JP2009070026A - 記録装置及び検証装置及び再生装置及び記録方法及び検証方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出力画像データ611〜619・出力音声データ621〜629・出力センサデータ631〜639それぞれの鍵付きハッシュ値(画像ハッシュ値641〜649・音声ハッシュ値651〜659・センサハッシュ値661〜669)を算出する。更に、例えば、出力データ602において、同期すべき出力画像データ612・出力音声データ622・出力センサデータ632それぞれのハッシュ値(画像ハッシュ値642・音声ハッシュ値652・センサハッシュ値662)と、一つ前の結合ハッシュ値671とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値(結合ハッシュ値672)を算出する。算出したハッシュ値を記録媒体に記録する。
【選択図】図8
Description
また、十分な証拠性を担保するには、映像・音声・運転操作の記録を、正確に同期をとって再生できることが必要である。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、ドライブレコーダ装置などの記録装置が記録したデータにおいて、改竄を検知でき、データの証拠性を担保するのに十分な、画像や音声、運転操作の履歴などの同期再生ができるようにすることを目的とする。
記録鍵記憶装置と、出力第一データ取得装置と、結合ハッシュ値算出装置と、出力データ記録装置とを有し、
上記記録鍵記憶装置は、共通鍵を記憶し、
上記出力第一データ取得装置は、順序を有する複数の出力第一データを取得し、
上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの一つの出力第一データに対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データと、上記一つの出力第一データより一つ前の出力第一データに対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データと、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体に記録することを特徴とする。
実施の形態1を、図1〜図11を用いて説明する。
自動車810は、ドライブレコーダ装置100を搭載している。
ドライブレコーダ装置100(記録装置)は、自動車810走行時の周囲の状況を常に撮影している。また、ドライブレコーダ装置100は、自動車810の周囲の物音や運転者の声などの音声を常に録音している。更に、ドライブレコーダ装置100は、自動車810に加わる加速度や運転者の運転操作の内容なども常に記録している。
ドライブレコーダ装置100には、フラッシュメモリなどの記録媒体820(ストレージ)を着脱自在に取り付けることができる。ドライブレコーダ装置100は、急ブレーキや衝突の衝撃などのイベントを検知すると、イベント発生の前後(例えば、イベント発生前20秒間、イベント発生後20秒間、合わせて40秒間)に記録した映像・音声・運転操作などを表わすデータを、取り付けた記録媒体820に記録する。
これにより、例えば、交通事故発生の前後の様子が記録媒体820に記録される。
また、再生装置300は、表示した映像などの証拠性を担保するため、記録媒体820に記録されたデータが、まさしくドライブレコーダ装置100が記録したものであり、改竄されていないことを検証する。検証に失敗した場合、再生装置300は、例えば、表示装置901にデータが改竄されていることを示す表示をしたり、スピーカー装置908からデータ改竄を警告する警告音を出力したりする。再生装置300は、検証に成功した場合のみ、記録媒体820に記録されたデータを再生してもよいし、検証に失敗した場合、データ改竄を示す警告とともに、データを再生してもよい。
再生装置300は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
ドライブレコーダ装置100及び再生装置300は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信装置915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信装置915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信装置915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disc)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
ドライブレコーダ装置100(記録装置)は、常時記録装置110、イベント検出装置140、出力データ生成装置150、出力データ記録装置210を有する。
常時記録装置110は、撮像装置111、第二感知装置112、画像データ生成装置121、第二データ生成装置122、画像データ記憶装置131、第二データ記憶装置132を有する。
撮像装置111は、画像を撮影するたび、画像を撮影したことを表わす割込信号を出力する。
マイクロフォン装置113は、音声を入力して電気信号に変換する装置である。マイクロフォン装置113は、連続した音声を入力する。
運転操作センサ115は、自動車810の構成部材へのセンサインタフェースにより、ハンドル、アクセル、ブレーキ、ギアなどの操作状況を検知する。加速度センサ116は、自動車810に加わる加速度を検知する。
画像データ生成装置121は、撮像装置111が出力した割込信号を割込コントローラなどを介して入力すると、撮像装置111が撮影した画像を表わす電気信号を入力し、入力した電気信号に基づいて、1枚の画像を表わす画像データを生成する。撮像装置111が30分の1秒に1枚の割合で画像を撮影する場合であれば、画像データ生成装置121も30分の1秒(所定のデータ生成間隔時間)に1つの割合で画像データを生成する。画像データ生成装置121は、生成した画像データを出力する。
なお、画像データ生成装置121は、タイマなどを用いて、撮像装置111が割込信号を出力する間隔を測定し、割込信号の間隔が正しく30分の1秒であるか否かを判定してもよい。その場合、割込信号の間隔が30分の1秒でない場合、画像データ生成装置121は、画像データの生成を中止し、撮像装置111の故障を使用者に通知するなどの対処をしてもよい。
音声データ生成装置123は、例えばPCM(Pulse Code Modulation)コーデックなどを用いて、音声データ(第二データ)を生成する装置である。音声データ生成装置123は、マイクロフォン装置113が入力した音声を表わす電気信号を入力し、入力した電気信号に基づいて、マイクロフォン装置113が入力した音声を表わす連続した音声データを生成する。
音声データ生成装置123は、撮像装置111が出力した割込信号などを入力して、撮像装置111が1枚の画像を撮影したことがわかると、生成した音声データから、撮像装置111が撮影した1枚の画像に対応する部分を切り出して、切り出した音声データを出力する。撮像装置111が30分の1秒に1枚の割合で画像を撮影する場合であれば、音声データ生成装置123も30分の1秒(データ生成間隔時間)に1つの割合で音声データを出力する。
センサデータ生成装置124は、撮像装置111が出力した割込信号などを入力して、撮像装置111が1枚の画像を撮影したことがわかると、生成したセンサデータから、撮像装置111が撮影した1枚の画像に対応する部分を切り出して、切り出したセンサデータを出力する。撮像装置111が30分の1秒に1枚の割合で画像を撮影する場合であれば、センサデータ生成装置124も30分の1秒(データ生成間隔時間)に1つの割合でセンサデータを出力する。
第二データ記憶装置132は、音声データ記憶装置133、センサデータ記憶装置134を有する。音声データ記憶装置133は、音声データ生成装置123が出力した音声データを入力し、RAM914などを用いて、画像データ記憶装置131が記憶した画像データとの対応づけがわかるよう、入力した音声データを記憶する。センサデータ記憶装置134は、センサデータ生成装置124が出力したセンサデータを入力し、RAM914などを用いて、画像データ記憶装置131が記憶した画像データとの対応づけがわかるよう、入力したセンサデータを記憶する。
なお、イベント検出装置140が検出するイベントは、これに限らず、例えば、利用者の操作による記録を可能にするため、利用者が記録ボタンを押した場合に、イベント検出装置140は、イベントが発生したと判定してもよい。
出力範囲決定装置151は、常時記録装置110が記録したデータのうち、記録媒体820に記録するデータの範囲(出力範囲)を決定する。出力範囲決定装置151は、イベント検出装置140がイベント発生を検出した場合、イベント検出装置140が検出したイベントの発生時刻から所定の時間(イベント前記録時間)遡った時刻(記録開始時刻)を算出する。出力範囲決定装置151は、画像データ記憶装置131が記憶した画像データのうち、その画像データのデータ生成間隔時間内に、算出した記録開始時刻が含まれる画像データを、先頭画像データ(先頭第一データ)とする。また、出力範囲決定装置151は、イベント検出装置140が検出したイベントの発生時刻から所定の時間(イベント後記録時間)先の時刻(記録終了時刻)を算出し、画像データ記憶装置131が記憶した画像データのうち、その画像データのデータ生成間隔時間内に、算出した記録終了時刻が含まれる画像データを、末尾画像データ(末尾第一データ)とする。なお、出力範囲決定装置151が出力範囲を決定した時点では、画像データ記憶装置131が末尾画像データをまだ記憶していなくてもよい。
出力音声データ取得装置163は、音声データ記憶装置133が記憶した音声データから、記録媒体820に記録する複数の音声データを取得する。すなわち、出力音声データ取得装置163は、音声データ記憶装置133が記憶した音声データのうち、出力画像データ取得装置161が取得した複数の画像データにそれぞれ対応する複数の音声データを取得する。出力音声データ取得装置163は、先頭画像データに対応する音声データから順に音声データを取得し、末尾画像データに対応する音声データまでの音声データを取得する。出力音声データ取得装置163は、取得した複数の音声データを出力音声データ(出力第二データ)として順に出力する。
出力センサデータ取得装置164は、センサデータ記憶装置134が記憶したセンサデータから、記録媒体820に記録する複数のセンサデータを取得する。すなわち、出力センサデータ取得装置164は、センサデータ記憶装置134が記憶したセンサデータのうち、出力画像データ取得装置161が取得した複数の画像データにそれぞれ対応するセンサデータを取得する。出力センサデータ取得装置164は、先頭画像データに対応するセンサデータから順にセンサデータを取得し、末尾画像データに対応するセンサデータまでのセンサデータを取得する。出力センサデータ取得装置164は、取得した複数のセンサデータを出力センサデータ(出力第二データ)として順に出力する。
記録鍵生成装置171は、共通鍵をランダムに生成する。共通鍵は、鍵付きハッシュ値の算出に用いられる所定のビット長のデータである。記録鍵生成装置171は、生成した共通鍵を出力する。
記録鍵記憶装置172は、記録鍵生成装置171が生成した共通鍵を入力し、RAM914などを用いて、入力した共通鍵を記憶する。
画像ハッシュ値算出装置181は、出力画像データ取得装置161が出力した複数の出力画像データを順に入力する。画像ハッシュ値算出装置181は、それぞれの出力画像データについて、対応する画像ハッシュ値を算出する。画像ハッシュ値算出装置181が算出した画像ハッシュ値は、もととなった出力画像データと1対1に対応している。画像ハッシュ値算出装置181は、算出した複数の画像ハッシュ値を順に出力する。
音声ハッシュ値算出装置183は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、出力音声データ取得装置163が取得した出力音声データとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、音声ハッシュ値(第二ハッシュ値)とする。音声ハッシュ値算出装置183は、出力音声データ取得装置163が出力した複数の出力音声データを順に入力する。音声ハッシュ値算出装置183は、それぞれの出力音声データについて、対応する音声ハッシュ値を算出する。音声ハッシュ値算出装置183が算出した音声ハッシュ値は、もととなった出力音声データが対応する出力画像データと1対1に対応している。音声ハッシュ値算出装置183は、算出した複数の音声ハッシュ値を順に出力する。
センサハッシュ値算出装置184は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、出力センサデータ取得装置164が取得した出力センサデータとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、センサハッシュ値(第二ハッシュ値)とする。センサハッシュ値算出装置184は、出力センサデータ取得装置164が出力した複数の出力センサデータを順に入力する。センサハッシュ値算出装置184は、それぞれの出力センサデータについて、対応するセンサハッシュ値を算出する。センサハッシュ値算出装置184が算出したセンサハッシュ値は、もととなった出力センサデータが対応する出力画像データと1対1に対応している。センサハッシュ値算出装置184は、算出した複数のセンサハッシュ値を順に出力する。
結合ハッシュ値記憶装置192は、RAM914を用いて、結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値を記憶する。
同様に、音声ハッシュ値やセンサハッシュ値の代わりに、出力音声データ(または出力音声データをもとにした鍵付きでないハッシュ値)や出力センサデータ(または出力センサデータをもとにした鍵付きでないハッシュ値)に基づいて、結合ハッシュ値を算出してもよい。
すなわち、結合ハッシュ値算出装置191は、共通鍵と、出力画像データと、出力音声データと、出力センサデータと、一つ前の出力画像データに対応する結合ハッシュ値とを含むデータ群(第一データ群)に基づいて結合ハッシュ値を算出する。結合ハッシュ値算出装置191が算出する結合ハッシュ値は、結合ハッシュ値からもとのデータ(例えば共通鍵)を推測することが非常に困難であり、同じ結合ハッシュ値になる2つの第一データ群を見つけることが非常に困難であるというハッシュ値の一般的な特性を有していればよい。
出力データ記録装置210は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵を入力し、入力した共通鍵を記録媒体820に記憶する。これは、記録媒体820に記録されたデータを検証する再生装置300と共通鍵を共有するためである。なお、記録媒体820は、耐タンパ性を有し、正当な権限のある再生装置300だけが共通鍵を読み出すことができる。したがって、第三者が記録媒体820に記録されたデータを改竄しようとしても、共通鍵がわからないので、正しい鍵付きハッシュ値を算出することができない。
なお、ドライブレコーダ装置100と再生装置300とが他の方式により共通鍵を共有してもよい。その場合、出力データ記録装置210は、共通鍵を記録媒体820に記録しない。
なお、出力データ記録装置210は、画像データなどを、別々のファイルとして記録媒体820に記録してもよいし、画像データなどを結合して1つのファイルとして記録媒体820に記録してもよい。
センサデータ生成工程S12において、センサデータ生成装置124は、センサ装置114が検知した記録対象の状態に基づいて、連続したセンサデータを生成する。
撮像判定工程S13において、画像データ生成装置121は、撮像装置111が割込信号を出力したか否かに基づいて、撮像装置111が画像を撮影したか否かを判定する。
撮像装置111が画像を撮影したと判定した場合、単一フレーム画像データ生成工程S16へ進む。撮像装置111が画像をまだ撮影していないと判定した場合、音声データ生成工程S11に戻り、音声データ・センサデータの生成を続ける。
単一フレーム音声データ生成工程S17において、音声データ生成装置123は、音声データ生成工程S11で生成した連続した音声データから、単一フレーム画像データ生成工程S16で画像データ生成装置121が生成した画像データに対応する1フレーム分の音声データを生成する。
単一フレームセンサデータ生成工程S18において、センサデータ生成装置124は、センサデータ生成工程S12で生成した連続したセンサデータから、単一フレーム画像データ生成工程S16で画像データ生成装置121が生成した画像データに対応する1フレーム分のセンサデータを生成する。
音声データ記憶工程S27において、音声データ記憶装置133は、単一フレーム音声データ生成工程S17で音声データ生成装置123が生成した1フレーム分の音声データを記憶する。
センサデータ記憶工程S28において、センサデータ記憶装置134は、単一フレームセンサデータ生成工程S18でセンサデータ生成装置124が生成した1フレーム分のセンサデータを記憶する。
その後、音声データ生成工程S11に戻り、音声データ・センサデータの生成を続ける。
図7は、この実施の形態におけるドライブレコーダ装置100が出力データを生成・記録する出力データ生成記録処理の流れの一例を示すフローチャート図(後半)である。
イベントが発生したと判定した場合、出力範囲決定工程S32へ進む。
イベントが発生していないと判定した場合、イベント判定工程S31を繰り返す。
記録鍵生成工程S33において、記録鍵生成装置171は、共通鍵をランダムに生成する。
記録鍵記憶工程S34において、記録鍵記憶装置172は、記録鍵生成工程S33で記録鍵生成装置171が生成した共通鍵を記憶する。
記録鍵記録工程S35において、出力データ記録装置210は、記録鍵記憶工程S34で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵を、記録媒体820の耐タンパ領域に記録する。
音声データ取得工程S37において、出力音声データ取得装置163は、音声データ記憶工程S27で音声データ記憶装置133が記憶した複数の音声データのなかから、画像データ取得工程S36で出力画像データ取得装置161が取得した1つの画像データに対応する1つの音声データを取得して、出力音声データとする。
センサデータ取得工程S38において、出力センサデータ取得装置164は、センサデータ記憶工程S28でセンサデータ記憶装置134が記憶した複数のセンサデータのなかから、画像データ取得工程S36で出力画像データ取得装置161が取得した1つの画像データに対応する1つのセンサデータを取得して、出力センサデータとする。
音声ハッシュ値算出工程S42において、音声ハッシュ値算出装置183は、記録鍵記憶工程S34で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、音声データ取得工程S37で出力音声データ取得装置163が取得した1つの出力音声データとに基づいて、1つの音声ハッシュ値を算出する。
センサハッシュ値算出工程S43において、センサハッシュ値算出装置184は、記録鍵記憶工程S34で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、センサデータ取得工程S38で出力センサデータ取得装置164が取得した1つの出力センサデータとに基づいて、1つのセンサハッシュ値を算出する。
現在処理中の出力画像データが先頭画像データであると判定した場合、先頭結合ハッシュ値算出工程S47へ進む。
現在処理中の出力画像データが先頭画像データでないと判定した場合、中間結合ハッシュ値算出工程S48へ進む。
その後、結合ハッシュ値記憶工程S57へ進む。
なお、これらのデータは、共通鍵と異なり、記録媒体820の耐タンパ領域に記録される必要はない。共通鍵を知らない第三者は、データと整合するハッシュ値との組を生成することができないので、改竄を検出されずにこれらのデータを書き換えることができないからである。
末尾画像データの処理が終わり、出力画像データ取得装置161が取得すべき画像データがもうないと判定した場合、記録鍵消去工程S76へ進む。
出力画像データ取得装置161が取得すべき画像データがまだあると判定した場合、記録鍵記憶工程S34からの処理を繰り返す。
以上で、出力データ生成記録処理を終了する。
出力データ601は、先頭画像データ611及び先頭画像データ611に対応するデータ(出力音声データ621・出力センサデータ631・画像ハッシュ値641・音声ハッシュ値651・センサハッシュ値661・結合ハッシュ値671)を有する。
画像ハッシュ値641は、共通鍵701と先頭画像データ611とに基づいて画像ハッシュ値算出装置181が算出した鍵付きハッシュ値である。音声ハッシュ値651は、共通鍵701と出力音声データ621とに基づいて音声ハッシュ値算出装置183が算出した鍵付きハッシュ値である。センサハッシュ値661は、共通鍵701と出力センサデータ631とに基づいてセンサハッシュ値算出装置184が算出した鍵付きハッシュ値である。結合ハッシュ値671は、共通鍵701と、画像ハッシュ値641と、音声ハッシュ値651と、センサハッシュ値661とに基づいて結合ハッシュ値算出装置191が算出した鍵付きハッシュ値である。
出力画像データ612は、先頭画像データ611の次の出力画像データである。画像ハッシュ値642は、共通鍵701と出力画像データ612とを含むデータ群に基づいて画像ハッシュ値算出装置181が算出した鍵付きハッシュ値である。音声ハッシュ値652は、共通鍵701と出力音声データ622とを含むデータ群に基づいて音声ハッシュ値算出装置183が算出した鍵付きハッシュ値である。センサハッシュ値662は、共通鍵701と出力センサデータ632とを含むデータ群に基づいてセンサハッシュ値算出装置184が算出した鍵付きハッシュ値である。結合ハッシュ値672は、共通鍵701と、画像ハッシュ値642と、音声ハッシュ値652と、センサハッシュ値662と、結合ハッシュ値671とを含むデータ群に基づいて結合ハッシュ値算出装置191が算出した鍵付きハッシュ値である。
再生装置300(検証装置)は、記録データ取得装置310、記録データ検証装置340、記録再生装置410、改竄警告装置420を有する。
検証鍵取得装置312は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、共通鍵を取得する。検証鍵取得装置312は、取得した共通鍵を出力する。
記録第二データ取得装置322は、記録音声データ取得装置323、記録センサデータ取得装置324を有する。
記録音声データ取得装置323は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、音声データを取得して、記録音声データ(記録第二データ)とする。記録音声データ取得装置323は、記録データに含まれる複数の音声データのうち、記録画像データ取得装置321が取得した画像データに対応する音声データを1つずつ取得する。
記録センサデータ取得装置324は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、センサデータを取得して、記録センサデータ(記録第二データ)とする。記録センサデータ取得装置324は、記録データに含まれる複数の音声データのうち、記録画像データ取得装置321が取得した画像データに対応するセンサデータを1つずつ取得する。
記録第二ハッシュ値取得装置332は、記録音声ハッシュ値取得装置333、記録センサハッシュ値取得装置334を有する。
記録音声ハッシュ値取得装置333は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、音声ハッシュ値を取得して、記録音声ハッシュ値(記録第二ハッシュ値)とする。記録音声ハッシュ値取得装置333は、記録データに含まれる複数の音声ハッシュ値のうち、記録画像データ取得装置321が取得した画像データに対応する音声ハッシュ値を1つずつ取得する。
記録センサハッシュ値取得装置334は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、センサハッシュ値を取得して、記録センサハッシュ値(記録第二ハッシュ値)とする。記録センサハッシュ値取得装置334は、記録データに含まれる複数のセンサハッシュ値のうち、記録画像データ取得装置321が取得した画像データに対応するセンサハッシュ値を1つずつ取得する。
記録結合ハッシュ値取得装置336は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、結合ハッシュ値を取得して、記録結合ハッシュ値とする。記録結合ハッシュ値取得装置336は、記録データに含まれる複数の結合ハッシュ値のうち、記録画像データ取得装置321が取得した画像データに対応する結合ハッシュ値を1つずつ取得する。
検証第二ハッシュ値算出装置352は、検証音声ハッシュ値算出装置353、検証センサハッシュ値算出装置354を有する。
検証音声ハッシュ値算出装置353は、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録音声データ取得装置323が取得した記録音声データとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、検証音声ハッシュ値(検証第二ハッシュ値)とする。検証音声ハッシュ値算出装置353が検証音声ハッシュ値を算出する方式は、ドライブレコーダ装置100の音声ハッシュ値算出装置183が音声ハッシュ値を算出する方式と同一である。
検証センサハッシュ値算出装置354は、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録センサデータ取得装置324が取得した記録センサデータとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、検証センサハッシュ値(検証第二ハッシュ値)とする。検証センサハッシュ値算出装置354が検証センサハッシュ値を算出する方式は、ドライブレコーダ装置100のセンサハッシュ値算出装置184がセンサハッシュ値を算出する方式と同一である。
また、検証結合ハッシュ値算出装置356は、記録画像データ取得装置321が取得した記録画像データが最初の記録画像データでない場合、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証画像ハッシュ値算出装置351が算出した検証画像ハッシュ値と、検証音声ハッシュ値算出装置353が算出した検証音声ハッシュ値と、検証センサハッシュ値算出装置354が算出した検証センサハッシュ値と、検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(一つ前の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、現在処理中の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値とする。
なお、検証結合ハッシュ値算出装置356が検証結合ハッシュ値を算出する方式は、ドライブレコーダ装置100の結合ハッシュ値算出装置191が結合ハッシュ値を算出する方式と同一である。すなわち、検証結合ハッシュ値算出装置356は、共通鍵と、記録画像データと、記録音声データと、記録センサデータと、一つ前の検証結合ハッシュ値とを含むデータ群(第三データ群)に基づいて、検証結合ハッシュ値を算出する。
音声ハッシュ値検証装置363は、記録音声ハッシュ値取得装置333が取得した記録音声ハッシュ値と、検証音声ハッシュ値算出装置353が算出した検証音声ハッシュ値とを比較することにより、記録音声データ取得装置323が取得した記録音声データが改竄されているか否かを判定する。音声ハッシュ値検証装置363は、検証音声ハッシュ値と記録音声ハッシュ値とが一致しない場合に、記録データが改竄されていると判定する。
センサハッシュ値検証装置364は、記録センサハッシュ値取得装置334が取得した記録センサハッシュ値と、検証センサハッシュ値算出装置354が算出した検証音声ハッシュ値とを比較することにより、記録センサデータ取得装置324が取得した記録センサデータが改竄されているか否かを判定する。センサハッシュ値検証装置364は、検証センサハッシュ値と記録センサハッシュ値とが一致しない場合に、記録データが改竄されていると判定する。
画像再生装置411(第一再生装置)は、記録データが改竄されていないと判定装置371が判定した場合に、記録画像データ取得装置321が取得した記録画像データを入力し、入力した記録画像データを順序通りに再生して、表示装置901を用いて、記録画像データが表わす画像を表示する。
第二再生装置412は、音声再生装置413、状態再生装置414を有する。
音声再生装置413は、記録データが改竄されていないと判定装置371が判定した場合に、記録音声データ取得装置323が取得した記録音声データを入力し、対応する記録画像データと同期して、入力した記録音声データを再生し、スピーカー装置908を用いて、記録音声データが表わす音声を出力する。
状態再生装置414は、記録データが改竄されていないと判定装置371が判定した場合に、記録センサデータ取得装置324が取得した記録センサデータを入力し、対応する記録画像データと同期して、入力した記録センサデータを再生し、表示装置901を用いて、記録センサデータが表わす記録対象の状態を表示する。
図11は、この実施の形態における再生装置300が記録データを検証する記録データ検証処理の流れの一例を示すフローチャート図(後半)である。
検証鍵記憶工程T12において、検証鍵記憶装置341は、検証鍵取得工程T11で検証鍵取得装置312が取得した共通鍵を記憶する。
記録音声データ取得工程T17において、記録音声データ取得装置323、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、記録画像データ取得工程T16で記録画像データ取得装置321が取得した1つの記録画像データに対応する1つの記録音声データを取得する。
記録センサデータ取得工程T18において、記録センサデータ取得装置324は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、記録画像データ取得工程T16で記録画像データ取得装置321が取得した1つの記録画像データに対応する1つの記録センサデータを取得する。
記録音声ハッシュ値取得工程T22において、記録音声ハッシュ値取得装置333は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、記録画像データ取得工程T16で記録画像データ取得装置321が取得した1つの記録画像データに対応する1つの記録音声ハッシュ値を取得する。
記録センサハッシュ値取得工程T23において、記録センサハッシュ値取得装置334は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、記録画像データ取得工程T16で記録画像データ取得装置321が取得した1つの記録画像データに対応する1つの記録センサハッシュ値を取得する。
記録結合ハッシュ値取得工程T24において、記録結合ハッシュ値取得装置336は、記録データ読出装置311が読み出した記録データから、記録画像データ取得工程T16で記録画像データ取得装置321が取得した1つの記録画像データに対応する1つの記録結合ハッシュ値を取得する。
検証音声ハッシュ値算出工程T27において、検証音声ハッシュ値算出装置353は、検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録音声データ取得工程T17で記録音声データ取得装置323が取得した1つの記録音声データとに基づいて、1つの検証音声ハッシュ値を算出する。
検証センサハッシュ値算出工程T28において、検証センサハッシュ値算出装置354は、検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録センサデータ取得工程T18で記録センサデータ取得装置324が取得した1つの記録センサデータとに基づいて、1つの検証センサハッシュ値を算出する。
現在処理中の記録画像データが最初の記録画像データであると判定した場合、先頭検証結合ハッシュ値算出工程T32へ進む。
現在処理中の記録画像データが最初の記録画像データでないと判定した場合、中間検証結合ハッシュ値算出工程T33へ進む。
その後、検証結合ハッシュ値記憶工程T42へ進む。
記録画像ハッシュ値と検証画像ハッシュ値とが一致した場合、音声ハッシュ値検証工程T47へ進む。
記録画像ハッシュ値と検証画像ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
記録音声ハッシュ値と検証音声ハッシュ値とが一致した場合、センサハッシュ値検証工程T48へ進む。
記録音声ハッシュ値と検証音声ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
記録センサハッシュ値と検証センサハッシュ値とが一致した場合、結合ハッシュ値検証工程T49へ進む。
記録センサハッシュ値と検証センサハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
記録結合ハッシュ値と検証結合ハッシュ値とが一致した場合、終了判定工程T51へ進む。
記録結合ハッシュ値と検証結合ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
最後の記録画像データの処理が終わり、記録画像データ取得装置321が取得すべき記録画像データがもうないと判定した場合、検証成功工程T71へ進む。
記録画像データ取得装置321が取得すべき記録画像データがまだあると判定した場合、記録画像データ取得工程T16からの処理を繰り返す。
検証失敗工程T72において、判定装置371は、記録データが改竄されていると判定し、記録データ検証処理を終了する。
1つは、画像データ・音声データ・センサデータなどを直接書き換えて、画像に写っている信号機を赤から青に改変したり、センサが検知した自動車810の速度を偽ったりするパターンである。
この改竄パターンに対して、再生装置300は、記録画像データから算出した検証画像ハッシュ値と、記録画像ハッシュ値とを比較することで、記録画像データの改竄を検出する。改竄者は、記録画像ハッシュ値も改竄することにより、記録画像データと記録画像ハッシュ値との整合性を保とうとするが、改竄者は共通鍵を知らないので、改竄した記録画像データと整合する画像ハッシュ値を算出できない。このため、記録画像データが改竄されると、検証画像ハッシュ値と記録画像ハッシュ値とが一致しなくなり、記録画像データの改竄を検出できる。記録音声データ・記録センサデータの改竄についても同様である。
この改竄パターンに対して、再生装置300は、記録画像データ・記録音声データ・記録センサデータから算出した検証結合ハッシュ値と、記録結合ハッシュ値とを比較することで、対応関係の改竄を検出する。改竄者は、記録結合ハッシュ値も改竄することにより、改竄した対応関係と記録結合ハッシュ値との整合性を保とうとするが、改竄者は、共通鍵を知らないので、改竄された対応関係により対応する画像データ・音声データ・センサデータに対応する結合ハッシュ値を算出できない。このため、画像データ・音声データ・センサデータの対応関係が改竄されると、検証結合ハッシュ値と記録結合ハッシュ値とが一致しなくなり、対応関係の改竄を検出できる。
この改竄パターンに対しても、再生装置300は、検証結合ハッシュ値と、記録結合ハッシュ値とを比較することで、順序の改竄を検出する。
2番目以降の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値は、一つ前の検証結合ハッシュ値も含むデータ群に基づいて算出する。したがって、全体の順序を入れ替えると、検証結合ハッシュ値と記録結合ハッシュ値とが一致しなくなり、順序の改竄を検出できる。
この改竄パターンに対しても、再生装置300は、検証結合ハッシュ値と、記録結合ハッシュ値とを比較することで、記録開始点の改竄を検出する。
2番目以降の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値は、一つ前の検証結合ハッシュ値も含むデータ群に基づいて算出するのに対し、最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値は、一つ前の検証ハッシュ値を含まないデータ群に基づいて算出する。
。したがって、記録開始点を改竄すると、検証結合ハッシュ値と記録結合ハッシュ値とが一致しなくなり、記録開始点の改竄を検出できる。
記録鍵記憶装置172と、出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)と、結合ハッシュ値算出装置191と、出力データ記録装置210とを有することを特徴とする。
上記記録鍵記憶装置172は、共通鍵を記憶することを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)は、順序を有する複数の出力第一データ(出力画像データ)を取得することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの一つの出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)と、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)より一つ前の出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)と、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体820に記録することを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの最初の出力第一データ(先頭画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記最初の出力第一データ(先頭画像データ)とを含み、上記最初の出力第一データ(先頭画像データ)より一つ前の出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値を含まない上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記出力第二データ取得装置162は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)にそれぞれ対応する複数の出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)を取得することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの一つの出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)に対応する出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)を更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記出力第二データ取得装置162が取得した複数の出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)を上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
上記第一ハッシュ値算出装置(画像ハッシュ値算出装置181)は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの一つの出力第一データ(出力画像データ)に対応する第一ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)とを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記第一ハッシュ値算出装置(画像ハッシュ値算出装置181)が算出した第一ハッシュ値を上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
他方、出力データ記録装置210が第一ハッシュ値(画像ハッシュ値)を記録媒体820に記録すれば、出力第一データ(出力画像データ)の改竄を二重に検証できるので、検証結果の信頼性が増す。また、第一ハッシュ値(画像ハッシュ値)を記録媒体820に記録することにより、改竄が発見された場合に、それが順序の改竄なのか、出力第一データ(出力画像データ)の改竄なのかを区別できるので、好ましい。
上記第二ハッシュ値算出装置182は、上記第二データ取得装置162が取得した複数の出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)のうちの一つの出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)に対応する第二ハッシュ値(音声ハッシュ値・センサハッシュ値)として、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)とを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記第二ハッシュ値算出装置182が算出した第二ハッシュ値(音声ハッシュ値・センサハッシュ値)を上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
なお、出力データ記録装置210が第二ハッシュ値を記録媒体820に記録しなくてもよい点は、第一ハッシュ値と同様である。
上記第一感知装置(撮像装置111)は、第一の情報(画像)を感知(撮影)することを特徴とする。
上記第一データ生成装置(画像データ生成装置121)は、所定の期間(撮影間隔時間)ごとに、上記第一感知装置(撮像装置111)が上記所定の期間(撮影間隔時間)内に感知(撮影)した第一の情報(画像)に基づいて、順序を有する複数の第一データ(画像データ)を生成することを特徴とする。
上記第一データ記憶装置(画像データ記憶装置131)は、上記第一データ生成装置(撮像装置111)が生成した複数の第一データ(画像データ)を記憶することを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)は、上記複数の出力第一データ(出力画像データ)として、上記第一データ記憶装置(画像データ記憶装置131)が記憶した複数の第一データ(画像データ)から少なくとも一部の複数の第一データ(画像データ)を取得することを特徴とする。
上記第一感知装置(撮像装置111)は、第一の情報(画像)を感知(撮影)することを特徴とする。
上記第一データ生成装置(画像データ生成装置121)は、所定の期間(撮影間隔時間)ごとに、上記第一感知装置(撮像装置111)が上記所定の期間(撮影間隔時間)内に感知(撮影)した第一の情報(画像)に基づいて、順序を有する複数の第一データ(画像データ)を生成することを特徴とする。
上記第一データ記憶装置(画像データ記憶装置131)は、上記第一データ生成装置(画像データ生成装置121)が生成した複数の第一データ(画像データ)を記憶することを特徴とする。
上記第二感知装置112は、第二の情報(音声・記録対象の状態)を感知(入力・検知)することを特徴とする。
上記第二データ生成装置122は、上記所定の期間(撮影間隔時間)ごとに、上記第二感知装置112が上記所定の期間(撮影間隔時間)内に感知(入力・検知)した第二の情報(音声・記録対象の状態)に基づいて、上記第一データ生成装置(画像データ生成装置121)が生成した複数の第一データ(画像データ)にそれぞれ対応する複数の第二データ(音声データ・センサデータ)を生成することを特徴とする。
上記第二データ記憶装置132は、上記第二データ生成装置122が生成した複数の第二データ(音声データ・センサデータ)を記憶することを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)は、上記複数の出力第一データ(出力画像データ)として、上記第一データ記憶装置(画像データ記憶装置131)が記憶した複数の第一データ(画像データ)のうち少なくとも一部の複数の第一データ(画像データ)を取得し、
上記出力第二データ取得装置162は、上記複数の出力第二データ(出力音声データ・出力センサデータ)として、上記第二データ記憶装置132が記憶した複数の第二データ(音声データ・センサデータ)のうち上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の第一データ(画像データ)にそれぞれ対応する複数の第二データ(音声データ・センサデータ)を取得することを特徴とする。
上記イベント検出装置140は、イベントが発生したか否かを判定することを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)は、イベントが発生したと上記イベント検出装置140が判定した場合に、上記第一データ記憶装置(画像データ記憶装置131)が記憶した複数の第一データ(画像データ)のうち、上記イベントが発生した時刻より所定の時間(イベント前記録時間)前に上記第一感知装置(撮像装置111)が感知(撮影)した第一の情報(画像)に基づいて上記第一データ生成装置(画像データ生成装置121)が生成した第一データ(画像データ)を先頭第一データ(先頭画像データ)とし、上記複数の出力第一データ(出力画像データ)として、上記先頭第一データ(先頭画像データ)以後の複数の第一データ(画像データ)を取得することを特徴とする。
撮像装置111と、画像データ生成装置121と、画像データ記憶装置131と、マイクロフォン装置113と、音声データ生成装置123と、音声データ記憶装置133と、センサ装置114と、センサデータ生成装置124と、センサデータ記憶装置134と、イベント検出装置140と、出力画像データ取得装置161と、出力音声データ取得装置163と、出力センサデータ取得装置164と、記録鍵記憶装置172と、画像ハッシュ値算出装置181と、音声ハッシュ値算出装置183と、センサハッシュ値算出装置184と、結合ハッシュ値算出装置191と、出力データ記録装置210とを有することを特徴とする。
上記撮像装置111は、所定の撮影間隔時間(例えば30分の1秒)に1枚の割合で複数の画像を撮影することを特徴とする。
上記画像データ生成装置121は、所定のデータ生成間隔時間(例えば30分の1秒)ごとに、上記撮像装置111が上記データ生成間隔時間内に撮影した画像に基づいて、上記画像を表わす画像データを生成し、上記撮像装置111が上記画像を撮影した順序に対応する順序を有する複数の画像データとすることを特徴とする。
上記画像データ記憶装置131は、上記画像データ生成装置121が生成した複数の画像データを記憶することを特徴とする。
上記マイクロフォン装置113は、連続した音声を入力することを特徴とする。
上記音声データ生成装置123は、上記データ生成間隔時間ごとに、上記マイクロフォン装置113が上記データ生成間隔時間内に入力した音声に基づいて、上記音声を表わす音声データを生成し、上記画像データ生成装置121が生成した複数の画像データにそれぞれ対応する複数の音声データとすることを特徴とする。
上記音声データ記憶装置133は、上記音声データ生成装置123が生成した複数の音声データを記憶することを特徴とする。
上記センサ装置114は、記録対象の状態(運転操作・加速度など)を検知することを特徴とする。
上記センサデータ生成装置124は、上記データ生成間隔時間ごとに、上記センサ装置114が上記データ生成間隔時間内に検知した記録対象の状態に基づいて、上記状態を表わすセンサデータを生成し、上記画像データ生成装置121が生成した複数の画像データにそれぞれ対応する複数のセンサデータとすることを特徴とする。
上記センサデータ記憶装置134は、上記センサデータ生成装置124が生成した複数のセンサデータを記憶することを特徴とする。
上記イベント検出装置140は、上記センサ装置114が検知した記録対象の状態に基づいて、イベントが発生したか否かを判定することを特徴とする。
上記出力画像データ取得装置161は、イベントが発生したと上記イベント検出装置140が判定した場合に、上記画像データ記憶装置131が記憶した複数の画像データのうち、上記イベントが発生した時刻より所定のイベント前記録時間(例えば20秒)前に上記撮像装置111が撮影した画像に基づいて上記画像データ生成装置121が生成した画像データを先頭画像データとし、上記イベントが発生した時刻より所定のイベント後記録時間(例えば20秒)後に上記撮像装置111が撮影した画像に基づいて上記画像データ生成装置121が生成した画像データを末尾画像データとし、上記先頭画像データ以降かつ上記末尾画像データ以前の複数の画像データを取得して、複数の出力画像データとすることを特徴とする。
上記出力音声データ取得装置163は、上記音声データ記憶装置133が記憶した複数の音声データのうち、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の画像データにそれぞれ対応する複数の音声データを取得して、複数の出力音声データとすることを特徴とする。
上記出力センサデータ取得装置164は、上記センサデータ記憶装置134が記憶した複数のセンサデータのうち、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の画像データにそれぞれ対応する複数のセンサデータを取得して、複数の出力センサデータとすることを特徴とする。
上記記録鍵記憶装置172は、共通鍵を記憶することを特徴とする。
上記画像ハッシュ値算出装置181は、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応する画像ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記一つの出力画像データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記音声ハッシュ値算出装置183は、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応する音声ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記出力音声データ取得装置163が取得した複数の出力音声データのうち上記一つの出力画像データに対応する出力音声データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記センサハッシュ値算出装置184は、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応するセンサハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記出力センサデータ取得装置164が取得した複数の出力センサデータのうち上記一つの出力画像データに対応する出力センサデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の出力画像データのうち一つの出力画像データに対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記画像ハッシュ値算出装置181が算出した上記一つの出力画像データに対応する画像ハッシュ値と、上記音声ハッシュ値算出装置183が算出した上記一つの出力画像データに対応する音声ハッシュ値と、上記センサハッシュ値算出装置184が算出した上記一つの出力画像データに対応するセンサハッシュ値と、上記一つの出力画像データより一つ前の出力画像データに対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、上記出力画像データ取得装置161が取得した複数の画像データと、上記出力音声データ取得装置163が取得した複数の音声データと、上記出力センサデータ取得装置164が取得した複数のセンサデータと、上記画像ハッシュ値算出装置181が算出した画像ハッシュ値と、上記音声ハッシュ値算出装置183が算出した音声ハッシュ値と、上記センサハッシュ値算出装置184が算出したセンサハッシュ値と、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体820に記録することを特徴とする。
また、記録データが改竄されている場合には、どのハッシュ値が一致しないかにより、何が改竄されているのかを特定できるので、証拠として採用できる部分と証拠として採用できない部分とを区別することも可能である。
上記イベント検出装置140は、上記センサ装置114が検知した加速度の絶対値が所定の値より大きい場合に、イベントが発生したと判定することを特徴とする。
上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)は、記録媒体820に記録された記録データから、順序を有する複数の記録第一データ(記録画像データ)を取得することを特徴とする。
上記記録結合ハッシュ値取得装置336は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録結合ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記検証鍵記憶装置341は、共通鍵を記憶することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記一つの記録第一データ(記録画像データ)とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値検証装置366は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)について、上記記録結合ハッシュ値取得装置336が取得した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置356が算出した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記記録第一ハッシュ値取得装置(記録画像ハッシュ値取得装置331)は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第一ハッシュ値(記録画像ハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記検証第一ハッシュ値算出装置(検証画像ハッシュ値算出装置351)は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証第一ハッシュ値(検証画像ハッシュ値)として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記一つの記録第一データ(記録画像データ)とを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記検証第一ハッシュ値算出装置(検証画像ハッシュ値算出装置351)が算出した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証第一ハッシュ値(検証画像ハッシュ値)と、上記一つの記録第一データ(記録画像データ)より一つ前の記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記第一ハッシュ値検証装置(画像ハッシュ値検証装置361)は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)について、上記記録第一ハッシュ値取得装置(記録画像ハッシュ値取得装置331)が取得した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第一ハッシュ値(記録画像ハッシュ値)と、上記検証第一ハッシュ値算出装置(検証画像ハッシュ値算出装置351)が算出した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証第一ハッシュ値(検証画像ハッシュ値)とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
同様に、結合ハッシュ値検証装置366が検証結合ハッシュ値と記録結合ハッシュ値とが一致することを検証するので、検証結合ハッシュ値算出装置356は、一つ前の検証結合ハッシュ値の代わりに一つ前の記録結合ハッシュ値を含むデータ群に基づいて、検証結合ハッシュ値を算出してもよい。
上記記録第二データ取得装置322は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)にそれぞれ対応する複数の記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)を取得することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記記録第二データ取得装置322が取得した複数の記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)のうち上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)を更に含む上記第三データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記記録第二ハッシュ値取得装置332は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第二ハッシュ値(記録音声ハッシュ値・記録センサハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記検証第二ハッシュ値算出装置352は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証第二ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記記録第二データ取得装置322が取得した複数の記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)のうち上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)とを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記第二ハッシュ値検証装置362は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)について、上記記録第二ハッシュ値取得装置332が取得した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録第二ハッシュ値(記録音声ハッシュ値・記録センサハッシュ値)と、上記検証第二ハッシュ値算出装置352が算出した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証第二ハッシュ値(検証音声ハッシュ値・検証センサハッシュ値)とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記第一再生装置(画像再生装置411)は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)の順序にしたがって、上記複数の記録第一データ(記録画像データ)を再生することを特徴とする。
上記第一再生装置(画像再生装置411)は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)の順序にしたがって、上記複数の記録第一データ(記録画像データ)を再生することを特徴とする。
上記第二再生装置412は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第二データ取得装置322が取得した複数の記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)それぞれが対応する複数の記録第一データ(記録画像データ)を上記第一再生装置(画像再生装置411)が再生するのに同期して、上記複数の記録第二データ(記録音声データ・記録センサデータ)を再生することを特徴とする。
上記検証鍵取得装置312は、耐タンパ性を有する上記記録媒体820から共通鍵を取得することを特徴とする。
上記検証鍵記憶装置341は、上記検証鍵取得装置312が取得した共通鍵を記憶することを特徴とする。
記録画像データ取得装置321と、記録音声データ取得装置323と、記録センサデータ取得装置324と、記録画像ハッシュ値取得装置331と、記録音声ハッシュ値取得装置333と、記録センサハッシュ値取得装置334と、記録結合ハッシュ値取得装置336と、検証鍵記憶装置341と、検証画像ハッシュ値算出装置351と、検証音声ハッシュ値算出装置353と、検証センサハッシュ値算出装置354と、検証結合ハッシュ値算出装置356と、画像ハッシュ値検証装置361と、音声ハッシュ値検証装置363と、センサハッシュ値検証装置364と、結合ハッシュ値検証装置366と、画像再生装置411と、音声再生装置413と、状態再生装置414とを有することを特徴とする。
上記記録画像データ取得装置321は、記録媒体820に記録された記録データから、順序を有する複数の記録画像データを取得することを特徴とする。
上記記録音声データ取得装置323は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録音声データを取得することを特徴とする。
上記記録センサデータ取得装置324は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録センサデータを取得することを特徴とする。
上記記録画像ハッシュ値取得装置331は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録画像ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記記録音声ハッシュ値取得装置333は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録音声ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記記録センサハッシュ値取得装置334は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録センサハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記記録結合ハッシュ値取得装置336は、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録結合ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記検証鍵記憶装置341は、共通鍵を記憶することを特徴とする。
上記検証画像ハッシュ値算出装置351は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記一つの記録画像データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証音声ハッシュ値算出装置353は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記記録音声データ取得装置323が取得した複数の記録音声データのうち上記一つの記録画像データに対応する記録音声データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証センサハッシュ値算出装置354は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記記録センサデータ取得装置324が取得した複数の記録センサデータのうち上記一つの記録画像データに対応する記録センサデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記検証画像ハッシュ値算出装置351が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値と、上記検証音声ハッシュ値算出装置353が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値と、上記検証センサハッシュ値算出装置354が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値と、上記一つの記録画像データより一つ前の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記画像ハッシュ値検証装置361は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録画像ハッシュ値取得装置331が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録画像ハッシュ値と、上記検証画像ハッシュ値算出装置351が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記音声ハッシュ値検証装置363は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録音声ハッシュ値取得装置333が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録音声ハッシュ値と、上記検証音声ハッシュ値算出装置353が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記センサハッシュ値検証装置364は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録センサハッシュ値取得装置334が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録センサハッシュ値と、上記検証センサハッシュ値算出装置354が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値検証装置366は、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録結合ハッシュ値取得装置336が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置356が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
上記画像再生装置411は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録画像データ取得装置321が取得した複数の記録画像データの順序にしたがって、上記複数の記録画像データを再生して、上記複数の記録画像データが表わす画像を表示することを特徴とする。
上記音声再生装置413は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録音声データ取得装置323が取得した複数の記録音声データそれぞれに対応する複数の記録画像データが表わす画像を上記画像再生装置411が表示するのに同期して、上記複数の記録音声データを再生して、上記複数の記録音声データが表わす音声を出力することを特徴とする。
上記状態再生装置414は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録センサデータ取得装置324が取得した複数の記録センサデータそれぞれに対応する複数の記録画像データが表わす画像を上記画像再生装置が表示するのに同期して、上記複数の記録センサデータを再生して、上記複数の記録センサデータが表わす記録対象の状態を表示することを特徴とする。
上記記録鍵記憶装置172が、共通鍵を記憶する。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が、順序を有する複数の出力第一データ(出力画像データ)を取得する。
上記結合ハッシュ値算出装置191が、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの一つの出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)と、上記一つの出力第一データ(出力画像データ)より一つ前の出力第一データ(出力画像データ)に対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出する。
上記出力データ記録装置210が、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)と、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体820に記録する。
上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が、記録媒体820に記録された記録データから、順序を有する複数の記録第一データ(記録画像データ)を取得する。
上記記録結合ハッシュ値取得装置336が、上記記録媒体820に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する記録結合ハッシュ値を取得する。
上記検証鍵記憶装置341が、共通鍵を記憶する。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356が、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記複数の記録第一データ(記録画像データ)とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出する。
上記結合ハッシュ値検証装置366が、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの一つの記録第一データ(記録画像データ)について、上記記録結合ハッシュ値取得装置336が取得した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置356が算出した上記一つの記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定する。
これにより、再生時には、前記ハッシュデータを比較検証することにより、1フレームごとの画像と音声とセンサデータの正確な同期とデータの改竄検知ができる。
以上により、データの改竄防止と画像、音声、センサデータの正確な同期再生の実現手段を提供するとともに、データの相対的な時間証明も可能となる。
再生装置300でのデータ再生時には、作成時と同一の手順で同一の共通鍵にてハッシュ値を計算の上、格納されたハッシュ値と同一であるかを検証する。もし、同一でなかった場合はデータに改竄があると判断し、保存されたデータは、その証拠性を失う。同一であった場合は、画像の1フレームごとに同期して、正確に、音声、センサデータが再生される。
実施の形態2について、図12を用いて説明する。
音声データ生成装置123は、画像データ生成装置121が画像データを1つ出力するのと同期して、それに対応する音声データ(第二データ)を1つ出力する。音声データ生成装置123は、画像データ生成装置121が1つの画像データを出力したことがわかると、画像データ生成装置121が出力した画像データに対応する音声データを切り出して、切り出した音声データを出力する。画像データ生成装置121が1秒に1つの割合で画像データを出力する場合であれば、音声データ生成装置123も1秒(データ生成間隔時間)に1つの割合で音声データを出力する。
センサデータ生成装置124も同様に、画像データ生成装置121が画像データを1つ出力するのと同期して、それに対応するセンサデータ(第二データ)を1つ出力する。センサデータ生成装置124は、画像データ生成装置121が1つの画像データを出力したことがわかると、画像データ生成装置121が出力した画像データに対応するセンサデータを切り出して、切り出したセンサデータを出力する。画像データ生成装置121が1秒に1つの割合で画像データを出力する場合であれば、センサデータ生成装置124も1秒(データ生成間隔時間)に1つの割合でセンサデータを出力する。
なお、実施の形態1で説明した常時記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
1秒経過したと判定した場合、複数フレーム画像データ生成工程S22へ進む。
まだ1秒経過していないと判定した場合、音声データ生成工程S11に戻り、音声データ・センサデータの生成を続ける。
複数フレーム音声データ生成工程S23において、音声データ生成装置123は、音声データ生成工程S11で生成した連続した音声データから、複数フレーム画像データ生成工程S22で画像データ生成装置121が生成した1秒分の画像データに対応する1秒分の音声データを生成する。
複数フレームセンサデータ生成工程S24において、センサデータ生成装置124は、センサデータ生成工程S12で生成した連続したセンサデータから、複数フレーム画像データ生成工程S22で画像データ生成装置121が生成した1秒分の画像データに対応する1秒分のセンサデータを生成する。
画像データ1つ当たりの大きさは、フレーム間予測などにより圧縮することが可能なので、1枚の画像から生成した画像データの大きさと、1つの画像データに含まれる画像の枚数との積よりも小さくなる。すなわち、複数の画像データ全体の大きさが小さくなる。
音声データ・センサデータの数は、画像データの数と同じなので、音声データ・センサデータの数も減る。また、圧縮効率が向上するので、複数の音声データ・センサデータ全体の大きさも小さくなる。
画像データ・音声データ・センサデータの数が減ることにより、対応する画像ハッシュ値・音声ハッシュ値・センサハッシュ値・結合ハッシュ値の数も減る。
したがって、出力データ記録装置210が記録媒体820に記録するデータの量が少なくて済む。記録媒体820の容量が同じだとすると、より長時間の記録が可能となる。
これにより、再生時には、前記ハッシュデータを比較検証することにより、1秒ごとの画像と音声とセンサデータの正確な同期とデータの改竄検知ができる。
再生装置300による再生時には、上記生成時と同一の手順、ならびに共通鍵で1秒毎のハッシュ値を再計算し、同一でなければデータはその証拠性を失い、同一であれば、画像30枚と、1秒分の音声、およびセンサデータは正確に1秒毎に同期されて再生される。
実施の形態3について、図13〜図15を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、センサハッシュ値算出工程S43以前については、実施の形態1で図6を用いて説明したものと同様なので、省略している。
現在処理中の出力画像データが先頭画像データであると判定した場合、先頭結合ハッシュ値算出工程S47へ進む。
現在処理中の出力画像データが中間画像データ(先頭画像データも末尾画像データでもない出力画像データ)であると判定した場合、中間結合ハッシュ値算出工程S48へ進む。
現在処理中の出力画像データが末尾画像データであると判定した場合、末尾結合ハッシュ値算出工程S56へ進む。
なお、実施の形態1で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、検証センサハッシュ値算出工程T28以前及び画像ハッシュ値検証工程T46以後については、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
現在処理中の記録画像データが最初の記録画像データであると判定した場合、先頭検証結合ハッシュ値算出工程T32へ進む。
現在処理中の記録画像データが中間の記録画像データ(最初でも最後でもない記録画像データ)であると判定した場合、中間検証結合ハッシュ値算出工程T33へ進む。
現在処理中の記録画像データが最後の記録画像データであると判定した場合、末尾結合ハッシュ値算出工程T41へ進む。
記録媒体820に記録された記録データの最後に位置する(本当は最後ではない)記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値として、検証結合ハッシュ値算出装置356は、最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値を含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出する。
一方、記録媒体820に記録された記録データの最後に位置する(本当は最後ではない)記録画像データに対応する記録結合ハッシュ値は、ドライブレコーダ装置100が記録したままであれば、最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値を含まないデータ群に基づいて算出されたものである。
したがって、両者は一致せず、結合ハッシュ値検証装置366が改竄を検出する。
実施の形態1で述べたように、記録媒体820に記録された最初の記録画像データが本当に最初であるかは、最初の結合ハッシュ値の検証により判定できる。したがって、最初の結合ハッシュ値と最後の結合ハッシュ値の検証により、二重に検証をすることになり、検証の信頼性を更に増すことができる。
検証結合ハッシュ値算出装置356でも同じく最初からn番目の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値を含むデータ群に基づいて、最後の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値を算出すれば、記録結合ハッシュ値と比較して同様の検証が可能である。
この場合、最後の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値と記録結合ハッシュ値とが一致すれば、n番目の記録画像データが本当にn番目であることがわかる。n番目の記録画像データより前の記録画像データの順序が正しいことは、それぞれに対応する結合ハッシュ値の検証により保証できるので、結果として、最初の記録画像データが本当に最初であることも保証される。
上記第三データ取得装置(結合ハッシュ値記憶装置192)は、第三データ(先頭画像データに対応する結合ハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの最後の出力第一データ(末尾画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(結合ハッシュ値記憶装置192)が取得した第三データ(先頭画像データに対応する結合ハッシュ値)を更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証第三データ取得装置(検証結合ハッシュ値記憶装置357)は、検証第三データ(最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの最後の記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(検証結合ハッシュ値記憶装置357)が取得した検証第三データ(最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値)を更に含む上記第三データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
実施の形態4について、図16〜図20を用いて説明する。
この実施の形態におけるドライブレコーダシステム800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明したドライブレコーダ装置100と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
メタデータ生成装置165(第三データ取得装置)は、メタデータ(第三データ)を生成する。メタデータとは、出力データ記録装置210が記録媒体820に記録するデータの属性などに関するデータである。メタデータには、例えば、撮像装置111の撮影間隔時間(または1秒あたりの画像の枚数)、画像データ生成装置121のデータ生成間隔時間(または1秒あたりの画像データの数)、出力範囲決定装置151のイベント前記録時間・イベント後記録時間、出力画像データ取得装置161が取得した出力画像データの数(または全体の記録時間)、ハッシュデータの付与管理情報などが含まれる。
メタデータ生成装置165は、出力範囲決定装置151が決定した出力範囲やあらかじめ記憶した情報などに基づいて、メタデータを生成する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3で説明した出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、センサハッシュ値算出工程S43以前については、実施の形態1で図6を用いて説明したものと同様なので、省略している。
現在処理中の出力画像データが先頭画像データであると判定した場合、先頭結合ハッシュ値算出工程S47へ進む。
現在処理中の出力画像データが中間画像データ(先頭画像データも末尾画像データでもない出力画像データ)であると判定した場合、中間結合ハッシュ値算出工程S48へ進む。
現在処理中の出力画像データが末尾画像データであると判定した場合、メタデータ生成工程S51へ進む。
メタハッシュ値算出工程S52において、メタハッシュ値算出装置185は、記録鍵記憶工程S34で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、メタデータ生成工程S51でメタデータ生成装置165が生成したメタデータとに基づいて、メタハッシュ値を算出する。なお、メタハッシュ値算出装置185は、前もってメタハッシュ値を算出しておいてもよい。
なお、実施の形態1〜実施の形態3で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
なお、結合ハッシュ値679は、メタハッシュ値703の代わりにメタデータ702を含むデータ群に基づいて算出した鍵付きハッシュ値であってもよい。
なお、実施の形態1で説明した再生装置300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録メタデータ取得装置325(検証第三データ取得装置)は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、メタデータを取得して、記録メタデータ(検証第三データ)とする。
記録メタハッシュ値取得装置335(記録第三ハッシュ値取得装置)は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、メタハッシュ値を取得して、記録メタハッシュ値(記録第三ハッシュ値)とする。
検証メタハッシュ値算出装置355(検証第三ハッシュ値算出装置)は、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録メタデータ取得装置325が取得した記録メタデータとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、検証メタハッシュ値(検証第三ハッシュ値)とする。検証メタハッシュ値算出装置355が検証メタハッシュ値を算出する方式は、ドライブレコーダ装置100のメタハッシュ値算出装置185がメタハッシュ値を算出する方式と同一である。
なお、実施の形態1〜実施の形態3で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、検証センサハッシュ値算出工程T28以前及び画像ハッシュ値検証工程T46以後については、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
現在処理中の記録画像データが最初の記録画像データであると判定した場合、先頭検証結合ハッシュ値算出工程T32へ進む。
現在処理中の記録画像データが中間の記録画像データ(最初でも最後でもない記録画像データ)であると判定した場合、中間検証結合ハッシュ値算出工程T33へ進む。
現在処理中の記録画像データが最後の記録画像データであると判定した場合、記録メタデータ取得工程T36へ進む。
記録メタハッシュ値取得工程T37において、記録メタハッシュ値取得装置335は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、記録メタハッシュ値を取得する。
メタハッシュ値検証工程T39において、メタハッシュ値検証装置365は、記録メタハッシュ値取得工程T37で記録メタハッシュ値取得装置335が取得した記録メタハッシュ値と、検証メタハッシュ値算出工程T38で検証メタハッシュ値算出装置355が算出した検証メタハッシュ値とを比較する。
記録結合ハッシュ値と検証結合ハッシュ値とが一致した場合、末尾結合ハッシュ値算出工程T41へ進む。
記録結合ハッシュ値と検証結合ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
例えば、改竄者は、自動車810の走行速度が遅かったかのように偽るため、再生速度が遅くなるようメタデータを改竄するかもしれない。
再生装置300は、メタハッシュ値を検証することにより、メタデータの改竄を検出する。
上記第三データ取得装置(メタデータ生成装置165)は、第三データ(メタデータ)を取得(生成)することを特徴とする。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの最後の出力第一データ(末尾画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(メタデータ生成装置165)が取得した第三データ(メタデータ)を更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記メタデータ生成装置165は、上記撮像装置111が画像を撮影する撮影間隔時間と、上記画像データ生成装置121が画像データを生成するデータ生成間隔時間と、上記出力画像データ取得装置161が先頭画像データを決定するイベント前記録時間と、上記出力画像データ取得装置161が末尾画像データを決定するイベント後記録時間と、上記出力画像データ取得装置161が取得した画像データの数とのうち少なくともいずれかを含むメタデータを生成することを特徴とする。
上記メタハッシュ値算出装置185は、メタハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記メタデータ生成装置165が生成したメタデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記メタデータ生成装置165が生成したメタデータと、上記メタハッシュ値算出装置185が算出したメタハッシュ値とを上記記録媒体に記録することを特徴とする。
上記検証第三データ取得装置(記録メタデータ取得装置325)は、検証第三データ(記録メタデータ)を取得することを特徴とする。
上記検証結合ハッシュ値算出装置356は、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの最後の記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(記録メタデータ取得装置325)が取得した検証第三データ(記録メタデータ)を更に含む上記第三データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
画像の1秒毎の取得枚数、ハッシュデータ付与管理、発生したイベントに対する前後の記録時間などが記録されるメタデータにハッシュをかけ、ハッシュ管理単位の最後に得られるハッシュ値とハッシュをかけることにより、メタデータと取得データを含めた結合ハッシュ値679を得る。これらのハッシュデータは記録媒体820(ストレージ)に格納される。
再生時には、生成時と同じ手順、共通鍵をもってハッシュデータを生成し、メタデータのハッシュ値を含め、同一かどうかを検証する。
更に、メタデータに含まれている情報(画像の1秒毎の取得枚数、ハッシュデータ付与管理、発生したイベントに対する前後の記録時間など)からデータの末尾を検証し、ハッシュ値が同一で、メタデータからデータの末尾が一致したならば、証拠性のあるデータとして、ハッシュ値ごとの同期時間に合わせて、画像、音声、センサデータを再生する。
実施の形態5について、図21〜図25を用いて説明する。
この実施の形態におけるドライブレコーダシステム800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明したドライブレコーダ装置100と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
末尾ハッシュ値算出装置193は、結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値のうち末尾画像データに対応する結合ハッシュ値に基づいて、末尾ハッシュ値を算出する。末尾ハッシュ値算出装置193は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、結合ハッシュ値記憶装置192が記憶した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、末尾ハッシュ値とする。
なお、実施の形態1で説明した出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、センサハッシュ値算出工程S43以前については、実施の形態で図6を用いて説明したものと同様なので、省略している。
なお、実施の形態1で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した再生装置300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録末尾ハッシュ値取得装置338は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、末尾ハッシュ値を取得して、記録末尾ハッシュ値とする。
検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)結合ハッシュ値とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、検証末尾ハッシュ値とする。検証末尾ハッシュ値算出装置358が検証末尾ハッシュ値を算出する方式は、ドライブレコーダ装置100の末尾ハッシュ値算出装置193が末尾ハッシュ値を算出する方式と同一である。
なお、実施の形態1で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、終了判定工程T51以前及び検証成功工程T71及び検証失敗工程T72は、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
検証末尾ハッシュ値算出工程T62において、検証末尾ハッシュ値算出装置358は、
検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶工程T42で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値とに基づいて、検証末尾ハッシュ値を算出する。
末尾ハッシュ値検証工程T63において、末尾ハッシュ値検証装置368は、記録末尾ハッシュ値取得工程T61で記録末尾ハッシュ値取得装置338が取得した記録末尾ハッシュ値と、検証末尾ハッシュ値算出工程T62で検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値とを比較する。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致した場合、検証成功工程T71へ進む。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
上記末尾ハッシュ値算出装置193は、末尾ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値のうち上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)が取得した複数の出力第一データ(出力画像データ)のうちの最後の出力第一データ(末尾画像データ)に対応する結合ハッシュ値とを含む第二データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記末尾ハッシュ値算出装置193が算出した末尾ハッシュ値を上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
上記記録末尾ハッシュ値取得装置338は、上記記録媒体820に記録された記録データから、記録末尾ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証末尾ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記検証結合ハッシュ値算出装置356が算出した検証結合ハッシュ値のうち上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうちの最後の記録第一データ(記録画像データ)に対応する検証結合ハッシュ値とを含む第四データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記末尾ハッシュ値検証装置368は、上記記録末尾ハッシュ値取得装置338が取得した記録末尾ハッシュ値と、上記検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定することを特徴とする。
実施の形態6について、図26〜図28を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、センサハッシュ値算出工程S43以前については、実施の形態1で図6を用いて説明したものと同様なので、省略している。
なお、実施の形態1〜実施の形態5で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、終了判定工程T51以前及び検証成功工程T71及び検証失敗工程T72は、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
検証末尾ハッシュ値算出工程T62において、検証末尾ハッシュ値算出装置358は、
検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶工程T42で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値と、検証結合ハッシュ値記憶工程T42で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最初の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値とに基づいて、検証末尾ハッシュ値を算出する。
末尾ハッシュ値検証工程T63において、末尾ハッシュ値検証装置368は、記録末尾ハッシュ値取得工程T61で記録末尾ハッシュ値取得装置338が取得した記録末尾ハッシュ値と、検証末尾ハッシュ値算出工程T62で検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値とを比較する。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致した場合、検証成功工程T71へ進む。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
上記第三データ取得装置(結合ハッシュ値記憶装置192)は、第三データ(先頭画像データに対応する結合ハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記末尾ハッシュ値算出装置193は、上記末尾ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(結合ハッシュ値記憶装置192)が取得した第三データ(先頭画像データに対応する結合ハッシュ値)を更に含む上記第二データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記検証第三データ取得装置(検証結合ハッシュ値記憶装置357)は、検証第三データ(最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値)を取得することを特徴とする。
上記検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証末尾ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(検証結合ハッシュ値記憶装置357)が取得した検証第三データ(最初の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値)を更に含む上記第三データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
実施の形態7について、図29〜図33を用いて説明する。
この実施の形態におけるドライブレコーダシステム800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6で説明したドライブレコーダ装置100と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
末尾ハッシュ値算出装置193は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、結合ハッシュ値記憶装置192が記憶した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値と、メタハッシュ値算出装置185が算出したメタハッシュ値とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、末尾ハッシュ値とする。
なお、実施の形態1で説明した出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、センサハッシュ値算出工程S43以前については、実施の形態で図6を用いて説明したものと同様なので、省略している。
メタハッシュ値算出工程S67において、メタハッシュ値算出装置185は、検証鍵記憶工程T12で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、メタデータ生成工程S66でメタデータ生成装置165が生成したメタデータとに基づいて、メタハッシュ値を算出する。
末尾ハッシュ値算出工程S68において、末尾ハッシュ値算出装置193は、記録鍵記憶工程S34で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、結合ハッシュ値記憶工程S57で結合ハッシュ値記憶装置192が記憶した(末尾画像データに対応する)結合ハッシュ値と、メタハッシュ値算出工程S67でメタハッシュ値算出装置185が算出したメタハッシュ値とに基づいて、末尾ハッシュ値を算出する。
末尾データ記録工程S71において、出力データ記録装置210は、メタデータ生成工程S66でメタデータ生成装置165が生成したメタデータと、メタハッシュ値算出工程S67でメタハッシュ値算出装置185が算出したメタハッシュ値と、末尾ハッシュ値算出工程S68で末尾ハッシュ値算出装置193が算出した末尾ハッシュ値とを、記録媒体820に記録する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6で説明した再生装置300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録データ検証装置340は、更に、検証メタハッシュ値算出装置355、メタハッシュ値検証装置365、検証末尾ハッシュ値算出装置358、末尾ハッシュ値検証装置368を有する。
検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値と、検証メタハッシュ値算出装置355が算出した検証メタハッシュ値とを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、検証末尾ハッシュ値とする。
なお、実施の形態1で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、終了判定工程T51以前及び検証成功工程T71及び検証失敗工程T72は、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
記録メタハッシュ値取得工程T57において、記録メタハッシュ値取得装置335は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、記録メタハッシュ値を取得する。
検証メタハッシュ値算出工程T58において、検証メタハッシュ値算出装置355は、検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、記録メタデータ取得工程T56で記録メタデータ取得装置325が取得した記録メタデータとに基づいて、検証メタハッシュ値を算出する。
メタハッシュ値検証工程T59において、メタハッシュ値検証装置365は、記録メタハッシュ値取得工程T57で記録メタハッシュ値取得装置335が取得した記録メタハッシュ値と、検証メタハッシュ値算出工程T58で検証メタハッシュ値算出装置355が算出した検証メタハッシュ値とを比較する。
記録メタハッシュ値と検証メタハッシュ値とが一致した場合、記録末尾ハッシュ値取得工程T61へ進む。
記録メタハッシュ値と検証メタハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
検証末尾ハッシュ値算出工程T62において、検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶工程T42で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値と、検証メタハッシュ値算出工程T58で検証メタハッシュ値算出装置355が算出したメタハッシュ値とに基づいて、検証末尾ハッシュ値を算出する。
末尾ハッシュ値検証工程T63において、末尾ハッシュ値検証装置368は、記録末尾ハッシュ値取得工程T61で記録末尾ハッシュ値取得装置338が取得した記録末尾ハッシュ値と、検証末尾ハッシュ値算出工程T62で検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値とを比較する。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致した場合、検証成功工程T71へ進む。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
上記第三データ取得装置(メタデータ生成装置165)は、第三データ(メタデータ)を取得することを特徴とする。
上記末尾ハッシュ値算出装置193は、上記末尾ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(メタデータ生成装置165)が取得した第三データ(メタデータ)を更に含む上記第二データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記末尾ハッシュ値算出装置193は、末尾ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記出力画像データ取得装置161が取得した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値と、上記メタハッシュ値算出装置185が算出したメタハッシュ値とを含む第二データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、更に、上記末尾ハッシュ値算出装置193が算出した末尾ハッシュ値を上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
上記検証第三データ取得装置(記録メタデータ取得装置325)は、検証第三データ(記録メタデータ)を取得することを特徴とする。
上記検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証末尾ハッシュ値として、上記第三データ取得装置(記録メタデータ取得装置325)が取得した検証第三データ(記録メタデータ)を更に含む上記第三データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
実施の形態8について、図34〜図39を用いて説明する。
この実施の形態におけるドライブレコーダシステム800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
そのため、例えば衝突の衝撃によりドライブレコーダ装置100が壊れてしまった場合、記録媒体820に記録を残すことができない。
記録媒体820の記憶容量は有限であるから、記録媒体820には、所定の時間分のデータしか記録できない。そこで、ドライブレコーダ装置100は、常に最新のデータを記録媒体820に記録するとともに、所定の時間より古いデータは消去していく。すなわち、ドライブレコーダ装置100は、記録媒体820をリングバッファとして、記録媒体820に記録された一番古いデータに上書きして、最新のデータを記録する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6で説明したドライブレコーダ装置100と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
音声ハッシュ値算出装置183は、音声データ生成装置123(出力第二データ取得装置)が生成した音声データ(出力第二データ)に基づいて、音声ハッシュ値を算出する。音声ハッシュ値算出装置183は、記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、音声データ生成装置123が生成した音声データとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、音声ハッシュ値とする。
センサハッシュ値算出装置184は、センサデータ生成装置124(出力第二データ取得装置)が生成したセンサデータ(出力第二データ)に基づいて、センサハッシュ値を算出する。センサハッシュ値算出装置184は、記録鍵記憶装置172が記録した共通鍵と、センサデータ生成装置124が生成したセンサデータとを含むデータ群に基づいて、鍵付きハッシュ値を算出して、センサハッシュ値とする。
結合ハッシュ値算出装置191は、先頭であるか否かを区別せず、常に結合ハッシュ値記憶装置192が記憶した結合ハッシュ値を含むデータ群に基づいて、結合ハッシュ値を算出する。
また、出力データ記録装置210は、先頭ハッシュ値取得装置194が取得した先頭ハッシュ値と、末尾ハッシュ値算出装置193が算出した末尾ハッシュ値とを、記録媒体820に記録する。先頭ハッシュ値及び末尾ハッシュ値は、記録媒体820に記録された現在の状態におけるデータを検証するために用いられるものであり、記録媒体820には、先頭ハッシュ値及び末尾ハッシュ値が、1つずつ記録されていればよい。出力データ記録装置210は、古い先頭ハッシュ値及び末尾ハッシュ値に上書きして、新しい先頭ハッシュ値及び末尾ハッシュ値を記録する。
図36は、この実施の形態におけるドライブレコーダ装置100が画像などを常時記録する常時記録処理の流れの一例を示すフローチャート図(後半)である。
なお、実施の形態1〜実施の形態7で説明した常時記録処理および出力データ生成記録処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録鍵記憶工程S02において、記録鍵記憶装置172は、記録鍵生成工程S01で記録鍵生成装置171が生成した共通鍵を記憶する。
記録鍵記録工程S03において、出力データ記録装置210は、記録鍵記憶工程S02で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵を、記録媒体820に記録する。
検証結合ハッシュ値記憶工程T42において、音声ハッシュ値算出装置183は、記録鍵記憶工程S02で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、単一フレーム音声データ生成工程S17で音声データ生成装置123が生成した音声データとに基づいて、音声ハッシュ値を算出する。
センサハッシュ値算出工程S43において、センサハッシュ値算出装置184は、記録鍵記憶工程S02で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、単一フレームセンサデータ生成工程S18でセンサデータ生成装置124が生成したセンサデータとに基づいて、センサハッシュ値を算出する。
結合ハッシュ値記憶工程S57において、結合ハッシュ値記憶装置192は、センサハッシュ値検証工程T48で結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値を記憶する。
末尾ハッシュ値算出工程S68において、末尾ハッシュ値算出装置193は、記録鍵記憶工程S02で記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、中間結合ハッシュ値算出工程S48で結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値と、先頭ハッシュ値取得工程S64で先頭ハッシュ値取得装置194が取得した先頭ハッシュ値とに基づいて、末尾ハッシュ値を算出する。
その後、音声データ生成工程S11に戻り、音声データ・センサデータの生成を続ける。
なお、実施の形態1〜実施の形態7で説明したデータ構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
先頭ハッシュ値取得装置194は、一番古い出力画像データ612に対応する結合ハッシュ値を取得して、先頭ハッシュ値705とする。
末尾ハッシュ値704は、共通鍵701と、最新の出力画像データ618に対応する結合ハッシュ値678と、先頭ハッシュ値705とに基づいて、末尾ハッシュ値算出装置193が算出したハッシュ値である。
なお、実施の形態1〜実施の形態7で説明した再生装置300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録先頭ハッシュ値取得装置337は、記録データ読出装置311が記録媒体820から読み出した記録データから、先頭ハッシュ値を取得して、記録先頭ハッシュ値とする。
なお、実施の形態1〜実施の形態7で説明した記録データ検証処理と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。また、記録画像データ取得工程T16〜検証センサハッシュ値算出工程T28、検証結合ハッシュ値記憶工程T42〜終了判定工程T51、検証成功工程T71及び検証失敗工程T72については、実施の形態1で図10及び図11を用いて説明したものと同様なので、省略している。
記録先頭ハッシュ値記憶工程T14において、検証結合ハッシュ値記憶装置357は、記録先頭ハッシュ値取得工程T13で記録データ読出装置311が取得した記録先頭ハッシュ値を記憶する。
検証末尾ハッシュ値算出工程T62において、検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証鍵記憶工程T12で検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、検証結合ハッシュ値記憶工程T42で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した(最後の記録画像データに対応する)検証結合ハッシュ値と、記録先頭ハッシュ値取得工程T13で検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した先頭ハッシュ値とに基づいて、検証末尾ハッシュ値を算出する。
末尾ハッシュ値検証工程T63において、末尾ハッシュ値検証装置368は、記録末尾ハッシュ値取得工程T61で記録末尾ハッシュ値取得装置338が取得した記録末尾ハッシュ値と、検証末尾ハッシュ値算出工程T62で検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値とを比較する。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致した場合、検証成功工程T71へ進む。
記録末尾ハッシュ値と検証末尾ハッシュ値とが一致しない場合、検証失敗工程T72へ進む。
しかし、結合ハッシュ値673を算出するもとなっている一つ前の結合ハッシュ値は、先頭ハッシュ値705として残っているので、先頭ハッシュ値705を一つ前の結合ハッシュ値として、次の結合ハッシュ値673と比較すべき検証結合ハッシュ値を算出できる。したがって、再生装置300は、出力画像データ613、出力音声データ623、出力センサデータ633の対応関係が改竄されているか否かを判定できる。
しかし、先頭ハッシュ値を置き換えると、改竄された先頭ハッシュ値を含むデータ群に基づいて検証末尾ハッシュ値算出装置358が算出した検証末尾ハッシュ値は、末尾ハッシュ値704と一致しなくなる。したがって、そのような改竄を検出することができる。
上記結合ハッシュ値算出装置191は、上記出力第一データ取得装置(画像データ生成装置121)が取得した複数の出力第一データ(画像データ)のうち最新の出力第一データ(画像データ)に対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記最新の出力第一データ(画像データ)と、上記最新の出力第一データ(画像データ)より一つ前の出力第一データ(画像データ)に対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記第三データ取得装置(先頭ハッシュ値取得装置194)は、上記第三データ(先頭ハッシュ値)として、出力データ記録装置210が記録媒体820に記録した出力第一データ(画像データ)のうち一番古い出力第一データ(画像データ)に対応する結合ハッシュ値を取得することを特徴とする。
上記末尾ハッシュ値算出装置193は、末尾ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置172が記憶した共通鍵と、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した最新の出力第一データ(画像データ)に対応する結合ハッシュ値と、上記第三データ取得装置(先頭ハッシュ値取得装置194)が取得した第三データとを含む第二データ群に基づいて、ハッシュ値を算出することを特徴とする。
上記出力データ記録装置210は、上記記録媒体820に記録した出力第一データ(画像データ)のうち一番古い出力第一データ(画像データ)に上書きして、上記出力第一データ取得装置(画像データ生成装置121)が取得した複数の出力第一データ(画像データ)のうち最新の出力第一データ(画像データ)を上記記録媒体820に記録し、上記結合ハッシュ値算出装置191が算出した結合ハッシュ値と、上記末尾ハッシュ値算出装置193が算出した末尾ハッシュ値とを上記記録媒体820に記録することを特徴とする。
上記検証末尾ハッシュ値算出装置358は、検証末尾ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置341が記憶した共通鍵と、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した複数の記録第一データ(記録画像データ)のうち最後の記録第一データ(記録画像データ)と、上記第三データ取得装置(記録先頭ハッシュ値取得装置337)が取得した第三データ(記録先頭ハッシュ値)とを含む第四データ群に基づいて、ハッシュ値(鍵付きハッシュ値)を算出することを特徴とする。
連続的にデータをストレージの一定領域に取得し続ける場合は、最新のデータで最も古いデータからサイクリック(環状)に上書きされていく。
最新のデータで、当該ストレージの一定領域内で最古のデータを上書きする。最新のデータのハッシュ値は、直前のデータのハッシュ値とハッシュされている。これをさらに、現在の最古のデータのハッシュ値とハッシュすることにより、最新のデータと最古のデータが環状にハッシュされることとなり、環状のデータの連続性を保証できる。
また、最古のデータと、その次のデータの連続性については、すでに記述したように、最古のデータとその次のデータの、画像、音声、センサデータをハッシュしたハッシュ値をそれぞれ計算し、さらに両者の値をハッシュして、得られたハッシュ値を、格納された、その次のデータのハッシュ値と比較することにより検証できる。
実施の形態9について、図40を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態7で説明したドライブレコーダ装置100及び再生装置300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
記録データ取得装置310、記録データ検証装置340、改竄警告装置420は、実施の形態1〜実施の形態8で説明した再生装置300の記録データ取得装置310、記録データ検証装置340、改竄警告装置420と同様である。
出力データ生成装置150、出力データ記録装置210は、実施の形態1〜実施の形態8で説明した出力データ生成装置150、出力データ記録装置210と同様である。
データ変換装置430は、画像データ変換装置431、第二データ変換装置432を有する。
第二データ変換装置432は、音声データ変換装置433、センサデータ変換装置434を有する。
音声データ変換装置433は、記録媒体820に記録された記録データが改竄されていないと記録データ検証装置340が判定した場合に、記録データ取得装置310が取得した記録音声データ(記録第二データ)のデータ形式を変換して、変換音声データ(変換第二データ)とする。
センサデータ変換装置434は、記録媒体820に記録された記録データが改竄されていないと記録データ検証装置340が判定した場合に、記録データ取得装置310が取得した記録センサデータ(記録第二データ)のデータ形式を変換して、変換センサデータ(変換第二データ)とする。
なお、記録画像データ・記録音声データ・記録センサデータのデータ形式をすべて変換する必要はなく、例えば、記録画像データのデータ形式だけを変換して、記録音声データ・記録センサデータは、そのままのデータ形式としてもよい。
上記第一データ変換装置(画像データ変換装置431)は、上記記録媒体820に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置(記録画像データ取得装置321)が取得した記録第一データ(記録画像データ)のデータ形式を変換して、変換第一データ(変換画像データ)とすることを特徴とする。
上記出力第一データ取得装置(出力画像データ取得装置161)は、上記出力第一データ(出力画像データ)として、上記第一データ変換装置(画像データ変換装置431)が変換した変換第一データ(変換画像データ)を取得することを特徴とする。
実施の形態10について、図41〜図42を用いて説明する。
記録媒体820は、例えば、ICカードなどCPUを内蔵した記録媒体であり、記録媒体820内のCPUにより、以下のブロックを実現する。
記録媒体820は、認証部511、共通鍵入力部512、検証データ入力部513、ハッシュ値入力部514、共通鍵記憶部521、ハッシュ値算出部522、ハッシュ値比較部523、検証結果出力部531、データ入力部541、データ記憶部542、データ出力部543を有する。
このうち、少なくとも共通鍵記憶部521、ハッシュ値算出部522、ハッシュ値比較部523は、耐タンパ領域520のなかにある。
認証部511は、共通鍵記憶部521に共通鍵を記憶させようとしている相手が信頼できる相手であるか否かを認証する。
共通鍵入力部512は、認証部511が認証に成功した場合に、共通鍵を入力する。共通鍵入力部512が入力した共通鍵は、共通鍵記憶部521が記憶する。
ハッシュ値算出部522は、共通鍵記憶部521が記憶した共通鍵と、検証データ入力部513が入力した検証データとに基づいて、鍵付きハッシュ値を算出する。
ハッシュ値入力部514は、ハッシュ値を入力する。
ハッシュ値比較部523は、ハッシュ値入力部514が入力したハッシュ値と、ハッシュ値算出部522が算出した鍵付きハッシュ値とを比較して、一致するか否かを判定する。
検証結果出力部531は、ハッシュ値比較部523の判定結果を出力する。
音声ハッシュ値検証装置363は、記録音声データ取得装置323が取得した記録音声データと、記録音声ハッシュ値取得装置333が取得した記録音声ハッシュ値とを記録媒体820に入力し、判定結果を取得する。判定結果が「一致しない」である場合、音声ハッシュ値検証装置363は、記録データが改竄されていると判定する。
センサハッシュ値検証装置364は、記録センサデータ取得装置324が取得した記録音声データと、記録センサハッシュ値取得装置334が取得した記録音声ハッシュ値とを記録媒体820に入力し、判定結果を取得する。判定結果が「一致しない」である場合、センサハッシュ値検証装置364は、記録データが改竄されていると判定する。
検証結合ハッシュ値記憶装置357は、記録結合ハッシュ値取得装置336が取得した記録結合ハッシュ値を記憶する。
結合ハッシュ値検証装置366は、記録画像ハッシュ値取得装置331が取得した記録画像ハッシュ値と、記録音声ハッシュ値取得装置333が取得した記録音声ハッシュ値と、記録センサハッシュ値取得装置334が取得した記録センサハッシュ値と、検証結合ハッシュ値記憶装置357が記憶した一つ前の記録結合ハッシュ値とを記録媒体820に検証データとして入力し、記録結合ハッシュ値取得装置336が取得した記録結合ハッシュ値を記録媒体820にハッシュ値として入力して、判定結果を取得する。判定結果が「一致しない」である場合、結合ハッシュ値検証装置366は、記録データが改竄されていると判定する。
Claims (28)
- 記録鍵記憶装置と、出力第一データ取得装置と、結合ハッシュ値算出装置と、出力データ記録装置とを有し、
上記記録鍵記憶装置は、共通鍵を記憶し、
上記出力第一データ取得装置は、順序を有する複数の出力第一データを取得し、
上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの一つの出力第一データに対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データと、上記一つの出力第一データより一つ前の出力第一データに対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データと、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録装置。 - 上記記録装置は、更に、出力第二データ取得装置を有し、
上記出力第二データ取得装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データにそれぞれ対応する複数の出力第二データを取得し、
上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの一つの出力第一データに対応する結合ハッシュ値として、上記一つの出力第一データに対応する出力第二データを更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、更に、上記出力第二データ取得装置が取得した複数の出力第二データを上記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、第三データ取得装置を有し、
上記第三データ取得装置は、第三データを取得し、
上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの最後の出力第一データに対応する結合ハッシュ値として、上記第三データ取得装置が取得した第三データを更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、末尾ハッシュ値算出装置を有し、
上記末尾ハッシュ値算出装置は、末尾ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値のうち上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの最後の出力第一データに対応する結合ハッシュ値とを含む第二データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、更に、上記末尾ハッシュ値算出装置が算出した末尾ハッシュ値を上記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、第三データ取得装置を有し、
上記第三データ取得装置は、第三データを取得し、
上記末尾ハッシュ値算出装置は、上記末尾ハッシュ値として、上記第三データ取得装置が取得した第三データを更に含む上記第二データ群に基づいて、ハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 上記第三データ取得装置は、上記第三データとして、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうち最初から数えて所定の位置にあたる出力第一データに対応する結合ハッシュ値を、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値から取得することを特徴とする請求項3または請求項5に記載の記録装置。
- 上記記録装置は、更に、第一感知装置と、第一データ生成装置と、第一データ記憶装置とを有し、
上記第一感知装置は、第一の情報を感知し、
上記第一データ生成装置は、所定の期間ごとに、上記第一感知装置が上記所定の期間内に感知した第一の情報に基づいて、順序を有する複数の第一データを生成し、
上記第一データ記憶装置は、上記第一データ生成装置が生成した複数の第一データを記憶し、
上記出力第一データ取得装置は、上記複数の出力第一データとして、上記第一データ記憶装置が記憶した複数の第一データから少なくとも一部の複数の第一データを取得する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、第一感知装置と、第一データ生成装置と、第一データ記憶装置と、第二感知装置と、第二データ生成装置と、第二データ記憶装置とを有し、
上記第一感知装置は、第一の情報を感知し、
上記第一データ生成装置は、所定の期間ごとに、上記第一感知装置が上記所定の期間内に感知した第一の情報に基づいて、順序を有する複数の第一データを生成し、
上記第一データ記憶装置は、上記第一データ生成装置が生成した複数の第一データを記憶し、
上記第二感知装置は、第二の情報を感知し、
上記第二データ生成装置は、上記所定の期間ごとに、上記第二感知装置が上記所定の期間内に感知した第二の情報に基づいて、上記第一データ生成装置が生成した複数の第一データにそれぞれ対応する複数の第二データを生成し、
上記第二データ記憶装置は、上記第二データ生成装置が生成した複数の第二データを記憶し、
上記出力第一データ取得装置は、上記複数の出力第一データとして、上記第一データ記憶装置が記憶した複数の第一データのうち少なくとも一部の複数の第一データを取得し、
上記出力第二データ取得装置は、上記複数の出力第二データとして、上記第二データ記憶装置が記憶した複数の第二データのうち上記出力第一データ取得装置が取得した複数の第一データにそれぞれ対応する複数の第二データを取得する
ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、イベント検出装置を有し、
上記イベント検出装置は、イベントが発生したか否かを判定し、
上記出力第一データ取得装置は、イベントが発生したと上記イベント検出装置が判定した場合に、上記第一データ記憶装置が記憶した複数の第一データのうち、上記イベントが発生した時刻より所定の時間前に上記第一感知装置が感知した第一の情報に基づいて上記第一データ生成装置が生成した第一データを先頭第一データとし、上記複数の出力第一データとして、上記先頭第一データ以後の複数の第一データを取得する
ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の記録装置。 - 上記出力データ記録装置は、更に、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵を、耐タンパ性を有する記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の記録装置。 - 撮像装置と、画像データ生成装置と、画像データ記憶装置と、マイクロフォン装置と、音声データ生成装置と、音声データ記憶装置と、センサ装置と、センサデータ生成装置と、センサデータ記憶装置と、イベント検出装置と、出力画像データ取得装置と、出力音声データ取得装置と、出力センサデータ取得装置と、記録鍵記憶装置と、画像ハッシュ値算出装置と、音声ハッシュ値算出装置と、センサハッシュ値算出装置と、結合ハッシュ値算出装置と、出力データ記録装置とを有し、
上記撮像装置は、所定の撮影間隔時間に1枚の割合で複数の画像を撮影し、
上記画像データ生成装置は、所定のデータ生成間隔時間ごとに、上記撮像装置が上記データ生成間隔時間内に撮影した画像に基づいて、上記画像を表わす画像データを生成し、上記撮像装置が上記画像を撮影した順序に対応する順序を有する複数の画像データとし、
上記画像データ記憶装置は、上記画像データ生成装置が生成した複数の画像データを記憶し、
上記マイクロフォン装置は、連続した音声を入力し、
上記音声データ生成装置は、上記データ生成間隔時間ごとに、上記マイクロフォン装置が上記データ生成間隔時間内に入力した音声に基づいて、上記音声を表わす音声データを生成し、上記画像データ生成装置が生成した複数の画像データにそれぞれ対応する複数の音声データとし、
上記音声データ記憶装置は、上記音声データ生成装置が生成した複数の音声データを記憶し、
上記センサ装置は、記録対象の状態を検知し、
上記センサデータ生成装置は、上記データ生成間隔時間ごとに、上記センサ装置が上記データ生成間隔時間内に検知した記録対象の状態に基づいて、上記状態を表わすセンサデータを生成し、上記画像データ生成装置が生成した複数の画像データにそれぞれ対応する複数のセンサデータとし、
上記センサデータ記憶装置は、上記センサデータ生成装置が生成した複数のセンサデータを記憶し、
上記イベント検出装置は、上記センサ装置が検知した記録対象の状態に基づいて、イベントが発生したか否かを判定し、
上記出力画像データ取得装置は、イベントが発生したと上記イベント検出装置が判定した場合に、上記画像データ記憶装置が記憶した複数の画像データのうち、上記イベントが発生した時刻より所定のイベント前記録時間前に上記撮像装置が撮影した画像に基づいて上記画像データ生成装置が生成した画像データを先頭画像データとし、上記イベントが発生した時刻より所定のイベント後記録時間後に上記撮像装置が撮影した画像に基づいて上記画像データ生成装置が生成した画像データを末尾画像データとし、上記先頭画像データ以降かつ上記末尾画像データ以前の複数の画像データを取得して、複数の出力画像データとし、
上記出力音声データ取得装置は、上記音声データ記憶装置が記憶した複数の音声データのうち、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の画像データにそれぞれ対応する複数の音声データを取得して、複数の出力音声データとし、
上記出力センサデータ取得装置は、上記センサデータ記憶装置が記憶した複数のセンサデータのうち、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の画像データにそれぞれ対応する複数のセンサデータを取得して、複数の出力センサデータとし、
上記記録鍵記憶装置は、共通鍵を記憶し、
上記画像ハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応する画像ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの出力画像データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記音声ハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応する音声ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記出力音声データ取得装置が取得した複数の出力音声データのうち上記一つの出力画像データに対応する出力音声データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記センサハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の出力画像データのうちの一つの出力画像データに対応するセンサハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記出力センサデータ取得装置が取得した複数の出力センサデータのうち上記一つの出力画像データに対応する出力センサデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の出力画像データのうち一つの出力画像データに対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記画像ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの出力画像データに対応する画像ハッシュ値と、上記音声ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの出力画像データに対応する音声ハッシュ値と、上記センサハッシュ値算出装置が算出した上記一つの出力画像データに対応するセンサハッシュ値と、上記一つの出力画像データより一つ前の出力画像データに対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した複数の画像データと、上記出力音声データ取得装置が取得した複数の音声データと、上記出力センサデータ取得装置が取得した複数のセンサデータと、上記画像ハッシュ値算出装置が算出した画像ハッシュ値と、上記音声ハッシュ値算出装置が算出した音声ハッシュ値と、上記センサハッシュ値算出装置が算出したセンサハッシュ値と、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録装置。 - 上記センサ装置は、上記記録対象の状態として、上記記録装置を搭載した車両の運転操作の内容と、上記車両の加速度とを検知し、
上記イベント検出装置は、上記センサ装置が検知した加速度の絶対値が所定の値より大きい場合に、イベントが発生したと判定する
ことを特徴とする請求項11に記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、メタデータ生成装置と、メタハッシュ値算出装置とを有し、
上記メタデータ生成装置は、上記撮像装置が画像を撮影する撮影間隔時間と、上記画像データ生成装置が画像データを生成するデータ生成間隔時間と、上記出力画像データ取得装置が先頭画像データを決定するイベント前記録時間と、上記出力画像データ取得装置が末尾画像データを決定するイベント後記録時間と、上記出力画像データ取得装置が取得した画像データの数とのうち少なくともいずれかを含むメタデータを生成し、
上記メタハッシュ値算出装置は、メタハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記メタデータ生成装置が生成したメタデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、更に、上記メタデータ生成装置が生成したメタデータと、上記メタハッシュ値算出装置が算出したメタハッシュ値とを上記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の記録装置。 - 上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値として、上記メタハッシュ値算出装置が算出したメタハッシュ値を更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項13に記載の記録装置。 - 上記記録装置は、更に、末尾ハッシュ値算出装置を有し、
上記末尾ハッシュ値算出装置は、末尾ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記出力画像データ取得装置が取得した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値と、上記メタハッシュ値算出装置が算出したメタハッシュ値とを含む第二データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置は、更に、上記末尾ハッシュ値算出装置が算出した末尾ハッシュ値を上記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項13に記載の記録装置。 - 上記結合ハッシュ値算出装置は、上記出力画像データ取得装置が取得した末尾画像データに対応する結合ハッシュ値として、上記出力画像データ取得装置が取得した先頭画像データに対応する結合ハッシュ値を更に含む上記第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の記録装置。 - 上記末尾ハッシュ値算出装置は、上記末尾ハッシュ値として、上記出力画像データ取得装置が取得した先頭画像データに対応する結合ハッシュ値を更に含む上記第二データ群に基づいて、ハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項15に記載の記録装置。 - 記録第一データ取得装置と、記録結合ハッシュ値取得装置と、検証鍵記憶装置と、検証結合ハッシュ値算出装置と、結合ハッシュ値検証装置とを有し、
上記記録第一データ取得装置は、記録媒体に記録された記録データから、順序を有する複数の記録第一データを取得し、
上記記録結合ハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する記録結合ハッシュ値を取得し、
上記検証鍵記憶装置は、共通鍵を記憶し、
上記検証結合ハッシュ値算出装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの記録第一データと、上記一つの記録第一データより一つ前の記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記結合ハッシュ値検証装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データについて、上記記録結合ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録第一データに対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定する
ことを特徴とする検証装置。 - 上記検証装置は、更に、記録第一ハッシュ値取得装置と、検証第一ハッシュ値算出装置と、第一ハッシュ値検証装置とを有し、
上記記録第一ハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する記録第一ハッシュ値を取得し、
上記検証第一ハッシュ値算出装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する検証第一ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの記録第一データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記検証結合ハッシュ値算出装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記検証第一ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録第一データに対応する検証第一ハッシュ値と、上記一つの記録第一データより一つ前の記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記第一ハッシュ値検証装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データについて、上記記録第一ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録第一データに対応する記録第一ハッシュ値と、上記検証第一ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録第一データに対応する検証第一ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定する
ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の検証装置。 - 上記検証装置は、更に、記録第二データ取得装置を有し、
上記記録第二データ取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データにそれぞれ対応する複数の記録第二データを取得し、
上記検証結合ハッシュ値算出装置は、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記記録第二データ取得装置が取得した複数の記録第二データのうち上記一つの記録第一データに対応する記録第二データを更に含む上記第三データ群に基づいてハッシュ値を算出する
ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の検証装置。 - 上記検証装置は、更に、第一再生装置を有し、
上記第一再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データの順序にしたがって、上記複数の記録第一データを再生する
ことを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれかに記載の検証装置。 - 上記検証装置は、更に、第一再生装置と、第二再生装置とを有し、
上記第一再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データの順序にしたがって、上記複数の記録第一データを再生し、
上記第二再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第二データ取得装置が取得した複数の記録第二データそれぞれが対応する複数の記録第一データを上記第一再生装置が再生するのに同期して、上記複数の記録第二データを再生する
ことを特徴とする請求項20に記載の検証装置。 - 上記検証装置は、更に、第一データ変換装置と、請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の記録装置とを有し、
上記第一データ変換装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録第一データ取得装置が取得した記録第一データのデータ形式を変換して、変換第一データとし、
上記出力第一データ取得装置は、上記出力第一データとして、上記第一データ変換装置が変換した変換第一データを取得することを特徴とする請求項18乃至請求項22のいずれかに記載の検証装置。 - 上記検証装置は、更に、検証鍵取得装置を有し、
上記検証鍵取得装置は、耐タンパ性を有する上記記録媒体から共通鍵を取得し、
上記検証鍵記憶装置は、上記検証鍵取得装置が取得した共通鍵を記憶する
ことを特徴とする請求項18乃至請求項23のいずれかに記載の検証装置。 - 記録画像データ取得装置と、記録音声データ取得装置と、記録センサデータ取得装置と、記録画像ハッシュ値取得装置と、記録音声ハッシュ値取得装置と、記録センサハッシュ値取得装置と、記録結合ハッシュ値取得装置と、検証鍵記憶装置と、検証画像ハッシュ値算出装置と、検証音声ハッシュ値算出装置と、検証センサハッシュ値算出装置と、検証結合ハッシュ値算出装置と、画像ハッシュ値検証装置と、音声ハッシュ値検証装置と、センサハッシュ値検証装置と、結合ハッシュ値検証装置と、画像再生装置と、音声再生装置と、状態再生装置とを有し、
上記記録画像データ取得装置は、記録媒体に記録された記録データから、順序を有する複数の記録画像データを取得し、
上記記録音声データ取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録音声データを取得し、
上記記録センサデータ取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録センサデータを取得し、
上記記録画像ハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録画像ハッシュ値を取得し、
上記記録音声ハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録音声ハッシュ値を取得し、
上記記録センサハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録センサハッシュ値を取得し、
上記記録結合ハッシュ値取得装置は、上記記録媒体に記録された記録データから、上記複数の記録画像データにそれぞれ対応する複数の記録結合ハッシュ値を取得し、
上記検証鍵記憶装置は、共通鍵を記憶し、
上記検証画像ハッシュ値算出装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの記録画像データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記検証音声ハッシュ値算出装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記記録音声データ取得装置が取得した複数の記録音声データのうち上記一つの記録画像データに対応する記録音声データとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記検証センサハッシュ値算出装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記記録センサデータ取得装置が取得した複数の記録センサデータのうち上記一つの記録画像データに対応する記録センサデータとを含むデータ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記検証結合ハッシュ値算出装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記検証画像ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値と、上記検証音声ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値と、上記検証センサハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値と、上記一つの記録画像データより一つ前の記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記画像ハッシュ値検証装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録画像ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録画像ハッシュ値と、上記検証画像ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証画像ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定し、
上記音声ハッシュ値検証装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録音声ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録音声ハッシュ値と、上記検証音声ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証音声ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定し、
上記センサハッシュ値検証装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録センサハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録センサハッシュ値と、上記検証センサハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証センサハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定し、
上記結合ハッシュ値検証装置は、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データのうちの一つの記録画像データについて、上記記録結合ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録画像データに対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録画像データに対応する検証結合ハッシュ値とを比較し、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定し、
上記画像再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録画像データ取得装置が取得した複数の記録画像データの順序にしたがって、上記複数の記録画像データを再生して、上記複数の記録画像データが表わす画像を表示し、
上記音声再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録音声データ取得装置が取得した複数の記録音声データそれぞれに対応する複数の記録画像データが表わす画像を上記画像再生装置が表示するのに同期して、上記複数の記録音声データを再生して、上記複数の記録音声データが表わす音声を出力し、
上記状態再生装置は、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定されない場合に、上記記録センサデータ取得装置が取得した複数の記録センサデータそれぞれに対応する複数の記録画像データが表わす画像を上記画像再生装置が表示するのに同期して、上記複数の記録センサデータを再生して、上記複数の記録センサデータが表わす記録対象の状態を表示する
ことを特徴とする再生装置。 - 記録鍵記憶装置と、出力第一データ取得装置と、結合ハッシュ値算出装置と、出力データ記録装置とを有する記録装置が複数の出力第一データを記録する記録方法において、
上記記録鍵記憶装置が、共通鍵を記憶し、
上記出力第一データ取得装置が、順序を有する複数の出力第一データを取得し、
上記結合ハッシュ値算出装置が、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データのうちの一つの出力第一データに対応する結合ハッシュ値として、上記記録鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記一つの出力第一データと、上記一つの出力第一データより一つ前の出力第一データに対応する結合ハッシュ値とを含む第一データ群に基づいて、ハッシュ値を算出し、
上記出力データ記録装置が、上記出力第一データ取得装置が取得した複数の出力第一データと、上記結合ハッシュ値算出装置が算出した結合ハッシュ値とを記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録方法。 - 記録第一データ取得装置と、記録結合ハッシュ値取得装置と、検証鍵記憶装置と、検証結合ハッシュ値算出装置と、結合ハッシュ値検証装置とを有する検証装置が記録データの改竄を検証する検証方法において、
上記記録第一データ取得装置が、記録媒体に記録された記録データから、順序を有する複数の記録第一データを取得し、
上記記録結合ハッシュ値取得装置が、上記記録媒体に記録された記録データから、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する記録結合ハッシュ値を取得し、
上記検証鍵記憶装置が、共通鍵を記憶し、
上記検証結合ハッシュ値算出装置が、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値として、上記検証鍵記憶装置が記憶した共通鍵と、上記複数の記録第一データと、上記一つの記録第一データより一つ前の記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値とを含む第三データ群に基づいてハッシュ値を算出し、
上記結合ハッシュ値検証装置が、上記記録第一データ取得装置が取得した複数の記録第一データのうちの一つの記録第一データについて、上記記録結合ハッシュ値取得装置が取得した上記一つの記録第一データに対応する記録結合ハッシュ値と、上記検証結合ハッシュ値算出装置が算出した上記一つの記録第一データに対応する検証結合ハッシュ値とを比較して、一致しない場合に、上記記録媒体に記録された記録データが改竄されていると判定する
ことを特徴とする検証方法。 - コンピュータを、請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の記録装置または請求項18乃至請求項25のいずれかに記載の検証装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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