JP2009066272A - ゴルフクラブ及びゴルフクラブ用グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】グリップ重量等の調整及びグリップ交換が容易とされたゴルフクラブの提供。
【解決手段】ヘッド4、シャフト6及びグリップ8を備えたゴルフクラブ2である。グリップ8は、内側グリップ部材10と外側グリップ部材12とを有している。内側グリップ部材10は、円筒状のシャフト挿入部14を有している。外側グリップ部材12は、シャフト挿入部14の外面24を覆っている。外側グリップ部材12は、半管状とされた第一の分割体16と、半管状とされた第二の分割体18とを有している。外側グリップ部材12は、取り外し可能な状態でシャフト挿入部14の外面24に装着されている。好ましくは、内側グリップ部材10の材質は、ゴムである。好ましくは、外側グリップ部材12の材質は、ゴムである。グリップエンド側端44は、第一円筒部34により保護されている。ヘッド側端46は、第二円筒部40により保護されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴルフクラブ及びゴルフクラブ用グリップに関する。
ゴルフクラブには、グリップが装着されている。グリップの重量は、ゴルフクラブのクラブバランス(スイングバランス)を変動させる。グリップ重量により、クラブバランスが調整されうる。通常、グリップ重量を調整するためには、グリップ交換が必要である。また、グリップが摩滅した場合、グリップの交換が必要である。
グリップ交換は、多大な労力を必要とする。特開平7−204303号公報は、互いに連結された複数の縦割りにした部材よりなるゴルフグリップを開示する。この公報には、縦割り構造によりグリップの離脱が簡単となる旨が記載されている。
特開平7−204303号公報
上記文献のグリップでは、断面形状が角型であるので、通常のグリップとしては使用できない。またグリップ交換の容易性に関しても改善の余地がある。
本発明の目的は、グリップ重量等の調整及びグリップ交換が容易とされたゴルフクラブの提供にある。
本発明に係るゴルフクラブは、ヘッド、シャフト及びグリップを備えている。上記グリップは、円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆う外側グリップ部材とを有している。上記外側グリップ部材は、半管状とされた2つの分割体を有している。上記外側グリップ部材は、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されている。
好ましくは、上記内側グリップ部材は、上記シャフト挿入部のグリップエンド側端から半径方向外側に延在する第一環状部と、この第一環状部の半径方向外側縁からヘッド側に延在する第一円筒部とを有している。上記第一環状部と上記第一円筒部とにより、上記第一環状部を底とする第一凹部が形成されている。好ましくは、上記内側グリップ部材は、上記シャフト挿入部のヘッド側端から半径方向外側に延在する第二環状部と、この第二環状部の半径方向外側縁からグリップエンド側に延在する第二円筒部とを有している。上記第二環状部と上記第二円筒部とにより、上記第二環状部を底とする第二凹部が形成されている。好ましくは、上記外側グリップ部材のグリップエンド側端が上記第一凹部に挿入されており、上記外側グリップ部材のヘッド側端が上記第二凹部に挿入されている。
本発明に係る他のゴルフクラブは、ヘッド、シャフト及びグリップを備えている。上記グリップは、円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆いうる外側グリップ部材とを有している。上記外側グリップ部材は、半管状とされた2つの分割体を有している。上記外側グリップ部材は、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されうるように構成されている。上記外側グリップ部材は2種以上用意され、これらの外側グリップ部材は互いに比重又は硬度が異なっている。
本発明に係るグリップは、円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆いうる外側グリップ部材とを有している。上記外側グリップ部材は、半管状とされた2つの分割体を有している。上記外側グリップ部材は、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されうるように構成されている。
半管状の外側グリップ部材が内側グリップ部材を覆う構成としたので、グリップ交換が容易とされうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ2の全体図である。ゴルフクラブ2は、ゴルフクラブヘッド4、ゴルフクラブシャフト6及びゴルフクラブ用グリップ8を有する。ヘッド4は、シャフト6の一端部に取り付けられている。グリップ8は、シャフト6の他端部に取り付けられている。
ヘッド4は、限定されない。ヘッド4として、ウッド型ヘッド、アイアン型ヘッド及びパターヘッドが例示される。シャフト6は、限定されない。シャフト6として、いわゆるスチールシャフト及びいわゆるカーボンシャフトが例示される。
図2は、図1におけるグリップ8部分の拡大図であり、図3は図2の断面図であり、図4は図2のIV−IV線に沿った断面図である。
図3及び図4が示すように、シャフト6は、管状である。シャフト6の内部は、空洞である。
グリップ8は、内側グリップ部材10と、外側グリップ部材12とを有する。内側グリップ部材10は、円筒状のシャフト挿入部14を有する。図3及び図4が示すように、このシャフト挿入部14の内部にシャフト6が挿入されている。図3が示すように、シャフト挿入部14の外径は、ヘッド4側にいくにつれて小さくされている。図3が示すように、シャフト挿入部14の厚さ(半径方向厚さ)は、ヘッド4側にいくにつれて小さくされている。シャフト挿入部14の内周面15は、シャフト挿入穴を構成している。
内側グリップ部材10は、エンド部17を有している。このエンド部17に、シャフト6の端面19が突き当てられている。またエンド部17の中心には、貫通孔21が設けられている。
外側グリップ部材12は、第一の分割体16と、第二の分割体18とを有する。図5は、第一の分割体16の斜視図である。第一の分割体16は、半管状である。第二の分割体18も、半管状である。第一の分割体16と第二の分割体18とにより、管状の外側グリップ部材12が形成されている。図4及び図5が示すように、第一の分割体16の縁には、段差部20が設けられている。図4が示すように、第二の分割体18の縁には、段差部22が設けられている。段差部の形状を除き、第二の分割体18の形状は、第一の分割体16と同じである。
外側グリップ部材12において、第一の分割体16の段差部20と第二の分割体18の段差部22とが突き合わされている。段差部20と段差部22とは互いに噛み合っている。外側グリップ部材12は、第一の分割体16と第二の分割体18とが重複した重複部を有する。段差部20及び段差部22は、第一の分割体16と第二の分割体18とが重複した重複部を形成する。この重複部を含め、外側グリップ部材12の厚さは、周方向の全周において一定とされている。外側グリップ部材12において、第一の分割体16と第二の分割体18とが突き合わされた部分に、隙間は存在しない。第一の分割体16と第二の分割体18との組み合わせにより、外側グリップ部材12は円筒状とされている。
外側グリップ部材12は、シャフト挿入部14の外面24を覆っている。外側グリップ部材12は、外面24の少なくとも一部を覆っている。好ましくは、外側グリップ部材12は、外面24の全部を覆っているのがよい。
図3が示すように、外側グリップ部材12の内径は、ヘッド4側にいくほど小さくされている。図3が示すように、外側グリップ部材12の外径は、ヘッド4側にいくほど小さくされている。
外側グリップ部材12の厚さは、一定である。外側グリップ部材12の厚さが、ヘッド4側にいくほど小さくされていてもよい。
外側グリップ部材12の内面26は、第一の分割体16の内面28と、第二の分割体18の内面30とから構成されている。外側グリップ部材12の内面26は、第一の分割体16の内面28は、シャフト挿入部14の外面24に貼り付けられている。第二の分割体18の内面30は、シャフト挿入部14の外面24に貼り付けられている。
図3が示すように、内側グリップ部材10は、シャフト挿入部14のグリップエンド側端から半径方向外側に延在する第一環状部32と、この第一環状部32の半径方向外側縁からヘッド側に延在する第一円筒部34とを有する。第一環状部32は、単一の環状部分である。第一円筒部34は、単一の円筒状部分である。第一環状部32と第一円筒部34とにより、第一環状部32を底とする第一凹部36が形成されている。
図3が示すように、内側グリップ部材10は、シャフト挿入部14のヘッド側端から半径方向外側に延在する第二環状部38と、この第二環状部38の半径方向外側縁からグリップエンド側に延在する第二円筒部40とを有する。第二環状部38は、単一の環状部分である。第二円筒部40は、単一の円筒状部分である。第二環状部38と第二円筒部40とにより、第二円筒部40を底とする第二凹部42が形成されている。
図3が示すように、外側グリップ部材12は、グリップエンド側端44を有している。第一の分割体16及び第二の分割体18のそれぞれがグリップエンド側端44を有している。このグリップエンド側端44が第一凹部36に挿入されている。このグリップエンド側端44は、第一円筒部34により覆われている。グリップエンド側端44は、第一円筒部34により保護されている。グリップエンド側端44は、外部に露出していないので、めくれにくい。よって、第一の分割体16及び第二の分割体18は、剥がれにくい。
外側グリップ部材12は、ヘッド側端46を有している。第一の分割体16及び第二の分割体18のそれぞれがヘッド側端46を有している。このヘッド側端46が上記第二凹部に挿入されている。ヘッド側端46は、第二円筒部40により覆われている。ヘッド側端46は、第二円筒部40により保護されている。ヘッド側端46は、外部に露出していないので、めくれにくい。よって、第一の分割体16及び第二の分割体18は、剥がれにくい。
内側グリップ部材10は、その全体が一体成形されている。第一環状部32及び第一円筒部34は、シャフト挿入部14と一体である。第二環状部38及び第二円筒部40は、シャフト挿入部14と一体である。
内側グリップ部材10の内周面15とシャフト6の外面50とは、両面テープにより接着されている。シャフト6への内側グリップ部材10の取り付けは、一般的なグリップの取り付けと同様になされる。この取り付けの手順は、例えば下記の通りである。
(1a)シャフト6の外面50に両面テープを貼り付け、この両面テープの離型紙を剥がす。
(2a)上記両面テープの表面及び/又は上記内側グリップ部材10の内周面15を溶剤で濡らす。この溶剤処理により、両面テープの粘着性を一時的に低下させる。なお溶剤としては、ホワイトガソリンや新日本石油化学社製の商品名「アイソゾール」等が用いられうる。
(3a)内側グリップ部材10のシャフト挿入孔にシャフト6を挿入する。両面テープの表面を滑らせつつ内側グリップ部材10にシャフト6が挿入される。
上記工程(3a)の後、溶剤は自然に蒸発する。この蒸発により、両面テープの粘着性が復活し、内側グリップ部材10とシャフト6とが両面テープで接着される。
外側グリップ部材12の内面26とシャフト挿入部14の外面24とは、両面テープにより接着されている。換言すれば、第一の分割体16の内面28と外面24とが両面テープにより接着され、且つ、第二の分割体18の内面30と外面24とが両面テープにより接着されている。
外側グリップ部材12を内側グリップ部材10のシャフト挿入部14に貼り付ける手順は、例えば次の通りである。
(1b)第一の分割体16の内面28に両面テープを貼り付ける。また、第二の分割体18の内面30に両面テープを貼り付ける。
(2b)第一の分割体16及び第二の分割体18のいずれか一方をシャフト挿入部14に貼り付ける
(3b)第一の分割体16及び第二の分割体18の他方をシャフト挿入部14に貼り付ける。このとき段差部20と段差部22とを噛み合わせる。
上記工程(2b)及び(3b)において、グリップエンド側端44は第一凹部36に挿入され、ヘッド側端46は第二凹部42に挿入される。第一凹部36への挿入は、第一円筒部34をめくり上げつつなされる。第二凹部42への挿入は、第二円筒部40をめくり上げつつなされる。
内側グリップ部材10は、取り外し可能な状態でシャフト挿入部14の外面24に装着されている。換言すれば、第一の分割体16が取り外し可能な状態でシャフト挿入部14の外面24に装着され、且つ、第二の分割体18が取り外し可能な状態でシャフト挿入部14の外面24に装着されている。第一の分割体16の取り外し方法は、次の通りである。第一円筒部34又は第二円筒部40をめくり上げ、グリップエンド側端44又はヘッド側端46を引っ張ることにより、第一の分割体16が取り外される。第二の分割体18の取り外し方法は、第一の分割体16と同様である。このように、第一の分割体16及び第二の分割体18の取り外しは、容易である。取り外された第一の分割体16及び第二の分割体18は、再利用可能である。第一の分割体16及び第二の分割体18は、再利用可能な状態で取り外されうる。
第一の分割体16及び第二の分割体18が剥がされた後、シャフト挿入部14の外面24に両面テープが残留することがある。交換用の外側グリップ部材12が貼り付けられるようにする目的で、外面24に残留した両面テープは、除去される。
このように、第一の分割体16及び第二の分割体18は、取り外し可能とされている。重量の異なる分割体16、18に交換されることにより、クラブの重心位置やクラブバランスが調整されうる。分割体16、18の比重が変更されることにより、重量の変更が容易とされる。分割体16、18の比重が変更されることにより、分割体16、18の厚さを変更することなく、グリップ8の重量を変更することができる。プレーヤー毎に最適なグリップ8の太さが存在する。グリップ8の太さが変更されることは、プレーヤーにとって不都合な場合がある。分割体16、18の比重が変更されることにより、グリップ8の太さを変更することなく、グリップ8の重量を変更することができる。また、分割体16、18の厚さが変更されることにより、グリップ8の太さを変更することができる。
取り外し可能な外側グリップ部材12は、上記以外にも多くのメリットを有する。使用によりグリップ8が摩滅又は損傷した場合、外側グリップ部材12のみを交換すれば済む。これにより、従来と比較してグリップ交換が容易となる。また第一の分割体16又は第二の分割体18の一方のみが摩滅等した場合、その一方のみの交換で済む。また、硬度の異なる分割体16、18に交換されることにより、グリップの感触や握り具合を変化させることができる。
全体が一体である従来のグリップにおいてグリップを取り外す場合、グリップを切断(破壊)しつつ取り外すのであれば、グリップ交換の手間は比較的少ない。しかし、再利用可能な状態でグリップを取り外すためには、多くの労力が必要であった。換言すれば、グリップを破壊することなく取り外すためには、多くの労力が必要であった。従来、再利用可能な状態でグリップを取り外す取り外し工程は、例えば次の通りとされていた。
(1c)グリップの装着されたシャフトを万力等で挟んで固定する。
(2c)ホワイトガソリン等の溶剤を注射器に仕込み、注射針をグリップに差し込み、溶剤をグリップとシャフトとの間に注入する。
(3c)グリップにおける多数の箇所に注射針を差し込み上記(2c)の作業を繰り返すとともに、グリップをツイストさせて、溶剤がグリップ−シャフト境界面の全体に行き渡るようにする。
(4c)溶剤が行き渡り、グリップがシャフトから取り外される状態となったことを確認した後、グリップをシャフトから引き抜く。
これらの工程のうち、特に工程(3c)は難しい。取り外す前のグリップはシャフトに密着しているから、単に注射器で溶剤を注入しただけでは、溶剤は簡単には行き渡らない。溶剤を多数箇所に注入し、且つ外力を加えて、グリップ−シャフト境界面の全体に溶剤を行き渡させる作業が必要となる。特に、使用年数が多いゴルフクラブの場合、グリップとシャフトとの密着度合いが高いので、溶剤を行き渡らせる作業は困難性が高い。このような取り外し工程には、多くの道具と熟練とが必要である。
これに対して、本発明に係るグリップは、外側グリップ部材12の取り外しが容易である。本発明に係るグリップでは、外側グリップ部材12を破壊することなく外側グリップ部材12を取り外すことが容易である。外側グリップ部材12は、再利用可能な状態で取り外せるように構成されている。この外側グリップ部材12の取り外し作業には、上記工程(1c)から(4c)で必要とされるような熟練や手間を要しない。また、外側グリップ部材12の取り外しにおいては、溶剤が不要とされるため環境に優しく、作業者の健康にもよい。
従来のグリップ交換では、グリップが取り外された後、再度、新たなグリップを装着する必要がある。このグリップ装着の工程は、例えば、前述した工程(1a)から工程(3a)である。これらの工程は、外側グリップ部材12の交換においては不要である。
内側グリップ部材10の材質は限定されない。好ましくは、内側グリップ部材10の材質は、ゴムである。このゴムとして、天然ゴム(比重0.91〜0.93)、スチレンブタジエンゴム(比重0.92〜0.97)、EPDM(比重0.86〜0.87)、イソプレンゴム(0.92〜0.93)及びこれらの混合物が例示される。成形性の観点から、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)及びSBR(スチレンブタジエンゴム)が好ましい。内側グリップ部材10がゴムである場合、第一円筒部34及び第二円筒部40のめくり上げが可能である。
外側グリップ部材12の材質は限定されない。好ましくは、外側グリップ部材12の材質は、ゴムである。このゴムとして、天然ゴム(比重0.91〜0.93)、スチレンブタジエンゴム(比重0.92〜0.97)、EPDM(比重0.86〜0.87)、イソプレンゴム(0.92〜0.93)及びこれらの混合物が例示される。成形性の観点から、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)及びSBR(スチレンブタジエンゴム)が好ましい。重量調整を容易とする観点から、比重10以上の金属粉末が配合されたゴムが好ましく、比重15以上の金属粉末が配合されたゴムがより好ましい。金属粉末として、タングステン合金の粉末が例示される。
内側グリップ部材10と外側グリップ部材12とを接着する両面テープの具体例として、日東電工社製の商品名「No.5131N」及び商品名「No.5000NS」が挙げられる。接着後の剥離が容易である観点から、「No.5000NS」がより好ましい。
内側グリップ部材10と外側グリップ部材12との接着において、両面テープ以外に、スプレー式又は液状の粘着剤が用いられうる。外側グリップ部材12の取り外しが容易である観点から、両面テープが好ましい。
好ましくは、上記外側グリップ部材が2種以上用意され、これらの外側グリップ部材は互いに比重又は硬度が異なる。この場合、外側グリップ部材12を交換することにより、クラブバランスや握り具合等を変更することができる。よって、使用者の好み、耐力、プレー時の調子等に合わせてグリップを調整することができる。
図3において両矢印t1で示されているのは、内側グリップ部材10の厚さである。シャフト挿入の際における耐久性の観点から、厚さt1は、1.00mm以上が好ましく、1.20mm以上がより好ましく、1.25mm以上が更に好ましい。厚さt1が大きすぎる場合、外側グリップ部材12が過度に薄くなり、握った際のフィーリングが損なわれる場合がある。この観点から、厚さt1は、2.50mm以下が好ましく、2.00mm以下がより好ましく、1.90mm以下が更に好ましい。なお厚さt1は、シャフト6の半径方向に沿って測定される。
図3において両矢印t2で示されているのは、外側グリップ部材12の厚さである。取り外す際における耐久性の観点から、厚さt2は、0.90mm以上が好ましく、0.95mm以上がより好ましく、1.00mm以上が更に好ましい。グリップの太さを適切とする観点から、内側グリップ部材10と外側グリップ部材12との合計厚さは3.5mm以下とされるのがよい。この観点から、厚さt2は、1.60mm以下が好ましく、1.55mm以下がより好ましく、1.50mm以下が更に好ましい。なお厚さt2は、シャフト6の半径方向に沿って測定される。
図3において両矢印Dで示されているのは、第一凹部36及び第二凹部42の深さである。グリップエンド側端44及びヘッド側端46に対する保護性を高めて外側グリップ部材12の剥がれを抑制する観点から、深さDは、5mm以上が好ましく、5.5mm以上がより好ましく、6mm以上が更に好ましい。外側グリップ部材12の取り外しを容易とする観点から、深さDは、20mm以下が好ましく、19mm以下がより好ましく、18mm以下が更に好ましい。なお深さDは、シャフト軸線方向に沿って測定される。
図3において両矢印Wで示されているのは、第一凹部36及び第二凹部42の隙間幅である。外側グリップ部材12を挿入しやすくする観点から、隙間幅Wは、0.90mm以上が好ましく、0.95mm以上がより好ましく、1.00mm以上が更に好ましい。外側グリップ部材12を挿入した際に過度の隙間が生じると、グリップエンド側端44及びヘッド側端46に対する保護性が低下しやすい。この保護性を高める観点から、隙間幅Wは、1.60mm以下が好ましく、1.55mm以下がより好ましく、1.50mm以下が更に好ましい。なお隙間幅Wは、シャフト6の半径方向に沿って測定される。
図3において両矢印Tで示されているのは、第一円筒部34及び第二円筒部40の厚さである。めくり上げに対する耐久性の観点から、厚さTは、2.50mm以上が好ましく、2.60mm以上がより好ましく、2.70mm以上が更に好ましい。めくり上げを容易とし、外側グリップ部材12の取り外しを容易とする観点から、厚さTは、4.00mm以下が好ましく、3.90mm以下がより好ましく、3.80mm以下が更に好ましい。なお厚さTは、シャフト6の半径方向に沿って測定される。
図3において両矢印Yで示されているのは、外側グリップ部材12の端部のうち第一円筒部34及び第二円筒部40で覆われている部分の長さである。外側グリップ部材12のめくれにくさの観点から、長さYは、3mm以上が好ましく、4mm以上がより好ましく、5mm以上が更に好ましい。凹部36、42に対する外側グリップ部材12の挿入しやすさの観点、及び、外側グリップ部材12の取り外し容易性の観点から、長さYは、15mm以下が好ましく、14mm以下がより好ましく、13mm以下が更に好ましい。なお長さYは、シャフト軸線方向に沿って測定される。
図4において両矢印Lで示されているのは、第一の分割体16と第二の分割体18との重複部の幅である。分割体16、18のめくれ上がりを抑制する観点から、幅Lは1.5mm以上が好ましく、1.55mm以上がより好ましく、1.60mm以上が更に好ましい。一方、重複部において、第一の分割体16の厚さ及び第二の分割体18の厚さは、薄い。この薄い部分の耐久性は低下しやすい。重複部の耐久性を高める観点から、幅Lは、2.50mm以下が好ましく、2.45mm以下がより好ましく、2.40mm以下が更に好ましい。
本発明は、あらゆるゴルフクラブのグリップに適用されうる。このゴルフクラブとして、ウッド型ゴルフクラブ、アイアン型ゴルフクラブ及びパタークラブが例示される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブの全体図である。 図2は、図1のゴルフクラブにおけるグリップ付近の拡大図である。 図3は、シャフト軸線に沿った図2の断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、第一の分割体の斜視図である。
符号の説明
2・・・ゴルフクラブ
4・・・ヘッド
6・・・シャフト
8・・・グリップ
10・・・内側グリップ部材
12・・・外側グリップ部材
14・・・シャフト挿入部
16・・・第一の分割体
18・・・第二の分割体
20、22・・・段差部
24・・・シャフト挿入部の外面
26・・・外側グリップ部材の内面
28・・・第一の分割体の内面
30・・・第二の分割体の内面
32・・・第一環状部
34・・・第一円筒部
36・・・第一凹部
38・・・第二環状部
40・・・第二円筒部
42・・・第二凹部
44・・・外側グリップ部材のグリップエンド側端
46・・・外側グリップ部材のヘッド側端

Claims (4)

  1. ヘッド、シャフト及びグリップを備え、
    上記グリップが、円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆う外側グリップ部材とを有し、
    上記外側グリップ部材が、半管状とされた2つの分割体を有し、
    上記外側グリップ部材が、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されているゴルフクラブ。
  2. 上記内側グリップ部材が、上記シャフト挿入部のグリップエンド側端から半径方向外側に延在する第一環状部と、この第一環状部の半径方向外側縁からヘッド側に延在する第一円筒部とを有し、上記第一環状部と上記第一円筒部とにより、上記第一環状部を底とする第一凹部が形成されており、
    更に、上記内側グリップ部材が、上記シャフト挿入部のヘッド側端から半径方向外側に延在する第二環状部と、この第二環状部の半径方向外側縁からグリップエンド側に延在する第二円筒部とを有し、上記第二環状部と上記第二円筒部とにより、上記第二環状部を底とする第二凹部が形成されており、
    上記外側グリップ部材のグリップエンド側端が上記第一凹部に挿入されており、
    上記外側グリップ部材のヘッド側端が上記第二凹部に挿入されている請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. ヘッド、シャフト及びグリップを備え、
    上記グリップが、円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆いうる外側グリップ部材とを有し、
    上記外側グリップ部材が、半管状とされた2つの分割体を有し、
    上記外側グリップ部材が、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されうるように構成されており、
    上記外側グリップ部材が2種以上用意され、これらの外側グリップ部材は互いに比重又は硬度が異なるゴルフクラブ。
  4. 円筒状のシャフト挿入部を有する内側グリップ部材と、上記シャフト挿入部の外面を覆いうる外側グリップ部材とを有し、
    上記外側グリップ部材が、半管状とされた2つの分割体を有し、
    上記外側グリップ部材が、取り外し可能な状態で上記シャフト挿入部の外面に装着されうるように構成されているゴルフクラブ用グリップ。
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