JP2009068565A - 食い込み式管継手及び冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カム面17を備えた継手本体1と、押圧面24を備えた結合部材2と、先端部がカム面17に押し付けられるフェルール3とを備えた食い込み式管継手である。フェルール3は、シール機能を発揮するように配管P2に食い込む前エッジ部32と、配管支持機能を発揮するように配管P2に食い込む後エッジ部36とを備えている。後エッジ部36が配管P2に食い込んで配管支持が完了した後に、前エッジ部32が配管P2に食い込んで配管P2の外周面とフェルール3との間がシールされ、併せてフェルール3とカム面17との間がシールされるように構成されている。
【選択図】図1
Description
実施の形態1に係る食い込み式管継手の構成について、図1及び図2に基づいて説明する。実施の形態1に係る食い込み式管継手は、ヒートポンプ式空気調和機、ヒートポンプ式温水装置などの冷凍装置の冷媒回路に使用される食い込み式管継手であって、その構成を図1に示す。図1はこの食い込み式管継手の締結完了直前の状態における部分断面図であり、図2はフェルール周りの拡大図である。本食い込み式管継手は、図1に示されるように被接続側機器から導出される配管P1に取り付けられる継手本体1と、継手本体1に接続する配管P2に外装される結合部材2と、継手本体1と結合部材2との間に装着されるフェルール3とから形成されている。なお、以下の説明において前後の方向をいうときは、前述のように継手本体1側、例えば、図1における左側を前側とし、結合部材2側、すなわち、図1における右側を後側とする。また、この点については、後述する各実施の形態においても同様とする。
継手本体1は、配管P2を接続するに先立ち、被接続側機器から導出される配管P1に取り付けられている。次に、本食い込み式管継手による配管P2の接続は、先ず、結合部材2の配管貫通孔22に接続すべき配管P2を差し込み、結合部材2を配管P2に外装する。次いで、同様に、バックフェルール3Bの配管貫通孔35及びフロントフェルール3Aの配管貫通孔31に配管P2を差し込み、バックフェルール3B及びフロントフェルール3Aを配管P2に外装する。そして、配管P2の先端部をフェルール3の差込口15に挿入し、バックフェルール3Bとフロントフェルール3Aとを継手本体1と結合部材2との間に装着するように、配管P2の先端を段部16に当接させた状態として結合部材2を継手本体1に螺合する。この状態が図3(a)である。
(1)配管支持のための後エッジ部36の食い込み完了後に、配管P2シールのための前エッジ部32の食い込みが完了する工程により配管接続が行われる。したがって、最後の漏れ検査をパスするように締付を行うことにより、配管支持もシールも十分に行うことができ、結合部材2の締付不足を回避することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る食い込み式管継手の構成について図5〜図7に基づき説明する。実施の形態2に係る食い込み式管継手は、フェルールを結合部材に一体的に形成したものであり、継手本体と結合部材との螺合形式を変更したものである。図5はこの実施の形態に係る食い込み式管継手の部分断面図であって、締付開始の状態を示し、図6は同食い込み式管継手の部分断面図であって、配管接続完了の状態を示し、図7はフェルール周りの拡大断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付す。
(1)実施の形態1の場合と同様に、配管支持のための後エッジ部53の食い込み完了後に、配管P2シールのための前エッジ部59の食い込みが完了するので、最終の確認段階である漏れ検査をパスするように締め付けを行うことにより、配管支持もシールも十分に行うことができ、結合部材2の締付不足を回避することができる。
次に、実施の形態3について図9に基づき説明する。図9はフェルール5周りの図面である。なお、実施の形態2と同一又は相当する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2において、t1を0.1mm以上、かつ0.4mm未満とするとともに、t2/t1を2.5以下とするように構成することを述べた。一方、第2ノッチ57前方の先端部分5aは手締め段階で配管P2と継手本体1との間に食込むように薄く形成する必要がある。実施の形態3は、このような双方の要件を満足させるためにt1を大きくする手段の例を示すものである。
次に実施の形態4について、図10〜図13に基づき説明する。実施の形態4は、実施の形態2において、把持部26を締結完了時に分断するように構成したものである。なお、図10は、実施の形態4に係る食い込み式管継手の部分断面図であり、締付開始の状態を示し、図11は同食い込み式管継手の部分断面図であり、配管接続完了の状態を示す。また、図12は、この配管接続完了時の結合部材の締結状態を示す斜視図であり、図12は、この実施の形態に用いられる専用工具の斜視図である。なお、実施の形態2と同一又は相当する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
(1)近年は冷媒漏れによる大気汚染を回避するため、管継手については配管接続後は緩めることができないものが必要になってきている。実施の形態4の食い込み式管継手はこのニーズに応えるものである。
(1)実施の形態2において、第2ノッチ57を設けているが、この第2ノッチ57を形成しないものとしてもよい。この場合は前エッジ部59は、フェルール5の先端に位置させることになる。
(4)上記各実施の形態において、本発明に係る食い込み式管継手を冷凍装置の冷媒回路に使用されるものとして説明したが、油配管、水配管などに使用されるものとして構成してもよいことは勿論であり、航空業界、工作機外業界等にも適用することができる。
Claims (9)
- フェルールの先端部が押し付けられるカム面を備えた継手本体と、フェルールを押し付ける押圧面を備えた結合部材と、継手本体に対し結合部材が螺合されることにより、先端部がカム面に押し付けられるフェルールとを備えた食い込み式管継手であって、
前記フェルールは、配管シール機能を発揮するように配管に食い込む前エッジ部と、配管支持機能を発揮するように配管に食い込む後エッジ部とを備え、
後エッジ部が配管に食い込んで配管支持が完了した後に、前エッジ部が配管に食い込んで配管外周面とフェルールとの間がシールされ、併せてフェルールとカム面との間がシールされるように構成されている
ことを特徴とする食い込み式管継手。 - 前記フェルールは、継手本体及び結合部材とは別体に形成された独立型フェルールであって、フロントフェルールとバックフェルールとの2部品により構成され、
前エッジ部がフロントフェルールの先端部に形成されるとともに、後エッジ部がバックフェルールの一端に形成されていることを特徴とする請求項1記載の食い込み式管継手。 - 前記フロントフェルールの前エッジ部の位置における軸心方向への曲げ強度が前記バックフェルールの後エッジ部の位置における軸心方向への曲げ強度より大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の食い込み式管継手。
- 前記フロントフェルールは、前端に前エッジ部を有し、この前エッジ部の位置における肉厚を小さな寸法にするとともに、外周面における前部に前方に向かうに従い径が小さくなる前部傾斜面を有し、
前記バックフェルールは、前端に後エッジ部を有し、この後エッジ部の位置における肉厚が前エッジ部の位置における肉厚より小さい寸法に形成されるとともに、外周面における前部の内周側に、前記フロントフェルールの後面に対向するように、前方に向かうに従い径が小さくなる内周側傾斜面が形成され、この内周側傾斜面の軸心に対する傾斜角度が前記フロントフェルールの前部傾斜面の軸心に対する傾斜角度より小さく形成されていることを特徴とする請求項3記載の食い込み式管継手。 - 前記押圧面はフェルールは、軸方向管継手前方に押し付けるような傾斜面に形成され、前記フロントフェルールは、後面が前方に向かうに従い径が小さくなる傾斜面に形成され、さらに、カム面の軸心に対する傾斜角度をθ1、フロントフェルールの前部傾斜面の軸心に対する傾斜角度をθ2、フロントフェルールの後面の軸心に対する傾斜角度をθ3、バックフェルールの内周側傾斜面の傾斜角度をθ4としたときに、これら傾斜角度θ1、θ2、θ3及びθ4が、θ1>θ3、θ2>θ4、θ1>θ2、θ3>θ4の関係となるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の食い込み式管継手。
- 前記フェルールは、前記押圧面と軸方向に所定距離の空間部を介在させる位置において、結合部材に対し略径方向に面状を成す第1薄肉部を介し連結され、結合部材の締付工程の途中において前記第1薄肉部で分離するように形成された非独立分離型フェルールであるとともに、軸方向中間部に第1ノッチが形成され、さらに、フェルールの先端部に前エッジ部が形成され、フェルールの後端部の軸心側角部に後エッジ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の食い込み式管継手。
- 前記フェルールは、先端部に第2ノッチが形成され、
この第2ノッチにおける後面の軸心側角部が前エッジに形成され、前記第2ノッチ前方の先端部分が、締付工程初期の手締工程において、楔状に配管と継手本体との間に押し込まれるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の食い込み式管継手。 - 前記フェルールは、前記前エッジ部の肉厚をt1とし、第1ノッチの上端とフェルールの外周面との間に形成される肉厚をt2としたときに、t1を0.1mm以上、かつ0.4mm未満とするとともに、t2/t1を2.5以下とすることを特徴とする請求項7記載の食い込み式管継手。
- 請求項1〜8の何れか1項に記載の食い込み式管継手を冷媒回路に用いたことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007235993A JP2009068565A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 食い込み式管継手及び冷凍装置 |
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ID=40605052
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JP (1) | JP2009068565A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021678A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Kitz Corp | 樹脂管用継手 |
JP2014095477A (ja) * | 2014-01-09 | 2014-05-22 | Kitz Corp | 樹脂管用継手 |
JP2014178004A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Fujitsu General Ltd | フレアレス管継手およびそれを用いた空気調和機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS596488A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-13 | 株式会社フジキン | 管継手 |
JP2007218300A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Daikin Ind Ltd | 管継手、冷凍装置、ヒートポンプ式給湯機、及び給水配管 |
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2007
- 2007-09-11 JP JP2007235993A patent/JP2009068565A/ja active Pending
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