JP2009071494A - 撮像装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】人物の肌色領域を適正な明るさに補正することが可能な撮像装置等を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、基準領域の輝度に基づいて撮影画像の明るさを補正する補正手段とを備える。決定手段は、色空間内の第1の肌色空間EAにその色が属する第1の区分領域が複数の区分領域の中に存在するか否かと、第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間EBにその色が属する第2の区分領域が複数の区分領域の中に存在するか否かと、を判定する。第2の区分領域が存在する場合には、第2の区分領域が基準領域として決定される。また、第2の区分領域が存在せず且つ第1の区分領域が存在する場合には、第1の区分領域が基準領域として決定される。
【選択図】図8
【解決手段】撮像装置1は、撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、基準領域の輝度に基づいて撮影画像の明るさを補正する補正手段とを備える。決定手段は、色空間内の第1の肌色空間EAにその色が属する第1の区分領域が複数の区分領域の中に存在するか否かと、第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間EBにその色が属する第2の区分領域が複数の区分領域の中に存在するか否かと、を判定する。第2の区分領域が存在する場合には、第2の区分領域が基準領域として決定される。また、第2の区分領域が存在せず且つ第1の区分領域が存在する場合には、第1の区分領域が基準領域として決定される。
【選択図】図8
Description
本発明は、撮影画像に関する画像処理技術に関する。
撮影画像中から人物を検出し当該人物が適正な明るさとなるように当該撮影画像の明るさを調整することが可能な撮像装置が存在する(特許文献1等参照)。例えば、特許文献1においては、人物の肌色領域を検出し、当該人物の肌色領域を適正露出とするように露出を調整することが示されている。
しかしながら、このような技術では、様々な肌色領域が存在する場合において、人物の肌色領域を適正な明るさで表現できない、という問題が存在する。
例えば、順光撮影において手前の人物が明るく且つ背景のレンガ建造物が比較的暗い場合に、手前の人物の顔部分に加えて背景のレンガの色も肌色と認識されることがある。そして、レンガが人物よりも暗いときには、人物の肌色領域とレンガの肌色領域との両方を含む肌色領域の輝度値の平均値は、人物の肌色領域のみの平均値よりも小さく(暗く)なる。そして、このような暗い領域を適正な輝度にするためには、輝度を必要以上に大きくする補正が行われることになる。そのため、人物の肌色領域は、必要以上に明るくなるように補正され、状況によっては白飛びを生じてしまうこともある、という問題が存在する。
そこで、この発明は、人物の肌色領域を適正な明るさに補正することが可能な撮像装置、画像処理装置およびそれらに関連する技術を提供することを課題とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置であって、撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する補正手段とを備え、前記決定手段は、色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かとを判定し、前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定し、前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定するものである。
本発明の第2の側面は、画像処理装置であって、撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する補正手段とを備え、前記決定手段は、色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かとを判定し、前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定し、前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定するものである。
本発明の第3の側面は、コンピュータに、a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程とを実行させるためのプログラムであって、前記工程a)においては、色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、が判定され、前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域が前記基準領域として決定され、前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域が前記基準領域として決定されるものである。
本発明の第4の側面は、コンピュータに、a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程とを実行させるためのプログラムであって、前記工程a)は、a-1)色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定する工程と、a-2)前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定する工程と、a-3)前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、a-4)前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定する工程とを有するものである。
本発明の第5の側面は、コンピュータに、a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程とを実行させるためのプログラムであって、前記工程a)は、a-1)色空間における第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定する工程と、a-2)前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、a-3)前記第1の区分領域が存在しない場合には、前記第1の肌色空間よりも広い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定し、前記第2の区分領域が存在するときには、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定する工程とを有するものである。
本発明によれば、人物の肌色領域を適正な明るさに補正することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1および図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置1(1A)の外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装置1の背面外観図である。この撮像装置1は、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。なお、撮像装置1は、後述のような画像処理を実行する画像処理装置であるとも表現される。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置1(1A)の外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装置1の背面外観図である。この撮像装置1は、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。なお、撮像装置1は、後述のような画像処理を実行する画像処理装置であるとも表現される。
図1に示すように、撮像装置1は、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(交換レンズ)3が着脱可能である。
撮影レンズユニット3は、主として、鏡胴36、ならびに、鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り等によって構成される。レンズ群37(撮影光学系)には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズユニット3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズユニット3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイヤル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイヤル86を備えている。モード設定ダイヤル82を操作することによれば、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、およびフルオート撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイヤル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えばリチウムイオン電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード90(図3参照)が着脱可能に収納される。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)との2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子5(後述)を用いて被写体像(被写体の光像)に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓(接眼窓)10が設けられている。撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって、撮影レンズユニット3から導かれた被写体の光像を視認して構図決定を行うことができる。すなわち、光学ファインダを用いて構図決めを行うことが可能である。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、背面モニタ12が設けられている。背面モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。背面モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示すること、および再生モードにおいてメモリカード90に記録された撮影画像を再生表示することなどが可能である。
背面モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
背面モニタ12の右側には方向選択キー84が設けられている。この方向選択キー84は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とを、それぞれ検出できるように構成されている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出できる。
背面モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
<2.機能ブロック>
つぎに、図3を参照しながら、撮像装置1の機能の概要について説明する。図3は、撮像装置1の機能構成を示すブロック図である。
つぎに、図3を参照しながら、撮像装置1の機能の概要について説明する。図3は、撮像装置1の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像装置1は、操作部80、全体制御部101、フォーカス制御部121、ミラー制御部122、シャッタ制御部123、タイミング制御回路124、およびデジタル信号処理回路50等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザーの入力操作に応答して、全体制御部101が各種動作を実現する。
全体制御部101は、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU、メモリ、及びROM等を備える。全体制御部101は、ROM内に格納されるプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種の機能を実現する。
全体制御部101は、基準領域決定部21と補正制御部23とを含む各処理部を実現する。基準領域決定部21は、撮影画像を区分して生成された複数の区分領域の中から「基準領域」を決定する。また、補正制御部23は、γ補正回路55等を用いて、「基準領域」の輝度に基づいて撮影画像の明るさを補正する。全体制御部101は、これらの処理部を用いて、後述するような肌色部分の検出動作および当該検出結果に基づく輝度調整動作等を実現する。
また、全体制御部101は、AFモジュール20およびフォーカス制御部121等と協動して、フォーカスレンズの位置を制御する合焦制御動作を行う。全体制御部101は、AFモジュール20によって検出される被写体の合焦状態に応じて、フォーカス制御部121を用いてAF動作を実現する。なお、AFモジュール20は、ミラー機構6を介して進入してきた光を用いて、位相差方式等の合焦状態検出手法により被写体の合焦状態を検出することが可能である。
フォーカス制御部121は、全体制御部101から入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM1を駆動することによって、撮影レンズユニット3のレンズ群37に含まれるフォーカスレンズを移動する。また、フォーカスレンズの位置は、撮影レンズユニット3のレンズ位置検出部39によって検出され、フォーカスレンズの位置を示すデータが全体制御部101に送られる。このように、フォーカス制御部121および全体制御部101等は、フォーカスレンズの光軸方向の動きを制御する。
ミラー制御部122は、ミラー機構6が光路から退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路を遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御する。ミラー制御部122は、全体制御部101から入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM2を駆動することによって、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とを切り替える。
シャッタ制御部123は、全体制御部101から入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM3を駆動することによって、シャッタ4の開閉を制御する。
タイミング制御回路124は、撮像素子5等に対するタイミング制御を行う。
撮像素子(ここではCCDセンサ(単にCCDとも称する))5は、光電変換作用により被写体の光像を電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号(記録用の画像信号)を生成する。撮像素子5は、記録画像取得用の撮像素子であるとも表現される。
撮像素子5は、タイミング制御回路124から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。また、撮像素子5は、タイミング制御回路124から入力される読出制御信号に応答して、当該画像信号を信号処理部51へ出力する。また、タイミング制御回路124からのタイミング信号(同期信号)は、信号処理部51及びA/D(アナログ/デジタル)変換回路52にも入力される。
撮像素子5で取得された画像信号は、信号処理部51において所定のアナログ信号処理が施され、当該アナログ信号処理後の画像信号はA/D変換回路52によってデジタル画像データ(画像データ)に変換される。この画像データは、デジタル信号処理回路50に入力される。
デジタル信号処理回路50は、A/D変換回路52から入力される画像データに対してデジタル信号処理を行い、撮像画像に係る画像データを生成する。デジタル信号処理回路50は、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54、γ補正回路55及び画像メモリ56を備える。
黒レベル補正回路53は、A/D変換回路52が出力した画像データを構成する各画素データの黒レベルを基準の黒レベルに補正する。WB回路54は、画像のホワイトバランス調整を行う。γ補正回路55は、撮像画像の階調変換を行う。画像メモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能な画像メモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有する。
本撮影時には、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部101において適宜画像処理(圧縮処理等を含む)が施された後、カードI/F132を介してメモリカード90に記憶される。
また、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部101によって適宜VRAM131に転送され、背面モニタ12に画像データに基づく画像が表示される。これによって、撮影画像を確認するための確認表示(アフタービュー)、および撮影済みの画像を再生する再生表示等が実現される。
<3.撮影動作>
図4を参照しながら、撮像装置1の動作について説明する。図4は、撮像装置1の撮影動作直後における動作を示すフローチャートである。
図4を参照しながら、撮像装置1の動作について説明する。図4は、撮像装置1の撮影動作直後における動作を示すフローチャートである。
操作者によってレリーズボタン11が全押し状態S2にまで押下されて撮影指令が付与されると、撮像装置1は、シャッタ4を所定の露光時間にわたって開放し、被写体に関する画像データを撮像素子5を用いて取得する。そして、撮像装置1は、当該画像データに対して次述するような輝度(明るさ)調整処理等を施す。この結果、輝度調整動作等が施された画像データが、本撮影画像として生成され、メモリカード90に記録される。以下では、撮像素子5により取得された露光画像(画像データ)が画像メモリ56に一時的に読み出された状態からメモリカード90に記録されるまでの動作について、輝度調整動作に関連する動作を中心に説明する。
ここでは、図5に示されるような画像G1、具体的には、順光状態において、手前の人物(RA)が明るく且つ背景のレンガ建造物(RB)が比較的暗い画像G1を撮影している状況を想定する。
ステップSP1〜SP7では、撮像装置1の複数のAFエリアFRi(ここでは4個のAFエリアFR1〜FR4(図7参照))のうち、画像G1の撮影時におけるデフォーカス量が所定の閾値よりも小さいAFエリアが選択され、当該選択されたAFエリア付近のブロックBj(後述)のみを対象(検出対象)にして、肌色領域の検出処理等が実行される。これによれば、画面全体のうち、合焦状態のAFエリア付近の画像情報が輝度調整動作に利用される。
例えば、図5の画像G1に関しては、単一のAFエリアFR3(図7参照)付近の画像情報、あるいは、3つのAFエリアFR1〜FR3付近の画像情報等、が利用される。主要被写体としての人物は合焦状態にされて撮影されることが多いため、合焦状態のAFエリア付近の画像情報を用いることによれば人物を正確に抽出することが可能である。
詳細には、まずステップSP1において、AFモジュール20に設けられた複数のAFエリアFRiにおけるデフォーカス量(フォーカスレンズ位置に関する合焦位置からのずれ量)がそれぞれ求められる。
そして、ステップSP2において、複数のAFエリアFRiのうち、そのデフォーカス量が所定の閾値よりも小さいAFエリアであることが判定されると、ステップSP3〜SP6の処理に進む。それ以外の場合には、当該AFエリアについてはステップSP3〜SP6の処理を実行することなく、次のAFエリアに関する判定処理を実行する。
図6は、画像G1における複数のブロックBj(区分領域とも称される)を示す図である。画面G1は、横方向に40個および縦方向に30個に区分されている。この結果、画像G1は、合計1200個の小領域(ブロック)Bjに区分されている。
まず、これら1200個のブロックBjのうち、合焦状態の被写体が存在するAFエリアFRiの周辺のブロックが処理対象のブロックとして選択される。
例えば、図7に示すように、AFエリアFR3におけるデフォーカス量が所定の閾値よりも小さいときには、AFエリアFR3は、合焦状態の被写体が存在するAFエリア(「合焦AFエリア」とも称する)であると判定される。そして、AFエリアFR3の周辺(厳密には、AFエリアFR3上およびその近傍)に存在する複数のブロック(例えば、横方向に6個および縦方向に10個配置された60個のブロック)が、AFエリアFR3に対応するブロックとして選択される。
ステップSP3〜SP6においては、低水準肌色ブロック(後述)が複数のブロックBjの中に存在するか否かと、高水準肌色ブロック(後述)が複数のブロックBjの中に存在するか否かとを検出する処理が順次に実行される。すなわち2段階の肌色ブロックの検出動作が実行される。なお、この検出結果は、ステップSP8,SP9の処理等において利用される。
まず、ステップSP3においては、合焦状態のAFエリアFRi(例えばFR3)の周辺のブロックの中から、肌色ブロック(詳細には、低水準肌色ブロック)が検出される。
例えば、図7に示されるように、AFエリアFR3に対応するブロックとして選択された60個のブロックBjのうち、その色が肌色に分類されるブロック(「肌色ブロック」とも称する)が抽出される。このステップSP3においては、比較的緩い判定基準(換言すれば、比較的低い水準の判定基準)DAに基づいて、各ブロックの色が肌色であるか否かが判定される。
具体的には、まず、当該ブロックBj内の各画素のRGB成分の画素値が、輝度値Yと色成分Cr,Cbとに変換される。
そして、当該ブロックBj内の各画素の変換後の色成分(Cr,Cb)が、図8に示すように、Cr−Cb空間(色空間)において肌色を表す所定の範囲EA(肌色エリアないし肌色空間とも称する)内に存在する場合には、当該画素は肌色画素(詳細には、低水準肌色画素とも称する)であると判定される。この範囲(肌色空間)EAは、色空間(Cr−Cb空間)における部分空間であって、後述する肌色空間EBよりも広い部分空間(範囲)として設定される(図8参照)。この肌色空間EAは、或る色が肌色であることを比較的低い水準で規定する部分空間である、とも表現される。例えば、人物の理想的な肌色だけでなく、当該肌色に近い様々な色もこの肌色空間EA内に含まれる。具体的には、人物の肌色だけでなく、赤レンガ等の色のうち人物の肌色に近い色なども、この肌色空間EA内に含まれる。
さらに、或るブロックBjにおいて、このような肌色画素(低水準肌色画素)が所定の割合(例えば8割)を超える場合には、当該ブロックBjの色が肌色であると判定され、当該ブロックBjは肌色ブロック(詳細には、低水準肌色ブロック)であると判定される。なお、これに限定されず、ブロックBj内の1つ又は複数の代表画素の色によって当該ブロックBjの色を決定するようにしてもよい。
このようにして低水準肌色ブロックBjが抽出されるとステップSP4からステップSP5に進む。なお、抽出された低水準肌色ブロックBjは、色空間内の肌色空間EAにその色が属するブロックである、とも表現される。
一方、低水準肌色ブロックBjが全く抽出されなかった場合には、ステップSP4からステップSP7に進む。
ステップSP5では、検出された複数の低水準肌色ブロックBjの色相が互いに所定閾値TH1以上異なるか否かが判定される。ここにおいて、色相は、Cr−Cb空間における原点周りの角度で表現される。したがって、2つのブロックの色の位置(詳細にはCr−Cb空間における色の位置)が、原点周りに所定角度以上互いに異なっている場合には、当該2つのブロックBjの色相は異なっていると判定される。なお、この判定動作における閾値TH1としては、範囲EB(後述)における最大色相差の半分の値などを用いればよい。
例えば、図5のような画像G1においては、図7に示すように、人物の肌色領域RAに対応するブロックBj(BFとも称する)と背景のレンガ領域RBに対応するブロックBj(BBとも称する)とを含むブロックBjが、低水準肌色ブロックとして検出される(ステップSP3)。そして、ステップSP5において、これらの2つのブロックBF,BBの色相は互いに異なると判定される。
そして、その色相が互いに異なる複数の低水準肌色ブロックBjが存在する場合、すなわち様々な肌色の低水準肌色ブロックBjが存在すると判定される場合には、ステップSP6に進む。
一方、その色相が互いに異なると判定される肌色ブロックBjが存在しないと判定される場合には、ステップSP7に進む。なお、単一の低水準肌色ブロックBjのみが検出された場合には、比較対象が存在せず色相の相違が生じ得ないため、ステップSP7に進む。
ステップSP6においては、比較的緩い判定基準DAに基づき肌色ブロックBjであると一旦判定された各ブロックBjが、今度は比較的厳しい判定基準(換言すれば比較的高い水準の判定基準)DBに基づいても肌色ブロックであるといえるか否かが判定される。
詳細には、各低水準肌色ブロックBj内の各画素の変換後の色成分(Cr,Cb)が、Cr−Cb空間において所定の範囲(肌色エリアないし肌色空間とも称する)EB(図8参照)内に存在すると、当該画素は肌色画素(詳細には、高水準肌色画素とも称する)であると判定される。
この範囲(肌色空間)EBは、理想の肌色CFを含む空間として予め設定された空間である。また、範囲EBは、色空間(Cr−Cb空間)における部分空間であって、範囲EAよりも狭い肌色空間、換言すれば、範囲EAに内包される肌色空間である。この肌色空間EBは、或る色が肌色であることを比較的高い水準で規定する部分空間である、とも表現される。
そして、或るブロックBjにおいて、このような肌色画素が所定の割合(例えば8割)を超えると、当該ブロックBjは、比較的厳しい判定基準DBに基づいても肌色ブロックであると判定される。なお、これに限定されず、ブロックBj内の1つ又は複数の代表画素の色によって当該ブロックBjの色を決定するようにしてもよい。
上記のようにして検出された、肌色空間EAよりも狭い肌色空間EBにその色が属するブロック、換言すれば、比較的厳しい判定基準DBに基づく肌色ブロックは、「高水準肌色ブロック」とも称される。
以上のように、まず、色空間における肌色空間EAにその色が属する低水準肌色ブロックBjが複数のブロックBjの中に存在するか否か、が検出され(ステップSP3)、次に、低水準肌色ブロックBjが存在する場合には、肌色空間EBにその色が属する高水準肌色ブロックBjが複数のブロックBjの中に存在するか否か、がさらに検出される(ステップSP6)。
例えば、図5のような画像G1においては、人物の肌色に対応するブロックBFと背景のレンガに対応するブロックBBとを含むブロックBjが、まず低水準肌色ブロックとして検出される(ステップSP3)。その後、人物の肌色に対応するブロックBFが高水準肌色ブロックとして検出される(ステップSP6)。レンガに対応するブロックBBは、高水準肌色ブロックとしては検出されない。
その後、ステップSP7で全AFエリアFRiについての処理が終了したか否かが判定され、未処理のAFエリアFRiが残っている場合には再びステップSP2に戻り、未処理のAFエリアFRiが残っていない場合にはステップSP8に進む。
上記のステップSP3〜SP6の処理が、デフォーカス量が小さな全てのAFエリアFRiの近傍のブロックBjについて実行されることによって、より理想的な肌色に近い肌色ブロックが検出される。
ステップSP8では、撮像装置1は、このような検出結果に基づいて、「基準ブロック」(基準領域とも称される)を決定する。
具体的には、高水準肌色ブロックが存在する(検出されている)場合には、当該高水準肌色ブロックが「基準ブロック」として決定される。なお、複数の高水準肌色ブロックが存在する場合には、それらのうち適宜のものが基準ブロックとして決定されればよい。例えば、その色が最も理想の肌色CF(図8参照)に近い高水準肌色ブロックが、基準ブロックとして決定されればよい。
また、高水準肌色ブロックが存在せず且つ低水準肌色ブロックが存在する場合には、当該低水準肌色ブロックが「基準ブロック」として決定される。
なお、高水準肌色ブロックが存在せず且つ複数の低水準肌色ブロックが存在するときには、当該複数の低水準肌色ブロックのうち適宜のものが、基準ブロックとして決定されればよい。
例えば、複数の低水準肌色ブロックBj(ブロック)のうち、その色相が理想の肌色CFの色相に最も近いブロックBjが、「基準ブロック」として決定されればよい。詳細には、2つの低水準肌色ブロックの色がそれぞれ色C1,C2(図8参照)であるときには、その色相がより肌色CFに近い色C2に対応するブロックが基準ブロックとして決定されればよい。
または、複数の低水準肌色ブロックBjのうち、色空間におけるその色の位置が理想の肌色CFの位置に最も近いブロックBjが、「基準ブロック」として決定されてもよい。詳細には、2次元平面であるCr−Cb空間(平面)において色CFとの距離が最も小さい色のブロックBjが基準ブロックとして決定されてもよい。例えば、検出された2つの低水準肌色ブロックの色がそれぞれ色C1,C2(図8参照)であるときには、Cr−Cb平面においてその色位置が肌色CFに比較的近い色C1に対応するブロックが基準ブロックとして決定されればよい。あるいは、さらに図8の紙面に垂直な方向に輝度(Y)軸をも加えた3次元立体空間であるCr−Cb空間において位置CFとの距離が最も小さい色のブロックBjが基準ブロックとして決定されてもよい。
次のステップSP9においては、得られた基準ブロックの輝度値YMaveに基づいて、撮影画像G1の明るさを補正する。具体的には、輝度値YMaveが適正輝度となるように撮影画像G1の明るさが補正される。より詳細には、基準ブロックの輝度値YMaveを目標値YTに近づけるγ(ガンマ)補正曲線が採用され、当該γ補正曲線に基づくγ補正が施される。
図9は、複数のγ補正曲線を示す図である。「+30」、「+50」、「+70」は画像全体の輝度(明るさ)を増加させる曲線であり、「−30」、「−50」、「−70」は画像全体の輝度(明るさ)を減少させる曲線である。また、正負の符号の後の数値が大きくなるにつれて、その曲線による補正の程度が大きくなることを示している。
例えば、輝度値YMave(値70)を目標値YT(値120)にするためには、平均値を約50増加させる(「+50」)γ補正曲線が採用され、当該γ補正曲線に基づくγ補正が施される。
この実施形態においては、以上のように基準ブロックの輝度値YMaveに基づいて撮影画像の明るさが補正される。
ここにおいて、仮に、背景の赤レンガ領域RBのブロックに対応するブロックの平均輝度値Yaveに基づいて撮影画像の明るさを補正する技術を比較例として想定し、上記の実施形態と比較する。
当該比較例においては、輝度値Yaveが値50であるとすると、当該輝度値Yaveを目標値YT(値120)にするために平均値を約70増加させる(「+70」)γ補正曲線が採用される。この場合には、上述したように、必要以上に明るく補正されてしまうことになる。状況によっては、白飛びも生じ得る。
これに対して、上記の実施形態によれば、より理想の肌色CFに近い肌色ブロック(低水準肌色ブロックもしくは高水準肌色ブロック)を基準ブロックとして検出し、当該基準ブロックの輝度に基づいて撮影画像の明るさが補正される。
この場合、より人物の肌色らしい被写体部分の輝度を用いて撮影画像の明るさを補正することができる。これにより、人物の肌色部分を適切な明るさに補正することができる。例えば、本実施形態における輝度値YMaveは、比較例の平均輝度値Yave(=50)よりも大きな値(70)として取得される。そして、当該輝度値YMaveが適正輝度YT(値120)となるように、「+70」ではなく「+50」のγ補正曲線を用いて、比較的程度の小さな明るさ補正が撮影画像G1に対して施される。したがって、上記の比較例と比べて、人肌部分の輝度が高くなり過ぎることを防止し、人物の肌色領域RAを適正な明るさに補正することが可能である。
また、上記においては、低水準肌色ブロックを検出し、その後に低水準肌色ブロックを対象(処理対象)にして高水準肌色ブロックを検出している。すなわち、2段階で肌色ブロックを検出している。これによれば、様々な肌色の中で最も人物の肌色らしい部分を適切に検出することができる。
仮に、高水準肌色ブロックのみを検出する場合には、光のあたり具合等によって、人物の顔領域等の色が範囲EBの外の色へと変化している状況に対応することが困難である。これに対して、上記の実施形態によれば、低水準肌色ブロックも検出されるので、そのような状況においても、人物の顔部分の肌色部分をより適切に検出することができる。そして、検出された低水準肌色ブロックを用いて撮影画像の明るさを補正することによって、人物の顔部分を適切な明るさに補正することが可能である。
なお、上記実施形態においては、順光画像を用いて説明したが、逆光画像においても、人物に対応する肌色ブロックをより正確に検出することによって、同様の効果を得ることが可能である。
<4.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、まず、第1段階の検出動作(ステップSP3)において低水準肌色ブロックを検出し、その後、第2段階の検出動作(ステップSP6)において低水準肌色ブロックを対象にして高水準肌色ブロックを検出している。
しかしながら、これに限定されず、逆に、第1段階の検出動作において高水準肌色ブロックを検出し、その後、第2段階の検出動作において低水準肌色ブロックを検出するようにしてもよい。
ただし、このような変形例においては、第2段階の検出動作にて、比較的多数のブロックBjを対象にして肌色ブロック(低水準肌色ブロック)の検出動作を行うことになる。
これに対して、上述の実施形態においては、第2段階の検出動作(高水準肌色ブロックの検出動作)では、予め低水準肌色ブロックとして検出された比較的少数のブロックBjを対象にして検出動作を行うことになる。換言すれば、2つの段階の検出動作において、検出動作の対象が徐々に絞られていくことになる。したがって、肌色ブロックの検出動作をより効率的に実行することができる。
また、上記実施形態においては、低水準肌色ブロックの肌色に色相差が存在すると判定(ステップSP5)されることを条件として、第2段階の検出動作(ステップSP6)が実行される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、ステップSP4で低水準肌色ブロックの存在が検出された場合には常に第2段階の検出動作(ステップSP6)が実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、各AFエリアごとに2段階の検出動作を実行する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、合焦状態の被写体が存在する全てのAFエリアに対応する全てのブロックを対象にして、第1段階の検出動作と第2段階の検出動作とを順次に実行するようにしてもよい。
図10は、このような変形例を示す図である。図10は、ステップSP2の代わりにステップSP20が設けられている点などにおいて、図4と相違している。
具体的には、ステップSP20において、合焦AFエリアFRiに対応するブロックBjが処理対象として設定され、ステップSP3〜ステップSP6において、当該処理対象に関して上記と同様の2段階の検出動作が実行される。このような処理を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、基準ブロックを1つ定める場合を例示したが、これに限定されない。例えば、複数のブロックを基準ブロックとして決定するようにしてもよい。そして、複数の基準ブロックの輝度に基づいて、撮影画像の明るさを補正するようにしてもよい。より詳細には、複数の高水準肌色ブロックの平均輝度等が適正輝度に近づくように、撮影画像の明るさを補正するようにしてもよい。あるいは、複数の低水準肌色ブロックの平均輝度等が適正輝度に近づくように、撮影画像の明るさを補正するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、撮像装置1において記録用の撮影画像(本撮影画像)を得る際の画像処理技術に本発明の思想を適用する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、撮像装置1によって取得された撮影画像に対して、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて画像処理を行う場合に本発明の思想を適用するようにしてもよい。具体的には、パーソナルコンピュータにおいて上記の機能を実現するプログラムを実行し、撮像装置1によって取得された撮影画像の明るさを補正するようにしてもよい。なお、この際、合焦AFエリア等の情報を撮影画像に付随して格納しておき、当該合焦AFエリア等の情報を用いて上記と同様の動作を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、記録用の静止画像(撮影画像)を得る際の画像処理技術に本発明の思想を適用する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、ライブビュー画像などの動画像(撮影画像)を得る際の画像処理技術に本発明の思想を適用するようにしてもよい。
1 撮像装置
5 撮像素子
50 デジタル信号処理回路
BB,BF,Bj ブロック
C1,C2 色
CF 理想の肌色(色空間における位置)
EA (低水準)肌色空間
EB (高水準)肌色空間
FRi AFエリア
G1 撮影画像
5 撮像素子
50 デジタル信号処理回路
BB,BF,Bj ブロック
C1,C2 色
CF 理想の肌色(色空間における位置)
EA (低水準)肌色空間
EB (高水準)肌色空間
FRi AFエリア
G1 撮影画像
Claims (12)
- 撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、
前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する補正手段と、
を備え、
前記決定手段は、
色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、を判定し、
前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定し、
前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記第2の肌色空間は、理想の肌色を含む空間として予め設定された空間であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、前記第2の区分領域が存在しない場合において、前記複数の区分領域のうち、その色が前記第1の肌色空間に属する区分領域であって且つ前記色空間におけるその色の位置が前記色空間における前記理想の肌色の位置に最も近い区分領域を、前記基準領域として決定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、前記第2の区分領域が存在しない場合において、前記複数の区分領域のうち、その色が前記第1の肌色空間に属する区分領域であって且つその色相が前記理想の肌色の色相に最も近い区分領域を、前記基準領域として決定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、前記複数の区分領域のうち、合焦状態の被写体が存在するAFエリアに対応する区分領域を対象にして、前記第1の区分領域の存否および前記第2の区分領域の存否を判定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、
前記第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定し、
前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項6に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を対象にして、前記第2の区分領域が存在するか否かを判定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記決定手段は、
前記第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定し、
前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定し、
前記第2の区分領域が存在しない場合には、前記第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定し、前記第1の区分領域が存在するときには、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定することを特徴とする撮像装置。 - 撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する決定手段と、
前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する補正手段と、
を備え、
前記決定手段は、
色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、を判定し、
前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定し、
前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定することを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータに、
a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、
b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程と、
を実行させるためのプログラムであって、
前記工程a)においては、
色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否かと、が判定され、
前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域が前記基準領域として決定され、
前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域が前記基準領域として決定されることを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、
b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程と、
を実行させるためのプログラムであって、
前記工程a)は、
a-1)色空間内の第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定する工程と、
a-2)前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の肌色空間よりも狭い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定する工程と、
a-3)前記第2の区分領域が存在する場合には、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、
a-4)前記第2の区分領域が存在せず且つ前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、
を有することを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
a)撮影画像を区分した複数の区分領域の中から基準領域を決定する工程と、
b)前記基準領域の輝度に基づいて前記撮影画像の明るさを補正する工程と、
を実行させるためのプログラムであって、
前記工程a)は、
a-1)色空間における第1の肌色空間にその色が属する第1の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、を判定する工程と、
a-2)前記第1の区分領域が存在する場合には、前記第1の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、
a-3)前記第1の区分領域が存在しない場合には、前記第1の肌色空間よりも広い第2の肌色空間にその色が属する第2の区分領域が前記複数の区分領域の中に存在するか否か、をさらに判定し、前記第2の区分領域が存在するときには、前記第2の区分領域を前記基準領域として決定する工程と、
を有することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007236643A JP2009071494A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 撮像装置、画像処理装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007236643A JP2009071494A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 撮像装置、画像処理装置およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=40607319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007236643A Withdrawn JP2009071494A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 撮像装置、画像処理装置およびプログラム |
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JP (1) | JP2009071494A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101762081B1 (ko) | 2013-08-26 | 2017-07-26 | 인텔 코포레이션 | 이미지 프로세싱을 위한 피부 톤 보정을 이용한 자동 화이트 밸런싱 |
CN113099191A (zh) * | 2021-03-22 | 2021-07-09 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种图像处理方法及装置 |
-
2007
- 2007-09-12 JP JP2007236643A patent/JP2009071494A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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