JP2009066720A - 携帯用ベルト研磨機 - Google Patents

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裕人 稲川
Norihide Tao
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Abstract

【課題】軽量かつ高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供する。
【解決手段】電動機と、電動機により回転駆動されるプーリと、を有する携帯用ベルト研磨機において、プーリは回転軸の中心から放射状に伸びる複数のリブ31を有し、リブとリブの間には空間39を有し、空間の外周部を構成するR形状33a,37a,37bの最小のR寸法が、空間の周方向の長さの0.4倍以上0.5倍以下となることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ドライブプーリとアイドルプーリ間に巻装された無端状の研磨ベルトを回転
させて研磨作業を行う携帯用ベルト研磨機に関するものである。
図5に示す携帯用ベルト研磨機10には、不図示の電動機によって回転駆動されるドラム状の駆動プーリ4が携帯用ベルト研磨機10の後方下部に回転可能に配置されている。なお、紙面において右側を前方、左側を後方とした。又、携帯用ベルト研磨機10の前方下部には従動プーリ3が回転可能に配置され、従動プーリ3と駆動プーリ4との間に無端状の研磨ベルト5が巻装される。この研磨ベルト5は、電動機によって駆動プーリ4が図5の矢印方向(時計回り方向)に回転駆動されることによって同方向(矢印方向)に回転する。ここで、駆動プーリ4と従動プーリ3との間にはガイド板5aが配設されており、このガイド板5aの下面上を研磨ベルト5が回転し、研磨ベルト5を木材等の被削材Wに押し当てることによって被削材Wの表面が研磨ベルト5によって研磨される。
携帯用ベルト研磨機10を用いて研磨作業を行うときには、携帯用ベルト研磨機10の後方に設けられたメインハンドル2と携帯用ベルト研磨機10の前方に設けられたサブハンドル2aを把持し被削材Wに研磨用ベルト5を押し当てることにより研磨作業を行うのが一般的である。
実開昭61−27653号公報
近年、携帯用ベルト研磨機10の軽量化のためにアルミダイカスト製の部品のプラスチック化が進められてきている。特にハウジング1等の重量部品のプラスチック化を行った製品などは既に製品化されており、市場で安価に購入することが可能となっている。
図6に示すように、作業者が誤って携帯用ベルト研磨機10を、従動プーリ3から落下させてしまった場合においても、従動プーリ3は破損しないようにする必要がある。そのため、駆動プーリ4や従動プーリ3等の負荷がかかる部品は、強度が要求されるためプラスチック化は困難であり、更なる軽量化の障害となっていた。
従来のアルミダイカスト製プーリの回転軸85に直角な断面図を図11に示す。従来のアルミダイカスト製プーリ8は、外周円筒部82および回転軸部85、リブ81から構成されていた。通常、リブ81は4本で構成されており、隣接するリブ81の周方向の間隔が大きいのが特徴であった。図11に示す従来のプーリ形状をプラスチックで製作した場合、プラスチックはアルミよりも強度が低いため、図6に示したように、作業者が誤って携帯用ベルト研磨機10を落下させた場合にはプーリが破損してしまう場合があった。
図11に示す従来型のプーリを用いて、プーリが落下した際の応力集中を調べる為に、有限要素法による数値解析を行った。図12、13はプーリが落下した際の応力集中を有限要素法により数値解析した結果を表示したものである。なお、図12、13において色が薄くなるほど応力集中が大きいことを示している。
図12は隣合うリブ81の中間部84から落下した場合の解析結果であり、図13はリブ81と外周円筒部82の接続部83から落下した場合の解析結果である。図12では、外周円筒部82の中間部84の応力が最も大きいことから、中間部84から破損することが確認できる。また、図13ではリブ81とプーリの外周円筒部82の接続部83での応力が最も大きいことから、接続部83から破損することが確認できる。
図14は図12、図13の各部の発生歪の比率を示したグラフである。なお、グラフの縦軸である歪の比率は、図12に示した中間部84から落下した時の歪を1として正規化してあり数値が大きくなるほど歪が大きいことを示している。図14より、図12に示す中間部84の歪の方が、図13に示す接続部83の歪より大きい。従って、図12に示す中間部84の方が、図13に示す接続部83より応力が集中していることがわかる。
ここで、図12の中間部84の強度向上を図るためには、プーリの外周円筒部82の肉厚を厚くしたり、リブ81の本数を増やすという手法が考えられる。しかし、そのような手法では、接続部83等のプーリ内部の応力集中を避けることができず、高強度化は困難であった。
以上のことから、アルミダイカスト製プーリをプラスチック化し軽量化を図るとともに、高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供することは困難であった。
従って、本発明は上記課題を解決して、軽量かつ高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電動機と、該電動機により回転駆動されるプーリと、を有する携帯用ベルト研磨機において、該プーリは回転軸の中心から放射状に伸びる複数のリブを有し、該リブと該リブの間には空間を有し、該空間の外周部を構成するR形状の最小のR寸法が、該空間の周方向の長さの0.4倍以上0.5倍以下となることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、該空間の外周部を構成するR形状の最小のR寸法が、該空間の周方向の長さの0.5倍以上となることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、該プーリの外周部に凹部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、アルミダイカスト製プーリをプラスチック化して軽量化を図ることができるとともに、プーリーの落下位置が変わっても応力をほぼ一定の大きさに保つことができるため、高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明よりもさらに高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供することができる。
請求項3記載の携帯用ベルト研磨機によれば、局部的な肉厚化を避けることができるととともに製造上のひけを防止することができる。従って、より信頼性の高い携帯用ベルト研磨機を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施の形態に係る携帯用ベルト研磨機の基本構成は背景技術で説明した従来の携帯用ベルト研磨機10のそれと同じであるため、これについての図示及び説明は省略し、以下の説明では図に付した符号を使用する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る携帯用ベルト研磨機の従動用プーリ3の回転軸35に直角な断面図、図2は図1の部分拡大図である。
図1に示すように、従動用プーリ3は回転軸35に直角な断面において、回転軸35の中心から放射状に外周方向に伸びる複数のリブ31を有し、リブ31間の空間39は外周部において一つ以上のRで構成されている。本発明の実施形態を示した図1と従来例を示した図11を比較すると明らかなように、図1は図11に比べてリブの数を増加させている。
なお、実施の形態1に係る従動用プーリはプラスチック製である。そのため、従来のアルミダイカスト製のプーリと比較して軽量であるため、作業性に優れた携帯用ベルト研磨機を提供することが可能である。
また、Rは図2に示すように、左側R形状37a、中央R形状33a、右側R形状37bの3個のR形状で構成された例を示す。
図6に示したように、作業者が誤って携帯用ベルト研磨機10を落下させた場合の応力集中を調べる為に、有限要素法による数値解析を行った。図7、9はそれぞれ、プーリが落下した際の応力集中を有限要素法により数値解析した結果を表示したものである。なお、図7、9において色が薄くなるほど応力集中が大きいことを示している。
図7は隣合うリブ31の中間から落下した場合の解析結果であり、図9はリブ31と外周円筒部32の接続部36から落下した場合である。図7より、応力が最も大きいのは、中央部33の中央R形状33aである。このときのプーリ内部の力の流れを示したものが図8である。リブ31とリブ31の中間である中央部33に落下による衝撃荷重が発生すると、プーリ3内には矢印に示したように力が伝達する。
その結果、衝撃荷重は空間39の外周両側のR形状37a、37bを介してプーリ3の回転軸35に伝達する。従って、外周円筒部32に対して、リブ31と外周円筒部32の接続部38を支持点とする両端支持の曲げが発生しにくくなり、従来と比べて中央部33で発生する応力を小さく抑えることが可能となる。
一方、図9はリブ31と外周円筒部32の接続部36から落下した場合の解析結果である。図9より、応力が最も大きいのは、リブ31と外周円筒部32の接続部36付近である。
空間39の周方向の長さA(図2に示したA)と空間39の外周部を構成するR形状の最小のR寸法B(図2に示したR37a、R33a、R37bの中で最小寸法のもの)との関係により応力がどの程度変化しているかを調査した。その結果を図10に示す。なお、グラフの縦軸である歪の比率は、従来例の図12で示した中間部33から落下した場合の歪を1として正規化してある。
図10より、図7に示したように中間部33から落下させた場合は、B/Aの値が大きくなるほど歪の比率は小さくなっている。それに対し、図9に示したように接続部36から落下させた場合は、B/Aの値が大きくなるほど歪の比率は大きくなっている。しかし歪の比率の増加はそれほど大きなものではなく、B/Aがある一定値より大きくなると歪の比率が収束していることから大きな問題はない。
図10より、プーリ空間39の外周部を構成するR形状の最小のR寸法Bが、空間39の周方向の長さAの0.4倍以上0.5倍以下、つまり、0.4≦(B/A)≦0.5とすることで、図7に示した中央部33の応力と、図9に示した接続部36付近の応力を同程度にすることができる。
従って、アルミダイカスト製プーリをプラスチック化して軽量化を図ることができるとともに、プーリーの落下位置が変わっても応力をほぼ一定の大きさに保つことができるため、高強度で耐久性に優れたプーリを備えた携帯用ベルト研磨機を提供することができる。
さらに、プーリ空間39の外周部を構成するR形状の最小のR寸法Bが、空間39の周方向の長さAの0.5倍以上、つまり、(B/A)≧0.5とすることで、図7に示したように中間部33から落下した場合の応力を大きく低減することができる。この場合、図9に示したように接続部36から落下した場合の応力は若干増加するがB/Aが0.5以上では歪の比率はほぼ0.6に収束していることから大きな影響はない。
なお、本実施の形態1においては、Rは図2に示すように、左側R形状37a、中央R形状33a、右側R形状37bの3個のR形状で構成された例を示したが、R形状はこれに限定されるものではない。
<実施の形態2>
図3は本発明の実施の形態2に係る携帯用ベルト研磨機の従動用プーリ3の回転軸35に直角な断面図である。図3に示すようにプーリ3のリブ31と外周の円筒部32との接続部の外周部に凹部34を設けている。凹部34を設けたことにより、プーリの局部的な肉厚化を避けることが可能となる。また、製造上のひけを防止することが可能となる。従って、より信頼性の高い携帯用ベルト研磨機を提供することが可能になる。
<実施の形態3>
図4は本発明の実施の形態3に係る携帯用ベルト研磨機の従動用プーリ3の回転軸35に直角な断面図の一部拡大図である。図4に示す本実施例によっても実施の形態2と同様に、プーリの局部的な肉厚化を避けるとともに、製造上のひけを防止することが可能となる。従って、より信頼性の高い携帯用ベルト研磨機を提供することが可能となる。
なお、実施の形態1乃至3においてはプーリとして従動用プーリ3をとりあげて説明したが、発明を実施するための最良の形態に記載した内容は駆動プーリ4についても従動用プーリ3と同様のことが言える。
第1の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの断面図。 図1の一部拡大図。 第2の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの断面図 第3の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの断面図の一部拡大図。 携帯用ベルト研磨機の側面図。 携帯用ベルト研磨機の落下状態を示した図。 第1の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの落下解析結果図。 第1の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの落下時の力の伝達図。 第1の実施形態に係る携帯用ベルト研磨機用プーリの落下解析結果図。 空間の周方向の長さA及び最小のR寸法と応力集中の関係を示したグラフ。 従来の携帯用ベルト研磨機用プーリの断面図。 従来の携帯用ベルト研磨機用プーリの落下解析結果図。 従来の携帯用ベルト研磨機用プーリの落下解析結果図。 従来の携帯用ベルト研磨機用プーリの応力集中を示すグラフ
符号の説明
1はハウジング、2はハンドル、3は従動プーリ、4は駆動プーリ、5は研磨用ベルト、31はリブ、32は外周円筒部、33は中央部、34は凹部、35はプーリの回転軸、36は接続部、37は空間両側のR形状、38は接続部、39は空間、33aは中央R形状、37aは左側R形状、37bは右側R形状、8は従来のアルミダイカスト製プーリ、81はリブ、82は外周円筒部、83は接続部、84は中間4、85は回転軸部、9はコンクリートなどの床面

Claims (3)

  1. 電動機と、
    該電動機により回転駆動されるプーリと、
    を有する携帯用ベルト研磨機において、
    該プーリは回転軸の中心から放射状に伸びる複数のリブを有し、該リブと該リブの間には空間を有し、該空間の外周部を構成するR形状の最小のR寸法が、該空間の周方向の長さの0.4倍以上0.5倍以下となることを特徴とする携帯用ベルト研磨機。
  2. 該空間の外周部を構成するR形状の最小のR寸法が、該空間の周方向の長さの0.5倍以上となることを特徴とする請求項1に記載の携帯用ベルト研磨機。
  3. 該プーリの外周部に凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯用ベルト研磨機。
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