースとの区別やリソース利用上の優先度が考慮されていないため、故意に処理の分散を避けたい場合、リソースを使用されたくない状況等に対応することができない場合がある。
また、ネットワークの通信状況は刻々と変化するものであり、必ずしも一定の通信速度を維持することができるとも限らず、必ずしも分散処理が処理全体の速度向上にならない場合がある。
そこで、故意に処理の分散を避けたい場合、リソースを使用されたくない状況等に対応することができ、全体の処理速度を向上させることができる装置の提供が望まれている。
本発明は、これらの問題に鑑み、グリッドコンピューティングのようにネットワーク上のリソースを無条件で仮想的に1つのリソースとして扱うのではなく、自機以外のリソースに対して、それを借りて利用するという関係を意識的にもつことで、デバイス間での優先度や所有権に基づいたリソース利用制限を可能としたり、機器間でリソースを借りるための条件や判定、リソースを貸し出すための条件や判定を行うことを可能にする。
すなわち、上記課題は、本発明の画像形成装置、その画像形成装置を含むネットワークシステムおよび上記処理を実現するための画像形成装置により読み取り可能なプログラムを提供することにより解決することができる。
本発明の画像形成装置は、ネットワークを介して他の装置と通信可能な画像形成装置である。この画像形成装置は、画像形成のためのジョブ実行中に画像形成装置のリソース不足を検出する検出手段と、他の装置のリソースを一時的に借り受けるために他の装置へリソースレンタル要求を送信し、他の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する照会手段とを含み、他の装置からレンタル可能であるとの通知を受けて他の装置のリソースを使用してジョブを継続実行する。また、その継続実行の間、画像形成装置のリソースのみでジョブの実行が可能であるか否かを判断し、可能である場合に、他の装置へレンタル中断要求を送信し、他の装置のリソースを使用してのジョブの実行を中断させ、画像形成装置のリソースのみでジョブを実行させる切替手段をさらに備えることができる。
このように、画像形成装置のリソースだけではリソース不足が生じる場合に、ネットワークを介して他の装置のリソースがレンタル可能か否かを問い合わせ、レンタル可能である場合に、他の装置のリソースをレンタルし、レンタルしたリソースを使用してジョブを実行し、リソース不足が解消した場合には他の装置のリソースを使用してのジョブ実行を中断させ、画像形成装置のみでジョブを実行させるように切り替えることで、ネットワークや、レンタル先の負荷を抑制することができる。
この画像形成装置は、ジョブが完了するまで他の装置のリソースのレンタルを継続することができる。リソースをレンタルした後、ジョブが完了するまでそのリソースのレンタルを継続することで、リソースレンタル時の処理を簡素化することができる。
画像形成装置は、オペレータからの指示に応答して、他の装置へのリソースレンタル要求またはレンタル中断要求を送信するように指示する指示手段を備えることができる。オペレータの指示によってリソースレンタルの実行または中断が行えるようになることにより、より汎用性を増すことができる。
他の装置がジョブ実行要求を受信したことを検知して、照会手段は、リソースレンタル要求をさらに別の装置に送信し、当該さらに別の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する。リソースをレンタルしている間に、そのレンタル先の装置にジョブ実行要求が送信された場合、そのレンタル先の装置に負荷をかけることになるため、レンタル先でジョブが重複する場合には、借り主である画像形成装置がレンタル先を当該さらに別の装置に切り替えることで、レンタル先の負荷を軽減することができる。
他の装置のリソースをレンタルしている間に、他の装置から省エネモードまたは電源OFFモードへの移行許可を求める要求を受信した場合、移行を拒絶する応答を返信し、省エネモードまたは電源OFFモードへの移行を中止させるモード移行拒絶手段をさらに備えることができる。これにより、省エネモードへの移行を拒絶し、リソースに対する電源供給の停止やリソース機能の停止を防止することができる。
また、他の装置のリソースをレンタルしている間に、さらに別の装置からリソースレンタル要求を受けた場合、リソースレンタル要求を拒絶する応答を返信する要求拒絶手段をさらに備えるができる。これにより、画像形成装置の負荷が高まること、処理が煩雑になることを防止することができる。
なお、画像形成装置は、処理の実行に必要なすべてのリソースを他の装置からレンタルしているわけではなく、その一部をレンタルしている場合がある。そのレンタルしているリソースを使用する間隔に時間を要するとき、一時的に省エネモードへ移行したほうがエネルギー消費の面から望ましい場合がある。すなわち、これは、リソース不足でない間は省エネモードへ移行させ、リソース不足になった場合に省エネモードから復帰させるというものである。このため、他の装置から画像形成装置に対してモード移行の許可を求める要求が送られてきた場合に、モード移行に対して問題があるか否かを判断し、問題ないと判断した場合に、省エネモードもしくは電源OFFモードへ移行し、問題があると判断した場合には、省エネモードもしくは電源OFFモードへの移行を拒絶することができる。
また、他の装置のリソースをレンタルしている間に、故障や紙切れが発生し、ジョブの継続が不可能になった場合、画像形成装置の照会手段がさらなるリソースのレンタルが可能であるか否かを照会し、可能であるとの通知を受けて、画像形成装置が実行するために受けたジョブを他の装置へ移管し、他の装置でジョブを継続実行させることができる。これにより、要求されたジョブを完了させることができる。
上記ではジョブを移管したが、ジョブの継続が不可能になった場合、他の装置へレンタル中断要求を送信し、他の装置に対してリソースレンタルを中断することで、処理が煩雑になることを防止することができる。
上記のリソースとしては、CPU等の演算処理装置、メモリやHDD等を挙げることができる。リソースをメモリとする場合、検出手段はメモリフルを検出することができる。そして、リソースレンタル要求は、ジョブを実行するために必要なメモリ容量に関する情報を含み、他の装置が備えるメモリの空き容量が、必要なメモリ容量より大きい場合に、他の装置は、画像形成装置に対しレンタル可能であるとの通知を送信することができる。この場合、切替手段はレンタルしている他の装置のメモリ容量と画像形成装置が備えるメモリの空き容量とを比較し、空き容量が大きい場合に画像形成装置のみでジョブの実行が可能であると判断する。
他の装置は、本発明の画像形成装置と同様の構成の画像形成装置とすることができ、本発明では、複数の画像形成装置がネットワークに接続され、画像形成装置間で通信可能なネットワークシステムを提供することも可能である。また、他の装置のリソースをレンタルし、他の装置にジョブを実行させる処理を実現するための画像形成装置により読み取り可能なプログラムとして構成し、プログラムとして提供することもできる。
本発明は、上述したように、リソース容量を超えるジョブが投入された場合に、ネットワークに接続された他の装置のリソースを一時的に利用してそのジョブを継続実行する画像形成装置、その画像形成装置とリソースを備える他の装置とがネットワークにより接続されたネットワークシステムおよびその処理を実現するための画像形成装置により読み取り可能なプログラムである。画像形成装置について説明する前に、まず、この画像形成装置を含むネットワークシステムの構成を、図1を参照して説明する。
図1は、画像形成装置としてのMFPが設置されるネットワーク環境を例示した図である。LAN10やWAN11といったネットワークに、複数のMFP12〜15、サーバ装置16、17、パーソナルコンピュータ(PC)18が接続され、相互に通信することが可能となっている。なお、図1では、MFP12とMFP13とがIEEE1394ケーブル19により接続され、直接通信を行うことができるようになっている。
MFP12〜15は、コピー、FAX、スキャナ、プリンタといった複数の機能を備えた複合機であり、ハードウェアリソースとして、複合機全体の処理を行うCPUと、CPUが実行するプログラムを格納するメモリおよびHDDと、コピー、FAX、スキャナ、プリンタの機能を実現するエンジンとを備える。また、ソフトウェアとして、コピーアプリケーション、FAXアプリケーション、スキャナアプリケーション、プリンタアプリケーション、ファイルやメモリや入出力の管理等を行うOS、リソースや通信等の管理を行うモジュールを備える。
サーバ装置16、17およびPC18は、処理を行うCPUと、CPUが実行するプログラムを格納するメモリおよびHDDをハードウェアリソースとして備える。また、ソフトウェアとして、アプリケーション、OS、通信モジュール等を備える。
MFP間、MFPとサーバ装置との間、MFPとPCとの間、サーバ装置とPCとの間の通信は、通信モジュールにより、HTTP、FTP等のプロトコルを使用して行うことができる。
図2は、画像形成装置の一例として、MFPの構成例を示したブロック図である。このMFPは、上述したコピーアプリケーションやFAXアプリケーション等の複数のアプリケーション20と、OS21と、ハードウェアリソースとしてのCPU22、メモリ23、HDD24、エンジン25と、通信やリソース等を管理するためのモジュールとを備えている。図示しないが、画像形成装置は、ハードウェアとして、操作パネルや入力キー等の入力装置を含む。
アプリケーション20は、ハードウェアリソースであるCPU22、メモリ23、HDD24、エンジン25を用いて実行される。具体的には、HDD24に格納されたアプリケーション20をメモリ23に読み出し、CPU22がメモリ23からアプリケーション20を読み取って実行する。エンジン25は、アプリケーション20により作成された文書や画像等のデータを設定情報とともに受け取り、設定情報にしたがってそのデータを出力する。
モジュールはソフトウェアであり、ハードウェアリソースを利用するためのリソース管理モジュール30およびエンジン管理モジュール31と、ネットワーク接続を実現させる通信管理モジュール32と、ユーザインタフェースを提供するパネル管理モジュール33と、利用者を特定するための認証モジュール34とを備える。これらのモジュールはいずれも、CPU22により実行されて以下の処理が実行される。
リソース管理モジュール30は、自機のリソースを管理し、自機のリソースを利用して処理を実行すべきか、ネットワークに接続された他機のリソースをレンタルすべきかを判断する。また、リソース管理モジュール30は、画像形成のためのジョブ実行中にMFPのリソースを監視し、リソース不足を検出し、リソース不足である場合には、他機のリソースをレンタルすべきと判断する。そして、他機のリソースを一時的に借り受けるために、他機へ送信するリソースレンタル要求を生成する。エンジン管理モジュール31は、自機のスキャナやプロッタといった出力装置のハードウェアを動作させるための管理を行う。
通信管理モジュール32は、他機に対する通信の可否を照会し、他機からの照会に応答する。この通信管理モジュール32は、他機へリソースレンタル要求を送信し、他機のリソースがレンタル可能であるか否かを照会することができる。また、通信管理モジュール32は、他機からレンタル可能あるいはレンタル不可の通知を受け取ることができる。パネル管理モジュール33は、自機の状態をユーザに提示するための処理を管理する。認証モジュール34は、画像形成装置に対して個人認証を行い、他機からのリソースレンタル時の認証を処理する。
図2ではさらに、モジュールとして、ネットワーク監視モジュール35と、ジョブ実行時間計算モジュール36と、他機管理モジュール37と、他機監視モジュール38とを備えている。ネットワーク監視モジュール35は、自機が接続されているネットワークを監視し、リソースレンタルが実行可能か否かを判断する。
ジョブ実行時間計算モジュール36は、自機でジョブを実行した場合の実行時間を計算し、リソースレンタルを実行すべきか否かを判断する。また、ジョブ実行時間計算モジュール36は、自機のみでジョブの実行が可能であるか否かを判断する。他機管理モジュール37は、ネットワークに接続された他機の処理能力を管理し、自機との処理能力と比べて他機へリソースレンタルを実行すべきか否かを判断する。他機監視モジュール38は、他機の処理状態を監視し、リソースレンタルを実行すべきか否かを判断する。
リソース管理モジュール30は、さらに、自機のみでジョブの実行が可能である場合に、他機へ送信するレンタル中断要求を生成する。通信管理モジュール32は、他機へこのレンタル中断要求を送信し、他機のリソースを使用してのジョブの実行を中断させる。
図3に示す各モジュールの接続関係を参照して、画像形成装置が行う処理を説明する。図3に示す構成では、画像形成装置Aと画像形成装置Bとがネットワークによって接続されており、相互に通信を行うことができるようになっている。画像形成装置A、Bはそれぞれ、アプリケーション20A、20B、メモリ23A、23B、リソース管理モジュール30A、30B、エンジン管理モジュール31A、31B、通信管理モジュール32A、32B、通信可能機器リスト39A、39Bを備えている。
アプリケーション20Aは、画像形成のためのジョブ実行を要求し、画像形成装置A内でCPU22やエンジン25等のハードウェアリソースを使用して処理を行う。具体的には、コピー処理、FAX送受信処理、スキャナ処理、印刷処理等である。これらの処理では、画像データの読み取り、画像データの符号化、符号化データの格納、画像の出力等が行われる。エンジン管理モジュール31Aは、これらの処理を行うリソースを確保するために、リソース管理モジュール30Aに問い合わせる。
リソースとしてメモリ23Aを確保する場合、リソース管理モジュール30Aは、エンジン管理モジュール31Aから要求された確保すべきメモリ容量を、メモリ23Aから確保する。メモリ23Aの空き容量が確保すべきメモリ容量より大きい場合、十分なリソースがあるため、自機のみでそのジョブを実行することができる。
一方、空き容量が小さい場合、メモリ23Aの空き容量をすべて確保しても足りず、リソース不足を生じる。この場合、メモリ23Aは、メモリフルとなる。リソース管理モジュール30Aは、メモリフルを生じた場合、他機のメモリをレンタルするために、リソースレンタル要求を生成し、通信管理モジュール32Aへ送る。通信管理モジュール32Aは、通信可能機器リスト39Aを参照し、ネットワークに接続された他機で、通信可能な機器を検索する。通信管理モジュール32Aは、検索された画像形成装置Bとの間で通信を確立し、画像形成装置Bに対してリソースレンタル要求を送信し、画像形成装置Bにメモリ確保が可能であるか否かを照会する。
画像形成装置Bでは、通信管理モジュール32Bがリソース管理モジュール30Bに問い合わせ、メモリ23Bに十分な空き容量があるか確認する。ここで十分な空き容量とは、確保すべきメモリ容量を超える空き容量のことである。十分な空き容量がある場合、リソース管理モジュール30Bは、レンタル可能である旨の応答を生成し、通信管理モジュール32Bが、画像形成装置Aの通信管理モジュール32Aに対してその応答を返信する。この応答を受けて、リソース管理モジュール30Aは、画像形成装置Bのメモリ23Bをレンタルし、メモリ23Aおよびレンタルしたメモリ23Bを使用してジョブを実行させる。
図4に示すシーケンスを参照して、メモリフル発生からリソースレンタル開始までの処理を詳細に説明する。アプリケーション20Aから出されたジョブ実行要求をエンジン管理モジュール31Aが受け取る。エンジン管理モジュール31Aは、画像の読み取りを開始し、ジョブ実行のためのメモリを確保しに行く。エンジン管理モジュール31Aは、確保したメモリを使用し、読み取ったデータをメモリに格納する。このデータの読み取り処理は、データ入力がすべて完了するまで続けられる。
リソース管理モジュール30Aは、メモリ23Aを管理しており、空き容量のないメモリフルを検出すると、リソースレンタル要求を生成し、通信管理モジュール32Aへ送る。通信管理モジュール32Aは、上記のように、通信可能機器リストを参照し、通信可能な画像形成装置Bを検索する。そして、通信管理モジュール32Aは、画像形成装置Bの通信管理モジュール32Bに対し、まず、通信の可否を問い合わせる。画像形成装置Bが通信を拒否しない場合、画像形成装置Bの通信管理モジュール32Bから通信許可の応答が返される。これにより、画像形成装置Aと画像形成装置Bとの間に通信が確立される。次に、通信管理モジュール32Aは、画像形成装置Bの通信管理モジュール32Bに対し、リソースレンタル要求を送信し、画像形成装置Bのメモリのレンタルが可能であるか否かを問い合わせる。
なお、問い合わせ先の装置は、上記リストからの選択のほか、自機が接続されているネットワークにブロードキャストし、そのネットワークに接続されているすべての機器と通信して応答を受け取ることにより機器を検出し、その機器の中から1つを選択することができる。その選択は、いかなる方法であってもよく、例えば、メモリの空き容量の最も大きい機器を選択することができる。
画像形成装置Bでは、通信管理モジュール32Bがリソースレンタル要求を受信した場合、リソース管理モジュール30Bに問い合わせ、十分なメモリ空き容量がある場合、リソース管理モジュール30Bがメモリを確保するとともに、レンタル許可の応答を返し、通信管理モジュール32Bが、画像形成装置Aの通信管理モジュール32Aに対し、その応答を返信する。レンタル許可の応答を受信した場合、通信管理モジュール32Aは、リソース管理モジュール30Aに他機のリソースを確保することができた旨の通知を送り、リソースのレンタルを開始し、画像形成装置Bに確保されたメモリを使用してジョブを実行する。
次に、図5に示すシーケンスを参照して、リソースレンタル開始からジョブ実行完了までの処理を詳細に説明する。画像形成装置Aのリソース管理モジュール30Aがレンタル許可の応答を受け取った後、エンジン管理モジュール31Aからメモリ確保を受け取ると、自機がメモリフルであっても、レンタルしたメモリが存在するため、メモリフルとはならず、エンジン管理モジュール31Aからのデータの格納を受け付ける。リソース管理モジュール30Aは、このデータを通信管理モジュール32A、32Bを介して画像形成装置Bのリソース管理モジュール30Bに対し、データ格納を実行させる。データ格納を完了した画像形成装置Bの通信管理モジュール32Bは、データ受信が完了したことを画像形成装置Aに通知し、これを繰り返すことによりジョブを完了させる。
なお、リソースレンタル開始後、ジョブ実行完了まで、画像形成装置Aは、画像形成装置Bのリソースをレンタルし続けることで、その都度リソースレンタル要求を生成し、問い合わせてリソースをレンタルする処理をなくして、リソースレンタル時の処理の簡素化を図ることができる。
図6に示すシーケンスを参照して、ジョブ完了からリソースレンタル終了するまでの処理を詳細に説明する。ジョブ実行が完了したエンジン管理モジュール31Aは、リソース管理モジュール30Aに対し、リソースの開放を通知する。リソース管理モジュール30Aは、画像形成装置Bからレンタルしているリソースを開放するために、レンタル開放要求を生成し、通信管理モジュール32Aへ送る。通信管理モジュール32Aは、画像形成装置Bの通信管理モジュール32Bへそのレンタル開放要求を送り、その要求をリソース管理モジュール30Bが受け取ると、リソース管理モジュール30Bは、画像形成装置Aのために確保しておいたメモリを開放する。リソース管理モジュール30Bは、メモリの開放が完了したことを通信管理モジュール32B、32Aを介して画像形成装置Aのリソース管理モジュール30Aに通知する。リソース管理モジュール30Aがこの通知を受け取ると、リソースレンタルが終了する。また、このレンタル終了に伴い、画像形成装置Aと画像形成装置Bとの通信を終了する。
図7は、メモリフルが発生した場合にリソースをレンタルし、ジョブを継続していることをユーザに通知するためにパネル管理モジュールが操作パネルに表示させる表示を例示した図である。パネル管理モジュール33Aは、ジョブの実行中は、図7(a)が示すように、操作パネルに「ジョブ実行中」を表示させる。ジョブ実行中にメモリフルが発生すると、パネル管理モジュール33Aは、図7(b)が示すように、操作パネルに「リソースレンタル先検索中」を表示させ、その間に、通信管理モジュール32がリソースのレンタル先を検索し、問い合わせ、レンタル許可を受ける。検索が完了すると、パネル管理モジュール33Aは、図7(c)が示すように、操作パネルに、どの機器からリソースをレンタルしているかを通知するための情報を表示し、ジョブを再開する。
表示する情報としては、機器名、リソースがメモリである場合には、メモリ容量、機器のIPアドレス等の識別情報とすることができる。
図8に示すシーケンスを参照して、画像形成装置Aにおいて、メモリフルの発生時にリソース管理モジュール30Aが、他機のリソースをレンタルするか否かを判断する処理を詳細に説明する。リソース管理モジュール30Aは、ネットワーク監視モジュール35Aに問い合わせ、ネットワーク監視モジュール35Aがリソースのレンタルが可能であるか否かを判断した結果を受け取る。その結果がレンタル可能である場合、リソース管理モジュール30Aは、ジョブ実行時間計算モジュール36Aに問い合わせ、ジョブ実行時間計算モジュール36Aが自機でジョブを実行した場合の実行時間を計算し、リソースをレンタルするべきか否かを判断した結果を受け取る。
リソースをレンタルすべきという結果の場合、リソース管理モジュール30Aは、他機管理モジュール37Aに問い合わせ、他機管理モジュール37Aが自機と他機の処理能力を比較し、他機へリソースをレンタルすべきか否かを判断した結果を受け取る。リソースをレンタルすべきという結果の場合、リソース管理モジュール30Aは、他機監視モジュール38Aに問い合わせ、他機監視モジュール38Aがその他機の処理状況を監視し、その他機に対し、リソースレンタル要求をすべきか否かを判断した結果を受け取る。要求すべきとの結果の場合、リソース管理モジュール30Aは、リソースレンタル要求を生成し、通信管理モジュール32Aにその要求を送信させる。
ここで、リソース管理モジュール30Aは、自機のリソースを管理することに加えて、他機へリソースをレンタルする際のリソースもあわせて管理する。また、リソース管理モジュール30Aは、要求が自機か、他機かを問わず、自機のリソースを使用する際の仲介を行い、自機のリソースと他機からレンタルしているリソースとを区別して管理する。このため、画像形成装置Aが画像形成装置Bにリソースのレンタルを要求し、画像形成装置Bが許可した場合、画像形成装置Bのリソース管理モジュール30Bでは、自機では使用していないリソースを、リソース管理モジュール30BがOSを介してメモリにアクセスして確保する。
画像形成装置Bが画像形成装置Aにリソースをレンタルしている最中にも画像形成装置B自身が処理を実行する必要がある場合には、リソース管理モジュール30Bが画像形成装置Aにレンタルしているリソースとは別の領域のリソースを使用して処理を実行する。
図9は、リソースレンタルを要求することができる機器の一覧を操作パネル上に表示させたところを示した図である。パネル管理モジュール33Aは、通信管理モジュール32Aにより他機からリソース状況の通知を受け付け、リソース管理モジュール30Aによりリソース搭載量と現在の空き容量を計算した結果を受け取り、操作パネル上に表示させる。表示させる情報は、機器名、計算したリソースの搭載量、リソース空き容量、ジョブ完了予測時間、IPアドレスを含むことができる。この情報を用い、通信管理モジュール32Aは、他機と通信し、リソースのレンタルを実行することができる。
リソースのレンタルは、リソース管理モジュール30Aがリソースレンタル要求を生成し、その要求を通信管理モジュール32Aが他機へ送信し、その他機からレンタル許可の応答を受信することにより行われるが、リソースレンタルの開始後、オペレータからの中断または継続の指示の入力を受け付け、レンタルを中断させ、または継続させることで、リソースレンタルの開始および終了の汎用性を実現することができる。
図10を参照すると、画像形成装置Aから画像形成装置Bにリソースレンタル要求を送り、画像形成装置Bから画像形成装置Aにレンタル許可の応答を返信することにより、画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースのレンタルを開始する。画像形成装置Aが、オペレータからリソースレンタルに関する指示を受けた場合、その指示が中断であるかを判断する。中断でない場合は、継続であるため、リソースレンタルを継続する。その指示が中断である場合、画像形成装置Aは画像形成装置Bに対しレンタル中断要求を送信する。画像形成装置Bがその要求を受け取ると、画像形成装置Aのために確保していたリソースを開放し、その開放が完了したところで開放が完了した旨の応答を画像形成装置Aに対し返信する。
画像形成装置Aが画像形成装置Bに対し、画像形成装置Bのリソースをレンタルしている間、その画像形成装置Bに対し、他のジョブ実行要求があった場合、画像形成装置Bに他のジョブを実行させるため、画像形成装置Aは、画像形成装置Cに対し、リソースレンタル要求を送信し、画像形成装置Cからリソースをレンタルすることができる。
図11を参照すると、画像形成装置Aから画像形成装置Bにリソースレンタル要求を送り、画像形成装置Bから画像形成装置Aにレンタル許可の応答を返信することにより、画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースのレンタルを開始する。画像形成装置Bが、他のジョブ実行要求を受け付けたことを画像形成装置Aに通知する。画像形成装置Aは、レンタルしている画像形成装置Bのリソースを、他のジョブの実行のために開放する。まず、画像形成装置Aは、画像形成装置Bに対しリソース開放要求を送信する。画像形成装置Bがその要求を受け取ると、画像形成装置Aのために確保していたリソースを開放し、その開放が完了したところで開放が完了した旨の応答を画像形成装置Aに対し返信する。次に、画像形成装置Aは、画像形成装置Cに対し、リソースレンタル要求を送信し、画像形成装置Cのリソースのレンタルが可能か否かを照会する。
上記では、他のジョブ実行のためにリソースを開放したが、他のジョブ実行を受け付けたことの通知を受けても、リソースのレンタルを継続することもできる。レンタルを継続することで、リソースレンタル時の処理の簡素化を図ることができる。
画像形成装置Bは、所定時間使用されない場合、省エネモードまたは電源OFFモードへ移行する。画像形成装置Bのリソースをレンタルしている間に、それらのモードへ移行すると、リソースへの電源供給が停止し、ジョブの実行が停止してしまう。このため、それらのモードへ移行させないための処理が必要となる。
図12を参照すると、画像形成装置Aから画像形成装置Bにリソースレンタル要求を送り、画像形成装置Bから画像形成装置Aにレンタル許可の応答を返信することにより、画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースのレンタルを開始する。画像形成装置Bが、省エネモードまたは電源OFFモードへ移行する際、自機のリソースをレンタルしている画像形成装置Aに対し、モード移行許可要求を送信してモード移行の許可を確認する。画像形成装置Aは、ジョブが停止してしまうのを防止するため、モード移行不可の応答を返信する。
画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースをレンタルする場合、画像形成装置Aは、ジョブ実行に必要なすべてのリソースを画像形成装置Bからレンタルしているのではなく、一部のリソースをレンタルしている。画像形成装置Bからレンタルしているリソースの使用に、ある程度の時間間隔がある場合、画像形成装置Bでは、節電のため、一時的に省エネモードに移行したほうがよい場合がある。この場合、画像形成装置Aは、モード移行の許可要求を受け取ると、ある程度の時間間隔があり、モード移行しても問題がないか否かを判断する。この時間間隔は任意に設定することができ、画像形成装置Bからレンタルしているリソースの次の使用が、設定した時間間隔より長い場合はモード移行しても問題ないと判断することができる。
画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースをレンタルしている間に、さらに別の画像形成装置Cが画像形成装置Aに対してリソースレンタルを要求した場合、そのリソースレンタル要求を拒絶することができる。
図13を参照すると、画像形成装置Aから画像形成装置Bにリソースレンタル要求を送り、画像形成装置Bから画像形成装置Aにレンタル許可の応答を返信することにより、画像形成装置Aが画像形成装置Bのリソースのレンタルを開始している。その後、画像形成装置Cから、画像形成装置Aに対して、リソースレンタル要求が送信されている。画像形成装置Aは、自機のリソースのみでは足りず、画像形成装置Bのリソースをレンタルしていて、他機にリソースをレンタルする余裕はない。このため、画像形成装置Aは、画像形成装置Cのリソースレンタル要求に対し、レンタル不可の応答を返信し、リソースレンタル要求を拒絶する。これにより、画像形成装置Aは、負荷が高まることを防止し、処理が煩雑になるのを防止することができる。
また、画像形成装置Aが画像形成装置Bから、画像形成装置Bのリソースをレンタルしている間に、画像形成装置Aにおいて故障や紙切れが発生し、ジョブ実行を継続することが不可能になった場合、画像形成装置Aは、さらなるリソースのレンタルが可能であるか否かを照会し、可能であるとの通知を受けて、画像形成装置が実行するために受けたジョブのすべてを画像形成装置Bへ移管し、画像形成装置Bでジョブを実行させることにより、要求されたジョブを完了させることができる。
上記のようにしてジョブが完了するまで処理を実行させることもできるが、これでは処理が煩雑である。このため、画像形成装置Bへ移管せず、ジョブを中断させることで、処理が煩雑になるのを防止することができる。具体的には、画像形成装置Aが画像形成装置Bから、画像形成装置Bのリソースをレンタルしている間に、画像形成装置Aにおいて故障が発生し、ジョブ実行を継続することが不可能になった場合、画像形成装置Aは、画像形成装置Bに対し、レンタル中断要求を送信し、レンタルを中断する。
上記では、画像形成装置Aが、レンタル中断要求を送信してレンタルを中断し、モード移行不可の応答を返信し、レンタル不可の応答を返信しているが、これらの処理は、画像形成装置Aが備える手段またはモジュールが実行することができる。
これまで本発明を上述した実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態のネットワークシステムの構成図。 本実施形態の画像形成装置の構成図。 各モジュールの接続関係を示した図。 メモリフル発生からリソースレンタル開始までのシーケンス図。 リソースレンタル開始からジョブ実行完了までのシーケンス図。 ジョブ実行完了からリソースレンタル終了までのシーケンス図。 ジョブを継続していることをユーザに通知するためにパネル管理モジュールが操作パネルに表示させる表示を例示した図。 メモリフルの発生時にリソース管理モジュールが他機のリソースをレンタルするか否かを判断する処理を示したシーケンス図。 リソースレンタルを要求することができる機器の一覧を操作パネル上に表示させたところを示した図。 リソースレンタル開始後、オペレータの指示によりリソースレンタルを中断または継続する処理を示したシーケンス図。 リソースレンタル開始後、レンタル先の機器が他のジョブを受け付けたことにより、レンタル先を変更する処理を示したシーケンス図。 リソースレンタル開始後、レンタル先の機器がモード移行する際の処理を示したシーケンス図。 リソースレンタル開始後、他の機器からリソースレンタル要求があった場合の処理を示したシーケンス図。
符号の説明
A、B、C…画像形成装置、10…LAN、11…WAN、12〜15…MFP、16、17…サーバ装置、18…PC、19…IEEE1394ケーブル、20…アプリケーション、21…OS、22…CPU、23、23A、23B…メモリ、24…HDD、25…エンジン、30、30A、30B…リソース管理モジュール、31、31A、31B…エンジン管理モジュール、32、32A、32B…通信管理モジュール、33…パネル管理モジュール、34…認証モジュール、35、35a…ネットワーク監視モジュール、36、36a…ジョブ実行時間計算モジュール、37、37a…他機管理モジュール、38、38a…他機監視モジュール、39A、39B…通信可能機器リスト

Claims (21)

  1. ネットワークを介して他の装置と通信可能な画像形成装置であって、
    画像形成のためのジョブ実行中に前記画像形成装置のリソース不足を検出する検出手段と、
    前記他の装置のリソースを一時的に借り受けるために該他の装置へリソースレンタル要求を送信し、前記他の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する照会手段とを含み、
    前記他の装置からレンタル可能であるとの通知を受けて該他の装置のリソースを使用して前記ジョブを継続実行する、画像形成装置。
  2. 前記他の装置のリソースを借り受けて前記ジョブを実行している間、前記画像形成装置のリソースのみで前記ジョブの実行が可能であるか否かを判断し、可能である場合に、前記他の装置へレンタル中断要求を送信し、前記他の装置のリソースを使用しての前記ジョブの実行を中断させ、前記画像形成装置のリソースのみで前記ジョブを実行させる切替手段をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記ジョブが完了するまで前記他の装置のリソースのレンタルを継続する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. オペレータからの指示に応答して、前記他の装置へ前記リソースレンタル要求または前記レンタル中断要求を送信するように指示する指示手段をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記他の装置がジョブ実行要求を受信したことを検知して、前記照会手段は、前記リソースレンタル要求をさらに別の装置に送信し、前記さらに別の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記他の装置のリソースをレンタルしている間に、前記他の装置から省エネモードまたは電源OFFモードへの移行許可を求める要求を受信した場合、移行を拒絶する応答を返信し、前記省エネモードまたは電源OFFモードへの移行を中止させるモード移行拒絶手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記他の装置のリソースをレンタルしている間に、さらに別の装置から前記リソースレンタル要求を受けた場合、前記リソースレンタル要求を拒絶する応答を返信する要求拒絶手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記リソースはメモリであり、前記検出手段はメモリフルを検出する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記リソースレンタル要求は、前記ジョブを実行するために必要なメモリ容量に関する情報を含み、
    前記他の装置が備えるメモリの空き容量が前記必要なメモリ容量より大きい場合に、前記他の装置は前記画像形成装置に対しレンタル可能であるとの通知を送信する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記切替手段は、レンタルしている前記他の装置のメモリ容量と、前記画像形成装置が備えるメモリの空き容量とを比較し、前記空き容量が大きい場合に前記画像形成装置のみで前記ジョブの実行が可能であると判断する、請求項2に記載の画像形成装置。
  11. 複数の画像形成装置がネットワークに接続され、前記画像形成装置間で通信を行うことが可能なネットワークシステムであって、前記画像形成装置が、
    画像形成のためのジョブ実行中に前記画像形成装置のリソース不足を検出する検出手段と、
    他の画像形成装置のリソースを一時的に借り受けるために該他の画像形成装置へリソースレンタル要求を送信し、前記他の画像形成装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会する照会手段とを備え、
    前記他の装置からレンタル可能であるとの通知を受けて該他の装置のリソースを使用して前記ジョブを継続実行する、ネットワークシステム。
  12. 第1画像形成装置が、第2画像形成装置のリソースをレンタルし、前記ジョブを実行している間、前記第1画像形成装置が前記ジョブ実行継続不能になった場合、前記第1画像形成装置の前記照会手段がさらなるリソースのレンタルが可能であるか否かを照会し、可能であるとの通知を受けて、前記第1画像形成装置が実行するために受けたジョブを前記第2画像形成装置へ移管し、前記第2画像形成装置で前記ジョブを継続実行させる、請求項11に記載のネットワークシステム。
  13. 第1画像形成装置が、第2画像形成装置のリソースをレンタルし、前記ジョブを実行している間、前記第1画像形成装置が前記ジョブ実行継続不能になった場合、前記第2画像形成装置へレンタル中断要求を送信し、前記第2画像形成装置のリソースのレンタルを中断する、請求項11に記載のネットワークシステム。
  14. ネットワークを介して他の装置と通信可能な画像形成装置において、前記他の装置のリソースをレンタルし、前記他の装置にジョブを実行させる処理を実現するための前記画像形成装置により読み取り可能なプログラムであって、
    画像形成のためのジョブ実行中に前記画像形成装置のリソース不足を検出するステップと、
    前記他の装置のリソースを一時的に借り受けるために該他の装置へリソースレンタル要求を送信し、前記他の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会するステップと、を前記画像形成装置に実行させるプログラム。
  15. 前記他の装置からレンタル可能であるとの通知を受けて該他の装置のリソースを使用して前記ジョブを実行している間、前記画像形成装置のリソースのみで前記ジョブの実行が可能であるか否かを判断し、可能である場合に、前記他の装置へレンタル中断要求を送信し、前記他の装置のリソースを使用しての前記ジョブの実行を中断させるステップをさらに実行させる、請求項14に記載のプログラム。
  16. オペレータからの指示に応答して、前記他の装置へ前記リソースレンタル要求または前記レンタル中断要求を送信するように指示するステップをさらに実行させる、請求項14または15に記載のプログラム。
  17. 前記照会するステップは、前記他の装置がジョブ実行要求を受信したことを検知して、前記リソースレンタル要求をさらに別の装置に送信し、前記さらに別の装置のリソースがレンタル可能であるか否かを照会するステップを含む、請求項14〜16のいずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記他の装置のリソースをレンタルしている間に、前記他の装置から省エネモードまたは電源OFFモードへの移行許可を求める要求を受信した場合、移行を拒絶する応答を返信し、前記省エネモードまたは電源OFFモードへの移行を中止させるステップをさらに実行させる、請求項14〜17のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 前記他の装置のリソースをレンタルしている間に、さらに別の装置から前記リソースレンタル要求を受けた場合、前記リソースレンタル要求を拒絶する応答を返信するステップをさらに実行させる、請求項14〜17のいずれか1項に記載のプログラム。
  20. 前記リソースはメモリであり、前記検出するステップではメモリフルを検出する、請求項14〜19のいずれか1項に記載のプログラム。
  21. 前記中断させるステップでは、レンタルしている前記他の装置のメモリ容量と、前記画像形成装置が備えるメモリの空き容量とを比較し、前記空き容量が大きい場合に前記画像形成装置のみで前記ジョブの実行が可能であると判断する、請求項14〜20のいずれか1項に記載のプログラム。
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