JP2009073335A - 車両用操作画面表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが短時間でアイコンを識別することができ、しかも操作負担を軽減可能な車両用操作画面表示装置を提供する。
【解決手段】車両用操作画面表示装置は、操作スイッチ10、メータ20の操作画面表示部21(表示手段)、描画データベース30(記憶手段)および制御部40(表示制御手段)を備える。制御部40は、描画データベース30に記憶されたメニューアイコンの1つを操作画面表示部21の中央に表示させた状態で、操作スイッチ10のUpまたはDown操作(第1の操作)に応じて、メニューアイコンの上部位置にそのメニューアイコンと同じまたは異なるメニューアイコンの1つを表示させ、操作スイッチ10の原位置への復帰により中央のメニューアイコンに代えて上部のメニューアイコンを表示させ、操作スイッチ10のEnter操作(第2の操作)に応じて、中央のメニューアイコンに代えてサブメニューアイコンの1つを表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用操作画面表示装置に関し、特に操作スイッチの操作に応じて、例えば車両状態を各種の設定モードに変更するためのメニュー画面が表示手段に表示されるように構成されている車両用操作画面表示装置に関する。
この種の車両用操作画面表示装置として、例えば下記特許文献1に記載されているように、メニューを表すメニューアイコンおよびサブメニューを表すサブメニューアイコンを含んでなるアイコンを互いに関連付けて階層的に記憶する記憶手段と、前記アイコンを表示する表示手段と、操作スイッチの操作に応じて前記記憶手段に記憶された前記アイコンを前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたものが知られている。この特許文献1に記載された車両用操作画面表示装置では、操作スイッチの操作に応じて、メニューを表す複数のアイコンが縦方向あるいは横方向に並んだ状態で表示手段に表示されるようになっている。
特開2004−240499号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用操作画面表示装置では、複数のアイコンの中から所望のアイコンを選択しなければならない。このため、ユーザが短時間でアイコンを識別することが困難であるので、車両の走行中にユーザが操作画面を注視する事態を招き易く、安全上好ましくないという問題があった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、ユーザが短時間でアイコンを識別することができ、しかも操作負担を軽減可能な車両用操作画面表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の車両用操作画面表示装置は、メニューを表すメニューアイコンおよびサブメニューを表すサブメニューアイコンを含んでなるアイコンを互いに関連付けて階層的に記憶する記憶手段と、前記アイコンを表示する表示手段と、第1の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンの種類を切り替え、第2の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンをサブメニューアイコンに切り替える操作スイッチとを備え、前記記憶手段に記憶されたメニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させ、前記メニューアイコンを前記基準位置に表示させた状態で、前記操作スイッチの第1の操作に応じて、前記基準位置とオフセットしたオフセット位置に前記メニューアイコンと同じまたは異なるメニューアイコンの1つを表示させ、前記操作スイッチの原位置への復帰により前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて前記オフセット位置に表示されたメニューアイコンを表示させ、前記操作スイッチの第2の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
この場合、前記操作スイッチは、例えば、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段を備え、前記第1の操作としての上下方向の傾動操作、または前記第2の操作としての原点位置での前後方向の押動操作により入力許容状態となり、かつ非操作時に原点位置に復帰可能なレバー式のスイッチであり、前記表示制御手段は、前記触れ検出手段により乗員の指の触れが検出されたとき前記メニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させるように設定されているとよい。また、前記表示制御手段は、例えば、前記オフセット位置に前記メニューアイコンの1つを表示させるとき、最初は前記基準位置に表示されたメニューアイコンと同じメニューアイコンを前記表示手段に表示させ、前記操作スイッチの操作位置が保持されるとき、前記基準位置に表示されたメニューアイコンと異なるメニューアイコンを前記表示手段に順次表示させるように設定されているとよい。
この車両用操作画面表示装置では、表示制御手段により、メニューアイコンの1つが表示手段の所定の基準位置に表示される。操作スイッチの第1の操作に応じて、オフセット位置にメニューアイコンと同じまたは異なるメニューアイコンの1つが表示される。また、操作スイッチの原点位置への復帰に伴って、基準位置に表示されたメニューアイコンに代えてオフセット位置に表示されたメニューアイコンが表示される。そして、操作スイッチの第2の操作に応じて、基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つが表示される。
このため、表示手段に表示されるアイコン数は最大でも2つであるので、ユーザによるアイコンの認知時間が短くなって、車両の走行中の操作に際して、安全性を良好に確保することが可能である。また、操作スイッチによる操作も極めてシンプルに構成することができ、操作負担を良好に軽減することも可能である。
本発明の実施に際して、前記表示制御手段は、前記オフセット位置に前記メニューアイコンの1つを表示させるとき、そのメニューアイコンが前記基準位置から前記オフセット位置に向けて移動する動画の態様で表示させ、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて前記オフセット位置に表示されたメニューアイコンを同基準位置に表示させるとき、そのメニューアイコンが前記オフセット位置から前記基準位置に向けて移動する動画の態様として表示させることも可能である。これによれば、アイコンの選択操作を良好に視認することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の別の車両用操作画面表示装置は、メニューを表すメニューアイコンおよびサブメニューを表すサブメニューアイコンを含んでなるアイコンを互いに関連付けて階層的に記憶する記憶手段と、前記アイコンを表示する表示手段と、第1の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンの種類を切り替え、第2の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンをサブメニューアイコンに切り替える操作スイッチとを備え、前記記憶手段に記憶されたメニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させ、前記操作スイッチの第1の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと異なるメニューアイコンの1つを表示させ、前記操作スイッチの第2の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。この場合、前記操作スイッチは、例えば、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段を備え、前記第1の操作としての上下方向の傾動操作、または前記第2の操作としての原位置での前後方向の押動操作によりスイッチ入力を許容し、かつ非操作時に原位置に復帰可能なレバー式のスイッチであり、前記表示制御手段は、前記触れ検出手段により乗員の指の触れが検出されたとき前記メニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させるように設定されているとよい。
この車両用操作画面表示装置では、表示制御手段により、メニューアイコンの1つが表示手段の所定の基準位置に表示される。操作スイッチの第1の操作に応じて、基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと異なるメニューアイコンの1つが表示される。そして、操作スイッチの第2の操作に応じて、基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つが表示される。
このため、表示手段に表示されるアイコン数は最大でも1つであるので、これによっても、ユーザによるアイコンの認知時間が短くなって、車両の走行中の操作に際して、安全性を良好に確保することが可能であり、また、操作負担を良好に軽減することも可能である。
また、本発明の実施に際して、車両用操作画面表示装置は、さらに音出力手段を備えており、前記表示制御手段は、前記表示手段にて画面が遷移する毎に前記音出力手段に音を出力させるように設定されていることも可能である。これによれば、アイコンの選択操作を聴覚上からも良好に確認することができる。
a.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は同第1実施形態に係る車両用操作画面表示装置の全体を概略的に表す機能ブロック図であり、この車両用操作画面表示装置は、操作スイッチ10と、操作スイッチ10に制御部40を介して接続されたメータ20の操作画面表示部21と、制御部40に接続された描画データベース30とを備えている。
操作スイッチ10は、図2(a)に示すように、ステアリングホイールSのスポーク部に組み込まれている。この操作スイッチ10は、図2(b)に示すように、例えば周知のレバー式のスイッチであり、ベース11と、このベース11に可変可能に保持されたレバー12とを備えている。
レバー12は、非操作時には原点位置にある(図2(b)参照)。この状態から、ユーザがレバー12を上方向の所定位置まで傾動操作(モーメンタリ操作)すると、接点が切り替わる(以下、この操作をUp操作という)。また、ユーザがレバー12を下方向の所定位置まで傾動操作すると、同様に接点が切り替わる(以下、この操作をDown操作という)。Up操作またはDown操作された状態から、ユーザが手を離せば、レバー12は付勢機構により原点位置に復帰する。レバー12が原点位置に復帰した状態で、ユーザがレバー12を前方向(垂直方向)に押し下げ操作(プッシュ操作)すると、接点がオンとなる(以下、この操作をEnter操作という)。Enter操作された状態から、ユーザが手を離せば、レバー12は付勢機構により原点位置に復帰する。
レバー12の操作面には、タッチセンサ13が設けられている。タッチセンサ13は、センサ検出部14を介して制御部40に接続されている。センサ検出部14は、タッチセンサ13によりユーザによる指の触れが検出されたとき、所定の検出信号を制御部40に出力する。この検出信号が制御部40に出力されると、メータ20に設けられた操作画面表示部21がオン状態となる。
操作画面表示部21(表示手段)は、例えばデイスプレイデバイス(例えば、TFTを用いたカラーLCDとバックライト)で構成されており、メータ20の中央に配置されている。操作画面表示部21は、制御部40の制御指令に応じて、メニューを表すメニューアイコンまたはサブメニューを表すサブメニューアイコンを表示する。
また、メータ20には、音出力部22が設けられている。音出力部22(音出力手段)は、操作画面表示部21にて画面が遷移する毎に電子音(例えば、「ピッ」)を出力するように設定されている。
描画データベース30(記憶手段)は、メニューを表すメニューアイコンデータとサブメニューを表すサブメニューアイコンデータを互いに関連付けて階層的に記憶している。具体的には、描画データベース30には、例えば図3に示すように、第1階層31(メニューアイコンデータからなる)として、TEL(Telephone),LKA(Lane Keeping Assist),ACC(Adaptive Cruise Control),ASL(Automatic Speed Limiter),走行系,表示系,その他が記憶されている。TEL,LKA,ACC,ASLの各メニューアイコンデータには、第2階層32(サブメニューアイコンデータからなる)として、それぞれON,OFFが記憶されている。なお、図3の例では、TEL,LKA,ACC,ASLの各メニューアイコンデータには、第3階層33以降のサブメニューアイコンデータが記憶されておらず、第2階層32のサブメニューの内容で設定が完了するようになっている。
一方、メニューアイコンデータの1つである走行系には、第2階層32として、VSC(Vehicle Stability Control),DABC(Driver Assist Braking Control),AVS(Adaptive Variable Suspension System),ECT(Electronic Controlled Transmission)が記憶されている。VSC,DABC,AVS,ECTの各サブメニューアイコンデータには、さらにそれぞれに関連した第3階層33のサブメニューアイコンデータが記憶されている。メニューアイコンデータの1つである表示系またはその他についても、走行系の場合と同様である。なお、図3の例では、走行系,表示系,その他の各メニューアイコンデータには、第4階層34以降のサブメニューアイコンデータが記憶されておらず、第3階層33のサブメニューの内容で設定が完了するようになっている(ただし、表示系のサブメニューである情報切替、オドトリップは、何れも表示コンテンツ切替画面へ遷移するためのメニューであるため、第3階層33以降のサブメニューアイコンデータが記憶されていない)。
また、第1〜第4階層31〜34には、図4にて第1階層31と第2階層32を代表して示すように、上記した各メニューアイコンデータがメインアイコンデータ領域31a,32aにそれぞれ記憶されるとともに、各メニューアイコンデータと同じ内容の分身アイコンデータが分身アイコンデータ領域31b,32bにそれぞれ記憶されている。そして、操作画面表示部21で表示されるメインアイコンと分身アイコンとの識別を容易にするため、メニュー名称を囲う枠内の背景色が異なる色(例えば、メインアイコンの背景色を黄色、分身アイコンの背景色を青色)で表示されるように、色データが付加されている。
図1に戻って、制御部40は、CPU,ROM,RAM,入出力回路,タイマ41などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としており、イグニッションスイッチのオンにより、図5Aおよび図5Bの画像表示プログラムを所定の短時間毎に繰り返し実行し、この画像表示プログラムの実行に従って操作画面表示部21に上記した各アイコンを表示させる。この制御部40は、機能的に見て、操作画面表示部21にてメニューアイコンを動画方式で表示可能な画面遷移制御機能や、メインアイコンと分身アイコンを合成表示可能な画像データ生成機能を有している。
次に、上記のように構成した第1実施形態の作動について説明する。ドライバーがイグニッションキーを操作してイグニッションスイッチがオンすると、制御部40は、図5Aおよび図5Bの画像表示プログラムを所定の短時間毎に繰り返し実行する。
この画像表示プログラムは、ステップS10にてその実行が開始され、ステップS11にてタッチセンサ13の検出状態を監視する。ユーザがタッチセンサ13に触れなければ、ステップS12にて「No」と判定し、ステップS11,S12の処理が繰り返し実行される。この待機状態では、操作画面表示部21に何も表示されない(図6のNo.1参照)。
ユーザがタッチセンサ13に触れると、ステップS12にて「Yes」と判定し、ステップS13にて操作スイッチ10による前回の操作履歴があるか否かを判定する。前回の操作履歴がない場合には、ステップS13にて「No」と判定し、ステップS14にて描画データベース30の第1階層31からメインアイコンデータのトップ項目であるTELを読み出す。
ここでは、前回の操作履歴があり、メインメニューとして、例えばLKAが選択されていた場合について説明する。この場合には、ステップS13にて「Yes」、すなわち前回の操作履歴があると判定し、ステップS15にて第1階層31のメインアイコンデータ領域31aからメインアイコンデータLKAを読み出す。続くステップS16の処理の実行により、音出力部22による電子音の発生と共に、第1階層31のメインアイコンLKAが操作画面表示部21の中央(基準位置)に表示される(図6のNo.2参照)。
次に、ステップS17にてタッチセンサ13および操作スイッチ10のレバー12の操作状態が監視される。いま、レバー12が例えばUp操作された場合について説明する。この場合には、ステップS18にて「Yes」と判定し、図5BのステップS26に移行する。ステップS26では、第1階層31の分身アイコンデータ領域31bから、既にメインアイコンデータ領域31aから読み出されているメインアイコンデータLKAの分身である分身アイコンデータLKAを読み出す。
次に、ステップS27にて、メインアイコンデータLKAと分身アイコンデータLKAを合成する。続くステップS28の処理の実行により、音出力部22による電子音の発生と共に、合成画像が操作画面表示部21に表示される(図6のNo.3参照)。この場合、分身アイコンLKAがメインアイコンLKAの位置する操作画面表示部21の中央から上部に向けて移動する動画の態様で表示され、最終的には、分身アイコンLKAがメインアイコンLKAの上部(オフセット位置)に位置する静止画の態様で表示される。
ステップS29では、タイマ41の計時が開始される。レバー12のUp操作状態が所定時間(例えば、1秒)以上続くと、ステップS31にて「No」、ステップS32にて「Yes」と判定し、ステップS33にて分身アイコンデータLKAをACCに更新する(図3、図4参照)。続くステップS34の処理の実行により、音出力部22による電子音の発生と共に、分身アイコンACCがメインアイコンLKAの上部に位置する合成画像が操作画面表示部21に表示される。
ステップS34の処理の実行後、タイマ41の計時がリセットされて再び計時が開始される。レバー12のUp状態が保持されている場合には、ステップS30〜S35の処理が繰り返し実行され、操作画面表示部21にて分身アイコンACCがASL、走行系、表示系、その他、TEL、LKAへと順次切り替わる。図6のNo.4は、分身アイコンが「表示系」に更新されて操作画面表示部21に表示された例を示している。
分身アイコンが順次切り替わる状態から、レバー12が原点位置に復帰すると、ステップS31にて「Yes」と判定し、続くステップS36,S37の処理の実行により、音出力部22による電子音の発生と共に、分身アイコンで選択された例えば「表示系」がメインアイコンLKAの表示された操作画面表示部21の中央に引き込まれる。すなわち、メインアイコンLKAに代えて、分身アイコンで選択された「表示系」に更新される(図6のNo.5参照)。この場合、分身アイコンで選択された「表示系」が、上部位置からメインアイコンLKAの位置する操作画面表示部21の中央に向けて移動する動画の態様で表示される。ステップS37の処理後、図5AのステップS20に移行する。
メインアイコンが分身アイコンで選択されたメニューに更新された状態で、レバー12がEnter操作されると、ステップS20にて「Yes」と判定し、ステップS23以降の処理が実行される。ステップS23では、分身アイコンで選択された例えば「表示系」が操作履歴に記憶される。したがって、次回のこの画像表示プログラムの実行時には、ステップS15にて第1階層31の「表示系」が操作画面表示部21の中央に表示されるようになる。
ステップS24では、「表示系」を第1階層31とする第2階層32からメインアイコンデータのトップ項目であるナイトビューを読み出す(図6のNo.6参照)。以降の処理は、上記と同様である。そして、最終の階層に至ったとき、レバー12をEnter操作すれば、そのサブメニューの内容が確定される。
なお、レバー12を例えばDown操作した場合(ステップS19にて「Yes」)も、上記と同様にして、図5BのステップS26以降の処理が実行される。ただし、この場合は、第1階層31のメインアイコンまたは第2階層32のメインアイコンが、上記とは逆回りに順次切り替わって表示される。すなわち、分身アイコンが例えばLKAからスタートした場合には、次にTELが表示され、以降は、その他、表示系、走行系、ASL、ACC、LKAへと順次切り替わるようになる。
なお、ユーザがタッチセンサ13に触れているが、レバー12を操作していない場合には、ステップS18〜S21にて何れも「No」と判定して、ステップS17〜S21の処理が繰り返し実行される。また、ユーザが操作スイッチ10から手を離した場合には、ステップS21にて「Yes」と判定し、ステップS22にて操作画面表示部21のアイコンが消去される。
以上の説明からも明らかなように、上記第1実施形態では、図5AのステップS14〜S16の処理により、メインアイコンの1つが操作画面表示部21の中央に表示される。ステップS26〜S28の処理により、レバー12のUp操作またはDown操作に応じて、メインアイコンの上部に分身アイコンが表示される。ステップS33,S34の処理により、レバー12のUp操作またはDown操作が続けば、上部位置に表示された分身アイコンが順次切り替わる。そして、ステップS31,S36,S37の処理により、レバー12の原点位置への復帰に伴って、操作画面表示部21の中央に表示されたメインアイコンに代えて分身アイコンで選択されたメインアイコンが表示される。そして、ステップS20,S24,S25の処理により、レバー12のEnter操作に応じて、操作画面表示部21の中央に表示された新たなメインアイコンに代えて同メインアイコンと関連するサブメニューのメインアイコンの1つが表示される。
これにより、操作画面表示部21に表示されるアイコン数は最大でも2つであるので、ユーザによるアイコンの認知時間が短くなって、車両の走行中の操作に際して、安全性を良好に確保することが可能である。また、操作スイッチ10のレバー12による操作も極めてシンプルに構成することができ、操作負担を良好に軽減することも可能である。
また、上記第1実施形態では、ステップS28の処理により、操作画面表示部21の上部に分身アイコンの1つが表示されるとき、その分身アイコンが操作画面表示部21の中央から上部に向けて移動する動画の態様で表示される。また、ステップS37の処理により、操作画面表示部21の中央に表示されたメインアイコンに代えて上部位置に表示された分身アイコンが操作画面表示部21の中央に表示されるとき、その分身アイコンが上部位置から操作画面表示部21の中央に向けて移動する動画の態様として表示される。これにより、アイコンの選択操作を良好に視認することができる。
また、上記第1実施形態では、操作画面表示部21にて画面が遷移する毎に音出力部22により音が出力されるように設定されている。これにより、アイコンの選択操作を聴覚上からも良好に確認することができる。
b.第2実施形態
上記第1実施形態では、図5BのステップS27,S28の処理により、図6のNo.3で示したように、分身アイコンがメインアイコンの上部(オフセット位置)に位置する合成画像が操作画面表示部21に表示されるように構成した。しかし、メインアイコンと分身アイコンとが同時に表示される場合に限らず、例えば図7に示すように、操作画面表示部21の中央に位置するメインアイコンに代えて分身アイコンが表示されるように(メインアイコンの表示位置とほぼ同じ位置に分身アイコンが表示されるように)設定することも可能である。
この場合、分身アイコンが、例えばメインアイコンの位置する操作画面表示部21の中央から斜め上方に僅かな量だけ移動し、その後直ちに操作画面表示部21の中央に復帰するように設定するとよい(図7のNo.3−2参照)。分身アイコンが操作画面表示部21の中央に復帰した後は、ユーザがメニュー選択可能な状態であることがわかるように、アイコンの背景色が初期スタート時とは異なる色に変えられる。
レバー12のUp状態またはDown状態が保持されている場合には、分身アイコンのメニューが切り替わり、新たに表示された分身アイコンが上記と同様に斜め上方に僅かな量だけ移動し、その後直ちに操作画面表示部21の中央に復帰する。そして、この動作が一定周期で繰り返される(図7のNo.4−2)。分身アイコンが順次切り替わる状態から、レバー12が原点位置に復帰すると、ユーザがEnter入力可能な状態であることがわかるように、アイコンの背景色が初期スタート時の色に戻される(図7のNo.5−2)。
この第2実施形態では、操作画面表示部21に表示されるアイコンが最大でも1つであるので、上記第1実施形態と同様、ユーザによるアイコンの認知時間が短くなって、車両の走行中の操作に際して、安全性を良好に確保することが可能であり、また、操作負担を良好に軽減することも可能である。
上記第1および第2実施形態では、ステップS26〜S28の処理により、メインアイコンの上部に分身アイコンが表示されるとき、最初は操作画面表示部21の中央に表示されたメインアイコンの分身アイコンが操作画面表示部21の上部に表示されるように設定したが、操作画面表示部21の中央に表示されたメインアイコンとは異なるメインアイコンの分身アイコンが操作画面表示部21の上部に表示されるように設定してもよい。
本発明の第1および第2実施形態に係る車両用操作画面表示装置の全体を概略的に示したブロック図。 (a)は図1の操作スイッチの正面図。(b)は図1の操作スイッチの仕様を示す説明図。 図1の描画データベースに記憶されているメニューアイコンデータおよびサブメニューアイコンデータの選択遷移仕様を示す説明図。 図3の描画データベースにて第1階層および第2階層に格納されるデータ形式を示す説明図。 図1の制御部によって実行される画像表示プログラムを示すフローチャート。 図5Aに続く画像表示プログラムを示すフローチャート。 本発明の第1実施形態に係り、ユーザによる操作スイッチの操作に対応した操作画面の遷移を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係り、ユーザによる操作スイッチの操作に対応した操作画面の遷移(一部)を示す説明図。
符号の説明
10 操作スイッチ
11 ベース
12 レバー
13 タッチセンサ(触れ検出手段)
14 センサ検出部
20 メータ
21 操作画面表示部(表示手段)
22 音出力部(音出力手段)
30 描画データベース(記憶手段)
31〜34 第1〜第4階層
31a,32a メインアイコンデータ領域
31b,32b 分身アイコンデータ領域
40 制御部(表示制御手段)
41 タイマ

Claims (7)

  1. メニューを表すメニューアイコンおよびサブメニューを表すサブメニューアイコンを含んでなるアイコンを互いに関連付けて階層的に記憶する記憶手段と、
    前記アイコンを表示する表示手段と、
    第1の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンの種類を切り替え、第2の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンをサブメニューアイコンに切り替える操作スイッチとを備え、
    前記記憶手段に記憶されたメニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させ、前記メニューアイコンを前記基準位置に表示させた状態で、前記操作スイッチの第1の操作に応じて、前記基準位置とオフセットしたオフセット位置に前記メニューアイコンと同じまたは異なるメニューアイコンの1つを表示させ、前記操作スイッチの原位置への復帰により前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて前記オフセット位置に表示されたメニューアイコンを表示させ、前記操作スイッチの第2の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする車両用操作画面表示装置。
  2. 前記操作スイッチは、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段を備え、前記第1の操作としての上下方向の傾動操作、または前記第2の操作としての原点位置での前後方向の押動操作により入力許容状態となり、かつ非操作時に原点位置に復帰可能なレバー式のスイッチであり、
    前記表示制御手段は、前記触れ検出手段により乗員の指の触れが検出されたとき前記メニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させるように設定されている請求項1に記載の車両用操作画面表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記オフセット位置に前記メニューアイコンの1つを表示させるとき、最初は前記基準位置に表示されたメニューアイコンと同じメニューアイコンを前記表示手段に表示させ、前記操作スイッチの操作位置が保持されるとき、前記基準位置に表示されたメニューアイコンと異なるメニューアイコンを前記表示手段に順次表示させるように設定されている請求項2に記載の車両用操作画面表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記オフセット位置に前記メニューアイコンの1つを表示させるとき、そのメニューアイコンが前記基準位置から前記オフセット位置に向けて移動する動画の態様で表示させ、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて前記オフセット位置に表示されたメニューアイコンを同基準位置に表示させるとき、そのメニューアイコンが前記オフセット位置から前記基準位置に向けて移動する動画の態様として表示させる請求項2または3に記載の車両用操作画面表示装置。
  5. メニューを表すメニューアイコンおよびサブメニューを表すサブメニューアイコンを含んでなるアイコンを互いに関連付けて階層的に記憶する記憶手段と、
    前記アイコンを表示する表示手段と、
    第1の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンの種類を切り替え、第2の操作に応じて前記表示手段に表示されるメニューアイコンをサブメニューアイコンに切り替える操作スイッチとを備え、
    前記記憶手段に記憶されたメニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させ、前記操作スイッチの第1の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと異なるメニューアイコンの1つを表示させ、前記操作スイッチの第2の操作に応じて、前記基準位置に表示されたメニューアイコンに代えて同メニューアイコンと関連するサブメニューアイコンの1つを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする車両用操作画面表示装置。
  6. 前記操作スイッチは、乗員の指の触れを検出する触れ検出手段を備え、前記第1の操作としての上下方向の傾動操作、または前記第2の操作としての原位置での前後方向の押動操作によりスイッチ入力を許容し、かつ非操作時に原位置に復帰可能なレバー式のスイッチであり、
    前記表示制御手段は、前記触れ検出手段により乗員の指の触れが検出されたとき前記メニューアイコンの1つを前記表示手段の所定の基準位置に表示させるように設定されている請求項5に記載の車両用操作画面表示装置。
  7. 車両用操作画面表示装置は、さらに音出力手段を備えており、
    前記表示制御手段は、前記表示手段にて画面が遷移する毎に前記音出力手段に音を出力させるように設定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用操作画面表示装置。
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