JP2009073003A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力された制御信号に基づき各液体噴射ヘッドを的確に駆動させることができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】インクジェット式プリンタは、連続紙にインクを噴射する複数の単位ヘッド部54Aと、単位ヘッド部54A毎に個別に制御信号を出力して各単位ヘッド部54Aの駆動を制御するための制御基板80とを備え、前記各単位ヘッド部54Aは、単位ヘッド部54A毎に個別に対応する信号線81を介して制御基板80とそれぞれ電気的に接続されている。また、各信号線81には、制御基板80から前記各単位ヘッド部54Aに入力される制御信号を単位ヘッド部54A毎に調整するための撓み部分83がそれぞれ形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット式プリンタなどの液体噴射装置に関する。
一般に、液体をターゲットに対して噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)が広く知られている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載のプリンタは、一般家庭用のプリンタであって、用紙(ターゲット)の搬送方向と直交する方向に移動可能な記録ヘッド(液体噴射ヘッド)と、プリンタの本体ケースに固定される制御基板(信号出力部)とを備えている。この制御基板からは、記録ヘッドに搭載された各駆動素子(例えば圧電素子)に対して駆動素子毎に個別対応する信号線を介して制御信号(パルス信号)がそれぞれ出力されるようになっている。その結果、各駆動素子が個別に駆動することにより、記録ヘッドからインク(液体)が用紙に対して噴射されるようになっている。
ところで、特許文献1に記載のプリンタでは、制御基板から各駆動素子までの各距離は、記録ヘッド内での駆動素子の配置位置によって異なる。そのため、上記各信号線の長さは、記録ヘッドが制御基板から最も離間した位置に配置された場合において制御基板から離れた位置の駆動素子に対する信号線のほうが制御基板に近い位置の駆動素子に対する信号線よりも長くなるようにそれぞれ調整されている。その結果、各信号線が本体ケース内において不必要に撓んでしまうことが抑制されていた。
また、近時では、連続紙である印刷テープ(ターゲット)に対してインク噴射を行うための業務用プリンタが提案されている。このような業務用プリンタは、千鳥状に配置された複数の単位ヘッド部からなる記録ヘッドと、記録ヘッドを支持した状態で印刷テープの搬送方向に沿って往復動するキャリッジ(移動手段)とを備えている。各単位ヘッド部は、本体ケースに固定される制御基板と単位ヘッド部毎に個別対応する信号線を介して電気的にそれぞれ接続されている。そして、キャリッジを前記搬送方向に往復動させつつ制御基板から各単位ヘッド部に制御信号が個別に入力されることにより、各単位ヘッド部から印刷テープに向けてインクが噴射されるようになっていた。
特開2004−130622号公報
ところで、業務用プリンタにおけるキャリッジ(各単位ヘッド部)の前記搬送方向における移動距離は、一般家庭用のプリンタに搭載された記録ヘッドの前記搬送方向と直交する方向への移動距離に比して非常に長い。そのため、業務用プリンタにおいて制御基板と各単位ヘッド部とを接続する各信号線は、一般家庭用のプリンタにおいて制御基板と各駆動素子とを接続する各信号線に比して非常に長くなってしまう。
しかしながら、業務用プリンタが、その各信号線の長さが各単位ヘッド部の配置位置に基づき調節された構成であるとすると、各信号線のうち比較的長い信号線と比較的短い信号線との長さの差が非常に大きくなり、信号線のインピーダンスが信号線毎に大きく異なってしまう。そのため、制御基板から出力されてから比較的長い信号線を介して単位ヘッド部に入力されるまでの制御信号の減衰量が、制御基板から出力されてから比較的短い信号線を介して単位ヘッド部に入力されるまでの制御信号の減衰量よりも多くなる。したがって、比較的長い信号線に電気的に接続された単位ヘッド部では、比較的短い信号線に電気的に接続された単位ヘッド部に比して、制御信号の減衰に起因して的確な駆動に支障をきたす可能性が高くなってしまう問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力された制御信号に基づき各液体噴射ヘッドを的確に駆動させることができる液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ターゲットに液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッド毎に個別に制御信号を出力して前記各液体噴射ヘッドの駆動を制御するための信号出力部とを備え、前記各液体噴射ヘッドは、該液体噴射ヘッド毎に個別に対応する信号線を介して前記信号出力部とそれぞれ電気的に接続されてなる液体噴射装置において、前記信号出力部から前記各液体噴射ヘッドに入力される制御信号を前記液体噴射ヘッド毎に調整するための調整手段をさらに備えた。
上記構成では、各液体噴射ヘッドには、調整手段によって調整された制御信号が入力される。すなわち、各液体噴射ヘッドには、適切な制御信号が個別に入力される。そのため、入力された制御信号に基づき各液体噴射ヘッドを的確に駆動させることができる。
本発明の液体噴射装置において、前記各信号線には、信号線毎のインピーダンスの差を低減させるための差低減部が設けられており、該差低減部が、前記調整手段として機能する。
上記構成では、信号線に設けられた差低減部によって信号線毎のインピーダンスに差が生じることが抑制される。そのため、制御信号における信号線毎の減衰量の差が小さくなり、入力された制御信号に基づき各液体噴射ヘッドを的確に駆動させることができる。
本発明の液体噴射装置において、前記各信号線のうち少なくとも一本の信号線には、その一部に撓み部分が形成されており、該撓み部分が、前記差低減部として機能する。
上記構成では、信号線に撓み部分を形成することにより、各信号線の長さの差を短くできる。そのため、信号線毎のインピーダンスの差を小さくできる。
本発明の液体噴射装置は、前記各液体噴射ヘッドを支持した状態で前記ターゲットの搬送方向に沿って移動する移動手段をさらに備え、前記信号線の撓み部分は、前記移動手段の移動経路外に配置されている。
上記構成では、信号線の撓み部分が移動手段の移動を妨害することが抑制される。また、移動手段の移動時において各信号線のうち撓み部分よりも液体噴射ヘッド側の非撓み部分が、ばらばらに挙動することを抑制できる。
本発明の液体噴射装置において、前記各信号線は、前記信号出力部から前記液体噴射ヘッドまでの間の距離が長い程長くなるようにそれぞれ形成され、前記信号出力部は、比較的長い信号線に電気的に接続された液体噴射ヘッドには、比較的短い信号線に電気的に接続された液体噴射ヘッドに対する制御信号に比して、大きさが大きくなること及び幅が狭くなることのうち少なくとも大きさが大きくなるように調整した制御信号を出力するようになっており、前記信号出力部が、前記調整手段として機能する。
上記構成では、長い信号線に接続された液体噴射ヘッドには、短い信号線に接続された液体噴射ヘッドに出力する制御信号に比して、大きさを大きくしたり、幅を狭くしたりした制御信号が信号出力部から出力される。そのため、信号出力部から信号線を介して液体噴射ヘッドに入力されるまでに制御信号が減衰したとしても、液体噴射ヘッドには、適切な制御信号が入力される。したがって、入力された制御信号に基づき各液体噴射ヘッドを的確に駆動させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、図1及び図2に矢印で示した方向を基準として示すものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、長尺状のターゲットとしての連続紙12を繰り出す繰り出し部13と、該繰り出し部13から繰り出された連続紙12に順次印刷を行って乾燥する本体部14と、該本体部14で印刷が行われて乾燥された連続紙12を巻き取る巻き取り部15とを備えている。すなわち、本体部14は直方体状の本体ケース16を備えており、連続紙12の搬送方向において上流側となる本体ケース16の左側に繰り出し部13が配設されるとともに下流側となる本体ケース16の右側に巻き取り部15が配設されている。
繰り出し部13は本体ケース16の左面下端部から左方に延びる支持板17を備えており、該支持板17の前面は鉛直面になっている。支持板17の前面における先端部には前方(図1において紙面と直交する方向の手前側)に向かって延びる巻き軸18が支持板17に対して回転可能に支持されている。また、巻き軸18の基端には、円板状の回転板19が巻き軸18と一体回転するように設けられている。
そして、巻き軸18には予めロール状に巻かれた連続紙12が該巻き軸18と一体回転可能に支持されており、このロール状に巻かれた連続紙12における両側縁のうち回転板19側の側縁は回転板19の前面に当接している。すなわち、巻き軸18に予めロール状に巻かれた連続紙12を支持させた際に、このロール状に巻かれた状態の連続紙12における一方の側縁が回転板19の前面に当接することで、連続紙12の搬送方向と直交する前後方向での位置決めがなされるようになっている。なお、本実施形態の連続紙12には光沢紙が用いられている。
図1及び図2に示すように、繰り出し部13は本体ケース16の左面中央部から左方に向かって水平に延びる平板状の繰り出し台20を備えており、該繰り出し台20の先端部には巻き軸18から繰り出される連続紙12を巻き掛けて繰り出し台20の上面に導くための中継ローラ21が回転可能に設けられている。
図2に示すように、繰り出し台20の上面における後端縁には、左右方向に沿って延びる細長いブロック状のガイド手段としてのガイド部24が、該後端縁のほぼ全体にわたって設けられている。さらに、繰り出し台20の上面には、ガイド部24の左端部と対向するように配置されたガイド手段としてのガイドブロック25が設けられている。繰り出し台20の上面におけるガイド部24とガイドブロック25との間の領域は連続紙12の搬送経路の一部になっており、ガイド部24とガイドブロック25とは連続紙12の前後方向の幅と同じ距離だけ離間している。
そして、繰り出し台20の上面に沿って連続紙12が右側(本体部14側)に向かって搬送される際には、連続紙12の前後の側縁がガイド部24及びガイドブロック25に対して摺動することで、連続紙12が搬送方向(ここでは右方向)に沿ってガイドされるようになっている。なお、繰り出し台20の上面においてガイドブロック25は前後方向に移動可能になっており、連続紙12の前後方向の幅が変更された場合には、ガイドブロック25を移動させることで、ガイド部24とガイドブロック25との間の距離が連続紙12の前後方向の幅に合わせて変更される。
図1に示すように、本体部14の本体ケース16内における上下方向の中央部よりもやや上寄りの位置には、本体ケース16内を上下に区画する平板状の基台30が設けられており、本体ケース16内における基台30よりも上側の領域は連続紙12に印刷を行うための印刷室31となっている。一方、本体ケース16内における基台30よりも下側の領域には、左右方向に並ぶように区画された3つの区画室33,34,35が形成されている。なお、これら3つの区画室は、左から順に第1区画室33、第2区画室34、第3区画室35とされている。
本体ケース16の左壁には繰り出し台20の上面から第1区画室33内に連続紙12を搬入するための図示しない搬入口が設けられており、第1区画室33には上記搬入口と近接位置で対向するように引き込み駆動ローラ36が回転駆動可能に設けられている。すなわち、引き込み駆動ローラ36は、第1区画室33の左端部に配設されている。
また、第1区画室33内における引き込み駆動ローラ36の右方には中継ローラ40が回転可能に設けられている。そして、引き込み駆動ローラ36の駆動によって第1区画室33内に引き込まれた連続紙12は、印刷室31の左端部寄りの位置に向かうように中継ローラ40に巻き掛けられている。
第1区画室33内における引き込み駆動ローラ36と中継ローラ40との間には図示しない昇降機構の駆動に基づき昇降移動する昇降ローラ42が設けられている。そして、この昇降ローラ42に対しては連続紙12が下側から巻き掛けられている。
ここで、引き込み駆動ローラ36と中継ローラ40との間に位置する連続紙12の長さは、昇降ローラ42が下降するほど長くなるとともに、昇降ローラ42が上昇するほど短くなるようになっている。すなわち、昇降ローラ42が下側に位置するほど引き込み駆動ローラ36と中継ローラ40との間の連続紙12の搬送距離が長くなるとともに、昇降ローラ42が上側に位置するほど引き込み駆動ローラ36と中継ローラ40との間の連続紙12の搬送距離が短くなるようになっている。
図1に示すように、基台30における中継ローラ40と対向する位置には、該基台30を上下に貫通するように、連続紙12を搬送方向(ここでは上方向)に沿ってガイドするガイド装置43が設けられている。印刷室31内におけるガイド装置43の上側には中継ローラ46が設けられており、該中継ローラ46には連続紙12が左側下方から巻き掛けられて右方向に水平に搬送されるようになっている。
印刷室31内における中継ローラ46の右側の領域には、基台30上に支持された矩形板状の支持部材としてのプラテン48が設けられている。プラテン48の右側には、該プラテン48を挟んで中継ローラ46と対向するように転換ローラ49が設けられている。この場合、中継ローラ46の上面、プラテン48の上面、及び転換ローラ49の上面は、互いに面一になっている。
転換ローラ49には中継ローラ46からプラテン48の上面に沿って水平右方向に搬送される連続紙12が左側上方から巻き掛けられて連続紙12の搬送方向が水平右方向から鉛直下方向に転換されている。そして、転換ローラ49によって搬送方向が鉛直下方向に転換された連続紙12は、基台30に設けられた図示しない挿通孔を通って第3区画室35内に搬送されるようになっている。
印刷室31内におけるプラテン48の前後両側には左右方向に延びるガイドレール50(図1では二点鎖線で示す)が対をなすように設けられており、該ガイドレール50の上面はプラテン48の上面よりも高くなっている。両ガイドレール50の上面には、矩形板状のキャリッジ51が該両ガイドレール50に沿って左右方向へ往復移動可能な状態で支持されている。そして、キャリッジ51は、図示しない駆動機構の駆動に基づき両ガイドレール50上を左右方向に移動するようになっている。
図1及び図2に示すように、キャリッジ51の下面には、矩形板状のスライド板53が該キャリッジ51に対して前後方向にスライド移動可能に支持されている。スライド板53の下面には、記録ヘッド54が支持されている。また、印刷室31内における本体ケース16の後壁上部には、液体としてのインクを一時貯留する複数のバルブユニット55が設けられている。各バルブユニット55には、互いに色の異なるインクが一時貯留されている。
そして、各バルブユニット55は、記録ヘッド54とそれぞれ図示しないインク供給チューブを介して接続されており、該各インク供給チューブを介して記録ヘッド54に各インクを供給するようになっている。記録ヘッド54の下面には図示しない複数のノズル開口が設けられており、各バルブユニット55から供給されたインクを該各ノズル開口からプラテン48上に搬送されて停止された状態の連続紙12に向かって噴射することで印刷が行われるようになっている。
したがって、連続紙12の搬送経路の途中位置であって連続紙12の印刷が行われるプラテン48の左端から右端までの領域は液体噴射領域としての印刷領域Aとされており、連続紙12は該連続紙12の搬送経路を印刷領域A単位で間欠的に搬送されるようになっている。
なお、本体ケース16内には、互いに色の異なるインクを収容した複数のインクカートリッジ(図示略)が着脱自在な状態で設けられている。これら各インクカートリッジ(図示略)は、図示しないインク供給チューブを介して各バルブユニット55とインク供給可能な状態でそれぞれ接続されている。また、本体ケース16内には、各インクカートリッジ(図示略)内を加圧するための加圧ポンプ(図示略)が設けられており、該加圧ポンプを駆動させることで各インクカートリッジ(図示略)内のインクがインク供給チューブ(図示略)を介して各バルブユニット55にそれぞれ加圧供給されるようになっている。
基台30上におけるプラテン48の左右両側には、印刷途中に適宜フラッシングを行う際に、記録ヘッド54の各ノズル開口(図示略)から吐出されるインクを受容するためのフラッシングボックス58が設けられている。また、基台30上における左側のフラッシングボックス58の左側には、記録ヘッド54のクリーニング等のメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット59が設けられている。メンテナンスユニット59は、記録ヘッド54と対応するキャップ59aを備えており、該キャップ59aは昇降可能になっている。
キャップ59a内は、図示しない排出チューブを介して図示しない廃液タンク内と連通している。また、排出チューブの途中位置には該排出チューブ内をキャップ59a側から廃液タンク(図示略)側に向かって吸引可能な図示しないチューブポンプが設けられている。そして、メンテナンスユニット59上にキャリッジ51を移動させた状態でキャップ59aを上昇させると、キャップ59aが、記録ヘッド54の各ノズル開口(図示略)を囲うように、記録ヘッド54に対して当接するようになっている。
そして、キャップ59aを記録ヘッド54の各ノズル開口(図示略)を囲うように記録ヘッド54に対して当接させた状態でチューブポンプ(図示略)を駆動することで、記録ヘッド54の各ノズル開口から増粘したインクや気泡をキャップ59a内に強制的に排出させる、いわゆるクリーニングが行われるようになっている。なお、クリーニングによってキャップ59a内に排出された排出インクは排出チューブ(図示略)を介して廃液タンク(図示略)内に回収されるようになっている。
図1に示すように、第3区画室35内における左寄りの位置には印刷領域Aで印刷された後の連続紙12を強制的に乾燥させるための強制乾燥手段としての上下に長い強制乾燥装置60が設けられている。そして、転換ローラ49に巻き掛けられて鉛直下方に搬送された連続紙12は、強制乾燥装置60内を通って該強制乾燥装置60の下側に回転可能に設けられた反転ローラ61に左側上方から巻き掛けられてやや右斜め上方に向かって搬送されるようになっている。
このように、連続紙12の搬送経路の途中位置であって連続紙12の強制乾燥が行われる強制乾燥装置60内の上端から下端までの領域は強制乾燥領域Bとされている。そして、連続紙12の搬送方向(ここでは上下方向)における強制乾燥領域Bの距離は、連続紙12の搬送方向(ここでは左右方向)における印刷領域Aの距離の正の整数倍(本実施形態では1倍)となるように設定されている。ちなみに、本実施形態では、連続紙12の搬送方向において、強制乾燥領域Bの距離と印刷領域Aの距離とは等しくなるように設定されている。
また、連続紙12の搬送経路の途中位置であって印刷領域Aと強制乾燥領域Bとの間で連続紙12が転換ローラ49に巻き掛けられる領域は、印刷領域Aで印刷された後の連続紙12が強制乾燥領域Bで強制乾燥される前に自然乾燥される領域となるため、自然乾燥領域Cとされている。なお、本実施形態では、強制乾燥領域Bと自然乾燥領域Cとにより乾燥領域が構成されている。
反転ローラ61から右斜め上方に向かって搬送された連続紙12は、第3区画室35内における右下端部に回転可能に設けられた中継ローラ62に左側下方から巻き掛けられ、第3区画室35内を本体ケース16の右壁に沿うように上方に向かって搬送されるようになっている。第3区画室35内における反転ローラ61と中継ローラ62との間の位置には、強制乾燥領域Bで強制乾燥された後の連続紙12に張力を付与するように該連続紙12を下側から押圧するダンサーローラ93が設けられている。
また、本体ケース16の右壁における第3区画室35の上端部と対応する位置には連続紙12を巻き取り部15側へ搬出するための図示しない搬出口が設けられており、第3区画室35には上記搬出口と近接位置で対向するように送り出し駆動ローラ64が回転駆動可能に設けられている。そして、この送り出し駆動ローラ64を駆動することで、連続紙12が上記搬出口を介して巻き取り部15側へ送り出されるようになっている。
図1に示すように、巻き取り部15は直方体状の巻き取りフレーム68を備えており、巻き取りフレーム68の高さは送り出し駆動ローラ64の高さとほぼ同じになっている。巻き取りフレーム68の前面における上端部には中継ローラ69が回転可能に設けられている。上記搬出口から送り出される連続紙12は、中継ローラ69に左側上方から巻き掛けられ、真下に向かって搬送されるようになっている。
巻き取りフレーム68の前面における中継ローラ69の下側の位置には、中継ローラ69から真下に向けて搬送された連続紙12を搬送方向(ここでは下方向)に沿ってガイドするガイド装置72が設けられている。巻き取りフレーム68の前面におけるガイド装置72の下側の位置には中継ローラ73が回転可能に設けられており、ガイド装置72を介して下方に搬送ガイドされる連続紙12は中継ローラ73に左側から巻き掛けられて右斜め下方に向かって搬送されるようになっている。
巻き取りフレーム68の前面における中継ローラ73の右斜め下方には前方に向かって延びる巻き取り駆動軸74が巻き取りフレーム68に対して回転駆動可能に支持されている。巻き取り駆動軸74には中継ローラ73から右斜め下方に向かって搬送された連続紙12が巻き付けられており、該巻き取り駆動軸74を回転駆動することで巻き取り駆動軸74に連続紙12が順次巻き取られるようになっている。
巻き取り駆動軸74の基端には該巻き取り駆動軸74と一体に回転する円板状の回転板75が設けられており、該回転板75は巻き取り駆動軸74で連続紙12を巻き取る際に、連続紙12が正確に巻き取られるようにするためのガイドとして機能するようになっている。
次に、本実施形態の記録ヘッド54の構成について図3(a)(b)に基づき以下説明する。
図3(a)(b)に示すように、記録ヘッド54は、千鳥状に配置された複数(図3(a)(b)では5つのみ図示)の液体噴射ヘッドとしての単位ヘッド部(可動部)54Aを備えている。これら各単位ヘッド部54Aは、その駆動が図示しない制御部によって個別に制御されるようになっている。また、各単位ヘッド部54Aには、各バルブユニット55からインク供給チューブ(図示略)を介して各インクが供給されるようになっている。
次に、キャリッジ51に支持される各単位ヘッド部54Aに制御信号を出力するための制御基板について図3(a)(b)に基づき以下説明する。
図3(a)(b)に示すように、固定部としての制御基板80は、本体ケース16の後面に支持固定されており、単位ヘッド部54A毎に個別対応する線材としての信号線81(図3では4本のみ図示)を介して各単位ヘッド部54Aと電気的に接続されている。これら各信号線81における制御基板80と単位ヘッド部54Aとの中途部位は、結束部材82にて束ねられている。なお、この結束部材82は、図示しない連結部材を介して本体ケース16に支持固定されており、各信号線81のうち結束部材82よりも制御基板80側の部分は、キャリッジ51が移動しても変位することがそれぞれ規制される。
制御基板80は、図示しない制御部からの制御指令に応じた制御信号(本実施形態ではパルス信号)を生成し、その制御信号を各単位ヘッド部54Aに向けて出力するようになっている。したがって、本実施形態では、制御基板80により、単位ヘッド部54A毎に個別に制御信号を出力して各単位ヘッド部54Aの駆動を制御するための信号出力部が構成されている。
本実施形態の各信号線81は、抵抗率が同一の材料からそれぞれ構成されると共に、それぞれの断面積が略同一断面積となるようにそれぞれ形成されている。そして、各信号線81は、図示しない絶縁材料にてそれぞれ被覆されている。また、各信号線81は、それぞれの長さが同一長さとなるようにそれぞれ形成されている。そして、各信号線81の長さは、キャリッジ51が左右方向において制御基板80(詳しくは、制御基板80において各信号線81が接続された部位)から最も離間した最離間位置(例えば、メンテナンスユニット59の直上位置)に配置された場合において、各単位ヘッド部54Aのうち最も制御基板80から離間した位置に位置する単位ヘッド部54Aから制御基板80までの距離(「最離間距離」ともいう。)と略同一の長さとなっている。なお、各信号線81の長さは、最離間距離に相当する長さよりも長くてもよい。
そのため、制御基板80から最も離間した位置に位置する単位ヘッド部54Aに電気的に接続された信号線81には撓みがほとんどない一方、該信号線81以外の信号線81には、それぞれの長さが制御基板80から単位ヘッド部54Aまでの距離(長さ)よりも長いため、それぞれの結束部材82よりも制御基板80側の部分に撓み部分83がそれぞれ形成されるようになっている。
すなわち、各信号線81のうちキャリッジ51が上記最離間位置に配置された状態で最も制御基板80から離間した位置に位置する単位ヘッド部54Aに電気的に接続された信号線81以外の各信号線81には、キャリッジ51の左右方向における配置位置に関係なく撓み部分83が形成されるようになっている。したがって、本実施形態では、各撓み部分83により、信号線81毎のインピーダンスの差を低減させる差低減部が構成されている。
その結果、各単位ヘッド部54Aには、制御基板80が各単位ヘッド部54Aに対して同一の制御信号を出力した場合、信号線81に形成される撓み部分83により各信号線81のインピーダンスが調整されているため、同程度だけ減衰した制御信号がそれぞれ入力される。すると、各単位ヘッド部54Aからは、入力された制御信号に基づいた種類のインクがそれぞれ噴射される。したがって、本実施形態では、各撓み部分83により、制御基板80から各単位ヘッド部54Aに入力される制御信号を単位ヘッド部54A毎に調整するための調整手段が構成されている。
また、各信号線81に形成される各撓み部分83は、結束部材82によって該結束部材82よりも単位ヘッド部54A側への変位がそれぞれ規制される。そのため、各撓み部分83がキャリッジ51の移動経路84(図3(a)(b)にて一点鎖線よりも前側となる領域)上に変位してしまうことは、規制される。また、各信号線81のうち結束部材82よりも制御基板80側の部分は、キャリッジ51が移動しても変位することなく固定される。すなわち、各信号線81の撓み部分83は、それぞれの状態(形状など)が変わってしまうことはない。さらに、各信号線81のうち結束部材82よりも各単位ヘッド部54A側の部分は、互いに接近した状態になるため、各信号線81は、あたかも1本の信号線のように挙動する。そのため、キャリッジ51の移動時に各信号線81がばらばらに挙動することが回避される。その結果、各信号線81がばらばらに挙動する場合とは異なり、各信号線81の挙動によってキャリッジ51の移動が不安定になることが回避される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)各信号線81に形成される撓み部分83が差低減部として機能するため、各信号線81のインピーダンスは、同程度になる。すなわち、信号線81毎に生じる制御信号の減衰量の差は、ほとんど無くなる。したがって、入力された制御信号に基づき各単位ヘッド部54Aを的確に駆動させることができる。
(2)各信号線81の長さは、キャリッジ51が上記最離間位置に配置された場合において、各単位ヘッド部54Aのうち最も制御基板80から離間した位置に位置する単位ヘッド部54Aから制御基板80までの距離と略同一の長さ(又は以上の長さ)に設定されている。そのため、各信号線81の長さが各単位ヘッド部54Aのうち最も制御基板80から離間した位置の単位ヘッド部54Aから制御基板80までの距離よりも十分に長い場合とは異なり、各信号線81が必要以上に撓んでしまうことを抑制できる。
(3)各信号線81に形成された撓み部分83は、キャリッジ51の移動経路84外に位置する。そのため、各信号線81に形成された撓み部分83が、キャリッジ51の移動を妨害してしまうことを回避できる。
(4)しかも、撓み部分83は、各信号線81のうち結束部材82よりも制御基板80側に形成されるため、キャリッジ51の移動中に撓み部分83がキャリッジ51の移動経路84内に変位してしまうことを結束部材82により規制できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図4及び図5に従って説明する。なお、第2の実施形態は、各信号線81の長さ、及び制御基板80から出力される制御信号が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図4に示すように、本実施形態の各信号線81(図4では4本のみ図示)の長さは、キャリッジ51が上記最離間位置に配置された場合において、制御基板80から比較的遠い位置の単位ヘッド部54Aに電気的に接続された信号線81のほうが、制御基板80に比較的近い位置の単位ヘッド部54Aに電気的に接続された信号線81よりも長くなるようにそれぞれ設定されている。すなわち、本実施形態の各信号線81は、キャリッジ51での各単位ヘッド部54Aの配置態様に応じてインピーダンスがそれぞれ異なっている。
なお、本実施形態では、各単位ヘッド部54Aは、それぞれに電気的に接続される信号線81の長さに応じて複数(本実施形態では3つ)のグループに分類されている。具体的には、各信号線81のうち長さが比較的短い信号線81に電気的に接続された単位ヘッド部54Aのグループを第1グループG1(図5(a)参照)という共に、各信号線81のうち長さが中程度の信号線81に電気的に接続された単位ヘッド部54Aのグループを第2グループG2(図5(b)参照)というものとする。さらに、各信号線81のうち長さが比較的長い信号線81に電気的に接続された単位ヘッド部54Aのグループを第3グループG3(図5(c)参照)というものとする。
次に、本実施形態の制御基板80から各単位ヘッド部54Aに向けて出力される制御信号について図5(a)(b)(c)に基づき以下説明する。
図5(a)(b)(c)に示すように、各単位ヘッド部54Aに全て同じように駆動させる場合、制御基板80では、電気的に接続された信号線81の長さに応じた制御信号を単位ヘッド部54A毎に出力するようになっている。具体的には、制御基板80から第1グループG1に分類される単位ヘッド部54Aに向けて出力する制御信号(以下、「第1制御信号」という。)の幅W1は、他のグループG2,G3に分類される単位ヘッド部54Aに向けて出力する制御信号の幅W2,W3よりも幅広となる。また、第1制御信号の大きさI1は、他のグループG2,G3に分類される単位ヘッド部54Aに向けて出力する制御信号の大きさI2,I3よりも小さい。
また、制御基板80から第2グループG2に分類される単位ヘッド部54Aに向けて出力する制御信号(以下、「第2制御信号」という。)の幅W2は、第3グループG3に分類される単位ヘッド部54Aに向けて出力する制御信号(以下、「第3制御信号」という。)の幅W3よりも幅広となる。また、第2制御信号の大きさI2は、第3制御信号の大きさI3よりも小さい。
そして、制御基板80から各単位ヘッド部54Aに向けて出力された各制御信号は、信号線81を介して各単位ヘッド部54Aに入力されるまでに、信号線81の長さ(即ち、信号線81のインピーダンス)に応じた量だけ減衰してしまう。その結果、各単位ヘッド部54Aには、制御基板80から各単位ヘッド部54Aに向けて出力される制御信号の幅や大きさが異なっても、略同一幅であって且つ略同一の大きさの制御信号が入力される。したがって、本実施形態では、制御基板80により、各単位ヘッド部54Aに入力される制御信号を単位ヘッド部54A毎に調整する調整手段が構成されている。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(6)制御基板80から単位ヘッド部54Aに向けて出力される制御信号は、信号線81での制御信号の減衰を見越したものとなっている。そのため、制御基板80から信号線81を介して単位ヘッド部54Aに入力されるまでに制御信号が減衰したとしても、単位ヘッド部54Aには、適切な制御信号が入力される。したがって、入力された制御信号に基づき各単位ヘッド部54Aを的確に駆動させることができる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記第2の実施形態において、制御基板80から各単位ヘッド部54Aに向けて出力される制御信号を、単位ヘッド部54A毎に幅や大きさを調整してもよい。
・上記第2の実施形態において、制御基板80から各単位ヘッド部54Aに出力される制御信号は、信号線81の長さが長いほど幅狭になるように設定されているのであれば、信号線81の長さに関係なく大きさを一定にしてもよい。
・上記第1の実施形態において、各信号線81を束ねるための結束部材82を設けなくてもよい。この場合、各信号線81を、個別に本体ケース16に支持固定させることが望ましい。
・上記第1の実施形態において、各信号線81の長さは、キャリッジ51が最離間位置に配置された場合において、各単位ヘッド部54Aのうち最も制御基板80から離間した位置に位置する単位ヘッド部54Aから制御基板80までの距離よりも長いのであれば任意の長さであってもよい。この場合、全ての信号線81には、キャリッジ51の左右方向における配置位置に関係なく、撓み部分83が形成されることになる。
・上記第1の実施形態において、各信号線81の一部は、残りの信号線81よりも長い構成であってもよい。この場合、長い信号線81は、複数本であってもよい。例えば、第1の長さの複数本(例えば5本)の信号線81と、第2の長さ(>第1の長さ)の複数本(例えば5本)の信号線81とを備えた構成であってもよい。
・上記第1の実施形態において、各信号線81は、制御基板80から単位ヘッド部54Aまでの距離に応じた長さにそれぞれ形成されてもよい。ただし、各信号線81は、それぞれの断面積が信号線81の長さが長いほど広くなるようにそれぞれ形成されることが望ましい。この場合、各信号線81が、差低減部として機能すると共に、調整手段として機能することになる。
・上記各実施形態において、使用されるインクが紫外線効果タイプのインクである場合には、強制乾燥装置60として紫外線照射装置を設けてもよい。
・上記各実施形態において、連続紙12の代わりに、長尺状のプラスチックフィルムなどをターゲットとして用いてもよい。
・上記各実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体(液状体)を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの液体(流状体)を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
・上記第1の実施形態において、固定部は、各バルブユニット55から構成されたインクジェット式プリンタ11に具体化してもよい。この場合、各バルブユニット55と可動部である各単位ヘッド部54Aとを連結するインク供給チューブが線材として機能することになる。また、各インク供給チューブを、バルブユニット55と単位ヘッド部54Aとの間の中途部位で束ねる結束部材を設けることが望ましい。さらに、各インク供給チューブを、上記結束部材よりもバルブユニット55側で撓ませることが望ましい。このように構成すると、各インク供給チューブの撓み部分が、キャリッジ51の移動経路84外に位置することになるため、各インク供給チューブの撓み部分がキャリッジ51の移動を妨害してしまうことを抑制できる。
第1の実施形態におけるインクジェット式プリンタの概略正面図。 第1の実施形態におけるインクジェット式プリンタの概略平面図。 (a)(b)は第1の実施形態において制御基板と各単位ヘッド部との接続状態を示すブロック図。 第2の実施形態において制御基板と各単位ヘッド部との接続状態を示すブロック図。 (a)(b)(c)は各グループに分類された単位ヘッド部に向けて制御基板から出力される制御信号を示すタイミングチャート。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、12…ターゲットしての連続紙、51…移動手段としてのキャリッジ、54A…液体噴射ヘッドとしての単位ヘッド部、80…信号出力部としての制御基板、81…調整手段としての信号線、83…調整手段、差低減部としての撓み部分、84…移動経路、I1〜I3…制御信号の大きさ、W1〜W3…制御信号の幅。

Claims (5)

  1. ターゲットに液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッド毎に個別に制御信号を出力して前記各液体噴射ヘッドの駆動を制御するための信号出力部とを備え、前記各液体噴射ヘッドは、該液体噴射ヘッド毎に個別に対応する信号線を介して前記信号出力部とそれぞれ電気的に接続されてなる液体噴射装置において、
    前記信号出力部から前記各液体噴射ヘッドに入力される制御信号を前記液体噴射ヘッド毎に調整するための調整手段をさらに備えた液体噴射装置。
  2. 前記各信号線は、それぞれの長さが同一長さとなるようにそれぞれ形成され、前記各信号線には、信号線毎のインピーダンスの差を低減させるための差低減部が設けられており、該差低減部が、前記調整手段として機能する請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記各信号線のうち少なくとも一本の信号線には、その一部に撓み部分が形成されており、該撓み部分が、前記差低減部として機能する請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記各液体噴射ヘッドを支持した状態で前記ターゲットの搬送方向に沿って移動する移動手段をさらに備え、
    前記撓み部分は、該信号線のうち前記移動手段の移動に基づく変位が規制された部分に配置されている請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記各信号線は、前記信号出力部から前記液体噴射ヘッドまでの間の距離が長い程長くなるようにそれぞれ形成され、前記信号出力部は、比較的長い信号線に電気的に接続された液体噴射ヘッドには、比較的短い信号線に電気的に接続された液体噴射ヘッドに対する制御信号に比して、大きさが大きくなること及び幅が狭くなることのうち少なくとも大きさが大きくなるように調整した制御信号を出力するようになっており、前記信号出力部が、前記調整手段として機能する請求項1に記載の液体噴射装置。
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