JP2011130243A - 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011130243A
JP2011130243A JP2009287532A JP2009287532A JP2011130243A JP 2011130243 A JP2011130243 A JP 2011130243A JP 2009287532 A JP2009287532 A JP 2009287532A JP 2009287532 A JP2009287532 A JP 2009287532A JP 2011130243 A JP2011130243 A JP 2011130243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
area
block area
correction target
tone curve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009287532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5487942B2 (ja
Inventor
Akira Kanehiro
兼弘  亮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009287532A priority Critical patent/JP5487942B2/ja
Publication of JP2011130243A publication Critical patent/JP2011130243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5487942B2 publication Critical patent/JP5487942B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】局所的な領域のコントラストを補正する際に、その周囲に設定したブロック領域の境界部分において明るさの不連続な部分を発生させない画像処理装置を提供する。
【解決手段】第1、第2のブロック領域を形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する第1のブロック領域の第1比率と第2のブロック領域の第2比率を算出するブロック領域比率算出部61と、第1、第2のブロック領域の濃度ヒストグラムから第1、第2のトーンカーブを算出するブロック領域トーンカーブ算出部63と、第1のトーンカーブの補正対象ブロックに対する入力値に第1比率を乗算した第1の値と、第2のトーンカーブの補正対象ブロックに対する入力値に第2比率を乗算した第2の値とを加算して得られた値を、補正対象ブロックのコントラストを補正するためのトーンカーブの出力値として、補正対象ブロックのコントラストを補正するコントラスト補正処理部64を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、入力画像データのコントラストを補正する画像処理装置、画像処理方法およびデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等の画像入力装置に関する。
デジタルスチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という)では、撮影レンズ系を通して被写体像がCCD等の撮像素子に入射されると、撮像素子から出力される画像信号を信号処理することで、被写体像に応じた画像データを得ることができる。ところで、主被写体の背景に極端に明るい領域がある場合や、逆に主被写体の背景に極端に暗い領域がある場合などにおいては、コントラストが適切な画像が得られないことがある。
このため、主被写体の背景に極端に明るい領域がある場合や、逆に主被写体の背景に極端に暗い領域がある場合などに、コントラスト補正を行って適切なコントラストの画像を得るために、例えば、特許文献1に記載された処理を適用することができる。
前記特許文献1には、画面を複数のブロック(エリア)に分割し、各ブロック内で輝度の平均値を求め、各ブロックを中心にした局所領域内における輝度平均値のヒストグラムを算出して、算出したヒストグラムにおいて輝度分布が多い階調のコントラストを強調するトーンカーブ(階調変換カーブ)をブロックごとに求め、求めた階調変換カーブ内に存在する各画素に適用して階調補正を行う処理が記載されている。この前記特許文献1の処理を適用して同様にコントラスト補正を行うことができる。
しかしながら、分割されたブロックごとにトーンカーブを求めて、ブロックごとにコントラスト補正する場合、画像によってはブロックの境界部分において明るさの不連続な部分が発生することがある。また、分割するブロックの大きさを画素単位に近づけていけば分割された各ブロックの境界部分での明るさの不連続は目立ち難くなるが、ブロック分割数が増加することよってコントラスト補正処理時に使用するメモリ容量が増大し、コストが高くなる。
そこで、本発明は、画像データ内の局所的なブロック領域のコントラストを補正する際に、その周囲に設定したブロックの境界部分において明るさの不連続な部分が発生することがないようにし、更に、ブロック分割数を増やさないようにしてコントラスト補正処理時に使用するメモリ容量の増大を低減して、低コスト化を図ることができる画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、入力した画像データのコントラストの補正処理を行う画像処理装置であって、前記画像データの全域を分割区分して、該画像データの全域内においてコントラスト補正を行う補正対象ブロックと、該補正対象ブロックを含んだ第1のブロック領域と、該第1のブロック領域を含み前記第1のブロック領域よりも大きいサイズの第2のブロック領域とを少なくとも設定するブロック領域設定手段と、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第1のブロック領域の第1比率と、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第2のブロック領域の第2比率を算出するブロック領域比率算出手段と、前記ブロック領域設定手段で設定した前記第1、第2のブロック領域の各濃度ヒストグラムを算出するブロック領域濃度ヒストグラム算出手段と、前記ブロック領域濃度ヒストグラム算出手段で算出した前記第1、第2の各ブロック領域の濃度ヒストグラムから、前記第1、第2の各ブロック領域のコントラストをそれぞれ補正するための第1、第2の各トーンカーブを算出するブロック領域トーンカーブ算出手段と、前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第1のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第1比率を乗算した第1の値と、前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第2のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第2比率を乗算した第2の値とを加算して得られた値を、前記補正対象ブロックのコントラストを補正するためのトーンカーブの出力値として、前記トーンカーブの出力値によって前記補正対象ブロックのコントラストを補正処理するコントラスト補正処理手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記ブロック領域設定手段は、補正対象ブロックを前記単位ブロックと同じサイズとして、前記画像データの全域を升目状に分割区分して前記第1、第2の各ブロック領域の設定を行なうことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記ブロック領域設定手段は、前記第2のブロック領域を含みかつブロック数の多い第3のブロック領域を設定することを繰り返して、3つ以上のブロック領域を設定することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、各ブロック領域の中で最も大きいブロック領域が、入力画像の全体領域と同じであることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、前記第1のブロック領域は前記補正対象ブロックと同じサイズであることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、入力した画像データのコントラストの補正処理を行う画像処理方法であって、前記画像データの全域を分割区分して、該画像データの全域内においてコントラスト補正を行う補正対象ブロックと、該補正対象ブロックを含んだ第1のブロック領域と、該第1のブロック領域を含み前記第1のブロック領域よりも大きいサイズの第2のブロック領域とを少なくとも設定するブロック領域設定ステップと、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第1のブロック領域の第1比率と、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第2のブロック領域の第2比率を算出するブロック領域比率算ステップと、前記ブロック領域設定ステップで設定した前記第1、第2のブロック領域の各濃度ヒストグラムを算出するブロック領域濃度ヒストグラム算出ステップと、前記ブロック領域濃度ヒストグラム算出ステップで算出した前記第1、第2の各ブロック領域の濃度ヒストグラムから、前記第1、第2の各ブロック領域のコントラストをそれぞれ補正するための第1、第2の各トーンカーブを算出するブロック領域トーンカーブ算出ステップと、前記ブロック領域トーンカーブ算出ステップで算出した前記第1のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第1比率を乗算した第1の値と、前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第2のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第2比率を乗算した第2の値とを加算して得られた値を、前記補正対象ブロックのコントラストを補正するためのトーンカーブの出力値として、前記トーンカーブの出力値によって前記補正対象ブロックのコントラストを補正処理するコントラスト補正処理ステップとを含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、画像処理装置に画像データを入力する画像入力装置において、前記画像処理装置は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置であることを特徴としている。
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法及び画像入力装置によれば、画像データ全体のうちから設定された補正対象ブロックのコントラスト補正する際に、その補正対象ブロックを含むように設定した第1、第2の各ブロック領域の境界部分において明るさの不連続な部分が発生しないようにして、補正対象ブロックのコントラストを良好に補正することができる。
また、画像領域全体の画素数に応じて補正対象ブロックのサイズを適切に設定することにより、コントラスト補正処理時に使用するメモリ容量の増大を抑制して、低コスト化を図ることができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る画像入力装置の一例としてのデジタルカメラを示す正面図、(b)は、その上面図、(c)は、その背面図。 本発明の実施形態に係る画像入力装置の一例としてのデジタルカメラ内のシステム構成の概要を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る画像処理装置としての画像処理部の構成を示すブロック図。 コントラスト補正部の構成を示すブロック図。 (a)は、本実施形態における分割区分された画像領域(画像データ)を示す図、(b)は、画像領域の第1、第2、第3のブロック領域、補正対象ブロックを示す図。 本実施形態における補正対象ブロックのコントラスト補正処理を示すフローチャート。 (a)は、第1のブロック領域の濃度ヒストグラムの一例を示す図、(b)は、第2のブロック領域の濃度ヒストグラムの一例を示す図,(c)は、第3のブロック領域の濃度ヒストグラムの一例を示す図。 (a)は、第1のブロック領域のトーンカーブの一例を示す図、(b)は、第2のブロック領域のトーンカーブの一例を示す図,(c)は、第3のブロック領域のトーンカーブの一例を示す図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。本発明の実施形態は、画像入力装置の一例としてのデジタルカメラに適用した例であり、該デジタルカメラは本発明に係る画像処理装置としての画像処理部を備えている。
図1は、本実施形態に係る画像入力装置の一例としてのデジタルカメラを示す正面図、図1(b)は、その上面図、図1(c)は、その背面図、図2は、図1(a),(b),(c)に示したデジタルカメラ内のシステム構成の概要を示すブロック図である。
(デジタルカメラの外観構成)
図1(a),(b),(c)に示すように、本実施形態に係るデジタルカメラ1の上面側には、レリーズボタン(シャッタボタン)2、電源ボタン3、撮影・再生切替ダイアル4が設けられており、デジタルカメラ1の正面(前面)側には、撮影レンズ系5を有する鏡胴ユニット6、ストロボ発光部(フラッシュ)7、光学ファインダ8が設けられている。
デジタルカメラ1の背面側には、液晶モニタ(LCD)9、前記光学ファインダ8の接眼レンズ部8a、広角側ズーム(W)スイッチ10、望遠側ズーム(T)スイッチ11、メニュー(MENU)ボタン12、設定切替ボタン13等が設けられている。また、デジタルカメラ1の側面内部には、撮影した画像データを保存するためのメモリカード14(図2参照)を収納するメモリカード収納部15が設けられている。
(デジタルカメラのシステム構成)
図2に示すように、このデジタルカメラ1は、鏡胴ユニット6の撮影レンズ系5を通して入射される被写体像が受光面上に結像する固体撮像素子としてのCCD20、CCD20から出力される電気信号(アナログRGB画像信号)をデジタル信号に処理するアナログフロントエンド部(以下、「AFE部」という)21、AFE部21から出力されるデジタル信号を処理する信号処理部22、データを一時的に格納するSDRAM23、制御プログラム等が記憶されたROM24、鏡胴ユニット6を駆動するモータドライバ25等を有している。
鏡胴ユニット6は、ズームレンズやフォーカスレンズ等を有する撮影レンズ系5、絞りユニット26、メカシャッタユニット27を備えており、撮影レンズ系5、絞りユニット26、メカシャッタユニット27の各駆動ユニットは、モータドライバ25によって駆動される。モータドライバ25は、信号処理部22の制御部(CPU)28からの駆動信号により駆動制御される。
CCD20は、CCD20を構成する複数の画素上にRGB原色フィルタ(不図示)が配置されており、RGB3原色に対応した電気信号(アナログRGB画像信号)が出力される。
AFE部21は、CCD20を駆動するTG(タイミング信号発生部)30、CCD20から出力される電気信号(アナログRGB画像信号)をサンプリングするCDS(相関2重サンプリング部)31、CDS31にてサンプリングされた画像信号のゲインを調整するAGC(アナログ利得制御部)32、AGC32でゲイン調整された画像信号をデジタル信号(以下、「RAW−RGBデータ」という)に変換するA/D変換部33を備えている。
信号処理部22は、AFE部21のTG30からの画面水平同期信号(HD)と画面垂直同期信号(VD)、および画素転送クロック(ピクセルクロック)の出力を受け、これらの同期信号に合わせて、AFE部21のA/D変換部33から出力されるRAW−RGBデータを取り込むCCDインターフェース(以下、「CCDI/F」という)34と、SDRAM23を制御するメモリコントローラ35と、取り込んだRAW−RGBデータを表示や記録が可能な画像データに変換処理する画像処理部36と、表示や記録される画像データのサイズに合わせて画像サイズを変更処理するリサイズ処理部37と、画像データを液晶モニタ(LCD)9に表示出力するための表示出力制御部38と、画像データをJPEG形成などで記録するためのデータ圧縮部39と、画像データをメモリカード14へ書き込み、又はメモリカード14に書き込まれた画像データを読み出すメディアインターフェース(以下、「メディアI/F」という)40と、操作部41からの操作入力情報に基づき、ROM24に記憶された制御プログラムに基づいてデジタルカメラ1全体のシステム制御等を行う制御部28を備えている。
操作部41は、デジタルカメラ1(図1(a),(b),(c)参照)の外観表面に設けられているレリーズボタン2、電源ボタン3、撮影・再生切替ダイアル4、広角側ズームスイッチ10、望遠側ズームスイッチ11、メニューボタン12、設定切替ボタン13等であり、撮影者の操作によって所定の動作指示信号が制御部28に入力される。
SDRAM23には、CCDI/F34に取り込まれたRAW−RGBデータが保存されると共に、画像処理部36で変換処理されたYUV画像データ(RAW−RGBデータを、輝度データ(Y)と色差成分画像データCb、Crに変換処理したYCbCrデータ)が保存され、更に、データ圧縮部39で圧縮処理されたJPEG形成などの画像データなどが保存される。
画像処理部36は、図3に示すように、取り込んだRAW−RGBデータを表示や記録が可能なYUVデータに変換処理して出力するための、ホワイトバランス(WB)処理部50、γ補正処理部51、補間処理部52、YUV変換部53、及び補正対象ブロックのコントラスト補正処理を行うコントラスト補正部54を有している。
(通常の撮影時の動作)
次に、前記したデジタルカメラ1の通常の撮影時の動作について説明する。
ユーザ(撮影者)が電源ボタン3をONし、撮影・再生切替ダイアル4を撮影モードに設定することで、デジタルカメラ1が記録モードで起動する。電源ボタン3がONされて、撮影・再生切替ダイアル4が撮影モードに設定されたことを制御部28が検知すると、制御部28はモータドライバ25に制御信号を出力して、鏡胴ユニット6を撮影可能位置に移動させ、かつCCD20、AFE部21、信号処理部22、SDRAM23、ROM24、液晶モニタ9等を起動させる。
そして、鏡胴ユニット6の撮影レンズ系5を被写体に向けることにより、撮影レンズ系5を通して入射される被写体像がCCD20の各画素の受光面上に結像する。そして、CCD20から出力される被写体像に応じた電気信号(アナログRGB画像信号)は、CDS31、AGC32を介してA/D変換部33に入力され、A/D変換部33によりRAW−RGBデータに変換する。このRAW−RGBデータは、信号処理部22のCCDI/F34に取り込まれてメモリコントローラ35を介してSDRAM23に保存される。
そして、信号処理部22のCCDI/F34は、取り込まれたRAW−RGBデータより、AF(自動合焦)評価値、AE(自動露出)評価値、AWB(オートホワイトバランス)評価値を算出する。
AF評価値は、例えば高周波成分抽出フィルタの出力積分値や、近接画素の輝度差の積分値によって算出される。合焦状態にあるときは、被写体のエッジ部分がはっきりとしているため、高周波成分が一番高くなる。これを利用して、AF動作時(合焦検出動作時)には、撮影レンズ系5の各フォーカス位置におけるAF評価値を取得して、その極大になる点を合焦検出位置としてAF動作が実行される。
AE評価値とAWB評価値は、RAW−RGBデータにおけるRGB値のそれぞれの積分値から算出される。例えば、CCD20の全画素の受光面に対応した画面を256エリアに等分割(水平16分割、垂直16分割)し、それぞれのエリアのRGB積算を算出する。そして、制御部28は、算出されたRGB積算値を読み出し、AE処理では、画面のそれぞれのエリアの輝度を算出して、輝度分布から適正な露光量を決定する。決定した露光量に基づいて、露光条件(CCD20の電子シャッタ回数、絞りユニット26の絞り値等)を設定する。また、AWB処理では、RGBの分布から被写体の光源の色に合わせたAWBの制御値を決定する。
そして、レリーズボタン2が押圧(半押しから全押し)操作される静止画撮影動作が開始されると静止画記録処理が行われる。
即ち、レリーズボタン2が押圧(半押しから全押し)操作されると、制御部28からモータドライバ25への駆動指令により撮影レンズ系5のフォーカスレンズが移動し、例えば、いわゆる山登りAFと称されるコントラスト評価方式のAF動作が実行される。AF(合焦)対象範囲が無限から至近までの全領域であった場合、撮影レンズ系5のフォーカスレンズは、至近から無限、又は無限から至近までの間の各フォーカス位置に移動し、CCDI/F34で算出されている各フォーカス位置における前記AF評価値を制御部28が読み出す。そして、各フォーカス位置のAF評価値が極大になる点を合焦位置としてフォーカスレンズを合焦位置に移動させ、合焦させる。
そして、前記したAE処理が行われ、露光完了時点で、制御部28からモータドライバ25への駆動指令によりメカシャッタユニット27が閉じられ、CCD20から静止画用のアナログRGB画像信号が出力される。そして、AFE部21のA/D変換部33によりRAW−RGBデータに変換される。
そして、このRAW−RGBデータは、信号処理部22のCCDI/F34に取り込まれ、後述する画像処理部36でYUV画像データに変換されて、メモリコントローラ35を介してSDRAM23に保存される。そして、このYUV画像データはSDRAM23から読み出されて、リサイズ処理部37で記録画素数に対応するサイズに変換され、データ圧縮部39でJPEG形式等の画像データへと圧縮される。圧縮されたJPEG形式等の画像データは、SDRAM23に書き戻された後にメモリコントローラ35を介してSDRAM23から読み出され、メディアI/F40を介してメモリカード14に保存される。
画像処理部36は、取り込んだRAW−RGBデータに対して、ホワイトバランス(WB)処理部50により、CCDI/F34で算出された前記AWB評価値に基づいて、CCD20の全画素上に配置されているRGBフィルタの分布から被写体の光源の色に合わせたホワイトバランスの制御値を決定するWB処理を行って、ホワイトバランスを合わせる。そして、γ補正処理部51により、ホワイトバランスが合わされた各画素出力データに対して、予め設定されたγ補正の曲線によって入出力変換処理を行い、補間処理部52により、1画素に1色のデータしか持っていないRAWデータに対して、足りない他の2色のデータを補うためにその周辺の画素から補間する補間演算処理を行う。
そして、YUV変換部53は、RGBデータをマトリックス演算により表示や記録が可能なYUV画像データに変換処理して、このYUV画像データをメモリコントローラ35を介してSDRAM23に保存する。
そして、このYUV画像データはSDRAM23から読み出されて、リサイズ処理部38で記録画素数に対応するサイズに変換され、データ圧縮部40でJPEG形式等の画像データへと圧縮される。圧縮されたJPEG形式等の画像データは、SDRAM23に書き戻された後にメモリコントローラ35を介してSDRAM23から読み出され、メディアI/F41を介してメモリカード14に記録される。
なお、前記した通常の撮影モード時では、コントラスト補正部54にはYUV変換部53からYUV画像データが入力されず、「コントラスト補正モード」設定時にYUV変換部53からYUV画像データが入力され、画像データ内の補正対象ブロックのコントラスト補正処理を行う(詳細は後述する)。
(コントラスト補正部54の構成)
図4に示すように、コントラスト補正部54は、ブロック領域設定部60、ブロック領域比率算出部61、ブロック領域濃度ヒストグラム算出部62、ブロック領域トーンカーブ算出部63、コントラスト補正処理部64を備えている。
ブロック領域設定部60は、YUV変換部53から入力されるYUV画像データ(以下、単に「画像データ」という)を、例えば、図5(a),(b)に示すように、この画像データに対応した画像領域A全体を升目状に分割区分する。そして、分割された画像領域A全体内でコントラスト補正を行う必要がある局所的な補正対象ブロックaを設定し、更にこの補正対象ブロックaを含む第1のブロック領域bと、補正対象ブロックa、第1のブロック領域bを含む第2のブロック領域cと、補正対象ブロックa、第1のブロック領域b、第2のブロック領域cを含む第3のブロック領域dを設定する。本実施形態では、第1のブロック領域bと第2のブロック領域cの中心に補正対象ブロックaを設定している。
なお、本実施形態では、補正対象ブロックaを、画像領域Aを分割区分した単位ブロックと同じサイズに設定し、更に、画像領域A全体と第3のブロック領域dを同じサイズに設定している。
図5(a),(b)に示した画像領域A全体は、前記CCD20の全画素の受光面のサイズに対応している。本実施形態では、画像領域A全体を4000×3000画素、補正対象ブロックaを単位ブロックと同じ100×100画素として、画像領域A全体を1200ブロックに分割している。また、第1のブロック領域bは、5×5ブロック(=25ブロック)の画像領域であり、第2のブロック領域cは、10×10ブロック(=100ブロック)の画像領域である。
なお、補正対象ブロックaのサイズを小さくし過ぎると最終的には画素単位のコントラスト補正を行うことになり、ブロック領域トーンカーブ算出部62で画素数分のトーンカーブ設定用のメモリが必要となるため、コストが高くなる。また、補正対象ブロックaのサイズが大き過ぎると、ブロック境界部分で明るさの不連続な部分が発生することがある。
このため、画像領域A全体の画素数に応じて、補正対象ブロックaのサイズを適切に設定する。例えば、図5(a),(b)に示したように、画像領域A全体を4000×3000画素とした場合には、補正対象ブロックaを100×100画素に設定する。
ブロック領域比率算出部61は、第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,dの累積ブロック数に対する、第1のブロック領域bの比率、第2のブロック領域cの比率、第3のブロック領域dの比率を算出する。
ブロック領域濃度ヒストグラム算出部62は、ブロック領域設定部60が設定した第1のブロック領域b、第2のブロック領域c、第3のブロック領域dの各濃度ヒストグラムを算出する。
ブロック領域トーンカーブ算出部63は、ブロック領域濃度ヒストグラム算出部62が算出した第1のブロック領域b、第2のブロック領域c、第3のブロック領域dの各濃度ヒストグラムに基づいて、これらのブロック領域(第1のブロック領域b、第2のブロック領域c、第3のブロック領域dを対象としたコントラスト補正するための各トーンカーブを算出する。
本実施形態では、第1のブロック領域bは5×5ブロック(=25ブロック)、第2のブロック領域cは10×10ブロック(=100ブロック)、第3のブロック領域dは40×30ブロック(=1200ブロック)であり、第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,dの累積ブロック数は1325(=25+100+1200)ブロックである。
これから、累積ブロック数に対する第1のブロック領域bのブロック数の比率(=25/1325)と、累積ブロック数に対する第2のブロック領域cのブロック数の比率(=100/1325)と、累積ブロック数に対する第3のブロック領域dのブロック数の比率(=1200/1325)が算出される。
コントラスト補正処理部64は、補正対象ブロックaのコントラストを補正するための補正対象ブロック用トーンカーブの出力値(Yout)を下記の式(1)から算出して、算出した補正対象ブロック用トーンカーブの出力値(Yout)によって補正対象ブロックbのコントラストを補正する。
Yout=C1(Yin)×r1+C2(Yin)×r2+C3(Yin)×r3 …式(1)
ただし、C1(Yin)は第1のブロック領域bのトーンカーブの補正対象ブロックaに対する入力値、C2(Yin)は第2のブロック領域cのトーンカーブの補正対象ブロックaに対する入力値、C3(Yin)は第3のブロック領域cのトーンカーブの補正対象ブロックaに対する入力値、r1は前記累積ブロック数に対する第1のブロック領域bのブロック数の比率、r2は前記累積ブロック数に対する第2のブロック領域cのブロック数の比率、r3は前記累積ブロック数に対する第3のブロック領域dのブロック数の比率である。
次に、コントラスト補正部54による補正対象ブロックのコントラスト補正処理を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザ(撮影者)が前記デジタルカメラ1で撮影を行う際に、メニューボタン12及び設定切替ボタン13を操作して、液晶モニタ9の画面上で「コントラスト補正モード」に切替えることにより(ステップS1)、通常撮影モードにコントラスト補正モードが追加される。これにより、前記した通常の撮影時において、画像処理部36のYUV変換部53から画像データがコントラスト補正部54に入力される(ステップS2)。
そして、コントラスト補正部54のブロック領域設定部60で、図5(a),(b)に示したように、入力された画像データに対応した画像領域A全体を升目状に分割区分する。そして、ブロック分割された画像領域A全体内でコントラスト補正を行う必要がある局所的な補正対象ブロックaを設定し、更にこの補正対象ブロックaを含む第1のブロック領域bと、補正対象ブロックa、第1のブロック領域bを含む第2のブロック領域cと、補正対象ブロックa、第1のブロック領域b、第2のブロック領域cを含む第3のブロック領域dを設定する(ステップS3)。なお、第3のブロック領域dは、画像領域A全体である。
画像領域A全体のうちから補正対象ブロックaを設定する方法としては、画像領域全体の中で予め設定しているブロック領域を順次設定してもよいが、例えば、入力された画像データから算出した輝度ヒストグラムに基づいて、コントラストがつき過ぎているブロック領域やコントラスト不足になっているブロック領域を特定し、この特定したブロック領域を補正対象ブロックaとして設定してもよい。また、画像領域から顔認識を行なう顔認識処理部(不図示)を有している場合には、この顔認識処理部での顔認識処理と組み合わせて補正対象ブロックを設定するようにしてもよく、更に、認識した顔の大きさに合わせてブロック領域の大きさを可変させてもよい。
そして、ブロック領域比率算出部61で、第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,dの累積ブロック数に対する、第1のブロック領域bの比率r1、第2のブロック領域cの比率r2、第3のブロック領域dの比率r3を算出する(ステップS4)。
前記したように、本実施形態では、第1のブロック領域bは25ブロック、第2のブロック領域cは100ブロック、第3のブロック領域dは1200ブロック、第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,dの累積ブロック数は1325ブロックであり、これらのブロック数値から各比率r1、r2、r3を算出する。
そして、設定された第1、第2、第3のブロック領域b,c,dに対して、ブロック領域濃度ヒストグラム算出部62で各濃度ヒストグラムを算出する(ステップS5)。図7(a),(b),(c)は、それぞれ算出された第1、第2、第3のブロック領域b,c,dの濃度ヒストグラムの一例である。
図6(a)に示した第1のブロック領域bの濃度ヒストグラムでは、暗部側に集中するようにして画素が存在している。図6(b)に示した第2のブロック領域cの濃度ヒストグラムでは、暗部側から明部側にわたって画素が存在している。図6(c)に示した第3のブロック領域dの濃度ヒストグラムでは、暗部側と明部側の2箇所に山があるように画素が存在している。
そして、ブロック領域トーンカーブ算出部63で、算出された第1、第2、第3のブロック領域b,c,dの各濃度ヒストグラムから、例えば、ヒストグラム平滑化によって、第1、第2、第3のブロック領域b,c,dを対象としてコントラスト補正するための各トーンカーブを算出する(ステップS6)。図7(a),(b),(c)は、それぞれ算出された第1、第2、第3のブロック領域b,c,dのトーンカーブの一例である。
図7(a)に示した第1のブロック領域bのトーンカーブは、暗部側の入力データを持ち上げるようなカーブである。図7(b)に示した第2のブロック領域cのトーンカーブは、中間部の入力データを少し持ち上げたようなカーブである。図7(c)に示した第3のブロック領域dのトーンカーブは、暗部側と明部側の2箇所に山に対応したS字状のカーブである。
なお、図7(a),(b),(c)のトーンカーブに近似したトーンカーブを含む様々なパターンのトーンカーブを予め設定してSDRAM23に記憶して、所望のトーンカーブ読み出す構成にすることにより、ブロック領域トーンカーブ算出部62でのトーンカーブの算出処理時間を短縮することができる。
そして、コントラスト補正処理部64で、補正対象ブロックaのコントラストを補正するための補正対象ブロック用トーンカーブ(Yout)の出力値を前記式(1)から算出して(ステップS7)、算出した補正対象ブロック用トーンカーブ(Yout)の出力値によって、補正対象ブロックbのコントラストを補正する(ステップS8)。
また、前記ステップS3で、ブロック分割された画像領域A全体内で複数の補正対象ブロックaを設定した場合には、設定した全ての補正対象ブロックaに対して、前記ステップS3〜ステップS7の処理を行う。
補正対象ブロックbのコントラストが補正処理された画像データは、メモリコントローラ35を介してSDRAM23に保存される。そして、この画像データはSDRAM23から読み出されて、リサイズ処理部38で記録画素数に対応するサイズに変換され、データ圧縮部40でJPEG形式等の画像データへと圧縮される。圧縮されたJPEG形式等の画像データは、SDRAM23に書き戻された後にメモリコントローラ35を介してSDRAM23から読み出され、メディアI/F41を介してメモリカード14に記録される。
このように、本実施形態のデジタルカメラ1によれば、画像領域全体のうちから設定された補正対象ブロックのコントラスト補正する際に、その補正対象ブロックの周囲に設定した各ブロック領域の境界部分において明るさの不連続な部分が発生しないようにして、補正対象ブロックのコントラストを良好に補正することができる。
特に、本実施形態では、コントラスト補正処理部64で、補正対象ブロックaのコントラストを補正するための補正対象ブロック用トーンカーブ(Yout)の出力値を前記式(1)から算出する際に、画像領域A全体である第3のブロック領域cのトーンカーブの補正対象ブロックaに対する入力値も用いている。これにより、画像領域A全体で連続するようなコントラスト補正処理を行うことができるので、第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,dの境界部分において明るさの不連続性がより効果的に緩和される。
更に、画像領域全体の画素数に応じて補正対象ブロックのサイズを適切に設定することにより、コントラスト補正処理時に使用するメモリ容量の増大を抑制して、低コスト化を図ることができる。
なお、前記実施形態では、補正対象ブロックaの周囲に3つのブロック領域(第1、第2、第3の各ブロック領域b,c,d)を設定した構成であったが、これに限らず、画像データのサイズに応じて、補正対象ブロックaを第1のブロック領域bと同じサイズにして、その周囲に2つのブロック領域(前記第2、第3の各ブロック領域c,d)を設定してもよい。
更に、画像データのサイズに応じて、補正対象ブロックaの周囲に1つ又は4つ以上のブロック領域を設定してもよい。ただし、補正対象ブロックaの周囲に多数のブロック領域を設定すると、各ブロック境界部分での明るさの不連続性を低減させる効果が高くなるが、コントラスト補正効果が低下する。よって、前記した本実施形態のように、補正対象ブロックの周囲に3つ程度のブロック領域を設定する構成が好ましい。
なお、前記実施形態では、画像領域全体を升目状に分割して全て同じ大きさのブロックであったが、これ以外にも、例えば、画像領域の中央部分のブロックを小さくして、画像領域の周辺部のブロックを大きく設定するように分割してもよい。この場合には、ブロック数での比較ではなく、ブロック領域の面積を比較することになる。
このように、画像領域の周辺部のブロックの方を大きく設定することにより、多くの箇所に補正対象ブロックを設定した場合においても、コントラスト補正処理の時間を前記実施形態の場合よりも短縮することができる。特に、通常の撮影にいては、主要被写体が画像領域(画面)の周辺よりも中央部分にあるので、より効果的である。
また、前記実施形態では、画像入力装置の一例としてデジタルカメラに適用し、画像処理装置がこのデジタルカメラの画像処理部とした構成であったが、これに限らず、画像入力装置の他の例としては、例えば、デジタルビデオカメラやスキャナ装置などがあり、画像処理装置の他の例としては、例えば、上記したコントラスト補正処理を実行可能なコントラスト補正処理アプリケーションを有するパーソナルコンピュータ(パソコン)などがある。
1 デジタルカメラ(画像入力装置)
5 撮影レンズ系
9 液晶モニタ
12 メニューボタン
13 設定切替ボタン
20 CCD
21 アナログフロントエンド部
22 信号処理部
28 制御部
36 画像処理部(画像処理装置)
54 コントラスト補正部
60 ブロック領域設定部
61 ブロック領域比率算出部
62 ブロック領域濃度ヒストグラム算出部
63 ブロック領域トーンカーブ算出部
64 コントラスト補正処理部
A 画像領域(画像データ)
a 補正対象ブロック
b 第1のブロック領域
c 第2のブロック領域
d 第3のブロック領域
特開2005−322205号公報

Claims (7)

  1. 入力した画像データのコントラストの補正処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データの全域を分割区分して、該画像データの全域内においてコントラスト補正を行う補正対象ブロックと、該補正対象ブロックを含んだ第1のブロック領域と、該第1のブロック領域を含み前記第1のブロック領域よりも大きいサイズの第2のブロック領域とを少なくとも設定するブロック領域設定手段と、
    前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第1のブロック領域の第1比率と、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第2のブロック領域の第2比率を算出するブロック領域比率算出手段と、
    前記ブロック領域設定手段で設定した前記第1、第2のブロック領域の各濃度ヒストグラムを算出するブロック領域濃度ヒストグラム算出手段と、
    前記ブロック領域濃度ヒストグラム算出手段で算出した前記第1、第2の各ブロック領域の濃度ヒストグラムから、前記第1、第2の各ブロック領域のコントラストをそれぞれ補正するための第1、第2の各トーンカーブを算出するブロック領域トーンカーブ算出手段と、
    前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第1のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第1比率を乗算した第1の値と、前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第2のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第2比率を乗算した第2の値とを加算して得られた値を、前記補正対象ブロックのコントラストを補正するためのトーンカーブの出力値として、前記トーンカーブの出力値によって前記補正対象ブロックのコントラストを補正処理するコントラスト補正処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ブロック領域設定手段は、補正対象ブロックを前記単位ブロックと同じサイズとして、前記画像データの全域を升目状に分割区分して前記第1、第2の各ブロック領域の設定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ブロック領域設定手段は、前記第2のブロック領域を含みかつブロック数の多い第3のブロック領域を設定することを繰り返して、3つ以上のブロック領域を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 各ブロック領域の中で最も大きいブロック領域が、入力画像の全体領域と同じであることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のブロック領域は、前記補正対象ブロックと同じサイズであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 入力した画像データのコントラストの補正処理を行う画像処理方法であって、
    前記画像データの全域を分割区分して、該画像データの全域内においてコントラスト補正を行う補正対象ブロックと、該補正対象ブロックを含んだ第1のブロック領域と、該第1のブロック領域を含み前記第1のブロック領域よりも大きいサイズの第2のブロック領域とを少なくとも設定するブロック領域設定ステップと、
    前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第1のブロック領域の第1比率と、前記第1、第2の各ブロック領域をそれぞれ形成する単位ブロックの累積ブロック数に対する前記第2のブロック領域の第2比率を算出するブロック領域比率算ステップと、
    前記ブロック領域設定ステップで設定した前記第1、第2のブロック領域の各濃度ヒストグラムを算出するブロック領域濃度ヒストグラム算出ステップと、
    前記ブロック領域濃度ヒストグラム算出ステップで算出した前記第1、第2の各ブロック領域の濃度ヒストグラムから、前記第1、第2の各ブロック領域のコントラストをそれぞれ補正するための第1、第2の各トーンカーブを算出するブロック領域トーンカーブ算出ステップと、
    前記ブロック領域トーンカーブ算出ステップで算出した前記第1のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第1比率を乗算した第1の値と、前記ブロック領域トーンカーブ算出手段で算出した前記第2のトーンカーブの前記補正対象ブロックに対する入力値に前記第2比率を乗算した第2の値とを加算して得られた値を、前記補正対象ブロックのコントラストを補正するためのトーンカーブの出力値として、前記トーンカーブの出力値によって前記補正対象ブロックのコントラストを補正処理するコントラスト補正処理ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像処理装置に画像データを入力する画像入力装置において、
    前記画像処理装置は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置であることを特徴とする画像入力装置。
JP2009287532A 2009-12-18 2009-12-18 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置 Active JP5487942B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287532A JP5487942B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287532A JP5487942B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011130243A true JP2011130243A (ja) 2011-06-30
JP5487942B2 JP5487942B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44292325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009287532A Active JP5487942B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5487942B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077999A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toshiba Corp 電子機器及び映像処理方法
JP2015181543A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社島津製作所 画像処理装置および画像処理プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105156850A (zh) * 2015-09-16 2015-12-16 成都市顶钻科技有限公司 一种方便角度调节的显示屏

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195651A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 階調補正装置
JP2007086940A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195651A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 階調補正装置
JP2007086940A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077999A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toshiba Corp 電子機器及び映像処理方法
JP2015181543A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社島津製作所 画像処理装置および画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5487942B2 (ja) 2014-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5187241B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5321163B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5169318B2 (ja) 撮像装置、撮像方法
JP5123137B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5458937B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法及びこの撮像方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記録媒体
JP5223686B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4999871B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5256947B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびその方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6873679B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2008053931A (ja) 撮像装置
JP5948997B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2005055746A (ja) 撮像装置、合焦制御方法、およびプログラム
JP5487942B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置
JP5146015B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2011239267A (ja) 撮像装置及び画像処理装置
JP2011049641A (ja) 撮影装置、その制御方法、及びプログラム
JP4934617B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5335964B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5310331B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5482131B2 (ja) 撮像装置
JP5123010B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及び撮像装置が備えるコンピュータに撮像方法を実行させるためのプログラム
JP2008067136A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5091734B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5799550B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
JP2010068064A (ja) 撮像装置及び撮像方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5487942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151