JP2009065350A - 画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 輝度の飽和によるつぶれ等を防ぎ、人物画像を綺麗に出力する。
【解決手段】 露出条件を変化させた複数枚の画像で、人物領域に特化して、被写体の明るい領域は露出の低い画像から、暗い領域は露出の高い画像から合成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の静止画から1枚の静止画を合成するする画像処理装置、プログラムおよび記憶媒体に関する。
近年、撮像素子によって画像をデジタル撮影するデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置が普及しつつある。撮像装置には、露出条件を変化させた複数枚の画像を撮影する機能が備わっている。例えば、ブラケット撮影機能について、近年のデジタルカメラは、ブラケット撮影機能がついているものが大半である。
露出条件を変化させた複数の画像で、被写体の明るい領域は露出の低い画像から、暗い領域は露出の高い画像から合成することにより、輝度の飽和によるつぶれ等を防ぐ技術が提案されている。
露出条件を変化させて撮影した画像を合成する方法について、従来例として以下のものがある。
特開平06−105224号公報 特開2002−84449号公報
特開平06−105224号公報(特許文献1)は、画像入力装置のダイナミックレンジを拡大するために、1つのレンズから分光した2つの入力画像の露出を調整し、どちらか一方の入力画像で影の部分を鮮明に入力し、他方で影のない部分を鮮明に入力して、入力された画像データを合成させるという方法である。
特開2002−84449号公報(特許文献2)は、2種類の異なる露光量で撮像した画像を合成して1つの画像を生成する撮像装置において、輝度情報を算出し、算出された輝度情報に基づいて輝度信号の加重加算係数を算出し、加重加算係数に基づいて合成輝度信号を生成する事を特徴としている方法である。
しかし、上記従来技術には特に人物領域に特化した合成手法の記述がない。一般のユーザが撮影する主な被写体は、人物の顔であることがよく知られている。また、人肌領域は適正露出で撮影した画像より露出を高くして撮影した方が美しくなることが知られている。従って、画像中から顔領域を抽出して、同領域に対して露出を高く撮影した画像を使用して画像合成させ人物の顔を綺麗に出力することが望ましいが、これまではそういった方法が提案されていなかった。
本発明の上述の課題は、以下に列記する手段により解決される。
その一手段は、露出の異なる複数の静止画から1枚の静止画を合成する画像処理装置において、露出の異なる複数の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段で取得した画像データから人物の顔領域を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段で検出した顔領域付近に対して人物の肌領域を検出し範囲を設定する処理範囲設定手段と、前記画像データ取得手段で取得した画像から前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲と適用範囲外で各々画像を選択し画像合成することを特徴とする画像処理装置。
あるいは、上記の画像処理装置において、前記画像合成手段を行なったあとのデータに対しコントラスト補正を行なう事を特徴とする画像処理装置。
本発明では、露出条件を変化させた複数枚の画像で、被写体の明るい領域は露出の低い画像から、暗い領域は露出の高い画像から合成することにより、輝度の飽和によるつぶれ等を防ぐ事を人物領域に特化して、人物画像を綺麗に出力することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、露出条件を変化させた複数枚の画像で、被写体の明るい領域は露出の低い画像を使用し、暗い領域は露出の高い画像を使用し合成することにより、輝度の飽和によるつぶれ等を防ぐ事を人物領域に特化して綺麗に出力することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
尚、以降で説明する処理は、主として、プリンタエンジンへ出力すべき画像情報を作成するコンピュータ内のプリンタドライバソフト、もしくは、スキャナ等の光学読取り装置を動作させるためのドライバソフト、もしくはアプリケーションソフトとして内蔵することが効率的であるが、複写機、ファクシミリ、プリンタ本体等にハードウェア、及びソフトウェアとして内蔵することにも効果がある。
<第1実施形態>
(ハードウェア構成)
図1は第1実施形態による画像処理を実現するためのコンピュータにおけるハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示されるように、コンピュータ100は、CPU101、ROM102、RAM103、ディスプレイなどの表示装置104、キーボード107、マウス106などのユーザインターフェース、ハードディスクなどの2次記憶装置105、他のコンピュータやプリンタ109などと接続するためのインターフェース108とで構成されている。以上の構成において、CPU101が2次記憶装置105に記憶された制御プログラムをRAM103へロードし、これを実行することにより以下に説明する各機能が実現される。
(処理の概要)
図2は、本実施形態における画像処理の機能構成を示すブロック図である。以下、図2を参照しながら本実施形態の画像処理の概要を説明する。図2に示すように、本実施形態の画像処理は、顔検出部201、処理範囲設定部202、画像合成部203を含む。
まず、入力画像が顔検出部201に入力される。本実施形態において、入力画像としては、デジタルカメラで撮影して得られた画像や、スキャナなどの光学読取装置で原稿を読み込んで得られた画像や、デジタルビデオカメラで撮影された動画中の1フレームを抽出して得られた画像などを想定している。なお、本明細書において、これらの「画像」は電子データ化された画像データを指すものとする。また、本実施形態において、入力画像としては、露出の異なる設定で撮像された複数枚の画像データを指すものとする。また、本実施形態では、これらの画像は2次記憶装置105に格納され、顔検出部201によって適宜読み出されてRAM103に記憶され、処理に供されるものとする。また、本実施形態では、入力画像はRGB各色8ビットで構成された画像データを想定して説明を行なうが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばモノクロ画像に対しても容易に適用できることは言うまでもない。
顔検出部201は、適正露出で撮像された入力画像中から人物の顔および目や鼻、口などの器官位置を検出する。図4は端子200から入力される入力画像データを示す。図5は図4の入力画像データに対して顔検出を行なった顔領域の位置情報を点線500、点線501で示す。検出された顔領域の位置情報は、後段の処理範囲設定部202や画像合成部203に入力され利用される。本実施形態において、入力画像として適正露出で撮像された画像データを想定して説明を行なうが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば露出の高い設定で撮像された画像データに対しても容易に適用できることは言うまでもない。
次に、入力画像は処理範囲設定部202に入力される。処理範囲設定部202は、顔検出部201で検出した顔領域周辺に対して肌領域検出処理を行い肌領域の適用範囲を決定する。図6は顔検出部201で検出された顔領域の位置情報点線600、点線601と処理範囲設定部202で検出された肌領域の位置情報を点線602、点線603で示す。設定された肌領域の適用範囲の位置情報は、後段の画像合成部203に入力され利用される。
次に、入力画像は画像合成部203に入力される。画像合成部203は、処理範囲設定部202で設定された肌領域の適用範囲に関しては高い露出で撮像された入力画像を選択し、肌領域の適用範囲外に関しては低い露出で撮像された入力画像を選択する。選択された肌領域の適用範囲の画像データと肌領域の適用範囲外の画像データを使用して画像合成を行なう。画像合成部203における詳細な処理の説明は後述する。
また、本実施形態において、肌領域の適用範囲には高い露出で撮像された入力画像を選択し、肌領域の適用範囲外には低い露出で撮像された入力画像を選択しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば肌領域の適用範囲には高い露出で撮像された入力画像を選択し、肌領域の適用範囲外には適正露出で撮像された入力画像を選択したりすることが容易に適用できることは言うまでもない。
上記処理が施された画像データは、端子205から出力され、表示装置104に表示されたり、圧縮処理が施されて2次記憶装置105に保存されたり、インターフェース108を介して接続されたプリンタ109から出力されたりすることになる。以上が、本実施形態における処理の概要である。これより以下では、各部毎に、処理の詳細を説明してゆく。
(顔検出部201)
上述したように、本実施形態においては、まず顔検出部201において、入力画像中から人物の顔および目や口などの器官位置情報を検出する。顔のおよび器官位置の検出に関しては、従来より様々な方法が提案されている。
例えば本出願人による特開2002−183731号公報によれば、まず、入力画像から目領域を検出し、目領域周辺を顔候補領域とする。そして、この顔候補領域に対して、画素毎の輝度勾配および輝度勾配の重みを算出し、これらを、あらかじめ設定されている理想的な顔基準画像の勾配および勾配の重みと比較する。このとき、各勾配間の平均角度が所定の閾値以下であった場合、入力画像は顔領域を有すると判定する方法が記載されている。
また、特開2003−30667号公報によれば、まず画像中から肌色領域を検出し、検出された領域内において人間の虹彩色画素を検出することにより、目の位置を検出することが可能であるとしている。
さらに、特開平8−63597号公報によれば、複数の顔の形状をしたテンプレートと画像とのマッチング度を計算し、マッチング度が最も高いテンプレートを選択する。そして、最も高かったマッチング度をあらかじめ定められた閾値以上であれば、選択されたテンプレート内の領域を顔候補領域とする。また、このテンプレートを用いることで、目の位置を検出することが可能であるとしている。
さらに、特開2000−105829号公報によれば、まず、鼻画像パターンをテンプレートとし、画像全体、あるいは画像中の指定された領域を走査し最もマッチする位置を鼻の位置として出力する。次に、画像の鼻の位置よりも上の領域を目が存在する領域として、目画像パターンをテンプレートとして目存在領域を走査してマッチングをとる。このマッチングにおいてある閾値よりもマッチ度が大きい画像の集合である目存在候補位置集合を求める。さらに、目存在候補位置集合に含まれる連続した領域をクラスタとして分割し、各クラスタと鼻位置との距離を算出する。そして、その距離が最も短くなるクラスタを目が存在するクラスタに決定することで、器官位置の検出が可能であるとしている。
その他、顔および器官位置を検出する方法としては、数多くの手法が提案されており、本実施形態においてはそれらのうちどのような手法を用いても良い。また、顔および器官位置の検出法については、上記記載に限定されることはなく、その他のどのような手法を用いても構わない。なお、顔および器官位置の検出に関しては、様々な文献および特許で開示されているため、ここで詳細な説明は省略する。
(処理範囲設定部202)
上述したように、本実施形態においては、まず処理範囲設定部202において、顔領域検出部201で検出した顔領域周辺に対して肌領域の適用範囲を決定する。肌領域の検出に関しては、従来より様々な方法が提案されている。
例えば出願人が以前提案した特開平10−232935によれば、まず、表示された画像の少なくとも一点を支持し、支持された点の近傍の画像特性をもつ画像を検出し、点に基づき画像領域を検索して範囲を設定する。点近傍の複数の画素、または検索範囲に含まれる画素から画像特性を設定し、設定した検索範囲から画像領域を検出する方法が記載されている。
また、特開平6−309433によれば、まず、肌色の画素を抽出し、抽出された肌色の各画素から肌領域の候補を検出する。検出された肌領域の各候補の中から肌領域を決定し、決定結果に基づいて、肌画像であるかどうかを判定する方法が記載されている。
その他、肌領域を検出する方法としては、数多くの手法が提案されており、本実施形態においてはそれらのうちどのような手法を用いても良い。また、肌領域の検出法については、上記記載に限定されることはなく、その他のどのような手法を用いても構わない。なお、肌領域の検出に関しては、様々な文献および特許で開示されているため、ここで詳細な説明は省略する。
(画像合成部203)
上述したように、本実施形態においては、まず画像合成部203おいて、複数の画像を一つの画像に合成する。
本実施形態は、処理範囲設定部202で検出した肌領域の適用範囲においては露出の高い画像から合成し、肌領域の適用範囲外に関しては下記式を使用して画像合成を行なう。
Img(x,y) = W1×Img1+W2×Img2+W3×Img3
Img(x、y)は、画像合成した結果の画素の輝度値を想定する。Img1は適正露出で撮像した画像を想定する。Img2は露出を低くして撮像した画像を想定する。Img3は露出を高くして撮像した画像を想定する。W1、W2、W3は図8の適正露出の輝度に対する重み係数を想定する。
また、W1、W2、W3の関係式を下記に示す。
W1+W2+W3=1.00
図8は画像合成させる際の輝度に対する重み係数を示すグラフである。
同図において、重み係数(W)と輝度(Y)の関係を示したグラフは、輝度が低い場合と高い場合重み係数が低く、輝度が中間値に近い程重み係数が高くなるW1と、輝度が低い場合重み係数が高く、輝度が高い場合重み係数が低くなるW2と、輝度が低い場合重み係数が低く、輝度が高い場合重み係数が高くなるW3を想定する。
また本実施例では、同図において輝度が低い場合と高い場合重み係数が低く、輝度が中間値に近い程重み係数が高くなるW1と、輝度が低い場合重み係数が高く、輝度が高い場合重み係数が低くなるW2と、輝度が低い場合重み係数が低く、輝度が高い場合重み係数が高くなるW3として想定したが、これに限定するものではなく、例えば、図10に示すように、輝度が低い場合重み係数が低く、輝度が中間値及び高い場合に重み係数が高くなるW1と、輝度が低い場合重み係数が高く、輝度が高い場合重み係数が低くなるW2と、輝度が低い場合重み係数が低く、輝度が高い場合重み係数が高くなるW3とするように、重み係数を様々な値で設定することが容易に適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、第1実施形態によれば、入力画像中から顔領域を自動で検出し、顔領域から肌領域を検出し、肌領域の適用範囲と適用範囲外で画像を切り替えて画像合成を施すことから、特に重要な人物の顔をより美しい画像を生成することが可能となる。また、適正画像では黒つぶれして見えにくい部分に対しても露出を低くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用することにより、黒つぶれを生じない画像を生成することができる。また、適正画像では明るくて白飛びしていた画像に対しても露出を高くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用することにより、白とびを生じない画像を生成することが可能となる。
以上が、第1の実施例の説明である。
<第2実施形態>
以下、本発明にかかる第2実施形態の画像処理装置を説明する。第1実施形態によれば、適用範囲には露出を高くして撮像した画像データを使用し、適用範囲外には適正画像では黒つぶれして見えにくい部分に対しては露出を低くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用し、適正画像では明るくて白飛びしていた画像に対しても露出を高くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用して画像合成しているが、適用範囲と適用範囲外と処理を切り分けているため境界線部分が目視しやすくなってしまう。本実施例では、第1実施形態より肌領域の適用範囲と適用範囲外の境目が滑らかに合成され、より美しい画像を生成する方法である。
なお、第2実施形態において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
(ハードウェア構成)
第1実施形態で示した構成と同様。
(処理の概要)
第1実施形態で示したブロック図で構成されている。露出の異なる設定で撮像された複数の入力画像が端子200から入力され、顔領域検出部201に入力され、処理範囲設定部202に入力され、画像合成部203に入力されるまでは、第1実施例の処理概要と同様で、構成の詳細説明を省略する。
本実施形態において、画像合成部203は、処理範囲設定部202で検出した肌領域の適用範囲に関しては下記式を使用して画像合成を行なう。
Img(x,y) = W1×Img1+W2×Img2
Img(x、y)は、画像合成した結果の画素の輝度値を想定する。Img1は露出を高くして撮像した画像を想定する。Img2は適正露出で撮像した画像を想定する。W1、W2は図9の肌領域の中心からの距離に対する重み係数を想定する。
また、W1、W2の関係式を下記に示す。
W1+W2=1.00
図9は図7の点線700部分を示す肌領域の適用範囲付近を示した位置に、X軸方向に肌領域の中心からの距離(D)に対する重み係数で示したグラフである。
図9において、重み係数(W)と肌領域の適用範囲との関係を示したグラフは、肌領域の適用範囲の中心付近は重み係数が高く、中心付近より遠ざかるほど重み係数が低くなるW1と、肌領域の適用範囲の中心付近は重み係数が低く、中心付近より遠ざかるほど重み係数が高くなるW2を想定する。
上記式と同図によれば、肌領域の適用範囲の中心に近い画素については露出を高く撮像した画像の重みが大きく、肌領域の適用範囲の中心より遠い画素については、露出を低く撮像した画像と適正露出で撮像した画像の重みを大きくして画像合成を行なう。
また、本実施形態では、Img1は露出を高くして撮像した画像を想定する。Img2は適正露出で撮像した画像を想定しているが、これに限定するものではなく、例えば、Img1は露出を高くして撮像した画像を想定する。Img2は露出を低くして撮像した画像を想定することが容易に適用できることは言うまでもない。
上記処理が施された画像データは、端子205から出力され、表示装置104に表示されたり、圧縮処理が施されて2次記憶装置105に保存されたり、インターフェース108を介して接続されたプリンタ109から出力されたりすることになる。以上が、本実施形態における処理の概要である。
以上説明したように第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に適正画像では黒づぶれして見えにくい部分に対しては明るい画像を使用する重み係数を設定することにより、黒つぶれを生じない画像を生成することができる。また、明るくて白飛びしていた画像に対しては暗い画像を使用する重み係数を設定することにより、白とびを生じない画像を生成することが可能となる。また、一般的に、人肌領域は露出を高くして画像よりプラス補正で撮影した方が、適正露出で撮影した場合よりも美しくなることが知られているため、人肌領域に対しても美しい画像を生成することが可能となる。更に肌領域の適用範囲と適用範囲外の境目が滑らかに合成され、より美しい画像を生成することができる。
以上が、第2の実施例の説明である。
<第3実施形態>
以下、本発明にかかる第3実施形態の画像処理装置を説明する。第1実施形態によれば、適正画像では黒つぶれして見えにくい部分に対しては露出を低くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用して、適正画像では明るくて白飛びしていた画像に対しても露出を高くして撮像した画像の重みを強くする係数を使用することにより、コントラストが下がってしまう。
本実施例では、第1実施形態にコントラスト補正部を追加することにより、より美しい画像を生成する方法である。
なお、第3実施形態において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
(ハードウェア構成)
第1実施形態で示した構成と同様。
(処理の概要)
図3は、本実施例における処理のブロック図を示している。以下、同図を見ながら処理の概要を説明する。同図に示すように、本発明は、顔領域検出部201、処理範囲設定部202、画像合成部203、コントラスト補正部204で構成されている。
露出の異なる設定で撮像された複数の入力画像が端子200から入力され、顔領域検出部201に入力され、処理範囲設定部202に入力され、画像合成部203に入力されるまでは、第1実施例の処理概要と同様で、構成の詳細説明を省略する。
本実施例では、画像合成部203から出力された合成画像データをコントラスト補正部204に入力する。コントラスト補正部204に入力された画像データにおいて、画像データ全体に対しコントラストを上げる処理を行なう。
上記処理が施された画像データは、端子205から出力され、表示装置104に表示されたり、圧縮処理が施されて2次記憶装置105に保存されたり、インターフェース108を介して接続されたプリンタ109から出力されたりすることになる。以上が、本実施形態における処理の概要である。これより以下では、コントラスト補正部204の処理についての詳細を説明してゆく。
(コントラスト補正部204)
上述したように、本実施例においては、まずコントラスト補正部204において、画像合成部203で合成した画像全体に対してコントラスト補正の処理を行なう。コントラスト補正に関しては、従来より様々な方法が提案されている。
例えば出願人が以前提案した特開平11−55520によれば、まず、入力画像データのレベル分布からコントラスト補正パラメータを設定する。次に、ユーザにより設定される明暗調整パラメータを入力させる。前記コントラスト補正パラメータ及び前記明暗調整パラメータに基づき入力画像データを補正する方法が記載されている。
例えば出願人が以前提案した特開2001−148785によれば、まず、多値画像の輝度頻度分布を求める。次に前記輝度頻度分布の上限値、下限値、及び上限値と下限値の差である分布幅とを求める。前記分布幅が所定の分布幅下限値を下回る場合に、該分布幅下限値に応じた上限値及び下限値を設定し、上限値及び下限値の間の階調幅が前記多値画像の最大階調幅となるように画像のコントラストを調整する方法が記載されている。
その他、コントラスト補正方法としては、数多くの手法が提案されており、本発明においてはそれらのうちどのような手法を用いても良い。また、コントラスト補正方法については、上記記載に限定されることはなく、その他のどのような手法を用いても構わない。なお、コントラスト補正方法に関しては、従来方法が様々な文献および特許で開示されているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に適正画像では黒つぶれして見えにくい部分に対しては明るい画像を使用する重み係数を設定することにより、黒つぶれを生じない画像を生成することができる。また、明るくて白飛びしていた画像に対しては暗い画像を使用する重み係数を設定することにより、白とびを生じない画像を生成することが可能となる。また、一般的に、人肌領域は露出を高くしてプラス補正で撮影した方が、適正露出で撮影した場合よりも美しくなることが知られているため、人肌領域に対しても美しい画像を生成することが可能となる。更に、コントラスト補正を行なうことで低くなったコントラストを補正することにより美しい画像を生成することができる。
以上が、第3の実施例の説明である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を実施するためのハードウェア構成を示す図 第1実施形態、第2実施形態における処理のブロック図 第3実施形態における処理のブロック図 入力画像の例 入力画像に対して顔検出した顔領域を示す図 入力画像に対して顔検出した顔矩域と肌領域適用範囲を示す図 画像合成する際の合成比率を説明するための図 輝度に対する画像合成する際の重み係数を示すグラフ 肌領域からの距離に対する画像合成する際の重み係数を示すグラフ 輝度に対する画像合成する際の重み係数を示すグラフ

Claims (15)

  1. 露出の異なる複数の静止画から1枚の静止画を合成する画像処理装置において、露出の異なる複数の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段で取得した画像データから人物の顔領域を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段で検出した顔領域付近に対して人物の肌領域を検出し範囲を設定する処理範囲設定手段と、前記画像データ取得手段で取得した画像から前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲と適用範囲外で各々画像を選択し画像合成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲外に対して輝度に従って重みをつけて合成させる画素値を変更することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲外に対して輝度に従って重みをつける方法として、暗い画像データに対しては明るい画像の重みを高くして、明るい画像データに対しては暗い画像の重みを高くすることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲に露出の高い画像を選択して合成させることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲からの距離に従って重みをつけて合成させる画素値を変更することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記処理範囲設定手段で設定した適用範囲からの距離に従って重みをつける方法として、適用範囲の中心については、露出の高い画像データを使用し、適用範囲外に近い範囲に関しては、適用範囲外に近づくに従って露出の高い画像データの重みを低くしていき、適用範囲外に近づくに従って適正露出の画像データの重みを高くしていくことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記画像合成手段を行なったあとのデータに対しコントラスト補正を行なう事を特徴とする画像処理装置。
  8. 露出の異なる複数の静止画から1枚の静止画を合成する画像処理方法において、露出の異なる複数の画像データを取得する画像データ取得工程と、前記画像データ取得工程で取得した画像データから人物の顔領域を検出する顔検出工程と、前記顔検出工程で検出した顔領域付近に対して人物の肌領域を検出し範囲を設定する処理範囲設定工程と、前記画像データ取得工程で取得した画像から前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲と適用範囲外で各々画像を選択し画像合成することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法において、前記画像合成工程は、前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲外に対して輝度に従って重みをつけて合成させる画素値を変更することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理方法において、前記画像合成工程は、前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲外に対して輝度に従って重みをつける方法として、暗い画像データに対しては明るい画像の重みを高くして、明るい画像データに対しては暗い画像の重みを高くすることを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項8に記載の画像処理方法において、前記画像合成工程は、前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲に露出の高い画像を選択して合成させることを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項8に記載の画像処理方法において、前記画像合成工程は、前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲からの距離に従って重みをつけて合成させる画素値を変更することを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項12に記載の画像処理方法において、前記画像合成工程は、前記処理範囲設定工程で設定した適用範囲からの距離に従って重みをつける方法として、適用範囲の中心については、露出の高い画像データを使用し、適用範囲外に近い範囲に関しては、適用範囲外に近づくに従って露出の高い画像データの重みを低くしていき、適用範囲外に近づくに従って適正露出の画像データの重みを高くしていくことを特徴とする画像処理方法。
  14. 請求項8〜請求項13のいずれかに記載の画像処理方法において、前記画像合成工程を行なったあとのデータに対しコントラスト補正を行なう事を特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項8〜請求項14のいずれかに記載の画像処理を構成する工程を実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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