JP2009064352A - 個人認証システム及び個人認証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人認証を行う際に、非接触で、且つ、従来よりもセキュリティ性の向上を実現できるようにする。
【解決手段】個人認証を行う個人認証システム100において、手200の撮影を行うカメラ110と、カメラ110において撮影された手200の映像を取得する映像取得部131と、映像取得部131で取得した手200の映像に基づいて、当該手200の生体情報、及び、当該手200の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する検出部132と、検出部132で検出された手200の生体情報を用いて生体認証を行う生体認証部1351と、生体認証部1351による生体認証の結果に応じて、検出部132で検出された手書き文字情報を用いてパスワード認証を行うパスワード認証部1352を有するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、個人認証を行う個人認証システム及び個人認証方法に関するものである。
近時では、セキュリティ向上の観点から、セキュリティキーとして、手の指紋や静脈パターンなどの生体的特徴を用いた認証が提案されて実現されている(例えば、下記の特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2002−49913号公報 特開2007−115072号公報
これまで、手の指紋や静脈パターンなどの生体的特徴を用いた個人認証システムは、生体的特徴の複製の困難さなどから、極めて堅牢であると考えられてきた。しかしながら、人工指の研究など、手の指紋などによる生体認証の脆弱性を示唆する例も挙げられている。このため、一度、生体的特徴の複製技術が確立し、生体的特徴が漏洩してしまうと、セキュリティ性の確保が困難になるという問題があった。
また、上述した手の指紋や静脈パターンなどの生体的特徴を用いた個人認証システムでは、認証を行う際に、手などを入力センサに対して接触させる必要がある。これは、入力センサに不特定多数の人が接触することになり、例えば、潔癖症の人には、嫌悪感を与えるという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、個人認証を行う際に、非接触で、且つ、従来よりもセキュリティ性の向上を実現できるようにすることを目的とする。
本発明の個人認証システムは、手の撮影を行うカメラと、前記カメラにおいて撮影された手の映像を取得する映像取得部と、前記映像取得部で取得した手の映像に基づいて、当該手の生体情報、及び、当該手の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する検出部と、前記手の生体情報を用いて生体認証を行う生体認証部と、前記生体認証部による生体認証の結果に応じて、前記手書き文字情報を用いてパスワード認証を行うパスワード認証部とを有する。
本発明の個人認証方法は、手の撮影を行うカメラを備えた個人認証システムにおける個人認証方法であって、前記カメラにおいて撮影された手の映像を取得する映像取得ステップと、前記映像取得ステップで取得された手の映像に基づいて、当該手の生体情報、及び、当該手の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する検出ステップと、前記手の生体情報を用いて生体認証を行う生体認証ステップと、前記生体認証ステップによる生体認証の結果に応じて、前記手書き文字情報を用いてパスワード認証を行うパスワード認証ステップとを有する。
本発明によれば、個人認証を行う際に、非接触で、且つ、従来よりもセキュリティ性の向上を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る個人認証システムの外観の一例を示す模式図である。
図1に示すように、個人認証システム100は、カメラ110と、指示装置120と、情報処理装置130と、表示装置140と、操作入力装置150を有して構成されている。
カメラ110は、情報処理装置130による制御に基づいて、個人認証を行う認証対象者の手200の撮影を行うものである。
指示装置120は、情報処理装置130による制御に基づいて、認証対象者に対して各種の要求を指示するものである。ここで、指示装置120は、例えば、認証対象者に対する各種の要求に係る指示を文字等で表示する表示装置、若しくは、認証対象者に対する各種の要求に係る指示を音声として出力する音声出力装置、又は、これらを組み合わせた装置から構成されている。
情報処理装置130は、個人認証システム100における動作を統括的に制御するものである。
表示装置140は、情報処理装置130による制御に基づいて、カメラ110で撮影された映像を表示したり、各種の情報を表示したりする。
操作入力装置150は、例えばセキュリティ管理者や認証対象者等の操作者が情報処理装置130に対して情報の入力を行う際に操作されるものである。この操作入力装置150は、例えば、キーボード150aや、ポインティング・デバイスであるマウス150bを具備して構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係る個人認証システムの機能構成の一例を示す模式図である。ここで、図2において、図1と同様の構成については、同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
情報処理装置130は、映像取得部131、検出部132、個人情報登録部133、個人情報記憶部134、認証部135、及び、認証結果情報記憶部136の各機能構成を有している。本実施形態においては、例えば、情報処理装置130のCPU及びROM内に記録されるプログラムから、上述した各部131〜133及び135が構成され、例えば、情報処理装置130のRAMに、上述した記憶部134及び136が備えられるものとする。
映像取得部131は、カメラ110において撮影された映像を取得する処理を行う。特に、本実施形態では、映像取得部131は、カメラ110において撮影された手200の映像を取得する処理を行う。
検出部132は、映像取得部131で取得した手200の映像に基づいて、当該手200の生体情報、及び、当該手200の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報、並びに、当該手書き文字に係る特徴を示す手書き文字特徴情報を検出する処理を行う。
個人情報登録部133は、認証対象者の手の生体情報、当該認証対象者におけるパスワード情報、及び、当該認証対象者が前記パスワード情報を手書き文字とした際の特徴を示す手書き文字特徴情報を、認証対象者ごとに個人情報として予め個人情報記憶部134に記憶して登録する処理を行う。例えば、個人情報登録部133は、操作入力装置150から予め入力された認証対象者におけるパスワード情報を取得すると共に、検出部132で予め検出された当該認証対象者の手の生体情報、及び、当該認証対象者の手の指で描かれた手書き文字に係る特徴を示す手書き文字特徴情報を取得して、取得した情報を個人情報として個人情報記憶部134に登録する処理を行う。
図3は、個人情報登録部133により個人情報記憶部134に登録された個人情報の一例を示す模式図である。
図3では、登録された認証対象者の順番等に応じてID番号が1、2、3、・・・と付されている。また、図3には、認証対象者ごとに個人情報として、当該認証対象者の手の生体情報、当該認証対象者におけるパスワード情報、及び、当該認証対象者の手の指で描かれた手書き文字特徴情報が示されている。
ここで、図3に示す例では、手の生体情報として、手の形及び指の形などが示されており、また、手書き文字特徴情報として、手書き文字の形、手書き文字の筆順(書き順)、及び、手書き文字のスピードが示されている。また、図3に示す例では、ID番号が1の認証対象者におけるパスワード情報として「佐藤」が示されており、ID番号が2の認証対象者におけるパスワード情報として「鹿嶋」が示されており、ID番号が3の認証対象者におけるパスワード情報として「崎田」が示されている。
認証部135は、個人情報登録部133により個人情報記憶部134に登録された個人情報と、検出部132で検出された各種の情報とを照合することにより、各種の認証処理を行う。具体的に、認証部135は、生体認証を行う生体認証部1351と、パスワード認証を行うパスワード認証部1352と、手書き文字特徴認証を行う手書き文字特徴認証部1353の各機能構成を有している。
図4は、認証部135における生体認証部1351、パスワード認証部1352、及び手書き文字特徴認証部1353の各認証処理の一例を示すイメージ図である。
図4には、具体的に、図4(a)に生体認証部1351による生体認証処理の一例が示され、図4(b)にパスワード認証部1352によるパスワード認証処理の一例が示され、図4(c)に手書き文字特徴認証部1353による手書き文字特徴認証処理の一例が示されている。
まず、生体認証部1351は、検出部132で検出された手の生体情報を用いて生体認証を行う。
具体的には、図4(a)に示すように、カメラ110において手200(手200の甲)の撮影が行われ、検出部132で手200の生体情報が検出されると、生体認証部1351は、個人情報登録部133により認証対象者ごとに個人情報記憶部134に登録された図3に示す手の生体情報と、検出部132で検出された手の生体情報との照合の結果に基づいて、生体認証を行う。この際、個人情報記憶部134に登録された手の生体情報の中に、検出部132で検出された手の生体情報と合致すると判定できるものがある場合には、生体認証がOKであると判断される。そして、この場合、検出部132で検出された手の生体情報と合致すると判定された個人情報記憶部134の手の生体情報におけるID番号が抽出され、ID番号が決定される。
続いて、パスワード認証部1352は、生体認証部1351による生体認証の結果に応じて、検出部132で検出された手書き文字情報を用いてパスワード認証を行う。
具体的には、図4(b)に示すように、認証対象者に対して、例えば「あなたの名前を漢字で入力してください。」とのパスワード情報を要求する指示が指示装置120から行われた後に、検出部132で手書き文字情報が検出されると、パスワード認証部1352は、個人情報登録部133により登録され、生体認証部1351により認定された(即ち、決定されたID番号の)認証対象者における図3に示すパスワード情報と、検出部132で検出された手書き文字情報との照合の結果に基づいて、パスワード認証を行う。この際、図4(b)に示す例では、検出部132で「崎田」の手書き文字情報が検出されており、生体認証部1351で認定された認証対象者のID番号が3である場合には、図3に示すパスワード情報から、パスワード認証がOKであると判断される。
続いて、手書き文字特徴認証部1353は、パスワード認証部1352によるパスワード認証の結果に応じて、検出部132で検出された手書き文字特徴情報を用いて手書き文字特徴認証を行う。
具体的には、図4(c)に示すように、検出部132で手書き文字特徴情報が検出されると、手書き文字特徴認証部1353は、個人情報登録部133により登録され、生体認証部1351により認定された(即ち、決定されたID番号の)認証対象者における図3に示す手書き文字特徴情報と、検出部132で検出された手書き文字特徴情報との照合の結果に基づいて、手書き文字特徴認証を行う。この際、本実施形態の手書き文字特徴認証においては、図4(c)に示すように、手書き文字特徴情報である手書き文字の形、手書き文字の筆順、及び、手書き文字のスピードの各要素を統合した判断に基づく認証が行われる。そして、手書き文字特徴認証部1353は、照合の結果、手書き文字特徴情報が合致したと判断した場合には、手書き文字特徴認証がOKであると判断する。
そして、認証部135は、各認証部1351〜1353により行われた認証結果を認証結果情報として、認証結果情報記憶部136に記憶する。
その後、必要に応じて、情報処理装置130は、認証結果情報記憶部136に記憶されている認証結果情報を表示装置140に表示し、また、当該認証結果情報を指示装置120から報知する。また、情報処理装置130は、必要に応じて、例えば、認証結果情報記憶部136に記憶されている認証結果情報を、ネットワーク(不図示)を介して外部装置に送信する。
次に、個人認証システム100における個人認証方法の処理手順について説明する。
以下には、まず、個人認証システム100における個人認証を行う前に予め行われる個人情報登録部133による個人情報登録処理について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る個人認証システムの個人情報登録部133による個人情報登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
個人認証システム100において個人情報登録処理モードとなり、例えば、認証対象者(或いはセキュリティ管理者)から操作入力装置150を介して情報処理装置130に認証対象者のパスワード情報が入力されると、ステップS101において、個人情報登録部133は、入力されたパスワード情報を設定する。ここで、認証対象者が自己のパスワード情報を人力する場合には、操作入力装置150は、認証対象者の近傍に設けられているものとし、また、セキュリティ管理者が認証対象者のパスワード情報を人力する場合には、セキュリティ管理者が認証対象者からパスワード情報を得て入力を行うものとする。なお、本実施形態では、パスワード情報が操作入力装置150を介して入力される形態を示すが、例えば、指示装置120からパスワード情報を手書き文字で入力する旨の指示を行い、その後、検出部132で検出された手書き文字情報をパスワード情報として設定する形態であっても適用可能である。
続いて、指示装置120から手の生体情報を設定する旨の指示を行い、その後、検出部132で手の生体情報が検出されると、ステップS102において、個人情報登録部133は、検出部132で検出された手の生体情報を設定する。
続いて、指示装置120からパスワード情報を手書き文字で入力し手書き文字特徴情報を設定する旨の指示を行い、その後、検出部132で手書き文字特徴情報が検出されると、ステップS103において、個人情報登録部133は、検出部132で検出された手書き文字特徴情報を設定する。
続いて、ステップS104において、個人情報登録部133は、ステップS101〜S103で設定したパスワード情報、手の生体情報及び手書き文字特徴情報を、当該認証対象者における個人情報として、個人情報記憶部134に登録する。これにより、例えば、図3に示すような個人情報が、登録された認証対象者の順番等に応じてID番号が付されて認証対象者ごとに登録される。
図6は、本発明の実施形態に係る個人認証システムにおける個人認証方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートにおいては、カメラ110による撮影が継続的に行われており、映像取得部131は、カメラ110において撮影された映像を継続的に取得しているものとする。
まず、ステップS201において、検出部132は、映像取得部131で取得した映像中に手200が存在することを検出したか否かを判断する。この判断の結果、映像取得部131で取得した映像中に手200が存在することを検出していない(即ち、映像中に手200が存在しないことを検出している)場合には、検出部132が映像中に手200が存在することを検出するまで、ステップS201で待機する。
一方、ステップS201の判断の結果、映像取得部131で取得した映像中に手200が存在することを検出した場合には、情報処理装置130による制御に基づいて指示装置120から手200の生体情報を取得するための撮影を行う旨の指示を行い、その後、ステップS202に進む。
ステップS202に進むと、検出部132は、図4(a)に示すようにしてカメラ110で撮影され、映像取得部131で取得された手200(手200の甲)の映像に基づいて、手200の生体情報を検出する。ここで、本実施形態では、手200の生体情報として、図3に示すように、手の形及び指の形などが検出されることになる。
続いて、ステップS203において、認証部135における生体認証部1351は、個人情報記憶部134に登録されている図3に示す手の生体情報と、ステップS202で検出された手200の生体情報との照合を行い、生体認証がOKであるか否かを判断する。具体的に、ステップS203では、個人情報記憶部134に登録された手の生体情報の中に、ステップS202で検出された手200の生体情報と合致すると判定できるものがあるか否かを判断し、合致すると判定できるものがある場合には、生体認証がOKであると判断される。換言すれば、ステップS203では、現在、個人認証を行っている認証対象者が、予め個人情報記憶部134に登録されている登録者であるか否かが判断される。
ステップS203の判断の結果、生体認証がNGである(即ち、現在、個人認証を行っている認証対象者が登録者でない)場合には、個人認証システム100は、個人情報登録処理モードに移行する。そして、この場合、指示装置120から、生体認証がNGであり個人情報登録処理モードに移行する旨の指示がなされ、図5に示すフローチャートの処理が行われることになる。
一方、ステップS203の判断の結果、生体認証がOKである(即ち、現在、個人認証を行っている認証対象者が登録者である)場合には、ステップS204に進む。ステップS204に進むと、認証部135は、ステップS203において、検出部132で検出された手200の生体情報と合致すると判定された個人情報記憶部134の手の生体情報におけるID番号を抽出し、認証対象の個人情報におけるID番号を決定する。
続いて、ステップS205において、情報処理装置130は、認証対象者に対して、指示装置120からパスワード情報を要求する指示を行う。本実施形態では、例えば、図4(b)に示すように、「あなたの名前を漢字で入力してください。」とのパスワード情報を要求する指示を行う。
続いて、ステップS206において、検出部132は、カメラ110において撮影され、映像取得部131で取得された手200の映像から、手200の指先点の検出を行う。具体的に、図4(b)に示す例では、手200の人差し指における指先点の検出が行われる。
続いて、ステップS207において、検出部132は、ステップS206で検出した手200の指(図4(b)に示す例では人差し指)で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する。
続いて、ステップS208において、認証部135におけるパスワード認証部1352は、ステップS204で決定されたID番号の認証対象者における図3に示すパスワード情報と、ステップS207で検出された手書き文字情報との照合を行い、パスワード認証がOKであるか否かを判断する。具体的に、ステップS208では、ステップS204で決定されたID番号の認証対象者における図3に示すパスワード情報と、ステップS207で検出された手書き文字情報とが合致すれば、パスワード認証がOKと判断される。
ステップS208の判断の結果、パスワード認証がOKである場合には、ステップS209に進む。ステップS209に進むと、検出部132は、ステップS206で検出した手200の指(図4(b)に示す例では人差し指)で描かれた手書き文字に係る特徴を示す手書き文字特徴情報を検出する。ここで、本実施形態では、手書き文字特徴情報として、図3及び図4(c)に示すように、手書き文字の形、手書き文字の筆順、及び、手書き文字のスピードなどが検出されることになる。
続いて、ステップS210において、認証部135における手書き文字特徴認証部1353は、ステップS204で決定されたID番号の認証対象者における図3に示す手書き文字特徴情報と、ステップS209で検出された手書き文字特徴情報との照合を行い、手書き文字特徴認証がOKであるか否かを判断する。具体的に、ステップS210では、ステップS204で決定されたID番号の認証対象者における図3に示す手書き文字特徴情報と、ステップS209で検出された手書き文字特徴情報とが合致したと判断された場合には、手書き文字特徴認証がOKと判断される。このステップS210における手書き文字特徴認証において、署名動作の認証(行動様式による認証)がなされることになる。
ステップS210の判断の結果、手書き文字特徴認証がOKである場合には、ステップS211に進む。ステップS211に進むと、認証部135は、ステップS203の生体認証部1351による生体認証、ステップS208のパスワード認証部1352によるパスワード認証、及び、ステップS210の手書き文字特徴認証部1353による手書き文字特徴認証の全ての認証がOKとなったことから、当該認証対象者における個人認証をOKとする処理を行う。その後、認証部135は、個人認証OKの結果を認証結果情報として、認証結果情報記憶部136に記憶する。
一方、ステップS208でパスワード認証がNGであると判断された場合、或いは、ステップS210で手書き文字特徴認証がNGであると判断された場合には、ステップS212に進む。ステップS212に進むと、認証部135は、ステップS208のパスワード認証部1352によるパスワード認証、又は、ステップS210の手書き文字特徴認証部1353による手書き文字特徴認証がNGとなったことから、当該認証対象者における個人認証をNGとする処理を行う。その後、認証部135は、個人認証NGの結果を認証結果情報として、認証結果情報記憶部136に記憶する。
ステップS211の処理が終了した場合、或いは、ステップS212の処理が終了した場合には、ステップS213に進む。ステップS213に進むと、情報処理装置130は、認証結果情報記憶部136に記憶されている認証結果情報を表示装置140に表示する。これにより、ステップS212で個人認証NGとされた場合には、表示装置140に個人認証NGである旨の表示がなされ、ステップS211で個人認証OKとされた場合には、表示装置140に個人認証OKである旨の表示がなされる。また、情報処理装置130は、必要に応じて、例えば、認証結果情報記憶部136に記憶されている認証結果情報を、指示装置120から当該認証対象者に報知したり、ネットワーク(不図示)を介して外部装置に送信したりする。
以上のステップS201〜ステップS213の処理を経ることにより、生体認証、パスワード認証、及び、手書き文字特徴認証による段階的な個人認証処理が行われる。
なお、本実施形態では、手の生体情報として、図3に示すように、手の形や指の形などの例を示したが、さらに、例えば、手の大きさや長さ、指の大きさや長さ、手の色、爪の形、指の太さなどを適用することも可能である。
また、本実施形態では、手書き文字特徴情報として、手書き文字の形、手書き文字の筆順、及び、手書き文字のスピードの3つの特徴情報を適用した例を示している。この点、本実施形態の手書き文字特徴認証においては、この3つの特徴情報の全てが合致しているか否かを判断し、この3つの特徴情報の全てが合致している場合に、手書き文字特徴認証がOKと判断される。これは、例えば、手書き文字のスピードが合致せずに登録されたものよりもゆっくり書かれた場合に、手書き文字の形を似せて書くことも可能であり、このような場合であっても、手書き文字特徴認証NGと判断できるようにするためである。
以上説明したように、本実施形態の個人認証システム100では、カメラ110において撮影され、映像取得部131で取得された手200の映像に基づいて、検出部132で当該手200の生体情報、及び、当該手200の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出し、検出部132で検出された手200の生体情報を用いて生体認証部1351で生体認証を行い、また、生体認証部1351による生体認証の結果に応じて、検出部132で検出された手書き文字情報を用いてパスワード認証部1352でパスワード認証を行うようにしている。即ち、本実施形態の個人認証システム100では、手200の生体情報をキーとし、当該個人認証システム100が指示するパスワードの指先署名による手書き文字情報に基づいて、個人認証を行うようにしている。
かかる構成によれば、個人認証を行う際に、手200の映像に基づいて認証処理を行うため、非接触で個人認証を行うことができ、且つ、仮に、手200の生体情報が漏洩した場合であっても手書き文字情報を用いたパスワード認証を併せて行っているため、従来よりもセキュリティ性の向上を実現することができる。
また、本実施形態の個人認証システム100では、更に、検出部132において、手200の指で描かれた手書き文字に係る特徴を示す手書き文字特徴情報を検出し、パスワード認証部1352によるパスワード認証の結果に応じて、検出部132で検出された手書き文字特徴情報を用いて手書き文字特徴認証部1353で手書き文字特徴認証を行うようにしている。
かかる構成によれば、個人認証を行う際に、手200の生体情報による生体認証及び手書き文字情報によるパスワード認証に加えて、更に、手書き文字特徴情報による手書き文字特徴認証を行うようにしたので、セキュリティ性の更なる向上を実現することができる。
上述したように、本実施形態の個人認証システム100は、手200の生体情報による生体認証に加えて、手200の指先署名による対話型の認証システムを提供するものである。即ち、本実施形態の個人認証システム100は、カメラ110から得られた手及び指の映像を入力デバイスとすることによって、生体認証、当該個人認証システム100から指示されたパスワードによるパスワード認証、及び、手書き文字の形や筆順、スピードなどの署名時の特徴(行動様式)による手書き文字特徴認証を効果的に複合し、堅牢な認証システムを提供することが可能となる。また、本実施形態の個人認証システム100は、複合型の複雑な認証システムであるが、対話型(即ち、指示装置120から認証対象者に対してその都度指示を行う)の認証システムであるため、認証対象者は、複合型の複雑な認証システムであることを意識すること無く利用することができ、認証対象者の負担をより軽減させた認証システムを提供することが可能となる。また、不正認証対象者の生体情報や行動様式等に関する情報が収集可能であり、これにより、不正認証対象者の監視及び発見が容易となる。また、本実施形態の個人認証システム100では、生体認証がOKとなった際に(S203/YES)、ID番号を決定する処理を行うため(S204)、認証対象者は、別途、氏名やIDカード等を呈示する必要がない。また、本実施形態の個人認証システム100では、生体認証、パスワード認証、及び、手書き文字特徴認証を段階的に行うことにより、万が一、生体情報やパスワード情報の漏洩に対しても、より安全な認証を行うことが可能である。
前述した本実施形態に係る個人認証システム100の情報処理装置130における図2の各機能構成、並びに当該個人認証システム100における処理手順を示す図5及び図6の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る個人認証システム100の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係る個人認証システム100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係る個人認証システム100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態に係る個人認証システムの外観の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る個人認証システムの機能構成の一例を示す模式図である。 個人情報登録部により個人情報記憶部に登録された個人情報の一例を示す模式図である。 認証部における生体認証部、パスワード認証部、及び手書き文字特徴認証部の各認証処理の一例を示すイメージ図である。 本発明の実施形態に係る個人認証システムの個人情報登録部による個人情報登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る個人認証システムにおける個人認証方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 個人認証システム
110 カメラ
120 指示装置
130 情報処理装置
131 映像取得部
132 検出部
133 個人情報登録部
134 個人情報記憶部
135 認証部
1351 生体認証部
1352 パスワード認証部
1353 手書き文字特徴認証部
136 認証結果情報記憶部
140 表示装置
150 操作入力装置
150a キーボード
150b マウス
200 認証対象者の手

Claims (6)

  1. 手の撮影を行うカメラと、
    前記カメラにおいて撮影された手の映像を取得する映像取得部と、
    前記映像取得部で取得した手の映像に基づいて、当該手の生体情報、及び、当該手の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する検出部と、
    前記手の生体情報を用いて生体認証を行う生体認証部と、
    前記生体認証部による生体認証の結果に応じて、前記手書き文字情報を用いてパスワード認証を行うパスワード認証部と
    を有することを特徴とする個人認証システム。
  2. 前記検出部は、前記手書き文字に係る特徴を示す手書き文字特徴情報を更に検出するものであり、
    前記パスワード認証部によるパスワード認証の結果に応じて、前記手書き文字特徴情報を用いて手書き文字特徴認証を行う手書き文字特徴認証部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の個人認証システム。
  3. 認証対象者の手の生体情報、当該認証対象者におけるパスワード情報、及び、当該認証対象者が前記パスワード情報を手書き文字とした際の特徴を示す手書き文字特徴情報を、認証対象者ごとに個人情報として予め登録する処理を行う個人情報登録部を更に有し、
    前記生体認証部は、前記個人情報登録部により認証対象者ごとに登録された手の生体情報と、前記検出部で検出された手の生体情報との照合の結果に基づいて、前記生体認証を行い、
    前記パスワード認証部は、前記個人情報登録部により登録され、前記生体認証部により認定された認証対象者における前記パスワード情報と、前記検出部で検出された手書き文字情報との照合の結果に基づいて、前記パスワード認証を行い、
    前記手書き文字特徴認証部は、前記個人情報登録部により登録され、前記生体認証部により認定された認証対象者における手書き文字特徴情報と、前記検出部で検出された手書き文字特徴情報との照合の結果に基づいて、前記手書き文字特徴認証を行うことを特徴とする請求項2に記載の個人認証システム。
  4. 前記パスワード情報を要求する指示を行う指示装置を更に有し、
    前記手書き文字情報は、前記指示装置により前記パスワード情報を要求する指示が行われた後に、前記検出部で検出された前記手書き文字による情報であることを特徴とする請求項3に記載の個人認証システム。
  5. 前記手書き文字特徴情報は、前記手書き文字の形、前記手書き文字の筆順、及び、前記手書き文字のスピードの3つの情報を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の個人認証システム。
  6. 手の撮影を行うカメラを備えた個人認証システムにおける個人認証方法であって、
    前記カメラにおいて撮影された手の映像を取得する映像取得ステップと、
    前記映像取得ステップで取得された手の映像に基づいて、当該手の生体情報、及び、当該手の指で描かれた手書き文字による手書き文字情報を検出する検出ステップと、
    前記手の生体情報を用いて生体認証を行う生体認証ステップと、
    前記生体認証ステップによる生体認証の結果に応じて、前記手書き文字情報を用いてパスワード認証を行うパスワード認証ステップと
    を有することを特徴とする個人認証方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014186729A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Samsung Electronics Co Ltd データ保存方法及びその方法を処理する電子装置
JP2015228231A (ja) * 2015-07-10 2015-12-17 カシオ計算機株式会社 ユーザ認証装置及びプログラム

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