JP3200539U - 表示装置の保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の表示部と保護カバーとの間の隙間に異物が入り込んだり、物が指が引っ掛かかったりすることを抑制できる保護カバーを提供する。【解決手段】周縁部が曲面状に面取りされた曲面部101Aとされるとともに前記周縁部の内側が曲面部101Aに連なる平坦な表示面101Bとされた表示部101を備える表示装置100の表示部101を保護する保護カバー10であって、表示面101Bに貼付するための粘着層13を備える平板状の表示面カバー部25と、表示面カバー部25の周縁部において表示部101側に向けて突出し、表示面カバー部25と曲面部101Aとの間に形成される隙間の少なくとも一部を塞ぐ保護壁30と、を備える。【選択図】図7

Description

本明細書に開示される技術は、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどの表示装置の表示部を保護する保護カバーに関する。
近年、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどに代表される表示機能付き通信機器が、急速に普及してきている。その中でもとりわけ携帯用の通信機器は、例えば鞄やポケットに入れて持ち運ばれたり、机等の上に不用意に置かれたり、電話機能が使用される際には肌に密着されたりするため、使用中に表示面が傷ついたり汚れたりするのを防止するべく、しばしば保護カバーが使用されている。
このような保護カバーは、例えば透明性、機械的強度、防汚性等の特性に優れる強化ガラスやPMMA製等の硬質の板材を、例えばシリコン系粘着層により、通信機器の表示面に貼り付ける構成とされている。
特開2015−101517号公報
ところで、表示機能付き通信機器については新しいデザインのものが次々発売されており、最近では、表示部の周縁部が面取りされて曲面状とされたデザインのものが増加している。
しかし、このように周縁部が曲面状とされた表示部に従来の平板状の保護カバーを装着した場合、曲面状の周縁部と保護カバーとの間に楔形の隙間が生じる。このような隙間が生じると、この隙間に埃等の異物が入り込んだり、持ち運びの最中や使用時に物や指が引っ掛り保護カバーが表示部から引き剥され易いという問題がある。
そこで、曲面状の周縁部の内側(平板状の領域)のサイズの保護カバーを貼り付けることも考えられるが、そのような構成では、曲面部分を含む表示部全体が保護できないという問題や、美観が悪いという問題がある。
本明細書に開示される技術は上記事情に鑑みて考えられたものであって、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどの表示装置の表示部を保護する保護カバーにおいて、表示部と保護カバーとの間の隙間に異物が入り込んだり、物や指が引掛かかったりすることを抑制できる保護カバーを提供することを目的とするものである。
本明細書に開示される技術は、周縁部が曲面状に面取りされた曲面部とされるとともに前記周縁部の内側が前記曲面部に連なる平坦な表示面とされた表示部を備える表示装置の前記表示部を保護する保護カバーであって、前記表示面に貼付するための粘着層を備える平板状の表示面カバー部と、前記表示面カバー部の周縁部において前記表示部側に向けて突出し、前記表示面カバー部と前記曲面部との間に形成される隙間の少なくとも一部を塞ぐ保護壁と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、表示部の周縁部が曲面状とされている場合でも、表示面カバー部と曲面部との間の隙間の少なくとも一部は保護壁により塞がれるから、隙間に異物が入り込んだり、物や指が引掛かかったりすることを抑制することができる。
また上記保護壁は、その基端側に配された軟質層と、先端側に配され前記軟質層より硬度が高い硬質層と、を備えていてもよい。このような構成によれば、表示部と表示面カバー部との大きさ(寸法)が僅かに異なっていたり、表示部に対して表示面カバー部が僅かにずれて貼り付けられた場合でも、軟質層が僅かに変形することにより、保護壁が表示装置の側面にぴったり沿うように保護カバーを取り付けることが可能である。
また上記保護壁は、表示面カバー部に印刷された印刷層であってもよい。
本明細書に開示される技術によれば、表示装置の表示部を保護する保護カバーにおいて、表示部の周縁部が面取りされて曲面状とされている場合でも、表示部と保護カバーとの間の隙間に異物が入り込んだり、物や指が引掛かかったりすることを抑制できる保護カバーを提供することができる。
実施形態1の保護カバーの概略的な一部拡大断面図 保護カバーの製造過程において基材シートに印刷層を形成した状態を示す一部拡大断面図 同じく硬化樹脂層を形成した状態を示す一部拡大断面図 保護カバーの概略的な一部拡大分解断面図 保護カバーを表示装置に装着した状態を示す平面図 保護カバーの裏面側の一部拡大斜視図 保護カバーを表示装置に装着した状態を示す概略的な一部拡大断面図 実施形態2の保護カバーの概略的な一部拡大断面図 保護カバーの概略的な一部拡大分解断面図 実施形態3の保護カバーの概略的な一部拡大断面図 保護カバーの製造過程において汎用積層シートに印刷層および硬化樹脂層を形成した状態を示す一部拡大分解断面図 保護カバーの製造過程において表示面カバー部を形成した状態を示す一部拡大断面図 保護カバーの製造過程において表示面カバー部の一部を除去した状態を示す一部拡大分解断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態にかかる保護カバー10は、例えば、スマートフォンやタブレット型PC等の携帯用表示装置100の表示部101を覆うように装着されて、当該表示部101を保護するためのものである(図5参照)。また本実施形態の保護カバー10は、周縁部が曲面状に面取りされた曲面部101Aとされるとともに、その内側が、曲面部101Aに連なる平坦な表示面101Bとされた表示部101に対して装着される(図7参照)。以下、図1の上方を上、下方を下として説明する。
本実施形態の保護カバー10は、図1に示すように、下層側から剥離シート12、シリコン系粘着層13(粘着層の一例)、粘着層用シート14、第2軟質樹脂シート15、基材シート16、印刷層17、硬化樹脂層18、第1軟質樹脂シート19、強化ガラス21、が順に積層された平坦な板状の表示面カバー部25を備えてなる。この保護カバー10は、剥離シート12を剥離することにより露出されるシリコン系粘着層13を表示装置100の表示面101Bに貼り付け、強化ガラス21を表示面101Bとは反対の外側に配する構成のものである。
本実施形態において、上述した各層のうち下層側から3つの層、すなわち、剥離シート12と、シリコン系粘着層13と、粘着層用シート14と、の積層部分は、汎用の表面保護用粘着シートである(以下、汎用積層シート11とする)。シリコン系粘着層13は吸着性を有しており、表示部101に対して繰り返し貼り付けたり、取り外したりすることが可能である。また剥離シート12および粘着層用シート14は、PET製である。これら剥離シート12、シリコン系粘着層13、粘着層用シート14の厚さは、いずれも、約50μmである。
印刷層17は、PET製の基材シート16の表面(シリコン系粘着層13が配された面と反対側の面)に設けられた、例えば周縁部に沿って設けられる額縁や、文字や装飾用の模様等である。この印刷層17は、隠蔽性を有する着色インキを、例えばスクリーン印刷等の公知の印刷手法で印刷することにより設けられる。本実施形態において基材シート16の厚さは約50μm、印刷層の厚さは約7μmである。
硬化樹脂層18の材料として、本実施形態では、紫外線硬化型の光学透明樹脂(OCR:Optically Clear Resin)が使用されている。硬化樹脂層18は、基材シート16と、この基材シート16上に形成された印刷層17との間の段差を埋めるように、印刷層17の厚さよりも厚くなるように設けられている。換言すると、印刷層17は硬化樹脂層18に埋め込まれている。具体的には、本実施形態では、印刷が施されていない部分(非印刷部)における硬化樹脂層18の厚さは約30μm、とされている。
本実施形態の第1および第2軟質樹脂シート19,15は、粘着性を有する光学透明粘着シート(OCA:Optically Clear Adhesive)である。これらの軟質樹脂シート19,15はゲル状の柔らかい固体からなり、その厚み寸法の約10〜20%の割合で変形可能である。本実施形態において第1軟質樹脂シート19の厚さは約25μm、第2軟質樹脂シート15の厚さは約100μmである。
強化ガラス21は特に限定されるものでなく、汎用のものが使用可能である。本実施形態では、板厚が約0.4mmのゴリラガラスを使用している。
これら表示面カバー部25のうち、下層側の汎用積層シート11および第2軟質樹脂シート15は、上層側の5層、すなわち、強化ガラス21、第1軟質樹脂シート19、硬化樹脂層18、印刷層17、および、基材シート16の積層体より一回り小さい寸法に設定されている。なお、上層側の5層のうち、強化ガラス21を除く4層の積層部分を、以下、段差吸収部20とよぶこととする。
本実施形態の保護カバー10は、保護壁30を有している。保護壁30は、図5に示すように、表示面カバー部25の周縁部に沿う枠状に設けられており、図1に示すように、下面側において露出された基材シート16に固定され、下方(表示部101側)に向けて突出している。
保護壁30は、その基端側(上層側)の第3軟質樹脂シート31(OCR製)と、第3軟質樹脂シート31より硬度が高い先端側の硬質樹脂32(PET製)と、の2層構造とされている。第3軟質樹脂シート31の厚さは約150μm、硬質樹脂32の厚さは約100μmである。
保護壁30は、表示面カバー部25の剥離シート12が取り外された状態において、シリコン系粘着層13の下面よりも40〜50μm程度下方(表示部101側)に突出する寸法に設定されている。本実施形態の保護壁30は、保護カバー10が表示装置100の表示部101に装着された状態において、その先端部が表示部101の曲面部101Aに当接する長さ寸法に設定されており、これにより、表示面カバー部25と曲面部101Aとの間の隙間のほぼ全体が塞がれるようになっている(図7参照)。
なお、保護壁30と、汎用積層シート11および第2軟質樹脂シート15の積層体との間の隙間の幅寸法L(図1参照)は、約0.5〜1mmとされている。
このような本実施形態の保護カバー10は、例えば以下のように製造される。
まず、基材シート16の表面に、スクリーン印刷により部分的に印刷層17を形成する(図2参照)。そして、印刷層17の上面から液体状の硬化性樹脂(OCR)を塗布し、印刷層17および基材シート16の間の段差を埋めるとともに、印刷層17全体を覆うように埋め込む。その後、硬化性樹脂(OCR)を紫外線により硬化させることにより、硬化樹脂層18を形成する(図3参照)。
この状態において、硬化樹脂層18のうち印刷層17が形成されていない領域に塗布された部分は、印刷層17に重ねて塗布された部分と比較して塗布厚が厚くなっているため、硬化収縮により、表面が基材シート16側(下方)に向けて僅かに窪んだ状態となる場合がある。
次に、硬化後の硬化樹脂層18の上面に第1軟質樹脂シート19(OCA)を積層する(図4参照)。この第1軟質樹脂シート19は比較的柔らかいため、硬化樹脂層18の上面に窪みがある場合でも、窪みに追従するように積層される。
次に、第1軟質樹脂シート19に平滑な強化ガラス21を積層する。この時、硬化樹脂層18の窪みの影響により第1軟質樹脂シート19の表面にうねりが生じている場合でも、第1軟質樹脂シート19は、上述したようにその厚み寸法の10〜20%の割合で変形可能であるから、平滑な強化ガラス21はうねりを第1軟質樹脂シート19に吸収させながら、当該第1軟質樹脂シート19に隙間なくぴったりと重ね合わされる。
一方、基材シート16の下面側のうち、端縁部から所定距離を隔てた内側の領域には、第2軟質樹脂シート15(OCA)を介して汎用積層シート11を貼り付ける。この時、硬化樹脂層18の収縮の影響により基材シート16にうねりが生じている場合でも、第2軟質樹脂シート15は、うねりに追従するように積層されるとともに、うねりを吸収する。
最後に、第3軟質樹脂シート31および硬質樹脂32が一体に積層された枠状の保護壁30を、粘着性を有する第3軟質樹脂シート31により、表示面カバー部25の周縁部に露出された基材シート16の縁部に沿って貼り付ける(図4ないし図6参照)。
このようにして、実施形態1の保護カバー10が完成する。
次に、本実施形態の保護カバー10の作用効果について説明する。本実施形態の保護カバー10によれば、印刷層17と基材シート16(非印刷部)との間の段差は、硬化樹脂層18により埋められた状態とされている。すなわち、硬化樹脂層18を形成する硬化前の硬化性樹脂は液状であるため、印刷層17を覆うように塗布されることで、段差は隙間を残すことなく確実に埋められる。また、塗布された硬化性樹脂の表面を、平坦に均すことができる。
また、硬化性樹脂が硬化した際には、その硬化収縮により、硬化樹脂層18の表面に窪みが生じる場合があるが、硬化樹脂層18に積層される第1軟質樹脂シート19は比較的柔らかいから、この窪みに追従するように隙間のない状態で重ねられる。
さらに、この第1軟質樹脂シート19に平滑な強化ガラス21が積層された際には、第1軟質樹脂シート19は、下面側が硬化樹脂層18に追従するとともに上面側が強化ガラス21に押さえられる。これにより、第1軟質樹脂シート19自体が変形して窪みを吸収し、もって、段差吸収部20および強化ガラス21の積層体が平坦な状態に維持される。
このように本実施形態の保護カバー10は、印刷層17による段差を硬化樹脂層18により埋めるとともに、硬化樹脂層18の収縮を第1軟質樹脂シート19に吸収させる段差吸収部20を備える構成とされているから、平坦な表示面カバー部25を有する保護カバー10とすることができる。もって、保護カバー10を表示装置100の表示部101に装着する際、保護カバー10の表示面カバー部25と表示面101Bとの間に気泡が混入することが抑制される。
また、強化ガラス21は粘着性を有する第1軟質樹脂シート19に重ね合わされているから、万一強化ガラス21が破損した際でも、その破片が飛散することを抑制することができる。
一方、硬化樹脂層18の硬化収縮が基材シート16側にまで影響し、基材シート16がうねった状態となる場合があるが、そのような場合でも、本実施形態の保護カバー10は、基材シート16に第2軟質樹脂シート15が重ねられる構成とされているから、この第2軟質樹脂シート15により基材シート16のうねりを吸収し、平坦な状態とすることができる。
また、本実施形態の保護カバー10は保護壁30を備えているから、この保護壁30により、表示面カバー部25と表示部101の曲面部101Aとの間の隙間の一部を覆うことができる(図7参照)。すなわち、保護壁30により、保護カバー10の側縁部から表示面カバー部25と曲面部101Aとの間の隙間に埃やごみが入り込んだり、物が指が引っ掛かったりすることを抑制することができる。
また保護壁30は、その基端側に配された第3軟質樹脂シート31と、先端側に配され第3軟質樹脂シート31より硬度が高い硬質樹脂32とから構成されているから、表示部101と表示面カバー部25との大きさ(寸法)が僅かに異なっていたり、表示部101に対して表示面カバー部25が僅かにずれて貼り付けられた場合でも、第3軟質樹脂シート31が僅かに変形することにより、保護壁30が表示装置100の側面にぴったり沿うように保護カバー10を取り付けることが可能である。
また、保護壁30は露出された基材シート16の下面に貼り付けられることにより固定される構成とされているから、保護壁30とシリコン系粘着層13との間の溝状の隙間に異物が入り込んだとしても、異物が隙間に露出している基材シート16に貼り付くことがない。
また、本実施形態の保護カバー10によれば、シリコン系粘着層13を汎用の汎用積層シート11を利用して設けるようにしているから、簡単かつ安価な製造コストで製造することができる。
さらに、保護カバー10を表示面101Bに貼り付けるための粘着層はシリコン系とされているから、表示面101Bとの間に気泡が入り難く、また、表示面101Bに対して繰り返し貼り付けたり、取り外したりすることが可能である。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図8および図9によって説明する。なお、以下の説明においては、実施形態1と重複する部分は詳細な説明を省略する。また、実施形態1と同一の構成要素については、実施形態1の構成要素に付した符号に30を足した符号を使用することとする。
実施形態2の保護カバー40は、上述した実施形態1の保護カバー10とは次の3つの構成が相違している。
第1に、基材シート46に重ねて設けられる印刷層47および硬化樹脂層48が、実施形態1では上面側(強化ガラス21側)に設けられていたのに対し、本実施形態では下面側(シリコン系粘着層43側)設けられている点が相違している。
第2に、硬化樹脂層48は、液状の硬化性樹脂を印刷層47の厚さとほぼ同等の厚さに塗布し、すなわち、印刷層47が形成されていない非印刷部だけを埋めるように塗布し、硬化させることにより設けられている点が相違している。これにより、印刷層47の表面は硬化樹脂層48から露出している。
第3に、上記構成に伴って、保護壁60は、露出された印刷層47に固定されている。
このような実施形態2の保護カバー40においては、基材シート46、印刷層47、硬化樹脂層48、および、第2軟質樹脂シート45が、段差を吸収する段差吸収部50として機能している。すなわち、硬化樹脂層48の表面に硬化収縮による窪みが生じた場合でも、その窪みは第2軟質樹脂シート45により吸収されるようになっているから、保護カバー40を表示装置100の表示部101に貼り付ける際に、気泡が混入し難い平坦な構成とすることができる。
また、硬化樹脂層48の収縮の影響が基材シート46にまで及んで基材シート46にうねりが生じた場合でも、第1軟質樹脂シート49がそのうねりを吸収可能であるから、保護カバー40を平坦な状態に保つことができる。
その他、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図10ないし図13により説明する。本実施形態も、以下の説明においては実施形態1と重複する部分は詳細な説明を省略する。また、実施形態1と同一の構成要素については、実施形態1の構成要素に付した符号に60を足した符号を使用することとする。
本実施形態の保護カバー70は、汎用積層シート71の粘着層用シート74に直接的に印刷層77を形成したところが上記実施形態1と相違している(図10参照)。すなわち、粘着層用シート74が基材シート76としても機能している。
このような本実施形態の保護カバー70は、例えば次のように製造することができる。
まず、粘着層用シート74(基材シートの一例)の表面に、スクリーン印刷により部分的に印刷層77を形成し、印刷層77の上面から液体状の光学透明樹脂(OCR)を塗布して硬化させることにより、硬化樹脂層78を形成する(図11参照)。
次に、硬化後の硬化樹脂層78の上面に軟質樹脂シート79を積層するとともに、軟質樹脂シート79の上に強化ガラス81を積層する(図12参照)。
次に、汎用積層シート71の剥離シート72側からレーザーを照射し、その周縁部を粘着層用シート74にかかるまで除去する(図13参照)。そして、露出された粘着層用シート74に保護壁90を貼り付けて固定する。このようにして、実施形態3の保護カバー70が完成する。
このような本実施形態の保護カバー70によれば、上記実施形態と同様の作用効果に加え、汎用積層シート71の粘着層用シート74を上記実施形態1,2の基材シート16,46と兼用し、印刷層77を粘着層用シート74に直接形成する構成としているから、上記保護カバー70の積層構造を簡易にすることができる。また、本実施形態においても、汎用積層シート71を利用することにより、段差吸収部80にシリコン系粘着層73を簡単に配することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1ないし3では、保護壁30,60,90を基端側に配される第3軟質樹脂シート31,61,91と、先端側に配される硬質樹脂32,62,92とからなる2層構造の例を示したが、必ずしも2層構造でなくてもよく、1層や3層以上としてもよい。
(2)また上記実施形態では、表示面カバー部25,55,85に枠状の保護壁30,60,90を貼り付ける構成としたが、例えば、表示面カバー部にシルク印刷やポッティング印刷等により厚塗り印刷した印刷層を設けることにより、保護壁を設ける構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、表示面カバー部25,55,85が段差吸収部20,50,80を備える構成を例示したが、段差吸収部は必ずしも必要でない。例えば、強化ガラスに直接保護壁を設ける構成も、本明細書に開示される技術的範囲に含まれる。
(4)また、段差吸収部を設ける場合でも、保護壁を基材シート以外の部分に固定する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、保護壁30,60,90が表示面カバー部25,55,85と曲面部101Aとの間の隙間を完全に塞ぐ長さ寸法に設定したが、隙間の一部を塞ぐ長さ寸法としてもよい。
(6)粘着層はシリコン系粘着材に限らず、他の材料にて構成されていてもよい。
(7)また上記実施形態では、保護板として強化ガラス21,51,81を使用したが、PMMA等の硬質樹脂を使用してもよい。
10,40,70…保護カバー
11、41,71…汎用積層シート
13,43,73…シリコン系粘着層(粘着層)
14、44…粘着層用シート
15,45…第2軟質樹脂シート
16,46…基材シート
17,47,77…印刷層
18,48,78…硬化樹脂層
19,49…第1軟質樹脂シート
20,50,80…段差吸収部
21,51,81…強化ガラス
25,55,85…表面カバー部
30,60,90…保護壁
31,61,91…第3軟質樹脂シート(軟質層)
32,62,92…硬質樹脂(硬質層)
74…粘着層用シート
79…軟質樹脂シート
100…表示装置
101…表示部
101A…曲面部
101B…表示面

Claims (3)

  1. 周縁部が曲面状に面取りされた曲面部とされるとともに前記周縁部の内側が前記曲面部に連なる平坦な表示面とされた表示部を備える表示装置の前記表示部を保護する保護カバーであって、
    前記表示面に貼付するための粘着層を備える平板状の表示面カバー部と、
    前記表示面カバー部の周縁部において前記表示部側に向けて突出し、前記表示面カバー部と前記曲面部との間に形成される隙間の少なくとも一部を塞ぐ保護壁と、を備える表示装置の保護カバー。
  2. 前記保護壁は、その基端側に配された軟質層と、先端側に配され前記軟質層より硬度が高い硬質層と、を備える請求項1に記載の表示装置の保護カバー。
  3. 前記保護壁は、前記表示面カバー部に印刷された印刷層である請求項1に記載の表示装置の保護カバー。
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