JP2009064713A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化が可能となり、放熱性も良好となると共に、レンズホルダとリフレクタとの間からの洩れ光によるグレア防止も可能となる汎用性の高い車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯100は、灯室15内に、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ27と、投影レンズ27の後方側焦点Fよりも後方に配置された光源21aと、光源21aからの光を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ23と、投影レンズ27をリフレクタ23に対して位置決め保持するレンズホルダ25と、を備える。レンズホルダ25は、投影レンズ27を保持する本体部31と、本体部31からリフレクタ23に延びる複数の固定用アーム33を備え、固定用アーム33が、投影レンズ27に入射されない光源21aからの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインド51を固定する為の突起部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光を前方に向けて反射させるリフレクタに対し投影レンズを位置決め保持するためのレンズホルダを備えた車両用前照灯に関する。
車両用前照灯の一形式として、いわゆるPES型前照灯が知られている。この種の車両用前照灯は、光源を装着した略楕円球面状のリフレクタで集光した光を投影レンズによって前方に投射配光する。
投影レンズは、リフレクタの前方所定位置にレンズホルダを介して配置される。例えば、特許文献1に開示された車両用前照灯では、リフレクタの前端開口部に3本のレンズホルダ固定用アームが前方へ突出するように形成され、各レンズホルダ固定用アームの先端部には係合手段としてのランスが形成されている。
一方、レンズホルダの外周面の3箇所にはランス係合部が形成されている。リフレクタに対するレンズホルダの固定支持は、レンズホルダの外周面の3箇所において、これら各ランス係合部に各ランスが係合されることにより行われるようになっている。
また、特許文献2に開示された投射型ランプは、略楕円球面状のリフレクタと、これに装着した光源と、リフレクタの前面開口部に固定した筒型レンズホルダと、その前端側開口部に固定した凸レンズとを備える。
そして、アルミニウムのレンズホルダの前端側開口部にリング状のレンズ支持面を形成し、凸レンズの外周縁を包囲するレンズホルダ開口部周縁を半径方向内側に加締めて、凸レンズ周縁部に形成したフランジ部をレンズホルダに固定保持する。これにより、凸レンズ締結バンド等のランプ構成部品点数を少なくし、凸レンズをレンズホルダにガタを生じさせずに、簡単に固定できるようにしている。
特許第3949300号公報 特開平10−199305号公報
しかしながら、特許文献1に開示される車両用前照灯は、レンズホルダ固定用アームを介してレンズホルダがリフレクタに固定されるため、レンズホルダとリフレクタとの間に隙間が形成され、この隙間から投影レンズ以外の灯室内に洩れる光に起因してグレアの発生する虞があった。
これに対し、洩れ光の生じる隙間を塞いだレンズホルダを製作した場合、仕様に応じ異なる光遮蔽構造を形成しなければならず、車種別に専用のレンズホルダを形成する必要が生じ、汎用性を低下させた。
一方、特許文献2に開示される投射型ランプは、筒型レンズホルダにより投影レンズの全周を覆っているためグレアは生じないが、リフレクタの内部を外部へ連通させる開口部が無くなり、放熱性が低下するとともに、軽量化の点でも不利となった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、軽量化が可能となり、放熱性も良好となると共に、レンズホルダとリフレクタとの間からの洩れ光によるグレア防止も可能となる汎用性の高い車両用前照灯を提供することにある。
本発明の上記目的は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、前記投影レンズを前記リフレクタに対して位置決め保持するレンズホルダと、を備える車両用前照灯であって、
前記レンズホルダが、前記投影レンズを保持する本体部と、前記本体部から前記リフレクタに延びる複数の固定用アームを備え、
前記固定用アームが、前記投影レンズに入射されない前記光源からの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインドを固定する為の固定手段を備えることを特徴とする車両用前照灯により達成される。
上記構成の車両用前照灯によれば、ブラインドが、固定手段にて固定用アームに装着可能となり、投影レンズを保持するレンズホルダの本体部とリフレクタとの間に形成される隙間の任意の部分が、適宜装着されるブラインドによって遮蔽可能となる。
ブラインドが所定の隙間に適宜装着されることで、仕様に応じ異なる光遮蔽構造が簡便に構成可能となる。レンズホルダの固定用アームがリフレクタに固定されることで、レンズホルダの本体部とリフレクタには、固定用アーム間で隙間が形成され、放熱性が良好となり、軽量化にも寄与する。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記固定手段は、前記ブラインドが前記光軸方向に移動することを規制する突起部を備えることが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、ブラインドの光軸方向の移動、即ち車両前後方向の移動が突起部によって規制され、特に車両走行開始時や停止時の慣性力でブラインドに作用する最大の外力に対しての保持強度が高まり、ガタツキの生じ難い確実な保持構造が実現可能となる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記ブラインドは、前記光軸に平行な第1面と、前記光軸に垂直な第2面とを備える断面L字状のプレス成形加工品として構成されていることが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、所望の固定用アーム同士の間にブラインドが装着されると、この固定用アーム同士と、レンズホルダ本体部およびリフレクタとに囲まれて形成された隙間が、ブラインドの第1面によって遮蔽可能となる。
また、第2面がリフレクタに当接することで、ブラインドの車両後方向の移動が規制されるとともに、第2面と反対側の縁部が突起部に当接することでブラインドの車両前方向の移動が規制されることになり、ブラインドが前後双方向で移動規制され、ガタツキがより生じ難くなる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記ブラインドは、2本の前記固定用アーム間に弾性的に挟持固定されることが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、例えば手指の押圧等によって弾性変形させたブラインドが固定用アーム間に挿入され、押圧が解除されると、ブラインドが弾性復元力によって2本の固定用アーム間で拡がり、双方の固定用アームに挟持された状態に固定される。装着後も所定の弾性復元力で挟持固定の状態が維持される。これにより、簡便な作業で確実な取り付けが可能となり、自動化による装着も可能となる。
また、本発明の上記目的は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、前記投影レンズを前記リフレクタに対して位置決め保持するレンズホルダと、を備える車両用前照灯であって、
前記レンズホルダが、前記投影レンズを保持する本体部と、前記本体部から前記リフレクタに延びる複数の固定用アームを備え、
2本の前記固定用アーム間には、前記投影レンズに入射されない前記光源からの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインドを備えることを特徴とする車両用前照灯により達成される。
上記構成の車両用前照灯によれば、ブラインドが2本の固定用アーム間に装着され、投影レンズを保持するレンズホルダの本体部とリフレクタとの間に形成される隙間の任意の部分が、装着されたブラインドによって遮蔽され、投影レンズとリフレクタとの隙間から洩れる光によるグレアが防止される。
ブラインドが所定の隙間に適宜装着されることで、仕様に応じ異なる光遮蔽構造が簡便に構成可能となる。レンズホルダの固定用アームがリフレクタに固定されることで、レンズホルダの本体部とリフレクタには、固定用アーム間で隙間が形成され、放熱性が良好となり、軽量化にも寄与する。
本発明に係る車両用前照灯によれば、投影レンズをリフレクタに対して位置決め保持するレンズホルダが、投影レンズを保持する本体部と、本体部からリフレクタに延びる複数の固定用アームを備え、固定用アームが、投影レンズに入射されない光源からの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインドを固定する為の固定手段を備える。
そこで、ブラインドを固定手段にて固定用アームに装着できるようになり、投影レンズを保持するレンズホルダの本体部とリフレクタとの間に形成される隙間の任意の部分が、適宜装着されるブラインドによって遮蔽可能となる。
そして、ブラインドを所定の隙間に適宜装着することで、仕様に応じ異なる光遮蔽構造を構成できるので、車種別に専用のレンズホルダを形成する必要がなく、レンズホルダを共通の一部品で製作でき、車両用前照灯の汎用性を向上させることができる。
また、レンズホルダの固定用アームがリフレクタに固定されることで、レンズホルダの本体部とリフレクタに隙間を形成できるので、車両用前照灯を軽量化し、放熱性も良好にできる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る車両用前照灯の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図、図2は図1に示した車両用前照灯の要部分解斜視図、図3は図2に示したリフレクタの斜視図、図4は図1のA部拡大図、図5は図2に示したレンズホルダの斜視図、図6は図5に示したブラインドの斜視図である。
本実施形態に係る車両用前照灯100は、図1に示すように、ランプボディ11とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー13とで形成される灯室15内に、灯具ユニット17が収容されてなる。車両用前照灯100は、灯具ユニット17の点灯によりロービーム用配光パターンを形成する。なお、車両用前照灯100は、不図示の他のハイビーム用灯具ユニットを灯室15内の車幅方向に隣接配置することで、これら灯具ユニットを同時点灯してハイビーム用配光パターンを形成するようにしてもよい。
灯具ユニット17は、車両前後方向に延びる光軸Axを有しており、ランプボディ11に不図示のエイミング機構を介して上下方向および左右方向に傾動可能に支持されている。このエイミング機構によるエイミング調整が完了した段階では、灯具ユニット17の光軸Axは、車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びるようになっている。
灯室15内には、透光カバー13に沿うようにしてエクステンション19が設けられている。このエクステンション19には、灯具ユニット17をその前端部近傍において囲む開口部19aが形成されている。
次に、灯具ユニット17の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の灯具ユニット17は、光軸Ax上に配置された投影レンズ27と、投影レンズ27の後方側焦点Fよりも後方に配置された光源バルブ21と、光源バルブ21からの光を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ23と、投影レンズ27をリフレクタ23に対して位置決め保持するレンズホルダ25と、シェード29とを備えている。
投影レンズ27は、前方側表面27aが凸曲面で後方側表面27bが平面の平凸レンズとして構成されており、その後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。投影レンズ27の前方側表面27aを構成する凸曲面は、この投影レンズ27の後方側焦点Fを光軸Ax上に位置させるように形成された非球面で構成されている。
光源バルブ21は、放電発光部を光源21aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、その光源21aはバルブ中心軸方向に延びる線分光源として構成されている。そして、この光源バルブ21は、その光源21aが投影レンズ27の後方側焦点Fよりも後方側において光軸Ax上に配置されるようにして、リフレクタ23の後頂開口部に後方側から挿入固定されている。
リフレクタ23は、光源21aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させる反射面23aを有している。この反射面23aは、光軸Axを含む鉛直断面で、光源21aの位置を第1焦点とし、且つ、投影レンズ27の後方側焦点Fを第2焦点とする略楕円球面状に形成されており、その離心率は鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
そしてこれにより、この反射面23aで反射した光源21aからの光を、鉛直断面内においては後方側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。リフレクタ23は、その3箇所に形成された不図示のエイミングブラケットにおいて、エイミング機構を介してランプボディ11に支持されている。
シェード29は、レンズホルダ25の内部空間における略下半部に位置するようにして、このレンズホルダ25に固定支持されている。このシェード29は、その上端縁29aが投影レンズ27の後方側焦点Fを通るように形成されており、これによりリフレクタ23の反射面23aからの反射光の一部を遮蔽して、投影レンズ27から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。このシェード29の上端縁29aには、左右段違いのカットオフラインが形成されている。また、シェード29の前方には、オーバーヘッドサイン用受光面28が設けられている。
レンズホルダ25は、リフレクタ23の前端開口部から前方へ向けて設けられる。レンズホルダ25には、投影レンズ27を保持する円筒状の本体部31と、この本体部31からリフレクタ23に向かって延びる複数(本実施形態では4つ)の固定用アーム33とが形成されている。
図5に示すように、本体部31の先端開口縁には半径方向内側に折曲するレンズ座部35が形成され、レンズ座部35は内側に挿入された投影レンズ27の外周縁37(図1及び図2参照)に当接し、投影レンズ27の挿入方向前方への抜けを規制する。
本体部31には円周方向に複数(本実施の形態では5つ)の固定片39が切り起こし形成され、固定片39はレンズ座部35に当接した外周縁37の背面をCリング41(図2参照)を介して押圧することで本体部31の後方からの投影レンズ27の脱落を規制する。
固定用アーム33の後端部には固定穴43aの穿設された固定板43が折り曲げ形成され、固定板43はリフレクタ23に設けられた固定座45(図3参照)にボルト等によって締結固定される。
したがって、レンズホルダ25の本体部31とリフレクタ23との間には、隣接固定用アーム33同士に挟まれた隙間47(図2及び図5参照)が形成されることとなる。
2本の隣接固定用アーム33,33間に着脱自在に装着されるブラインド51は、図5に示すように、投影レンズ27に入射されず、隙間47より外方へ洩れる光源21aからの光の少なくとも一部を遮蔽する。
本実施形態の各固定用アーム33には、固定手段である突起部49が形成され、突起部49は略長方形に形成された固定用アーム33の平行な長辺部(両側部)のそれぞれから一対の四角片となって突出形成されている。
ブラインド51は、この突起部49とリフレクタ23との間に装着されることで、光軸Ax方向の移動が規制される。ブラインド51の光軸Ax方向の移動、即ち車両前後方向の移動が突起部49によって規制され、特に車両走行開始時や停止時の慣性力でブラインド51に作用する最大の外力に対しての保持強度が高まり、ガタツキの生じ難い確実な保持構造が実現可能となっている。
ブラインド51は、図6(a)に示すように、光軸Axに平行な第1面53と、光軸Axに垂直な第2面55とを備える断面L字状のプレス成形加工品として構成されている。所望の固定用アーム33,33同士の間にブラインド51が装着されると、この固定用アーム33,33同士と、レンズホルダ本体部31およびリフレクタ23とに囲まれて形成された隙間47が、ブラインド51の第1面53によって遮蔽可能となる。
また、第2面55がリフレクタ23の前端周縁23bに当接することで、ブラインド51の車両後方向の移動が規制されるとともに、第2面55と反対側の縁部(後述する弾性脚の縁部)が突起部49に当接することで、ブラインド51の車両前方向の移動が規制されることになり、ブラインド51が前後双方向で移動規制され、ガタツキがより生じ難くなっている。
第1面53の固定用アーム33に近接するそれぞれの両端には、断面S字状に曲げられた一対の弾性脚57,57が形成されている。そこで、ブラインド51は、図6(b)に示すように、2本の固定用アーム33,33の間にこれら弾性脚57,57を圧入することで弾性的に挟持固定される。
例えば手指の押圧等によって弾性変形させた一対の弾性脚57,57が固定用アーム33,33間に挿入され、押圧が解除されると、一対の弾性脚57,57が弾性復元力によって2本の固定用アーム33,33間で拡がり、2本の固定用アーム33,33に挟持された状態に固定される。
ブラインド51は、装着後も一対の弾性脚57,57による所定の弾性復元力で挟持固定の状態が維持される。これにより、ブラインド51は、簡便な作業で確実な取り付けが可能となり、自動化による装着も実現可能となる。
レンズホルダ25の本体部31には円周方向に複数の矩形穴59が穿設され、矩形穴59は不図示のPESカバーを取り付ける係合穴となる。
本体部31の上部には、固定用アーム33の突出方向に延出する水平板61が設けられ、水平板61は上部の隙間47から上昇する灯具ユニット17内部の高温空気を遮り、ランプボディ11の熱変形を生じ難くしている。
更に、リフレクタ23の前面下部および前面上部には、通気口63,65が形成されており、これら通気口63,65は、光源21aの発熱で高温となったユニット内空気を対流により上方から排気し、低温のユニット外部空気を下方から取り入れることで、リフレクタ23の内部温度の上昇を抑止(すなわち、冷却)している。
また、ランプボディ11と灯具ユニット17との間における通気口65の上方には、シェード29の上縁に形成された整流板67が配置されており、整流板67は通気口65からの上昇気流を前後に振り分ける間隙69,71を形成する(図1参照)。
これにより、通気口65から上方へ排出された高温空気は、整流板67によって直接ランプボディ11に当たらなくなり、ランプボディ11の熱変形を生じ難くしている。また、通気口63から吸い込まれた空気が間隙69,71から前後に振り分けられて排出されることにより、ランプボディ11内にはそれぞれ逆向きの内部空気の渦巻き流が形成されるため、ランプ内部は効率よく温められ、透光カバー12の曇りが効果的に防止されるようになっている。
さらに、図4に示すように、リフレクタ23の通気口63の開口縁にはR部73が形成され、R部73は通気口63から排出される空気の流れ抵抗を小さくし、良好な排気を可能としている。
次に、上記構成による本実施形態の車両用前照灯100の作用を説明する。
上記構成を有する車両用前照灯100では、ブラインド51が所望の固定用アーム33,33間に装着可能となり、投影レンズ27を保持するレンズホルダ25の本体部31とリフレクタ23との間に形成される隙間47の任意の部分が、適宜装着されるブラインド51によって遮蔽可能となる。
また、ブラインド51が所定の隙間47に適宜装着されることで、仕様に応じ異なる光遮蔽構造が簡便に構成可能となる。さらに、レンズホルダ25が4本の固定用アーム33でリフレクタ23に固定され、レンズホルダ本体部31とリフレクタ23には、固定用アーム33,33同士間で複数の隙間47が形成されることによって、放熱性が良好となり、軽量化にも寄与することとなる。
そして、本体部31とリフレクタ23との間に形成される隙間47の任意の部分が、装着されたブラインド51によって遮蔽されることで、投影レンズ27とリフレクタ23との隙間47から洩れる光によるグレアが防止されることとなる。
したがって、本実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ27をリフレクタ23に対して位置決め保持するレンズホルダ25が、投影レンズ27を保持する本体部31と、本体部31からリフレクタ23に延びる複数の固定用アーム33を備え、固定用アーム33が、投影レンズ27に入射されない光源21aからの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインド51を固定する為の突起部49を備える。
そこで、ブラインド51を突起部49にて固定用アーム33に装着できるようになり、投影レンズ27を保持するレンズホルダ25の本体部31とリフレクタ23との間に形成される隙間47の任意の部分が、適宜装着されるブラインド51によって遮蔽可能となる。
そして、ブラインド51を所定の隙間47に適宜装着することで、仕様に応じ異なる光遮蔽構造を構成できるので、車種別に専用のレンズホルダ25を形成する必要がなく、レンズホルダ25を共通の一部品で製作でき、車両用前照灯100の汎用性を向上させることができる。
また、レンズホルダ25の固定用アーム33がリフレクタ23に固定されることで、レンズホルダ25の本体部31とリフレクタ23に隙間47を形成できるので、車両用前照灯100を軽量化し、放熱性も良好にできる。
なお、本発明の車両用前照灯における投影レンズ、光源、リフレクタ、レンズホルダ、本体部、固定用アーム及びブラインド等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図である。 図1に示した車両用前照灯の要部分解斜視図である。 図2に示したリフレクタの斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図2に示したレンズホルダの斜視図である。 図5に示したブラインドの斜視図である。
符号の説明
11…ランプボディ
13…透光カバー(カバー)
15…灯室
21…光源バルブ
21a…光源
27…投影レンズ
23…リフレクタ
25…レンズホルダ
31…本体部
33…固定用アーム
49…突起部(固定手段)
51…ブラインド
53…第1面
55…第2面
100…車両用前照灯
Ax…光軸
F…後方側焦点

Claims (5)

  1. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、前記投影レンズを前記リフレクタに対して位置決め保持するレンズホルダと、を備える車両用前照灯であって、
    前記レンズホルダが、前記投影レンズを保持する本体部と、前記本体部から前記リフレクタに延びる複数の固定用アームを備え、
    前記固定用アームが、前記投影レンズに入射されない前記光源からの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインドを固定する為の固定手段を備えることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記固定手段は、前記ブラインドが前記光軸方向に移動することを規制する突起部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記ブラインドは、前記光軸に平行な第1面と、前記光軸に垂直な第2面とを備える断面L字状のプレス成形加工品として構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記ブラインドは、2本の前記固定用アーム間に弾性的に挟持固定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用前照灯。
  5. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、前記投影レンズを前記リフレクタに対して位置決め保持するレンズホルダと、を備える車両用前照灯であって、
    前記レンズホルダが、前記投影レンズを保持する本体部と、前記本体部から前記リフレクタに延びる複数の固定用アームを備え、
    2本の前記固定用アーム間には、前記投影レンズに入射されない前記光源からの光の少なくとも一部を遮蔽する為に着脱可能なブラインドを備えることを特徴とする車両用前照灯。
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