JP2009072269A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract


【課題】ドリンク容器や小物などの収容物を単に収容するだけでなく、それらが収容されていることなどをホールスタッフや他の遊技者などに対して的確に報知することができる新規な遊技機の提供。
【解決手段】ドリンク容器や小物などの収容物を収容する収容手段と、当該収容手段へ収容物が収容されていることを検出する収容物検出手段と、前記収容手段の収容物の有無を報知する報知手段とを備え、その収容手段にドリンク容器や小物などの収容物が収容されていると、収容物検出手段がこれを検出し、報知手段がその旨を報知する。これによって、収容物を単に収容するだけでなく、それらが収容されていることなどをホールスタッフや他の遊技者などに対して的確に報知することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、所謂パチスロ機などと称されるスロットマシン(回胴式遊技機)やパチンコ機、パロット機などの遊技機に係り、特に遊技中にドリンク類や携帯電話機などの収容物を一時的に収容しておくための収容手段を備えた遊技機に関するものである。
従来の一般的なスロットマシンは、例えば図16に示すように縦長の箱形をした筐体(キャビネット)10の前面開口部にヒンジ式に開閉する前面扉20を備え、その前面扉20にリールユニット30が視認可能な窓部41などを有する表示部40などが形成されている。そして、その表示部40の下方には、そのスロットマシンの種別やキャラクター、当選役の種類などの各種図柄が意匠的に表示されるほぼ垂直平面状の意匠パネル部50が形成された構造となっている。
また、さらにこの意匠パネル部50の下部には、メダル受皿60がその幅方向に沿って形成されていると共に、そのメダル受皿60の左端には、灰皿70がこれと一体的に形成されている。そして、そのメダル受皿60のほぼ中央部には、メダルを排出するためのメダル排出口61が形成されている。
ところで、このようなスロットマシンを遊技する遊技者(プレーヤー)は、その遊技中にタバコを吸ったり、コーヒーやジュースなどの飲料水(ソフトドリンク)を飲みながらその遊技を楽しむことがあるが、従来のスロットマシンには、前述したようにタバコの吸い殻を処理するための灰皿70は設けられているものの、コーヒーやジュースなどを入れたカップや缶、ビンなどのドリンク容器を置いておくためのスペースや工夫が施されていない。
そのため、例えば以下の特許文献1などでは、キャビネットの正面にリング状のドリンク容器ホルダーやドリンク容器載台などからなるドリンクホルダーを付設することで、このドリンクホルダーに缶コーヒーやジュースなどのドリンク容器を保持しておくことができるようにしている。
また、以下の特許文献2などでは、メダル受皿60の左端に位置する灰皿70を独立して形成し、これを着脱あるいはキャビネット内に収容自在にすることで、その灰皿70のスペースを缶コーヒーやジュースなどのドリンク容器を置くためのスペースとして活用するようにしている。
さらに、以下の特許文献3などでは、缶コーヒーやジュースなどのドリンク容器を保持するだけでなくそのホルダーやスペースに重量センサを設け、この重量センサによってドリンク容器の内容物の残量を検出し、残量がなくなったと判断したときは、その旨を無線によってホールスタッフなどに通知するようにしている。
特開2005−270538号公報 特開2004−33079号公報 特開2003−325937号公報
ところで、これら特許文献1や2のように遊技機本体に缶コーヒーやジュースなどのドリンク容器を保持するためのホルダーやスペースを設けた場合、以下に示すような不都合が生ずる。
1.そのホルダーやスペースにドリンク容器をそのまま放置した状態で遊技者が不在になっている場合、その遊技機が既に遊技を終えて空席状態になっているのか、あるいは遊技者がトイレや両替などで一時的に席を立っている状態なのかを正確に判断するのが難しい。特に、内容物の入ったままのドリンク容器の場合はさらにその判断が難しい。
そのため、ホールスタッフなどがその状態に気が付いてから暫くの間は、そのままその状態を放置しておかなければならず、稼働率の低下を招いている。
2.また、遊技中においては、既に空になっているドリンク容器を片付けてほしい場合や内容物が残っていてもそのまま片付けてほしい場合などには、そのことをホールスタッフに通知する手段がないため、遊技者自らが捨てにいったり、それだけのためにコールボタンなどを押してホールスタッフを急いで呼ばなくてはならないといった煩わしさがある。
3.また、通常のホールスタッフは、既に空になっているドリンク容器を見つけたときは、サービスの一環としてそのドリンク容器を積極的に片付けてしまうことになるが、勝手に片付けてほしくない場合、例えばその空のドリンク容器を灰皿として利用していたり、そのドリンク容器に懸賞用シールなどが貼ってある場合には、余計なサービスとなり、却って遊技者に不快感を与えてしまうことがある。
一方、前記特許文献3のように、重量センサによってドリンク容器の内容物の残量を検出する技術の場合では、多種多様なドリンク容器、例えばスチール缶やアルミ缶、ビン、紙パックなどのように重量だけでなく大きさ、形状などが様々に異なるドリンク容器の全てに対応することは難しく、期待するような効果が得られ難いといった問題がある。
さらに、これら従来のスロットマシンには、遊技者個人が所有している小物、例えばタバコやライター、鍵、携帯電話、財布などの小物を一時的に収容するためのスペースが設けられていない。そのため、前記のようなドリンクホルダーが設けられている場合は、これをこれら小物入れとして活用するケースも見られるが、この場合も前記と同様に、そのまま放置した状態で遊技者が不在になっている場合、その小物が忘れ物であるのか、あるいは遊技者がトイレや両替などで一時的に席を立っている状態なのかを正確に判断するのが難しい。
そこで、本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ドリンク容器や小物などの収容物を単に収容するだけでなく、それらが収容されていることなどをホールスタッフや他の遊技者などに対して的確に報知することができる新規な遊技機を提供するものである。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、
収容物を収容可能な収容手段と、当該収容手段へ収容物が収容されていることを検出可能な収容物検出手段と、前記収容手段に収容物が収容されていることを報知可能な報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機である。
また、請求項2の発明は、
収容物を収容可能な収容手段と、当該収容手段へ収容物が収容されていることを検出可能な収容物検出手段と、当該収容物検出手段で前記収容手段に収容物が収容されている時間を計測する収容時間計測手段と、前記収容手段に収容物が収容されていることを報知可能な報知手段と、前記収容時間計測手段で計測された収容物の収容時間を表示可能な計測時間表示手段とを備えたことを特徴とする遊技機である。
また、請求項3の発明は、
請求項2に記載の遊技機において、各種遊技操作を行うための遊技操作手段を備え、前記収容時間計測手段は、前記収容物検出手段で収容物を検出すると計測を開始し、前記遊技操作手段からの操作信号があったときは、当該操作信号があるごとに計測時間をリセットした後再度計測を開始し、前記報知手段は、当該収容時間計測手段で計測された時間が所定時間に達したときにその旨を報知することを特徴とする遊技機である。
また、請求項4の発明は、
請求項3に記載の遊技機において、前記収容時間計測手段で計測された収容時間を表示可能な計測時間表示手段を備えたことを特徴とする遊技機である。
また、請求項5の発明は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記報知手段は、前記収容手段に収容物が収容されていることを光によって報知可能としたことを特徴とする遊技機である。
また、請求項6の発明は、
請求項5に記載の遊技機において、前記報知手段は、前記収容手段に収容物が収容されている時間に応じて前記光の点灯色を変化、または光の点灯・点滅パターンを変化、もしくはその両方を行うことで報知することを特徴とする遊技機である。
また、請求項7の発明は、
請求項3〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、前記遊技操作手段は、リールの回転を開始するスタートレバーおよび当該リールの回転を停止するリール停止ボタンを有し、前記収容時間計測手段は、前記スタートレバーまたはリール停止ボタンからの信号がない時間を計測することを特徴とする遊技機である。
また、請求項8の発明は、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機において、前記収容手段は、筐体の一部を内側に凹ませた空間からなることを特徴とする遊技機である。
また、請求項9の発明は、
請求項8に記載の遊技機において、前記筐体の前面にリールを表示するための表示部を有すると共に、当該表示部の下部に意匠パネル部を有し、前記収容手段は、当該意匠パネル部の一部を内側に凹ませた空間からなることを特徴とする遊技機である。
また、請求項10の発明は、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機において、前記収容手段は、筐体の前面下部に設けられた遊技価値媒体を収容するための受皿であることを特徴とする遊技機である。
また、請求項11の発明は、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、遊技者が任意に操作する押しボタンスイッチをさらに備え、前記報知手段は、当該押しボタンスイッチの操作に応じて前記収容手段の収容物の有無を報知することを特徴とする遊技機である。
請求項1の発明によれば、収容手段にドリンク容器や小物などの収容物が収容されていると収容物検出手段がこれを検出して報知手段がその旨を報知することになる。
これによって、ドリンク容器や小物などの収容物を単に収容するだけでなく、それらが収容されていることなどをホールスタッフや他の遊技者などに対して的確に報知することができる。
この結果、ホールスタッフや他の遊技者などにとっては、その遊技機に遊技者がいない状態であっても、その収容物の存在を容易に把握することができるため、遊技を止めたのかあるいは一時的に中断したのかの判断を容易に行えると共に、的確な処理や対応を的確なタイミングで行うことができる。
また、その遊技機が長時間に亘って放置されることがなくなるため、稼働率の低下を回避することができる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の作用に加えさらに収容時間計測手段がその収容手段への収容物の収容時間を計測し、計測されたその収容物の収容時間を計測時間表示手段によって表示することができる。
これによって、さらにホールスタッフや他の遊技者などは、その収容物の収容時間を正確に把握することができる。
また、請求項3の発明によれば、請求項1の作用に加えさらに収容時間計測手段が、遊技操作手段からの操作信号がない時間を計測し、当該操作信号があったときは、その操作信号があるごとに計測時間をリセットして再計測し、前記報知手段が、その収容時間計測手段で計測された収容時間が所定時間に達したときに前記収容手段に収容物が収容されている旨を表示することができる。
これによって、遊技者が遊技している間は、収容物が収容されていてもその旨を報知することがなく、遊技者が不在によって一定時間遊技しなくなった場合だけその収容物の存在を報知することができる。
また、請求項4の発明によれば、さらに計測時間表示手段がその収容時間計測手段で計測された収容時間を表示するようになるため、その収容物の存在のみならず、その不在時間も正確に把握することができる。
また、請求項5の発明によれば、前記報知手段が、光によって収容物が収容されている旨を報知するため、音声などのように遊技者やその周囲に騒音などの不快感を与えることなく、確実にその旨を報知することができる。
また、請求項6の発明によれば、前記報知手段が、収容物が収容されている時間に応じてその光の点灯色を変化させたり、その光の点灯または点滅パターンを変化させて報知するようになるため、その光の色や点灯または点滅パターンを認識するだけでその収容時間を詳細に把握することができる。
また、請求項7の発明によれば、前記収容時間計測手段がスタートレバーまたはリール停止ボタンからの信号がない時間を計測するため、スロットマシンにおける通常の遊技中には、前記報知手段がその旨を報知することはない。
また、請求項8の発明によれば、前記収容手段は、遊技機本体の一部を内側に凹ませた空間からなるため、その収容手段にドリンク容器などの収容物を収容してもこれが遊技の邪魔になることはない。
また、請求項9の発明によれば、前記収容手段が、筐体の前面に形成されたリール表示部下の意匠パネル部の一部を内側に凹ませた空間からなるため、スロットマシンなどの場合では、そのデッドスペースを有効利用することができる。
また、請求項10の発明によれば、前記収容手段が、筐体の前面下部に設けられた遊技価値媒体を収容するための受皿からなるものであるため、前記収容物だけでなく、その受皿内に溜まったコインや遊技球などの遊技価値媒体の存在を検出すると共に、その収容時間に応じてその収容物の有無などを報知することができる。
また、請求項11の発明によれば、前記報知手段が、遊技者による呼出しボタンの操作に応じて前記収容手段の収容物の有無を報知するため、収容時間などにかかわらず、遊技者などが所望のときには何時でもその旨を報知することができる。
以下、本発明に係る遊技機100の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態ではこの遊技機100として特にパチスロ機などと称されるスロットマシン(以下、「スロットマシン100」という)を例にして説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図11は、本発明に係るスロットマシン100の第1実施の形態を示したものである。
ここで、図1〜図3は本発明に係るスロットマシン100の外観斜視図、図4はその内部構造を示す斜視図、図5はその内部構造を示す正面図、図6はその正面図、図7はそのスロットマシン100の正面に形成された収容物の収容部80付近を示す斜視図、図8はその分解斜視図、図9はその制御系の構成を示すブロック図、図10および図11はその収容部80への収容物の表示などに関する処理の流れを示すフローチャート図である。
先ず、図1〜図3に示すように、このスロットマシン100は、縦長の箱形をした筐体(キャビネット)10の前面開口部11にヒンジ式の前面扉20が設けられており、図4および図5に示すようにこの前面扉20がその左端を軸として開閉動するようになっている。
この前面扉20は、その上半分の領域にリールユニット30の3つのリール30a、30b、30cを透過表示するための透明な窓部41を備えた表示部40が形成されていると共に、この表示部40よりも下方には、この表示部40の表面よりやや前方に突出したほぼ垂直平面状の意匠パネル部50が形成されている。そして、さらにこの意匠パネル部50の下部には、メダル排出口61から排出された遊技価値媒体であるメダルを貯めておくための受皿60がその幅方向に延びるように一体的に形成されている。
また、図1〜図3などに示すように、この表示部40の窓部41の右側には、液晶表示部42が設けられており、遊技中における各種演出図柄などを可変表示する他、メダル切れやトラブルなどの各種案内情報なども表示できるようになっている。
また、同図に示すように、この表示部40と意匠パネル部50との間には、遊技者の操作によって任意に遊技(ゲーム)を開始および終了させるための遊技操作部(遊技操作手段)90が形成されている。
この遊技操作部90は、ゲームを実行するためのスタートレバー91と、最大BETボタン92と、通常BETボタン93と、メダル投入口94と、3つのリール停止ボタン95a、95b、95cと、精算ボタン99などの各操作操作用部品から構成されている。
そして、遊技者(プレーヤー)がメダル投入口94から、遊技価値媒体の1つである所定のメダルを投入するか、BETボタン92、93を押して所定枚数のメダルを賭けてからスタートレバー91を押下してリールユニット30のリール30a、30b、30cを回動させた後、リール停止ボタン95a、95b、95cを順に押すことによってリール30a、30b、30cを停止させ、その停止した図柄の組み合わせが予め定められた当選役の組み合わせとなった場合はその当選役に応じたメダルが遊技者に付与される。その際、内部的に記憶されている貯留メダル数が、記憶上限値(例えば50枚)に達していない分については、その貯留メダル数に加算され、記憶上限値を超えた分のメダルについては、メダル排出口61から適宜排出されるようになっている。
また、この表示部40の上部には、スピーカ97,97と、点滅パネル98などの演出用部品が一体的に設けられており、効果音やランプの点滅によって主に遊技中の演出を行うようになっている。なお、この遊技操作部90のメダル投入口94の下部に示す符号96は、この前面扉20を開閉・施錠するための鍵を挿入するための鍵穴である。
一方、図4および図5に示すように、この前面扉20を備えた筐体10内には、前述したリールユニット30を構成するユニット部31と、投入されたメダルの収容や払い出しを行うためのメダル払い出しユニット32と、オーバーフロー用のメダル容器37と、各種設定を行う設定部33と、遊技全般を制御するための主制御基板34と、この主制御基板34の指令を受けて主に演出に関する制御を行うサブ制御基板35などの各種基板が収容されており、遊技操作部90からの遊技操作指令に応じてゲームの抽選や所定の制御、演出などの各種機能を内部的に実現するようになっている。
また、図4に示すように、この前面扉20の背面側には、前記メダル投入口94と連通したメダルセレクター36などが設けられており、メダル投入口94からのメダルの投入を識別したり、不正なメダルを分別するなどの機能を発揮するようになっている。
そして、さらにこのような基本構成をした本発明のスロットマシン100にあっては、図1〜図3および図6に示すように遊技者と正面に向き合う前面扉20の意匠パネル部50であって遊技者から向かってその左側部分には、その表面より前記筐体10側に凹んだ矩体状の空間である収容部80が形成されている。
この収容部80には、ドリンク容器Dや携帯電話(小物)などの収容物を一時的に収容するためのものであり、その収容部80には、その収容物の収容の有無を検出して報知するための収容物報知ユニット81が設けられている。
この収容物報知ユニット81は、図7および図8に示すように収容部80の底部に嵌め込まれる箱形の収容部ケース82と、この収容部ケース82内に設置される検出スイッチ(重量センサ)83および報知制御基板84と、これら検出スイッチ83および報知制御基板84を覆う隠すように収容部ケース82の上部に位置する収容物載置板85と、この収容部ケース82の前面部に取り付けられるパネル部89と、その収容部80の上部枠部に取り付けられた横長バー状の収容部LED87とから主に構成されている。
この収容物載置板85は、長方形状をした水平板85aの両端下部にそれぞれゴム板85bを介して支持脚85cを取り付けたものであり、その水平板85a上にドリンク容器Dなどの収容物を載置すると、その重量によってゴム板85bが撓んで水平板85aが降下してその下部の検出スイッチ83のスイッチが入る(ON)ようになっている。また、この状態からドリンク容器Dなどの収容物を取り除くとゴム板85b、85bの復元力によって水平板85aが上昇してその下部の検出スイッチ83のスイッチが切れる(OFF)ようになっている。
なお、この収容物載置板85は、収容物の種類や重量、例えばドリンク容器Dなどの内容物の有無(空か内容物が残っている状態か)にかかわらず、収容物が載置してある場合には、常にその下部の検出スイッチ83のスイッチが入る(ON)ようにそのゴム板85bの弾力性などが調節されている。また、図中符号85dは、収容物載置板85の上面に形成された円形の溝であり、その水平板85a上にドリンク容器Dなどの収容物を載置したときにこれが振動などによって移動したり、脱落するのを防止するようになっている。
パネル部89は、横長状のパネル本体86aに液晶表示素子や7セグメント表示素子などからなる表示器86bと、押しボタンスイッチ86cを備えたものであり、後に詳述するように報知制御基板84の制御によってこの収容部80内の収容物の収容時間を表示したり、遊技者による収容物の片付けサービス要求などを報知する機能を発揮するようになっている。
収容部LED87は、赤色に発光する複数のLED素子(図示せず)と、青色または緑色に発光する複数のLED素子(図示せず)を適宜交互に配列すると共に、その表面を図示しない拡散透過板などで覆ったものであり、報知制御基板84の制御によって収容部80内の収容部の有無や、その収容時間などに応じてその収容部80の上部枠部を赤色または青色あるいは緑色およびこれらの色を組み合わせた色(黄色や橙色)に発光または点滅するようになっている。
そして、図1などに示すようにこの収容物載置板85上にドリンク容器Dなどの収容物が載置されると、その重量によって重量センサ83のスイッチがONになり、その信号を受けた報知制御基板84によって収容物が載置されたことを検出し、収容部LED87を発光させたり、そのパネル部89にその収容時間などを表示することでその収容部80内にドリンク容器Dなどの収容物が収容されていることを報知するようになっている。
また、図1〜図3に示すように、この収容部80にはこれを開閉するための開閉部材86が備えられている。この開閉部材86は、収容部80の前面開口部とほぼ同じ高さをした横長矩形板状の板材87の左縁部に、上下に延びる摘み部88を備えたものであり、図示するようにこの摘み部88を持って板材87を横方向にスライド移動させることでその収容部80を任意に開閉できるようになっている。
図9は、このような構成をしたスロットマシン100の制御系の構成を示したブロック図である。
図示するように、このスロットマシン100の制御系の構成は、遊技全般の制御や小役や大当りなどの抽選などといった遊技に関する主たる制御を行う主制御基板34と、この主制御基板34からの指令(制御コマンド)を受けて主に各種演出などに関する制御を実施する複合サブ制御基板35と、収容物の報知に関する制御を行う報知制御基板84とから主に構成されている。
先ず、この主制御基板34は、CPU(中央演算処理装置)34a、RAM(主記憶装置)34b、ROM(読出用記憶装置)34c、TIM(タイマー)34dなどからなるマイクロコンピュータから構成されており、CPU34aがROM34cに書き込まれた主制御用プログラムと入力される各種情報に基づいて所定の処理を実施し、その処理結果に応じた制御信号を司令用の制御コマンドを介して複合サブ制御基板35などに出力したり、リールユニット30やメダル払い出しユニット32などの各種のメインユニットを直接制御するようになっている。
すなわち、この主制御基板34は、前述したスタートレバー91、MAXベットボタン92、第1リール停止ボタン95a、第2リール停止ボタン95b、第3リール停止ボタン95c、ドアセンサ95d、メダルセレクター36、1枚投入ボタン93、精算ボタン99からの各種入力信号が入力されるようになっており、これらの各種入力信号に応じて所定の処理を実行し、その処理に応じてリールユニット30やメダル払い出しユニット32などの各種ユニットを直接制御すると共に、演出などに関する制御を複合サブ制御基板35を介して間接的に制御するようになっている。なお、メダル払い出しユニット32は、オーバフローセンサ39などを備えた電源ユニット38を介して制御されるようになっている。
次に、複合サブ制御基板35は、この主制御基板34と同様に図示しないCPU、RAM、ROMなどのマイクロコンピュータシステムから構成されており、そのCPUがROMに書き込まれた複合サブ制御用のプログラムと各種データおよび主制御基板200側から逐一送信される制御コマンドに基づいて前記液晶表示部42を制御する液晶表示ユニット42aや、スピーカ97を制御するスピーカ制御ユニット97a、点滅パネル98の点滅などを制御する電飾ユニット98aなどに対してそれぞれの制御コマンドや音声信号などを送信して主に演出に関する制御を複合的に制御するようになっている。
また、報知制御基板84もこの主制御基板34と同様に図示しないCPU、RAM、ROMなどのマイクロコンピュータシステムから構成されており、主制御基板34に入力された検出スイッチ83や押しボタンスイッチ86cおよびスタートレバー91からの入力信号を検知し、その検知信号に基づいて収容部LEDの点灯や表示器86bの表示に関する制御を複合的に行うようになっている。
次に、このような収容物の収容部80および収容物報知ユニット81を備えたスロットマシン100の作用を主に図10および図11のフローチャート図を参照しながら説明する。なお、図10は、遊技者の操作にかかわらず報知制御基板84によって自動的に行われる収容部LED87の点灯(点滅)処理と表示器86dにおける表示処理の流れの一例を、また、図11は遊技者の手動操作による収容部LED87の点灯(点滅)処理の流れの一例を示したフローチャート図である。
(ステップS100、S102)
先ず、図10に示すように、この収容物報知ユニット81の報知制御基板84(のCPU)は、最初のステップS100において検出スイッチ83がONになったか否か、つまり収容部80内にドリンク容器Dなどの収容物が収容されたか否かをその検出スイッチ83の検出信号の入力の有無に基づいて判断する。
そして、その検出信号がないとき(No)は、そのままその信号があるまで待機することになるが、検出信号があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行して収容部LED87を青色(または緑色)に発光する。なお、検出信号がないときは収容部LED87が消灯しているか、もしくは収容物がある場合とは異なる色に発光する。
これによって遊技者自身は勿論、その発光を視認したホールスタッフや他の遊技者などは、その収容部80内にドリンク容器Dなどの収容物が収容されていることを遠方からでも視認のみによって容易に把握することができる。
(ステップS104)
次に、このようにして収容部LED87を青色(または緑色)に発光させたならば、次のステップS104に移行してその発光を起点としてタイマーをスタートさせてその発光時間(収容時間)の計測を開始してから次のステップS106に移行する。
(ステップS106)
ステップS106では、この収容時間の計測が開始されてから所定時間、例えばタイマーがスタートしてから10分経過したか否かを判断し、所定時間経過していないと判断したとき(No)は、そのまま待機することになるが、所定時間経過したと判断したとき(Yes)は、次のステップS108に移行する。
(ステップS108、S120)
ステップS108では、その所定時間内に遊技操作部90のスタートレバー91が操作されたか否かをその主制御基板34に入力された操作信号に基づいて判断し、操作された(始動入力信号受信あり)と判断したとき(Yes)は、ステップS120に移行してそのタイマーをリセットして最初のステップS100に戻り、同様な処理を繰り返すことになる。
(ステップS110,S112)
一方、このステップS108において、その所定時間内に遊技操作部90のスタートレバー91が操作されていない(始動入力信号受信なし)と判断したとき(No)は、次のステップS110に移行し、収容部LED87を赤色に点滅させた後、次のステップS112に移行してその経過時間を表示器86bに表示する。
これによって、その収容部LED87の赤色の点滅を視認したホールスタッフや他の遊技者などは、そのゲームが一切行われない状態でその収容部80内にドリンク容器Dなどの収容物が所定時間収容されていることを遠方からでも容易に把握することができる。また、併せてその放置時間も正確に把握することができる。
つまり、そのスロットマシン100の遊技者がその収容部80にドリンク容器Dなどの収容物を収容したままそのスロットマシン100を離れた場合には、スタートレバー91からの操作信号が入力されないことになるため、この報知制御基板84(のCPU)は、そのスロットマシン100の収容部80にドリンク容器Dなどの収容物を放置した状態でその遊技者が遊技を止めたものと判断してその旨を収容部LED87の赤色の点滅によってホールスタッフや他の遊技者などに報知することになる。
そして、この収容部LED87の赤色の点滅を視認したホールスタッフなどは、メダルの存在やその遊技者の他の所有物などの有無などに基づいてそのスロットマシン100の遊技を中止したのか、あるいはトイレや電話などの所用によって一時的に中断しているのかを容易に判断することができる。
また、この収容部LED87の赤色の点滅を視認したホールスタッフなどは、遊技を中断していることだけでなく、その表示器86dに表示された時間を視認するだけでその中断時間までも正確に把握することができるため、その後の処理や対応をそのホールのルールなどに基づいて適切に行うことができる。
なお、この図10に示す処理では、収容部LED87が青色に発光してから所定時間、例えば10分間にスタートレバー91からの始動信号がなかった場合に、収容部LED87を青色から赤色に点滅させるようにしているが、その途中で他の色を経由するようにしても良い。
例えば、収容部LED87が青色に発光してから所定時間、例えば5分経過したならば一旦、収容部LED87を青色から橙色または黄色に発光し、さらにその状態から5分経過したならばその収容部LED87を橙色または黄色から赤色に点滅させたり、赤色に常時点灯した状態を経由してから赤色に点滅させたりすれば、より詳しくその経過時間を把握することができる。
(ステップS114、S118)
そして、このようにしてその経過時間を表示器86bに表示したならば、報知制御基板84(のCPU)は、次のステップS114に移行して遊技操作部90のスタートレバー91が操作されたか否かを判断し、操作された(始動入力信号受信あり)と判断したとき(Yes)は、ステップS118に移行して、赤色に点滅している収容部LED87を消灯してからステップS120に移行し、そのタイマーをリセットして最初のステップS100に戻り、同様な処理を繰り返すことになる。なお、この収容部LED87を消灯と同時に表示器86bによる経過時間の表示も消灯することになる。
(ステップS116)
一方、このステップS114においても遊技操作部90のスタートレバー91が操作されていない(始動入力信号受信なし)と判断したとき(No)は、ステップS116に移行して、その検出信号がOFFになったか否か、すなわちその収容部80に収容された収容物が取り除かれたか否かを判断し、未だ残っていると判断したとき(No)は、ステップS114まで戻って同様な処理を繰り返すことになるが、取り除かれたと判断したとき(Yes)は、ステップS118に移行して同様な処理を繰り返すことになる。
なお、このステップS112における表示器86dによる経過時間の表示方法としては、0秒から1秒ずつ積算していく表示方法の他に、予め設定した表示時間、例えば10分(600秒)から1秒ずつ減算表示(カウントダウン)していくような表示方法であっても良い。
このように本発明に係るスロットマシン100にあっては、収容部80にドリンク容器Dなどの収容物が収容されている場合には、収容部LED87が発光すると共にその所定時間経過後にその収容時間が表示されるようになるため、ホールスタッフや他の遊技者などは、その収容物の存在のみならず、その収容時間も正確に把握することができる。これによってホールスタッフなどは、適切なタイミングで適切な処理や対応、例えば、店内アナウンスやその収容物の回収作業などを行うことができる。
また、そのスロットマシン100が長時間に亘って放置されることもなくなるため、稼働率の低下を回避することができる。さらに、遊技者にとっては、快適な遊技環境やサービスを受けることができる。
また、収容部LED87の発光や消灯によってその旨を報知するようになっているため、音声などで報知する場合に比べて遊技者やその周囲に不快感を与えることなく確実にその旨を報知することができる。
また、収容時間を計測するためのタイマーは、遊技操作部90のスタートレバー91の始動信号の入力があるごとにリセットされて最初から計測が再開されるようになっているため、遊技中に収容部LED87が赤色に点滅してその収容物を勝手に処理されてしまうようなことはない。
なお、本実施の形態では、このタイマーのリセットおよび再計測のトリガーとして遊技操作部90のスタートレバー91からの始動信号に基づいて行っているが、これ以外に他の操作信号、例えば、MAXベットボタン92や、第1〜第3リール停止ボタン95a、95b、95cなどからの始動信号に基づいて行うようにしても良い。
また、前面扉20の意匠パネル部50に、その表面より筐体10側に凹んだ収容部80を形成し、その収容部80にドリンク容器Dなどの収容物を収容するようにしたことから、デッドスペースなどを有効利用することができると共に、従来のようにドリンクホルダーやこれに保持されたドリンク容器が意匠パネル部50の表面から大きく突出することがなくなる。
これによって、ドリンク容器Dなどの収容物をこの収容部80に確実に収容できると共に、遊技中は勿論、離着席時などでもその収容物が邪魔になることがなくなり、快適な遊技を提供することができる。
また、この収容部80は、ドリンクホルダーとしてだけでなく、例えばタバコ、ライター、鍵、携帯電話、財布などの小物の収容スペースなどとして活用することができるため、これらの小物を収容部80内にまとめて収容することで小物の忘れ物や盗難、紛失などといった不都合を防止することができる。
また、ドリンク容器Dの片づけ(回収)まで表示器86bに表示されていた経過時間は、この収容物報知ユニット81の報知制御基板84のRAMなどのメモリに記録しておき、そのドリンク容器Dが片づけられる前に遊技者が戻ってきても、その経過時間を表示器86bに表示し、一定時間経過してからそのドリンク容器Dを片付けたことを説明することにより、遊技者とのトラブルを防止することができる。また、ある一定の時間が経過していないにもかかわらず、他の遊技者が遊技を開始し、その計測時間などがリセットされたときでも、その記録を参照すれば前回遊技していた遊技者とのトラブルも防止することができる。このときの経過時間の記録方法としては、例えば遊技開始から一定の時間が経過したら経過したときの時刻と共に記録したり、もしくは過去数ゲームの経過時間を記録する方法が適当である。
さらに、この収容部80にこれを開閉するための開閉部材86を備えたことから、図3に示すようにこれを完全に閉じればその収容部80内に収容した小物などを外部から見えなくすることができるため、小物の盗難などを未然に防止することができる。また、メダル受皿60に払い出されたメダルなどが誤って収容部80内に飛び込んでしまうなどといった不都合も防止することができる。
また、この開閉部材86を利用し、その表面にこれを閉じたときに意匠パネル部50に表示される意匠(図柄)の一部を構成する関連意匠(関連図柄)を表示すれば、収容部80を設けたことによる意匠パネル部50のデザイン性や美観の低下を回避することも可能となる。
また、この開閉部材86を意匠パネル部50を構成する意匠パネル51で形成し、これをスライドすることによって前記収容部80を開閉するようにすれば、前述した効果に加え、その意匠パネル部50部分の製作コストを安くすることが可能となる。
そして、このように開閉部材86を意匠パネル部50を構成する意匠パネルで形成した場合には、その開閉部材86を閉じたときにその意匠パネル部50側に遊技者が視認可能となる領域が出現することから、この領域にその意匠パネルに表示される意匠(図柄)の一部を構成する関連意匠(関連図柄)を表示すれば、前記の例と同様にその意匠パネル部50のデザイン性や美観の低下を回避することができる。
また、その一方でこの開閉部材86を透明または半透明の素材、例えばアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンなどの透明樹脂やガラスなどで形成すれば、その収容部80に収容した小物の存在を容易に視認できるため、遊技者が一時的に席を立ったときでもそのスロットマシンが使用中(遊技中)であることを他の遊技者に容易に知らせることも可能となる。
また、この開閉部材86は、意匠パネル部50表面と平行にスライドするスライド式のものとしたことから、その開閉時などにその開閉部材86が遊技者と干渉して邪魔になるようなこともない。
また、この収容物報知ユニット81の一部を構成する収容部LED87や表示器86dの代わりに液晶表示ユニット42aや電飾ユニット98aによって制御される液晶表示部42や点滅パネル98などの遊技演出用のデバイスや機能をそのまま活用しても良い。
次に、図11に示す手動による表示処理の流れの一例を説明する。なお、この図11に示す処理は、図10で示した自動的な表示処理とは別に独立して行われるものである。
(ステップS200、S202)
先ず、この収容物報知ユニット81の報知制御基板84(のCPU)は、最初のステップS200において検出スイッチ83がONになったか否かを判断し、入力信号がないと判断したとき(No)は、そのままその信号があるまで待機することになるが、入力信号があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行して収容部LED87を青色(または緑色)に発光してから次のステップS204に移行する。
(ステップS204、S206)
ステップS204では、収容部LED87を青色(または緑色)に発光した後の所定時間内に最初(1回目)の押しボタンスイッチ86cの入力状況を監視し、遊技者による押しボタンスイッチ86cの操作(入力)があるか否かおよび検出スイッチ83がONになってからの時間が所定時間経過したか否かを判断する。
そして、遊技者による押しボタンスイッチ86cの操作(入力)がない、あるいは検出スイッチ83がONになってから未だ所定時間経過していないと判断したとき(No)は、最初のステップS200に戻って同様な処理を繰り返すことになるが、遊技者による押しボタンスイッチ86cの操作(入力)があった、あるいは検出スイッチ83がONになってから所定時間経過したと判断したとき(Yes)は、次のステップS206に移行してその収容部LED87を赤色に発光または赤色に点滅する。
つまり、収容部80に収容されているドリンク容器Dを片付けてほしい場合には、遊技者自身がこの押しボタンスイッチ86cを操作すれば、その収容時間にかかわらずその収容部LED87が赤色に発光し、また、その収容時間が所定時間経過すればその収容部LED87が赤色に点滅するようになる。
これによって、ホールスタッフなどはその旨を遠方からでも容易に把握することができるため、適切なサービスを適切なタイミングで提供することが可能となる。
具体的には、その収容部LED87が赤色に発光している場合は、遊技者自身の要求によるものであることから、ホールスタッフは、直ちにそのドリンク容器Dを片付けたり、新たなドリンクを提供するなどの適切なサービスを適切なタイミングで提供することが可能となる。一方、その収容部LED87が赤色に点滅している場合は、遊技者が遊技を中断している場合であることから、ホールスタッフは、その遊技者に確認するなどしてそのドリンク容器Dを片付けたり、新たなドリンクを提供するなどの適切なサービスを適切なタイミングで提供することが可能となる。
(ステップS208、S210)
次に、この報知制御基板84(のCPU)は、その収容部LED87を赤色に発光または点滅したならば、次のステップS208に移行して、その押しボタンスイッチ86cの入力状況を監視し、2回目の押しボタンスイッチ86cの入力状況を監視し、遊技者による押しボタンスイッチ86cの操作(入力)があるか否かを判断する。
この結果、2回目の押しボタンスイッチ86cの操作(入力)がなかったと判断したとき(No)は、ステップS212までジャンプするが、2回目の押しボタンスイッチ86cの操作(入力)があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS210に移行して赤色に点灯または点滅している収容部LED87を青色に発光(変色)する。
これによって収容部80に収容した収容物を片付けてほしくない場合、例えば、そのドリンク容器Dを灰皿などとして活用していたり、懸賞用のシールが貼り付けてある場合などに、その収容物を不用意に回収されてしまうようなことを回避することができる。
この機能は、特に収容物が携帯電話や財布、キーホルダーなどの貴重品やタバコなどの小物である場合に有効である。つまり、この報知制御基板84(のCPU)は、その収容部80に収容された収容物の種類にかかわらず、その収容物が収容されてから所定時間経過したならば、収容部LED87を青色から赤色に点滅することになるが、回収してほしくない小物の場合には、遊技者自らその押しボタンスイッチ86cを操作することにより、誤表示を回避することができる。
(ステップS212、S214)
次に、ステップS212では、その収容物が除去されるなどして検出スイッチ83がOFFになったか否かを判断し、OFFになっていない、つまり未だ収容物が残っていると判断したとき(No)は、ステップS208まで戻って同様な処理を繰り返すことになるが、検出スイッチ83がOFFになったと判断したとき(Yes)は、ステップS214に移行してその収容部LED87および表示器86bを消灯して最初のステップS200に戻ることになる。
このように本発明に係るスロットマシン100にあっては、さらに遊技者自身の操作によっても収容部LED87の発光を任意に制御することができるため、ホールスタッフは、遊技者の要求に応じた適切なサービスを適切なタイミングで提供することが可能となる。なお、この収容部LED87の色や点灯・点滅パターンは、本実施の形態に限定されるものでなく、そのパターンは様々に組み合わせとしても良いことは勿論である。
(第2および第3の実施の形態)
次に、本発明に係るスロットマシン100の第2および第3の実施の形態を説明する。
先ず、図12は、本発明に係るスロットマシン100の第2の実施の形態を示したものである。
図示するようにこのスロットマシン100は、筐体10下部の意匠パネル部50の表面に取り付けられたカップ状の収容部(容器)80に、前述した収容物報知ユニット81を構成する、表示器86bを兼用した収容部LED87と、押しボタンスイッチ86cと、図示しない収容物載置板85や検出スイッチ83などを一体的に備えたものである。
そして、このカップ状の収容部(容器)80にドリンク容器Dなどの収容物を収容することによって前記第1の実施の形態と同様に、その収容部(容器)80に収容された収容物の有無やその収容時間を遠隔でも容易に把握できるだけでなく、既存のスロットマシンなどに対して直接あるいは大幅な設計変更を要することなくオプションや後付けとして前述した収容物報知ユニット81の機能を付加することが可能となる。
一方、図13〜図15は、本発明に係るスロットマシン100の第3の実施の形態を示したものである。
図示するようにこのスロットマシン100は、前述した収容物報知ユニット81の一部を構成する検出スイッチ(重量センサ)83と収容物載置板85とを、筐体10下部に設けられたコイン用の受皿60の底部に設置し、その受皿60をそのまま前述した収容物の収容部80として利用したものである。なお、本実施の形態では、前述した収容物報知ユニット81の一部を構成する収容部LED87や表示器86dの代えて、液晶表示ユニット42aや電飾ユニット98aによって制御される液晶表示部42や点滅パネル98などの遊技演出用のデバイスや機能をそのまま利用している。
これによって前記実施の形態と同様に、その受皿60内に収容した携帯電話や財布などの小物だけでなく、その受皿60内に溜まったコインや遊技球などの遊技価値媒体の存在も検出することができるため、その収容時間に応じてその収容物の有無などを的確に報知することができる。
この結果、例えば、そのスロットマシンの遊技が一時的に中断されているのか、あるいは、忘れ物であるのか等を的確に判断するのが可能となると共に、その受皿60内に携帯電話や財布などの小物や僅かなメダルを入れておいて1人の遊技者が複数のスロットマシンを占有するといった行為などを的確に防止することが可能となる。
なお、前記各実施の形態では、本発明に係る遊技機100として、所謂パチスロ機などと称されるスロットマシンを例にして説明したが、パチンコ機やパロット機などを含む他の遊技機にもそのまま適用できることが勿論である。
また、特許請求の範囲および前記課題を解決するための手段に記載した「収容手段」は、前記各実施の形態で示した収容部80などに対応し、同じく「収容物検出手段」は、同じく各実施の形態で示した収容物報知ユニット81の検出スイッチ83および収容物載置板85などに対応し、同じく「報知手段」は、同じく各実施の形態で示した収容物報知ユニット81の報知制御基板84によって制御される収容部LED87などに対応するものである。
また、同じく特許請求の範囲および前記課題を解決するための手段に記載した「収容時間計測手段」は、同じく各実施の形態で示した主制御基板34のTIM34dやその信号を検出する収容物報知ユニット81の報知制御基板84などに対応し、同じく「計測時間表示手段」は、同じく各実施の形態で示した収容物報知ユニット81の報知制御基板84によって制御される表示器86dなどに対応するものである。
また、同じく特許請求の範囲および前記課題を解決するための手段に記載した「遊技操作手段」は、同じく各実施の形態で示した遊技操作部90のスタートレバー91やリール停止ボタン95a〜95cに対応するものである。
本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の第1実施の形態を示す外観斜視図である(収容部80を完全に開いた状態)。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の第1実施の形態を示す外観斜視図である(収容部80を半分程度閉じた状態)。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の第1実施の形態を示す外観斜視図である(収容部80を完全に閉じた状態) 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の前面扉20を開いた状態を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の前面扉20を開いた状態を示す正面図である。 収容部80に収容物(ドリンク容器D)を収容した状態の遊技機(スロットマシン)100を示す正面図である。 収容物報知ユニット81を備えた収容部80を示す斜視図である。 収容物報知ユニット81を示す分解図である。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の制御系のブロック図である。 自動的に行われる収容部LED87の点灯(点滅)処理と表示器86dにおける表示処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 収容部LED87の点灯(点滅)処理の流れの一例を示したフローチャート図である。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の第2実施の形態を示した斜視図である。 本発明に係る遊技機(スロットマシン)100の第3実施の形態を示した斜視図である。 第3実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)100の受皿60を示す正面図である。 第3実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)100の受皿60を示す側面図である。 従来の一般的なスロットマシンの構成を示す外観斜視図である。
符号の説明
100…スロットマシン(遊技機)
10…筐体(キャビネット)
30…リールユニット
50…意匠パネル部
60…受皿
80…収容部(収容手段)
81…収容物報知ユニット(報知手段、収容物検出手段、収容時間計測手段、収容時間計測手段、計測時間表示手段)
82…収容部ケース
83…検出スイッチ(収容物検出手段)
84…報知制御基板(報知手段、収容物検出手段、収容時間計測手段)
85…収容物載置板(収容物検出手段)
86…開閉部材
86b…表示器(計測時間表示手段)
86c…押しボタンスイッチ(報知手段)
87…収容部LED(報知手段)
90…遊技操作部(遊技操作手段)
91…スタートレバー(遊技操作手段)
95a〜95c…リール停止ボタン(遊技操作手段)
D…ドリンク容器(収容物)

Claims (11)

  1. 収容物を収容可能な収容手段と、
    当該収容手段へ収容物が収容されていることを検出可能な収容物検出手段と、
    前記収容手段に収容物が収容されていることを報知可能な報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 収容物を収容可能な収容手段と、
    当該収容手段へ収容物が収容されていることを検出可能な収容物検出手段と、
    当該収容物検出手段で前記収容手段に収容物が収容されている時間を計測する収容時間計測手段と、
    前記収容手段に収容物が収容されていることを報知可能な報知手段と、
    前記収容時間計測手段で計測された収容物の収容時間を表示可能な計測時間表示手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    各種遊技操作を行うための遊技操作手段を備え、
    前記収容時間計測手段は、前記収容物検出手段で収容物を検出すると計測を開始し、前記遊技操作手段からの操作信号があったときは、当該操作信号があるごとに計測時間をリセットした後再度計測を開始し、
    前記報知手段は、当該収容時間計測手段で計測された時間が所定時間に達したときにその旨を報知することを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載の遊技機において、
    前記収容時間計測手段で計測された収容時間を表示可能な計測時間表示手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記報知手段は、前記収容手段に収容物が収容されていることを光によって報知可能としたことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項5に記載の遊技機において、
    前記報知手段は、前記収容手段に収容物が収容されている時間に応じて前記光の点灯色を変化、または光の点灯・点滅パターンを変化、もしくはその両方を行うことで報知することを特徴とする遊技機。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記遊技操作手段は、リールの回転を開始するスタートレバーおよび当該リールの回転を停止するリール停止ボタンを有し、
    前記収容時間計測手段は、前記スタートレバーまたはリール停止ボタンからの信号がない時間を計測することを特徴とする遊技機。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記収容手段は、筐体の一部を内側に凹ませた空間からなることを特徴とする遊技機。
  9. 請求項8に記載の遊技機において、
    前記筐体の前面にリールを表示するための表示部を有すると共に、当該表示部の下部に意匠パネル部を有し、
    前記収容手段は、当該意匠パネル部の一部を内側に凹ませた空間からなることを特徴とする遊技機。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記収容手段は、筐体の前面下部に設けられた遊技価値媒体を収容するための受皿であることを特徴とする遊技機。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、
    遊技者が任意に操作する押しボタンスイッチをさらに備え、
    前記報知手段は、当該押しボタンスイッチの操作に応じて前記収容手段の収容物の有無を報知することを特徴とする遊技機。
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