JPH0767994A - 卓球用ラバー粘着シート - Google Patents
卓球用ラバー粘着シートInfo
- Publication number
- JPH0767994A JPH0767994A JP5217529A JP21752993A JPH0767994A JP H0767994 A JPH0767994 A JP H0767994A JP 5217529 A JP5217529 A JP 5217529A JP 21752993 A JP21752993 A JP 21752993A JP H0767994 A JPH0767994 A JP H0767994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- table tennis
- sensitive adhesive
- pressure sensitive
- rubber
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 卓球用ラケット本体に、ラバーを粘着するに
用いる両面粘着シートの開発。 【構成】 高反撥弾性である加硫ゴムシートの表裏両面
に粘着剤を塗布してなる構造。 【効果】 打球反撥力の減殺を抑制し、有効な反撥力を
得ることができる。
用いる両面粘着シートの開発。 【構成】 高反撥弾性である加硫ゴムシートの表裏両面
に粘着剤を塗布してなる構造。 【効果】 打球反撥力の減殺を抑制し、有効な反撥力を
得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、卓球用ラケットの表面
にラバーを貼着するに使用する卓球用ラバー粘着シート
に関するものである。
にラバーを貼着するに使用する卓球用ラバー粘着シート
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】卓球競技において使用されるラケットの
表面には、競技者の好みに応じて各種ラバーの中から、
その好みに合ったラバーを選択し、貼着使用することが
世界的に一般化している。
表面には、競技者の好みに応じて各種ラバーの中から、
その好みに合ったラバーを選択し、貼着使用することが
世界的に一般化している。
【０００３】この場合、それらのラバーは、消耗品であ
ることから、卓球競技を行なう選手は、上記ラバーの貼
りかえを頻繁に行なっているものである。
ることから、卓球競技を行なう選手は、上記ラバーの貼
りかえを頻繁に行なっているものである。
【０００４】このラバー貼りかえのために使用されてい
る従来の粘着剤は、その全べてが、有機溶剤にゴム又は
プラスチックスを溶質として例えば５〜１０％を溶入し
たものであることから、ラバーはりかえのとき、粘着剤
の溶剤が揮発し、それが選手の健康上問題があるとのデ
ータが提示されていた。
る従来の粘着剤は、その全べてが、有機溶剤にゴム又は
プラスチックスを溶質として例えば５〜１０％を溶入し
たものであることから、ラバーはりかえのとき、粘着剤
の溶剤が揮発し、それが選手の健康上問題があるとのデ
ータが提示されていた。
【０００５】そこでこの問題点を解消するために、国際
卓球連盟（ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ ＴＡＢＬＥＴ
ＥＮＮＩＳ ＦＥＤＥＲＡＴＩＯＮ）では、ラバーの貼
りかえ時には、上記有機溶剤系粘着剤を使用せず、両面
粘着シートを使用するように指導しているものである。
卓球連盟（ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ ＴＡＢＬＥＴ
ＥＮＮＩＳ ＦＥＤＥＲＡＴＩＯＮ）では、ラバーの貼
りかえ時には、上記有機溶剤系粘着剤を使用せず、両面
粘着シートを使用するように指導しているものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在知られ
ている卓球ラバー両面粘着シートを用いてラバーをラケ
ット表面に貼着した場合、ラバーを再度はりかえようと
するとき、そのラバーの剥離が困難で、そのはりかえ作
業に手間がかかる。またその粘着シートを用いることで
打球の反撥力が明らかに減殺されてしまう等の欠点が生
じることから、このラバー粘着両面シートの使用は、選
手に嫌われ、普及されていないのが現状である。
ている卓球ラバー両面粘着シートを用いてラバーをラケ
ット表面に貼着した場合、ラバーを再度はりかえようと
するとき、そのラバーの剥離が困難で、そのはりかえ作
業に手間がかかる。またその粘着シートを用いることで
打球の反撥力が明らかに減殺されてしまう等の欠点が生
じることから、このラバー粘着両面シートの使用は、選
手に嫌われ、普及されていないのが現状である。
【０００７】つまり従来の卓球ラバー両面粘着シートが
打球の反撥力を減殺する要因は、その基材がポリエステ
ルあるいはポリプロピレンなどのフィルムであり、また
その基材の表裏両面に塗布されている粘着剤は、未加硫
ゴム又は合成樹脂等を溶入して溶剤を揮発させたもので
あるから、基材及び粘着剤のいずれもが、殆んど弾性を
有せず、逆に打球の際には、その衝撃によって粘着シー
トが塑性変形を起すので、打球スピードが減殺されると
いう結果を生じるものである。
打球の反撥力を減殺する要因は、その基材がポリエステ
ルあるいはポリプロピレンなどのフィルムであり、また
その基材の表裏両面に塗布されている粘着剤は、未加硫
ゴム又は合成樹脂等を溶入して溶剤を揮発させたもので
あるから、基材及び粘着剤のいずれもが、殆んど弾性を
有せず、逆に打球の際には、その衝撃によって粘着シー
トが塑性変形を起すので、打球スピードが減殺されると
いう結果を生じるものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の両面粘
着シートの欠点に着目してなされたもので、両面粘着シ
ートを構成する基材として高反撥弾性を有する加硫ゴム
（例えばブタジェンゴム）をフィルム状に整形したもの
を使用して、従来の両面粘着シートの欠点であった打球
反撥力減殺作用を改善し、打球時に有効な反撥力を得る
ことができる卓球用ラバー粘着シートを提供することに
ある。
着シートの欠点に着目してなされたもので、両面粘着シ
ートを構成する基材として高反撥弾性を有する加硫ゴム
（例えばブタジェンゴム）をフィルム状に整形したもの
を使用して、従来の両面粘着シートの欠点であった打球
反撥力減殺作用を改善し、打球時に有効な反撥力を得る
ことができる卓球用ラバー粘着シートを提供することに
ある。
【０００９】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１０】１は木質である卓球ラケット本体（ブレー
ド）を示し、この卓球ラケット本体１の片面（表面又は
裏面）に卓球ラバー２を貼着するものとする。
ド）を示し、この卓球ラケット本体１の片面（表面又は
裏面）に卓球ラバー２を貼着するものとする。
【００１１】３は、その卓球ラケット本体１と卓球ラバ
ー２とを粘着するために使用する両面粘着シートであっ
て、この両面粘着シート３は、弾性係数が８５〜９０で
ある例えばブタジェンゴムを使用するシート基材３Ａ
と、そのシート基材３Ａの片面全体に塗布されている第
１の粘着剤層３Ｂと、その反対面全体に塗布されている
第２の粘着層３Ｃとからなっている。この第１の粘着剤
層３Ｂと第２の粘着剤層３Ｃは、例えばトルエン、ノル
マルヘキサン、キシレン等の溶剤で、未加硫ゴム又はア
クリル樹脂を溶かしたものである。また第１及び第２の
粘着剤層の厚さは０．０１〜０．０２ｍｍであることが
望ましい。
ー２とを粘着するために使用する両面粘着シートであっ
て、この両面粘着シート３は、弾性係数が８５〜９０で
ある例えばブタジェンゴムを使用するシート基材３Ａ
と、そのシート基材３Ａの片面全体に塗布されている第
１の粘着剤層３Ｂと、その反対面全体に塗布されている
第２の粘着層３Ｃとからなっている。この第１の粘着剤
層３Ｂと第２の粘着剤層３Ｃは、例えばトルエン、ノル
マルヘキサン、キシレン等の溶剤で、未加硫ゴム又はア
クリル樹脂を溶かしたものである。また第１及び第２の
粘着剤層の厚さは０．０１〜０．０２ｍｍであることが
望ましい。
【００１２】この実施例において、上記シート基材３Ａ
の厚さは、約０．２〜０．２５ｍ／ｍであるものが望ま
しく、また前記の卓球ラバー２側に粘着される第１の粘
着剤層３Ｂの粘着力は、卓球ラケット本体１側に粘着さ
れる第２の粘着剤層３Ｃの粘着力よりもやや強い粘着剤
を使用することが望ましい。
の厚さは、約０．２〜０．２５ｍ／ｍであるものが望ま
しく、また前記の卓球ラバー２側に粘着される第１の粘
着剤層３Ｂの粘着力は、卓球ラケット本体１側に粘着さ
れる第２の粘着剤層３Ｃの粘着力よりもやや強い粘着剤
を使用することが望ましい。
【００１３】つまり卓球ラバー２と、卓球ラケット本体
とは、材質が異るものであるから、これら異質の材料を
有効に粘着せしめるためには、ラバー側と木材側とに粘
着される粘着剤の粘着強度（剤質）を適宜選択すること
が望ましい。特に卓球用ラバー２のように頻繁に取替る
必要があるシートを粘着させる場合は、卓球ラケット本
体から両面粘着シートが故意的には比較的容易に剥離で
きるものであることが望ましいので、第１の粘着剤層３
Ｂと第２の粘着剤層３Ｃの粘着強度を変えることが要求
される。
とは、材質が異るものであるから、これら異質の材料を
有効に粘着せしめるためには、ラバー側と木材側とに粘
着される粘着剤の粘着強度（剤質）を適宜選択すること
が望ましい。特に卓球用ラバー２のように頻繁に取替る
必要があるシートを粘着させる場合は、卓球ラケット本
体から両面粘着シートが故意的には比較的容易に剥離で
きるものであることが望ましいので、第１の粘着剤層３
Ｂと第２の粘着剤層３Ｃの粘着強度を変えることが要求
される。
【００１４】この第１及び第２の粘着剤の粘着強度を変
えることは溶剤と未加硫ゴム又は樹脂の配合量を調整す
ることで達成できる。
えることは溶剤と未加硫ゴム又は樹脂の配合量を調整す
ることで達成できる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は、卓球用ラバー
を、卓球ラケット本体に粘着する両面粘着シートであっ
て、該両面粘着シートは、高反撥弾性加硫ゴムシートを
基材とし、その基材の表裏両面粘着剤を塗布せしめてな
る卓球用ラバー粘着シートであるから、これによれば、
その粘着シート自体の反撥弾性が著しく改善されること
から、この粘着シートを、卓球用ラケット本体と、卓球
用ラバーとを貼着する際に使用することで、従来の粘着
シートによる打球反撥力減殺を回避した卓球ラケットが
得られるという効果がある。
を、卓球ラケット本体に粘着する両面粘着シートであっ
て、該両面粘着シートは、高反撥弾性加硫ゴムシートを
基材とし、その基材の表裏両面粘着剤を塗布せしめてな
る卓球用ラバー粘着シートであるから、これによれば、
その粘着シート自体の反撥弾性が著しく改善されること
から、この粘着シートを、卓球用ラケット本体と、卓球
用ラバーとを貼着する際に使用することで、従来の粘着
シートによる打球反撥力減殺を回避した卓球ラケットが
得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例を示す説明図
１…卓球ラケット本体 ２…卓球ラバー ３…両面粘着シート ３Ａ…シート基材 ３Ｂ，３Ｃ…粘着剤層
Claims (1)
- 【請求項１】 卓球用ラバーを、卓球ラケット本体に粘
着する両面粘着シートであって、該両面粘着シートは、
高反撥弾性加硫ゴムシートを基材とし、その基材の表裏
両面粘着剤を塗布せしめてなることを特徴とする卓球用
ラバー粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21752993A JP3347412B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 卓球用ラバー粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21752993A JP3347412B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 卓球用ラバー粘着シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767994A true JPH0767994A (ja) | 1995-03-14 |
| JP3347412B2 JP3347412B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=16705681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21752993A Expired - Lifetime JP3347412B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 卓球用ラバー粘着シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3347412B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007111497A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-05-10 | Adoko Koki Kk | 卓球用ラケット、ラケット本体並びにラバー |
| JP2008074935A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Umehara:Kk | 卓球ラケットのラバー貼着用両面粘着シート |
| WO2023044987A1 (zh) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | 张辉伦 | 一种粘合乒乓球拍底板与胶皮的粘接结构 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP21752993A patent/JP3347412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007111497A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-05-10 | Adoko Koki Kk | 卓球用ラケット、ラケット本体並びにラバー |
| JP2008074935A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Umehara:Kk | 卓球ラケットのラバー貼着用両面粘着シート |
| WO2023044987A1 (zh) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | 张辉伦 | 一种粘合乒乓球拍底板与胶皮的粘接结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3347412B2 (ja) | 2002-11-20 |
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