JP2009061785A - インク充填装置、及びインク充填用の治具 - Google Patents

インク充填装置、及びインク充填用の治具 Download PDF

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Abstract

【課題】インクカートリッジのインク充填装置およびインク充填用の治具を提供する。
【解決手段】インクを貯留するインクカートリッジ1の一側にインク室を大気に連通させる大気導入口とした連通室50とインク室のインクを外部に供給するインク供給口とした連通室30とを設け、記録装置本体に装着されたとき、開放可能な弁装置23、24を設けたインクカートリッジにインクを充填する。容器及び該容器の内部容積を変化可能なピストンを有するインク注入器130は、大気導入口及びインク供給口に対応する弁部材の一方を開放させる治具を介してインクカートリッジの一側に接続されている。インクを充填する際には、減圧器140のピストンを拡大する方向へ移動させ、インク室16内が減圧され、インク注入器130より、インクがインク室に充填される。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクカートリッジのインク充填装置、及びインク充填用の治具に関するものである。
特開2001−113723号公報(特許文献1)に開示されているように、インクカートリッジのインクは、インクジェット記録装置に取り付けられて消費される。
インクが無くなった場合には、そのインクカートリッジを廃棄し、新しいインクカートリッジを購入して使用していたが、インクカートリッジを廃棄すると環境を汚染すると共に、有限な地球の資源を無駄に消費することになり、インクカートリッジの再利用が求められている。インクカートリッジにインクを再度充填する方法としては、ドリルなどでケースに開口を形成し、その開口からインクを充填する方法があるが、特開平7−60984号公報(特許文献2)に開示されているように、この方法の場合には、ドリルによるケースの開口の際に、切りくずがケース内に入り、記録装置のヘッドのインク吐出口を詰まらせる原因となる。また、ドリル等により形成された開口を完全に封止するのは困難でありインク漏れの原因となったり、インクヘッドから正常なインクの吐出が行えなくなるなどの不具合が生じる。
また、インクカートリッジにインクを充填する際にインクカートリッジ内に気体が存在するため、充填効率が悪く、充填する速度が遅いという問題点がある。
特開2001−113723号公報 特開平7−60984号公報
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、インクカートリッジのインク充填装置、及び治具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、インクを貯留するインク室を有するインクカートリッジの一側にインク室を大気に連通させる大気導入口と前記インク室のインクを外部に供給するインク供給口とを設け、該大気導入口及びインク供給口に常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢され、記録装置本体に装着されたとき、開放可能な第1及び第2の弁部材を設けたインクカートリッジにインクを充填するインク充填装置であって、前記大気導入口及びインク供給口に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放させる治具を介して接続され、容器及び該容器の内部容積を変化可能なピストンを有する注射器と、インクを貯留するインク貯留部とを備え、前記容器の内部容積が増える方向に前記ピストンを移動させて前記インク室から前記注射器の容器に気体を吸引させ、前記容器に吸引された気体の量に基づいて、前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して、前記インク貯留部から前記インク室にインクを充填する。
請求項2に記載の発明は、前記治具は、前記インク室と前記注射器の容器とを連通させる第1の連通路を備えており、前記治具をインクカートリッジに装着したとき、前記大気導入口及びインク供給口の一方に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放位置に移動させ、前記第1の弁部材又は第2の弁部材を介して前記インク室から前記注射器の容器に気体を吸引可能とする第2の操作部を有する。
請求項3に記載の発明は、前記治具は、前記インク貯留部と前記インク室を連通させる第2の連通路を備えており、前記大気導入口及びインク供給口の他方に対応する前記第1の弁部材又は第2の弁部材を開放位置に移動させ、前記第1の弁部材又は第2の弁部材を介して前記インク貯留部から前記インク室にインクを供給可能とする第1の操作部を有する。
請求項4に記載の発明は、前記治具は、前記インクカートリッジの一壁側に当接する当接面を有し、前記当接面を前記インクカートリッジの一壁側に当接させたとき、前記第1及び第2の操作部が前記第1及び第2の弁部材を開放位置に保持する保持部を有する。
請求項5に記載の発明は、前記インクカートリッジは、前記インク供給口から前記インク室に向かうインクの流れを阻止する逆止弁を備えており、前記インク貯留部は、前記第1の連通路を介して前記大気導入口に接続される。
請求項6に記載の発明は、前記大気導入口に対応した第2の弁部材の第2操作部は、インクカートリッジの一側から突出する凸部を有する。
請求項7に記載の発明は、インクを貯留するインク室を有するインクカートリッジの一側に、前記インク室内に大気を導入するための大気導入口、及び前記インク室内のインクを記録装置本体に供給するためのインク供給口を開口し、その大気導入口及びインク供給口を常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢される第1及び第2の弁部材を有するインクカートリッジのインク室内を減圧するための減圧器を接続するために使用される治具であって、前記治具は、前記大気導入口及びインク供給口に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放位置に移動させる操作部と、前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して前記インク室内と連通する内部流路と、前記インクカートリッジに装着したとき、前記操作部を前記第1及び第2の弁部材の一方を開放状態で保持する保持部と、前記内部流路に減圧器を接続可能な接続部と、を備える。
本発明のインク充填装置によれば、インク室内に効率よく速く消費されたインクカートリッジにインクを充填することがきる。
本発明の治具によれば、簡単な作業でインク室内を減圧でき、適切にしかも速く消費されたインクカートリッジにインクを充填することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。この実施例では、2種類のインクカートリッジ、インクカートリッジ1およびインクカートリッジ100について、インクを充填する方法およびインクを充填する場合に用いる装置について説明する。まず、第1のインクカートリッジ1について説明する。
図1は、本発明の実施例における第1のインクカートリッジ1と、そのインクカートリ
ッジ1を装着するインクジェット記録装置2とを示した概略図である。
インクカートリッジ1は、インクを吐出する記録ヘッド7を備えたインクジェット記録装置2に着脱可能に構成され、記録ヘッド7に供給するインクを貯留するためのものである。
インクカートリッジ1は、上面を開放した中空箱状の本体ケース1aと、その本体ケース1aの開放上面を密閉する蓋1bとを備え、記録ヘッド7に供給するインクは本体ケース1aの内部に形成されるインク室16(図2参照)に貯留されている。尚、インクジェット記録装置2には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填された複数個のインクカートリッジが装着される。
インクジェット記録装置2は、インクカートリッジ1を着脱可能に装着する装着部3と、インクカートリッジ1からインク供給チューブ4を介して供給されるインクを貯留するタンク5と、そのタンク5に貯留されたインクを記録用紙6に向けて吐出する記録ヘッド7と、タンク5と記録ヘッド7とが搭載され水平方向に往復動作するキャリッジ8と、そのキャリッジ8が往復移動するガイドとなるキャリッジ軸9と、記録用紙6を搬送する搬送機構10と、パージ装置11とを備えている。
装着部3は、ベース部3aと、そのベース部3aの両側から立設するガイド部3bとから成り、ガイド部3bに挟まれたベース部3aには、インクカートリッジ1内に貯留されたインクを抽出する中空状のインク抽出管12と、インクカートリッジ1内に大気を導入する中空状の大気導入管13とが配設されている。インク抽出管12および大気導入管13は、後述する弁部材と当接したとき内部流路と外部との連通を確保するための連通口81を上端に有している。
このインク抽出管12の一端側には、インク供給チューブ4が連結され、インク抽出管12は、インク供給チューブ4を介してタンク5と連通されている。大気導入管13の一端側には、大気導入チューブ15が連結され、大気導入管13は、大気導入チューブ15を介して大気と連通されている。
インクカートリッジ1は装着部3に対して垂直方向(矢印X方向)から装着される。この際、インク抽出管12と大気導入管13とは、インクカートリッジ1の内部に備えられた各弁装置23および24の弁部材32に当接し、その各弁部材32をインク室16側に押し上げ、インク室16の内部と連通する。
記録ヘッド7には、記録用紙6と対向する面に複数のノズル孔が備えられ、圧電素子からなるアクチュエータを駆動することによって、ノズル孔からタンク5に貯留されたインクが記録用紙6に向けて吐出される。尚、実際に記録動作をする場合には、記録ヘッド7を搭載したキャリッジ8が往復移動しながら、記録用紙6に記録が行われる。
また、記録ヘッド7は、装着部3よりも上方に配置されており、ノズル孔内のインクは、装着部3に装着されたインクカートリッジ1とノズル孔との水頭差により負の圧力(背圧)が与えられている。
パージ装置11は、記録範囲外であって記録ヘッド7に対向するように配置されており、記録ヘッド7のノズル孔形成面を覆うパージキャップ11aと、パージキャップ11aと連通する廃インクチューブ11bと、廃インクチューブ11bを介してノズル孔からインクを吸引するポンプ11cとを備えている。
パージ処理を実行する場合には、キャリッジ8をパージ処理実行位置に移動させ、記録ヘッド7のノズル孔形成面をパージキャップ11aで覆う。この状態でポンプ11cを駆動して、記録ヘッド7の内部に溜まる気泡などを含んだ不良インクを吸引する。吸引された不良インクは、廃インクチューブ11bを介して図示しない廃インクタンクに貯められる。なお、記録動作やパージ処理は、インクジェット記録装置2に搭載された中央演算装置であるCPU(図示せず)の下で制御される。
次に、図2及び図3を参照して、インクカートリッジ1のインクジェット記録装置2へ装着されるジョイント部分(図1のA部分)の構成について説明する。図2は、インクジェット記録装置2に装着する前の状態を示すジョイント部分の断面図である。図3は、弁部材32を拡大して示す斜視図である。
インクカートリッジ1の本体ケース1aは、筒状外周壁の内部を上下に区画する仕切壁1cをその筒状外周壁と一体に形成し、上部の区画をインク室16とし、また仕切壁1cの下側に、下方へ開放した2つの連通室30,50を有している。インクカートリッジ1を装着部3に装着したとき、一方の連通室30にはインク抽出管12が、他方の連通室50には大気導入管13がそれぞれ挿入される。一方の連通室30の下端開口部は、インク供給口、他方の連通室50の下端開口部は大気導入口としてそれぞれ機能する。
一方の連通室30の天井部にあたる仕切壁1cには、インク室16と連通室30とを連通する連通孔21が形成され、仕切壁1cから連通孔21を囲んで垂下した筒状壁22の下端に、連通孔21を閉塞する薄膜部材31が、本体ケース1aと一体に樹脂材料により形成されている。また、他方の連通室50の天井部にあたる仕切壁1cにも、インク室16と連通室50とを連通する連通孔26が形成され、仕切壁1cから連通孔26を囲んで垂下した筒状壁27の下端に、連通孔26を閉塞する薄膜部材51が、本体ケース1aと一体に樹脂材料により形成されている。これにより、インク室16内のインクは、後述するように薄膜部材31,51が破断されるまでは、本体ケース1aと蓋1bとにより確実に封入されている。大気導入管13側の薄膜部材51は、インク抽出管12側の薄膜部材31よりも後述する破断部72との間隔が小さくなるように、筒状壁27の仕切壁1cからの垂下量が筒状壁22の垂下量よりも大きく形成されている。
また、連通孔26から筒部材25がインク室16内に突出して設けられ、その筒部材25の上端は、インク室16内のインク液面よりも上に開口しており、大気導入管13から導入された大気を筒部材25を経てインク室16の上部に導くようにしている。
本体ケース1aに形成された連通室30には弁装置23が固着され、連通室50には弁装置24が固着されている。弁装置23と弁装置24とは、同一であり、代表して弁装置23について以下に説明する。
弁装置23は、ゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材46と、樹脂材料で構成された弁部材32とを備えている。支持部材46は、ほぼ円筒形の外形をなし、その軸線方向の中間部に弁座部46a、その弁座部46aよりもインク室16側に付勢部46b、付勢部46bとは反対側へ弁座部46aから延びる円筒部35、その円筒部35の外周に間隔を置いて平行に延びる外周壁33とを一体に成形して構成される。弁部材32は、付勢部46bによって弁座部46aに当接する方向に付勢されてその付勢部46b内に収容されている。
外周壁33は、本体ケース1a外部側となる端部に半径方向外方に突起した取付部33aを有し、その取付部33aよりインク室16側となる外周壁33の部分及び付勢部46bが取付部33aの外径よりも小さな外径となるよう構成されている。また、連通室30は、付勢部46bを収納する部分と、その部分に対しインク室16と反対側に取付部33aを収納するために段状面44を介して外側へ径が大きくなる部分を有している。
弁座部46aはその中央に軸線方向に貫通した開口41を有する。円筒部35は、インクカートリッジ1が装着部3に装着されたとき、インク抽出管12に対してシール手段を形成するもので、インク抽出管12が挿入される誘導路40を有し、その誘導路40を開口41と連通した状態で弁座部46aから一体に連接されている。誘導路40のインク抽出管12の挿入側端部は、外方に向け拡大するテーパ形に形成されている。
付勢部46bは、弁座部46aの外周からインク室16側に円筒状に立ち上がった側壁部36と、その側壁部36と連接し弁部材32のインク室16側に当接するように内側に張り出した張出部37とにより形成され、張出部37の中央に開口37aを有している。付勢部46bは、弁部材32を弁座部46aに当接させる方向に、側壁部36と張出部37との弾性力により弁部材32を付勢し、常態では弁部材32を弁座部46aに密着させている。また、インク抽出管12が誘導路40に侵入して弁部材32をインク室16側に押し上げることで、側壁部36が伸び張出部37が傾斜して弁部材32と弁座部46aとの間にインク流路のための隙間が形成される。
次に、図3を参照して弁部材32について説明する。弁部材32は、支持部材46の弁座部46aと当接する底部70と、その底部70の外周よりインク室16側に円筒状に延びる弁側壁部71と、底部70の略中心部に弁側壁部71よりもインク室16側に突出し、そのインク室16側の先端が尖形に形成された破断部72とを備えている。
底部70は、その外周寄り位置に複数の連通孔38を上下に貫通して有し、またその弁座部46aと対向する端面に、連通孔38よりも中心側でかつ開口41よりも外側となる位置に、弁座部46a側に突起し環状に形成された突起部材39(図2参照)を有している。弁部材32が支持部材46内に収納された状態で、弁側壁部71は、付勢部46bの張出部37の下面に密着しかつ押圧され、その押圧により、突起部材39は、弁座部46aを弾性変形させてその弁座部46aの上面に密着する。
破断部72は、張出部37の開口37aを通って突出し、先端76と薄膜部材31との間に隙間をあけて薄膜部材31と対向配置される。先端76は、薄膜部材31を破断可能な尖形に形成されている。
次に、図4を参照して、インクカートリッジ1がインクジェット記録装置2に装着される場合の弁装置23の動作を説明する。
インクカートリッジ1が装着部3に装着されると、インク抽出管12は、誘導路40内に侵入し(図4(a))、誘導路40内面に、インクの漏出を阻止する状態で密着する。インク抽出管12と弁部材32とが当接して弁部材32がインク室16側に押されると(図4(b))、付勢部46bの弾性に抗して弁部材32が弁座部46aから離れて押し上げられる。さらに、弁部材32が押し上げられると、破断部72の先端76が薄膜部材31に当接してその薄膜部材31を破断する。その結果、インク室16内のインクは、連通室30に供給され、弁装置23の上端の開口37aに入り、弁部材32の連通孔38から、弁部材32の下面と弁座部46aの上面との間を通り、連通口81からインク抽出管12内に入り(インクの流路B)、記録ヘッド7に供給される。
一方、上記インク抽出管12の侵入と同時に、大気導入管13も連通室50側の弁装置24に侵入し、同装置内の弁部材32を押し上げる。大気導入管13側の薄膜部材51は、インク抽出管12側の薄膜部材31よりも破断部72の先端76との間隔が小さいから、インク抽出管12側の薄膜部材31よりも早く破断される。
装着したインクカートリッジ1をインクジェット記録装置2から取り外すべく、インクカートリッジ1を装着部3から引き上げると、インク抽出管12および大気導入管13が対応する各弁部材32と離れると共に、付勢部46bの付勢作用によって各弁部材32は、弁座部46aに密着した状態に戻る。このとき、弁部材32の弁座部46aと対向する面には環状の突起部材39が設けられているので、確実にインク室16が密閉され、インク漏れが防止される。また、インク抽出管12側の弁座部46aの開口41近傍に残留しているインクは、その上部が弁部材32によって閉塞されて大気圧が作用していないことと、誘導路40が小径(直径約2mm)であることで、その位置でメニスカスを形成して保持され、外部に垂れることはない。
次に、図5を参照して、第2のインクカートリッジ100について説明する。図5(a)は、インクジェット記録装置2に装着する前の状態を、図5(b)は、インクジェット記録装置2に装着した状態を示すジョイント部分の断面図である。なお、インクカートリッジ1と同じ形状および機能を持つ部分には、同じ部番を付している。
装着部3は、インクカートリッジ100内に貯留されたインクを抽出する中空状のインク抽出管12と、インクカートリッジ100内に大気を供給する開口91とが配設されている。インク抽出管12の上端には、内部流路を外周に開口させる連通口81が形成され、その上端が弁部材32と当接した状態で内部流路とインク室16との連通が連通口81によって確保される。ベース部3a上面のインク抽出管12周囲には、スポンジ等の多孔質弾性体3cが配置され、弁装置23から万が一漏れたインクをその多孔質弾性体によって吸収することができる。インク抽出管12下端は、インク供給チューブ4と接続されている。
大気供給側では、装着部3に、弁装置24と対向する位置に凹部3dが形成され、凹部3dは、インクカートリッジが装着されたとき、シール部63が嵌合する大きさを有する。この凹部の3dの底には、シール部63よりも内側で操作部材67の下端と対向しない位置に大気供給口91が形成されている。装着部を構成する壁の下面には、溝状の大気供給流路92が形成され、その大気供給流路92の他端は図示しない大気取入口に接続されている。
インクカートリッジ100の本体ケース1aは、筒状外周壁と底壁1eとにより上面を開放した形状に形成したインク室16を有し、底面を覆うキャップ部材1fを備える。また、底壁1eの下側に、下端開口部をインク供給口、大気導入口とした2つの連通室30,50が形成され、連通室30には弁装置23が、連通室50には弁装置24が固着される。
大気導入側の連通室50の上部に続いて連通孔26がテーパー状に形成され、それらに連通して筒部材25が底壁1eから一体に立ち上がって形成され、筒部材25の上端は、インク室16内のインク液面よりも上に開口している。
連通室30とインク室16との間の底壁1eには、その両者を連通する連通孔21が形成され、その連通孔21に対向して逆止弁60が設けられている。逆止弁60は、連通孔21の下面に対向する傘状の弾性膜部60bと、その膜部を一端に支持する軸部60cとを合成樹脂材料にて一体成形して構成されている。軸部60cは底壁1eの貫通孔に上下摺動可能に挿通され、常態では、膜部60bが連通孔21と間隔を置いた位置で、膨出部60aを底壁1eの上面に当接させ、インク室16から弁装置23へ向かうインクの流れを可能にしている。インク抽出管12側からインク室16へ向かう流れが生じたとき、膜部60bが上昇して連通孔21を塞ぎ、その流れを阻止する。インクカートリッジは、使用前には減圧状態で包装されているため、インクカートリッジをインクジェット記録装置に装着するとき、仮に大気導入側の弁装置24よりも先にインク供給側の弁装置23が開放すると、インク抽出管12側からインク室16へ向かう流れが生じることになるので、逆止弁60によってこれを防止している。
弁装置23は、実施例のインクカートリッジ1の弁装置23と同様に、ゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材46と、樹脂材料で構成された弁部材32とを備えている。支持部材46は、インクカートリッジ1の支持部材46と基本的には同じ構造を有する
ものであり、外周壁33と取付部33aとが弁座部46aとほぼ同一平面上に形成されている。その取付部33aは、連通室30,50の一部として形成された段状面44と、キャップ部材1fとの間に挟んで固定され、それにより、弁装置23は本体ケース1aに対して固定されている。付勢部46bは、弁座部46aの外周からインク室16側に円筒状に立ち上がった側壁部36と、その側壁部36と連接し弁部材32のインク室16側に当接するように内側に張り出した張出部37とにより形成され、張出部37の中央に開口37aを有している。付勢部46bは、弁部材32を弁座部46aに当接させる方向に、側壁部36と張出部37との弾性力により弁部材32を付勢し、常態では弁部材32を弁座部46aに密着させている。
図6は、弁部材32の詳細を示す図である。弁部材32は、インクカートリッジ1の弁部材32と基本的に同一であって底部70と、その底部70の外周より垂直で上方にかつ円筒状に延びる弁側壁部71とからなる。連通孔38は、複数箇所において底部70と弁側壁部71とに渡って連続して形成されている。底部70の弁座部46aと当接する側には、連通孔38よりも中心側でかつ開口41よりも外側となる位置に、突起39が環状に形成され、弁部材32が閉じられている場合は、弁座部46aと密着する。
弁装置24は、弁装置23と同様にゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材46と、樹脂材料で構成された弁部材65とを備えている。支持部材46は、弁装置23の支持部材46と同様に弁座部46a、付勢部46b、取付部33aを一体に成形して構成され、これらの機能は弁装置23のものと同一であるのでその説明を省略する。
弁座部46aには、後述する弁部材65の操作部材67が挿通される貫通口41が形成され、弁座部46aの下部には貫通口41の周囲を囲むように円筒状のシール部63が一体に形成されている。
図7は、弁部材65の詳細を示す図である。弁部材65は、図6に示す弁部材32と同様に、弁部68に底部57と、弁側壁部56とを備え、その他連通路58などの詳細な構成は、図6を参照して説明した通りであるので、説明を省略する。
この実施例において底部57は、上面から垂直に立ち上げられた円筒部材66を有する。インクカートリッジ100を装着部3に正常に装着したとき、弁座部46aから弁部材65が押し上げられても、円筒部材66は上端を筒部材25内面と間隔を置いて位置し、インク室16と弁座部46aの開口41との連通を確保している。付勢部63bの付勢に抗して必要以上に弁部材65を上方へ移動した場合には、円筒部材66の先端が筒部材25の内面に嵌合し、両者の摩擦力により嵌合状態に保持され、連通室50とインク室16との連通を遮断することになる。
また、底部57は、開口41から露出する面にその開口41から垂直に下方に延設された操作部材67を有する。操作部材67の外周には軸線方向に延びる複数の凹み67aが形成されている。
図5(a)は、インクカートリッジ1がインクジェット記録装置2の装着部3に装着される前の状態を示す図であって、操作部材67の下端は、シール部63の最下端より少し上方に位置するように配設されている。この状態では、インク供給側の弁部材32も大気導入側の弁部材65もそれぞれ支持部材46の弁座部46aに押しつけられていて、各弁装置は、開放されていない。
以上説明したインクカートリッジ100が装着部3に装着されると、インク抽出管12が誘導路40に挿入され、弁部材32を押し上げる。弁部材32は、付勢部46bの張出部37を押し上げ、側壁部36を伸長させて弁座部46aから離れる。その結果、弁部材32に形成されている連通孔38を通して、連通室30とインク抽出管12とが連通される。
大気導入側は、凹部3dの底に操作部材67の先端が当接し、操作部材67を介して弁部材65が弁座部46aに対し、相対的に押し上げられる。同時にシール部63の下端が凹部3dの底に密着し、大気導入口91が開放された弁装置24を介してインク室16と連通される。
つぎに、上記2種類のインクカートリッジ1および100にインクを充填する方法およびその際に使用するインク充填装置120について説明する。
図8は、インクカートリッジ1にインク充填装置120を装着する前の状態を示す図であり、図9は、インク充填装置120を構成する部材の斜視図である。インク充填装置120は、治具121と、インク注入器130と、減圧器140とにより構成される。治具121は、インクカートリッジ1の底部下面に当接する平板状の基板部121aとインクカートリッジ1の底部側面に当接する立ち上がり部121bを有し、基板部121aには、弁装置23、24を開放操作するための操作部122a、123aが平行に突出して備えられている。この2つの操作部122a、123aの間隔は、インクカートリッジ1のインク抽出側の弁装置23の中心と大気導入側の弁装置24の中心との間隔に等しく形成されている。これら各操作部122a、123aは、管状部材122、123の一部として形成され、管状部材122、123は、基板部121aに着脱可能に固定されている。
管状部材122と管状部材123とは、同形状であり、操作部122a、123aと雄ねじ部122c、123cとノブ122d、123dと接続部122e、123eとにより構成されている。操作部122aは、弁装置24に挿入される部分であり、大気導入管とほぼ同形状、同寸法の中空管状に形成されている。操作部123aは、弁装置23に挿入される部分であり、インク抽出管12とほぼ同形状、同寸法の中空管状に形成されている。
各操作部122a、123aの先端には、欠切した溝状の連通口122b、123bが4カ所、等間隔に形成され、操作部122a、123aが弁部材32と当接したとき内部流路を外部と連通させる。管状部材122、123は、それぞれ雄ねじ部122c、123cを基板部121aに貫通形成した雌ねじ部121cに対しねじ込むことにより基板部121aに着脱可能に固定される。ノブ122d、123dは、その着脱のために指で操作される部分である。
管状部材122、123が基板部121aに固定された状態で、基板部121aにおけるインクカートリッジ1の底部下面との当接面121dから操作部122a、123aの先端までの距離Lは、基板部121aが当接面121dをインクカートリッジ1の底部下面と当接させたときに、操作部122a、123aが弁部材32を弁座部46aから離し、かつ弁部材32が張出部37から抜け出すことがない距離である。
操作部122a、123aの内部流路をインク注入器130及び減圧器140と接続するための接続部122e、123eは、基板部121aに対して操作部122a、123aとは反対側に開口し操作部122a、123aの内部流路と連通して設けられている。その接続部122e、123eにインク注入器130及び減圧器140を着脱可能に接続するため、その両者の嵌合部分に雄ねじ部及び雌ねじ部が形成されている。
インク注入器130と減圧器140とは、同一形状のものでもよく、ここでは、注射器のように液体または気体を貯留する容器130a、140aとピストン130b、140bを有し、容器130a、140aの一端に連結口130c、140cを開口し、その連結口とピストンとの間にポンプ室を形成した構成としている。連結口130c、140cは、治具121の接続部122e、123eに嵌合し、容器130a、140a内と操作部122a、123aの内部流路とを連通させる。インク注入器130は、ポンプ室すなわちインク貯留部130eを拡大する方向にピストン130bを引いてそのインク貯留部130e内にインクを貯留し、インク貯留部130eを圧縮する方向にピストン130bを押してインク室16内にインクを押し出すことができる。減圧器140は、ポンプ室を縮小した状態から拡大する方向にピストン140bを引くことにより気体を吸引することができる。
図8は、インクカートリッジ1とインクカートリッジ1に装着される前のインク充填装置120とを示すものであって、操作部122aに対応する接続部122eには、減圧器140が、操作部123aに対応する接続部123eにはインク注入器130が接続され、減圧器140は、ポンプ室の容積を縮小した状態で、インク注入器130は、インク貯留部130eにインクを充満した状態にある。また、インクカートリッジ1は、薄膜部材31、51が破断され、インク室16内のインクが消費された状態にある。
インク充填装置120に、インクカートリッジ1を装着する際は、操作部122a、123aを弁装置23,24の誘導路40に挿入し、治具121の当接面121dをインクカートリッジ1の底部に当接させる。このとき、操作部122aは、大気導入側の弁装置24の誘導路40内面に密着する。さらに操作部122aの上端が弁部材32と当接して弁部材32をインク室16側に押し、図4(b)で示す状態と同様に、付勢部46bの弾性に抗して弁部材32を弁座部46aから離す、すなわち、弁装置24を開放位置に保持する。このことによりインク室16を、連通孔26、弁装置24および操作部122aの内部流路を介して減圧器140と連通させる連通路を形成する。
一方、操作部123aは、同様にインク供給側の弁装置23の誘導路40内面に密着する。さらに操作部123aの上端が弁部材32と当接して弁部材32をインク室16側に押し、付勢部46bの弾性に抗して弁部材32を弁座部46aから離す、すなわち弁装置23を開放位置に保持する。このことによりインク室16を、連通孔21、弁装置24および操作部123aを介してインク注入器130と連通させる連通路を形成する。
上記状態で、減圧器140のピストン140bをポンプ室を拡大する方向へ引くと、インク室16内が減圧され、インク注入器130のインク貯留部130e内のインクがインク室16内に充填される。このとき、インク注入器130のピストン130bを押さなくても、インクがインク室に充填される。同時に、ピストン130bを押しインク貯留部130eを圧縮すると、より速くインクを充填することができる。なお、インク容器1aは、透明または半透明の樹脂により形成され、インク室16内に充填されたインクの量を目視することができるので、適切な量のインクが充填されたとき、インクの充填を停止することができる。なお、減圧器140を接続せず、接続部122eを大気に開放し、インク注入器130のピストン130bを押しインク貯留部130eを圧縮することにより、インクをインク室16に充填し、そのインクの充填にともなってインク室16内の空気を、連通孔26、弁装置24、操作部122aの内部流路を経て大気に排出することもできる。この場合、大気導入側の弁装置24に挿入する操作部122aは、中空管状でなく、誘導路40の内面との間に空気の排出路を確保した寸法の棒状部材であっても差し支えない。
また、減圧器140を使用する場合には、ピストン130bを備えないインク貯留部130eから接続部123eに柔軟なチューブを介してインクを供給するように構成することもできる。さらに、大気導入側の弁装置24からインクを充填し、インク供給側の弁装置23から空気を排出することもできる。
図10は、インクカートリッジ100にインクを充填する場合を示す図である。この場合には、インクカートリッジ100は、インク抽出側の連通室30とインク室16との間に逆止弁60が備えられているので、大気導入側からインクを充填し、インク供給側から、インク室16内の空気を外部へ排出する。大気導入側の弁装置24の弁部材65には、インクカートリッジ100の外部へ突出する操作部材67が形成されている。そこで、インク充填装置120には、管状部材122に代えて、偏平な管状部材125を装着する。この管状部材125は、図10(b)に、その斜視図を示すように、実施例と同様に雄ねじ部125cとノブ125dとを有し、雄ねじ部125cの平坦な端面を操作部125aとしている。管状部材125を軸線方向に貫通する内部流路125fの一端が操作部125aの偏心位置に開口している。これは、操作部125aに操作部材67が当接したときに、その内部流路125fの開口端が塞がれないようにするためである。流路125fの他端は実施例と同様にインク注入器130が着脱可能に接続される接続部125eに接続している。治具121のインクカートリッジ側の面には、操作部125aを含んで窪み形成された窪み121eが設けられ、インクカートリッジが装着された場合には、この窪み121eにシール部63が嵌め込まれ、そのシール部の先端が弾性変形して窪み121eに密着し、外側に対してシールされる。
また、操作部125aとインクカートリッジ底部が当接する治具121の当接面121dとは、その当接面121dがインクカートリッジに当接したとき、弁部材65の操作部材67をその下端に当接して押し上げ、弁部材65が弁座部46aから離れ、かつ円筒部材66が筒部材25の内面及び連通孔26からも離れた位置に移動させ保持する寸法関係にある。
治具121は、実施例における治具と同じものが用いられ、インク供給側に接続される操作部123aを有する管状部材123も、実施例における管状部材と同じものが用いられる。この操作部123aに対応する接続部123eには、減圧器140がポンプ室を縮小した状態で接続され、操作部125aに対応する接続部125eには、インク注入器130がインク貯留部130eにインクを充満した状態で接続される。実施例と同様にこのインク充填装置120をインクカートリッジ100に装着し、当接面121dをインクカートリッジの底部に当接させたとき、操作部123aの端面が弁部材32を押し上げ、弁装置を開放状態に保持する。一方弁部材65の操作部材67の先端は操作部125aに当接し、弁部材65が弁座部46aから離れる。その結果、接続部125eが内部流路125f、弁部材65と弁座部46aとの間、連通孔48、円筒部材66と筒部材25の内面及び連通孔26との間を経てインク室16の上部に達する連通路が形成される。
この状態で、ピストンを引き減圧器140のポンプ室の容積を拡大することで、逆止弁60が連通孔21から連通室30方向への空気の流れを許容する位置に移動し、実施例と同様にインク貯留部130e内のインクをインク室16に充填することができる。
なお、この実施例においても、実施例と同様に減圧器140を接続せず、接続部123eを大気に開放しておき、インク注入器130側からインクをインク室16に圧入し、そのインクの充填にともなってインク室16内の空気を、接続部123eから大気に排出することもできる。この場合、インク供給側の弁装置23に挿入する操作部123aは、中空管状でなく、誘導路40の内面との間に空気の排出路を確保した寸法の棒状部材であっても差し支えない。
また、減圧器140を使用する場合には、ピストン130bを備えないインク貯留部130eから接続部125eに柔軟なチューブを介してインクを供給するように構成することもできる。さらに、大気導入側からインク室内の空気を排出し、インク供給側からインクを充填することもできる。この場合、操作部123aから注入したインクの速度で逆止弁60が連通孔21を塞ぐ方向に強く移動しないように、インクを緩やかに注入する。
さらに上記両実施例では、インク充填装置120を、図8または10のようにインクカートリッジに対して下側から装着してインクを充填、あるいはインクカートリッジを倒立させて上側に装着して上側からインクを充填、あるいはインクカートリッジを横向きにして横からインクを充填することもできる。
なお、上記両実施例においてインク注入側のインク注入器、接続部、操作部及びその内部流路は、請求項の供給手段に、大気排出側の減圧器、接続部、操作部及びその内部流路は、請求項の開放手段にそれぞれ対応する。
以上説明したように、本発明のインク充填方法によれば、インクカートリッジのインク供給側および大気導入側にそれぞれ備えられている弁部材を移動することにより弁を開放し、一方の弁部材を介してインク室内の気体を排出し、他方の弁部材を介してインク室内にインクを充填することができる。したがって、インクの充填を速く効率的に行うことができ、ドリルなどを用いてインクカートリッジの容器に開口を形成するなどの方法に比べ、作業が簡単である。
また、本発明のインク充填装置およびインク充填用の治具を用いることにより、簡単な作業で、適切にしかも速く、消費されたインクカートリッジにインクを充填することができる。また、従来のドリルなどによりインクカートリッジのケースに開口を形成するもののように、ケースに開口を形成する際に発生する切りくずによりヘッドの吐出口を詰まらせるなどの問題もなく、簡単な作業でインクを充填することができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、インク充填装置は、供給手段と開放手段とを一体に備えるものとしたが、それぞれを別体に形成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、インク充填装置は、本体に操作部材や当接部材を着脱自在に取付けることを可能とし、インクカートリッジの色やインクカートリッジの種類に応じて交換可能としたが、これの部材を一体とし、インクカートリッジの色やインクカートリジの種類に応じたインク充填装置としてもよい。
また、インク注入器、減圧器は、ピストン式のものだけでなく、公知の各種のポンプまたは流体移送手段を用いることができる。
〔1〕ケース内にインクを貯留するインク室を備え、そのケースの一側に、前記インク室内に大気を導入するための大気導入口、及び前記インク室内のインクを記録装置本体に供給するためのインク供給口をそれぞれ開口し、その大気導入口及びインク供給口を常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢され、記録装置に装着されたとき開放される第1及び第2の弁部材を有するインクカートリッジに対しインク貯留部からインクを充填するために使用される治具であって、前記大気導入口及びインク供給口の一方に対応する前記第1の弁部材を開放位置に移動させる第1の操作部、及び前記大気導入口及びインク供給口の他方に対応する前記第2の弁部材を開放位置に移動させる第2の操作部を有し、前記第1及び第2の弁部材を開放位置に移動させたとき、前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して前記インク室内にインクを供給する第1の連通路を形成し、他方を介して前記インク室内の気体を排出可能にする第2の連通路を形成し、前記第1の操作部及び前記第2の操作部の一方に装着される注射器は、前記第2の連通路を介して前記インク室内の気体を排出して前記インク室と前記インク貯留部とに圧力差を生じさせ、前記インク室内から排出された気体の体積に基づいて、前記第1の連通路を介して前記インク貯留部から前記インク室にインクを充填するインク充填用の治具。
〔2〕前記〔1〕に記載のインク充填用の治具であって、前記第1の連通路は、前記インク室内に充填するインクを貯留したインク貯留部を接続可能な接続部を有するインク充填用の治具。
〔3〕前記〔1〕または〔2〕に記載のインク充填用の治具であって、前記第2の連通路は、前記インク室内から気体を排出し減圧する減圧手段を接続可能な接続部を有するインク充填用の治具。
〔4〕前記〔2〕に記載のインク充填用の治具であって、さらに、前記インクカートリッジのケースの一側に当接する当接面を有し、該当接面を前記ケースの一側に当接させたとき、前記第1及び第2の操作部が前記第1及び第2の弁部材をそれぞれ開放位置に保持するインク充填用の治具。
〔5〕前記〔1〕乃至〔4〕に記載のインク充填用の治具であって、前記インクカートリッジは、前記インク供給口から前記インク室に向かうインクの流れを阻止する逆止弁を備えており、前記第1の連通路を前記大気導入口に対応して形成し、前記第2の連通路を前記インク供給口に対応して形成するインク充填用の治具。
〔6〕前記〔5〕に記載のインク充填用の治具であって、前記インクカートリッジは、前記大気導入口に対応した第1の弁部材が、前記開放位置からさらに前記インク室側に移動したときに前記大気導入口と前記インク室との連通を遮断する位置に移動可能であり、前記当接面が前記ケースの一側に当接したとき、前記第1の弁部材に対応する前記第1の操作部が前記第1の弁部材を前記開放位置と前記遮断位置との間に保持するインク充填用の治具。
〔7〕前記〔1〕乃至〔6〕に記載のインク充填用の治具であって、前記第1及び第2の弁部材はそれぞれ、該弁部材の一方の面と当接する弁座部、その弁座部の外周から立ち上がって前記弁部材の一方の面と反対側に当接し前記弁部材を前記弁座部と当接する方向に付勢する付勢部を、ゴム状の弾性材料で一体に製作した支持部材内に保持されており、前記第1及び第2の操作部が、前記第1及び第2の弁部材を前記付勢部による付勢に抗して、前記弁座部から離れる方向に移動させるインク充填用の治具。
〔8〕前記〔1〕乃至〔7〕に記載のインク充填用の治具であって、前記第1及び前記第2の操作部のうち前記第1の連通路を形成する側に対応する一方は、他方に対して着脱可能に接続されているインク充填用の治具。
〔9〕インクを貯留するインク室を有するインクカートリッジの一側にインク室を大気に連通させる大気導入口と前記インク室のインクを外部に供給するインク供給口とを設け、該大気導入口及びインク供給口に常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢され、記録装置本体に装着されたとき、開放可能な第1及び第2の弁部材を設けたインクカートリッジにインクを充填するインク充填方法であって、前記大気導入口及びインク供給口の一方に前記第1及び第2の弁部材の一方を開放させる治具を装着する工程と、該治具を介して内部容積を変化可能なピストンを有する注射器を接続する工程と、前記容器の内部容積が増える方向に前記ピストンを移動させて前記インク室から前記注射器の容器に気体を吸引させる工程と、前記容器に吸引された気体の量に基づいて、前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して、前記インク貯留部から前記インク室にインクを充填する工程とを含むインク充填方法。
インクジェット記録装置を示した概略図である。 第1のインクカートリッジのジョイント部分の断面図である。 第1のインクカートリッジの弁部材を拡大して示す斜視図である。 インク抽出管と弁装置との関係を説明する動作説明図であり、(a)は、弁部材を開放する前の状態、(b)は、弁部材を開放した状態を示す。 第2のインクカートリッジを記録装置の装着部に装着する前の状態(a)と装着後の状態(b)を示す断面図である。 第2のインクカートリッジの弁部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図、(e)は底面図である。 第2のインクカートリッジの操作部材を備えた弁部材を示す図を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 第1のカートリッジにインクを充填する方法を説明するための図である。 インク充填装置を構成する部材を示す斜視図で、(a)は治具、(b)は管状部材122、123である。 (a)は、第2のインクカートリッジにインクを充填する方法を説明するための図で、(b)は管状部材125の斜視図である。
符号の説明
1、100 インクカートリッジ
2 インクジェット記録装置
3 装着部
12 インク抽出管
13 大気導入管
16 インク室
23,24 弁装置
30 連通室(インク供給側)
31,51 薄膜部材
32、65 弁部材
50 連通室(大気導入側)
60 逆止弁
120 インク充填装置
121 治具
121d 当接面
122a、123a、125a 操作部
130 インク注入器
140 減圧器

Claims (7)

  1. インクを貯留するインク室を有するインクカートリッジの一側にインク室を大気に連通させる大気導入口と前記インク室のインクを外部に供給するインク供給口とを設け、該大気導入口及びインク供給口に常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢され、記録装置本体に装着されたとき、開放可能な第1及び第2の弁部材を設けたインクカートリッジにインクを充填するインク充填装置であって、
    前記大気導入口及びインク供給口に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放させる治具を介して接続され、容器及び該容器の内部容積を変化可能なピストンを有する注射器と、
    インクを貯留するインク貯留部とを備え、
    前記容器の内部容積が増える方向に前記ピストンを移動させて前記インク室から前記注射器の容器に気体を吸引させ、
    前記容器に吸引された気体の量に基づいて、前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して、前記インク貯留部から前記インク室にインクを充填するインク充填装置。
  2. 請求項1に記載のインク充填装置であって、
    前記治具は、前記インク室と前記注射器の容器とを連通させる第1の連通路を備えており、
    前記治具をインクカートリッジに装着したとき、前記大気導入口及びインク供給口の一方に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放位置に移動させ、前記第1の弁部材又は第2の弁部材を介して前記インク室から前記注射器の容器に気体を吸引可能とする第2の操作部を有するインク充填装置。
  3. 請求項2に記載のインク充填装置であって、
    前記治具は、前記インク貯留部と前記インク室を連通させる第2の連通路を備えており、
    前記大気導入口及びインク供給口の他方に対応する前記第1の弁部材又は第2の弁部材を開放位置に移動させ、前記第1の弁部材又は第2の弁部材を介して前記インク貯留部から前記インク室にインクを供給可能とする第1の操作部を有するインク充填装置。
  4. 請求項2又は3に記載のインク充填装置であって、
    前記治具は、前記インクカートリッジの一壁側に当接する当接面を有し、
    前記当接面を前記インクカートリッジの一壁側に当接させたとき、前記第1及び第2の操作部が前記第1及び第2の弁部材を開放位置に保持する保持部を有するインク充填装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載のインク充填装置であって、
    前記インクカートリッジは、前記インク供給口から前記インク室に向かうインクの流れを阻止する逆止弁を備えており、
    前記インク貯留部は、前記第1の連通路を介して前記大気導入口に接続されるインク充填装置。
  6. 請求項2乃至5に記載のインク充填装置であって、
    前記大気導入口に対応した第2の弁部材の第2操作部は、インクカートリッジの一側から突出する凸部を有するインク充填装置。
  7. インクを貯留するインク室を有するインクカートリッジの一側に、前記インク室内に大気を導入するための大気導入口、及び前記インク室内のインクを記録装置本体に供給するためのインク供給口を開口し、その大気導入口及びインク供給口を常態ではそれぞれ閉塞する方向に付勢される第1及び第2の弁部材を有するインクカートリッジのインク室内を減圧するための減圧器を接続するために使用される治具であって、
    前記治具は、
    前記大気導入口及びインク供給口に対応する前記第1及び第2の弁部材の一方を開放位置に移動させる操作部と、
    前記大気導入口及びインク供給口の一方を介して前記インク室内と連通する内部流路と、
    前記インクカートリッジに装着したとき、前記操作部を前記第1及び第2の弁部材の一方を開放状態で保持する保持部と、
    前記内部流路に減圧器を接続可能な接続部と、
    を備えるインク充填用の治具。
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