JP2009073358A - スタビライザブッシュ - Google Patents

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靖也 浅野
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Abstract

【課題】切割部を介して異物が侵入することを抑制すると共に、自己潤滑ゴムを適用する場合には自己潤滑ゴムから出てくる潤滑剤が切割部から流出することを抑制することができるスタビライザブッシュを提供する。
【解決手段】内周面11aから外周面に亘って且つ軸方向の全長に亘って切断された切割部11eを備え、さらに、内周面11aのうち、切割部11eに沿うように切割部11eを挟む両側であって、少なくとも軸方向中央よりも軸方向外方側に、径方向内方に向かって突出形成される第一突起12、13を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状のゴム弾性体からなり、内部に車両のスタビライザバーを挿通保持し、締結部材により外側面を押圧されて車両ボディに固定されるスタビライザブッシュに関するものである。
この種のスタビライザブッシュとして、例えば、特表平10−504508号公報(特許文献1)及び特許第2938533号公報(特許文献2)の図5には、内周面が同径の筒状からなるものが開示されている。このようなスタビライザブッシュの内周面に砂・泥などの異物が侵入すると、スタビライザブッシュの内周面及びスタビライザバーの外周面の摩耗・損傷を生じる問題がある。その結果、スタビライザバーとの間にがたつきが生じたり、異音が生じたりするおそれがある。
この問題を解決するために、特許文献2の図1、図6、特開2007−161146号公報(特許文献3)、および、特開2007−50777号公報(特許文献4)には、内周面のうち開口端側に突起を設けることが開示されている。つまり、スタビライザブッシュの開口側の面圧を高めることにより、それより軸方向中央側へ異物が侵入することを抑制するというものである。
特表平10−504508号公報 特許第2938533号公報 特開2007−161146号公報 特開2007−50777号公報
ところで、スタビライザブッシュは、例えば、特許文献3の図10および特許文献4などに記載されているように、スタビライザバーへの組み付けのため、内周面から外周面に亘って且つ軸方向全長に亘って切断された切割部を備えているものがある。
切割部が形成されているスタビライザブッシュにおいては、上述したような内周面のうち開口端部に突起が設けられているとしても、この切割部の軸方向端面部分から異物が侵入し、切割部に侵入した異物が内周面にまで侵入するおそれがある。
また、スタビライザブッシュが自己潤滑ゴムからなる場合には、自己潤滑ゴムから出てくる潤滑剤により、スタビライザバーとの摺動性を良好にすることができる。しかし、スタビライザバーの外周面とスタビライザブッシュの内周面との間に存在する潤滑剤は切割部から流出するおそれがある。そうすると、潤滑剤による良好な摺動性能を得ることができない。特に、元々、自己潤滑ゴムから潤滑剤が出にくい寒冷地域での使用において、僅かな潤滑剤でもスタビライザバーの外周面とスタビライザブッシュの内周面との間に保持しておくことが求められる。つまり、自己潤滑ゴムから出てきた潤滑剤を、切割部から流出しないようにすることが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、切割部を介して異物が侵入することを抑制すると共に、自己潤滑ゴムを適用する場合には自己潤滑ゴムから出てくる潤滑剤が切割部から流出することを抑制することができるスタビライザブッシュを提供することを目的とする。
すなわち、本発明のスタビライザブッシュは、筒状のゴム弾性体からなり、内部にスタビライザバーを挿通保持し、且つ、締結部材により外周面を押圧されて車両ボディに固定されるスタビライザブッシュであって、
内周面から外周面に亘って且つ軸方向の全長に亘って切断された切割部と、
前記内周面のうち、前記切割部に沿うように前記切割部を挟む両側であって、少なくとも軸方向中央よりも軸方向外方側に、径方向内方に向かって突出形成される第一突起と、
を備えることを特徴とする。
例えば、切割部の内周側形状が直線状の場合に、切割部を挟む一対の第一突起は、切割部に沿っていればよく、直線状に平行に形成するようにしてもよいし、その両方または一方を波状などの直線以外の形状に形成してもよい。もちろん、切割部の内周側形状が波状などの場合には、第一突起は、切割部の波状に倣うように波状としてもよいし、切割部に倣うことなく直線状としてもよい。
そして、第一突起は、スタビライザブッシュの軸方向においては、軸方向外方側に形成されている。つまり、本発明は、第一突起が軸方向中央部に形成されていない場合を含む意味である。さらに、軸方向外方側とは、軸方向中央よりも外方側であればよく、開口端を必ず含むという意味ではない。つまり、本発明は、第一突起が軸方向中央部より軸方向外方側に形成されていればよく、第一突起が軸方向開口端に形成される場合も、軸方向開口端に形成されていない場合も含む意味である。
ここで、スタビライザバーがスタビライザブッシュに対して相対移動しない場合には、切割部は完全に閉じられた状態となるため、切割部に隙間が形成されることはない。しかし、車両走行中にはスタビライザバーがスタビライザブッシュに対して主として車両上下方向に相対移動するため、当該移動に伴って、切割部が開放される状態となり得る。スタビライザブッシュは締結部材により締結されているため、特に、切割部のうち軸方向外方側部分が開放される状態となり易い。
そのため、車両走行中における切割部の軸方向外方側部分が開放状態となった場合、異物がスタビライザブッシュの軸方向端面のうちの切割部から侵入するおそれがある。このように切割部から侵入した異物は、軸方向中央側または内周面側へ移動しようとする。ただし、軸方向中央側における切割部は、上述したように、締結部材による押圧力により閉じられた状態を維持できるため、異物は軸方向中央側へ移動することはほとんどない。ここ、第一突起が切割部に沿うように且つ切割部を挟むように両側に突出形成されている。そして、第一突起の部分が、スタビライザバーに対する面圧がその周囲に比べて大きくなっている。従って、切割部から侵入した異物が内周面側へ移動した場合には、内周面側に侵入した異物は、第一突起により堰き止められることになる。つまり、スタビライザブッシュの内周面において、切割部を起点として第一突起を超えて周方向の他の部位に異物が侵入することを抑制できる。
上記においては、外部から侵入する異物についての侵入抑制効果について説明したが、内部から流出する潤滑剤についてはその逆で、流出抑制効果を発揮する。すなわち、スタビライザブッシュとして自己潤滑ゴムを適用している場合には、スタビライザバーの外周面とスタビライザブッシュの内周面との間に出てきた潤滑剤が、切割部の両側に形成される一対の第一突起との周方向間のうち切割部を含まない側の範囲に、留まらせることができる。つまり、スタビライザバーの外周面とスタビライザブッシュの内周面との間に存在する潤滑剤が、切割部を介して、外部へ流出することを抑制できる。このことは、特に寒冷地域での使用に際して、僅かな潤滑剤であっても、スタビライザバーの外周面とスタビライザブッシュの内周面との間に確実に保持できることにより、良好な摺動性能を発揮することができる。
ここで、上述においては、第一突起は、少なくとも軸方向中央よりも軸方向外方側に形成するとしたが、好ましくは、第一突起は、軸方向一端から軸方向他端に亘って突出形成されるとよい。つまり、第一突起は、軸方向一方の開口端から軸方向中央部を通過して、軸方向他方の開口端まで形成されていることになる。これにより、仮に軸方向中央部における切割部が開放される状態となったとしても、異物の侵入抑制効果および潤滑剤の流出抑制効果を発揮することができる。さらに、第一突起を軸方向外方側のみに形成している場合には、スタビライザブッシュの内周面において切割部の内周側から第一突起までの間に侵入した異物が、切割部に沿って軸方向中央部側へ移動するおそれがある。このように切割部に沿って軸方向中央部へ移動した異物が、さらにスタビライザブッシュの内周面のうち他の部位へ移動するおそれがある。そうすると、この異物により異音が発生するおそれがある。これに対して、第一突起が軸方向全体に亘って形成されることで、切割部付近から他の部位へ移動することを抑制できる。そして、切割部付近に異物が存在しているのであれば、当該異物が切割部から外部へ流出することも期待できる。従って、異物侵入による問題の発生を抑制できる。また、潤滑剤の流出防止についても、異物侵入の逆で、十分な効果を発揮できる。
また、第一突起は、軸方向一端から軸方向他端に亘って突出形成する場合の他に、以下のようにすることも好ましい。すなわち、本発明のスタビライザブッシュは、前記内周面のうち、前記切割部を挟む両側における前記第一突起の軸方向中央側を、前記切割部を通過するように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成され、前記第一突起とにより軸方向外方に開口するコの字型形状をなす第二突起をさらに備える。
なお、第二突起は、切割部を通過するように周方向に連結しているが、切割部の内周側が開放されている状態においては、第二突起は切割部の一方側と他方側とで分離されている状態となる。一方、切割部が閉じられた状態においては、第二突起は切割部の一方側と他方側とで分離されることなく一体的に位置している状態となる。
ここで、上述したように、第一突起を軸方向外方側のみに形成している場合には、スタビライザブッシュの内周面において切割部の内周側から第一突起までの間に侵入した異物が、切割部に沿って軸方向中央部側へ移動するおそれがある。このように切割部に沿って軸方向中央部へ移動した異物が、さらにスタビライザブッシュの内周面のうち他の部位へ移動するおそれがある。そうすると、この異物により異音が発生するおそれがある。これに対して、第二突起を備え、この第二突起と第一突起とにより軸方向外方に開口するコの字型形状をなすことで、第二突起よりも軸方向中央側へ異物が侵入することを抑制できる。つまり、異物は、第一突起と第二突起とにより形成されるコの字型形状の内部から、内周面の他の部位へ移動することを抑制できる。そして、異物がコの字型形状の内部、すなわち切割部付近に存在しているのであれば、当該異物が切割部から外部へ流出することも期待できる。従って、異物侵入による問題の発生を抑制できる。また、潤滑剤の流出防止についても、異物侵入の逆で、十分な効果を発揮できる。
また、上記態様の他に、以下のようにすることも好ましい。すなわち、本発明のスタビライザブッシュにおいて、前記第一突起は、一方の軸方向外方側から他方の軸方向外方側に亘って突出形成され、
前記内周面のうち、前記切割部を挟む両側における前記第一突起のそれぞれの軸方向外方側を、前記切割部を通過しないように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成される第三突起をさらに備える。
この第一突起および第三突起は、いずれも、切割部を通過しないように形成されている。つまり、第一突起と第三突起とにより、スタビライザブッシュの内周面のうち大部分の範囲を囲むことができる。換言すると、スタビライザブッシュの内周面を展開した場合に、その周囲を第一突起および第三突起により囲むように形成されている。これにより、第一突起および第三突起に囲まれた領域に、外部から異物が侵入することをより確実に抑制できると共に、当該囲まれた領域に存在する潤滑剤が外部に流出することをより確実に抑制できる。
また、上記の態様における本発明のスタビライザブッシュにおいて、第一突起は、以下のようにすることができる。
すなわち、前記スタビライザバーのうち前記スタビライザブッシュに挿通される部位は、直線状からなり、
前記第一突起は、軸方向外方側における突出量を軸方向中央側における突出量より大きくする。
ここで、スタビライザブッシュにおいて、特に、軸方向両端側の変形量が大きくなる。つまり、スタビライザバーとスタビライザブッシュとが相対移動する場合には、軸方向両端側が軸方向中央部に比べて径方向隙間が形成されやすい。そこで、上記のように、第一突起の軸方向外方側における突出量を、第一突起の軸方向中央側における突出量より大きくすることで、軸方向外方側において第一突起とスタビライザバーとの間に隙間が形成されないようにできる。従って、スタビライザバーとスタビライザブッシュとが相対移動することに伴ってスタビライザブッシュの軸方向両端側が変形する場合であっても、確実に上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
また、前記スタビライザバーのうち前記スタビライザブッシュに挿通される部位は、直線状からなり、
前記第一突起は、軸方向外方側における周方向幅を軸方向中央側における周方向幅より大きくすることもできる。
スタビライザブッシュは、軸方向外方側の方が軸方向中央側に比べて径方向の面圧が小さくなりやすい。そこで、第一突起の軸方向外方側における周方向幅を、第一突起の軸方向中央側における周方向幅よりも大きくすることで、軸方向外方側における第一突起による径方向の面圧の低減を抑制できる。従って、確実に上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
そして、第一突起の軸方向外方側の突出量を軸方向中央部の突出量より大きくすると共に、第一突起の軸方向外方側の周方向幅を軸方向中央部の周方向幅より大きくすることで、上述したこれらの効果を併せ持つことができる。
上記においては、スタビライザバーのうちスタビライザブッシュに挿通される部位が、直線状の場合について説明した。この他に、当該部位が、スタビライザバーの曲げ部となる場合には、以下のようにするとよい。
すなわち、前記スタビライザブッシュは、前記スタビライザバーの曲げ部に掛かるように挿通し、
前記第一突起は、軸方向外方側における突出量と軸方向中央側における突出量とを異ならせるとよい。
つまり、スタビライザバーの曲げ部に倣うような状態にすることができる。従って、スタビライザバーの曲げ部に掛かるようにスタビライザブッシュを挿通する場合であっても、上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
なお、この場合、前記第一突起は、軸方向外方側における周方向幅を軸方向中央側における周方向幅より大きくしてもよい。周方向幅をこのようにすることで、スタビライザブッシュの径方向の面圧が、軸方向外方側の方が軸方向中央側に比べて小さくなりやすいとしても、軸方向外方側における第一突起による径方向の面圧の低減を抑制できる。従って、確実に上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
また、前記切割部を挟む両側における前記第一突起は、前記切割部が離れていない状態において周方向に離隔して形成されているとしてもよいし、前記切割部を挟む両側における前記第一突起は、前記切割部が離れていない状態において周方向に一体的に形成されているとしてもよい。
前者の第一突起においては、第一突起の周方向幅を小さくしたとしても、第一突起を切割部の両側に確実に形成することができる。つまり、第一突起によるばね特性への影響を最小限にしつつ、第一突起による異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。また、切割部を形成するために、筒状のスタビライザブッシュを切断する際に、一対の(両側の)第一突起の間に切割部が位置するように形成すればよく、一対の(両側の)第一突起の周方向間が離れていればいるほど、切割部の形成が容易となる。
一方、後者の第一突起においては、第一突起と切割部の内周側との間が全くないので、スタビライザブッシュの内周面に異物が侵入することをより効果的に抑制でき、且つ、スタビライザブッシュの内周面に存在する潤滑剤が全周に亘って存在できることにより良好な摺動性能を発揮できる。ただし、切割部の形成の際に、切断前の第一突起を切断するようにしなければならないため、切断前の第一突起の周方向幅が小さい場合には、切割部の形成が比較的困難となる。これに対して、切断前の第一突起の周方向幅を大きくすることで、切割部の形成が容易となるが、第一突起の周方向幅が大きくなればなるほど、ばね特性への影響が大きくなる。
(1)第1実施形態
次に、第1実施形態のスタビライザブッシュ10について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、スタビライザブッシュ10を車両に組み付けた状態の軸方向断面図を示す。図2は、第1実施形態のスタビライザブッシュ10単体の軸方向から見た図(図1の側方から見た図)である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図2のB−B断面図である。図5は、図2のC部拡大図である。
スタビライザブッシュ10は、図1〜図4に示すように、筒状のゴム弾性体からなる。このスタビライザブッシュ10のゴム弾性体のゴム材料としては、摺動性の良好な自己潤滑ゴム等が好適に用いられる。つまり、スタビライザブッシュ10がスタビライザバー2と摺動することにより、潤滑剤が流出する。
そして、スタビライザブッシュ10は、内部にスタビライザバー2を挿通保持している。ここで、スタビライザバー2は、鋼材からなり、車両上方から見た場合にコの字型であって、外径が同径の丸棒からなる。そして、スタビライザバー2の両端が、それぞれ左右の車輪(図示せず)を支持するサスペンションアーム(図示せず)に連結されている。ここで、本実施形態においては、スタビライザバー2のうちスタビライザブッシュ10に挿通される部位は直線状からなる。
また、スタビライザブッシュ10は、その外周面が締結部材3により押圧されて、車両ボディ1(サスペンションメンバ)に固定されている。ここで、締結部材3は、金属製からなり、U字型形状部と一対のフランジ部とを備えている。締結部材3のU字型形状部は、スタビライザブッシュ10の外周面を押圧するU字型形状からなる。このU字型形状部の軸方向断面形状は、径方向外方に開口するコの字型形状をなしている。締結部材3の一対のフランジ部は、U字型形状部のU字型開口両端からそれぞれ外側へ向かって延びるように且つ同一平面上に設けられ、ボルトにより車両ボディ1に取付けるための部分である。
そして、スタビライザブッシュ10は、詳細には、本体部11と、第一突起12、13とを備えている。本体部11は、筒状からなり、内周面11aが同径の円筒状からなる。本体部11の内周面11aの内径は、スタビライザバー2の外径より僅かに小さく形成されている。これは、本体部11の内部にスタビライザバー2を挿通可能とすることに加えて、スタビライザバー2を適切な圧縮力により保持するためである。
スタビライザブッシュ10の外周面には、平坦部11bと、U字型凹状部11cと、一対のU字型フランジ部11dとが形成されている。平坦部11bは、図2の下面であり、平面状に形成されている。この平坦部11bは、車両ボディ1に当接する部位である。
U字型凹状部11cは、軸方向中央部であって、軸方向断面形状がU字型形状となるように形成されている。そして、U字型凹状部11cは、U字型の開口側が平坦部11bの部位となるように形成されている。このU字型凹状部11cは、締結部材3に押圧される部位である。
一対のU字型フランジ部11dは、U字型凹状部11cの軸方向両端にU字型凹状部11cよりも径方向外方に突出するように、且つ、軸方向断面形状がU字型形状となるように形成されている。つまり、一対のU字型フランジ部11dがU字型凹状部11cに対して径方向外方に突出するように形成することで、U字型凹状部11cが径方向に凹むように形成されることになる。
そして、本体部11には、内周面から外周面に亘って、且つ、軸方向の全長に亘って切断された切割部11eが形成されている。この切割部11eにより切断された両面は、平面状としている。より具体的には、切割部11eは、本体部11の内周面11aのうち図2の下端の直線と、本体部11の外周面のうち平坦部11bの周方向中央部の直線とを平面状に切断している。つまり、切割部11eは、平坦部11bに直交する平面となる。なお、この切割部11eは、スタビライザバー2への組み付けのために形成されている。具体的には、切割部11eをスタビライザバー2への組み付けの際に大きく開いた状態にして、スタビライザバー2がスタビライザブッシュ10の内部に位置するように組み付ける。
第一突起12、13は、本体部11の内周面11aのうち、切割部11eに沿うように切割部11eを挟む両側であって、軸方向一端から軸方向他端に亘って、径方向内方に向かって突出形成されている。ここで、第一突起12、13が切割部11eに沿うように形成されているということは、第一突起12、13は、切割部11eの内周面11a側に近接した両側に形成されているということである。そして、この第一突起12、13は、本実施形態においては、同じ周方向幅で直線状に形成されており、切割部11eの内周面11a側に倣うように形成されている。さらに、図5に示すように、第一突起12、13は、切割部11eの内周面11a側から僅かに離隔した位置に形成されている。つまり、一方の第一突起12と他方の第一突起13とは、切割部11eが離れていない状態において、周方向に離隔している。
ここで、スタビライザバー2がスタビライザブッシュ10に対して相対移動しない場合には、切割部11eは完全に閉じられた状態となるため、切割部11eに隙間が形成されることはない。しかし、車両走行中にはスタビライザバー2がスタビライザブッシュ10に対して主として車両上下方向に相対移動するため、当該移動に伴って、切割部11eが開放される状態となり得る。
そのため、車両走行中における切割部11eが開放状態となった場合、異物がスタビライザブッシュ10の軸方向端面のうちの切割部11eから侵入するおそれがある。このように切割部11eから侵入した異物は、内周面11a側へ移動しようとする。切割部11eから侵入した異物が内周面11a側へ移動した場合には、第一突起12、13により堰き止められることになる。これは、第一突起12、13の部分が、スタビライザバー2に対する面圧がその周囲に比べて大きくなっているためである。つまり、スタビライザブッシュ10の内周面11aにおいて、切割部11eを起点として第一突起12、13を超えて周方向の他の部位に異物が侵入することを抑制できる。
また、スタビライザブッシュ10は、自己潤滑ゴムを適用しているため、スタビライザバー2との摺動により潤滑剤が、スタビライザバー2の外周面とスタビライザブッシュ10の内周面11aとの間に出てくる。この潤滑剤は、一方の第一突起12と他方の第一突起13との間のうち、切割部11eを含まない側の範囲に、留まらせることができる。つまり、スタビライザバー2の外周面とスタビライザブッシュ10の内周面11aとの間に存在する潤滑剤が、切割部11eを介して、外部へ流出することを抑制できる。このことは、特に寒冷地域での使用に際して、僅かな潤滑剤であっても、スタビライザバー2の外周面とスタビライザブッシュ10の内周面11aとの間に確実に保持できることにより、良好な摺動性能を発揮することができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態のスタビライザブッシュ20について、図6〜図9を参照して説明する。図6は、第2実施形態のスタビライザブッシュ20単体の軸方向から見た図である。図7は、図6のD−D断面図である。図8は、図6のE−E断面図である。図9は、図6のF部拡大図である。ここで、第2実施形態のスタビライザブッシュ20において、第1実施形態のスタビライザブッシュ10と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
スタビライザブッシュ20は、本体部11(第1実施形態の本体部11と同一)と、第一突起22、23と、第三突起24、25とを備えている。第一突起22、23は、本体部11の内周面11aのうち、切割部11eに沿うように切割部11eを挟む両側であって、軸方向一端より僅かに中央側から軸方向他端より僅かに中央側に亘って、径方向内方に向かって突出形成されている。そして、この第一突起22、23は、本実施形態においては、同じ周方向幅で直線状に形成されており、切割部11eの内周面11a側に倣うように形成されている。さらに、図9に示すように、第一突起22、23は、切割部11eの内周面11a側から僅かに離隔した位置に形成されている。つまり、一方の第一突起22と他方の第一突起23とは、切割部11eが離れていない状態において、周方向に離隔している。
第三突起24、25は、本体部11の内周面11aのうち、第一突起22、23のそれぞれの軸方向外方側を、切割部11eを通過しないように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成されている。つまり、第三突起24、25は、軸方向外方側において周方向に延びるC字型の突起からなる。換言すると、スタビライザブッシュ20の内周面を展開した場合に、その周囲全周を第一突起22、23および第三突起24、25により囲むように形成されている。より具体的には、展開した状態において第一突起22、23および第三突起24、25により長方形を形成し、第一突起22、23が対向する一辺をなし、第三突起24、25が他の対向する一辺をなす。
この場合、第一突起22、23および第三突起24、25に囲まれた領域に、外部から異物が侵入することをより確実に抑制できると共に、当該囲まれた領域に存在する潤滑剤が外部に流出することをより確実に抑制できる。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態のスタビライザブッシュ30について、図10および図11を参照して説明する。図10は、第3実施形態のスタビライザブッシュ30単体の軸方向断面図であって、第1実施形態における図3に相当する図である。図11は、第3実施形態のスタビライザブッシュ30の他の軸方向断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。ここで、第3実施形態のスタビライザブッシュ30において、第1実施形態のスタビライザブッシュ10と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
スタビライザブッシュ30は、本体部11(第1実施形態の本体部11と同一)と、第一突起32、33、34、35と、第二突起36、37とを備えている。第一突起32、33、34、35は、本体部11の内周面11aのうち、切割部11eに沿うように切割部11eを挟む両側であって、軸方向中央よりも軸方向両外方側に、径方向内方に向かって突出形成されている。具体的には、第一突起32、33は、軸方向一端から、軸方向中央よりも僅かに軸方向一端側までの間に形成されている。第一突起34、35は、軸方向他端から、軸方向中央よりも僅かに軸方向他端側までの間に形成されている。つまり、第3実施形態の第一突起32〜35は、第1実施形態の第一突起12、13の中央部を除いた形状からなる。そして、第一突起32〜35の軸方向中央側の端部における本体部11の外周面は、U字型凹状部11cが位置する。つまり、第一突起32〜35の軸方向中央側の端部は、締結部材3により直接的に押圧される部位となる。
そして、この第一突起32〜35は、本実施形態においては、同じ周方向幅で直線状に形成されており、切割部11eの内周面11a側に倣うように形成されている。さらに、第一突起32〜35は、切割部11eの内周面11a側から僅かに離隔した位置に形成されている。
第二突起36、37は、本体部11の内周面11aのうち、切割部11eを挟む両側における第一突起32〜35の軸方向中央側の端部を、切割部11eを通過するように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成されている。つまり、第一突起32、33と第二突起36とにより軸方向一方に開口するコの字型形状をなす。また、第一突起34、35と第二突起37とにより、軸方向他方に開口するコの字型形状をなす。
ここで、例えば、本実施形態の第一突起32〜35のみであって、第二突起36、37を備えていない場合には、スタビライザブッシュ30の内周面11aにおいて切割部11eの内周側から第一突起32〜35までの間に侵入した異物が、切割部11eに沿って軸方向中央部側へ移動するおそれがある。このように切割部11eに沿って軸方向中央部へ移動した異物が、さらにスタビライザブッシュ30の内周面11aのうち他の部位へ移動するおそれがある。そうすると、この異物により異音が発生するおそれがある。しかし、第二突起36、37を備え、この第二突起36、37と第一突起32〜35とにより軸方向外方に開口するコの字型形状をなすことで、第二突起36、37よりも軸方向中央側へ異物が侵入することを抑制できる。つまり、異物は、第一突起32〜35と第二突起36、37とにより形成されるコの字型形状の内部から、内周面11aの他の部位へ移動することを抑制できる。そして、異物がコの字型形状の内部、すなわち切割部11e付近に存在しているのであれば、当該異物が切割部11eから外部へ流出することも期待できる。これにより、異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
(4)第4実施形態
次に、第4実施形態のスタビライザブッシュ40について、図12を参照して説明する。図12は、第4実施形態のスタビライザブッシュ40のうち、第1実施形態の図3のG部分に相当する部位の拡大図である。
図12に示すように、第一突起42、43は、第1実施形態の第一突起12、13に対して、軸方向外方側における突出量を軸方向中央側における突出量より大きくしている点が相違する。具体的には、第一突起42、43の最内端が、軸方向中央側から軸方向一端に向かって、径方向内方に近づくように傾斜している。つまり、第一突起42の突出量は、軸方向中央側から軸方向一端側に向かって徐々に大きくなっている。さらに、図示しないが、第一突起42、43の最内端が、軸方向中央側から軸方向他端に向かって、径方向内方に近づくように傾斜している。つまり、第一突起42の突出量は、軸方向中央側から軸方向他端側に向かって徐々に大きくなっている。
ここで、スタビライザブッシュ40において、特に、軸方向両端側の変形量が大きくなる。つまり、スタビライザバー2とスタビライザブッシュ40とが相対移動する場合には、軸方向両端側が軸方向中央部に比べて径方向隙間が形成されやすい。そこで、第一突起42、43の軸方向外方側における突出量を、第一突起42、43の軸方向中央側における突出量より大きくすることで、軸方向外方側において第一突起42、43とスタビライザバー2との間に隙間が形成されないようにできる。従って、スタビライザバー2とスタビライザブッシュ40とが相対移動することに伴ってスタビライザブッシュ40の軸方向両端側が変形する場合であっても、確実に上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
(5)第5実施形態
次に、第5実施形態のスタビライザブッシュ50について、図13を参照して説明する。図13は、第5実施形態のスタビライザブッシュ50のうち、第1実施形態の図4のH部分に相当する部位の拡大図である。
図13に示すように、第一突起52、53は、第1実施形態の第一突起12、13に対して、軸方向外方側における周方向幅を軸方向中央側における周方向幅より大きくしている点が相違する。具体的には、第一突起52、53のうち切割部11e側の縁は、切割部11eに平行な直線状からなる。つまり、第一突起52、53のうち切割部11e側の縁は、切割部11eとの離間距離が一定となる。一方、第一突起52、53のうち切割部11eとは反対側の縁は、軸方向外方側に向って離れていく方向に、切割部11eに対して傾斜する直線状からなる。つまり、第一突起52、53のうち切割部11eとは反対側の縁は、切割部11eとの離間距離が、軸方向外方側ほど大きくなっている。
ここで、スタビライザブッシュ50は、軸方向外方側の方が軸方向中央側に比べて径方向の面圧が小さくなりやすい。そこで、第一突起52、53の軸方向外方側における周方向幅を、第一突起52、53の軸方向中央側における周方向幅よりも大きくすることで、軸方向外方側における第一突起52、53による径方向の面圧の低減を抑制できる。従って、確実に上述した異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
(6)第6実施形態
次に、第6実施形態のスタビライザブッシュ60について、図14および図15を参照して説明する。図14は、第6実施形態のスタビライザブッシュ60の軸方向断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。図15は、第6実施形態のスタビライザブッシュ60のうち、第1実施形態の図2のC部分に相当する部位の拡大図である。
図14および図15に示すように、第一突起62、63は、第1実施形態の第一突起12、13に対して、切割部11e側に近接している点が相違する。具体的には、一方の一突起62と他方の第一突起63とは、切割部11eが離れていない状態において周方向に一体的に形成されている。
つまり、第一突起62、63と切割部11eの内周側との間が全くないので、スタビライザブッシュ60の内周面11aに異物が侵入することをより効果的に抑制でき、且つ、スタビライザブッシュ60の内周面11aに存在する潤滑剤が全周に亘って存在できることにより良好な摺動性能を発揮できる。ただし、切割部11eの形成の際に、切断前の第一突起62、63を切断するようにしなければならないため、切断前の第一突起62、63の周方向幅が小さい場合には、切割部11eの形成が比較的困難となる。これに対して、切断前の第一突起62、63の周方向幅を大きくすることで、切割部11eの形成が容易となるが、第一突起62、63の周方向幅が大きくなればなるほど、ばね特性への影響が大きくなる。
(7)第7実施形態
次に、第7実施形態のスタビライザブッシュ70について、図16〜図18を参照して説明する。図16は、スタビライザブッシュ70を車両に組み付けた状態の軸方向断面図を示す。図17は、第7実施形態のスタビライザブッシュ70単体の軸方向から見た図(図16の側方から見た図)である。図18は、図17のJ−J断面図である。
スタビライザブッシュ70は、本体部11(第1実施形態の本体部11と同一)と、第一突起72、73とを備えている。そして、図16に示すように、スタビライザブッシュ70は、スタビライザバー4の曲げ部に僅かに掛かるように挿通している。このスタビライザバー4は、図17の二点鎖線にて示すように、本体部11の平坦部11bとは反対側の方であって、平坦部11bの法線に対して傾斜する方向に屈曲するように取り付けられている。
第一突起72、73は、第1実施形態の第一突起12、13に対して、スタビライザバー4の曲げ部が存在する軸方向一端側における突出量を、軸方向中央側および軸方向他端側における突出量より大きくしている点が相違する。具体的には、第一突起72、73の最内端が、軸方向中央側から軸方向一端(図18の左端)に向かって、径方向内方に近づくように傾斜している。つまり、第一突起72、73の突出量は、軸方向中央側から軸方向一端側に向かって徐々に大きくなっている。そして、第一突起72、73は、軸方向中央部から軸方向他端(図18の右端)まで、その突出量は同一としている。
つまり、第一突起72、73をスタビライザバー4の曲げ部に倣うような状態にすることができる。従って、スタビライザバー4の曲げ部に掛かるようにスタビライザブッシュ70を挿通する場合であっても、異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
(8)第8実施形態
次に、第8実施形態のスタビライザブッシュ80について、図19および図20を参照して説明する。図19は、第8実施形態のスタビライザブッシュ80単体の軸方向から見た図である。図20は、図19のK−K断面図である。
スタビライザブッシュ80は、本体部81と、第一突起82、83とを備えている。この本体部81は、第7実施形態の本体部11に対して、切割部81eの位置のみ相違する。具体的には、図19に示すように、切割部81eは、スタビライザバー4の曲げ部が延びる位置に形成されている。
第一突起82、83は、第1実施形態の第一突起12、13に対して、スタビライザバー4の曲げ部が存在する軸方向一端側における突出量を、軸方向中央側および軸方向他端側における突出量より小さくしている点が相違する。具体的には、第一突起82、83の最内端が、軸方向中央側から軸方向一端(図20の左端)に向かって、径方向内方から遠ざかるように傾斜している。つまり、第一突起82、83の突出量は、軸方向中央側から軸方向一端側に向かって徐々に小さくなっている。そして、第一突起82、83は、軸方向中央部から軸方向他端(図20の右端)まで、その突出量は同一としている。
つまり、第一突起82、83をスタビライザバー4の曲げ部に倣うような状態にすることができる。従って、スタビライザバー4の曲げ部に掛かるようにスタビライザブッシュ80を挿通する場合であっても、異物侵入抑制効果および潤滑剤流出抑制効果を発揮できる。
第1実施形態のスタビライザブッシュ10を車両に組み付けた状態の軸方向断面図を示す。 第1実施形態のスタビライザブッシュ10単体の軸方向から見た図(図1の側方から見た図)である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC部拡大図である。 第2実施形態のスタビライザブッシュ20単体の軸方向から見た図である。 図6のD−D断面図である。 図6のE−E断面図である。 図6のF部拡大図である。 第3実施形態のスタビライザブッシュ30単体の軸方向断面図であって、第1実施形態における図3に相当する図である。 第3実施形態のスタビライザブッシュ30の他の軸方向断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。 第4実施形態のスタビライザブッシュ40のうち、第1実施形態の図3のG部分に相当する部位の拡大図である。 第5実施形態のスタビライザブッシュ50のうち、第1実施形態の図4のH部分に相当する部位の拡大図である。 第6実施形態のスタビライザブッシュ60の軸方向断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。 第6実施形態のスタビライザブッシュ60のうち、第1実施形態の図2のC部分に相当する部位の拡大図である。 第7実施形態のスタビライザブッシュ70を車両に組み付けた状態の軸方向断面図を示す。 第7実施形態のスタビライザブッシュ70単体の軸方向から見た図(図16の側方から見た図)である。 図17のJ−J断面図である。 第8実施形態のスタビライザブッシュ80単体の軸方向から見た図である。 図19のK−K断面図である。
符号の説明
1:車両ボディ、 2、4:スタビライザバー、 3:締結部材
10、20、30、40、50、60、70、80:スタビライザブッシュ
11、81:本体部
11a:内周面、 11b:平坦部、 11c:U字型凹状部
11d:U字型フランジ部、 11e、81e:切割部
12、13、22、23、32〜35、42、43、52、53、62、63、72、73、82、83:第一突起
36、37:第二突起、 24、25:第三突起

Claims (9)

  1. 筒状のゴム弾性体からなり、内部にスタビライザバーを挿通保持し、且つ、締結部材により外周面を押圧されて車両ボディに固定されるスタビライザブッシュであって、
    内周面から外周面に亘って且つ軸方向の全長に亘って切断された切割部と、
    前記内周面のうち、前記切割部に沿うように前記切割部を挟む両側であって、少なくとも軸方向中央よりも軸方向外方側に、径方向内方に向かって突出形成される第一突起と、
    を備えることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 前記第一突起は、軸方向一端から軸方向他端に亘って突出形成される請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  3. 前記内周面のうち、前記切割部を挟む両側における前記第一突起の軸方向中央側を、前記切割部を通過するように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成され、前記第一突起とにより軸方向外方に開口するコの字型形状をなす第二突起をさらに備える請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  4. 前記第一突起は、一方の軸方向外方側から他方の軸方向外方側に亘って突出形成され、
    前記内周面のうち、前記切割部を挟む両側における前記第一突起のそれぞれの軸方向外方側を、前記切割部を通過しないように周方向に連結し、径方向内方に向かって突出形成される第三突起をさらに備える請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  5. 前記スタビライザバーのうち前記スタビライザブッシュに挿通される部位は、直線状からなり、
    前記第一突起は、軸方向外方側における突出量を軸方向中央側における突出量より大きくする請求項1〜4の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  6. 前記スタビライザバーのうち前記スタビライザブッシュに挿通される部位は、直線状からなり、
    前記第一突起は、軸方向外方側における周方向幅を軸方向中央側における周方向幅より大きくする請求項1〜5の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  7. 前記スタビライザブッシュは、前記スタビライザバーの曲げ部に掛かるように挿通し、
    前記第一突起は、軸方向外方側における突出量と軸方向中央側における突出量とを異ならせる請求項1〜4の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  8. 前記切割部を挟む両側における前記第一突起は、前記切割部が離れていない状態において周方向に離隔して形成されている請求項1〜7の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
  9. 前記切割部を挟む両側における前記第一突起は、前記切割部が離れていない状態において周方向に一体的に形成されている請求項1〜7の何れか一項に記載のスタビライザブッシュ。
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