JP3216348U - 卓球ラケット用ラバー - Google Patents
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Abstract
Description
ラバーの貼り付け方法は特許文献1の従来の技術にも記載されているように、一般的にラケット本体の板状面に卓球用接着剤を塗りつけてラバーを貼着する方法と、ラケット本体の板状面とラバーを両面接着シートによって貼着する方法があった。
本考案は、当該事情に鑑み考案されたものであって、取り付け時に接着剤等を別途用意して使用する必要のない、張り替え可能な卓球ラケット用ラバーを提供することを課題とするものである。また、簡易かつ経済的に張り替えることができる卓球ラケット用ラバーを提供することを課題とするものである。
ラバー素材によって構成した表層シートを有する卓球ラケット用ラバーであって、卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなる粘着層を設けるとともに、当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする。
ラバー素材によって構成した表層シートと、当該表層シートの裏面に設けた発泡素材からなるクッション層と、当該クッション層の裏面に設けた再剥離可能な粘着剤からなる粘着層と、当該粘着層の表面に設けた剥離可能な保護フィルムによって構成したことを特徴とする。
また、紫外線硬化型粘着剤は、紫外線エネルギーを利用して、モノマーをポリマーに化学変化させたものであり、溶剤等の人体に影響のある有害物質を使用することなく、接着力を持たせることができる。さらに、粘着剤は再剥離可能な性質のものであるため、万一うまく張れなかった場合でも張り直しができ経済的であるという効果を有している。
ラバー層2の裏面にはクッション層3が設けられている。クッション層3は、ゴム素材、ウレタン樹脂、その他柔軟性を有するスポンジ状に発泡させた樹脂素材を薄いシート状に形成したものである。なお、ラバー層2のみによって十分な打球の反発を行うことができるのであれば、クッション層3を設けない場合もある。クッション層3を用いる場合には、ラバー層2とクッション層3を接着して一つの柔軟性のあるシートとして一体化させる。
また、上記の粘着剤は、紫外線硬化型粘着剤によって構成されることが好ましい。紫外線硬化型粘着剤は、一例として、塗布した後に紫外線を照射することによって適正な粘度の粘着剤としての機能を発揮するように硬化させたものがある。
ラケット8にラバー1を装着する場合には、初めにラバー1の裏面(粘着層4)を覆っている保護シート5を引き剥がして粘着層4を露出させ、図2に示すように位置を合わせた後、図3に示すようにラケット8の板面9を覆うように貼り付ける。図3に示した破線10は、ラケット8の板面9の外縁に沿った輪郭線を表している。この貼り付けの際、上手く位置を合わせることができなかった場合には、一旦ラバー1をラケットから引き剥がし、位置を合わせて再度貼り付けることができるようになっている。
また、粘着層4を紫外線硬化型粘着剤で構成した場合には揮発成分が含まれないので人体に対して安全である。
さらに、粘着層4を構成する粘着剤として紫外線硬化型の素材を用いると、紫外線の照射によって塗布した粘着剤を乾燥させることができるため、製造時間を短くすることができるものとなっている。
また、本考案に係るラバー1は、既にラバー層2に対してクッション層3若しくは粘着層4が設けられているので、ラバー層2を改質させるような補助剤を使用する余地が無く、補助剤使用について疑義が生じることが無いものとなっている。
このように本考案に係るラバー1は、接着剤を別途用意する必要がなく、保護シート5を剥がすだけでラケットに対して装着できるので、ラバー1の張り替えが極めて容易なものとなっている。
2 ラバー層(表層シート)
3 クッション層
4 粘着層
5 保護シート
6 打球面
7 小突起
8 ラケット
9 板面
前記粘着層は、クッション層をはさんで表層シートと反対側に積層されており、かつ、
卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなり、当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする。
Claims (3)
- ラバー素材によって構成した表層シートを有する卓球ラケット用ラバーであって、
卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなる粘着層を設けるとともに、
当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする卓球ラケット用ラバー。 - ラバー素材によって構成した表層シートと、
当該表層シートの裏面に設けた発泡素材からなるクッション層と、
当該クッション層の裏面に設けた再剥離可能な粘着剤からなる粘着層と、
当該粘着層の表面に設けた剥離可能な保護フィルムによって構成したことを特徴とする卓球ラケット用ラバー。 - 前記粘着剤は紫外線硬化型粘着剤からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の卓球ラケット用ラバー。
Priority Applications (1)
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JP2018000098U JP3216348U (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 卓球ラケット用ラバー |
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JP2018000098U JP3216348U (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 卓球ラケット用ラバー |
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JP3216348U true JP3216348U (ja) | 2018-05-31 |
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JP (1) | JP3216348U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020156849A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | リンテック株式会社 | グリップの取付方法及びグリップ付き握り部を有する製品 |
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2018
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020156849A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | リンテック株式会社 | グリップの取付方法及びグリップ付き握り部を有する製品 |
JP7243000B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-03-22 | リンテック株式会社 | グリップの取付方法及びグリップ付き握り部を有する製品 |
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