JP2009069368A - 帯電装置、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
帯電装置、現像装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009069368A JP2009069368A JP2007236444A JP2007236444A JP2009069368A JP 2009069368 A JP2009069368 A JP 2009069368A JP 2007236444 A JP2007236444 A JP 2007236444A JP 2007236444 A JP2007236444 A JP 2007236444A JP 2009069368 A JP2009069368 A JP 2009069368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging device
- charging
- holding member
- photosensitive drum
- sheet member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【課題】像担持体に当接する導電性シートを保持する保持部材を回転させることによって、付着物を除去することができ、帯電に必要な接触幅を確保することができ、高い印刷品位を安定的に保持することができるようにする。
【解決手段】静電潜像担持体1に当接する少なくとも1つの導電性シート部材31と、該導電性シート部材31を保持する保持部材32とを有し、該保持部材32が回転する。
【選択図】図1
【解決手段】静電潜像担持体1に当接する少なくとも1つの導電性シート部材31と、該導電性シート部材31を保持する保持部材32とを有し、該保持部材32が回転する。
【選択図】図1
Description
本発明は、帯電装置、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ機等の画像形成装置においては、感光体の表面を一様、かつ、均一に帯電させ、帯電した感光体の表面を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。そして、該トナー像は、印刷用紙等の記録媒体に転写された後、定着させられて画像が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
そして、前記従来の画像形成装置においては、感光体の表面を帯電させるために、シート状の帯電部材が使用されている。
特開平6−332292号公報
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、感光体とシート状の帯電部材との間に付着物が詰まり、印刷品位が低下するという問題があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、像担持体に当接する導電性シートを保持する保持部材を回転させることによって、付着物を除去することができ、帯電に必要な接触幅を確保することができ、高い印刷品位を安定的に保持することができる帯電装置、現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の帯電装置においては、静電潜像担持体に当接する少なくとも1つの導電性シート部材と、該導電性シート部材を保持する保持部材とを有し、該保持部材が回転する。
本発明によれば、帯電装置は、像担持体に当接する導電性シートを保持する保持部材を回転させるようになっている。これにより、付着物を除去することができ、帯電に必要な接触幅を確保することができ、高い印刷品位を安定的に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。
図において、60は画像形成装置であり、例えば、電子写真式プリンタ、ファクシミリ機、複写機、プリンタ、ファクシミリ機及び複写機の機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類の画像形成装置であってもよい。画像形成装置は、カラー画像を形成する装置であってもよいし、モノクロ画像を形成する装置であってもよいが、本実施の形態においては、前記画像形成装置60がいわゆるタンデム方式のカラー電子写真式プリンタである場合について説明する。
そして、画像形成装置60は、ロワフレーム28、及び、該ロワフレーム28に対して支軸を中心に分割面から開閉自在なアッパフレーム30を有し、該アッパフレーム30に印刷済みの記録媒体13が排出されるスタッカ21が配設される。また、前記ロワフレーム28には記録媒体搬送ローラ16〜19を有する概(おおむ)ねS状の記録媒体搬送路15が配設されていて、該記録媒体搬送路15の端部に記録媒体13を収納する給紙カセット20、及び、前記スタッカ21が配設される。さらに、前記記録媒体搬送路15には、給紙カセット20から記録媒体13を繰り出す記録媒体繰出し部22、記録媒体13の紙厚を検知する検知部26、繰り出された記録媒体13を静電効果によって転写ベルト11に付着させて搬送する転写ベルトユニット24、及び、画像トナーを記録媒体13に定着させる定着部25が配設される。
そして、前記転写ベルトユニット24と記録媒体搬送路15とを挟んで記録媒体13の搬送方向における上流側からブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応する現像装置としての現像器23BK、23Y、23M及び23Cが配列されている。なお、各現像器23BK、23Y、23M及び23Cは、構成が同一であり、収納されているトナーの色が異なるだけであるので、統合的に説明する場合には、ブラック(BK)イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)を省略して、現像器23として説明する。
ここで、該現像器23は、静電潜像担持体としての感光体ドラム1を有し、該感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を帯電させる帯電装置の一部である帯電部材2、LED(Light Emitting Diode)等を備え、帯電された感光体ドラム1の表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光部としての光源3、感光体ドラム1の表面に帯電トナーを供給して静電潜像を現像する現像ローラ6、感光体ドラム1の表面の後述されるトナー4を記録媒体13に転写する転写ローラ12等が配置されている。
そして、前記感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成し、帯電トナーを静電効果によって付着させることによりトナー像を形成する。また、前記転写ローラ12は、帯電部材2と逆極性に帯電しており、これにより、転写ベルト11によって搬送される記録媒体13にトナー像を転写する。
次に、前記現像器23の構成について詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における現像器、転写部材及び印刷された記録媒体の概略構成を示す断面図である。
感光体ドラム1は、図示されない駆動手段によって所定の回転速度で回転可能であり、帯電プロセスによって表面に電荷を貯えることができ、露光プロセスにより表面の電荷を除去することができる。そして、前記感光体ドラム1の表面には、所定電圧を印加可能である帯電部材2が一定の圧力で接触し、感光体ドラム1の表面を帯電する。また、前記感光体ドラム1の上方には、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するための光源3が配置され、感光体ドラム1の表面を選択的に露光する。
そして、トナー4を収納したトナーカートリッジ5が現像器23上部に配置され、トナーカートリッジ5の内部からトナー4が供給される。また、現像ローラ6には、トナーカートリッジ5から供給されたトナー4を現像ローラ6に供給するためのトナー供給ローラ8が一定の圧力で接触する。さらに、該トナー供給ローラ8によって現像ローラ6の表面に供給されたトナー4を一定の厚さに規制する現像ブレード7が配置されている。そして、前記現像ローラ6は、感光体ドラム1に一定の圧力で接触し、光源3によって形成された静電潜像にトナー4を供給して現像する。
また、感光体ドラム1の下方向には、転写ベルト11及び転写ローラ12が配置される。前記転写ベルト11及び転写ローラ12には、図示されない電源より電圧が印加され、感光体ドラム1の表面上のトナー4を記録媒体13上に転写する。さらに、弾性体で作られたクリーニングブレード9が、感光体ドラム1の表面に残留したトナー4を掻(か)き取るために、そのエッジ部を感光体ドラム1の表面に一定の圧力で接触するように配置されている。なお、10は、現像器23の外側を構成するモールドである。
次に、前記帯電部材2の構成について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における帯電部材を示す断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における画像形成を行う現像器の斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における帯電部材への駆動伝達の説明図、図6は本発明の第1の実施の形態における帯電部材の斜視図である。なお、図1(a)は帯電シート部材が感光体ドラムに接触している状態を示し、図1(b)は帯電シート部材が付着物掻取り部材に接触している状態を示している。
本実施の形態において、帯電部材2は、導電性シート部材としての帯電シート部材31、及び、該帯電シート部材31を保持する保持部材32を有し、該保持部材32は回転可能となっている。図1及び6に示されるように、帯電シート部材31は、保持部材32に接着剤等によって取り付けられている。そして、前記帯電部材2が図1(a)に示されるような姿勢にあるとき、帯電シート部材31は感光体ドラム1に接触している。前記保持部材32は、帯電シート部材31より短い弾性部材35を有し、感光体ドラム1に帯電シート部材31が均一、かつ、一定の幅で接触するよう、帯電シート部材31における感光体ドラム1と反対側を一様に押圧する。また、帯電シート部材31の先端部51が感光体ドラム1の回転方向の下流側に位置するように、帯電部材2は現像器23に実装されている。さらに、クリーニング部材としての付着物掻取り部材33の下方には、付着物回収部34が配設されている。なお、図1において、36は、廃トナーを搬送するための廃トナー搬送スパイラルであり、クリーニングブレード9の下方に配設されている。
帯状の細長い長方形である帯電シート部材31の幅方向(図6における上下方向)の寸法としては、例えば、感光体ドラム1との接触量として該感光体ドラム1の回転方向に最低1〔mm〕を確保するために、保持部材32との接触幅の5〔mm〕、及び、保持部材32の回転が止まっている状態における保持部材32の先端から感光体ドラム1までの距離4〔mm〕に、最低の接触量1〔mm〕にばらつきを考慮した値、約2〔mm〕を加えた寸法が必要である。
前記帯電シート部材31は、ポリカーボネート材(表面抵抗:9.6logΩ/□)、PAA材(表面抵抗:9.6logΩ/□)、PAE材(表面抵抗:6.9logΩ/□)、又は、PVdF(表面抵抗:5.4logΩ/□)から成る樹脂製導電性フィルムであり、また、保持部材32は金属製であり、感光体ドラム1に電圧を印加することができる。さらに、弾性部材35はウレタン製のスポンジから成る。なお、前記帯電シート部材31は、他の導電性樹脂フィルム、導電性ゴムブレード、導電性発泡部材等から成るものであってもよい。
そして、帯電部材2は、感光体ドラム1と同方向(図1において矢印で示される方向)に回転可能に現像器23に実装されている。また、図6に示されるように、保持部材32の一側端には帯電部材ギヤ37が取り付けられている。帯電部材2が現像器23に実装された状態において、前記帯電部材ギヤ37は、モールド10の側面の外側に位置し、図示されない第1の電磁クラッチに接続された帯電部材駆動ギヤ38と噛(か)み合っている。また、該帯電部材駆動ギヤ38には、感光体駆動ギヤ41から、図示されない第2の電磁クラッチに接続された電磁クラッチギヤ40を経由して、駆動力が伝達される。このように、2つの電磁クラッチによって、帯電部材2への駆動力の伝達が制御される。なお、図5において、43は図示されない駆動モータの回転軸に接続されたモータ駆動ギヤであり、44はモータ駆動ギヤ43の駆動力を感光体駆動ギヤ41に伝達するギヤである。
また、画像形成装置60は、帯電部材2の位置を計測するために、帯電部材ギヤ37に設けられた溝46を検知するセンサ45を有する。前記溝46は、図1(a)に示されるように、帯電シート部材31が感光体ドラム1に接触している状態において、該感光体ドラム1から一番遠ざかり、かつ、帯電シート部材31と感光体ドラム1との接線と平行になる保持部材32の並行面47が感光体ドラム1から一番遠ざかるような位置に設けられている。なお、これらの制御は、図示されない制御部によって行われる。
そして、帯電部材2が回転することによって、現像器23のモールド10に設置されている付着物掻取り部材33に接触するよう、帯電シート部材31が取り付けられている。なお、前記付着物掻取り部材33は、ウレタン製発泡材から成る。また、前記付着物掻取り部材33の下方には、付着物回収部34が設けられている。
なお、前記第1の電磁クラッチ等の帯電部材2の位置固定手段、すなわち、固定部としては、電磁クラッチ以外にもソレノイドを使用してもよく、また、前記第2の電磁クラッチ等の帯電部材2への駆動力の伝達制御手段としては、電磁クラッチ以外にも遊星ギヤを使用してもよい。
次に、前記構成の画像形成装置60の動作について説明する。
まず、記録媒体繰出し部22によって給紙カセット20から1枚ずつ繰り出された記録媒体13は、記録媒体搬送ローラ16〜19により搬送され、記録媒体搬送路15を通過する。このとき、該記録媒体搬送路15の途中に配設された検知部26によって、記録媒体13の紙厚が検知される。続いて、前記記録媒体13は、転写ベルトユニット24上に付着して搬送される。そして、現像器23によって形成されたトナー像が転写ローラ12により記録媒体13上へ転写される。続いて、定着部25においてトナー像の定着がなされた後、記録媒体13はスタッカ21へ搬送される。
次に、前記現像器23の動作について詳細に説明する。
トナーカートリッジ5から供給されたトナー4は、トナー供給ローラ8によって現像ローラ6に供給される。該現像ローラ6の表面に供給されたトナー4は、クリーニングブレード9によって一定の厚さになるように規制された後、光源3により感光体ドラム1上に形成された静電潜像に付着して現像する。現像によって形成されたトナー像のトナー4は、感光体ドラム1上から記録媒体13上に、転写ローラ12により電気的に転写される。
一方、記録媒体13上に転写されず、感光体ドラム1の表面に残留したトナー4は、クリーニングブレード9によって掻き取られる。そして、掻き取られたトナー4は、廃トナーとして、廃トナー搬送スパイラル36によって、図示されない廃トナー回収部へと搬送される。このようにして、クリーニングされた感光体ドラム1の表面は、静電潜像に使用された箇所とその他の箇所との電気的な差を均一にするために、帯電部材2によって電気的に帯電させられる。
次に、該帯電部材2の動作について詳細に説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
画像形成時には、図1(a)に示されるように、帯電部材2の帯電シート部材31は、感光体ドラム1に接触し、該感光体ドラム1に電圧を印加している。そして、帯電シート部材31は、所定の弾性力を備えた樹脂製シート部材から成るので、保持部材32のエッジ部42を支点にして、撓(たわ)んだ状態で感光体ドラム1の表面に当接する。これにより、帯電シート部材31は、感光体ドラム1の回転による振れに追随して、感光体ドラム1との接触を維持することができる。また、弾性部材35は、帯電シート部材31が感光体ドラム1への接触幅を一定に保つことを補助する。弾性部材35は、帯電シート部材31より短いので、該帯電シート部材31が撓んでも、感光体ドラム1に接触しないようになっている。
また、帯電シート部材31の先端部51が感光体ドラム1の回転方向の下流を向いて、トレイル方向に当接しているので、感光体ドラム1に負荷を与えることなく帯電を行うことができる。
前述のように、保持部材32の一側端には帯電部材ギヤ37が取り付けられ、該帯電部材ギヤ37は、第1の電磁クラッチに駆動を制御されている帯電部材駆動ギヤ38と連結している。該帯電部材駆動ギヤ38は、第2の電磁クラッチに駆動を制御されている電磁クラッチギヤ40を介して、回転する感光体駆動ギヤ41と連結している。
また、帯電部材ギヤ37の溝46はセンサ45によって検知されている。前記溝46がセンサ45によって検知されないときは、第1の電磁クラッチがオフになり、駆動モータが駆動してモータ駆動ギヤ43を回転させ、第2の電磁クラッチをオンにし、溝46が検知可能な位置まで帯電部材ギヤ37を回転させる。そして、センサ45が溝46を検知すると、第1の電磁クラッチがオンになり、かつ、第2の電磁クラッチがオフになり、帯電部材2が感光体ドラム1に対して、正確に帯電することができる位置へと制御される。また、センサ45が溝46を検知していない場合は、画像形成動作が行われない。これらの動作は、図示されない制御部によって制御される。
図7に示されるように、画像形成時には、第2の電磁クラッチをオフにし、帯電部材ギヤ37へ駆動力を伝達せず、かつ、第1の電磁クラッチをオンにして帯電部材駆動ギヤ38を固定し、これにより、帯電部材ギヤ37の位置を保持することによって、帯電部材2の位置を保持し続ける。また、非画像形成時には、第1の電磁クラッチをオフにし、帯電部材ギヤ37を回転可能とし、かつ、第2の電磁クラッチをオンにして、帯電部材ギヤ37へ駆動力を伝達する。なお、第2の電磁クラッチがオンになっている間は、少なくとも帯電部材2へ印加された帯電電圧をオフにする。そして、センサ45が溝46を検知したとき、第1の電磁クラッチはオンになり、第2の電磁クラッチはオフになる。
図1に示されるように、駆動力が伝達された帯電部材2は回転する。これにより、該帯電部材2の帯電シート部材31は、付着物掻取り部材33と接触し、帯電シート部材31の表面に付着した付着物が付着物掻取り部材33によって掻き取られる。掻き取られた付着物は、付着物掻取り部材33の下方に設けられた付着物回収部34内へ落下する。なお、付着物掻取り部材33は、掻き取った付着物を内部に保持することができる発泡材から成るものであってもよい。
さらに、帯電部材2が感光体ドラム1の回転方向と同方向に回転するので、帯電シート部材31は、感光体ドラム1と帯電シート部材31との間に挟まった付着物を掬(すく)い上げ、付着物掻取り部材33と接触することによって掻き落とすことができる。また、感光体駆動ギヤ41の回転によって感光体ドラム1も回転するので、該感光体ドラム1上に残った付着物をそのまま通過させることができる。そして、通過した付着物は、転写ベルトユニット24上に排出されるか、又は、クリーニングブレード9によって掻き取られる。
このように、本実施の形態においては、帯電部材2が回転し、感光体ドラム1と帯電シート部材31との間に挟まった付着物をクリーニングすることが可能なので、帯電に必要な接触幅を確保しつつ、高い印刷品位を安定的に保つことが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施の形態における帯電部材を示す断面図、図9は本発明の第2の実施の形態における画像形成を行う現像器の斜視図、図10は本発明の第2の実施の形態における帯電部材への駆動伝達の説明図、図11は本発明の第2の実施の形態における帯電部材の斜視図である。なお、図8(a)は帯電シート部材の第1の状態を示し、図8(b)は帯電シート部材の第2の状態を示している。
本実施の形態において、帯電部材2の帯電シート部材31は、保持部材32に接着剤等によって複数枚取り付けられ、図8に示されるように、断面形状が概略十文字となるように形成され、帯電シート部材31の少なくとも1つが、常に感光体ドラム1と接触するようになっている。ここでは、保持部材32に帯電シート部材31を4枚取り付けた例について説明する。なお、弾性部材35も、同様に、複数(例えば、4つ)であり、断面形状が概略十文字となるように形成されている。
図11に示されるように、保持部材32の一側端には帯電部材ギヤ37が取り付けられている。そして、図10に示されるように、帯電部材2が現像器23に実装された状態において、前記帯電部材ギヤ37は、アイドルギヤ50を経由して、感光体ギヤ49と連結している。
本実施の形態においては、保持部材32がどのような角度になっていても、帯電シート部材31が常に感光体ドラム1に接触するので、常時、感光体ドラム1へ電圧を印加することが可能である。したがって、前記第1の実施の形態における第1及び第2の電磁クラッチによる回転制御や、センサ45による帯電シート部材31の位置の読取りなどは、不要である。また、帯電電圧のオン/オフ制御も不要となる。
次に、本実施の形態における帯電部材2の動作について説明する。
図8に示されるように、帯電部材2の複数枚の帯電シート部材31は、そのうちの少なくとも1枚が感光体ドラム1に接触し、帯電が必要な場合、いつでも感光体ドラム1へ電圧の印加を可能にしている。
また、図10に示されるように、感光体ギヤ49が回転すると、アイドルギヤ50を経由して、帯電部材ギヤ37に駆動力が伝達され、帯電部材2が回転させられる。
このように、本実施の形態においては、帯電部材2が複数枚の帯電シート部材31を有し、回転中でも、少なくとも1枚の帯電シート部材31が感光体ドラム1に接触し、該感光体ドラム1へ電圧を印加することが可能である。そのため、電磁クラッチによる回転制御や、センサ45による帯電シート部材31の位置の読取りなど、複雑な駆動構造が不要になり、また、帯電電圧のオン/オフ制御も不要となる。したがって、より簡単な構造で小型化及び高速化が実現可能となる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図12は本発明の第3の実施の形態における帯電部材を示す断面図、図13は本発明の第3の実施の形態における帯電部材の斜視図、図14は本発明の第3の実施の形態における帯電部材の端部が感光体ドラムに接した状態を示す図である。なお、図12(a)は帯電シート部材の第1の状態を示し、図12(b)は帯電シート部材の第2の状態を示し、図14(b)は図14(a)の要部拡大図である。
本実施の形態と前記第2の実施の形態との違いは、帯電部材2の形状にある。
本実施の形態において、帯電部材2の帯電シート部材31は、1枚であり、保持部材32に接着剤等によって取り付けられ、図12に示されるように、断面形状が概略渦巻き状となるように形成され、帯電シート部材31の少なくとも一部分が、常に感光体ドラム1と接触するようになっている。帯電シート部材31は、保持部材32を1周覆うように取り付けられており、図14に示されるように、1周した帯電シート部材31の先端部51が感光体ドラム1上にある場合、帯電シート部材31の他の部分と重なり合いながら、感光体ドラム1に接触可能な重複部52を形成する。また、帯電部材2は、感光体ドラム1の回転方向と同方向に回転する。
次に、本実施の形態における帯電部材2の動作について説明する。
図12に示されるように、帯電部材2の1枚の帯電シート部材31は、保持部材32を1周覆うように筒状又は渦巻き状に丸められた状態で取り付けられ、少なくとも一部分が感光体ドラム1に接触し、帯電が必要な場合、いつでも感光体ドラム1へ電圧の印加を可能にしている。
また、図14に示されるように、1周した帯電シート部材31の先端部51が感光体ドラム1上にある場合、前記先端部51が帯電シート部材31の他の部分と重なり合って重複部52を形成して、感光体ドラム1に接触している。この場合、図14(b)に示されるように、前記先端部51と帯電シート部材31との繋ぎ目54に隙(すき)間部53が生じる。しかし、帯電部材2が感光体ドラム1と同方向に回転しているため、繋ぎ目54に生じた隙間部53と接した感光体ドラム1の不帯電箇所は、帯電シート部材31の他の部分、つまり、繋ぎ目54の前後のどちらかと接触が可能である。
また、帯電部材2が感光体ドラム1の回転方向と逆方向に回転する場合には、帯電部材2の回転速度を感光体ドラム1の回転速度と異ならせることによって、前記隙間部53で生じた不帯電箇所を、繋ぎ目45の前後のどちらかで帯電することが可能となり、同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態においては、帯電部材2が1枚の帯電シート部材31を有し、回転中でも、該帯電シート部材31の少なくとも一部が感光体ドラム1に接触し、常に該感光体ドラム1へ電圧を印加することが可能である。そのため、高い画像形成品位を確保しつつ、安価に帯電部材2を作成することができる。
また、帯電シート部材31を保持部材32へ貼(は)り付けるので、帯電部材2の製造方法を簡素化することができる。そして、部材の重さを軽くすることができ、帯電部材2の回転負荷トルクを軽減することが可能となる。
なお、本発明はプリンタ、ファクシミリ機、コピー機及びそれらを複合的に備える装置に適用可能である。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
1 感光体ドラム
2 帯電部材
23、23BK、23Y、23M、23C 現像器
31 帯電シート部材
32 保持部材
33 付着物掻取り部材
34 付着物回収部
35 弾性部材
60 画像形成装置
2 帯電部材
23、23BK、23Y、23M、23C 現像器
31 帯電シート部材
32 保持部材
33 付着物掻取り部材
34 付着物回収部
35 弾性部材
60 画像形成装置
Claims (19)
- (a)静電潜像担持体に当接する少なくとも1つの導電性シート部材と、
(b)該導電性シート部材を保持する保持部材とを有し、
(c)該保持部材が回転することを特徴とする帯電装置。 - 前記保持部材が回転すると、前記導電性シート部材と接触するクリーニング部材を更に有する請求項1に記載の帯電装置。
- 前記導電性シート部材と前記保持部材との間に配設された弾性部材を更に有する請求項1に記載の帯電装置。
- 前記弾性部材は前記導電性シート部材より短い請求項3に記載の帯電装置。
- 前記導電性シート部材の端部は、前記静電潜像担持体の回転方向の下流側に位置する請求項1に記載の帯電装置。
- 前記保持部材の回転方向は前記静電潜像担持体の回転方向と同方向である請求項1に記載の帯電装置。
- 前記クリーニング部材が掻き取った付着物を回収する付着物回収部を更に有する請求項2に記載の帯電装置。
- 前記導電性シート部材は、ポリカーボネート製フィルム、PAA製フィルム、PAE製フィルム又はPVdF製フィルムのいずれかから成る請求項1に記載の帯電装置。
- 前記保持部材の回転を固定する固定部を更に有する請求項1に記載の帯電装置。
- 前記固定部は電磁クラッチから成る請求項9に記載の帯電装置。
- 前記固定部はソレノイドから成る請求項9に記載の帯電装置。
- 前記弾性部材はウレタン性発泡材から成る請求項3に記載の帯電装置。
- 前記保持部材の回転時に電圧の印加をしないように制御する制御部を更に有する請求項1に記載の帯電装置。
- 前記導電性シート部材は複数枚である請求項1〜12に記載の帯電装置。
- 前記保持部材への駆動力は前記静電潜像担持体より伝達される請求項14に記載の帯電装置。
- 前記導電性シート部材は、1枚であり、少なくともその一部が常に前記静電潜像担持体に接するのに必要な長さを備える請求項1〜13及び15に記載の帯電装置。
- 前記保持部材の回転方向は前記静電潜像担持体の回転方向と逆方向であり、前記保持部材の回転速度は前記静電潜像担持体の回転速度と異なる請求項16に記載の帯電装置。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の帯電装置を有することを特徴とする現像装置。
- 請求項18の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007236444A JP2009069368A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 帯電装置、現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007236444A JP2009069368A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 帯電装置、現像装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009069368A true JP2009069368A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40605712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007236444A Withdrawn JP2009069368A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 帯電装置、現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009069368A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012008348A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2007
- 2007-09-12 JP JP2007236444A patent/JP2009069368A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012008348A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5741656B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成プログラム | |
US7844191B2 (en) | Image forming apparatus and image forming method performed by the image forming apparatus | |
JP5780266B2 (ja) | 画像形成装置及び粉体塗布装置 | |
JPH08194421A (ja) | 電子写真記録装置 | |
JP2007010838A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5924137B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5562264B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4598045B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成装置の清掃方法 | |
JP2017138505A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP4669557B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4814924B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009288589A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009069368A (ja) | 帯電装置、現像装置及び画像形成装置 | |
JP6411766B2 (ja) | 現像ユニット、画像形成ユニット、及び画像形成装置 | |
JP2012053085A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006243109A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5448767B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4598107B2 (ja) | 帯電装置、現像装置、及び画像形成装置 | |
JP6490529B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016177109A (ja) | 画像形成ユニットおよび画像形成装置 | |
JP2022151914A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6111923B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6601050B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP5600667B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5280815B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101207 |