JP2009075120A - 基板検査方法および基板検査装置 - Google Patents

基板検査方法および基板検査装置 Download PDF

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【課題】一次電子ビームと二次電子ビームとの重複領域で二次電子ビームの空間電荷効果による収差増大を抑制する。
【解決手段】電子ビームを生成して試料である基板Sに一次電子ビームBpとして照射する電子銃11と、一次電子ビームBpの照射を受けて基板Sから放出される二次電子、反射電子および後方散乱電子の少なくともいずれかを検出して基板Sの状態を表わす信号を出力する電子検出部30と、上記二次電子、上記反射電子および上記後方散乱電子の少なくともいずれかを導いて二次電子ビームBsとして拡大投影し、電子検出部30のMCP検出器31の検出面に結像させる二次光学系20と、を備える基板検査装置1に、一次電子ビームBpの軌道と二次電子ビームBsの軌道との重複領域が縮小するように一次電子ビームBpを偏向する偏向器68をさらに設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板検査方法および基板検査装置に関し、例えば電子ビームを用いた半導体パターン等の検査を対象とする。
近年、電子ビームを利用して半導体パターンの欠陥を検査する手法が提案されている。
例えば特許文献1には、矩形状の電子ビームを電子照射手段にて形成して一次電子ビームとして試料に照射し、その試料表面の形状/材質/電位の変化に応じて発生した二次電子、反射電子および後方散乱電子である二次電子ビームを写像投影光学手段にて電子検出部に拡大投影し、試料表面画像を得る手法が記載されている。さらに、この手法に加え、例えば特許文献2には、一次電子ビームを電子ビーム偏向手段であるウィーンフィルタにて偏向させ、試料表面に対してほぼ垂直に入射させ、なおかつ二次電子ビームを同一のウィーンフィルタ内を直進させて写像投影手段に導入する方法が提案されている。
特許文献2に開示の装置では、一次電子ビームを試料に対して垂直に入射するために、ウィーンフィルタを用いてケーラー(Koehler)照明系を形成している。即ち、ウィーンフィルタに入射してきた一次電子ビームに対し、ウィーンフィルタとカソードレンズとの間で一次電子ビームの焦点と2次ビームの焦点とが一致するようにウィーンフィルタが一次電子ビームを偏向する。さらに、ウィーンフィルタでの偏向収差の影響を最小限にするため、二次電子ビームをウィーンフィルタ中心面上で一旦結像させている。
しかしながら、特許文献2に開示の装置においては、ウィーンフィルタと試料との間で、一次電子ビームと二次電子ビームが重複する領域が存在する。この重複領域内では、電子密度が高いために電子の相互作用、所謂空間電荷効果が大きく作用し、二次電子ビームの収差増大を引き起こすという問題があった。特に、二次電子ビームの焦点位置は二次電子ビームの電流密度が最も高く、なおかつ一次電子ビームの電流密度が最も高い一次電子ビームの焦点位置も同じ位置に存在するので、上記重複領域内で二次電子ビームの空間電荷効果がもっとも大きく作用してしまう。
特開平7−249393号公報 特開平11−132975号公報
本発明の目的は、一次電子ビームと二次電子ビームとの重複領域で二次電子ビームの空間電荷効果による収差増大を抑制することにより高感度での検査を実現することにある。
本発明は、以下の手段により上記課題の解決を図る。
即ち、本発明によれば、
電子ビームを生成して試料である基板に一次電子ビームとして照射する工程と、
前記一次電子ビームの照射を受けて前記基板から放出される二次電子、反射電子および後方散乱電子の少なくともいずれかを導き、二次電子ビームとして拡大投影して結像させる工程と、
結像した前記二次電子ビームを検出して前記基板の状態を表わす信号を出力する工程と、
前記一次電子ビームの焦点面に前記二次電子ビームの焦点が含まれるように前記一次電子ビームおよび前記二次電子ビームの少なくともいずれかを偏向する工程と、
を備え、
前記拡大投影して結像させる工程は、前記一次電子ビームについては前記基板の手前で減速させる一方、前記二次電子ビームについては検出面側へ導かれるように前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを加速させる第1の電界を形成する工程を含み、
前記一次電子ビームの焦点面に含まれる前記二次電子ビームの焦点を間に挟むように、前記第1の電界と前記検出面との間に設けられ、前記一次電子ビームの軌道と前記二次電子ビームの軌道との重複領域において前記二次電子ビームを加速させる第2の電界を形成する工程をさらに備える、ことを特徴とする、
基板検査方法が提供される。
また、本発明によれば、
電子ビームを生成して試料である基板に一次電子ビームとして照射する電子ビーム照射手段と、
前記一次電子ビームの照射を受けて前記基板から放出される二次電子、反射電子および後方散乱電子の少なくともいずれかを検出して前記基板の状態を表わす信号を出力する検出手段と、
前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを導いて二次電子ビームとして拡大投影し、前記検出手段の検出面に結像させる写像投影手段と、
前記一次電子ビームの焦点面に前記二次電子ビームの焦点が含まれるように前記一次電子ビームおよび前記二次電子ビームの少なくともいずれかを偏向する偏向手段と、
前記一次電子ビームの軌道と前記二次電子ビームの軌道との重複領域において前記二次電子ビームを加速させる電界を形成する加速電界形成手段と、
を備え、
前記写像投影手段は、前記一次電子ビームについては前記基板の手前で減速させる一方、前記二次電子ビームについては検出面側へ導かれるように前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを加速させる第1の電界を形成する手段を含み、
前記加速電界形成手段は、前記一次電子ビームの焦点面に含まれる前記二次電子ビームの焦点を間に挟むように、前記第1の電界と前記検出面との間に設けられる、ことを特徴とする、
基板検査装置が提供される。
本発明によれば、一次電子ビームと二次電子ビームとの重複領域で二次電子ビームの空間電荷効果による収差増大を抑制できるので、より高感度での検査を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態による基板検査装置の概略構成を示すブロック図である。後に詳述するように、本実施形態の特徴は、複数段四極子レンズ15とウィーンフィルタ41との間に偏向器68を設置し、この偏向器68により一次電子ビームBpの軌道を制御して一次電子ビームBpおよび二次電子ビームBsの重複領域を縮小する点にある。
図1に示す基板検査装置1は、一次光学系10と、二次光学系20と、電子検出部30と、ウィーンフィルタ(Wien filter)41と、ステージ43と、各種制御部16,17,51〜56,70と、画像信号処理部58と、ホストコンピュータ60と、表示部62と、を備える。
一次光学系10は、電子銃部11と複数段の四極子レンズ15を含む。電子銃部11は、例えば電子ビーム照射手段に対応し、長軸100〜700μm、短軸15μmの矩形の電子放出面を有するLaB線状陰極112、ウェーネルト電極114、電子ビームの引き出しを行う陽極116および光軸調整用の偏向器118を有する。LaB線状陰極112、ウェーネルト電極114、陽極116および偏向器118は制御部16に接続され、この制御部16からの信号により一次電子ビームBpの加速電圧、出射電流、光軸Apが制御される。四極子レンズ15は、四極子レンズ制御部17に接続される。線状陰極112より放出した一次電子ビームBpは、四極子レンズ制御部17からの信号により制御される四極子レンズ15によって収束され、ウィーンフィルタ41に対して斜めから入射する。一次電子ビームBpはウィーンフィルタ41によって試料Sに対して垂直な方向に偏向され、その後、二次光学系20内のカソードレンズ21によってレンズ作用を受け、試料Sに対して垂直に照射される。
試料Sはステージ43の上面に設置され、ステージ電圧制御部51により試料Sに負電圧が印加できるようになっている。この機構は、一次電子ビームBpによる試料Sへの入射ダメージを低減し、一次電子ビームBpの照射によって、試料S表面の形状/材質/電位の変化に応じて発生した二次電子、反射電子および後方散乱電子で構成される二次電子ビームBsのエネルギ向上を目的としたものである。
ウィーンフィルタ41の具体的構成を図2に示し、その作動原理を図3および図4を参照しながら簡単に説明する。図2に示すように、ウィーンフィルタ41の場は、2次光学系の光軸Asに垂直な平面CSw内で電界Eと磁界Bを直交させた構造になっており、入射した電子に対して、ウィーン条件qE=vB(qは電子電荷、vは直進電子の速度)を満たす電子のみ直進させる働きをする。図3に示すように、この検査装置1では、一次電子ビームBpに対しては磁界による力Fと電界による力Fが同一方向に作用し、一次電子ビームBpは試料Sに対して垂直に入射するように偏向される。また、二次電子ビームBsに対しては、図4に示すように、FとFが逆方向に作用し、なおかつウィーン条件F=Fが成立しているため、二次電子ビームBsは偏向されずに直進して2次光学系に入射する。
図1に戻り、二次光学系20は、例えば写像投影手段に対応し、回転対称静電レンズであるカソードレンズ21、第二レンズ22、第三レンズ23と、第二レンズと第三レンズ間に設置された開き角絞り24と視野絞り26とを含む。カソードレンズ21、第二レンズ22、第三レンズ23は、二次光学系レンズ制御部52、54、55にそれぞれ接続され、これらの制御部から与えられる制御信号により、二次電子ビームBsを拡大投影し、二次電子ビーム像をMCP(Micro Channel Plate)検出器31の検出面に結像させる。
電子検出部30は、例えば検出手段に対応し、MCP検出器31と、蛍光板32と、ライトガイド33と、CCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子34とを含む。MCP検出器31に入射した二次電子ビームBsはMCPにより増幅されて蛍光板32に照射する。蛍光板32で発生した蛍光像はライトガイド33を介して撮像素子34で検出される。撮像素子34から出力された信号は、画像信号処理部58で処理されて画像データとしてホストコンピュータ60に転送される。
ホストコンピュータ60は、各種制御部16,17,51〜56,70に接続され、これらの制御部を介して装置全体を制御する。ホストコンピュータ60はまた画像信号処理部58および表示部62にも接続され、画像信号処理部58から画像データの供給を受け、図示しない画像メモリに保存し、二次電子ビーム像を表示部62に表示させる他、検査目的に応じた画像処理による欠陥検出処理等を実行する。
本装置では、一次電子ビームBpを試料Sに対して垂直に入射するために、ケーラー照明系を形成している。従来、ケーラー照明系を形成するため、一次電子ビーム焦点FPpと二次電子ビーム焦点FPsを一致させる対処法が用いられていた。これは、ウィーンフィルタ41とカソードレンズ21の間において一次電子ビーム焦点FPpと二次電子ビーム焦点FPsとが一致するようにウィーンフィルタ41によって一次電子ビームBpを偏向させることにより実現できる。
しかしながら、ウィーンフィルタ41と試料Sとの間には、一次電子ビームBpの軌道と二次電子ビームBsの軌道とが重複する領域が存在する(図5参照)。この領域内では、電子密度が高いために電子の相互作用、いわゆる空間電荷効果が大きく作用してしまい、二次電子ビームBsの収差増大を引き起こすという問題があった。特に、一次電子ビーム焦点位置FPpおよび二次電子ビームの焦点位置FPsのいずれにおいても、各ビームの電流密度が最も高いために、一次電子ビーム焦点FPpと二次電子ビーム焦点FPsとを一致させると、空間電荷効果が相乗的に作用して二次電子ビームBsの収差が顕著に増大してしまう。二次電子ビームBsの収差を低減させるためには、二次電子ビーム焦点位置FPsでの空間電荷効果を低減することが最も効果的である。
本実施形態の基板検査装置1は、複数段四極子レンズ15とウィーンフィルタ41間に配設された偏向器68により一次電子ビームBpの偏向を制御することにより、一次電子ビームBpのケーラー照明を大きく損なうことなく、二次電子ビームBsの空間電荷効果による収差増大を抑制する。偏向器68は偏向制御部70に接続され、さらに偏向制御部70はホストコンピュータ60に接続される。ホストコンピュータ60は、二次電子ビームの焦点位置FPsでの空間電荷効果を低減して二次電子ビーム像の分解能が向上するように一次電子ビームBpを偏向させるための制御信号を生成して偏向制御部70へ送信する。偏向制御部70はホストコンピュータ60からの制御信号を受け、これに応じた偏向電圧を偏向器68の各電極へ印加し、これにより偏向器68は偏向電界を形成して一次電子ビームBpを偏向させる。ただし、一次電子ビームBpを偏向させ過ぎると、試料S上の照明領域中心が二次光学系光軸Asに対して大きくずれてしまい、最も低い収差が期待される、二次光学系光軸Asと試料Sの表面との交点およびその近傍に一次電子ビームBpが十分に照射しなくなる。この結果、二次光学系光軸Asと試料Sの表面との交点およびその近傍から十分な量の二次電子/反射電子/後方散乱電子が放出されず、撮像素子34からの出力信号におけるS/Nが低下して検査画像が劣化してしまう。ホストコンピュータ60は、これらの弊害が検査上で問題にならない範囲内で、一次電子ビームBpに対する偏向制御の最適化を行う。
そこで、図5の電子ビーム軌道図に示すように、一次電子ビームBpの焦点面FS1と二次電子ビームBsの焦点面FS2とが一致し、上記重複領域内にて二次電子ビーム電流密度が最も高い二次電子ビーム焦点位置FPsと、一次電子ビームBpおよび二次電子ビームBsの重複領域内で一次電子ビームBp電流密度が最も高い一次電子ビーム焦点位置FPpとが一致しない状態になるように一次電子ビームBpを偏向制御する。これにより、一次電子ビームBpのケーラー照明を大きく損なうことなく、二次電子ビームBsの空間電荷効果による収差増大を効果的に抑制することが可能になる。なお、本実施形態では一次電子ビームBpの軌道を制御することにより一次電子ビームBpおよび二次電子ビームBsの重複領域を縮小したが、これに限ることなく、二次電子ビームBsの軌道を制御することによっても上記重複領域を縮小することは可能である。
(2)第2の実施の形態
図6は、本発明の第2の実施の形態による基板検査装置の概略構成を示すブロック図であり、また、図7は本実施形態の基板検査方法を説明する電子ビーム軌道図である。本実施形態の基板検査装置3の特徴は、ウィーンフィルタ41とカソードレンズ21の間に配設され電源74,84にそれぞれ接続された回転対称円孔電極72,82をさらに備え、これらの電極72,82により加速電界を形成することにより、一次電子ビームBpおよび二次電子ビームBsの重複領域内で二次電子ビームBsを加速させる点にある。
図8は、電極72の斜視図を示し、図9(a)は、電極72の平面図を示し、さらに、図9(b)は図9(a)のA−A線に沿った側面図を示す。図8および図9に代表的に示すように、電極72,82には、二次電子ビームBsの通過を許容するための円孔が中央に設けられている。
図6に戻り、電極電圧印加電源74,84はホストコンピュータ60にさらに接続される。ホストコンピュータ60は、二次電子ビームBsを加速させる加速電界を形成するための制御信号を生成してこれらの電源74,84に供給する。電極電圧印加電源74,84は、ホストコンピュータ60からの制御信号に応じた電圧を電極72,82へ印加し、電極72,82間で二次電子ビームBsを加速させる。二次電子ビームBs用の加速電界を形成するためには、例えば電極72に正の電圧を、電極82に電極72への印加電圧以下の正の電圧もしくは負の電圧または0の電圧を印加すればよい。
二次電子ビームBsの焦点位置は電流密度が最も高いので、二次電子ビームBsが加速される領域内に二次電子ビームBsの焦点位置が含まれると、一次電子ビームBpのケーラー照明系を損なうことなく、二次電子ビームBsの空間電荷効果による収差増大を効果的に抑制することが可能になる。本実施形態では、図7の電子ビーム軌道図に示すように、一次電子ビーム焦点面FS1と二次電子ビーム焦点面FS2とが一致し、一次電子ビームBpおよび二次電子ビームBsの重複領域内で一次電子ビームBpの電流密度が最も高い一次電子ビーム焦点位置FPpと、上記重複領域内で二次電子ビームBsの電流密度が最も高い二次電子ビーム焦点位置FPsとが一致し、かつ、二次電子ビーム焦点面FS2が電極72と電極82との間に存在するようにこれらの電極72,82が配設される。
(3)半導体装置の製造方法
上述した基板検査方法を半導体装置の製造工程で用いることにより、高感度で半導体装置を検査できるので、短いTAT(Turn Around Time)で、かつ、高い歩留まりで半導体装置を製造することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態による基板検査装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す基板検査装置が備えるウィーンフィルタの具体的構成を示す斜視図である。 図2に示すウィーンフィルタの作動原理の説明図である。 図2に示すウィーンフィルタの作動原理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態による基板検査方法を説明する電子ビーム軌道図である。 本発明の第2の実施の形態による基板検査装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による基板検査方法を説明する電子ビーム軌道図である。 図6に示す基板検査装置が備える円孔電極の斜視図である。 図6に示す基板検査装置が備える円孔電極の平面図および側面図である。
符号の説明
1,3 基板検査装置
10 一次光学系
11 電子銃部
15 四極子レンズ
16,51〜56 制御部
17 四極子レンズ制御部
20 二次光学系
30 電子検出部
31 MCP検出器
41 ウィーンフィルタ
43 ステージ
58 画像信号処理部
60 ホストコンピュータ
62 表示部
68 偏向器
72,82 回転対称円孔電極
74,84 電源
112 LaB線状陰極
Bp 一次電子ビーム
Bs 二次電子ビーム

Claims (4)

  1. 電子ビームを生成して試料である基板に一次電子ビームとして照射する工程と、
    前記一次電子ビームの照射を受けて前記基板から放出される二次電子、反射電子および後方散乱電子の少なくともいずれかを導き、二次電子ビームとして拡大投影して結像させる工程と、
    結像した前記二次電子ビームを検出して前記基板の状態を表わす信号を出力する工程と、
    前記一次電子ビームの焦点面に前記二次電子ビームの焦点が含まれるように前記一次電子ビームおよび前記二次電子ビームの少なくともいずれかを偏向する工程と、
    を備え、
    前記拡大投影して結像させる工程は、前記一次電子ビームについては前記基板の手前で減速させる一方、前記二次電子ビームについては検出面側へ導かれるように前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを加速させる第1の電界を形成する工程を含み、
    前記一次電子ビームの焦点面に含まれる前記二次電子ビームの焦点を間に挟むように、前記第1の電界と前記検出面との間に設けられ、前記一次電子ビームの軌道と前記二次電子ビームの軌道との重複領域において前記二次電子ビームを加速させる第2の電界を形成する工程をさらに備える、ことを特徴とする、
    基板検査方法。
  2. 前記一次電子ビームの焦点面において、前記一次電子ビームの焦点と前記二次電子ビームの焦点とが一致することを特徴とする請求項1に記載の基板検査方法。
  3. 電子ビームを生成して試料である基板に一次電子ビームとして照射する電子ビーム照射手段と、
    前記一次電子ビームの照射を受けて前記基板から放出される二次電子、反射電子および後方散乱電子の少なくともいずれかを検出して前記基板の状態を表わす信号を出力する検出手段と、
    前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを導いて二次電子ビームとして拡大投影し、前記検出手段の検出面に結像させる写像投影手段と、
    前記一次電子ビームの焦点面に前記二次電子ビームの焦点が含まれるように前記一次電子ビームおよび前記二次電子ビームの少なくともいずれかを偏向する偏向手段と、
    前記一次電子ビームの軌道と前記二次電子ビームの軌道との重複領域において前記二次電子ビームを加速させる電界を形成する加速電界形成手段と、
    を備え、
    前記写像投影手段は、前記一次電子ビームについては前記基板の手前で減速させる一方、前記二次電子ビームについては検出面側へ導かれるように前記二次電子、前記反射電子および前記後方散乱電子の少なくともいずれかを加速させる第1の電界を形成する手段を含み、
    前記加速電界形成手段は、前記一次電子ビームの焦点面に含まれる前記二次電子ビームの焦点を間に挟むように、前記第1の電界と前記検出面との間に設けられる、ことを特徴とする、
    基板検査装置。
  4. 前記偏向手段は、前記一次電子ビームの焦点面において、前記一次電子ビームの焦点と前記二次電子ビームの焦点とが一致するように前記一次電子ビームおよび前記二次電子ビームの少なくともいずれかを偏向することを特徴とする請求項3に記載の基板検査装置。
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