JP2009068897A - 光学式測距センサおよびそれを備えた機器 - Google Patents

光学式測距センサおよびそれを備えた機器 Download PDF

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Abstract

【課題】測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを回避できる三角測距方式の光学式測距センサを提供する。
【解決手段】この光学式測距センサは、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に形成されている光学フィルタ22が、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物18で投光ビームの周辺光が反射した反射光が受光レンズ14を経由して受光素子12の受光面12aに入射する入射光の光量を低減させる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物18を誤測距または誤検知することを防止できる。
【選択図】図1A

Description

この発明は、光学式測距センサおよび光学式測距センサを搭載した機器に関する。
従来、光学式測距センサとしては、測距対象物に光を投射すると共に上記測距対象物からの反射光を受光することにより上記測距対象物までの距離を測る三角測距方式のものが提案されている(特開2003−156328号公報(特許文献1)参照)。
図6に示すように、この光学式測距センサ100は、測距対象物に光を投射するための発光素子101と、投射する光を集光する投光レンズ103と、測距対象物で反射した反射光を集光する受光レンズ104と、この受光レンズ104によって集光された反射光を受光する受光素子102を備える。
上記発光素子101は、発光ダイオードなどの光源であり、発光素子101から出射された光束は、出射部前方の光路に配設された投光レンズ103により絞られ、上記測距対象物に対して投光される。一方、上記受光素子102は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、上記測距対象物で拡散反射した反射光は、受光面102aの前方に配設された受光レンズ104により絞られ、受光面102aに導かれる。
上記構成の光学式測距センサ100において、発光素子101から出射された光は、投光レンズ103を通過して、上記測距対象物に投光され、この測距対象物で拡散反射した一部の光は、受光レンズ104を通過して絞られた光スポットとして受光面102aに入射する。この入射光が受光面102aに入射する位置は、上記測距対象物と光学式測距センサ100との間の距離によって変化する。上記受光素子102の受光面102aに入射する光スポットの入射位置が基準位置から変化すると、この変化量に応じて受光素子102の両端から取り出される信号電流I1とI2が変化する。上記受光素子102から出力される信号電流は、制御部(図示しない)の信号処理回路により、出力信号S1,S2に変換される。
S1=I1/(I1+I2) … (1)
S2=(I1−I2)/(I1+I2) … (2)
ここで、信号電流I1、I2は、
I1=(d+2x)・I0/(2d) … (3)
I2=(d−2x)・I0/(2d) … (4)
ただし、式(3)、式(4)において、d、I0、xは、次の通りである。
d: 受光素子102の受光面102aにおける光スポットの移動範囲
I0: 全光電流(I1+I2)
x: 受光素子(PSD)102の中心から光スポットの入射位置までの距離
また、三角測距の原理により、次式(5)が成り立つ。
X=(A・f)/L … (5)
ただし、式(5)において、X、A、f、Lは、次の通りである。
X:受光レンズ104の光軸から受光素子102上の光スポットの位置まで
の距離
A:投光レンズ103の光軸と受光レンズ104の
光軸との距離(基線長)
f:受光レンズ104の焦点距離
L:測距可能距離
この式(5)と式(1)、式(2)により、出力信号S1、S2は次式(6),(7)で表される。
S1=(2x+d)/(2d)
=[{(A・f/L)−B}/d]+1/2 … (6)
S2=2x/d
=2{(A・f/L)−B}/d … (7)
ただし、式(6),式(7)において、Bは、受光レンズ104の光軸から受光素子102の中心までの距離である。また、このBと、上記X,xとは、次式(8)の関係を有する。
X=B+x … (8)
次に、図7Aに、上記光学式測距センサ100において、測距対象物までの距離Dに対する出力信号Sの変化を示す。図7Aに示すように、光学式測距センサ100の出力信号Sの変動は、基本的に上記出力信号S1、S2を示す式(6)、(7)に基づいて、測距対象物までの距離Dに反比例する。つまり、測距対象物までの距離Dが長くなるにつれて、受光素子102の受光面102a上の光スポットの位置変化が少なくなる。これに伴い、図7Aの出力信号Sの変動量(減少量)も小さくなっていく。
一方、光学式測距センサ100から測距対象物までの距離Dが短くなるに従って、受光素子102の受光面102a上における光スポットの位置が図7Aの右側に移動すると共に、光スポットの移動量(増大量)が大きくなる。そして、測距対象物までの距離Dが所定の至近距離よりも小さくなって、上記測距対象物が至近距離範囲内に入ると、光スポットの位置が受光面102aの縁を越えて、受光面102aの外側に移動して、受光素子102が受光する光量が急速に減少する。これに伴って、図7Aの出力信号Sが急速に減少する。そこで、一般に、光学式測距センサでは、反射光の光スポットが受光面102a内にある領域、すなわち出力信号Sが上記測距対象物までの距離Dに反比例する領域を測距範囲Lとして使用している。
ところで、上記従来の光学式測距センサ100では、以下のような課題がある。すなわち、図6に示すように、測距対象物に投光ビームを照射する投光レンズ103では、一般に発光素子101から出射された光をコリメートしているが、完全な平行光にはならず、投光ビームは指向角の広い周辺光を持っている。そして、この投光ビームの光軸上に検知する測距対象物が無い状態で、光上記軸外に非測距対象物(検知対象外の物、または障害物)がある場合、この非測距対象物を誤測距または誤検知する場合がある。
そこで、特許文献2(特開2000−310508号公報)に記載の光学式測距センサでは、発光側レンズまたは受光側レンズの周辺部に遮光部材を配置することで、非測距対象物による誤検知の防止を図っている。一方、特許文献3(特開2006−153730号公報)では、発光素子と発光側レンズとの間に遮光部材を配設することによって、非測距対象物による誤検知の防止を図っている。これら特許文献2、3に開示されている測距センサでは、投光ビームの周辺光を遮光することによって、非測距対象物による誤測距または誤検知を防止している。
ところが、上記周辺光を遮光することは、投光ビーム全体としての光量を低下させることになる。このため、特に、測距対象物の反射率が低い場合には、結果的に、測距のための信号処理においてS/Nの低下を招かないように遮光部材の形状を設計することが必要となる。しかし、この遮光部材の設計作業と形状の精度管理は非常に困難であるという問題がある。
一方、特許文献4(特開平9−318315号公報)の光学式測距センサでは、位置検出センサの前に遮光体を設けて、非測距対象物による誤検知を防止している。
ところが、この特許文献4の測距センサでは、位置検出センサの前に設けている遮光体が、測距対象物が至近距離にある場合にこの測距対象物による反射光が受光素子上に入射する光スポットを遮光することになって、測距対象物が至近距離にある場合の測距性能(一般には検知性能)を悪化させてしまう。
特開2003−156328号公報 特開2000−310508号公報 特開2006−153730号公報 特開平9−318315号公報
そこで、この発明の課題は、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを回避できる三角測距方式の光学式測距センサを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の三角測距方式の光学式測距センサは、光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して投光ビームを測距対象物に照射する投光側集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光側集光部と、
上記受光側集光部からの入射光に応じて受光信号を出力する受光素子と、
上記受光素子から上記受光信号が入力されると共に上記受光信号に対して所定の演算処理を行って上記測距対象物までの距離に対応する出力信号を出力する信号処理部と、
所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量、もしくは、上記入射光に応じて上記受光素子で生成される受光信号の強度を低減させて、上記非測距対象物が検知されないようする受光強度低減構造とを備えることを特徴としている。
この発明の光学式測距センサによれば、上記受光信号強度低減構造は、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で投光ビームの周辺光が反射した反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量、もしくは、上記入射光に応じて上記受光素子で生成される受光信号の強度を低減させる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
なお、上記所定の測距距離以内または至近距離にある測距対象物から受光面に入射する光スポットの光量は、上記非測距対象物から受光面に入射する光スポットの光量に比べて多いので、上記受光信号強度低減構造でもって受光信号の強度が低減されても、検知可能である。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、上記受光信号強度低減構造は、上記受光素子の受光面に形成されて上記非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子に入射する入射光の光量を低減させる光学フィルタである。
この実施形態の三角測距方式の光学式測距センサによれば、上記受光素子の受光面に形成されている光学フィルタが上記受光信号強度低減構造をなす。この光学フィルタは、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で投光ビームの周辺光が反射した反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量を低減させる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、上記受光素子の受光面に形成された反射防止膜を備え、上記光学フィルタは、上記反射防止膜と同じ材料で作製されていると共に上記反射防止膜とは厚さが異なる干渉膜である。
この実施形態の三角測距方式の光学式測距センサによれば、上記光学フィルタをなす干渉膜を、上記反射防止膜とは厚さが異なると共に上記反射防止膜と同じ材質でもって簡単に作製できる。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、上記受光信号強度低減構造は、上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置されて上記非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子に入射する入射光の光量を低減させる光学フィルタである。
この実施形態の光学式測距センサによれば、上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置された光学フィルタが上記受光信号強度低減構造をなす。この光学フィルタでもって、上記非測距対象物から上記受光素子の受光面に入射する光量を減少させるので、非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、上記受光信号強度低減構造は、上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置された回折格子である。
この実施形態の光学式測距センサによれば、上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置された回折格子を受光信号強度低減構造とした。この回折格子でもって、回折後の0次光の光量を低減させると共に、不要な高次回折光の回折方向を受光素子の受光面の外に向けることが可能である。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して第1の入射角で上記受光素子に入射する光スポットに対する第1の受光面部の受光面積を、上記受光側集光部を経由して上記第1の入射角よりも小さな第2の入射角で上記受光素子に入射する光スポットに対する第2の受光面部の受光面積よりも小さくした構造を、上記受光信号強度低減構造とした。
この実施形態の光学式測距センサによれば、上記第1の受光面部の受光面積を上記第2の受光面部の受光面積よりも小さくしたので、上記非測距対象物から上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量を低減でき、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
また、一実施形態の三角測距方式の光学式測距センサでは、上記受光素子は、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して入射する第1の領域と、上記第1の領域に隣接する第2の領域とを含む位置検出素子であり、
上記投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記第1の領域に入射する第1の入射角が、上記受光側集光部を経由して上記第2の領域に入射する入射光の第2の入射角よりも大きく、かつ、上記第1の領域の抵抗変化率が上記第2の領域の抵抗変化率よりも小さく、
上記位置検出素子の上記第1の領域と第2の領域が上記受光信号強度低減構造を構成している。
この実施形態の光学式測距センサによれば、上記位置検出素子は、上記第1の領域の抵抗変化率が上記第2の領域の抵抗変化率よりも小さいので、上記第1の領域に入射する光スポットの位置変化に伴う受光信号の変化は、上記第2の領域に入射する光スポットの位置変化に伴う受光信号の変化よりも小さくなる。したがって、上記第1の領域に入射する入射光による受光信号の強度を、上記第2の領域に入射する入射光による受光信号の強度よりも低減できる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
また、一実施形態の機器は、上記三角測距方式の光学式測距センサを備えた。
この実施形態の機器によれば、上記三角測距方式の光学式測距センサでもって、非測距対象物を誤測距または誤検知することを回避でき、測距対象物までの距離を正確に測距でき、正確な距離の計測に基づく安定した動作を行うことができる。
この発明の光学式測距センサによれば、上記受光信号強度低減構造は、所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で投光ビームの周辺光が反射した反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量、もしくは、上記入射光に応じて上記受光素子で生成される受光信号の強度を低減させる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1Aに、この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第1実施形態の構成を模式的に示す。この第1実施形態の光学式測距センサ10は、図1Aに示すように、光を出射する発光素子11と、上記発光素子11から出射された光を集光して測距対象物17に照射する投光側集光部である投光レンズ13と、上記測距対象物17からの反射光を集光する受光側集光部である受光レンズ14と、上記受光レンズ14により集光された反射光を受光する受光素子12とを備えている。また、図1Bは、上記受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。
上記発光素子11は、発光ダイオードなどの光源で構成されており、パッケージに収納されている。この発光素子11から出射された光は、出射部前方の光路に配設された投光レンズ13により絞られ、測距対象物17に投光される。また、上記受光素子12は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、上記発光素子11とは別のパッケージに収納されている。なお、このパッケージには、受光素子12から出力される受光信号としての信号電流を処理する信号処理回路33(図1C参照)も収納することが可能である。
上記測距対象物17で拡散し反射した反射光は、受光面12aの前方に配設された受光レンズ14により絞られ、受光面12aに導かれる。この受光素子12の受光面12aには、発光素子11の発光波長に合わせた反射防止膜19が形成されている。
この実施形態では、図1Aに示した測距対象物17の位置よりも矢印R2の方向(光軸J1の方向)に離れた範囲を非検知範囲Z2とし、図1Aに示した測距対象物17の位置から矢印R1の方向(矢印R2とは逆の方向)の範囲を検知範囲Z1としている。
図1Aに示す非測距対象物18は、光軸J1から離隔していると共に上記非検知範囲Z2に存在している。したがって、投光ビームの光軸J1から離れた位置にある非測距対象物18で反射して、光学式測距センサ10に戻って来る反射光は、検知範囲Z1より遠い位置からの光であり、場合によっては検知範囲Z1にある測距対象物17を測距する距離の2倍以上程度離れた遠い位置からの光である。その上、上記非測距対象物18からの反射光は、光軸J1から離れた位置にある非測距対象物18の一部に当たった投光ビームの反射光である。したがって、この非測距対象物18からの反射光は、上記測距対象物17からの投光ビームの反射光に比べて微弱なものである。なお、上記測距対象物17を測距する距離とは、光学式測距センサ10から測距対象物17までの距離である。
受光素子12の受光面12aの法線方向から見た様子を示す平面図である図1Bに示すように、この実施形態では、上記非測距対象物18からの反射光による光スポットが入射する受光素子12の受光面12aの検知領域U1に光学フィルタ22を形成した。
図1Bでは、上記非測距対象物18からの反射光による光スポットの一例として光スポットQ1,Q2,Q3を示している。光スポットQ3は、非測距対象物18の端部18Aが図1Aに示す範囲Yのうちで最も光軸J1に接近した場合での端部18Aからの光軸L2を有する反射光による光スポットである。また、光スポットQ2は、非測距対象物18の端部18Aが図1Aに示す範囲Yのうちで最も光軸J1から離れた場合での端部18Aからの光軸L1を有する反射光による光スポットである。また、光スポットQ1は、非測距対象物18の端部18Aが範囲Yよりもさらに光軸J1から離隔した場合での端部18Aからの反射光による光スポットである。この光スポットQ1は、受光面12aの外に形成される。
この光学フィルタ22は、受光面12aの検知領域U1への入射光の透過率を低減させる。一方、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に隣接する非検知領域U2には光学フィルタ22を形成していない。
この受光面12aの検知領域U1には、上記検知範囲Z1内に位置する測距対象物17からの上記投光ビームの反射光が受光レンズ14を経由して入射する。
一方、図1Aの非検知範囲Z2に位置する物体47からの上記投光ビームの反射光が受光レンズ14を経由して上記受光面12aの非検知領域U2に入射する。
図1Aに示す測距対象物17が図1Aに示す位置から矢印R1の方向へ接近して来るにつれて、上記投光ビームの測距対象物17での反射光が受光レンズ14を経由して受光面12aに入射する入射角が大きくなる。そして、上記測距対象物17の接近につれて、上記投光ビームの測距対象物17での反射光が受光レンズ14を経由して受光面12aに入射する光スポットは、図1Bに示す受光素子12を構成する位置検出素子の受光面12aにおいて矢印W1方向の端12a−1と矢印W2方向の端12a−2との間の略中央の位置P1から矢印W2の方向へ移動する。すると、上記受光素子12の両端から取り出される信号電流I1とI2が変化する。この受光素子12から出力される信号電流I1とI2は、信号処理回路33により、出力信号Sに変換される。この変換は、背景技術の欄で式(1)〜式(8)を用いて説明したのと同様に公知の三角測距方式に基づいて行われるので、ここでは、詳細な説明を省略する。
上記信号処理回路33は、図7Aに例示されるように、この光学式測距センサ10から上記測距対象物17までの距離Dに応じた出力信号Sを生成する。なお、上記信号処理回路33は、この出力信号Sが入力されるAD変換器を備えて、図7Bに示すように、出力信号Sの信号強度が所定の閾値Tを越えたときに、Hレベル信号を出力する一方、上記出力信号Sの信号強度が上記閾値Tを越えないときに、Lレベル信号を出力するようにしてもよい。このHレベル信号は、上記測距対象物17が所定の距離範囲内にあることを表す一方、上記Lレベル信号は、上記測距対象物17が上記所定の距離範囲外にあることを表す。
ここで、この実施形態では、図1Bに示すように、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に、入射光の透過率を低減させる光学フィルタ22を形成している。なお、光学フィルタ22を、検知領域U1から非検知領域U2に亘って形成してもよい。
そして、図1Aに示すように、検知範囲Z1内の所定の測距距離を上回る距離だけ離れている非測距対象物18の端部18Aが範囲Y内に位置している場合に、上記投光ビームは非測距対象物18で反射して反射光が受光レンズ14を経由し、光学フィルタ22で光量が低減されてから、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に入射する。これにより、上記投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物18を誤測距または誤検知することを防止できる。
これに対して、上記検知範囲Z1にある測距対象物17から受光面12aに入射する光スポットの光量は、上記非測距対象物18から受光面12aに入射する光スポットの光量に比べて多いので、上記光学フィルタ22でもって光量が低減されても、上記検知範囲Z1にある測距対象物17を検知可能である。すなわち、上記検知範囲Z1にある測距対象物17からの反射光については、光学フィルタ22の存在による実質的な影響を受けない一方、光学フィルタ22の存在によって、非測距対象物18による外乱光の影響を除去または大幅に低減できる。
尚、上記光学フィルタ22は、一例として、非測距対象物18による反射光の光スポットが反射防止膜19上に入射する領域に、この反射防止膜19とは別材料の膜を蒸着または塗布もしくは貼付けを行うことによって形成される。また、上記光学フィルタ22は、一例として、上記反射防止膜19と同じ材質で作製されていると共に上記反射防止膜19とは厚さが異なるように形成された干渉膜とすることもできる。この場合、この干渉膜は、上記反射防止膜19となる材料膜を上記受光面12aに形成した後、非測距対象物18からの光スポットが入射する領域における材料膜の厚さをエッチング等の手段で調整することによって形成できる。あるいは、上記干渉膜は、上記反射防止膜19となる材料膜を上記受光面12aに形成した後、上記非測距対象物18からの光スポットが入射する領域以外の領域の上記材料膜の厚さをエッチング等の手段で調整することによって形成できる。よって、上記光学フィルタ22となる上記干渉膜を安価に製造できる。
(第2の実施の形態)
次に、図2Aおよび図2Bを参照して、この発明の光学式測距センサの第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、受光信号強度低減構造としての光学フィルタ22に替えて、光学フィルタ55を備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第2実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
図2A,図2Bに示すように、この第2実施形態では、受光レンズ14と受光素子12との間に光学フィルタ55を配置した。図2Bは、上記受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。この光学フィルタ55は、受光素子12の受光面12aの検知領域U1を覆うように配置されている。
そして、図2Aに示すように、検知範囲Z1内の所定の測距距離を上回る距離だけ離れている非測距対象物18の端部18Aが範囲Y内に位置している場合に、発光素子11から出射されて投光レンズ13により絞られた上記投光ビームは非測距対象物18で反射し、上記投光ビームの反射光が受光レンズ14を経由し、光学フィルタ55で光量が低減されてから、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に入射する。これにより、上記投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物18を誤測距または誤検知することを防止できる。
なお、上記検知範囲Z1にある測距対象物17から受光面12aに入射する光スポットの光量は、上記非測距対象物18から受光面12aに入射する光スポットの光量に比べて多いので、上記光学フィルタ55でもって光量が低減されても、上記検知範囲Z1にある測距対象物17を検知可能である。すなわち、上記検知範囲Z1にある測距対象物17からの反射光については、光学フィルタ55の存在による実質的な影響を受けない一方、光学フィルタ55の存在によって、非測距対象物18による外乱光の影響を除去または大幅に低減できる。
(第3の実施の形態)
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、この発明の光学式測距センサの第3実施形態を説明する。この第3実施形態は、受光信号強度低減構造として、光学フィルタ22に替えて、回折格子61を備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第3実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
図3A,図3Bに示すように、この第3実施形態では、受光レンズ14と受光素子12との間に回折格子61を配置した。図3Bは、上記受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。この回折格子61は、受光素子12の受光面12aの検知領域U1を覆うように配置されている。
そして、図3Aに示すように、検知範囲Z1内の所定の測距距離を上回る距離だけ離れている非測距対象物18の端部18Aが範囲Y内に位置している場合に、発光素子11から出射されて投光レンズ13により絞られた上記投光ビームは非測距対象物18で反射し、上記投光ビームの反射光が受光レンズ14を経由し、回折格子61に入射する。この回折格子61では、入射した光が回折した後の0次光の光量を低減させると共に、不要な高次回折光の回折方向を受光素子12の受光面12aの外に向けることが可能である。これにより、上記投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物18を誤測距または誤検知することを防止できる。
なお、上記検知範囲Z1にある測距対象物17から受光面12aに入射する光スポットの光量は、上記非測距対象物18から受光面12aに入射する光スポットの光量に比べて多いので、上記回折格子61でもって光量が低減されても、上記検知範囲Z1にある測距対象物17を検知可能である。すなわち、上記検知範囲Z1にある測距対象物17からの反射光については、回折格子61の存在による実質的な影響を受けない一方、回折格子61の存在によって、非測距対象物18による外乱光の影響を除去または大幅に低減できる。
(第4の実施の形態)
次に、図4を参照して、この発明の光学式測距センサの第4実施形態を説明する。この第4実施形態は、受光信号強度低減構造として、光学フィルタ22に替えて、入射光を遮光する金属膜71,72を備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第4実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
図4は、受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。この第4実施形態では、受光素子12の受光面12aの検知領域U1に2枚の金属膜71,72が配置されている。
ここで、受光レンズ14は、測距対象物17が検知範囲Z1内にある場合を想定して設計している。このため、受光レンズ14は、上記検知範囲Z1よりも遠方にある非測距対象物18から反射されて戻ってくる反射光を充分に集光できず、この反射光の光スポットは、通常の測距対象物17の光スポットに比べて大きい。したがって、図4に示すように、光スポットが入射する検知領域U1における受光面12aの受光面積を非検知領域U2における受光面12aの受光面積よりも小さくすることによって、非測距対象物18による外乱光の影響を除去、または大幅に低減できる。
また、図4に示すように、金属膜71,72は台形状であり、この台形状の金属膜71,72で受光面12aを部分的に覆っている。これにより、受光面12aの検知領域U1に、中央位置P1から矢印W2方向の端12a−2に向かって先細の第2の受光面部75とこの第2の受光面部75から端12a−2に向かって延在している第1の受光面部76とが形成されている。この第1の受光面部76の受光面積は、上記第2の受光面部75の受光面積よりも小さい。受光レンズ14を経由して第2の受光面部75に入射する光スポット(例えば光スポットQ3)の第2の入射角θ2は、受光レンズ14を経由して第1の受光面部76に入射する光スポット(例えば光スポットQ2)の第1の入射角θ1よりも小さい。
この第4実施形態によれば、上記第1の受光面部76の受光面積を上記第2の受光面部75の受光面積よりも小さくしたので、上記非測距対象物18が光軸J1から離れている程、上記非測距対象物18から上記受光素子12の受光面12aに入射する入射光の光量を低減でき、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物を誤測距または誤検知することを防止できる。
なお、上記金属膜71,72の形状は台形に限らないのは勿論であり、第1受光面部76と第2受光面部75との境の角が湾曲している形状でもよく、上記境の角の両側の2辺を連続的に湾曲させた形状でもよく、さらには、幅寸法が矢印W1,W2の方向に一様な長方形状であってもよい。
また、この第4実施形態においても、上記検知範囲Z1にある測距対象物17から受光面12aに入射する光スポットの光量は、上記非測距対象物18から受光面12aに入射する光スポットの光量に比べて多いので、上記金属膜71,72でもって光量が低減されても、上記検知範囲Z1にある測距対象物17を検知可能である。すなわち、上記検知範囲Z1にある測距対象物17からの反射光については、上記金属膜71,72の存在による実質的な影響を受けない一方、上記金属膜71,72の存在によって、非測距対象物18による外乱光の影響を除去または大幅に低減できる。
(第5の実施の形態)
次に、図5A,図5Bを参照して、この発明の光学式測距センサの第5実施形態を説明する。この第5実施形態は、受光信号強度低減構造として、光学フィルタ22を有しておらず、かつ、受光素子12に替えて受光信号強度低減構造を含んでいる受光素子81を備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第5実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して、前述の第1実施形態と異なる点を主に説明する。
この第5実施形態が備える受光素子81は、位置検出素子で構成されている点は、前述の第1実施形態が備える受光素子12と同様である。一方、この受光素子81は、抵抗変化率が異なる第1の領域82と第2の領域83とを有する。図5Cに示すように、この第1の領域82の抵抗変化率(特性K1の傾き)は、上記第2の領域83の抵抗変化率(特性K2の傾き)よりも小さい。
そして、上記第2の領域83は、受光面81aの矢印W1方向の端81a−1から、端81a−1と端81a−2との略中央位置P11を超えた所定位置までの非検知領域U12を含んだ領域であり、上記第1の領域82は、上記第2の領域83に隣接していて上記端81a−2までの領域である。上記第1の領域82と第2の領域83とが受光信号強度低減構造を構成している。
これに対し、一般的な位置検出素子では、この位置検出素子の両端の電極間の抵抗は受光面内で均一な変化率(例えば図5Cの特性K3の傾き)を持っていて、受光面における光スポットの位置変動は両端の電極から取り出される信号電流の変化に置き換わる。したがって、抵抗の変化率が小さくなれば、光スポットの位置変動に伴う信号電流の変化も小さくなる。特に、入射する光スポットの光量が低い場合、信号電流自体が元々小さいので、光スポットの位置変動は更に信号電流の変化に現れ難くなる。
この第5実施形態では、上記位置検出素子からなる受光素子81は、上記第1の領域82の抵抗変化率が上記第2の領域83の抵抗変化率よりも小さいので、上記第1の領域82に入射する光スポットの位置変化に伴う受光信号の変化は、上記第2の領域83に入射する光スポットの位置変化に伴う受光信号の変化よりも小さくなる。したがって、上記第1の領域82に入射する入射光による受光信号の強度を、上記第2の領域83に入射する入射光による受光信号の強度よりも低減できる。これにより、測距センサの投光ビームの周辺光に起因して非測距対象物18を誤測距または誤検知することを防止できる。
また、上述の実施形態の光学式測距センサを搭載した機器によれば、非測距対象物を誤測距または誤検知することを回避でき、測距対象物までの距離を正確に測距でき、正確な距離の計測に基づく安定した動作を行うことができる。
尚、上記実施形態の光学式測距センサを搭載した機器の具体例としては、温水洗浄便座や、ATM(現金自動預け払い機)、自動扉等があるが、これらに限定されるものではない。
この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第1実施形態の構成を模式的に示す模式図である。 上記第1実施形態が備える受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。 上記第1実施形態が備える信号処理回路33を示す図である。 この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第2実施形態の構成を模式的に示す模式図である。 上記第2実施形態が備える受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。 この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第3実施形態の構成を模式的に示す模式図である。 上記第3実施形態が備える受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。 この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第4実施形態が備える受光素子12の受光面12aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。の構成を模式的に示す模式図である。 この発明の三角測距方式の光学式測距センサの第5実施形態の構成を模式的に示す模式図である。 上記第5実施形態が備える受光素子81の受光面81aを受光レンズ14側から見た様子を示す平面図である。 上記第5実施形態が備える受光素子81の抵抗変化率特性を示す図である。 従来の光学式測距センサ100の構成を模式的に示す模式図である。 光学式測距センサにおいて、測距対象物までの距離Dに対する出力信号Sの変化の一例を示す特性図である。 光学式測距センサにおいて、信号処理回路のAD変換器が出力するデジタル出力の一例を示す図である。
符号の説明
10 光学式測距センサ
11 発光素子
12、81 受光素子
12a、81a 受光面
13 投光レンズ
14 受光レンズ
17 測距対象物
18 非測距対象物
19 反射防止膜
22、55 光学フィルタ
33 信号処理回路
61 回折格子
71、72 金属膜
75 第2の受光面部
76 第1の受光面部
82 第1の領域
83 第2の領域
J1、L1、L2 光軸
Q1、Q2、Q3 光スポット
U1、U11 検知領域
U2、U12 非検知領域
Z1 検知範囲
Z2 非検知範囲

Claims (8)

  1. 発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して投光ビームを測距対象物に照射する投光側集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光側集光部と、
    上記受光側集光部からの入射光に応じて受光信号を出力する受光素子と、
    上記受光素子から上記受光信号が入力されると共に上記受光信号に対して所定の演算処理を行って上記測距対象物までの距離に対応する出力信号を出力する信号処理部と、
    所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した上記投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子の受光面に入射する入射光の光量、もしくは上記入射光に応じて上記受光素子で生成される受光信号の強度を低減させて、上記非測距対象物が検知されないようする受光強度低減構造とを
    備えることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  2. 請求項1に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    上記受光信号強度低減構造は、
    上記受光素子の受光面に形成されて上記非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子に入射する入射光の光量を低減させる光学フィルタであることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  3. 請求項2に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    上記受光素子の受光面に形成された反射防止膜を備え、
    上記光学フィルタは、上記反射防止膜と同じ材料で作製されていると共に上記反射防止膜とは厚さが異なる干渉膜であることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  4. 請求項1に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    上記受光信号強度低減構造は、
    上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置されて上記非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記受光素子に入射する入射光の光量を低減させる光学フィルタであることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  5. 請求項1に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    上記受光信号強度低減構造は、
    上記受光側集光部と上記受光素子との間に配置された回折格子であることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  6. 請求項1に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して第1の入射角で上記受光素子に入射する光スポットに対する第1の受光面部の受光面積を、上記受光側集光部を経由して上記第1の入射角よりも小さな第2の入射角で上記受光素子に入射する光スポットに対する第2の受光面部の受光面積よりも小さくした構造を、上記受光信号強度低減構造としたことを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  7. 請求項1に記載の三角測距方式の光学式測距センサにおいて、
    上記受光素子は、
    所定の測距距離を上回る距離だけ離れた非測距対象物で反射した投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して入射する第1の領域と、上記第1の領域に隣接する第2の領域とを含む位置検出素子であり、
    上記投光ビームの反射光が上記受光側集光部を経由して上記第1の領域に入射する第1の入射角が、上記受光側集光部を経由して上記第2の領域に入射する入射光の第2の入射角よりも大きく、かつ、上記第1の領域の抵抗変化率が上記第2の領域の抵抗変化率よりも小さく、
    上記位置検出素子の上記第1の領域と第2の領域が上記受光信号強度低減構造を構成していることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一つの請求項に記載の三角測距方式の光学式測距センサを備えた機器。
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