JP2009071094A - 部品内蔵基板 - Google Patents

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直之 児島
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Abstract

【課題】光部品と電気部品との間で耐ノイズ性を高めて実装トレランスを向上させた部品内蔵基板を提供する。
【解決手段】PD120と電気部品130とはそれぞれの電極122、131をできるだけ近接させて配置しており、第1の配線151の距離が最短化されている。また、第2の配線152及び第3の配線153は、第1の配線151に対し略垂直に形成されていることから、それぞれの距離も最短化されている。接続配線150を最短化することで、接続配線150に混入する電気ノイズをできるだけ低減させるようにして電気ノイズが混入しにくい構造としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体部品を電気配線基板に内蔵した部品内蔵基板に関するものである。
近年、地上ディジタルテレビ放送用の大画面高精細モニタやゲーム機等の進展に伴って、家庭内でも高速大容量のデータ伝送に対するニーズが高まってきている。このようなニーズに対応するためには、従来の電気信号によるデータ伝送だけでなく、光伝送路及び光部品を用いた光信号によるデータ伝送が必要になってくる。
光信号を用いた光伝送システムでは、光部品と電気部品とを搭載したモジュール基板を、光伝送路を有する光回路基板に光学的に結合して用いている。このような光伝送システムでは、モジュール基板において、光信号を光電変換して得られる電気信号から正確にデータを判定できることが不可欠である。そのためには光部品と電気部品より定められる最低受光強度以上の光強度をもつ光信号を光部品に入力することが重要である。
この光伝送システムを低コストで実現するためには、モジュール基板を光回路基板に実装する時の実装トレランスが大きいものが必要となる。しかしながら、光部品と光伝送路との位置精度が悪くなると光結合効率が低くなって光強度が最低受光強度以下となり、このため光信号を光電気変換して得られる電気信号も非常に微弱なものとなり、光部品と電気部品との間のノイズにより、正確にデータを判定することが難しくなるという問題があった。
光電変換後の微弱な電気信号を伝送する接続配線の耐ノイズ性を高める従来技術として、例えば特許文献1及び非特許文献1に開示されているものが知られている。特許文献1では、光送受信モジュールにおいて、受光部を覆うように金属線を配置することで電気ノイズを低減している。また、非特許文献1では、電気配線を光素子の直前まで差動ディジタル配線で行い、電気ノイズが混入しやすいアナログ配線をごく短くする技術が開示されている。
特表2004−31573号公報 古山英人他、「テラビット光電気LSIパッケージ」、東芝レビューVol.62、No.1(2007)
しかしながら、電気ノイズを低減する従来の方法では、以下のような問題があった。
特許文献1では、受光部を金属線で覆う構造としているが、このような構造は光送受信モジュール等の特殊な構造のものに適用できるものであり、プリント基板に搭載するような、光部品を搭載したモジュール基板に適用することはできないといった問題がある。また、非特許文献1では、差動ディジタル配線を用いることでアナログ配線をごく短くしているが、構造が複雑で高コストになってしまうといった問題がある。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、光部品と電気部品との間の接続配線の耐ノイズ性を高めて実装トレランスを向上させた部品内蔵基板を提供することを目的としている。
この発明の部品内蔵基板の第1の態様は、電気配線基板と、前記電気配線基板に内蔵される半導体部品とを備えた部品内蔵基板であって、前記半導体部品の少なくとも一つが光電気変換を行う光部品であり、前記半導体部品の少なくともさらに一つが、前記光部品と電気的な接続配線で配線される電気部品であることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記接続配線が短距離で接続されていることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記接続配線は、直線状または所定の屈曲角度以下で屈曲させて形成されていることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記光部品と前記電気部品とは、それぞれの接続端子が対向するように前記電気配線基板の厚さ方向に配置されていることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、光伝送路と、前記光伝送路を前記電気配線基板の厚さ方向に屈曲させる光屈曲部とを有する光回路基板をさらに備え、前記光部品は、前記光屈曲部を介して前記光伝送路と光学的に接続されていることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記接続配線を含む層の外側にグランド層をさらに備えることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記光部品または前記電気部品または前記接続配線にコンデンサが接続されていることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記電気部品に近接させて熱伝導層をさらに備えることを特徴とする。
この発明の部品内蔵基板の他の態様は、前記電気部品の動作周波数は、1GHz以上であることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、光部品と電気部品とが短距離の接続配線で接続されるようにすることで、接続配線の耐ノイズ性を高めて実装トレランスを向上させた部品内蔵基板を提供することができる。
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態における部品内蔵基板の構成について詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
(第1の実施形態)
本発明の部品内蔵基板に係る第1の実施形態を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の部品内蔵基板100の長手方向の断面を模式的に示す断面模式図である。本実施形態の部品内蔵基板100は、電気配線基板110に光部品のPD(Photodiode)120と電気部品130とが実装されて構成されている。本実施形態のPD120は、一方の面に受光部121を有し、これと反対の他方の面に電極122を有するものとしている(以下では、このように構成されたPDを裏面受光型素子という)。なお、以下では光部品としてPDを一例に説明するが、これに限るものではない。
電気部品130として、例えばPD120で受光して光電変換された微弱な電流を増幅するためのアンプがある。あるいは、そのようなアンプの機能を有するLSI等であってもよい。電気部品130の動作周波数は、とくにノイズの抑制が必要な1GHz以上の場合、とくに本発明の効果を得ることができる。PD120と電気的に接続するために電気部品130に設けられた電極131は、PD120の電極122と同じ向き(図面上の上向き)に設けられており、さらに電極122と電極131とができるだけ近接するように電気部品130の配置が決定されている。このとき、近接させた効果を得るには、1mm以下が望ましい。
電気配線基板110は、少なくとも絶縁層111の上に形成された導体層112と、PD120及び電気部品130を挟んで配置された導体層113とを備えている。導体層112、113は、例えば銅を用いて形成することができる。PD120と電気部品130とは、それぞれの電極122、131が導体層112の向きとなるように配設されており、導体層112には、PD120と電気部品130とを電気的に接続する配線パターン等が形成されている。
PD120及び電気部品130は、上記のように導体層112と113との間に配設されており、絶縁性の封止剤140を用いて電気配線基板110に固定されている。これにより、PD120と電気部品130とが電気配線基板110に一体化されている。なお、導体層113には、PD120の受光部121と対向する位置に開口部113aが形成されており、開口部113aを通過してPD120に光が入射するようにしている。
PD120と電気部品130とは、導体層112で形成された第1の配線151と、PD120の電極122と第1の配線151とを略垂直に接続する第2の配線152と、電気配部品130の電極131と第1の配線151とを略垂直に接続する第3の配線153とで電気的に接続されている。第2の配線152及び第3の配線153は、電極122、131のそれぞれから略垂直方向に封止剤140を貫通するスルーホールとして形成されている。
PD120及び電気部品130を電気配線基板110に一体化させる方法として、例えば導体層113の上にPD120及び電気部品130を載置した後封止剤140で封止する。封止剤140として、エポキシ、ポリイミド、ポリフェニレンエーテル等の樹脂を用いることができる。封止材140が固化した後に、第2の配線152及び第3の配線153を形成する位置にレーザを照射して電極122及び電極131までの貫通孔を形成する。その後、封止剤140の表面上に導体層112を形成してエッチングにより回路パターンを形成するとともに、貫通孔の内面をメッキすることでスルーホールを形成している。
導体層112に形成される第1の配線151の好ましい形状を図2に例示する。第1の配線151は、図2(a)に示すように、第2の配線152と第3の配線153との間を直線状に結ぶように形成するのがよい。これにより、第1の配線151の長さを最短化することができる。また、直線状に形成できない場合には、図2(b)に示すように、所定の角度θ以下で屈曲させた配線を形成するのがよい。この場合、屈曲させる上限の角度θは45度以下とするのが好ましい。このように配線することによって、信号が高周波(例えば1GHz以上)である場合に、信号の劣化を防ぐことが可能となる。
PD120と電気部品130とを電気的に接続する接続配線150を、第1の配線151と第2の配線152と第3の配線153とで形成することにより、その距離を最短化することができる。すなわち、PD120と電気部品130とはそれぞれの電極122、131をできるだけ近接させて配置していることから、第1の配線151の距離が最短化されている。また、第2の配線152及び第3の配線153は、第1の配線151に対し略垂直に形成されていることから、それぞれの距離も最短化されている。接続配線150の距離は、高々数百μm程度である。
本実施形態の電気混載基板100では、PD120と電気部品130とを電気的に接続する接続配線150を上記のように最短化することで、接続配線150に混入する電気ノイズをできるだけ低減させるようにしている。このように、PD120、電気部品130、及び接続配線150のいずれにも電気ノイズが混入しにくい耐ノイズ性の高い構造としており、これによりPD120の最低受光強度を下げることが可能となっている。
電気配線基板110は、絶縁層111及び導体層112、113に加えて、さらに別の層を備える構造とすることができる。図1では、さらに導体層114、116と絶縁層115とを備えた実施例を示している。電気配線基板110は、このように導電層を複数有する構造とすることができる。また、このように複数層を有するとき、いずれかの導体層をグランド層とすることができ、このようなグランド層でPD120、電気部品130、及び接続配線150を囲むようにすることで、耐ノイズ性をさらに高めることができる。
グランド層は、PD120、電気部品130、及び接続配線150にできるだけ近接してこれらを囲むように設置するのがよく、図1では導体層113と114とをグランド層とするのが好ましい。導体層113と114をグランド層とすることにより、PD120、電気部品130、及び接続配線150に対する電気ノイズ防止効果が一層高められて高い耐ノイズ性が得られる。
電気配線基板110は、さらに別の層として熱伝導層を備えるように構成することも可能であり、この熱伝導層は配線パターンと同じ、銅を用いて形成することができる。熱伝導層をPD120及び電気部品130のパッケージと近接させて設けることで、PD120及び電気部品130から放出される熱を、熱伝導層を介して外部に効率よく廃熱させることができる。PD120及び電気部品130からの廃熱を適切に行うようにすることにより、PD120及び電気部品130の各特性を良好に保つことが可能となり、PD120における受光強度を高い状態で維持することが可能となる。
電気配線基板110にPD120と電気部品130とを一体化して構成された本実施形態の部品内蔵基板100は、光伝送路と容易に接続することができる。図1では、光伝送路を備えた光回路基板160の所定の位置に部品内蔵基板100を載置して光学的に接続している例を示している。
光回路基板160は、コア161aとクラッド161bとからなる光伝送路161と、光伝送路の途中に設けられた反射部162とを備えている。反射部162は、コア161a内を伝送する光を直角方向に反射してPD120の方向に放出させる光屈曲部に相当する。PD120の受光部121を反射部162で屈曲された光軸と一致させることで、PD120と光伝送路161との光結合効率を高くすることができる。
部品内蔵基板100と光回路基板160とを上記のように光学的に接続することで、光伝送路161内を伝播してきた光が反射部162で反射されてPD120の受光部121に入射し、ここで電気信号に変換されて接続配線150を経由して電気部品130に伝送される。光回路基板160から入力した光信号を部品内蔵基板100で正確に電気信号として識別できるようにするためには、光伝送路161とPD120との光結合効率を高めてPD120における受光強度を高い状態とすることと、PD120で光電変換されてから電気部品130に入力されるまでの間に電気ノイズが混入するのをできるだけ低減することが効果的である。
本実施形態の部品内蔵基板100では、PD120、電気部品130、及びその間の接続配線150は耐ノイズ性を高めた構造としていることから、反射部162で屈曲された光軸と受光部121がずれて光結合効率が低く、光電変換された電気信号が微弱な状態であっても、正確にデータを判定することが可能となる。すなわち、本実施形態の部品内蔵基板100は、高い実装トレランスを有しており、光回路基板160への実装が容易となっている。
(第2の実施形態)
本発明の部品内蔵基板に係る第2の実施形態を、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の部品内蔵基板200の断面模式図である。本実施形態の電気混載基板200は、光部品であるPD220の電極222と電気部品230の電極231とが、電気配線基板210の厚さ方向に対向するように配置されている。なお、本実施形態のPD220も、裏面受光型素子としている。
本実施形態では、導体層213上にPD220を封止剤241で封止するとともに、電気配線基板210に電気部品230を封止剤242で封止している。PD210の向きは、受光部221が導体層213に面するようにしている。また、電気部品230の向きは、電極231が電気配線基板210とは反対の向きとなるようにしている。
封止剤241には、その表面上に導体層212を形成するとともに、PD220の電極222に接続されるスルーホール251を形成している。電極222と電極231とが対向するように封止剤241と封止剤242とを一体化することで、電気配線基板210にPD220と電気部品230とを一体化した本実施形態の電気混載基板200を形成している。電極231とスルーホール251に接続された導体層212とは、バンプ252を用いてフリップチップ接続することができる。
上記構成の本実施形態の電気混載基板200では、PD220と電気部品230とを電気的に接続する接続配線250が、スルーホール251、導体層212、及びバンプ252で形成されている。このように形成された接続配線250では、スルーホール251の距離を短くするこができるため、さらに配線長を短くして電気ノイズの混入を低減するとともに、配線パターンに屈曲部がないために反射によるノイズ発生を抑えることが可能となる。これにより、電気混載基板200の耐ノイズ性を高めることができ、PD220の最低受光強度を下げることが可能となる。
本実施形態において、PD220の電極222及び電気部品230の電極231がそれぞれ複数あり、それぞれの電極間のピッチが一致しない場合には、導体層212にスルーホール251の端部と電極231とを結ぶ配線パターンを形成しておく必要がある。あるいは、両者の配置が一致するように再配線するインターポーザ基板(図示せず)を用いたパッケージを電気部品230として使用することができる。
(第3の実施形態)
本発明の部品内蔵基板に係る第3の実施形態を、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の部品内蔵基板300の断面模式図である。本実施形態の電気混載基板300は、第1の実施形態と同様に、PD320と電気部品330とが封止剤340で電気配線基材310に一体化されて形成されている。本実施形態では、PD320と電気部品330との接続に用いられている導体層312に、さらにコンデンサ370が接続されている。すなわち、PD320に電気部品330と別の電気部品であるコンデンサ370が接続されている。なお、本実施形態のPD320も、裏面受光型素子としている。
光部品であるPD320やアンプ等の電気部品330は、グランドに接続されるとともにそれぞれに所定のバイアス電圧が印加されている(第1の実施形態及び第2の実施形態でも同様)。これらの部品が駆動すると、バイアス電圧を印加している電源が揺らいで電気ノイズを発生するおそれがある。そこで、この電気ノイズを低減するために、その近傍にデカップリングコンデンサ(バイパスコンデンサ)を配置するのが好ましい。
本実施形態では、PD320と電気部品330とを接続している接続配線350にコンデンサ370を接続しており、コンデンサ370はデカップリングコンデンサとして機能している。本実施形態の電気混載基板300は、コンデンサ370を備えることでさらに耐ノイズ性を高めており、高い実装トレランスを実現している。
(その他の実施形態)
上記の第1から第3の実施形態では、光部品と電気部品とを封止剤で電気配線基板に一体化して部品内蔵基板100又は200又は300を形成し、これを光伝送路161を備えた光回路基板160に半田163で接続して用いていた。
これに対し、本発明の別の実施形態として、光部品、電気部品、及び電気配線基板にさらに光回路基板160も一体化したものを部品内蔵基板とすることができる。図5〜7は、それぞれ第1から第3の実施形態に対応して、光回路基板160も一体化して構成した本発明の部品内蔵基板の実施形態を示す断面模式図である。
図5に示す本発明の別の実施形態の部品内蔵基板400では、第1の実施形態と同様に、PD120、電気部品130、及びその間の接続配線150は耐ノイズ性を高めた構造としているのに加えて、光回路基板160を一体化することにより光結合効率も高めている。すなわち、光部品であるPD120の受光部121と光伝送路161との距離を近接させるとともに、受光部121が最も効率的に受光できるように事前に調整して固定することが可能となる。これにより、高い光結合効率を維持することができる。
上記のように、本実施形態の部品内蔵基板400は、高い耐ノイズ性を有するとともに、高い光結合効率も維持していることから、実装トレランスを一層高めることが可能となる。
図6に示す本発明のさらに別の実施形態の部品内蔵基板500では、第2の実施形態と同様に、光部品であるPD220の電極222と電気部品230の電極231とが、電気配線基板210の厚さ方向に対向するように配置されており、PD220、電気部品230、及びその間の接続配線250は耐ノイズ性を高めた構造としている。これに加えて、部品内蔵基板500では光回路基板160を一体化することにより光結合効率も高めている。
すなわち、光部品であるPD220の受光部221と光伝送路161との距離を近接させるとともに、受光部221が最も効率的に受光できるように事前に調整して固定することが可能となる。これにより、高い光結合効率を維持することができる。このように、本実施形態の部品内蔵基板500は、高い耐ノイズ性を有するとともに、高い光結合効率も維持していることから、実装トレランスを一層高めることが可能となる。
図7に示す本発明のさらに別の実施形態の部品内蔵基板600では、第3の実施形態と同様に、PD320と電気部品330とを接続している接続配線350にコンデンサ370を接続することで、さらに耐ノイズ性を高めている。これに加えて、部品内蔵基板600では光回路基板160を一体化することにより光結合効率も高めている。
すなわち、光部品であるPD320の受光部321と光伝送路161との距離を近接させるとともに、受光部321が最も効率的に受光できるように事前に調整して固定することが可能となる。これにより、高い光結合効率を維持することができる。このように、本実施形態の部品内蔵基板600は、高い耐ノイズ性を有するとともに、高い光結合効率も維持していることから、実装トレランスを一層高めることが可能となる。
上記のいずれの実施形態においても、PD120等の光部品として裏面受光型素子を用いていた。本発明の部品内蔵基板は、裏面受光型素子に限らず別の形態の光部品を用いてもよい。電極が受発光面側にある光部品を用いて構成した本発明の部品内蔵基板の実施形態を図8、9に示す。図8、9は、各実施形態の部品内蔵基板800及び900のそれぞれの断面模式図である。
図8に示す部品内蔵基板800は、PD820と電気部品830とが別の層に設置されているときの実施形態である。PD820の受光部821と電極822とが同じ面にあることから、電気部品830は光伝送路861を挟んでPD820とは反対側の光回路基板860側に設置されている。このように、PD820と電気部品830とが別の層に設置されている場合には、電極822と電極831とが略垂直方向の最短距離に位置するようにPD820及び電気部品830を配置するのがよい。
電極822と電極831との電気的な接続は、導体層813と電気部品830とをスルーホール850で接続し、PD820の電極822を導体層813にフリップチップ接続している。PD820の電極822及び電気部品830の電極831がそれぞれ複数あり、それぞれの電極間のピッチが一致しない場合には、第2の実施形態と同様に、導体層813にスルーホール850の端部と電極821とを結ぶ配線パターンを形成しておくのがよい。あるいは、両者の配置が一致するように再配線するインターポーザ基板(図示せず)を用いたパッケージを電気部品830として使用することができる。
部品内蔵基板800では、電極822と電極831とが略垂直方向の最短距離に位置するように構成するとともに、スルーホール850の距離をできるだけ短くすることにより、PD820と電気部品830との接続配線に混入される電気ノイズを低減している。さらに配線パターンに屈曲部がないため、反射によるノイズ発生を抑えることが可能となる。
図9に示す部品内蔵基板900は、PD920と電気部品930とがフリップチップ接続されている導体層913に、第3の実施形態と同様に、さらにコンデンサ970が接続されている。コンデンサ970の電極971とPD920の電極922とが略垂直方向の最短距離に位置するようにコンデンサ970を配置することにより、電極922と971との距離を最短化することができ、電気ノイズの混入を低減することができる。
本実施形態の部品内蔵基板900では、第3の実施形態と同様に、コンデンサ970がデカップリングコンデンサとして機能しており、これによりさらに耐ノイズ性を高めて高い実装トレランスを実現している。
本発明の部品内蔵基板のさらに別の実施形態を、図10を用いて以下に説明する。図10は、本実施形態の部品内蔵基板1000の断面模式図である。本実施形態では、受発光面とその裏面の両面に電極を有している光部品のPD1020を用いて部品内蔵基板1000を構成している。PD1020は、受光部1021と同じ面に電極1022を備えており、これが導体層1013にフリップチップ接続されている。導体層1013には電気部品1030の電極1031がフリップチップ接続されており、電極1022と1031とが最短距離で接続されている。
一方、PD1020の受光部1021とは反対の面に設けられている電極1023は、導体層1012に略垂直に形成されたスルーホール1050に接続されている。また、導体層1012にはコンデンサ1070がフリップチップ接続されており、電極1071が電極1023の略垂直方向に位置するようにコンデンサ1070が配置されている。これにより、電極1023と1071とがほぼ最短距離で接続されており、電機ノイズの混入を低減している。
コンデンサ1070の別の電極1072は、導体層1012に形成されたグランド1012bに接続されており、コンデンサ1070はデカップリングコンデンサとして機能し、これによりさらに耐ノイズ性を高めて高い実装トレランスを実現している。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る部品内蔵基板の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における部品内蔵基板の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 接続配線の好ましい配線形状を例示する図である。 本発明の第2の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第3の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第4の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第5の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第6の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第8の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第9の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。 本発明の第10の実施形態の部品内蔵基板の断面模式図である。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、800、900、1000 電気混載基板
110、210、310、410、510、610、810、910 電気配線基板
111、115 絶縁層
112、113、114、116,213,312、813、913、1012、1013 導体層
120、220、320、420、520、620、820、920、1020 PD
121、221、821、1021 受光部
122、131、222、231、822,831、922、971、1022、1023、1031、1071、1072 電極
130、230、330、430、530、630、830、930、1030 電気部品
140、340 封止剤
150、250、350 接続配線
151 第1の配線
152 第2の配線
153 第3の配線
160、860 光回路基板
161、861 光伝送路
161a コア
161b クラッド
162 反射部
163 半田
251、850、1050 スルーホール
252 バンプ
370、970、1070 コンデンサ
1012b グランド

Claims (9)

  1. 電気配線基板と、
    前記電気配線基板に内蔵される半導体部品と
    を備えた部品内蔵基板であって、
    前記半導体部品の少なくとも一つが光電気変換を行う光部品であり、
    前記半導体部品の少なくともさらに一つが、前記光部品と電気的な接続配線で配線される電気部品である
    ことを特徴とする部品内蔵基板。
  2. 前記接続配線が短距離で接続されている
    ことを特徴とする部品内蔵基板。
  3. 前記接続配線は、直線状または所定の屈曲角度以下で屈曲させて形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の部品内蔵基板。
  4. 前記光部品と前記電気部品とは、それぞれの接続端子が対向するように前記電気配線基板の厚さ方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
  5. 光伝送路と、前記光伝送路を前記電気配線基板の厚さ方向に屈曲させる光屈曲部とを有する光回路基板をさらに備え、
    前記光部品は、前記光屈曲部を介して前記光伝送路と光学的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
  6. 前記接続配線を含む層の外側にグランド層をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
  7. 前記光部品または前記電気部品または前記接続配線にコンデンサが接続されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
  8. 前記電気部品に近接させて熱伝導層をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
  9. 前記電気部品の動作周波数は、1GHz以上である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の部品内蔵基板。
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