JP2009075025A - 車両用メータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 目盛図形が付加されたバーグラフを表示するとともに、主バーと残余領域との境界を目盛と見誤る可能性が減じられ、ひいては目盛による正確なメータ読み取りを意図通りに実現可能とする車両用メータユニットを提供する。
【解決手段】 バーグラフ表示領域52を分割する主バー領域52Aと残余領域52Bとを異なる表示状態とするだけでなく、バーグラフ表示領域52上の目盛線図形53A,53Bについても、主バー内目盛線53Aと主バー外目盛線53Bとを識別し、それら主バー内目盛線53Aと主バー外目盛線53Bとについても表示状態を異ならせるようにする。メータ指示値の更新により領域分割境界BDが移動するに伴い、主バー領域52Aが伸縮したときも、該伸縮に応じて所属する表示域の種別が変化した目盛線図形53A,53Bの表示状態が随時切り替わる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、車両用メータユニットに関する。
特開2002−31548号公報 実開昭62−96520号公報 特開昭61−156197号公報 特開昭60−123727号公報
車両用(特に自動車用)のコックピットには、車速やエンジン回転数等を表示するメータが配置される。このようなメータにおいて、速度計、タコメータあるいは燃料残量メータ等をバーグラフにより表示構成するものが特許文献1〜4に開示されている。具体的には、メータフルスケールに応じて長さが定められたバーグラフ表示量域に、メータ指示値に応じて伸縮する主バーが表示される。バーグラフ表示量域の主バーに属さない残余領域は輝度を落とすなど主バーとは異なる表示状態に設定される。他方、特許文献2〜4には、メータ指示値の読み取りを補助するために、バーグラフ表示量域内に目盛図形を表示するようにしている。
しかしながら、上記特許文献2〜4のバーグラフは、咄嗟の視認時等において、目盛図形を主バーの先端(つまり、残余領域との境界)と見誤る可能性があり、正確なメータ読み取り補助のためにわざわざ付加した目盛図形が意図通りに寄与しない不具合につながる。
本発明の課題は、目盛図形が付加されたバーグラフを表示するとともに、主バーと残余領域との境界を目盛と見誤る可能性が減じられ、ひいては目盛による正確なメータ読み取りを意図通りに実現可能とする車両用メータユニットを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の車両用メータユニットは、
メータ画像を表示するディスプレイと、
ディスプレイの画面上に、予め定められた直線又は曲線からなる指示軌跡に沿って一端が始点側指示端、他端が終点側指示端となるよう帯状に設定されたバーグラフ表示領域上に、メータ画像をなすバーグラフ画像を表示するバーグラフ表示手段とを有し、該バーグラフ表示手段が、
指示軌跡に沿ってバーグラフ表示領域上に目盛線図形を所定間隔で表示する目盛線図形表示手段と、
指示軌跡上にて外部から取得したメータ指示値に対応する領域分割境界を特定する領域分割境界特定手段と、
バーグラフ表示領域の始点側指示端から領域分割境界に至る区間を主バー領域、該領域分割境界から終点側指示端に至る区間を残余領域として、該残余領域を予め定められた第一出力状態に設定する一方、主バー領域が残余領域に対し目視識別可能となるように、該主バー領域を第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第二出力状態に設定する主バー表示制御手段と、
目盛線図形のうち、主バー領域に含まれるものを主バー内目盛線、残余領域に含まれるものを主バー外目盛線として識別するととともに、主バー内目盛線を第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第三出力状態に設定する一方、主バー外目盛線を第二出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第四出力状態に設定する目盛線表示制御手段とを備え、
メータ指示値の更新により領域分割境界が移動するに伴い、主バー領域と残余領域とがバーグラフ表示領域内にて相補的に伸縮するとともに、該伸縮に応じて所属する表示域の種別が変化した目盛線図形の表示状態が、第三出力状態と第四出力状態との間で相互に切り替わるようにしたことを特徴とする。
上記の構成によると、バーグラフ表示領域を分割する主バー領域と残余領域とを異なる表示状態とするだけでなく(第二出力状態及び第一出力状態)、バーグラフ表示領域上の目盛線図形についても、主バー内目盛線と主バー外目盛線とを識別し、それら主バー内目盛線と主バー外目盛線とについても表示状態を異ならせるようにした(第三出力状態及び第四出力状態)。これにより、主バー領域内の目盛線図形と主バー領域外の目盛線図形とが表示状態の相違により明確に識別でき、また、メータ指示値の更新により領域分割境界が移動するに伴い、主バー領域が伸縮したときも、該伸縮に応じて所属する表示域の種別が変化した目盛線図形の表示状態が随時切り替わるので、目盛線図形を主バーの先端、つまり領域分割境界と見誤る可能性が大幅に低減され、現在のメータ指示値のより正確な読み取りが可能となる。
主バー表示制御手段は、主バー領域に設定される第二出力状態を残余領域に設定される第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御を行なうものとすることができる。主バー領域を残余領域よりも高輝度に、もしくは色合いを強くして出力することにより、バーグラフ表示領域を分割する2つの区間のどちらが主バー領域であるかをより認識しやすくすることができる。この場合、目盛線表示制御手段は、主バー内目盛線に設定される第三出力状態を主バー領域に設定される第二出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが小となり、主バー外目盛線に設定される第四出力状態を残余領域に設定される第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御を行なうことができる。これにより、主バーと残余領域領域の双方にて、背景をなす主バー領域ないし残余領域と目盛線図形との間に明度ないし彩度に係るコントラストを生じさせることができ、目盛線図形の視認を容易にする。この場合、主バー領域の明度ないし彩度と残余領域の明度ないし彩度の平均値を基準明度ないし基準彩度として定めたとき、主バー内目盛線図形の明度ないし彩度を基準明度ないし基準彩度よりも低くし、主バー外目盛線図形の明度ないし彩度を基準明度ないし基準彩度よりも高く設定すれば、主バー領域ないし残余領域と目盛線図形との間に形成される明度ないし彩度のコントラストをより強めることができるだけでなく、明度ないし彩度による主バー内目盛線図形と主バー外目盛線図形との表示状態のさも大きくなるから、目盛線図形を領域分割境界と混同する不具合も一層生じにくくなる。
他方、主バー表示制御手段は、主バー領域に設定される第二出力状態を残余領域に設定される第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御を行なうものとすることができ、目盛線表示制御手段は、主バー内目盛線に設定される第三出力状態を主バー領域に設定される第二出力状態と色相が相違し、主バー外目盛線に設定される第四出力状態を残余領域に設定される第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御を行なうものとすることができる。主バー領域と残余領域、あるいは主バー内目盛線と主バー外目盛線とで明度及び彩度が比較的近接していても、色相を適度に異ならせることにより、それぞれ識別は十分可能となる。
次に、本発明の車両用メータユニットにおいては、指示軌跡に沿って移動可能な指針を、画面上にて領域分割境界を指示する位置に表示する指針表示手段を設けることができる。そして、メータ指示値の更新により指針が移動するに伴い、主バー領域を該指針移動と連動させて伸縮させることができる。これにより、主バー領域の先端、すなわち領域分割境界が指針によっても指示されるので、目盛線図形を領域分割境界と混同する不具合をさらに生じにくくすることができる。
バーグラフは、主バーの長さにより量的大小を読み取り可能なパラメータ(示量パラメータ)をメータ指示値とすることができ、主バーの長さにより、フルスケール指示状態に対する相対残量を直感的に把握することができる。具体的には、該バーグラフを燃料残量メータとすることができる。ただし、バーグラフを、水温メータや速度計など、示強パラメータの指示にも適用することは十分に可能である。
バーグラフの表示形態は、領域分割境界が終点側指示端と一致すれば、バーグラフ表示領域の全域が主バー領域として択一に設定されるフルスケール指示状態となる。他方、主バー領域の存在は、残余領域との領域分割境界が生ずることで、より明確に把握できるのであるが、フルスケール指示状態ではその残余領域がバーグラフ表示領域からなくなるので、バーグラフ表示領域の全域が主バー領域であると直ちに認識できないこともある。このような不具合を解消するには、フルスケール指示状態であることを報知表示するためのフルスケール指示状態報知表示手段を設けておくことが有効である。フルスケール指示状態報知表示手段は、画面上にてバーグラフ表示領域とは別途形成され、通常表示状態と、フルスケール指示状態を報知するための通常表示状態とは異なる報知表示状態との間で表示切替可能な報知表示領域を有するものとして構成すれば、フルスケール指示状態であることをより確実に把握できる。該報知表示領域はバーグラフ表示領域を取り囲む枠状に形成しておくと、報知効果をより高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1Aは、本発明の車両用メータユニットの画面表示例をビットマップ画像にて示すものであり、図1Bはこれを模式化して示すものである。該車両用メータユニット1は自動車(車両)の運転席に対向配置されるものであり、複数のメータ画像を所定のレイアウトにて集合させた形でディスプレイ210に一括表示するものとして構成されている。ディスプレイ210は、図2に示すように、カラー液晶パネル108バックライトモジュール309とを有する周知のものである。メータ画像として具体的には、ギアポジションメータ503、速度計504A,504D、ハイブリッド車の総出力及び回生状態を示すパワーメータ501、平均燃費メータ506、燃料残量メータ507及び水温メータ509が表示されている。
速度計504A,504Dは、円弧状の指示軌跡に沿って移動可能な指針502と、該指示軌跡に沿って形成される目盛盤図形40とを有した回転指針式アナログメータ504Aと、画面SCR上にて指示軌跡の内側にて指針502の回転中心Oを包含する領域に、指針502の指示値を数字によりデジタル指示するデジタルメータ504Dとからなる。また、パワーメータ501も回転指針式アナログメータとして形成されている。
図4は、車両用メータユニット1の電気的構成の一例を示すブロック図である。
該構成の要部をなすのはメータ表示の主要制御を司るメータECU200である。メータECU200の要部は、CPU281、ROM282、RAM283、描画LSI及び入出力部280が内部バスにて接続されたマイコンからなる。ROM282にはメータ描画ソフトウェアと、各メータ503,504A,504D,501,506,507,509の描画に必要な図形データ、及びデジタルメータ504Dに速度表示するための数字のフォントデータが格納されている。
メータECU200は、ボデー系ECU300等の他のECUとシリアル通信バス127により、各々通信インターフェース126を介してネットワーク接続されて、動作状態パラメータ取得手段としての機能も果たす。すなわち、ボデー系ECU300には、メータに表示させるべき基本動作状態情報を取得するためのセンサ群が接続されている。具体的には車速センサ301、車両出力検出ユニット302、冷却水の水温センサ303、燃料残量センサ304、平均燃費演算部305及びギアポジション検出部306などである。
メータECU200は、上記のセンサ群301〜307からの検出情報を、通信バス127を介して取得し、各々対応するメータのマスター画像(例えばROM282に記憶されているものである)上にその指示値を反映させ、各メータの描画データ(以下、メータ描画データ)を作成する。具体的には、図2において、ギアポジション検出部306の検出値がギアポジションメータ503に、車速センサ301の検出値が速度メータ504A,504Dに、車両出力検出ユニット302の検出値がパワーメータ501に、平均燃費演算部305の4の燃費演算値が平均燃費メータ506に、燃料残量センサ304の検出値が燃料残量メータ507に、水温センサ303の検出値が水温メータ509にそれぞれ反映される。描画LSI106は、上記の描画データを受け取り、グラフィックメモリ107上で画像合成して液晶パネル108に出力する(メータ描画ソフトウェアを実行するメータECU200と連携し、バーグラフ表示手段、目盛線図形表示手段及び領域分割境界、主バー表示制御手段及び目盛線表示制御手段を機能実現する)。そして、パワーメータ501、速度計をなす回転指針式アナログメータ(以下、アナログ速度計ともいう)504A、水温メータ509及び燃料残量メータ507は、いずれもバーグラフとして形成されている。
いずれのバーグラフも、メータ描画ソフトウェアにより、図6に示すフローチャートに従い、以下のように動作する。すなわち、図3は燃料残量メータ507を、図4はアナログ速度計504Aをそれぞれ示すものであるが、パワーメータ501、水温メータ509についても同様である。すなわち、図3及び図4に示すように、ディスプレイの画面上に、予め定められた直線(図3:燃料残量メータ507)又は曲線(図4:アナログ速度計504A(円弧状))からなる指示軌跡に沿って一端が始点側指示端54S、他端が終点側指示端54Eとなるよう帯状に設定されたバーグラフ表示領域52が設定され、ここにバーグラフ画像が表示される。始点側指示端54Sは、燃料残量メータ507ではエンプティ、アナログ速度計504Aでは速度0km/hrを示すものであり、終点側指示端54Eは、燃料残量メータ507ではフル、アナログ速度計504Aでは速度180km/hrを示すものである。
指示軌跡に沿ってバーグラフ表示領域52上には目盛線図形53A,53Bが所定間隔で表示される(目盛線図形表示手段)。この実施形態では、始点側指示端54Sと始点側指示端54Sとに対応する目盛線図形も表示されている。また、指示軌跡上にて外部から取得したメータ指示値(図3では燃料残量、図4では車速)に対応する領域分割境界BDが特定される(図6:S1,S2(領域分割境界特定手段))。そして、バーグラフ表示領域52の始点側指示端54Sから領域分割境界BDに至る区間を主バー領域52A、該領域分割境界BDから終点側指示端54Eに至る区間を残余領域52Bとして、該残余領域を予め定められた第一出力状態に設定する一方、主バー領域52Aが残余領域52Bに対し目視識別可能となるように、該主バー領域52Aを第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第二出力状態に設定する(図6:S5(主バー表示制御手段))。そして、目盛線図形53A,53Bのうち、主バー領域52Aに含まれるものを主バー内目盛線53A、残余領域に含まれるものを主バー外目盛線53Bとして識別するととともに(図6:S4)、主バー内目盛線53Aを第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第三出力状態に設定する一方、主バー外目盛線53Bを第二出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第四出力状態に設定する(図6:S4(目盛線表示制御手段))。
メータ指示値は所定の周期で繰り返し更新取得され、図6の処理も該周期にて繰り返し実行される。その結果、メータ指示値の更新により領域分割境界BDが移動するとともに、主バー領域52Aと残余領域52Bとがバーグラフ表示領域52内にて相補的に伸縮する。つまり、主バー領域52Aと残余領域52Bとの合計長さは常に一定であり、主バー領域52Aが伸長すれば残余領域52Bは収縮し、主バー領域52Aが収縮すれば残余領域52Bは伸長する。領域分割境界BDが目盛線図形を通過して移動すると、通過対象となる目盛線図形は、所属する表示域が変化することになる。つまり、領域分割境界BDが終点側指示端54E側へ移動する時にある目盛線図形を通過すると、その目盛線図形は、通過前は主バー内目盛線図形53Aであったのが通過後には主バー外目盛線図形53Bとなり、領域分割境界BDが始点側指示端54S側へ移動する場合にはその逆となる。前者の場合、その目盛線図形の表示状態は第三出力状態から第四出力状態へ切り替わり、後者の場合は第四出力状態から第三出力状態へ切り替わる。
すなわち、主バー領域52A内の目盛線図形53Aと主バー領域52A外の目盛線図形53Bとが表示状態の相違により明確に識別でき、また、メータ指示値の更新により領域分割境界BDが移動するに伴い、主バー領域52Aが伸縮したときも、該伸縮に応じて所属する表示域の種別が変化した目盛線図形の表示状態が随時表示状態が切り替わるので、目盛線図形53A,53Bを主バーの先端、つまり領域分割境界BDと見誤る可能性が大幅に低減され、現在のメータ指示値のより正確な読み取りが可能となる。
主バー領域52Aに設定される第二出力状態は残余領域に設定される第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御がなされる。また、主バー内目盛線53Aに設定される第三出力状態を主バー領域52Aに設定される第二出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが小となり、主バー外目盛線53Bに設定される第四出力状態を残余領域に設定される第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御がなされる。具体的には、主バー領域52Aの明度ないし彩度と残余領域52Bの明度ないし彩度の平均値を基準明度ないし基準彩度として定めたとき、主バー内目盛線53A図形53A,53Bの明度ないし彩度を基準明度ないし基準彩度よりも低くし、主バー外目盛線53B図形53A,53Bの明度ないし彩度を基準明度ないし基準彩度よりも高く設定される。これにより、主バー領域52Aないし残余領域52Bと目盛線図形53A,53Bとの間に形成される明度ないし彩度のコントラストをより強めることができるだけでなく、明度ないし彩度による主バー内目盛線53A図形53A,53Bと主バー外目盛線53B図形53A,53Bとの表示状態の差も大きくなるから、目盛線図形53A,53Bを領域分割境界BDと混同する不具合も一層生じにくくなる。
例えば液晶ディスプレイ210を用いる場合、JIS:Z8721に規定の彩度及び明度にて、
(1)主バー領域52Aは彩度5以上(第二表示状態)、残余領域52Bは彩度2以下(第一表示状態)、
(2)主バー領域52Aは明度4以上(第二表示状態)、残余領域52Bは明度3以下(第一表示状態)、
の一方又は双方を充足するように設定するとよい。また、
(3)主バー内目盛線53Aは彩度2以下(第三表示状態)、主バー外目盛線53Bは彩度5以上(第四表示状態)、
(4)主バー内目盛線53Aは明度3以下(第三表示状態)、主バー外目盛線53Bは明度4以上(第四表示状態)、
の一方又は双方を充足するように設定するとよい。
例えば、図3及び図4のバーグラフ507,504Aでは、次のように各表示状態が設定されている。
・主バー領域52A(第二表示状態):青色(色相10B)、彩度8、明度6;
・残余領域52B(第一表示状態):グレー(無彩色)、彩度0、明度3;
・主バー内目盛線53A(第三表示状態):黒(無彩色)、彩度0、明度0;
・主バー外目盛線53B(第四表示状態):白(無彩色)、彩度0、明度9。
なお、各バーグラフ507,504Aは、バーグラフ表示領域52の背景をなす領域が暗黒(黒(無彩色)、彩度0、明度0)に設定されている。
なお、主バー領域52Aに設定される第二出力状態を残余領域に設定される第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御することもでき、この場合は、主バー内目盛線53Aに設定される第三出力状態を主バー領域52Aに設定される第二出力状態と色相が相違し、主バー外目盛線53Bに設定される第四出力状態を残余領域に設定される第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御を行なう。特に、各部間の色相を補色関係となるように設定すれば識別性は大幅に高められる。具体的には、次のような設定を例示できる。
・主バー領域52A(第二表示状態):緑色(色相5G)、彩度8、明度6;
・残余領域52B(第一表示状態):赤紫(色相5RP)、彩度8、明度6;
・主バー内目盛線53A(第三表示状態):赤紫(色相5RP)、彩度8、明度6;
・主バー外目盛線53B(第四表示状態):緑色(色相5G)、彩度8、明度6。
なお、図1A及び図1Bに表れている各バーグラフ501,504,507,509は、いずれも指針が随伴している。図3の燃料残量メータ507と、図4のアナログ速度計504Aとを例にとって説明すれば、これらのバーグラフでは、指示軌跡に沿って移動可能な指針51(図3),502(図4)が、画面上にて領域分割境界BDを指示する位置に表示されている。メータ指示値の更新により指針51,502が移動するに伴い、主バー領域52Aは該指針51,502移動と連動させて伸縮することとなる。図3の燃料残量メータ507では、指針51は、先端部がバーグラフ表示領域52上に重なる形で表示され、指針51により領域分割境界BDが隠される形となっている。他方、図4のアナログ速度計504Aでは、指針502は、先端がバーグラフ表示領域52の側縁に臨む形で表示され、領域分割境界BDは指針502により隠されていない。なお、指針51の表示状態は、主バー領域52A(第二表示状態)、残余領域52B(第一表示状態)、主バー内目盛線53A(第三表示状態)及び主バー外目盛線53B(第四表示状態)のいずれとも異なる第五表示状態とすることが、指針51,502と連動して伸縮する主バー領域52Aの識別性を向上させる観点において望ましい。具体的には、例えば、図3及び図4のバーグラフでは、夜光塗料にて自発光する旧来の指針を想起させることができるよう、指針51,502がいずれも明るい緑系の色彩にて表示されている。
バーグラフの表示形態は、領域分割境界BDが終点側指示端54Eと一致すれば、バーグラフ表示領域52の全域が主バー領域52Aとして択一に設定されるフルスケール指示状態となる(図3:左)。他方、主バー領域52Aの存在は、残余領域52Bとの領域分割境界BDが生ずることで、より明確に把握できるのであるが(図3右)、フルスケール指示状態ではその残余領域52Bがバーグラフ表示領域52からなくなるので、バーグラフ表示領域52の全域が主バー領域52Aであると直ちに認識できないこともある。図3では、指針51の基端側をバーグラフ表示領域52の側縁よりも外に延出させて、該指針51の存在を強調することで、フルスケール指示状態の識別性向上が図られている。すなわち、指針51がフルスケール指示状態であることを報知表示するためのフルスケール指示状態報知表示手段(報知表示領域)に兼用されていると見ることができる。
しかし、図5に示すように指針は省略することも可能である。そして、図5においては、報知表示領域54Fが、バーグラフ表示領域52を取り囲む枠状に形成されている。この報知表示領域54Fは、フルスケール指示状態にて一定以上の明度を有する第六表示状態とされ、フルスケール指示状態以外では、バーグラフ表示領域52の背景(暗黒)と同じ表示状態に設定される(つまり、背景に溶け込んで消えたように見える)。
本発明の車両用メータユニットの一実施形態に係る画面表示例を示す正面図。 図1Aを模式化して示す正面図。 図1の車両用メータユニットの電気的構成を示すブロック図。 図1Bの車両用メータユニットにおける燃料残量メータを拡大して示す正面図。 同じくアナログ速度計を拡大して示す正面図。 図1の燃料残量メータの変形例を示す正面図。 本発明の概念によるバーグラフの描画処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 車両用メータユニット
51,502 指針
52 バーグラフ表示領域
106 描画LSI(バーグラフ表示手段、目盛線図形表示手段及び領域分割境界、主バー表示制御手段及び目盛線表示制御手段)
200 メータECU(バーグラフ表示手段、目盛線図形表示手段及び領域分割境界、主バー表示制御手段及び目盛線表示制御手段)
210 ディスプレイ
501 パワーメータ(バーグラフ)
504A 回転指針式アナログメータ
507 燃料残量メータ(バーグラフ)
509 水温メータ(バーグラフ)

Claims (9)

  1. メータ画像を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイの画面上に、予め定められた直線又は曲線からなる指示軌跡に沿って一端が始点側指示端、他端が終点側指示端となるよう帯状に設定されたバーグラフ表示領域上に、前記メータ画像をなすバーグラフ画像を表示するバーグラフ表示手段とを有し、該バーグラフ表示手段が、
    前記指示軌跡に沿って前記バーグラフ表示領域上に目盛線図形を所定間隔で表示する目盛線図形表示手段と、
    前記指示軌跡上にて外部から取得したメータ指示値に対応する領域分割境界を特定する領域分割境界特定手段と、
    前記バーグラフ表示領域の前記始点側指示端から前記領域分割境界に至る区間を主バー領域、該領域分割境界から前記終点側指示端に至る区間を残余領域として、該残余領域を予め定められた第一出力状態に設定する一方、前記主バー領域が前記残余領域に対し目視識別可能となるように、該主バー領域を前記第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第二出力状態に設定する主バー表示制御手段と、
    前記目盛線図形のうち、前記主バー領域に含まれるものを主バー内目盛線、前記残余領域に含まれるものを主バー外目盛線として識別するととともに、前記主バー内目盛線を前記第一出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第三出力状態に設定する一方、前記主バー外目盛線を前記第二出力状態と色彩及び輝度の少なくともいずれかが相違する第四出力状態に設定する目盛線表示制御手段とを備え、
    前記メータ指示値の更新により前記領域分割境界が移動するに伴い、前記主バー領域と前記残余領域とが前記バーグラフ表示領域内にて相補的に伸縮するとともに、該伸縮に応じて所属する表示域の種別が変化した前記目盛線図形の表示状態が、前記第三出力状態と前記第四出力状態との間で相互に切り替わるようにしたことを特徴とする車両用メータユニット。
  2. 前記主バー表示制御手段は、前記主バー領域に設定される前記第二出力状態を前記残余領域に設定される前記第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御を行なうものであり、
    前記目盛線表示制御手段は、前記主バー内目盛線に設定される前記第三出力状態を前記主バー領域に設定される前記第二出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが小となり、前記主バー外目盛線に設定される前記第四出力状態を前記残余領域に設定される前記第一出力状態よりも、彩度及び明度の少なくともいずれかが大となるように表示制御を行なうものである請求項1記載の車両用メータユニット。
  3. 前記主バー表示制御手段は、前記主バー領域に設定される前記第二出力状態を前記残余領域に設定される前記第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御を行なうものであり、
    前記目盛線表示制御手段は、前記主バー内目盛線に設定される前記第三出力状態を前記主バー領域に設定される前記第二出力状態と色相が相違し、前記主バー外目盛線に設定される前記第四出力状態を前記残余領域に設定される前記第一出力状態と色相が相違するものとなるように表示制御を行なうものである請求項1記載の車両用メータユニット。
  4. 前記指示軌跡に沿って移動可能な指針を、前記画面上にて前記領域分割境界を指示する位置に表示する指針表示手段を備え、
    前記メータ指示値の更新により前記指針が移動するに伴い、前記主バー領域を該指針移動と連動させて伸縮させる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
  5. 前記バーグラフは、前記主バーの長さにより量的大小を読み取り可能なパラメータを前記メータ指示値とするものである請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
  6. 前記バーグラフが燃料残量メータである請求項5記載の車両用メータユニット。
  7. 前記領域分割境界が前記終点側指示端と一致することにより、前記バーグラフ表示領域の全域が前記主バー領域として択一に設定されるフルスケール指示状態となった場合に、当該フルスケール指示状態であることを報知表示するためのフルスケール指示状態報知表示手段を有する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
  8. 前記フルスケール指示状態報知表示手段は、前記画面上にて前記バーグラフ表示領域とは別途形成され、通常表示状態と、前記フルスケール指示状態を報知するための通常表示状態とは異なる報知表示状態との間で表示切替可能な報知表示領域を有するものである請求項7記載の車両用メータユニット。
  9. 前記報知表示領域は前記バーグラフ表示領域を取り囲む枠状に形成されてなる請求項8記載の車両用メータユニット。
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