JP3216348U - 卓球ラケット用ラバー - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け時に別途接着剤等を用意して塗布する必要のない、張り替え可能な卓球ラケット用ラバーを提供すること。【解決手段】本考案は卓球ラケット用ラバーに関するものであって、ラバー素材によって構成した表層シート2と、当該表層シート2の裏面に設けた発泡素材からなるクッション層3と、当該クッション層3の裏面に設けた再剥離可能な粘着剤からなる粘着層4と、当該粘着層4の表面に設けた剥離可能な保護フィルム5によって構成したことを特徴とする。本考案に係る当該構成の当該卓球ラケット用ラバーは、ラケットに対する卓球ラケット用ラバーの取り付け時に接着剤の塗布や他の接着手段を用いる必要が無いため、国際卓球連盟による接着剤の使用に関する規定に違反することが無いものとなっている。【選択図】図1

Description

本考案は、卓球ラケット用ラバーに関するものである。
卓球に使用するラケット(卓球ラケット)は、柄と板状部を有するラケット本体に一般的にラバーと称されている卓球ラケット用ラバーを貼り付けて使用するものである。ラバーは、競技をする者が自身の嗜好に合わせて性質やメーカーを選択して購入するものであり、購入したラバーを自身がラケットの板状部に貼り付けて打球面を構成するようになっている。
ラバーの貼り付け方法は特許文献1の従来の技術にも記載されているように、一般的にラケット本体の板状面に卓球用接着剤を塗りつけてラバーを貼着する方法と、ラケット本体の板状面とラバーを両面接着シートによって貼着する方法があった。
また、ラバーの裏側に塗布すると、塗布した液体の成分に含まれる油の分子がラバーの分子と結合して反発力を強くする「ブースター」等と称される補助剤がある。このような補助剤を塗布したラバーは、打球スピードやスピン量が増加するとともにボールコントロールがしやすくなるため、国際卓球連盟は補助剤の使用を禁止している。補助剤は主に石油系の成分からなるものであり、人体に有害な揮発成分が含まれており、この点も問題となっている。
特開平8−229175号公報
国際卓球連盟はラケットに関して上述した各種の規制を設けており、試合前の確認において違反の可能性がある場合にはそのラケットの使用を禁止している。このような疑義はラバーの装着時にラバーに対して接着剤や何らかの液体の塗布が行われることにより生じるものである。しかし、従来行われてきたラバーの装着は、接着剤や他の接着手段を使用者が別途用意して行うものであるから、不正についての疑義が生じる可能性は否めないものであった。ITTFのルール改正に伴い、日本国内でも2008年10月1日より接着補助剤など公認接着剤以外のものを使用することは禁止され、VOC(揮発性有機化合物)は、3.0ppm未満とされている。権威ある大会では、ミニレイライト等の測定機器を使用して、無差別にVOC検査を行うこともある。
本考案は、当該事情に鑑み考案されたものであって、取り付け時に接着剤等を別途用意して使用する必要のない、張り替え可能な卓球ラケット用ラバーを提供することを課題とするものである。また、簡易かつ経済的に張り替えることができる卓球ラケット用ラバーを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案は以下の構成を有するものである。すなわち、卓球ラケット用ラバーであって、
ラバー素材によって構成した表層シートを有する卓球ラケット用ラバーであって、卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなる粘着層を設けるとともに、当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする。
また、本考案は以下の構成を有するものである。すなわち、卓球ラケット用ラバーであって、
ラバー素材によって構成した表層シートと、当該表層シートの裏面に設けた発泡素材からなるクッション層と、当該クッション層の裏面に設けた再剥離可能な粘着剤からなる粘着層と、当該粘着層の表面に設けた剥離可能な保護フィルムによって構成したことを特徴とする。
また、本考案は上記構成の卓球ラケット用ラバーであって、前記粘着剤は紫外線硬化型粘着剤からなることを特徴とする。
本考案に係る卓球ラケット用ラバーは、ラケットに対する取り付け面に再剥離可能な粘着剤による粘着層を設けたものである。そして、この粘着層を保護するために設けた保護シートを剥がすことにより粘着層を表出させ、表出した粘着層を介して卓球ラケット用ラバーをラケットに対して装着するように構成したものである。すなわち、ラケットに対する卓球ラケット用ラバーの取り付け時に接着剤の塗布や他の接着手段を用いる必要が無いため、国際卓球連盟による接着剤の使用に関する規定に違反することが無い。また、ラバーの反発力を強くする補助剤の塗布が不可能な構造であるため、補助剤の使用に関して国際卓球連盟から疑義を受けることも無いという効果を有している。
また、紫外線硬化型粘着剤は、紫外線エネルギーを利用して、モノマーをポリマーに化学変化させたものであり、溶剤等の人体に影響のある有害物質を使用することなく、接着力を持たせることができる。さらに、粘着剤は再剥離可能な性質のものであるため、万一うまく張れなかった場合でも張り直しができ経済的であるという効果を有している。
本考案に係る卓球ラケット用ラバーの説明図である。 本考案に係る卓球ラケット用ラバーの装着手順(貼り付け前)に関する説明図である。 本考案に係る卓球ラケット用ラバーの装着手順(貼り付け後)に関する説明図である。 本考案に係る卓球ラケット用ラバーを装着したラケットの外観図である。
以下、本考案を実施するための形態について図を用いて説明する。図1は本考案に係る卓球ラケット用ラバー(以下単に「ラバー」という)1の説明図であり、矩形のシート状に形成したラバー1の内部構造を一部切り欠いて表したものである。図1に示したラバー1は、卓球用のラケットに装着する前の状態を表しており、一例として4層構造を有する矩形のシート状に形成されている。具体的には、図1に示した最下層の部分から、ラバー層2、クッション層3、粘着層4、保護シート5から構成されている。
ラバー層2は、弾力性を有するラバー素材(ゴム素材)により形成されており、ピンポン球と接触して打ち返す打球面6を構成する表層シートを成すものである。打球面6とは反対のラバー層2の裏面には、規則的に配列した複数の円柱状の小突起7が設けられており、ラバー層2の柔軟性と打球面6のクッション性を高めている。
ラバー層2の裏面にはクッション層3が設けられている。クッション層3は、ゴム素材、ウレタン樹脂、その他柔軟性を有するスポンジ状に発泡させた樹脂素材を薄いシート状に形成したものである。なお、ラバー層2のみによって十分な打球の反発を行うことができるのであれば、クッション層3を設けない場合もある。クッション層3を用いる場合には、ラバー層2とクッション層3を接着して一つの柔軟性のあるシートとして一体化させる。
粘着層4は、クッション層3とラケットの板面との間に介在することで両者を結合させる層である。粘着層4は、剥離と再粘着が可能な粘着剤によって構成することが好ましい。
また、上記の粘着剤は、紫外線硬化型粘着剤によって構成されることが好ましい。紫外線硬化型粘着剤は、一例として、塗布した後に紫外線を照射することによって適正な粘度の粘着剤としての機能を発揮するように硬化させたものがある。
クッション層3の表面は柔軟性があり微細な凹凸が多いことから表面積が大きい。このためクッション層3を設けたラバー1の場合、粘着層4はクッション層3に対して強固に粘着する。この粘着力はラケットの板状面との粘着力よりも大きいので、装着したラバー1をラケットの板面から引き剥がす場合、粘着層4はクッション層3に貼り付いたままになる。この作用により、ラケットの板面に対するラバー1の剥離および再粘着が行いやすくなっている。
また、ラケットに装着する前のラバー1には、粘着層4の表面に保護シート5が貼り付けられている。保護シート5は樹脂製の薄いフィルムであり、粘着層4の表面を覆うことで、ゴミや汚れの付着を防止するようになっている。ラケットの板面に対してラバー1装着(貼り付け)する場合には、保護シート5を剥がして粘着層4を露出させた状態で行う。
図2および図3は、ラケット8の板面9に対するラバー1の装着(貼り付け)手順を表した説明図である。
ラケット8にラバー1を装着する場合には、初めにラバー1の裏面(粘着層4)を覆っている保護シート5を引き剥がして粘着層4を露出させ、図2に示すように位置を合わせた後、図3に示すようにラケット8の板面9を覆うように貼り付ける。図3に示した破線10は、ラケット8の板面9の外縁に沿った輪郭線を表している。この貼り付けの際、上手く位置を合わせることができなかった場合には、一旦ラバー1をラケットから引き剥がし、位置を合わせて再度貼り付けることができるようになっている。
ラバー1を貼り付けた後、ラケット8の板面9の外形線(輪郭線10)に沿って余剰部分をハサミやカッターなどを使用して切り離すと、図4に示すようにラバー1の装着が完了する。ラケット8が表裏を使用するシェイクハンドタイプのラケットの場合には、同様の手順でもう一方の面にもラバー1を貼り付けて装着する。
上述したように、ラケットに対するラバー1の貼り付けは、保護シート5を剥離して粘着層4をラケット8の板面9に接触させて押しつけるだけで行うことができるので、別途接着剤を用意して塗布する必要がない。
また、粘着層4を紫外線硬化型粘着剤で構成した場合には揮発成分が含まれないので人体に対して安全である。
さらに、粘着層4を構成する粘着剤として紫外線硬化型の素材を用いると、紫外線の照射によって塗布した粘着剤を乾燥させることができるため、製造時間を短くすることができるものとなっている。
本考案に係るラバー1の場合には接着剤を使用しないので、短時間で貼り付けを完了し、使用に供することができる。
また、本考案に係るラバー1は、既にラバー層2に対してクッション層3若しくは粘着層4が設けられているので、ラバー層2を改質させるような補助剤を使用する余地が無く、補助剤使用について疑義が生じることが無いものとなっている。
このように本考案に係るラバー1は、接着剤を別途用意する必要がなく、保護シート5を剥がすだけでラケットに対して装着できるので、ラバー1の張り替えが極めて容易なものとなっている。
本考案に係る卓球ラケット用ラバーは、卓球ラケットに対する張り替え可能なラバーとして利用可能である。
1 ラバー(卓球ラケット用ラバー)
2 ラバー層(表層シート)
3 クッション層
4 粘着層
5 保護シート
6 打球面
7 小突起
8 ラケット
9 板面

上記課題を解決するために、本考案は以下の構成を有するものである。すなわち、表層シートとクッション層と粘着層を備える卓球ラバーであって、
前記粘着層は、クッション層をはさんで表層シートと反対側に積層されており、かつ、
卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなり、当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする。

Claims (3)

  1. ラバー素材によって構成した表層シートを有する卓球ラケット用ラバーであって、
    卓球ラケットに対する装着面に再剥離可能な粘着剤からなる粘着層を設けるとともに、
    当該粘着層の表面に剥離可能な保護フィルムを設けたことを特徴とする卓球ラケット用ラバー。
  2. ラバー素材によって構成した表層シートと、
    当該表層シートの裏面に設けた発泡素材からなるクッション層と、
    当該クッション層の裏面に設けた再剥離可能な粘着剤からなる粘着層と、
    当該粘着層の表面に設けた剥離可能な保護フィルムによって構成したことを特徴とする卓球ラケット用ラバー。
  3. 前記粘着剤は紫外線硬化型粘着剤からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の卓球ラケット用ラバー。


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