JP2009066875A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラインヘッドの反りやねじれを検出して、それによるインクの着弾ズレを補正するための画像形成装置を提供すること。
【解決手段】発光手段と、テスト画像を印刷するための透過プレートと、発光手段で照射され、透過プレート上のテスト画像に反射した光を受光する受光手段と、を有する検知部11と、検知部11をラインヘッド(1,2,3,4)の直下に移動させる移動手段と、ラインヘッド(1,2,3,4)が検知部11の透過プレートに吐出した前記テスト画像を読み取るための画像読み取り手段と、画像読み取り手段によるテスト画像の読み取り結果によりラインヘッド(1,2,3,4)の反り量やねじれ量に基づいて補正量を算出し、印刷データを補正する補正手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット方式によって記録紙に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
昨今、パソコンの普及に伴い、著しく普及しているインクジェット方式の画像形成装置では、シリアルヘッド方式と呼ばれる印刷方式が主流である。しかしながら、紙送り方向と直交する方向に印刷ヘッドを何度も往復させるシリアルヘッド方式は、印刷時間が長くなる傾向がある。このため、高速化技術の一つとして、近年、ラインヘッド方式が提案されている。ラインヘッドとは、被記録媒体幅またはそれ以上の長さにわたって配列された複数の短尺ヘッドから構成される、あるいは単一の長尺ヘッドのことで、1ライン分の画像を一度に記録することができ、シリアルヘッド方式と比較して短い時間で画像印刷することができる。
このようなラインヘッドを用いた装置において、あらかじめヘッド反り量を測定して、あらかじめ決められた反り量に応じた補正値により補正することが開示されている(たとえば、特許文献1,2参照)。また、搬送手段を基準に考えてヘッドと逆側(搬送手段の内側)またはヘッドと同じ側に検知手段を設けて、該検知手段でテストパターンを読み込み不良ノズルを検出し補正することが開示されている(たとえば、特許文献3,4参照)。
特開2006−7548号公報 特開2006−116863号公報 特開2006−69027号公報 特開2006−69028号公報
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、ラインヘッドは複数の短尺ヘッドをつなげるか、もしくは一つで被記録媒体幅かそれ以上の長さであるため、シリアルヘッド以上に、ヘッド反りやねじれが懸念される。このため、インク滴着弾位置でのドット間隔が同一でなくなり、スジや色ズレを生じることで画像品質を著しく低下させることがある。
また、特許文献1,2にあっては、あらかじめ、ヘッド全体の反りを測定しなければならず、技術的難易度が高い。また、装置への組み付け後の反りについては対応することができなかった。また、特許文献3,4にあっては、被記録媒体が、透過フイルムなので印字面の凹凸やたわみを拾ってしまう。また、搬送されているので、搬送による被記録媒体のスキューやたわみを拾ってしまい検出精度に問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ラインヘッドの反りやねじれを検出して、それによるインクの着弾ズレを補正するための画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、被記録媒体幅またはそれ以上の長さにわたって配列された、複数の短尺ヘッドまたは単一の長尺ヘッドで構成されるラインヘッドを具備するインクジェット方式による画像形成装置であって、発光手段と、テスト画像を印刷するための透過プレートと、前記発光手段で照射され、前記透過プレート上のテスト画像に反射した光を受光する受光手段と、を有するテスト画像検知手段と、前記テスト画像検知手段を前記ラインヘッドの直下に移動させる移動手段と、前記ラインヘッドが前記テスト画像検知手段の透過プレートに吐出した前記テスト画像を読み取るための画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段による前記テスト画像の読み取り結果によりラインヘッドの反り量やねじれ量に基づいて補正量を算出し、印刷データを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、さらに、前記ラインヘッドの機能を維持するヘッド維持手段を備え、複数のラインヘッドのうち、検知対象のラインヘッドのみを前記テスト画像検知手段で検知処理を行い、検知後には前記ヘッド維持手段で前記テスト画像のクリーニング動作を行うことを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、複数のラインヘッドのうち、検知対象のラインヘッドのみを前記テスト画像検知手段で検知処理を行い、検知後には専用のクリーニング装置で前記テスト画像のクリーニング動作を行うことを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、さらに、テスト印刷用の専用透過プレートを備え、テスト印刷時には前記検知手段の上部に前記テスト印刷用の専用透過プレートを設置し、前記テスト画像のクリーニング処理時には前記テスト画像検知手段の下部に移動した状態でクリーニング処理を行うことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、さらに、テスト印刷用の専用透過プレートと、テスト印刷時に、前記専用透過プレートを各ラインヘッドにあわせてスライドさせることで印刷領域を変える印刷領域変更手段と、印刷データの読み取り時に、各色別に読み取り位置を変える読取位置変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明(請求項1)にかかる画像形成装置は、ラインヘッドの反りやねじれを検出して、それによるインク滴の着弾ズレを補正するための検知手段を提供するので、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる画像形成装置は、検知手段のテスト印字パターンのクリーニングを行うための機構を、ヘッド維持手段と共通化しているので、機構の簡素化を図りながら、ラインヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかる画像形成装置は、検知手段のテスト印字パターンのクリーニングを行うための機構を、専用機構として備えているので、機構の最適化を図りながら、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかる画像形成装置は、検知手段のテストパターンの印字プレートを回転式にしているので、全体の機構の簡易化を図りながら、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかる画像形成装置は、検知手段のテストパターンの印字プレートをスライド式にしているので、ラインヘッドの反り補正データの取得の簡易化を図りながら、ラインヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかるインクジェットによる画像形成装置の要部構成を示す説明図であり、通常の印刷時の状態を示す。ラインヘッドはイエロー用のYヘッド1、マゼンタ用のMヘッド2、シアン用のCヘッド3、ブラック用のKヘッド4を備えている。通常の印刷動作では、被記録媒体9である紙は、搬送ベルト(搬送機構)10によって矢印の方向に搬送されながら、ラインヘッド1〜4からインクを吐出することで印刷される。また、ヘッド維持部(H1〜H4)5〜8は、ラインヘッド1〜4が乾くのを防ぐためのキャップや、ヘッド詰まり防止の空吐出時のインクを受けるためのタンクや、ノズルに異物が詰まった場合に行う吸引器や、ヘッドの表面のインク固着を除去するためのブレードなどの各種のヘッド機能の維持機能を備えており、搬送機構のじゃまにならない領域に待機している。さらに、テスト印刷画像を読み取るための、検知部(SU)11も搬送機構のじゃまにならない領域に待機している。
紙への印刷を行っていない状態では、ラインヘッド1〜4の印刷機能を良好に保つために以下の動作を行う。まずは、図2に示すように、搬送系を下部に移動してスペースを空け、ヘッド維持部5〜8を各ラインヘッドの真下に移動させる。その後、図3に示すように、ヘッド維持部5〜8を上部に移動して、ラインヘッド1〜4にキャップを装着する。キャップをすることで、ラインヘッド1〜4の乾燥や異物の付着を防ぐことができる。ヘッド維持部5〜8はそれ以外の方法でもヘッド機能の維持を図る。すなわち、非印刷時間が長い場合には、インクの空吐出を行うことで、ノズル経路のインクの詰まりを防止する。また、多数の印刷を行った後は、跳ね返りや吐出に伴うインク飛散によりノズルの周辺にインクが固着する場合があるので、ゴムブレードなどによりそぎ落とすことでクリーニングを行う。さらに、空吐出だけではノズルが正常に回復しなかった場合には、専用に設けた吸引器をノズル先端に装着して異物を吸い取る。
ラインヘッドの反りやねじれの検知をYヘッド1の例で説明する。図3の待機位置にあった検知部(SU)11は、図8に示すように、Yヘッド1の直下に移動する。同時に、Yヘッド1に装着されていたヘッド維持部(H1)5は、検知部(SU)11の元あった場所に移動する。
その後、図9に示すように、検知部(SU)11はYヘッド1との距離が、印刷用紙への印刷時と同じ距離のとろまで近づいて、テストパターンの印刷を行う。印刷されたテストパターンは、検知部(SU)11で読み取られる。
この検知部(SU)11は、図6に示すように、光源12、受光素子13、透明の透過プレート14で構成されており、光源12からの照明光を透過プレート14に印刷されたテストパターンに照射して読み取る。このとき、ノズル以外のヘッド面を反射率が高くなるようにしておけば背景となるので、印刷されたテストパターンの読み取りに必要なコントラストを得ることができる。
検知部(SU)11による検知のタイミングは、電源投入後などに実施する。検知の頻度は、反りの変化が少なければ減らすことができる。たとえば、当初は1日1回〜2回程度で実施して検知データを蓄積しておき、変動が少なければ、検知間隔を月曜のみに行うなど、柔軟に実施することで画像形成装置の本来の可動時間を増やすことができる。
テストパターを読み取った後は、図10に示すように、検知部(SU)11を反転させて、退避させておいたヘッド維持部(H1)5の上部にかぶさるように移動する。ヘッド維持部(H1)5に備えているノズルのクリーニング用のブレード(不図示)を使って、印刷したテストパターンを除去する。このとき、透明プレート14は、除去しやすい素材で構成しておく。除去したインクは、ヘッド維持部(H1)5に備えている空吐出用のインク回収タンクに破棄する。ここまでで、Yヘッド1のテストパターンの取得が完了する。
その後、Mヘッド2のテストパターン印刷と取得を行う場合には、引き続き図11、図12、図13に示すようにYヘッド1の場合と同様の動作を行う。いったん、ヘッドを維持状態にする場合には、検知部(SU)11およびヘッド維持部(H1)5を図3の状態に戻す。Cヘッド3のテストパターンの取得も同様に図14、図15、図16の順で動作させ、Kヘッド4のテストパターンの取得も図14、図15、図16の順で動作させる。このようにして読み取ったテストパターンを使って、画像の補正データを作成する。
ここで、検知したテストパターンに基づいて画像補正を行う方法の一例を図7を参照して説明する。図7において、符号20はスキャナ部、符号21は主走査補正部、符号22は副走査補正部、符号23はラインメモリ、符号24はデータ切替部、符号25はヘッド制御部、符号26は増幅器、符号27は図1びおけるYヘッド1、Mヘッド2、Cヘッド3、Kヘッド4からなるラインヘッド、符号28はテストパターン生成部、符号29は画データ補正量検出部、符号30はテストパターン読み取りデータ制御部である。
最初にテストパターン生成部28より、数ラインのテストパターンを出力する。この場合のテストパターンは、仮に、10mm幅で画素を出力するパターンとする。ヘッド制御部25は、画素の濃度によってドットの大きさを変える制御を行う。テストパターンデータは、データ切替部24により、ヘッド制御部25に転送される。その後、ヘッド駆動に必要な駆動電圧や電流を生成するための増幅器26を通過して、ラインヘッド27を駆動する。
ラインヘッド27から出力されたテストパターンデータは、図4に示す検知部(SU)11の上面の透過プレート14に印字される。印字されたテストパターンは、受光部13で読み取られて、テストパターン読み取りデータ格納部30に取り込まれる。取り込まれたテストパターンデータは、画データ補正量検出部27において、補正量が決定される。
この例では、主走査方向と副走査方向に分けて補正量を決める方式を説明する。まず、テストパターンの読み取り画素幅を算出する。理想的には10mm幅でテストパターン読みとれているはずである。もし、読み取りピッチが11mmであれば、図37に示すような反り方をしていると考えられる。反対に読み取りピッチが9mmであれば、図38に示すような反り方をしていると考えられる。前者の場合には、この間において主走査方向を縮小補正する必要がある。後者の場合には、この間において主走査方向を拡大補正する必要がある。この変倍率を、画データ補正量検出部28において決定して、主走査補正部21に指示を行う。主走査幅のひずみ量の検出幅は、10mmの他にも設けることで、全体の誤差を少なくすることができる。たとえば、100mm幅での検知を追加して、10mm幅の検知のひずみの累積が越えないようにすることで、誤差の累積による誤補正を防ぐことができる。
一方、副走査方向に対しては、複数ラインのテストパターンを印字してそれを読み取ることで補正量を決定する。テストパターンの印字結果が図39に示すようであった場合、m〜(m+10)画素間と(m+10)〜(m+20)画素間が副走査方向にひずんでいると言える。そこで、原稿データが来たときは、途中のメモリ23において、図40に示すようなデータの並び替えを行う。すなわち、ラインメモリ23上のLラインにおいて、m画素目、m+10画素目には、[4]ラインデータの代わりに[3]ラインのデータを置き換える。ラインメモリ23の数を増やすことで、補正できる副走査側の幅を増やすことが可能である。その指示は、画データ補正量検出部28から副走査補正部23に対して行われる。実際の原稿読み取り時には、主走査補正部21、副走査補正部22の補正量に基づいた補正が行われる。
通常のヘッド維持のために使っている機能が、テストパターン除去機能として共通に使えない場合には、たとえば、プレート面に印刷したテストパターン除去に適した専用のブレードを別途追加しなければならない。その場合でも、図13、図16、図19で分かるように、検知部(SU)11に印刷されたテストパターンの除去は、ヘッド維持部(H1)5のみにほどこせば、機能が実現できる。
また、ヘッド維持機能のなかでヘッドキャップ以外の機能は、インクの粘度やノズルの特性などによっては維持動作の頻度を下げることが可能である。すなわち、ヘッド維持部(H1)5にのみ、空吐出の廃インクを受けるタンク、ヘッドクリーニング機構、ノズルの吸引器、テスト印刷の除去機能を装備して、他のヘッド維持部(H2〜H4)6〜8の機能をヘッドャップのみにすれば全体の構成を大幅に簡易化することができる。
つぎに、検知部(SU)11に印刷されたテストパターンの除去を、専用の機構で実施する場合の例を示す。通常の印刷時の状態を図20に示す。ヘッド維持部(H6)21はテストパターンを除去するための専用の機能有した機構であり、搬送機構10のじゃまにならない領域に待機している。また、ヘッド維持部(H5)20、およびヘッド維持部(H2〜H4)6〜8も、搬送機構10のじゃまにならない領域に待機している。
紙への印刷を行っていない状態では、ヘッドの印刷機能を良好に保つために以下の動作を行う。まずは、図21に示すように、搬送系を下部に移動してスペースを空け、ヘッド維持部(H5)20、ヘッド維持部(H2〜H4)6〜8を各ヘッドの真下に移動させる。その後、図22に示すように、ヘッド維持部を上部に移動して、ラインヘッドにキャップを装着する。キャップをすることで、ラインヘッドの乾燥や異物の付着を防ぐことができる。ヘッド維持部はそれ以外の方法でも、ヘッド機能の維持を図る。すなわち、非印刷時間が長い場合には、インクの空吐出を行うことで、ノズル経路のインクの詰まりを防止する。また、多数の印刷を行った後は、跳ね返りや吐出に伴うインク飛散によりノズルの周辺にインクが固着する場合があるので、ゴムブレードなどによりそぎ落とすことでクリーニングを行う。さらに、空吐出だけではノズルが正常に回復しなかった場合には、専用に設けた吸引器をノズル先端に装着して異物を吸い取る。
ラインヘッドの反りやねじれの検知をYヘッド1の例で説明する。図22の待機位置にあった検知部(SU)11と専用機構(H6)21は、図23に示すように、Yヘッド1の直下に移動する。同時に、Yヘッド1に装着されていたヘッド維持部(H5)20は、検知部(SU)11の元あった場所に移動する。
その後、図24に示すように、検知部(SU)11はYヘッド1との距離が、印刷用紙への印刷時と同じ距離のとろまで近づいて、テストパターンの印刷を行う。印刷されたテストパターンは、検知部(SU)11で読み取られる。テストパターを読み取った後は、図25に示すように、検知部(SU)11を反転させて、直下に退避させておいたヘッド維持部(H6)21の上部にかぶさるように移動する。ヘッド維持部(H6)21に備えているノズルのクリーニング用のブレードを使って、印刷したテストパターンを除去する。このとき、透明プレート14は、除去しやすい素材で構成しておく。除去したインクは、ヘッド維持部(H6)21に備えている空吐出用のインク回収タンク(不図示)に破棄する。ここまでで、Yヘッド1のテストパターンの取得が完了する。
その後、Mヘッド2のテストパターン印刷と取得を行う場合には、引き続き図26、図27、図28に示すようにYヘッド1の場合と同様の動作を行う。いったん、ラインヘッドを維持状態にする場合には、検知部(SU)11およびヘッド維持部(H1)5を図3の状態に戻す。Cヘッド3やKヘッド4のテストパターンの取得も同様の方法で実施する。このようにして読み取ったテストパターンを使って、画像の補正データを作成する。
ここでも、ヘッド維持機能のヘッドキャップ以外の機能は、インクの粘度やノズルの特性などによっては維持動作の頻度を下げることが可能である。すなわち、ヘッド維持部(H6)21にのみ、空吐出の廃インクを受けるタンク、ヘッドクリーニング機構,ノズルの吸引器、テストパターン印刷の除去機能を装備して、他のヘッド維持部(H2〜H5)6〜8,20の機能をヘッドキャップのみにすれば全体の構成を大幅に簡易化することができる。
テスト印刷用の透過プレートの別の例を図29〜図34に示す。テストパターン印刷時および、テストパターン読み取り時には図29〜図31のように、透過の可動プレート15が検知部(SU)11の真上にある。印刷されたテストパターンを除去する場合は、図32〜図34のように検知部(SU)11の真下に移動させて、ヘッド維持部(H1)5により、テストパターンの除去を行う構成である。この場合、検知部(SU)11の回転が必要なく、可動プレート15のみを回転させるので、回転機構が簡易化され安定もする。またプレートの交換が容易になるメリットもある。
また、検知部(SU)11で原稿読み取りを行う構成の場合には、原稿読み取り時には、透過の可動プレートを、原稿の搬送面と反対側に移動することで、テストパターンの印刷面の汚れに影響を受けない読み取りが可能となる。
テスト印刷用の透過プレートのさらに別の例を図36に示す。この構成では、透過プレート36のテストパターンの印刷領域を、Yヘッド専用領域31、Mヘッド専用領域32、Cヘッド専用領域33、Kヘッド専用領域34に分ける。また、各領域に対応するヘッド位置に合わせて、透過プレート31をスライドさせる機構を備えている。ここで、テストパターン印刷データの読み取り時にも、各ヘッドの読み取りに合わせて、スライドさせる。このことにより、テストパターンを連続して印刷できるので、効率的に補正データを作成することができる。
また、検知部(SU)11で原稿読み取りを行う構成の場合には、原稿読み取り時には、原稿読み取り領域35を設けて、テストパターンに印刷を禁止することで、テストパターン印刷面の汚れに影響を受けない読み取りが可能となる。
したがって、以上説明してきたように、この実施の形態によれば、ラインヘッドの反りやねじれを検出して、それによるインク滴の着弾ズレを補正するための検知機構を提供するので、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができる。また、検知部のテスト印字パターンのクリーニングを行うための機構を、ヘッド維持機構と共通化しているので、機構の簡素化を図りながら、ラインヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができる。また、検知部のテスト印字パターンのクリーニングを行うための機構を、専用機構として備えているので、機構の最適化を図りながら、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができる。
また、検知部のテストパターンの印字プレートを回転式にしているので、全体の機構の簡易化を図りながら、ヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができる。また、検知部のテストパターンの印字プレートをスライド式にしているので、ラインヘッドの反り補正データの取得の簡易化を図りながら、ラインヘッドの反りによる画像品質の低下を防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、インクジェット方式により記録紙に印字するプリンタなどの画像形成装置に有用であり、特に、インクジェット方式のラインヘッドの反りやねじれを検知し、この検知情報にしたがって印字データを補正する装置や方法に適している。
本発明の実施の形態にかかるインクジェットによる画像形成装置の要部構成を示す説明図である。 ヘッド維持部をヘッド直下に移動した状態を示す説明図である。 図2の状態からヘッド維持部を上部に移動しヘッドにキャップを装着した状態を示す説明図である。 検知部の構成を断面で示す説明図である。 図3の検知部の構成を側面からみた状態で示す説明図である。 検知部によるテストパターンの検知状態を示す説明図である。 テストパターンに基づいて画像補正を行なう各要素の構成を示すブロック図である。 ヘッドの反りやねじれの検知をYヘッドで行なう際において、検知部をYヘッド直下に移動した状態を示す説明図である。 図8の後、テストパターンの印刷を行ない、検知部で読み取る状態を示す説明図である。 図9の後、テストパターンを読み取った後に検知を反転させ、ヘッド維持部の上部にかぶせた状態を示す説明図である。 Mヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程1)を示す説明図である。 Mヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程2)を示す説明図である。 Mヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程2)を示す説明図である。 Cヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程1)を示す説明図である。 Cヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程2)を示す説明図である。 Cヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程3)を示す説明図である。 Kヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程1)を示す説明図である。 Kヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程2)を示す説明図である。 Kヘッドのテストパターン印刷と読み取り行なう様子(工程3)を示す説明図である。 検知部に印刷されたテストパターンの除去を専用の機構で行なう構成を示す説明図である。 図20の機構を用いた場合において、ヘッド維持部を各ヘッドの直下に移動する様子を示す説明図である。 図21の後、ヘッド維持部を上部に移動し、ヘッドにキャップを装着する様子を示す説明図である。 図22の後、検知部と専用機構をYヘッドの直下に移動すると同時にYヘッドに装着されていたヘッド維持部を検知部の元の位置に戻す様子を示す説明図である。 図23の後、テストパターンを印刷し、検知部で読み取る様子を示す説明図である。 図24の後、ヘッド維持部によりテストパターンを除去する様子を示す説明図である。 図25の後、Mヘッドのテストパターンの印刷と読み取りの様子(工程1)を示す説明図である。 図25の後、Mヘッドのテストパターンの印刷と読み取りの様子(工程2)を示す説明図である。 図25の後、Mヘッドのテストパターンの印刷と読み取りの様子(工程3)を示す説明図である。 テストパターンを印刷するための透過プレート(可動プレート)の他の例(1)を示す説明図である。 図29の透過プレートの側断面図である。 図29の透過プレートの平面図である。 図29の構成による透過プレート(可動プレート)によるテストパターンの読み取りの様子を示す説明図である。 図32の透過プレートの側断面図である。 図32の透過プレートの平面図である。 図29の構成によるYヘッドのテストパターンの読み取りの様子を示す説明図である。 テストパターンを印刷するための透過プレート(可動プレート)の他の例(2)を示す説明図である。 ラインヘッドの上反りの状態を示す説明図である。 ラインヘッドの下反りの状態を示す説明図である。 副走査方向の画像ひずみ例を示す説明図である。 副走査方向の画像ひずみに対する補正例を示す説明図である。
符号の説明
1 Yヘッド
2 Mヘッド
3 Cヘッド
4 Kヘッド
5〜8 ヘッド維持部
9 被記録媒体
10 搬送機構
11 検知部
12 光源
13 受光部
14、36 透過プレート
15 可動プレート
21 主走査補正部
22 副走査補正部
23 ラインメモリ
27 ラインヘッド
28 テストパターン生成部
29 画データ補正量検出部
30 テストパターン読み取りデータ格納部

Claims (5)

  1. 被記録媒体幅またはそれ以上の長さにわたって配列された、複数の短尺ヘッドまたは単一の長尺ヘッドで構成されるラインヘッドを具備するインクジェット方式による画像形成装置であって、
    発光手段と、テスト画像を印刷するための透過プレートと、前記発光手段で照射され、前記透過プレート上のテスト画像に反射した光を受光する受光手段と、を有するテスト画像検知手段と、
    前記テスト画像検知手段を前記ラインヘッドの直下に移動させる移動手段と、
    前記ラインヘッドが前記テスト画像検知手段の透過プレートに吐出した前記テスト画像を読み取るための画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段による前記テスト画像の読み取り結果によりラインヘッドの反り量やねじれ量に基づいて補正量を算出し、印刷データを補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに、前記ラインヘッドの機能を維持するヘッド維持手段を備え、
    複数のラインヘッドのうち、検知対象のラインヘッドのみを前記テスト画像検知手段で検知処理を行い、検知後には前記ヘッド維持手段で前記テスト画像のクリーニング動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数のラインヘッドのうち、検知対象のラインヘッドのみを前記テスト画像検知手段で検知処理を行い、検知後には専用のクリーニング装置で前記テスト画像のクリーニング動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. さらに、テスト印刷用の専用透過プレートを備え、
    テスト印刷時には前記検知手段の上部に前記テスト印刷用の専用透過プレートを設置し、前記テスト画像のクリーニング処理時には前記テスト画像検知手段の下部に移動した状態でクリーニング処理を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. さらに、
    テスト印刷用の専用透過プレートと、
    テスト印刷時に、前記専用透過プレートを各ラインヘッドにあわせてスライドさせることで印刷領域を変える印刷領域変更手段と、
    印刷データの読み取り時に、各色別に読み取り位置を変える読取位置変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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