JPWO2015190535A1 - 無線通信用集積回路、無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信用集積回路、無線通信端末及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の無線ネットワークに加入する確率を向上させる。【解決手段】一の実施形態によれば、無線通信用集積回路は、ベースバンド集積回路を備える。前記ベースバンド集積回路は、第1のセンサで取得された第1信号をRF集積回路を介して受信し、前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで取得した第2のセンシング情報とを比較することにより、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定し、前記判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、自装置と前記第1信号を送信した他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークへ他方を接続させるための無線接続信号を、前記RF集積回路を介して送信する。

Description

本発明の実施形態は、無線通信用集積回路、無線通信端末及び無線通信方法に関する。
無線ネットワークを形成する複数のハブ(以下、アクセスポイントともいう)が存在する中で、各無線通信端末が新規に接続するアクセスポイントの選択を行う際、各アクセスポイントからの受信信号強度を基準に選択を行うことが知られている。例えば、各アクセスポイントからの受信信号強度のうち最も受信信号強度が大きいアクセスポイントを選択する方法がある。これにより、無線通信端末は、受信信号強度が最も大きいアクセスポイントを選択することで、安定かつ高速な無線通信を行うことができる。
また、無線通信端末で、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを選択する場合、一定以上の受信信号強度のアクセスポイントの一覧がSSID(Service Set Identifier)と共に画面に表示される場合がある。その場合、無線通信端末のユーザが表示された中から所望のアクセスポイントを選択することで、選択したアクセスポイントに接続することができる。
しかしながら、各アクセスポイントからの受信信号強度のうち最も受信信号強度が大きいアクセスポイントを選択する方法では、ユーザが望む無線ネットワークとは、別の無線ネットワークに無線通信端末を加入させてしまう場合がある。一方、小型化及び低消費電力化を目的に無線通信端末がディスプレイを内蔵しない場合、画面に表示された中から所望のアクセスポイントを選択する方法を用いることができない。
特開2005−39571号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、所望の無線ネットワークに加入する確率を向上させることである。
一の実施形態によれば、無線通信用集積回路は、ベースバンド集積回路を備える。前記ベースバンド集積回路は、第1のセンサで取得された第1信号をRF集積回路を介して受信し、前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで取得した第2のセンシング情報とを比較することにより、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定し、前記判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、自装置と前記第1信号を送信した他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークへ他方を接続させるための無線接続信号を、前記RF集積回路を介して送信する。
第1の実施形態における通信システムの構成を示す図。 第1の実施形態におけるハブである通信装置1の構成を示す図。 第1の実施形態におけるノードである通信装置2の構成を示す図。 第1の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャート。 通信装置2−1が一定時間スキャンした結果の例を示す図。 第1の実施形態の変形例におけるハブである通信装置1aの構成を示す図。 第2の実施形態におけるハブである通信装置1bの構成を示す図。 第2の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態におけるハブである通信装置1cの構成を示す図。 第3の実施形態におけるノードである通信装置2cの構成を示す図。 第3の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態におけるハブである通信装置1dの構成を示す図。 第4の実施形態におけるノードである通信装置2dの構成を示す図。 第4の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る通信装置1のハードウェア構成例を示す図。 第1の実施形態に係る通信装置2のハードウェア構成例を示す図。 第6の実施形態に係る無線通信端末の斜視図。 第6の実施形態に係るメモリーカードを示す図。 第15の実施形態に係る無線通信システムを示す図。 第15の実施形態に係るノードのハードウェアブロック図。 第15の実施形態に係るハブのハードウェアブロック図。
物体周辺に形成する無線ネットワークでは、その物体自体が無線通信の遮蔽物となる場合があり、必ずしも最も大きい受信信号強度のハブが、その物体周辺に無線ネットワークを形成するハブとは限らない。このため、無線通信端末を、特定の物体周辺に無線ネットワークを形成するハブに接続させたい場合に、無線通信端末が受信信号強度を基に接続するハブを選択すると、特定の物体の近くの物体周辺に別の無線ネットワークを形成する別のハブに接続してしまう恐れがある。
また、通信装置(無線通信装置と呼ぶ場合もある)が内蔵するセンサでセンシング情報を取得するために、通信装置を物体に設置させて利用する用途を想定する。その場合、小型化及び低消費電力化を目的に、一定以上の受信信号強度のハブの一覧を表示する表示部を有しない場合がある。そのような場合、ユーザが画面を見て所望のハブを選択することができない。そこで、各実施形態では、通信装置が設置された対象物体と同一の対象物体に設置されたハブに接続するよう通信装置を構成することで、所望の無線ネットワークに加入する確率を向上させる。
各実施形態では、物体周辺に形成する無線ネットワークの一例として、人周辺に形成される無線ネットワークであるボディエリアネットワーク(Body Area Network: BAN)を用いて説明する。ここで、ボディエリアネットワークでは、ハブは自装置が設置された人と同一の人に設置されたノードのみを接続させることを前提とする。以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
なお、各実施形態における第1のセンシング情報及び第2のセンシング情報は、センサの計測値である場合、センサの計測値から抽出された特徴量である場合、またはこの計測値またはこの特徴量のハッシュ値である場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態における通信システムは、ハブである通信装置1と、ノードである通信装置2−1、…、2−7の七つの通信装置2−i(iは1から7までの整数)とを備える。なお、ノードの通信装置2−iの数は七つに限らず、六つ以下でもよいし、八つ以上であってもよい。
図1に示すように、ハブである通信装置1は、例えば、人11の中心部位に設置されている。また、ノードである通信装置2−1、…、2−7は、例えば、人11の互いに異なる部位に設置されている。また、図1に示すように、例えば、別の無線ネットワークを形成する通信装置20が人12に設置され、別の無線ネットワークを形成する通信装置30が人13に設置され、別の無線ネットワークを形成する通信装置40が人14に設置されている。
なお、人に設置とは、人の部位(指や手首、体内など)に固定的に取り付ける場合の他、首掛け紐に設置する場合や手で所持する場合、服のポケットや鞄等のユーザの所持物に入れる場合など、ユーザの近くに配置する状態も含み得る。
各実施形態の通信システムは、ボディエリアネットワークに限定されず、ハブとノードを配置して互いに通信するネットワークである限り、任意のネットワークに適用できる。例えばハブとノードを、動物や植物等、人以外の生体に設置してもよいし、生体以外の物体、例えば自動車の複数箇所(例えばボディと車輪など)に設置してもよい。
ハブである通信装置1は、ノードである通信装置2−1、…、2−7と通信を行う。例えば、ハブである通信装置1は、少なくとも一つ以上のセンサを備え、通信装置1が設置された部位における所定の情報を計測する。本実施形態において、ハブである通信装置1は、自装置が設置された物体に関する情報の一例として、自装置が設置された人の生体情報を計測する。ここで、生体情報は、例えば、体温、血圧、脈波、心電、心拍、血中酸素濃度、尿糖、血糖、体動、または体の向きなどであるが、これらに限ったものではない。
また、第1の実施形態において、物体に設置されたセンサが計測して得られた情報をセンシング情報という。ここで、センシング情報は、センサの計測値(例えば、脈波などの生体情報の生データ)、またはセンサの計測値から抽出された特徴量(例えば、脈波のピークの時間間隔)である。
ハブである通信装置1は、通信に必要な無線通信パラメータとセンサで計測して得られたセンシング情報とを含むビーコン信号を、ノードである通信装置2−1、…、2−7へ周期的に送信する。なお、ビーコン信号の無線送信は、一例として、ブロードキャストで行われる。
ノードである通信装置2−1、…、2−7は、無線通信パラメータ等をハブから無線で取得する。
また、ノードである通信装置2−1、…、2−7は、少なくとも一つ以上のセンサを備え、通信装置2−1、…、2−7が設置された部位における生体情報を計測する。そして、ノードである通信装置2−1、…、2−7は、センサで計測された得られたセンシング情報を、ハブである通信装置1へ無線送信する。これにより、ノードで得られたセンシング情報が、ハブで集約される。
ノードである通信装置2−1、…、2−7は、一例として、備えるセンサの種類が互いに異なり、センシング用途などに応じて、人の装着位置が互いに異なる。以下、ノードである通信装置2−1、…、2−7を総称して、通信装置2という。
ハブ及びノードが備えるセンサとしては、例えば睡眠センサ、加速度センサ、心電図センサ、体温センサ、血圧センサ、脈センサ、心拍センサ、血中酸素濃度センサ、尿糖値センサ、血糖値センサ、方位センサ、などが想定される。加速度センサは、当該加速度センサが設置された人の体動を検出する。方位センサは、当該方位センサが設置された人の向きを検出する。
(ハブである通信装置1の構成)
続いて、図2を用いて、ハブである通信装置1の構成について説明する。図2に示すように、ハブである通信装置1は、アンテナ100、アンテナ100に接続された無線部101、無線部101に接続された変復調部102、変復調部102と接続されたMAC処理部103、MAC処理部103と接続された上位層処理部104、及びセンサ110、…、112を備える。
アンテナ100は、無線通信するためのアンテナである。
変復調部102は、MAC処理部103から入力された信号を変調し、無線部101から入力された信号を復調する。ここで、変復調部102は、変調部105及び復調部106を備える。
MAC処理部103は、MAC(Media Access Control)層における処理を実行する。ここで、MAC処理部103は、送信部107、受信部108、及びビーコン信号生成部109を備える。MAC処理部103は、他の通信装置または他の無線通信端末との通信に関する処理を行うベースバンド集積回路または制御部の一例に相当する。ベースバンド集積回路または制御部の機能は、CPU等のプロセッサで動作するソフトウェア(プログラム)によって行われてもよいし、ハードウェアによって行われてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの両方によって行われてもよい。ソフトウェアはROM、RAM等のメモリ、ハードディスク、SSDなどの記憶媒体に格納してプロセッサにより読み出して実行してもよい。メモリはDRAM等の揮発性メモリでも、NAND、MRAM等の不揮発メモリでもよい。
上位層処理部104は、データフレーム送信時にデータフレームを出力する。このデータフレームは、送信部107内の送信バッファ(図示せず)に格納される。ここで、データフレームには、センシングした以外のデータ(例えば、時刻情報、ハブがインターネットを介して受信した情報など)が格納される。
送信部107は、送信バッファに格納されたデータフレームに対し、所定のMACヘッダを付加する処理などを実施した後、処理後の信号を変調部105へ出力する。
変調部105は、送信部107から入力されたフレームに対し、変調処理や物理ヘッダ付加など所定の物理層処理を行い、物理層処理後の信号を無線部101へ出力する。
無線部101は、物理層処理後の信号をD/A変換し、更に周波数変換を行った後に、アンテナ100を介して、任意の接続しているノードの通信装置2−iへフレームを送信する。無線部101は、アンテナ100を介して信号を送受信する無線通信部またはRF集積回路の一例に相当する。
本実施形態に係る無線通信用集積回路は、ベースバンド集積回路及びRF集積回路の少なくとも前者を含んでも良い。上述したように、MAC処理部103はベースバンド集積回路によって構成されてもよい。無線部101は、RF集積回路によって構成されてもよい。
各センサ110、…、112は、例えば血圧や心電といったそれぞれ異なる生体情報をセンシングするセンサである。各センサ110、…、112は、生体情報を計測し、計測して得られたセンシング情報をビーコン信号生成部109へ出力する。
なお、第1の実施形態では、ハブである通信装置1は、一例として3種類のセンサを備えるとしたが、センサの数はこれに限らず、2種類以下であっても、4種類以上であってもよい。
ビーコン信号生成部109は、各センサ110、…、112から入力されたセンシング情報を周期的に取得する。そして、ビーコン信号生成部109は、取得したセンシング情報をビーコン信号内の特定フィールドに含めたビーコン信号を周期的に生成する。そして、ビーコン信号生成部109は、このビーコン信号を周期的に送信部107へ出力する。
ここで、ビーコン信号生成部109が、ビーコン信号内に含めるセンシング情報としては、個人が識別できうる情報で個人毎に異なる情報であれば、どのようなものであってもよい。
送信部107は、データフレーム送信時と同様に、ビーコン信号に所定のMACヘッダを付加する処理などを実施した後、処理後の信号を変調部105へ出力する。
その後、変調部105は、この処理後に信号に、変調処理や物理ヘッダ付加など所定の物理層処理を行い、物理層処理後の信号を無線部101へ出力する。
無線部101は、物理層処理後の信号をD/A変換し、更に周波数変換を行った後に、アンテナ100を介して、ブロードキャストで無線送信する。
一方、接続しているノードの通信装置2からのフレーム受信時の処理について、以下説明する。
無線部101は、アンテナ100を介して受信した信号に対し、ベースバンドへの周波数変換を行った後にA/D変換を行い、得られた信号を復調部106へ出力する。
復調部106は、復調処理及び物理ヘッダの解析など所定の物理層処理を行い、物理層処理後の信号を受信部108へ出力する。
受信部108は、復調フレームのMACヘッダの解析等を行う。そして、受信部108は、必要に応じて(例えば、インターネットを介してクラウドへ送信する場合)、ノードである通信装置2から送信されたセンシング情報などを抽出し、抽出したセンシング情報を上位層処理部104へ出力する。これにより、ハブである通信装置1は、例えば、センシング情報をクラウドへ送信することができる。
また、受信部108は、MACヘッダの解析を行った結果、受信した信号(例えば、フレーム)がノードから送信された接続要求信号(例えば、接続要求フレーム)であった場合、接続要求信号(例えば、接続要求フレーム)に対する応答信号(例えば、応答フレーム)などを、送信部107からこのノード宛てに送信させる。
(ノードである通信装置2の構成)
続いて、図3を用いて、ノードである通信装置2の構成について説明する。図3は、第1の実施形態におけるノードである通信装置2の構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。
図3に示すように、ノードである通信装置2の構成は、図2に示すハブである通信装置1の構成に対して、ビーコン信号生成部109が存在せず、代わりに判定部114が設けられた構成になっている。それに伴い、図2のMAC処理部103が図3のMAC処理部203に変更されたものになっている。
判定部114は、センサ110、…、112で計測されて得られたセンシング情報をセンサ110、…、112から取得する。
既にハブに接続している場合、送信部107は、センサ110、…、112で計測されて得られたセンシング情報を取得する。そして、送信部107は、上位層処理部103から入力される通常のデータと同様に、取得したセンシング情報に、所定のMACヘッダ付加などを施し、施した後の信号を変調部105へ出力する。変調部105は、変調など送信に必要な処理を施した後、処理後の信号を無線部101へ出力する。無線部101は、処理後の信号をD/A変換し、更に周波数変換を行った後に、アンテナ100を介して、接続しているハブに対し送信する。
一方、未だハブに接続しておらず新たにハブに接続する場合、受信部108は、無線部101が受信し且つその後に復調部106が復調した信号に対して、MACヘッダの解析を行う。その結果、受信したフレームがビーコン信号の場合、受信部108は、受信したビーコン信号内の第1のセンシング情報が含まれるフィールドを参照し、第1のセンシング情報を抽出する。受信部108は、抽出した第1のセンシング情報を判定部114へ出力する。
このように、受信部108は、物体に設置された第1のセンサ(例えば、図2のセンサ110、…、112)で計測されて得られた第1のセンシング情報を含み、ブロードキャストで無線送信された複数の送信信号を受信する。ここで、第1のセンシング情報は、例えば、ハブが備える第1のセンサであるセンサ110〜112の計測値から抽出された第1の特徴量である。その場合、判定部114は、自装置が備える第2のセンサであるセンサ110〜112の計測値から第2の特徴量を第2のセンシング情報として抽出する。
判定部114は、受信部108から入力された第1のセンシング情報と、自装置のセンサ110、…、112で計測された得られた第2のセンシング情報とを比較することにより、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報が同一の人から得られた情報であるか否か判定する。
そして、判定部114が第1のセンシング情報と第2のセンシング情報が同一の人から得られた情報であると判定した場合、送信部107は、該ビーコン信号を送信したハブに対して接続要求信号(例えば、接続要求フレーム)を送信する。
一方、判定部114が第1のセンシング情報と第2のセンシング情報が同一の人から得られた情報でないと判定した場合、送信部107は、このビーコン信号を送信したハブに対して接続要求信号(例えば、接続要求フレーム)は送信せず、受信部108は、次のビーコン信号の受信を待機する。
このように、判定部114は、受信した複数の送信信号に含まれる複数の第1のセンシング情報それぞれと、第1のセンサが設置された物体と同じ物体に設置された第2のセンサで計測されて得られた第2のセンシング情報とを比較する。これにより、判定部114は、受信した送信信号それぞれについて、当該通信装置1が設置された対象物体と同一の対象物体から取得されたセンシング情報が含まれるか否かを判定する。
そして、送信部108は、判定部114による判定の結果、同一の対象物体から取得された第1のセンシング情報が含まれると判定された送信信号を送信した他方の通信装置へ、無線ネットワークへ接続させるための無線接続信号を送信する。
続いて、以上の構成を有する通信装置1及び通信装置2について、通信装置2−1がハブである通信装置1が形成する無線ネットワークに新たに加入する場合を想定して、図4を用いて接続確立の処理を説明する。図4は、第1の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャートである。なお、他のノードである通信装置2−2、…、2−7は、一例として、既にハブである通信装置1に接続済みである。
まず、ハブである通信装置1の処理を説明する。
(ステップS101)まず、ハブである通信装置1のビーコン信号生成部109は、自装置内のセンサ110で計測された第1の計測値を取得する。
(ステップS102)次に、ハブである通信装置1のビーコン信号生成部109は、ステップS101で取得した第1の計測値から第1の特徴量を抽出する。
(ステップS103)次に、ハブである通信装置1の送信部107は、ハブである通信装置1の第1の特徴量を含むビーコン信号を周期的にブロードキャストで無線送信する。
このように、ハブである通信装置1は、自らが備えるセンサで計測して得られたセンシング情報を、ビーコン信号に含めて周期的に送信する。
また、ビーコン信号内に含める第1のセンシング情報の値としては、サンプリング時点での計測値そのもの以外に、計測値を時系列で表した波形の周期、計測値を時系列で表した波形のピーク間隔の変動パターン、または計測値を時系列で表した波形の立ち上がり角度など、生体情報から抽出した特徴量であってもよい。
また、通信装置1は、複数のセンサを備え、2種類以上の第1のセンシング情報の値をビーコン信号に含めてもよい。2種類以上のセンサを備える場合には、異なるセンシング情報の間での組み合わせによる相対的な変動値などをビーコン信号に含めることなども可能である。ビーコン信号内に含める生体情報は、個人が識別できうる情報で個人毎に異なる情報であれば、どのようなものであってもよい。
このように、ハブである通信装置1は、自らが備える一つ以上のセンサで取得した第1のセンシング情報をビーコン信号に含め、このビーコン信号を無線ネットワーク内で周期的に無線送信する。
続いて、通信装置1が形成する無線ネットワークに新たに加入する通信装置2−1の処理を説明する。
(ステップS201)次に、通信装置2−1の受信部108は、ステップS103で送信されたビーコン信号を含む複数のビーコン信号を受信する。
このように、通信装置2−1のセンサ110〜112は、設置された体の部位において第2のセンシング情報を取得開始する。それと共に通信装置2−1の受信部108は、一定時間の間、周辺に存在する無線ネットワークを検出するために、送信されているビーコン信号のスキャンを行う。具体的には、通信装置2−1の受信部108は、受信した各ビーコン信号内の第1のセンシング情報が含まれるフィールドを参照し、ビーコン信号毎に、第1のセンシング情報の一例である第1の特徴量を取得する。
図5に、通信装置2−1が一定時間スキャンした結果の例を示す図である。図5では、一定時間スキャンの結果、異なる4台の通信装置1、20、30、40からのビーコン信号を受信した例となっている。具体的には、通信装置1から送信されるビーコン信号B1の他、図1には図示されない他の無線ネットワークを形成するハブである通信装置20、30、40から送信されるビーコン信号B2、B3、B4も受信した例である。
(ステップS202)次に、通信装置2−1の判定部114は、自装置内のセンサ110で計測開始された第2の計測値を取得する。
(ステップS203)次に、通信装置2−1の判定部114は、ステップS202で取得された第2の計測値から第2の特徴量を抽出する。
(ステップS204)次に、通信装置2−1の判定部114は、各ビーコン信号に含まれる第1の特徴量それぞれと、ステップS203で抽出された第2の特徴量とを比較する。この際、比較するのは、一つの特徴量同士ではなく、複数の特徴量同士でもよい。
通信装置2−1の判定部114は、このように比較することにより、受信したビーコン信号それぞれについて、当該通信装置2−1が設置された人と同一の人から取得されたセンシング情報が含まれるか否かを判定する。
通信装置2−1の判定部114は、判定の結果、当該通信装置2−1が設置された人と同一の人から取得されたセンシング情報が含まれると判定されたビーコン信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定する。ここで、一例として、通信装置1が、接続対象となるハブに決定されたものとする。
(ステップS205)そして、通信装置2−1の送信部107は、決定されたハブすなわち通信装置1に対し、ハブへの接続を要求する接続要求信号を送信する。接続要求信号は、例えば、加入要求のための管理フレームである。
言い換えると、通信装置2−1の判定部114は、センシング情報を比較した結果、自装置と異なる人から取得された生体情報が含まれると判定した場合、このビーコン信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブではないと判定する。そして、通信装置2−1の送信部107は、このハブの通信装置に対しては、いくら受信信号強度が大きくても接続を要求しない。
図5の例の場合、通信装置2−1が通信装置20、30、40から送信されたビーコン信号B2、B3、B4をそれぞれ受信した際、ビーコン信号内のセンシング情報が含まれるフィールドを参照し、参照したセンシング情報と、自装置で取得したセンシング情報とを比較する。比較の結果、同一の人から取得したセンシング情報でないことが判明する。そのため、通信装置2−1は、各ビーコン信号を送信した通信装置に対して、接続を要求しない。
一方、通信装置2−1が通信装置1から送信されたビーコン信号B1を受信した場合、センシング情報の比較から同一の人から取得したセンシング情報であることが判明する。そのため、通信装置2−1は、通信装置1を接続対象となるハブに決定し、通信装置1に対し接続を要求する。
続いて、ハブである通信装置1の処理を説明する。
(ステップS104)次に、ハブである通信装置1の受信部108は、ステップS205で送信された接続要求信号を受信する。
(ステップS105)次に、ハブである通信装置1の上位層処理部104あるいはMAC処理部103内の図示していない管理部は、ノードである通信装置2−1を無線ネットワークに加入させるための処理を実行する。
(ステップS106)次に、ハブである通信装置1の送信部107は、応答信号をノードである通信装置2−1へ送信する。
(ステップS206)次に、ノードである通信装置2−1の受信部108は、ステップS106で送信された応答信号を受信する。
以上、第1の実施形態に係る通信装置2−1は、通信装置1が形成する無線ネットワークに新たに加入する際に、受信部108は、第1のセンサで計測されて得られた第1のセンシング情報を含む送信信号を他の通信装置である通信装置1から受信する。
判定部114は、受信した送信信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで計測されて得られた第2のセンシング情報とを比較することにより、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定する。
送信部107は、判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、無線ネットワークへ自装置を接続させるための無線接続信号(ここでは一例として接続要求信号)を、他の通信装置である通信装置1へ送信する。
このように、センシング情報は物体毎に異なり、且つ同一の対象物体から得られた二つのセンシング情報は値が一致するかまたは値が対応するため、センシング情報を比較することで、通信装置が設置された対象物体と同一の対象物体に設置されたハブを選択する確率を向上させることができる。換言すれば、周辺に存在する別の無線ネットワークを形成しているハブに誤って接続する確率を低減することができる。
また、受信した送信信号に、当該通信装置2−1が設置された対象物体と同一の対象物体から取得されたセンシング情報が含まれる場合に、その送信信号を送信した通信装置をハブに選択する。このため、ユーザの選択を介さずに、通信装置2−1は、ハブと接続することができる。
その結果、第1の実施形態に係る通信装置2−1は、ユーザの選択を介さずに、通信装置2−1が設置された対象物体と同一の対象物体に設置されたハブに接続する確率を向上させることができる。
なお、通信装置2−1は、同一の人から取得されたセンシング情報が含まれるか否かの判定においては、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報は、同じ種類であってもよいし、異なる種類であってもよい。
例えば、図1の例の場合、ハブである通信装置1が取得しビーコン信号内に含めるセンシング情報、ならびに新規に接続するノードである通信装置2−1が取得するセンシング情報は、それぞれ胸(通信装置1)ならびに右足(通信装置2−1)で取得した同一種類の生体情報(例えば、脈波)に関するものであってもよい。一方、胸では心拍に関する情報、右足では脈波に関する情報のように異なる種類であってもよい。
生体情報が同じ種類の場合、判定部114は、それぞれの部位で計測された生体情報(例えば、脈波)の特徴量を比較し、同一の人の情報か否かを判定してもよい。
このように、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報が同じ種類のセンサで計測して得られたものである場合、例えば、判定部114は、第1のセンシング情報(例えば、第1の特徴量)と第2のセンシング情報(例えば、第2の特徴量)とが一致する場合、第1の特徴量を含む送信信号に、当該通信装置2−1が設置された物体と同一の対象物体から取得されたセンシング情報が含まれると判定してもよい。一致とは、例えば、特徴量があるオーダで同じになる場合、及び特徴量の差が予め決められた範囲内にある場合を含む。
なお、本実施形態では、ハブである通信装置1が第1のセンシング情報から特徴量を抽出して送信したが、これに限ったものではない。通信装置1が特徴量を抽出せずに第1のセンシング情報の生データを含むビーコン信号を送信する場合もある。その場合、通信装置2−1が、ビーコン信号に含まれる第1のセンシング情報から第1の特徴量を抽出し、抽出した第1の特徴量と、自身が計測した第2のセンシング情報から抽出した第2の特徴量とを比較してもよい。
一方、生体情報が異なる種類の場合でも、例えば心拍と脈波などには高い相関があることが知られている。このように、ハブが有する第1のセンサと新規に接続するノードが有する第2のセンサとは互いに計測値が相関関係を有する異なる種類のセンサである場合を想定する。その場合に、判定部114は、それぞれの特徴量(例えば、計測値の変動パターンなど)を比較することで、二つの生体情報が同一の人から取得した情報なのか否かを判定してもよい。ここで、計測値の変動パターンは、複数の時刻で計測された計測値を用いて決定された特徴量(例えば、ピークの時間間隔の時間変化、立ち上がりの角度など)である。
このように、判定部114は、第1のセンサの計測値の変動パターンと第2のセンサの計測値の変動パターンを比較することにより、判定を行ってもよい。具体的には例えば、判定部114は、第1のセンサの計測値の変動パターンと第2のセンサの計測値の変動パターンとの間に、予め決められた対応関係がある場合、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報が同一の対象物体から得られた情報であると判定してもよい。
このように、判定に用いる生体情報は、通信装置を装着する部位や通信装置が備えるセンサの種類によって、同一の人から取得した生体情報か否かが判定できれば、どのような組み合わせであってもよい。そのため、判定部114は、複数の生体情報を組み合わせて判定してもよい。複数の生体情報を組み合わせて判定することにより、判定の精度を高めることができる。
また、同一の人の情報か否かを判定する際、規定の期間に受信したビーコン信号の中に、センシング情報が一致するビーコン信号が存在しない場合、判定部114は、受信した複数のビーコン信号の中で、通信装置2−1が自装置で取得したセンシング情報と最も近いセンシング情報が含まれるビーコン信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定してもよい。
具体的には例えば、判定部114は、第2の特徴量と最も近い特徴量が含まれる送信信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定してもよい。
その一例として、判定部114は、第1の特徴量と第2の特徴量との差を出して、その差が最小となる第1の特徴量が含まれる送信信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定してもよい。
あるいは、判定部114は、第1の特徴量と第2の特徴量との差を出して、その差が閾値以下、且つ差が最小となる第1の特徴量が含まれる送信信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定してもよい。
あるいは、判定部114は、第1の特徴量と第2の特徴量との差を出して、その差が閾値以内である第1の特徴量が含まれる送信信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定してもよい。
(第1の実施形態の変形例)
続いて、第1の実施形態の変形例について説明する。図6は、第1の実施形態の変形例におけるハブである通信装置1aの構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図6の通信装置1aの構成は、図2の通信装置1の構成に比べて、入力部113が追加された構成になっている。
入力部113は、通信装置1aを使用するユーザからのトリガ入力を受け付け可能な外部インタフェースである。入力部113は、例えば、ボタンである。ボタン以外でもユーザからトリガ入力を与えることが可能なものであればどのようなものであってもよい。
ビーコン信号生成部109は、入力部113を介してユーザからのトリガ入力が入力されると、トリガ入力を基に、一定期間だけビーコン信号内にセンサ110〜112で計測されて得られた第1のセンシング情報を含ませる。
これにより、通信装置1aの入力部113がユーザからのトリガ入力を基に、一定期間だけ、ビーコン信号に第1のセンシング情報が含まれる。
ビーコン信号生成部109は、トリガ入力を基に、一定期間以上経過したビーコン信号には、センシング情報を含めない。ユーザは、所望の無線ネットワークにノードを新たに新規接続する場合は、入力部113を利用して入力トリガを与えることにより、一定期間だけビーコン信号に生体情報を含めることができる。これにより、ビーコン信号内に常にセンシング情報を含めることなく、ユーザは新規接続が必要な場合に一定期間のみビーコン信号内にセンシング情報を含めることができる。このため、ビーコン信号で必要以上にセンシング情報を報知することを防止することができる。その結果、個人情報の一つであるセンシング情報が漏洩するリスクを低減することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ハブである通信装置は、自らが備えるセンサで取得したセンシング情報を、ビーコン信号に含めて周期的に送信した。それに対し、第2の実施形態では、自らが備えるセンサで取得したセンシング情報をビーコン信号内に含めるのではなく、既に自装置が形成する無線ネットワークに接続済みであるノードの通信装置2−2〜2−7の少なくともいずれか1台から送信されたセンシング情報をビーコン信号内に含める。そのため、第2の実施形態におけるハブである通信装置1は、センサは不要となる。
図7は、第2の実施形態におけるハブである通信装置1bの構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図7の通信装置1bの構成は、図2の通信装置1の構成に対して、センサ110〜112が削除された構成になっている。
受信部108は、接続しているノードの通信装置からこのノードで取得されたセンシング情報を含んだフレームを受信した場合、受信フレーム内のセンシング情報が含まれるフィールドからセンシング情報を抽出し、抽出したセンシング情報をビーコン信号生成部109に渡す。
ビーコン信号生成部109は、ノードで取得したセンシング情報を必要に応じて、不図示のバッファなどに蓄えた後、周期的に生成するビーコン信号に受信したセンシング情報を含める。そして、送信部308は、このビーコン信号をブロードキャストで無線送信する。
ここで、ビーコン信号生成部109がビーコン信号内に含めるセンシング情報は、接続しているノードの通信装置のうち、いずれか1台が取得されたセンシング情報であってもよいし、接続している全ての無線装置から取得された生体情報を含んでいてもよい。
以上の構成を有する通信装置1b、通信装置1bに未接続で通信装置2−1、及び通信装置1bに接続済みの通信装置2−2の動作を図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS301)まず、接続済みのノードである通信装置2−2の送信部107は、自装置内のセンサ110で計測された第1の計測値を取得する。
(ステップS302)次に、通信装置2−2の送信部107は、ステップS301で取得した第1の計測値から第1の特徴量を抽出する。
(ステップS303)次に、通信装置2−2の送信部107は、ステップS302で抽出した第1の特徴量を含むフレームを送信する。
(ステップS401)次に、ハブである通信装置1bの受信部108は、ステップS303で送信されたフレームを受信する。
(ステップS402)次に、ハブである通信装置1bのビーコン信号生成部109は、受信したフレームに含まれる第1の特徴量を含むビーコン信号を生成する。そして、送信部107は、生成したビーコン信号をブロードキャストで無線送信する。
(ステップS501)次に、未接続の通信装置2−1は、ステップS402で送信されたビーコン信号を含む複数のビーコン信号を受信する。
(ステップS502)次に、通信装置2−1の判定部114は、自装置内のセンサ110で計測開始された第2の計測値を取得する。
(ステップS503)次に、通信装置2−1の判定部114は、ステップS502で取得された第2の計測値から第2の特徴量を抽出する。
(ステップS504)次に、通信装置2−1の判定部114は、各ビーコン信号に含まれる第1の特徴量それぞれと、ステップS503で抽出された第2の特徴量とをそれぞれ比較する。通信装置2−1の判定部114は、このように比較することにより、受信したビーコン信号に含まれる第1の特徴量それぞれについて、当該通信装置2−1が設置された人と同一の人から取得された特徴量であるか否かを判定する。
通信装置2−1の判定部114は、判定の結果、当該通信装置2が設置された人と同一の人から取得された特徴量であると判定された第1の特徴量を含むビーコン信号を送信した通信装置を、接続対象となるハブに決定する。ここでは、一例として、通信装置1bが接続対象となるハブに決定されたものとする。
(ステップS505)そして、通信装置2−1の送信部107は、この通信装置1bに対し、通信装置1bへの接続を要求する接続要求信号を送信する。
(ステップS403)次に、ハブである通信装置1bの受信部108は、ステップS505で送信された接続要求信号を受信する。
(ステップS404)次に、ハブである通信装置1bの上位層処理部104あるいはMAC処理部103内の図示していない管理部は、通信装置2−1を無線ネットワークに加入させるための処理を実行する。
以上、第2の実施形態において、通信装置1bが形成する無線ネットワークに既に接続された通信装置(第3の通信装置)2−2が第1のセンサを備えている。そして、通信装置2−1の受信部108が受信した第1のセンシング情報は、通信装置1bが通信装置(第3の通信装置)2−2から通信により取得した情報である。
これにより、体の様々な部位に装着されたセンサで取得した情報をビーコン信号に含めることが可能となる。そのため、新規にハブに接続する通信装置2−1の判定部114が、同一の人から取得したセンシング情報か否かの判定を行う際、ハブが設置された体の部位では取得できないセンシング情報を利用することができる。
従って、第1の実施形態に比べて、判定部114による判定の精度を高めることができる。また、ハブである通信装置1bにセンサを備える必要がなく、ハブである通信装置1bを設置する体の部位に制約を受けにくくなる利点がある。
また、第2の実施形態において、ハブである通信装置1bに1台も接続されていない状態では、通信装置1bはいずれのノードである通信装置2−2〜2−7からもセンシング情報の送信は行われないため、ビーコン信号内にセンシング情報を含めることができない。その結果、この方法では1台も通信装置1bに新規に接続できなくなるため、ハブである通信装置1bと少なくとも1台以上のノードは、何らかの方法にて初期段階にてペアリングされていることが好ましい。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、ハブである通信装置がビーコン信号に、個人が識別できうるセンシング情報そのものを含めた。それに対し、第3の実施形態では、ビーコン信号に直接センシング情報を含めるのではなく、センシング情報をハッシュ化した情報をビーコン信号に含める。
図9は、第3の実施形態におけるハブである通信装置1cの構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図8の通信装置1cの構成は、図2の通信装置1の構成に対して、ビーコン信号生成部109がビーコン信号生成部109cに変更された構成になっている。
ビーコン信号生成部109cは、自装置が備えるセンサで取得したセンシング情報、あるいは既に接続しているノードの通信装置2−2〜2−7が取得し送信してきたセンシング情報、のいずれかを入力値として、ハッシュ化を行う。ハッシュ化を行う際に用いるハッシュ関数は、どのようなものであっても構わない。
ビーコン信号生成部109cは、ハッシュ化後に得られるハッシュ値を含むビーコン信号を生成し、生成したビーコン信号を周期的にブロードキャストで無線送信する。
一方、通信装置1cが形成する無線ネットワークに新たに加入する通信装置2cの構成について、図10を用いて説明する。図10は、第3の実施形態におけるノードである通信装置2cの構成を示す図である。なお、図3と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図10の通信装置2cの構成は、図3の通信装置2の構成に対して、判定部114が判定部114cに変更されている。それに伴い、MAC処理部203がMAC処理部203cに変更されている。
判定部114cは、自装置が設置された体の部位においてセンサ110〜112が計測した計測値を取得する。それと共に、判定部114cは、取得された計測値または計測値から抽出された特徴量を入力値として、ハッシュ化を行うことで第2のハッシュ値を取得する。ここで、用いるハッシュ関数は、無線ネットワークを形成する通信装置1cが用いるハッシュ関数と同じである。
そして、判定部114cは、スキャンにより受信した各ビーコン信号内の第1のハッシュ値が含まれるフィールドを参照し、第1のハッシュ値それぞれと第2のハッシュ値とを比較する。すなわち、判定部114cは、ハッシュ値同士をそれぞれ比較する。これにより、判定部114cは、受信した第1のハッシュ値それぞれについて、自装置と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値であるか否かを判定する。
同一の人から取得された同じ種類の計測値(例えば、脈波)または同じ種類の計測値から抽出された特徴量を、入力値にして得られたハッシュ値であれば、ハッシュ値同士のビット系列が一致する。
例えば、特徴量として脈波のピーク間隔を用いる場合に、脈波のピーク間隔を4ビットのビット列にハッシュする場合、判定部114cは、4ビットのビット列が一致したときに、受信したハッシュ値を自装置と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値であると判定してもよい。
あるいは、通信装置1cと通信装置2cとで、ハッシュ関数の入力値として同じ種類の計測値または同じ種類の計測値から抽出されたハッシュ値を用いていない場合を想定する。その場合、判定部114cは、センサの計測値同士の相関関係を利用して、受信したハッシュ値それぞれについて、自装置と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値か否かを判定する。
具体的には、例えば、ハブの第1のセンサが心拍を計測し、ノードの第2のセンサが脈波を計測する場合を想定する。そして、判定部114cが備える不図示のメモリには、心拍のピーク間隔のハッシュ値が与えられたときに、対応する脈波のピーク間隔のハッシュ値の一つ以上の候補が関連づけられたテーブルが記憶されていることを前提とする。その前提で、判定部114cは、このテーブル内でビーコン信号内のハッシュ値と同じ心拍のピーク間隔のハッシュ値を探索する。そして、判定部114cは、探索の結果、見つかった心拍のピーク間隔のハッシュ値に対応する脈波のピーク間隔のハッシュ値の候補の中に、自装置で計測された脈波のピーク間隔のハッシュ値があるか否か判定する。この判定の結果、自装置で計測された脈波のピーク間隔のハッシュ値がある場合、判定部114cは、当該ビーコン信号内のハッシュ値を、自装置と同一の人から取得されたセンシング情報を基にして得られたハッシュ値であると判定する。上記のメモリはDRAM等の揮発性メモリでも、NAND、MRAM等の不揮発メモリでもよい。または、メモリでなく、ハードディスク、SSDなどの記憶媒体を用いてもよい。
そして、送信部107は、判定により、自装置と同一の人から取得された生体情報を基にして得られたハッシュ値を含むビーコン信号を送信したハブの通信装置に対して、接続要求信号(例えば、接続要求フレーム)を送信する。
続いて、通信装置2c−1がハブである通信装置1cが形成する無線ネットワークに新たに加入する場合を想定して、図11を用いて接続確立の処理を説明する。図11は、第3の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャートである。なお、他のノードである通信装置2c−2、…、2c−7は、一例として、既にハブである通信装置1cに接続済みである。
ステップS601〜602の処理は、図4のステップS101〜102の処理と同一であるので、その説明を省略する。
(ステップS603)次に、通信装置1cのビーコン信号生成部109cは、第1の特徴量をハッシュ化した第1のハッシュ値を算出する。
(ステップS604)次に、通信装置1cの送信部107は、第1のハッシュ値を含むビーコン信号をブロードキャストで無線送信する。
ステップS701〜703の処理は、図4のステップS201〜203の処理と同一であるので、その説明を省略する。
(ステップS704)次に、通信装置2c−1の判定部114cは、第2の特徴量をハッシュ化した第2のハッシュ値を算出する。
(ステップS705)次に、通信装置2c−1の判定部114cは、複数の通信装置から受信したビーコン信号に含まれる第1のハッシュ値それぞれと第2のハッシュ値とを比較する。そして、通信装置2c−1の判定部114cは、第1のハッシュ値それぞれについて、自装置が設置された人と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値であるか否かを判定する。
通信装置2c−1の判定部114cは、判定の結果、当該通信装置2c−1が設置された人と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値であると判定された第1のハッシュ値を含むビーコン信号を送信した通信装置を、接続の対象となるハブに決定する。ここでは、一例として、通信装置1cが接続の対象となるハブに決定されたものとする。
(ステップS706)そして、通信装置2c−1の送信部107は、この通信装置1cに対し、通信装置1cへの接続を要求する接続要求信号を送信する。
(ステップS605)次に、通信装置1cの受信部108は、ステップS706で送信された接続要求信号を受信する。
(ステップS606)次に、通信装置1cの上位層処理部104あるいはMAC処理部103内の図示していない管理部は、通信装置2c−1を無線ネットワークに加入させるための処理を実行する。
以上、第3の実施形態において、第1のセンシング情報は、通信装置1cの第1のセンサの計測値または第1のセンサの計測値から抽出された第1の特徴量をハッシュ化した第1のハッシュ値である。通信装置2cの判定部114cは、自装置の第2のセンサの計測値または第2のセンサの計測値から抽出された第2の特徴量をハッシュ化した第2のハッシュ値を第2のセンシング情報として算出する。そして、判定部114cは、第1のハッシュ値と第2のハッシュ値を比較することにより、第1のハッシュ値それぞれについて、自装置が設置された人と同一の人から取得された計測値を基にして得られたハッシュ値であるか否かを判定する。
これにより、ビーコン信号内に含まれる情報が、第1のセンサの計測値または第1の特徴量などの情報そのものではなくハッシュ値である。ここで、ハッシュ値は単なるランダムなビット系列に過ぎず、ハッシュ化した情報は、元の情報に戻すことができない。よって、仮に第三者がビーコン信号を受信し解析した場合であっても、元の情報に戻すことができないので、第三者に元の情報が漏れることを防止することができる。
(第4の実施形態)
第1から第3の実施形態では、新規にハブである通信装置が形成する無線ネットワークに接続する際の方法として、各ハブの通信装置が周期的に送信するビーコン信号を一定時間、受動的に受信することで、周辺に存在する無線ネットワークを検出するPassiveスキャンによる方法について説明した。それに対し、第4の実施形態では、Activeスキャンによる方法について説明する。
第4の実施形態では、通信装置1dが形成する無線ネットワークに新たに加入する通信装置2d−1は、設置された体の部位において自装置のセンサを用いて生体情報を取得開始する。それと共に、通信装置2d−1は、自装置のセンサで計測して得られたセンシング情報をプローブ要求信号に含め、ブロードキャストで無線送信する。このプローブ要求信号は、自装置と同じ物体(ここでは一例として人)に設置されているハブに対して応答を要求する信号である。
周辺に存在するハブの通信装置は、通信装置2d−1が送信したプローブ要求信号を受信する。各ハブの通信装置は、プローブ要求信号を受信した場合、プローブ要求信号内のセンシング情報が含まれるフィールドを参照し、各ハブが備えるセンサで取得したセンシング情報と比較する。比較した結果、プローブ要求信号内のセンシング情報が同一の人から取得されたセンシング情報と判定した場合、ハブは、プローブ要求信号の応答として、プローブ応答信号を通信装置2dに対して返信する。このプローブ応答信号は、プローブ要求信号へ応答する信号である。
一方、同一の人から取得したセンシング情報でないと判定した場合、ハブは、何も応答を行わない。つまり、ハブの通信装置は、自らのセンサで取得したセンシング情報と一致したセンシング情報を含むプローブ要求信号を受信した場合のみ、プローブ応答信号を返信する。
図12は、第4の実施形態におけるハブである通信装置1dの構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図12の通信装置1dの構成は、図2の通信装置1の構成に対して、ビーコン信号生成部109が削除され、判定部114dが追加されている。それに伴い、MAC処理部103がMAC処理部103dに変更されている。
受信部108は、通信装置2d−1が送信したプローブ要求信号を受信する。
判定部114dは、上述したように、受信部108がプローブ要求信号を受信した場合、プローブ要求信号内のセンシング情報が含まれるフィールドを参照し、各ハブが備えるセンサで取得したセンシング情報と比較する。
比較した結果、判定部114dがプローブ要求信号内のセンシング情報が同一の人から取得されたセンシング情報と判定した場合、送信部107は、プローブ要求信号の応答として、プローブ応答信号を通信装置2dに対して返信する。一方、判定部114dが同一の人から取得したセンシング情報でないと判定した場合、送信部107は、何も応答を行わない。
図13は、第4の実施形態におけるノードである通信装置2dの構成を示す図である。なお、図3と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図13の通信装置2dの構成は、図3の通信装置2の構成に対して、判定部114が削除され、プローブ要求信号生成部115が追加されている。それに伴い、MAC処理部203がMAC処理部203dに変更されている。
プローブ要求信号生成部115は、自装置のセンサ110〜112で計測して得られたセンシング情報を含むプローブ要求信号を生成する。
送信部107は、生成されたプローブ要求信号をブロードキャストで無線送信する。
続いて、通信装置2d−1がハブである通信装置1dが形成する無線ネットワークに新たに加入する場合を想定して、図14を用いて接続確立の処理を説明する。図14を用いて説明する。図14は、第4の実施形態における接続確立の処理の一例を示すフローチャートである。なお、他のノードである通信装置2d−2、…、2d−7は、一例として、既にハブである通信装置1dに接続済みである。
(ステップS901)まず、通信装置2d−1のプローブ要求信号生成部115は、自装置内のセンサ110で計測された第1の計測値を取得する。
(ステップS902)次に、通信装置2d−1のプローブ要求信号生成部115は、ステップS101で取得した第1の計測値から第1の特徴量を抽出する。
(ステップS903)次に、通信装置2d−1の送信部107は、第1の特徴量を含むプローブ要求信号を周期的にブロードキャストで無線送信する。
このように、接続を希望する通信装置2d−1は、自らが備えるセンサで計測して得られたセンシング情報を、プローブ要求信号に含めて周期的に送信する。
(ステップS801)次に、通信装置1dの受信部108は、ステップS903で送信されたプローブ要求信号を含む複数のプローブ要求信号を受信する。
(ステップS802)次に、通信装置1dの判定部114dは、自装置内のセンサ110で計測開始された第2の計測値を取得する。
(ステップS803)次に、通信装置1dの判定部114dは、ステップS802で取得された第2の計測値から第2の特徴量を抽出する。
(ステップS804)次に、通信装置1dの判定部114dは、各プローブ要求信号に含まれる第1の特徴量それぞれと、ステップS803で抽出された第2の特徴量とを比較する。この際、比較するのは、一つの特徴量同士ではなく、複数の特徴量同士でもよい。
通信装置1dの判定部114dは、このように比較することにより、受信したプローブ要求信号それぞれについて、当該通信装置1dが設置された人と同一の人から取得されたセンシング情報が含まれるか否かを判定する。
通信装置1dの判定部114dは、判定の結果、当該通信装置1dが設置された人と同一の人から取得されたセンシング情報が含まれると判定されたプローブ要求信号を送信した通信装置を、接続許可の対象となるノードに決定する。ここで、一例として、通信装置2d−1が、接続許可の対象となるノードに決定されたものとする。
(ステップS805)そして、通信装置1dの送信部107は、ステップS805で決定されたノードすなわち通信装置2d−1に対し、接続を許可するプローブ応答信号を無線送信する。
(ステップS904)次に、通信装置2d−1の受信部107は、ステップS806で無線送信されたプローブ応答信号を受信する。
以上、第4の実施形態に係る通信装置1dにおいて、受信部108は、第1のセンサで計測されて得られた第1のセンシング情報を含む送信信号を他の通信装置である通信装置2d−1から受信する。
判定部114dは、受信した送信信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで計測されて得られた第2のセンシング情報とを比較することにより、第1のセンシング情報と第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定する。
送信部107は、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、無線ネットワークへ他の通信装置である通信装置2d−1を接続させるための無線接続信号(ここでは一例として、プローブ応答信号)を、他の通信装置である通信装置2d−1へ送信する。
これにより、通信装置2d−1は、自装置が設置されている人と同一の人に設置され無線ネットワークを形成している通信装置1dのみからプローブ応答信号を受信する。このため、通信装置2d−1は、自装置が設置されている人とは別の人に設置されている通信装置をハブに選択することなく、通信装置1dをハブとして選択することができる。その結果、通信装置2d−1は、自装置が設置されている人と同一の人に設置された通信装置1dに確実に接続することができる。
(第5の実施形態)
続いて、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、第1の実施形態の通信装置1及び通信装置2のハードウェア構成例について説明する。まず、第1の実施形態の通信装置1のハードウェア構成例について、図15を用いて説明する。
(通信装置1のハードウェア構成例)
図15は、第1の実施形態に係る通信装置1のハードウェア構成例を示す図である。このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。図15に示した通信装置の動作は、これまで図2で説明したハブの通信装置と同様であるため、以下では、ハードウェア構成上の違いを中心に説明し、詳細な動作の説明は省略する。
本通信装置は、ベースバンド部211、RF部221と、少なくとも1つのアンテナ100とを備える。
ベースバンド部211は、制御回路212と、送信処理回路213と、受信処理回路214と、DA変換回路215、216と、AD変換回路217、218とを含む。RF部221とベースバンド部211は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部211は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICまたはこれらの両方である。または、ベースバンド部211が、図示の点線の枠で示すように、IC232とIC231とを備えてもよい。このとき、IC232が制御回路212と送信処理回路213と受信処理回路214とを含み、IC231が、DA変換回路215、216とAD変換回路217、218を含むように、各ICに分かれてもよい。 IC232は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
制御回路212は、主として図2に示したMAC処理部103の機能を実行する。上位層処理部104の機能を、制御回路212に含めても構わない。制御回路212またはIC232は、一例として、通信を制御する通信処理装置、または通信を制御する制御部に対応する。このとき本実施形態に係る無線通信部は、送信回路222及び受信回路223を含んでもよい。無線通信部は、送信回路222及び受信回路223に加えて、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218を含んでもよい。無線通信部は、送信回路222及び受信回路223、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218に加えて、送信処理回路213及び受信処理回路214を含んでもよい。本実施形態に係る集積回路は、ベースバンド部211の全部または一部の処理、すなわち、制御回路212、送信処理回路213、受信処理回路214、DA変換回路215、216及びDA変換回路217、218の全部または一部の処理を行うプロセッサを備えていてもよい。
送信処理回路213は、図2に示した変調部105の物理層の処理を行う部分に対応する。すなわち、送信処理回路213は、プリアンブル及び物理ヘッダの追加や符号化、変調などの処理を行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。MIMO送信の場合は各ストリームに応じてそれぞれ2種類のデジタルベースバンド信号を生成する。
受信処理回路214は、図2に示した復調部106の物理層の受信処理を行う部分に対応する。すなわち、受信処理回路214は、復調や、復号化、プリアンブル及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。
なお、図2の送信部107の機能を送信処理回路213に含め、受信部108の機能を受信処理回路214に含め、ビーコン信号生成部109の機能を、制御回路212に含める構成も可能である。
DA変換回路215、216は、図2に示した変調部105のDA変換を行う部分に相当する。DA変換回路215、216は、送信処理回路213から入力される信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路215はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路216はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい
RF部221は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部221における送信回路222は、図2に示した変調部105のうちDA変換より後の段階の送信時のアナログ処理を行う部分と、無線部101のうち送信時のアナログ処理を行う部分とに相当する。送信回路222は、DA変換回路215、216によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部221における受信回路223は、図2に示した無線部101のうち受信時のアナログ処理を行う部分と、復調部106のうちAD変換より前の段階までの受信時のアナログ処理を行う部分とに相当する。受信回路223は、アンテナ100で受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から、所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路223は、不図示の低雑音増幅器で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In−phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad−phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路123から出力される。
制御回路212は、送信回路222の送信フィルタ及び受信回路223の受信フィルタの動作を、使用するチャネルの設定に応じて制御してもよい。送信回路222及び受信回路223を制御する別の制御部が存在し、制御回路212がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部211におけるAD変換回路217、218は、図2に示した復調部106のAD変換を行う部分に相当する。AD変換回路217、218は、受信回路223からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路217はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路218はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。
なお、アンテナ100を、送信回路222及び受信回路223のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ100を送信回路222に接続し、受信時には、アンテナ100を受信回路223に接続してもよい。
図15では、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218がベースバンド部211側に配置されていたが、RF部221側に配置されるように構成してもよい。
図15の構成例は一例であり、本実施形態はこれに限定されるものではない。
通信を制御するMAC処理部103は、一例として、制御回路212に対応するとしたがこれに限ったものではない。MAC処理部103は、制御回路212に加えて更に送信処理回路213と受信処理回路214を含んでもよい。更にMAC処理部103は、送信処理回路213と受信処理回路214に加えて、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218を含んでもよい。更に、MAC処理部103は、送信処理回路213、受信処理回路214、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218に加えて、送信回路222及び受信回路223を含んでもよい。
または、IC232が、通信を制御するMAC処理部103と変復調部106に対応してもよい。このとき無線部101は、送信回路222及び受信回路223を含んでもよい。更に無線部101は、送信回路222及び受信回路223に加え、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218を含んでもよい。
(通信装置2のハードウェア構成例)
続いて、第1の実施形態に係る通信装置2のハードウェア構成例について、図16を用いて説明する。図16は、第1の実施形態に係る通信装置2のハードウェア構成例を示す
図である。
図16は、第1実施形態に係る通信装置2のハードウェア構成例を示したものである。
このハードウェア構成は一例であり、ハードウェア構成は種々の変更が可能である。図16に示した通信装置の動作は、これまで図3で説明した通信装置と同様であるため、以下では、ハードウェア構成上の違いを中心に説明し、詳細な動作の説明は省略する。
本通信装置は、ベースバンド部311、RF部321と、少なくとも1つのアンテナ100とを備える。
ベースバンド部311は、制御回路312と、送信処理回路313と、受信処理回路314と、DA変換回路315、316と、AD変換回路317、318とを含む。RF部321とベースバンド部311は、まとめて1チップのIC(Integrated Circuit:集積回路)として構成されてもよいし、別々のチップで構成されてもよい。
一例として、ベースバンド部311は、ベースバンドLSIまたはベースバンドICまたはこれらの両方である。または、ベースバンド部311が、図示の点線の枠で示すように、IC332とIC331とを備えてもよい。このとき、IC332が制御回路312と送信処理回路313と受信処理回路314とを含み、IC331が、DA変換回路315、316とAD変換回路317、318を含むように、各ICに分かれてもよい。IC332は、1チップICの形態、複数のチップICからなる形態のいずれも含む。
制御回路312は、図3のMAC処理部203の機能を実行する。上位処理部104の機能を、制御回路312に含めても構わない。
制御回路312またはIC332は、一例として、通信を制御する通信処理装置、または通信を制御する制御部に対応する。このとき本実施形態に係る無線通信部は、送信回路322及び受信回路323を含んでもよい。無線通信部は、送信回路322及び受信回路323に加えて、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318を含んでもよい。さらに、無線通信部は、送信回路322及び受信回路323、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318に加えて、送信処理回路313及び受信処理回路314を含んでもよい。本実施形態に係る集積回路は、ベースバンド部311の全部または一部の処理、すなわち、制御回路312、送信処理回路313、受信処理回路314、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318の全部または一部の処理を行うプロセッサを備えていてもよい。
送信処理回路313は、図3に示した変調部105の物理層の処理を行う部分に対応する。すなわち、送信処理回路313は、プリアンブル及び物理ヘッダの追加や符号化、変調などの処理を行い、例えば2種類のデジタルベースバンド信号(以下、デジタルI信号とデジタルQ信号)を生成する。MIMO送信の場合は各ストリームに応じてそれぞれ2種類のデジタルベースバンド信号を生成する。
受信処理回路314は、図3に示した復調部1−6の物理層の受信処理を行う部分に対応する。すなわち、受信処理回路314は、復調や、復号化、プリアンブル及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。
なお、図3の送信部107の機能を送信処理回路313に含め、受信部108の機能を受信処理回路314に含め、判定部114の機能を、制御回路312に含める構成も可能である。
DA変換回路315、316は、図3に示した変調部105のDA変換を行う部分に相当する。DA変換回路315、316は、送信処理回路313から入力される信号をDA変換する。より詳細には、DA変換回路315はデジタルI信号をアナログのI信号に変換し、DA変換回路316はデジタルQ信号をアナログのQ信号に変換する。なお、直交変調せずに一系統の信号のままで送信する場合もありうる。この場合、DA変換回路は1つだけでもよい。また、一系統または複数系統の送信信号をアンテナの数だけ振り分けて送信する場合には、アンテナの数に応じた数のDA変換回路を設けてもよい。
RF部321は、一例としてRFアナログICあるいは高周波ICである。RF部321における送信回路322は、図3に示した変調部105のうちDA変換より後の段階の送信時のアナログ処理を行う部分と無線部101の送信時のアナログ処理を行う部分とに相当する。送信回路322は、DA変換回路315、316によりDA変換されたフレームの信号から所望帯域の信号を抽出する送信フィルタ、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、フィルタリング後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、アップコンバート後の信号を増幅するプリアンプ(PA)等を含む。
RF部321における受信回路323は、図3に示した無線部101の受信時のアナログ処理を行う部分と復調部106のAD変換より前の段階までの受信時のアナログ処理とを行う部分に相当する。受信回路323は、アンテナで受信された信号を増幅するLNA(低雑音増幅器)、発振装置から供給される一定周波数の信号を利用して、増幅後の信号をベースバンドにダウンコンバートするミキサ、ダウンコーバート後の信号から所望帯域の信号を抽出する受信フィルタ等を含む。より詳細には、受信回路323は、不図示の低雑音増幅器で低雑音増幅された受信信号を互いに90°位相のずれた搬送波により直交復調して、受信信号と同位相のI(In−phase)信号と、これより90°位相が遅れたQ(Quad−phase)信号とを生成する。これらI信号とQ信号は、ゲインが調整された後に、受信回路323から出力される。
制御回路312は、送信回路322の送信フィルタ及び受信回路323の受信フィルタの動作を、使用するチャネルの設定に応じて制御してもよい。送信回路322及び受信回路323を制御する別の制御部が存在し、制御回路312がその制御部に指示を出すことで、同様の制御を行ってもよい。
ベースバンド部311におけるAD変換回路317、318は、図3に示した復調部106のAD変換を行う部分に相当する。AD変換回路317、318は、受信回路323からの入力信号をAD変換する。より詳細には、AD変換回路317はI信号をデジタルI信号に変換し、AD変換回路318はQ信号をデジタルQ信号に変換する。なお、直交復調せずに一系統の信号だけを受信する場合もありうる。この場合、AD変換回路は1つだけでよい。また、複数のアンテナが設けられる場合には、アンテナの数に応じた数のAD変換回路を設けてもよい。
なお、アンテナ100を、送信回路322及び受信回路323のいずれか一方に切り換えるスイッチがRF部に配置されてもよい。スイッチを制御することで、送信時にはアンテナ100を送信回路322に接続し、受信時には、アンテナ100を受信回路323に接続してもよい。
図16では、DA変換回路315、316及びAD変換回路317、318がベースバンド部311側に配置されていたが、RF部321側に配置されるように構成してもよい。
図16の構成例は一例であり、本実施形態はこれに限定されるものではない。
通信を制御するMAC処理部203は、一例として、制御回路312に対応するとしたがこれに限ったものではない。MAC処理部203は、制御回路312に加えて更に送信処理回路313と受信処理回路314を含んでもよい。更にMAC処理部203は、送信処理回路313と受信処理回路314に加えて、DA315、316及びDA317、318を含んでもよい。更に、MAC処理部203は、送信処理回路313、受信処理回路314、DA315、316及びDA317、318に加えて、送信回路322及び受信回路323を含んでもよい。
または、IC332が、通信を制御するMAC処理部203と変復調部106に対応してもよい。このとき無線部101は、送信回路222及び受信回路223を含んでもよい。更に無線部101は、送信回路222及び受信回路223に加え、DA変換回路215、216及びAD変換回路217、218を含んでもよい。
(変形例)
ハブに複数のセンサが搭載されている場合、ハブから送る生体情報の種類(例えば、脈波)、その特徴量の種類(例えば、ピーク間隔)が予め決まっていてもよい。
一方、ハブは、生体情報の種類(例えば、脈波)、その特徴量の種類(例えば、ピーク間隔)を選択して送ってもよい。その場合、ビーコン信号の中にその特徴量が得られたセンサの種類(脈波センサ)あるいは生体情報の種類(例えば、脈波)を示す情報、その特徴量の種類(例えば、ピーク間隔)を示す情報も一緒にビーコン信号に含める。
ビーコン信号生成部109は、第1のセンシング情報に加えて、第1のセンシング情報が得られたセンサの種類を含むビーコン信号を生成してもよい。これにより、送信信号には、第1のセンシング情報に加えて更に第1のセンシング情報が得られたセンサの種類が含まれる。その場合、判定部114は、受信した送信信号に含まれる第1のセンシング情報と、受信した送信信号に含まれるセンサの種類と同じ種類または相関関係を有する種類のセンサで得られた第2のセンシング情報とを比較してもよい。
例えば、ビーコン信号生成部109は、複数のセンシング情報から一つまたは複数のセンシング情報を第1のセンシング情報として選択し、選択した第1のセンシング情報と選択された第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とを含むビーコン信号を生成してもよい。
これにより、送信信号であるビーコン信号には、物体に設置された複数のセンサで計測されて得られた複数のセンシング情報から選択された第1のセンシング情報と選択された第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とが含まれる。その場合、上記と同様に、判定部114は、受信した送信信号に含まれる第1のセンシング情報と、この第1のセンシング情報が得られたセンサの種類と同じ種類または相関関係を有する種類のセンサで得られた第2のセンシング情報とを比較してもよい。
同様に、例えば、ビーコン信号生成部109は、複数の第1のセンシング情報と複数の第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とを含むビーコン信号を生成してもよい。
これにより、送信信号には、物体に設置された複数のセンサで計測されて得られた複数の第1のセンシング情報と複数の第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とが含まれる。
その場合、判定部114は、受信した送信信号に含まれる複数の第1のセンシング情報それぞれについて、第1のセンシング情報と、当該第1のセンシング情報が得られたセンサの種類と同じ種類または相関関係を有する種類のセンサで得られた第2のセンシング情報とを比較する。
例えば、第1のセンシング情報が、第1のセンサの計測値から抽出された第1の特徴量であり、送信信号が、第1の特徴量に加えて更に第1の特徴量の種類を示す特徴量種類情報を含んでいる場合を想定する。その場合、例えば、判定部114は、受信した送信信号に含まれる特徴量種類情報が示す第1の特徴量の種類と同じ種類または相関関係を有する種類の特徴量を第2のセンサの計測値から第2の特徴量として抽出してもよい。そして、判定部114は、第1の特徴量と第2の特徴量を比較してもよい。
但し、送る特徴量の種類が予め決まっていれば、特徴量の種類を送らなくてもよい。
また、送る生体情報の種類が予め決まっていれば、生体情報の種類を送らなくてもよい。
他の例として、ハブは、複数の特徴量を送ってもよい。その場合、ビーコンの中にそれぞれの特徴量が得られた生体情報の種類(例えば、脈波)を示す情報、その特徴量の種類(例えば、ピーク間隔)を示す情報も一緒にビーコンに含めてもよい。
この場合、ノードは、受信した生体情報の種類と特徴量の種類の組に該当する特徴量を少なくとも一つ抽出し、抽出した特徴量と、対応する、受信した特徴量とを比較してもよい。
すなわち、一つの特徴量同士を比べて判定してもよいし、複数の特徴量同士を比べて判定してもよい。
ノードが設置される部位(例えば、手の先、足の先)によって、計測できる生体情報の種類、及び/または特徴量の種類も変わってくるので、ノードは、自身が設置された部位によって、センシング情報を得るために用いるセンサを変更してもよい。 これにより、ノードは、自身が設置された部位によって、比較する生体情報の種類を変更することができる。例えば、手の先のノードは、脈波を比較し、胸の近傍のノードは、心拍を比較してもよい。
また、ノードは、自身が設置された部位によって、特徴量の種類を変更してもよい。 例えば、手の先のノードは、ピーク間隔を比較し、足の先のノードは、立ち上がり角度を比較してもよい。
また、ノードが設置された部位を、ユーザが外部から指定してもよい。
例えば、ノードは、自装置が設置された部位を指定する入力部(例えば、部位毎に設けられたボタン)を備えてもよい。例えば、足にノードを設置する場合、ユーザが足に対応するボタンを押すことで、ノードは自装置が足に設置されたことを特定してもよい。
このように、ノードである通信装置2は、通信装置2が設置された部位を、ユーザから受け付ける入力部を更に備えてもよい。その場合、判定部114は、この入力部が受け付けた部位を用いて、第1のセンシング情報と比較する第2のセンシング情報の種類を変更してもよい。ここで、第2のセンシング情報の種類の変更は、例えば、第2のセンシング情報を得るために用いるセンサの変更である。あるいは、第2のセンシング情報の種類の変更は、例えば、第2のセンサの計測値から抽出された第2の特徴量の種類の変更である。
また、ノードが設置される部位に応じて、搭載されるセンサが設定されてもよい。例えば、足用のノード、手用のノードというものがあってもよく、その場合、例えば、足用のノードには、足で計測できるセンサしか搭載されておらず、手用のノードには、手で計測できるセンサしか搭載されていなくてもよい。
なお、各実施形態の通信装置(1、1a、1b、1c、1d)または通信装置(2、2c、2d)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、プロセッサが実行することにより、各実施形態の通信装置1または通信装置2に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
(第6の実施形態)
図17A及び図17Bは、それぞれ第6の実施形態に係る無線通信端末の斜視図である。図17Aの無線通信端末はノートPC701であり、図17Bの無線通信端末は移動体端末721である。それぞれ、端末(基地局及び子局のいずれとして動作してもよい)の一形態に対応する。ノートPC701及び移動体端末721は、それぞれ無線通信装置705、715を搭載している。無線通信装置705、715として、これまで説明してきた無線通信装置を用いることができる。無線通信装置を搭載する無線通信端末は、ノートPCや移動体端末に限定されない。例えば、TV、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス、タブレット、スマートフォン、ゲーム装置、ネットワークストレージ装置、モニタ、デジタルオーディオプレーヤ、Webカメラ、ビデオカメラ、プロジェクト、ナビゲーションシステム、外部アダプタ、内部アダプタ、セットトップボックス、ゲートウェイ、プリンタサーバ、モバイルアクセスポイント、ルータ、エンタープライズ/サービスプロバイダアクセスポイント、ポータブル装置、ハンドヘルド装置等にも搭載可能である。
また、無線通信装置は、メモリーカードにも搭載可能である。当該無線通信装置をメモリーカードに搭載した例を図18に示す。メモリーカード731は、無線通信装置755と、メモリーカード本体732とを含む。メモリーカード731は、外部の装置との無線通信のために無線通信装置735を利用する。なお、図18では、メモリーカード731内の他の要素(例えばメモリ等)の記載は省略している。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バス、プロセッサ部、及び外部インターフェース部を備える。プロセッサ部及び外部インターフェース部は、バスを介してバッファと接続される。プロセッサ部ではファームウェアが動作する。このように、ファームウェアを無線通信装置に含める構成とすることにより、ファームエアの書き換えによって無線通信装置の機能の変更を容易に行うことが可能となる。ファームウェアが動作するプロセッサ部は、本実施形態に係る通信制御装置または制御部の処理を行うプロセッサであってもよいし、当該処理の機能拡張または変更に係る処理を行う別のプロセッサであってもよい。ファームウェアが動作するプロセッサ部を、本実施形態に係るハブあるいは無線端末が備えてもよい。または当該プロセッサ部を、ハブに搭載される無線通信装置内の集積回路、または無線端末に搭載される無線通信装置内の集積回路が備えてもよい。
(第8の実施形態)
第8の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、クロック生成部を備える。クロック生成部は、クロックを生成して出力端子より無線通信装置の外部にクロックを出力する。このように、無線通信装置内部で生成されたクロックを外部に出力し、外部に出力されたクロックによってホスト側を動作させることにより、ホスト側と無線通信装置側とを同期させて動作させることが可能となる。
(第9の実施形態)
第9の実施形態では、第1〜第6の実施形態のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、電源部、電源制御部、及び無線電力給電部を含む。電源制御部は、電源部と無線電力給電部とに接続され、無線通信装置に供給する電源を選択する制御を行う。このように、電源を無線通信装置に備える構成とすることにより、電源を制御した低消費電力化動作が可能となる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態では、第9の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、SIMカードを含む。SIMカードは、例えば、無線通信装置におけるMAC処理部、または、制御部等と接続される。このように、SIMカードを無線通信装置に備える構成とすることにより、容易に認証処理を行うことが可能となる。
(第11の実施形態)
第11の実施形態では、第7の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、動画像圧縮/伸長部を含む。動画像圧縮/伸長部は、バスと接続される。このように、動画像圧縮/伸長部を無線通信装置に備える構成とすることにより、圧縮した動画像の伝送と受信した圧縮動画像の伸長とを容易に行うことが可能となる。
(第12の実施形態)
第12の実施形態では、第1〜第11の実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、LED部を含む。LED部は、例えば、無線通信装置におけるMAC処理部、送信処理回路、受信処理回路、または制御回路等と接続される。このように、LED部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態では、第1〜第6のいずれかに係る無線通信装置の構成に加えて、バイブレータ部を含む。バイブレータ部は、例えば、無線通信装置におけるMAC処理部、送信処理回路、受信処理回路、または制御回路等と接続される。このように、バイブレータ部を無線通信装置に備える構成とすることにより、無線通信装置の動作状態を、ユーザに容易に通知することが可能となる。
(第14の実施形態)
第14の実施形態では、第1〜第6のいずれかの実施形態に係る無線通信装置の構成に加えて、ディスプレイを含む。ディスプレイは、図示しないバスを介して、無線通信装置のMAC処理部に接続されてもよい。このようにディスプレイを備える構成とし、無線通信装置の動作状態をディスプレイに表示することで、無線通信装置の動作状態をユーザに容易に通知することが可能となる。
(第15の実施形態)
図19は、第15の実施形態に係る無線通信システムの全体構成を示す。この無線通信システムは、ボディエリアネットワークの例である。無線通信システムは、ノード401、402を含む複数のノードと、ハブ451とを含む。各ノード及びハブは人体に装着され、各ノードはハブ451と無線通信を行う。人体に装着とは、人体に直接接触する形態、服の上から装着する形態、首からかけた紐に設ける形態、ポケットの収容する形態など、人体に近接した位置に配置するあらゆる場合を含んでよい。ハブ451は、一例として、スマートフォンや携帯電話、タブレット、ノート型PCなどの端末である。
ノード401は、生体センサ411と無線通信装置412を備える。生体センサ411として、例えば、体温、血圧、脈拍、心電、心拍、血中酸素濃度、尿糖、または血糖等をセンシングするセンサを用いることができる。ただし、これら以外の生体データをセンシングするセンサを用いてもかまわない。無線通信装置412は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置である。無線通信装置412は、ハブ451の無線通信装置453と無線通信を行う。無線通信装置412は、生体センサ411でセンシングされた生体データ(センシング情報)を、ハブ451の無線通信装置453に無線送信する。ノード401はタグ状の装置として構成されてもよい。
ノード402は、生体センサ421と無線通信装置422を備える。生体センサ421と無線通信装置422は、ノード401の生体センサ411と無線通信装置412と同様であるため、説明を省略する。
ハブ451は、通信装置452と無線通信装置453とを備える。無線通信装置453は、各ノードの無線通信装置と無線通信を行う。無線通信装置453は、これまで述べた実施形態のいずれかの無線通信装置でもよいし、ノードの無線通信装置と通信可能であれば、これまで述べた実施形態とは別の無線通信装置でもよい。通信装置452は、有線または無線によりネットワーク471と接続される。ネットワーク471は、インターネットや無線LAN等のネットワークでもよいし、有線ネットワークと無線ネットワークとのハイブリッドネットワークでもよい。通信装置452は、無線通信装置453により各ノードから収集されたデータを、ネットワーク471上の装置に送信する。無線通信装置453から通信装置へのデータの受け渡しは、CPUやメモリ、補助記憶装置等を介して、行われてもよい。ネットワーク471上の装置は、具体的に、データを保存するサーバ装置でもよいし、データ解析を行うサーバ装置でもよいし、その他のサーバ装置でもよい。ハブ451も、ノード401、402と同様に生体センサを搭載してもよい。この場合、ハブ451は、当該生体センサで取得したデータも、通信装置452を介してネットワーク471上の装置に送信する。ハブ451にSDカード等のメモリーカードを挿入するインターフェースを搭載し、生体センサで取得したデータまたは各ノードから取得したデータを、メモリーカードに保存してもよい。また、ハブ451に、ユーザが各種指示を入力するユーザ入力部、及びデータ等を画像表示する表示部を搭載してもよい。
図20は、図19に示したノード401またはノード402のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU512、メモリ513、補助記憶装置516、無線通信装置514、及び生体センサ515がバス511に接続されている。ここでは1つのバスに各部512〜516が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部512〜516が複数のバスに分かれて接続されてもよい。無線通信装置514は、図19の無線通信装置412、422に対応し、生体センサ515は、図19の生体センサ411、421に対応する。CPU512は、無線通信装置514及び生体センサ514を制御する。補助記憶装置516は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置516は、CPU512が実行するプログラムを格納している。また、補助記憶装置516は、生体センサ515により取得されたデータを格納してもよい。CPU512は、補助記憶装置516からプログラムを読み出して、メモリ513に展開して実行する。メモリ513は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU512は、生体センサ515を駆動し、生体センサ515により取得されたデータをメモリ513または補助記憶装置516に格納し、当該データを、無線通信装置514を介してハブに送信する。CPU512は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
図21は、図19に示したハブ451のハードウェア構成例を示したブロック図である。CPU612、メモリ613、補助記憶装置616、通信装置614、無線通信装置615、入力部617及び表示部618が、バス611に接続されている。ここでは1つのバスに各部612〜617が接続されているが、チップセット等を介して複数のバスを設け、各部612〜617が複数のバスに分かれて接続されてもよい。生体センサまたはメモリカードインタフェースが、さらにバス611に接続されてもよい。入力部617は、各種指示の入力をユーザから受けて、入力された指示の信号をCPU612に出力する。表示部618は、CPU612により指示されたデータ等を画像表示する。通信装置614及び無線通信装置615は、図19のハブが備える通信装置452及び無線通信装置453にそれぞれ対応する。CPU612は、無線通信装置615及び通信装置614を制御する。補助記憶装置616は、SSD、ハードディスク等のデータを永続的に記憶する装置である。補助記憶装置616は、CPU612が実行するプログラムを格納しており、また、各ノードから受信したデータを格納してもよい。CPU612は、補助記憶装置616からプログラムを読み出して、メモリ613に展開して実行する。メモリ613は、DRAM等の揮発性メモリでもよいし、MRAM等の不揮発メモリでもよい。CPU612は、無線通信装置615で各ノードから受信したデータをメモリ613または補助記憶装置616に格納し、当該データを、通信装置614を介してネットワーク471に送信する。CPU612は、MAC層より上位の通信プロトコルやアプリケーション層の処理を実行してもよい。
本実施形態で用いられる用語は、広く解釈されるべきである。例えば用語“プロセッサ”は、汎用目的プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシンなどを包含してもよい。状況によって、“プロセッサ”は、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)などを指してもよい。“プロセッサ”は、複数のマイクロプロセッサのような処理装置の組み合わせ、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサを指してもよい。
別の例として、用語“メモリ”は、電子情報を格納可能な任意の電子部品を包含してもよい。“メモリ”は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データストレージを指してもよく、これらはプロセッサによって読み出し可能である。プロセッサがメモリに対して情報を読み出しまたは書き込みまたはこれらの両方を行うならば、メモリはプロセッサと電気的に通信すると言うことができる。メモリは、プロセッサに統合されてもよく、この場合も、メモリは、プロセッサと電気的に通信していると言うことができる。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、1a、1b、1c、1d、2、2c、2d、2−1、…、2−7、2c−1、…、2c−7、2d−1、…、2d−7、20、30、40 通信装置
11、12、13、14 人
100 アンテナ
101 無線部
102 変復調部
103、103d、203、203c、203d MAC処理部
104 上位層処理部
105 変調部
106 復調部
107 送信部
108 受信部
109、109c ビーコン信号生成部
110、…、112 センサ
113 入力部
114、114c、114d 判定部
115 プローブ要求信号生成部
311、211 ベースバンド部
321、221 RF部
322、222 送信回路
323、223 受信回路
312、212 制御回路
313、213 送信処理回路
314、214 受信処理回路
315、316、215、216 DA変換回路
317、318、217、218 AD変換回路
701:ノートPC
721:移動体端末
705、315:無線通信装置
731:メモリーカード
732:メモリーカード本体
755:無線通信装置
401、402:ノード
451:ハブ
471:ネットワーク
511、611:バス
512、612:CPU
513、613:メモリ
514、615:無線通信装置
515:生体センサー
516、616:補助記憶装置
614:通信装置

Claims (24)

  1. 第1のセンサで取得された第1信号を、RF集積回路を介して受信し、
    前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで取得した第2のセンシング情報とを比較することにより、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定し、
    前記判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、自装置と前記第1信号を送信した他の通信装置の一方が形成する無線ネットワークへ他方を接続させるための無線接続信号を、前記RF集積回路を介して送信するベースバンド集積回路、
    を備える無線通信用集積回路。
  2. 前記第1のセンシング情報は、前記第1のセンサの計測値から抽出された第1の特徴量であり、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第2のセンサの計測値から第2の特徴量を前記第2のセンシング情報として抽出し、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とを比較する
    請求項1に記載の無線通信用集積回路。
  3. 前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報は同じ種類のセンサで計測して得られたものであり、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが一致する場合、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたと判定する
    請求項1または2に記載の無線通信用集積回路。
  4. 前記ベースバンド集積回路は、複数の他の通信装置から送信された前記第1信号を受信し、
    前記ベースバンド集積回路は、規定の期間に受信した複数の前記第1信号の中に、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが一致する信号が存在しない場合、前記複数の第1信号の中で、前記第2のセンシング情報と最も近いセンシング情報が含まれる前記第1信号を送信した通信装置を選択し、
    前記ベースバンド集積回路は、選択した通信装置へ前記無線接続信号を送信する
    請求項3に記載の無線通信用集積回路。
  5. 前記第1のセンサと前記第2のセンサとは互いに計測値が相関関係を有する異なる種類のセンサであり、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第1のセンサの計測値の変動パターンと前記第2のセンサの計測値の変動パターンを比較する
    請求項2に記載の無線通信用集積回路。
  6. 前記第1のセンシング情報は、前記第1のセンサの計測値のハッシュ値、または前記第1のセンサの計測値から抽出された第1の特徴量のハッシュ値であり、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第2のセンサの計測値のハッシュ値、または前記第2のセンサの計測値から抽出された第2の特徴量のハッシュ値を前記第2のセンシング情報に決定する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  7. 前記他の通信装置が受けたユーザからのトリガ入力を基に、一定時間だけ、前記第1信号に前記第1のセンシング情報が含まれる
    請求項1から6のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  8. 前記ベースバンド集積回路は、前記第2のセンサを用いて前記第2のセンシング情報を取得し、
    前記他の通信装置は、前記第1のセンサを備える
    請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  9. 前記ベースバンド集積回路は、前記第2のセンサを用いて前記第2のセンシング情報を取得し、
    前記無線ネットワークに既に接続された第3の通信装置が前記第1のセンサを備えており、
    前記ベースバンド集積回路が受信した第1のセンシング情報は、前記他の通信装置が前記第3の通信装置から通信により取得した情報である
    請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  10. 前記他の通信装置は、前記無線ネットワークを形成しており、
    前記無線接続信号は、前記第1の通信装置への接続を要求する接続要求信号である
    請求項1から9のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  11. 自装置が、前記無線ネットワークを形成しており、
    前記第1信号は、プローブ要求信号であり、
    前記無線接続信号は、前記プローブ要求信号に応答するプローブ応答信号である
    請求項1から9のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  12. 前記第1信号は、前記第1のセンシング情報に加えて更に前記第1のセンシング情報が得られたセンサの種類を含み、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、前記第1信号に含まれるセンサの種類と同じ種類または相関関係を有する種類のセンサで得られた前記第2のセンシング情報とを比較する
    請求項1から11のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  13. 前記ベースバンド集積回路は、複数種類の前記第2のセンサを用いて前記第2のセンシング情報を取得し、
    前記他の通信装置は、複数種類のセンサを前記第1のセンサとして備えており、
    前記第1信号は、前記複数のセンサで計測されて得られた複数のセンシング情報から選択された前記第1のセンシング情報と前記選択された第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とを含む
    請求項12に記載の無線通信用集積回路。
  14. 前記ベースバンド集積回路は、複数種類の前記第2のセンサを用いて前記第2のセンシング情報を取得し、
    前記他の通信装置は、複数種類のセンサを前記第1のセンサとして備えており、
    前記第1信号は、複数のセンサで計測されて得られた複数の第1のセンシング情報と前記複数の第1のセンシング情報が得られたセンサの種類とを含み、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第1信号に含まれる複数の第1のセンシング情報それぞれについて、第1のセンシング情報と、当該第1のセンシング情報が得られたセンサの種類と同じ種類または相関関係を有する種類のセンサで得られた前記第2のセンシング情報とを比較する
    請求項12に記載の無線通信用集積回路。
  15. 前記第1のセンシング情報は、前記第1のセンサの計測値から抽出された第1の特徴量であり、
    前記第1信号は、前記第1の特徴量に加えて更に前記第1の特徴量の種類を示す特徴量種類情報を含み、
    前記ベースバンド集積回路は、前記第1信号に含まれる特徴量種類情報が示す前記第1の特徴量の種類と同じ種類または相関関係を有する種類の特徴量を前記第2のセンサの計測値から第2の特徴量として抽出し、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量を比較する
    請求項1から14のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  16. 前記ベースバンド集積回路は、自装置が設置された部位の情報を、ユーザから入力部を介して受け取り、
    前記ベースバンド集積回路は、前記部位の情報を用いて、前記第1のセンシング情報と比較する第2のセンシング情報の種類を変更する
    請求項1から15のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  17. 前記ベースバンド集積回路は、複数種類の前記第2のセンサを用いて前記第2のセンシング情報を取得し、
    前記第2のセンシング情報の種類の変更は、前記第2のセンシング情報を得るために用いるセンサの変更である
    請求項16に記載の無線通信用集積回路。
  18. 前記第2のセンシング情報は、前記第2のセンサの計測値から抽出された第2の特徴量であり、
    前記第2のセンシング情報の種類の変更は、前記第2の特徴量の種類の変更である
    請求項16または17に記載の無線通信用集積回路。
  19. 前記物体は、人であり、
    前記第1のセンシング情報及び前記第2のセンシング情報は、同一の人から得られた生体情報である
    請求項1から18のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路。
  20. 少なくとも1つのアンテナと、
    前記RF集積回路を更に備える請求項1から19のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路と、
    を備えた無線通信端末。
  21. 請求項1から19のいずれか一項に記載の無線通信用集積回路と、
    前記第2のセンサと、
    を備えた無線通信端末。
  22. 少なくとも1つのアンテナと、
    前記アンテナに接続され、フレームを送受信する無線通信部と、
    第1のセンサで取得された第1信号を、前記無線通信部を介して受信し、前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで取得した第2のセンシング情報とを比較することにより、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定し、前記判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、自端末と前記第1信号を送信した他の無線通信端末の一方が形成する無線ネットワークへ他方を接続させるため接続信号を、前記無線通信部を介して送信する、制御部と
    を備えた無線通信端末。
  23. 前記第2のセンサを更に備える請求項22に記載の無線通信端末。
  24. 無線通信端末による無線通信方法であって、
    第1のセンサで取得された第1信号を受信するステップと、
    前記第1信号に含まれる第1のセンシング情報と、第2のセンサで取得した第2のセンシング情報とを比較することにより、前記第1のセンシング情報と前記第2のセンシング情報とが同一の対象物体から取得されたか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果、同一の対象物体から取得されたと判定された場合、自端末と他の無線通信端末の一方が形成する無線ネットワークへ他方を接続させるための無線接続信号を送信するステップと、
    を有する無線通信方法。
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