JP2018128946A - 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018128946A
JP2018128946A JP2017022843A JP2017022843A JP2018128946A JP 2018128946 A JP2018128946 A JP 2018128946A JP 2017022843 A JP2017022843 A JP 2017022843A JP 2017022843 A JP2017022843 A JP 2017022843A JP 2018128946 A JP2018128946 A JP 2018128946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
region
pixel
boundary
source image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017022843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6880799B2 (ja
Inventor
山本 隆之
Takayuki Yamamoto
隆之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2017022843A priority Critical patent/JP6880799B2/ja
Publication of JP2018128946A publication Critical patent/JP2018128946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6880799B2 publication Critical patent/JP6880799B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】境界上の画素値を基準に合成領域内の画素値を一律に補正する場合とは異なり、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整できるようにする。【解決手段】画像処理装置は、第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する設定部と、設定された反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された第2の画像を第1の画像に貼り付ける貼付部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム及びプログラムに関する。
特許文献1は、境界領域を違和感なく合成するために、ソース画像とターゲット画像の境界上の画素値が一致することを条件として境界領域においてコスト関数を定義し、最適化問題を解くことを提案している。
特許第4316571号公報
ところが、境界上の画素値を基準に合成領域内(ソース画像が貼り付けられる領域内)の画素値を一律に補正する手法では、オリジナルのソース画像やターゲット画像が有している陰影やテクスチャをどの程度残すかをユーザが調整できない。その結果、合成後の画像に違和感が生じることがある。
本発明は、境界上の画素値を基準に合成領域内の画素値を一律に補正する場合とは異なり、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する設定部と、設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける貼付部とを有する画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記明領域が明るいほど又は前記暗領域が暗いほど、合成前の画素情報が保存されるように前記反映度合が設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記明領域が明るいほど又は前記暗領域が暗いほど、前記補正量がより小さい値に調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の画像と前記第2の画像の間で、より明るい方又はより暗い方の画素情報に応じて前記反映度合が設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記反映度合はユーザの操作入力を通じて調整されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記補正量は、補正後の前記第2の画像が前記第1の画像と滑らかに接続されるように計算されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記補正量は、前記第1の画像との合成境界から前記第2の画像を構成する各画素までの距離と、前記第1の画像と前記第2の画像との合成境界における差分値とに応じて計算されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する設定部と、設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける貼付部とを有する画像処理装置と、前記第1の画像と前記第2の画像との合成作業に用いる作業画面を表示する表示装置とを有する画像処理システムである。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する機能と、設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける機能とを実行させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、境界上の画素値を基準に合成領域内の画素値を一律に補正する場合とは異なり、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整できる。
請求項2記載の発明によれば、オリジナル画像内の明るい領域ほど又は暗い領域ほどオリジナル画像での陰影やテクスチャ感を残すことができる。
請求項3記載の発明によれば、オリジナル画像内の明るい領域ほど又は暗い領域ほどオリジナル画像での陰影やテクスチャ感を残すことができる。
請求項4記載の発明によれば、第1の画像と第2の画像のうちより明るい方又はより暗い方の陰影やテクスチャ感を残すことができる。
請求項5記載の発明によれば、オリジナル画像が有する陰影やテクスチャ感の残し具合をユーザが調整できる。
請求項6記載の発明によれば、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整しながら、境界部分で第1の画像と第2の画像を滑らかに接続できる。
請求項7記載の発明によれば、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整しながら、境界部分で第1の画像と第2の画像を滑らかに接続できる。
請求項8記載の発明によれば、境界上の画素値を基準に合成領域内の画素値を一律に補正する場合とは異なり、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整できる。
請求項9記載の発明によれば、境界上の画素値を基準に合成領域内の画素値を一律に補正する場合とは異なり、オリジナルの画像が有する陰影やテクスチャの残し具合を調整できる。
実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 貼り付け対象としてのソース画像Sと貼り付け先としてのターゲット画像Tとの関係を説明する図である。 本機能構成に係る制御部の機能構成1を示すブロック図である。 重みλの計算で使用するwの算出過程を説明する図である。 合成領域CRにおいて、陰影またはテクスチャを残す度合を調整(強調又は抑制)するために用意するユーザインターフェース画面の一例である。 ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いずにソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いてソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いずにソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いてソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 本機能構成に係る制御部の機能構成2を示すブロック図である。 ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いずにソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いてソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いずにソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 暗部重みD(i,j)を用いてソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。 本機能構成に係る制御部の機能構成3を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像処理装置の構成>
図1は、実施の形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る画像処理装置1は、画像処理演算を実行すると共に装置を構成する各部の動作を制御する制御部100と、画像データ等を記憶する記憶部200と、処理対象とする画像や処理結果を表示する表示部300と、装置に対するユーザの指示の受け付けに使用される操作部400と、処理対象とする画像データの取得に用いられる画像取得部500と、各部を接続するバス600とを有している。
画像処理装置1は、特許請求の範囲における「画像処理システム」の一例である。また、表示部300は、特許請求の範囲における「表示装置」の一例である。
制御部100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含む、いわゆるコンピュータとして構成される。
ROMは、CPUにより実行される制御プログラムを記憶している。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出し、RAMを作業エリアに使用してプログラムを実行する。
なお、CPUによって実行されるプログラムは、制御部100内のROMではなく、記憶部200等の他の記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、例えば磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶される。なお、CPUによって実行されるプログラムは、インターネット等の通信手段を用いて、画像処理装置1にダウンロードされてもよい。
記憶部200は、例えばハードディスク装置により構成され、貼り付け先となるターゲット画像Tや貼り付けられるソース画像Sに対応する画像データを含む各種のデータが記憶される。
表示部300は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(organic electroluminescence)ディスプレイ等により構成され、制御部100による制御の下、貼り付け合成で扱うソース画像Sやターゲット画像Tを表示する。
これらの画像は、「操作画面」の一例としてのユーザインターフェース画面に表示される。ユーザが、ユーザインターフェース画面を通じてソース画像Sをターゲット画像Tに貼り付け合成する作業が「合成作業」の一例である。
操作部400は、ユーザの操作を受け付ける入力装置であり、例えば液晶ディスプレイの表面側に配置されるタッチパネル、マウス、キーボード等により構成される。
画像取得部500は、処理対象とする画像データの取得に用いられる装置であり、例えば外部機器との接続インターフェースにより構成される。画像取得部500により取得された画像データは、記憶部200に記憶される。
<用語>
図2は、貼り付け対象としてのソース画像Sと貼り付け先としてのターゲット画像Tとの関係を説明する図である。
図2の場合、ソース画像Sは、x軸方向及びy軸方向のいずれに対しても、ターゲット画像Tより短く、ソース画像Sの全体がターゲット画像Tに含まれる。ここでのソース画像Sは、特許請求の範囲における「第2の画像」の一例であり、ターゲット画像Tは「第1の画像」の一例である。
なお、本実施の形態における制御部100は、ソース画像Sをターゲット画像Tに貼り付け合成した際に、2つの画像の重複部分(合成領域CR)にオリジナル画像の陰影やテクスチャ感を残し、かつ、ソース画像Sとターゲット画像Tのつなぎ目が目立たないように合成処理できればよいので、ソース画像Sがターゲット画像Tより常に小さい必要はない。
ソース画像Sの外縁部分は、貼り付け合成後のソース画像側境界BSを与える。一方、ソース画像Sの貼り付け先となるターゲット画像T側の部分領域(すなわち合成領域CR)の外縁部分は、貼り付け合成後のターゲット画像側境界BTを与える。以下では、ソース画像側境界BSとターゲット画像側境界BTを合わせて合成境界ともいう。
貼り付け合成によって生成される合成画像において、ソース画像側境界BS上の画素とターゲット画像側境界BTの画素は同じ画素となる。
合成領域CRは、ソース画像Sの貼り付け作業中又は貼り付け作業の完了時点で、ソース画像Sと重なっているターゲット画像T側の部分領域をいう。
本実施の形態において、合成境界が目立たないとは、ソース画像側境界BSとターゲット画像側境界BTとを視覚的に判別できないほどに各境界に位置する画素の明るさ(輝度、明度等)や色差が小さいことをいう。より具体的には、合成境界における明るさの変化や色の変化が、ソース画像Sとターゲット画像Tの間で滑らか(連続的)であることをいう。
<画像処理装置の機能構成>
以下では、制御部100によるプログラムの実行を通じて実現される機能構成について説明する。
プログラムの実行を通じて実現される機能構成は様々であるが、以下では、便宜的に機能構成1、機能構成2、機能構成3と呼ぶ。これらの機能構成では、画像内の暗い領域(以下「暗領域」という。)における陰影やテクスチャの保存を目的とする。
<機能構成1>
図3は、本機能構成に係る制御部100の機能構成1を示すブロック図である。
本機能構成に係る制御部100は、ソース画像Sとターゲット画像Tの合成境界上の画素情報の境界差分dを計算する合成境界上の差分計算部110と、合成境界からの距離に応じた重みλを与える距離重み計算部111と、ソース画像Sの暗い領域ほどオリジナル画像の画素情報を残すように暗部重みD(i、j)を与える暗部重み計算部112と、合成領域CR内の各画素(ソース画像Sの各画素)に付与する差分値ΔI(i、j)を計算する合成領域内の差分計算部113と、算出された差分値ΔI(i、j)に基づいてターゲット画像Tとのつなぎ目が目立たないようにソース画像Sを補正してターゲット画像Tに合成する合成部114として機能する。合成部114は、合成結果画像I’(i,j)を出力する。
ここでの暗部重み計算部112は、特許請求の範囲における「設定部」の一例であり、合成境界上の差分計算部110、合成境界内の差分計算部113と、距離重み計算部111と、合成部114は、特許請求の範囲における「貼付部」の一例である。
<各部の処理動作>
まず、合成境界上の差分計算部110が実行する処理動作の内容を説明する。
合成境界上の差分計算部110は、ソース画像側境界BS(図2参照)上の画素値とターゲット画像側境界BT(図2参照)上の画素値との境界差分dを計算する機能部分である。
以下では、画素値がRGB色空間で表現されるものとする。ここで、ターゲット画像側境界BT上に位置する各画素の画素値をR、G、Bとし、ソース画像側境界BS上に位置する各画素の画素値をR、G、Bとすると、合成境界上で対応する画素位置における画素値の差分(以下、「境界差分」という。)dの色成分dR、dG、dBは、式1〜式3により求められる。
dR=R−R …式1
dG=G−G …式2
dB=B−B …式3
次に、距離重み計算部111が実行する処理動作の内容を説明する。距離重み計算部111は、ソース画像S内の各位置x(i,j)に対する合成境界上の各画素からの距離重みλを式4によって求める。
Figure 2018128946
ここで、iはソース画像側境界BS上の画素位置を特定するためのインデックスである。インデックスは、ソース画像側境界BS上のある画素位置を0として一方向に(例えば時計回り又は反時計回りに)、ソース画像側境界BS上の全ての画素に対して付与される。式4では、ソース画像側境界BS上にn個の画素が存在するものとして表している。なお、wは、式5によって計算される値である。
Figure 2018128946
図4は、重みλの計算で使用するwの算出過程を説明する図である。図4において濃い網掛けを付した画素は、合成領域CRに貼り付けられたソース画像側境界BS上にある画素であり、前述したインデックスiが付与される。図4において薄い網掛けを付した画素は、合成領域CRに貼り付けられたソース画像Sのうちソース画像側境界BSを除く画素である。
図中、Pは、インデックスiで特定される合成境界上にある画素を与える位置を表しており、xは、ソース画像Sのうちソース画像側境界BSを除く画素の位置を与えている。
αは、インデックスiに対応する位置Pから位置xへのベクトルと、インデックスi+1に対応する位置Pi+1から位置xへのベクトルとがなす角度である。
なお、計算過程で、インデックスiがnとなる場合には、インデックス0に置き換えて扱う。
式5より、位置xについてのwは、位置xで与えられる画素がソース画像Sの合成境界に近いほど急激に大きくなり、ソース画像Sの合成境界から遠ざかるほど急激に小さい値となる。
従って、式4における位置xに対するソース画像側境界BS上のi番目の画素からの距離重みλは、ソース画像側境界BS上における全ての画素(インデックス0〜nb−1)について計算されたwの合計値に対するi番目の画素について計算されたwの比率として与えられる。
次に、暗部重み計算部112が実行する処理動作の内容を説明する。
本実施の形態における暗部重み計算部112は、貼り付けられるソース画像Sに含まれる暗領域の情報が保存されやすくなるように暗部重みD(i,j)を計算する機能部分である。本実施の形態の場合、暗部重み計算部112は、暗部重みD(i,j)を式6により求める。
D(i,j)={V(i,j)}γ …式6
ここでの暗部重みD(i,j)が、特許請求の範囲における「反映度合」に相当する。
本実施の形態の場合、V(i,j)は、HSV色空間におけるソース画像Sの明度成分であり、γは、どの程度の明るさを暗部として扱うかを決定する固定パラメータである。
詳細については後述するが、本実施の形態の場合、ソース画像Sを構成する各画素に対する補正量は、合成境界上の各画素における境界差分dを基準に計算されるため、暗領域の情報を保存するためには、暗い領域ほど補正量が小さくなる必要がある。
そこで、暗部重み計算部112は、暗いほど暗部重みD(i,j)が小さくなるように固定パラメータγの値を定める。なお、暗領域以外の画素について用いられる暗部重みD(i,j)は、境界差分dと距離重みλとで定まる補正量と同じか近い値になるものとする。
ところで、暗いほど暗部重みD(i,j)が小さい値となる関数であれば、式6に示す計算式である必要はない。
また、本実施の形態では、HSV色空間における明度成分を利用する例を示しているが、CIELにおけるLなど、画素の明暗を示す値であれば他の値を用いても良い。
また、固定パラメータγの値はユーザが調整できることが望ましい。図5は、合成領域CRにおいて、陰影またはテクスチャを残す度合いを調整(強調又は抑制)するために用意されるユーザインターフェース画面200Aの一例である。図5の例では、情報を残す画像としてソース画像ボタン201がポインタ205で選択された様子を表している。なお、ターゲット画像ボタン202は選択されていないためグレー表示されている。
また、ユーザインターフェース画面200Aには、陰影またはテクスチャを残す度合いを増やすためのプラスボタン203と反対に減らすためのマイナスボタン204が配置されている。前述した暗部重み計算部112は、プラスボタン203又はマイナスボタン204に対する操作入力に応じて固定パラメータγの値を調整する。
次に、合成領域内の差分計算部113が実行する処理動作の内容を説明する。
差分計算部113は、前述した各部によって計算された境界差分d、距離重みλ、暗部重みD(i,j)に基づいて、ソース画像S内の各画素についての合成領域差分ΔI(i,j)を計算する機能部分である。ここでの合成領域差分ΔI(i,j)が、特許請求の範囲における「画素情報の補正量」に相当する。
本実施の形態における差分計算部113は、式7〜式9により、ソース画像Sを構成する各画素についての合成領域差分ΔI(i,j)(具体的には、色成分ΔR、ΔG、ΔB)を計算する。
Figure 2018128946
式7〜式9に示すように、ソース画像S内の各画素x(i,j)に対する合成領域差分ΔIの色成分は、ソース画像側境界BS上の各画素からの距離重みλと対応する境界差分d(dR、dG、dB)との乗算結果の総和に、暗部重みD(i,j)を乗算した値となる。
暗部重みD(i,j)は、暗い領域ほど小さい値になるので、ソース画像Sのうち暗領域の画素の合成領域差分ΔIは小さい値になる。このことは、ソース画像Sの画素情報が保存され易くなることを意味する。
次に、合成部114が実行する処理動作の内容を説明する。
合成部114は、合成領域差分ΔI(i,j)を用いて画素値を補正したソース画像Sをターゲット画像Tの合成領域CR上に貼り付ける合成処理を実行する機能部分である。
ここで、合成領域CR内の各画素(補正後のソース画像Sの各画素)に対応する色成分R、G、Bは、式10〜式12によって計算される。なお、R、G、Bは、オリジナルのソース画像Sの画素値である。
R=R+ΔR …式10
G=G+ΔG …式11
B=B+ΔB …式12
前述したように、合成領域差分ΔI(i,j)の色成分ΔR、ΔG、ΔBの値は、暗い領域ほど小さい値となる。結果的に、オリジナルのソース画像Sにおける暗領域の画素値が保存される。なお、合成領域CR以外の画素値には、ターゲット画像Tの画素値そのものが用いられる。この結果、合成部114から合成結果画像I’(i,j)が出力される。
本実施の形態では、各画素値がRGB色空間上の値として表現される場合について説明したが、他の色空間を利用しても良い。例えばHSV色空間におけるV値で与えられる明度値あるいは輝度値を利用しても良い。
以下では、図6〜図8を使用して、本機能構成1による貼り付け合成動作を説明する。図6は、ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。図6に示すソース画像Sの場合、黒レベルに近い画素値を有する領域(暗領域)が含まれている。また、合成境界におけるターゲット画像Tの画素値は、ソース画像Sの画素値よりも高くなっている。この画素値の差分が境界差分dである。
図7は、暗部重み計算部112で計算される暗部重みD(i,j)を用いずに(すなわちD(i,j)=1として)、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図7に示すように、ソース画像S内の各画素には、暗領域か否かによらず、境界差分dと距離重みλによって合成領域差分ΔI(i,j)が計算されるため、陰などの表現に用いられていた暗領域も黒レベルから浮き上がってしまっている。これでは、ソース画像Sが有していた陰影やテクスチャの情報が損なわれてしまう。
図8は、暗部重み計算部112で計算される暗部重みD(i,j)を用いて、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図8に示すように、ソース画像S内の暗領域についての合成領域差分ΔI(i,j)は、境界差分dと距離重みλによって計算される値よりも小さい値となるため、オリジナルのソース画像Sの画素値に近い値が保存されている。
すなわち、ソース画像Sにおいて陰などの表現に用いられていた暗領域の画素値についてはオリジナルの画素値又はオリジナルに近い値が使用される。結果的に、ソース画像Sが有していた陰影やテクスチャの情報が保存される。
また、合成領域CR内の他の画素における画素値は、境界差分dと距離重みλによって計算される合成領域差分ΔI(i,j)が適用されるため、合成境界の付近におけるソース画像Sとターゲット画像Tの画素値の変化が滑らかになる。結果的に合成境界がユーザによって視認され難い、自然な合成画像が生成される。
前述の説明では、暗領域の情報を保存する場合、すなわちソース画像Sの暗い領域ほどオリジナルのソース画像Sの画素値が保存される場合について説明したが、明るい領域(以下、「明領域」という。)の情報を保存する処理手法を採用してもよい。
この場合には、暗部重み計算部112に代えて明部重み計算部を使用する。明部重みB(i,j)の計算には、式6における固定パラメータγとして、明るい領域ほど補正量が小さくなるパラメータを用いればよい。
以下では、図9〜図11を使用して、ソース画像Sの明領域の情報を保存する場合の処理イメージを説明する。
図9は、ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。図9に示すソース画像Sの場合、白レベルに近い画素値を有する領域(明領域)が含まれている。また、合成境界におけるターゲット画像Tの画素値は、ソース画像Sの画素値よりも低くなっている。この画素値の差分が境界差分dである。
図10は、明部重み計算部で計算される明部重みB(i,j)を用いずに(すなわちB(i,j)=1として)、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図10に示すように、ソース画像S内の各画素には、明領域か否かによらず、境界差分dと距離重みλによって合成領域差分ΔI(i,j)が計算されるため、光が反射したような明るい領域も白レベルから沈み込んでしまっている。これでは、ソース画像Sが有していた陰影やテクスチャの情報が損なわれてしまう。
図11は、暗部重み計算部112で計算される暗部重みD(i,j)を用いて、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図11に示すように、ソース画像S内の明領域についての合成領域差分ΔI(i,j)は、境界差分dと距離重みλによって計算される値よりも小さい値となるため、ソース画像Sの画素値に近い値が保存されている。すなわち、光が反射したような明るい領域の画素値が元の値と同一又は元の値に近い値となり、結果的に、ソース画像Sが有していた陰影やテクスチャの情報が保存される。
また、合成領域CR内のうち特に明るい領域以外の画素の値は、境界差分dと距離重みλによって計算される合成領域差分ΔI(i,j)が適用されるため、合成境界の付近におけるソース画像Sとターゲット画像Tの画素値の変化が滑らかになる。結果的に合成境界がユーザによって視認され難い、自然な合成画像が生成される。
<機能構成2>
図12は、本機能構成に係る制御部100の機能構成2を示すブロック図である。図12には、図3との対応部分に同一の符号を付して表している。
本機能構成に係る制御部100は、機能構成1とは異なり、ターゲット画像Tの暗領域の情報を貼り付け合成されるソース画像Sに保存する点で異なっている。
この機能の実現のため、図12に示す制御部100の機能構成では、ターゲット画像Tが合成境界上の差分計算部110と暗部重み計算部112Aに入力され、ソース画像Sは合成境界上の差分計算部110と合成領域内の差分計算部113に入力されている。
ここで、暗部重み計算部112Aは、ターゲット画像Tの暗い領域ほどオリジナルの画素情報を残すように暗部重みD(i,j)を与える機能である点で図3における暗部重み計算部112と異なる。
暗部重み計算部112Aも、前述した式6を用いて暗部重みD(i,j)を計算する。ただし、本実施の形態の場合、V(i,j)は、HSV色空間におけるターゲット画像Tの明度成分であり、γは、どの程度の明るさを暗部とするかを決定する固定パラメータである。本実施の形態の場合も、ターゲット画像Tにおける暗領域の情報を保存するためには、暗い領域ほど補正量が小さくなるように暗部重みD(i,j)が計算される。
以下では、図13〜図15を使用して、本機能構成2による合成効果を説明する。図13は、ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。
図13に示すターゲット画像Tの場合、合成領域CRを挟んで両側に黒レベルに近い画素値を有する領域(暗領域)が筋状に現れている。なお、合成境界におけるターゲット画像Tの画素値は、ソース画像Sの画素値よりも高くなっている。この画素値の差分が境界差分dである。
図14は、暗部重み計算部112Aで計算される暗部重みD(i,j)を用いずに(すなわちD(i,j)=1として)、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図14に示すように、ソース画像S内の各画素には、ターゲット画像Tの暗領域に位置しているか否かによらず、境界差分dと距離重みλによって合成領域差分ΔI(i,j)が計算されるため、ターゲット画像T側の合成領域CR内に存在した黒レベルに近い画素値の情報は全て失われてしまっている。
図15は、暗部重み計算部112Aで計算される暗部重みD(i,j)を用いて、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図15に示すように、ソース画像S内の暗領域についての合成領域差分ΔI(i,j)は、境界差分dと距離重みλによって計算される値よりも小さい値となるため、ソース画像Sの画素値に近い値が保存される。
すなわち、ターゲット画像Tにおいて陰などの表現に用いられていた領域では、補正前のソース画像Sの画素値と同じ又は近い値となり、結果的に、ターゲット画像Tが有していた陰影やテクスチャの情報が保存されている。
また、合成領域CR内の他の画素の値は、境界差分dと距離重みλによって計算される合成領域差分ΔI(i,j)が適用されるため、合成境界の付近におけるソース画像Sとターゲット画像Tの画素値の変化が滑らかになる。結果的に合成境界がユーザによって視認され難い、自然な合成画像が生成される。
前述の説明では、暗領域の情報を保存する場合、すなわちターゲット画像Tの暗い領域ほどソース画像Sの元の画素値が保存される場合について説明したが、ターゲット画像Tの明領域の情報を保存する処理手法を採用してもよい。この場合には、暗部重み計算部112Aに代えて明部重み計算部を使用し、明部重みB(i,j)の計算には式6における固定パラメータγとして、明るい領域ほど補正量が小さくなるパラメータを用いればよい。
以下では、図16〜図18を使用して、ターゲット画像Tの明領域の情報を保存する場合の処理イメージを説明する。
図16は、ソース画像Sの合成領域CR内における画素値の分布と、ターゲット画像Tにおける画面全体の画素値の分布を説明する図である。図16に示すターゲット画像Tの場合、合成領域CR内に白レベルに近い画素値を有する領域(明領域)が含まれている。また、合成境界におけるターゲット画像Tの画素値は、ソース画像Sの画素値よりも低くなっている。この画素値の差分が境界差分dである。
図17は、暗部重み計算部112Aで計算される暗部重みD(i,j)を用いずに(すなわちD(i,j)=1として)、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図17に示すように、ソース画像S内の各画素には、ターゲット画像Tの明領域に位置しているか否かによらず、境界差分dと距離重みλによって合成領域差分ΔI(i,j)が計算されるため、ターゲット画像Tに光が反射したような明るい領域が含まれていても、補正後のソース画像Sでは白レベルから沈み込んでしまっている。これでは、ターゲット画像Tが有していた陰影やテクスチャの情報が損なわれてしまう。
図18は、暗部重み計算部112Aで計算される暗部重みD(i,j)を用いて、ソース画像Sの画素値を補正する場合の画素値の分布を説明する図である。図18に示すように、ターゲット画像Tの明領域だった部分に当たる合成領域差分ΔI(i,j)は、境界差分dと距離重みλによって計算される値よりも小さい値となるため、貼り付け合成前のソース画像Sの画素値に近い値が保存されている。
すなわち、光が反射したような明るい領域の画素値がオリジナルのソース画像Sの画素値又は近い値で表現され、結果的に、ターゲット画像Tが有していた陰影やテクスチャの情報が保存される。
また、合成領域CR内のうち特に明るい領域以外の画素の値は、境界差分dと距離重みλによって計算される合成領域差分ΔI(i,j)が適用されるため、合成境界の付近におけるソース画像Sとターゲット画像Tの画素値の変化が滑らかになる。結果的に合成境界がユーザによって視認され難い、自然な合成画像が生成される。
<機能構成3>
図19は、本機能構成に係る制御部100の機能構成3を示すブロック図である。図19には、図3との対応部分に同一の符号を付して表している。
本機能構成に係る制御部100は、機能構成1や機能構成2とは異なり、ソース画像Sの暗領域の情報とターゲット画像Tの暗領域の情報のうちより暗い領域の情報が、貼り付け合成されるソース画像Sに保存される点で異なっている。
このため、図19に示す制御部100では、暗部重み計算部112Bに対してターゲット画像Tとソース画像Sの両方が入力され、ターゲット画像Tとソース画像Sのうち暗い領域ほど画素情報が残るように暗部重みD(i,j)が与えられる。
本実施の形態の場合、暗部重み計算部112Bは、式13により暗部重みD(i,j)を計算する。
Figure 2018128946
ここで、Vはターゲット画像TのHSV色空間における明度成分であり、γはターゲット画像T用の固定パラメータである。また、Vはソース画像SのHSV色空間における明度成分であり、γはソース画像S用の固定パラメータである。
ここでの固定パラメータγ及びγも、前述した機能構成と同じく、予め与えられてもよいし、ユーザがユーザインターフェース画面200Aを通じて個別に調整できてもよい。
勿論、色空間はHSV色空間に限らず、CIELにおけるLなど、画素の明暗を示す値であれば他の値を用いても良い。
また、暗部重みD(i,j)の計算式は、ターゲット画像Tとソース画像Sのうち暗い方の領域に応じた暗部重みD(i,j)が小さくなるのであれば、式13以外の計算式を用いてもよい。
例えばターゲット画像Tとソース画像Sについて暗部重みD(i,j)を、式6を用いて個別に計算し、2つの暗部重みD(i,j)のうち小さい方の値を採用してもよい。
この機能構成3によれば、ソース画像Sとターゲット画像Tのいずれかに暗領域が含まれる場合には、対応する領域について貼り付け合成前のソース画像Sの画素値と同じ又は近い値が用いられ、貼り付け合成前の画像が有していた陰影やテクスチャの情報が合成領域CR内に保存されることになる。
勿論、この機能構成3の技術は、明領域の情報の保存にも使用できる。
<他の実施の形態>
前述の機能構成1〜3においては、暗領域又は明領域においてオリジナルのソース画像の画素値を用いているが、暗領域又は明領域においては保存したい画素情報を与える画像側の画素値を用いてもよい。
前述の説明においては、距離重みλと対応する境界差分d(dR、dG、dB)との乗算結果の総和で与えられる合成領域差分ΔI(i,j)における色成分ΔR、ΔG、ΔBを、ソース画像Sの画素値R、G、Bに加算して、貼り付け合成用のソース画像Sの画素値R、G、Bを計算しているが、他の手法を用いて貼り付け合成用のソース画像Sの画素値R、G、Bを計算してもよい。
例えば暗部重みD(i,j)を用いずに計算された合成領域差分ΔI(i,j)の色成分ΔR、ΔG、ΔBを、ソース画像Sの画素値R、G、Bに加算して求めた画素値R、G、Bに対して暗部重みD(i,j)を乗算して、貼り付け合成用のソース画像Sの画素値R、G、Bを計算してもよい。
この場合、暗部重みD(i,j)として、例えば被乗数である画素値を数分の一の値に変換するパラメータを用いれば、対応する画素値を黒レベルに近づけることができる。なお、明領域の情報を保存する場合には、被乗数である画素値を数倍に変換するパラメータを用いればよい。
また、暗部重みD(i,j)の大きさによって処理内容を選択してもよい。例えば暗部重みD(i,j)が閾値より小さい画素については、ターゲット画像Tやソース画像Sにおける画素値をそのまま用い、閾値以上の画素については、距離重みλと対応する境界差分d(dR、dG、dB)との乗算結果の総和で与えられる色成分毎の合成領域差分ΔI(i,j)の色成分ΔR、ΔG、ΔBを、ソース画像Sの画素値R、G、Bに加算して求まる画素値を使用してもよい。
また、明領域の情報を保存する場合には、明部重みBγが閾値より大きい画素については、ターゲット画像Tやソース画像Sにおける画素値をそのまま用い、閾値以下の画素については、距離重みλと対応する境界差分d(dR、dG、dB)との乗算結果の総和で与えられる色成分毎の合成領域差分ΔI(i,j)の色成分ΔR、ΔG、ΔBを、ソース画像Sの画素値R、G、Bに加算して求まる画素値を使用してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…画像処理装置、100…制御部、110…合成境界上の差分計算部、111…距離重み計算部、112、112A、112B…暗部重み計算部、113…合成領域内の差分計算部、114…合成部、200…ユーザインターフェース画面、BS…ソース画像側境界(合成境界)、BT…ターゲット画像側境界(合成境界)、CR…合成領域、S…ソース画像、T…ターゲット画像

Claims (9)

  1. 第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する設定部と、
    設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける貼付部と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記明領域が明るいほど又は前記暗領域が暗いほど、合成前の画素情報が保存されるように前記反映度合が設定されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記明領域が明るいほど又は前記暗領域が暗いほど、前記補正量がより小さい値に調整されること
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の画像と前記第2の画像の間で、より明るい方又はより暗い方の画素情報に応じて前記反映度合が設定されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記反映度合はユーザの操作入力を通じて調整されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正量は、補正後の前記第2の画像が前記第1の画像と滑らかに接続されるように計算されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正量は、前記第1の画像との合成境界から前記第2の画像を構成する各画素までの距離と、前記第1の画像と前記第2の画像との合成境界における差分値とに応じて計算されること
    を特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する設定部と、設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける貼付部とを有する画像処理装置と、
    前記第1の画像と前記第2の画像との合成作業に用いる作業画面を表示する表示装置と
    を有する画像処理システム。
  9. コンピュータに、
    第1の画像に貼り付けられる第2の画像と、当該第2の画像が貼り付けられる領域部分との両方又は一方に含まれる明領域又は暗領域の合成結果への反映度合を設定する機能と、
    設定された前記反映度合に応じて画素情報の補正量が調整された前記第2の画像を前記第1の画像に貼り付ける機能と
    を実行させるプログラム。
JP2017022843A 2017-02-10 2017-02-10 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム Active JP6880799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022843A JP6880799B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022843A JP6880799B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018128946A true JP2018128946A (ja) 2018-08-16
JP6880799B2 JP6880799B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=63174534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017022843A Active JP6880799B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6880799B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105224A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Fujitsu Ltd ダイナミックレンジ拡大装置
JP2002084449A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 固体撮像素子を用いた撮像装置
JP2009065350A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2015225476A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置およびプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105224A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Fujitsu Ltd ダイナミックレンジ拡大装置
JP2002084449A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 固体撮像素子を用いた撮像装置
JP2009065350A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2015225476A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6880799B2 (ja) 2021-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018092465A1 (ja) 表示装置
TWI231715B (en) Image display device, image processing method, program, and storage medium
JP4577621B2 (ja) 画像補正処理システム及び画像補正処理方法
US8164594B2 (en) Image processing device, image processing method, program, storage medium and integrated circuit
JP4622899B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP5392560B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2005353069A (ja) 彩度適応的な映像向上装置およびその方法
JP2007104151A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP5235759B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
CN107949862B (zh) 影像处理装置
JP5014274B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、プログラム、記録媒体および集積回路
JP6187932B2 (ja) 映像信号処理回路,映像表示装置,映像信号処理方法,及びそのプログラム
JP2006114005A (ja) 階調変換装置、プログラム、電子カメラ、およびその方法
JP4758999B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理方法、画像処理装置
US8180172B2 (en) Image processing method
JP6539032B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
US9390485B2 (en) Image processing device, image processing method, and recording medium
JP5550483B2 (ja) 画像処理装置
JP2018128946A (ja) 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム
AU2017201441B2 (en) Image processing apparatus, program, and image processing method
JP2011120299A (ja) 階調変換装置、プログラム、電子カメラ、及びその方法
US11776491B2 (en) Display control device, image display device, display control method, and recording medium to control a light emission amount of a region based on a light source control value for the region
JP5365881B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6794835B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP4513961B2 (ja) 色調整方法および色調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6880799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150