JP2009061202A - 療養用ベッドマット - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の落下を防止しつつ介護が容易な療養用ベッドマットを提供する。
【解決手段】療養用ベッドマット21の両側部に設けた一対のクッション材31,32を、胴体ガード部と頭ガード部42と臀ガード部とに分割し、頭ガード部42および臀ガード部の高さを胴体ガード部の高さより大きくする。頭ガード部42および臀ガード部にて療養者の側部からの落下を防止できる。胴体ガード部が介護する人の邪魔になりにくい。胴体ガード部上に療養者が座ってつぶすことにより、療養用ベッドマット21に座りながら入ることができる。療養用ベッドマット21上へ療養者が乗り込みやすい。
【選択図】図1
【解決手段】療養用ベッドマット21の両側部に設けた一対のクッション材31,32を、胴体ガード部と頭ガード部42と臀ガード部とに分割し、頭ガード部42および臀ガード部の高さを胴体ガード部の高さより大きくする。頭ガード部42および臀ガード部にて療養者の側部からの落下を防止できる。胴体ガード部が介護する人の邪魔になりにくい。胴体ガード部上に療養者が座ってつぶすことにより、療養用ベッドマット21に座りながら入ることができる。療養用ベッドマット21上へ療養者が乗り込みやすい。
【選択図】図1
Description
本発明は、使用者を支持する療養用ベッドマットに関する。
従来、医療用などの療養用ベッドとしては、この療養用ベッドに寝ている使用者が寝返りなどして、この療養ベッドの側部から使用者が落下するのを防止するために、この療養用ベッドの両側部に金属製の柵などを設置している。このため、この金属製の柵を移動しなければ、ベッドへの乗り降りが容易ではない。
そこで、この種の療養用ベッドとしては、スポンジや空気の入った袋などの収縮可能なやわらかい素材で、凸状で縦長の棒のように形成された落下防止フェンスを、ベッドの上面の両側部に設置した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−21605号公報
しかしながら、上記の落下防止フェンスは、スポンジや空気の入った袋などの収縮可能なやわらかい素材であって、全体の高さが均一である。このため、この落下防止フェンスの高さを高くした場合には、落下防止の効果が高くなるが、ベッドに寝ている使用者の介護などが容易ではなくなってしまう。一方、この落下防止フェンスの高さを低くした場合には、ベッドに寝ている使用者の介護が容易になるが、落下防止の効果が低くなってしまうという問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、使用者の落下を防止しつつ使用者の介護が容易な療養用ベッドマットを提供することを目的とする。
請求項1記載の療養用ベッドマットは、使用者の少なくとも頭部、胴体部および臀部を支持する略矩形平板状のマット部と、このマット部の上面の幅方向の両側部に位置し上方に向けて突出して設けられた一対のクッション部とを具備し、これら一対のクッション部は、使用者の胴体部を支持する中間部材と、この中間部材の使用者の頭側に位置し使用者の頭部を支持する上側部材と、前記中間部材の使用者の臀側に位置し使用者の臀部を支持する下側部材とを備え、前記上側部材および下側部材の高さ寸法は、前記中間部材の高さ寸法より大きいものである。
請求項2記載の療養用ベッドマットは、請求項1記載の療養用ベッドマットにおいて、一対のクッション部は、前記マット部の硬さをAとし、前記一対のクッション部の幅方向の中心位置より内側の部分の硬さをBとし、これら一対のクッション部の幅方向の中心位置より両側の部分の硬さをCとした場合に、B>A>Cの関係に構成されているものである。
請求項1記載の療養用ベッドマットによれば、一対のクッション部の高さ寸法が大きな上側部材および下側部材にて使用者の落下を防止できるとともに、これら一対のクッション部の高さ寸法が小さな中間部材を介して使用者の介護が容易にできる。
請求項2記載の療養用ベッドマットによれば、請求項1記載の療養用ベッドマットの効果に加え、一対のクッション部の幅方向の中心位置より内側の部分により使用者の落下を確実に防止できるとともに、これら一対のクッション部の幅方向の中心位置より両側の部分から使用者の介護が容易にできる。
以下、本発明の療養用ベッドマットを設置した療養用ベッドの一実施の形態の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は療養用ベッドで、この療養用ベッド1は、医療用または介護用のベッドである。そして、この療養用ベッド1は、使用者である療養者Pが寝た水平状態となるための平坦なベッド面2を有するベッド本体3を備えている。このベッド本体3は、このベッド本体3を一定の高さに支持する枠体5に取り付けられている。
さらに、このベッド本体3は、療養者Pの頭部Hを支持する頭支持部としての頭プレート6を備えている。この頭プレート6の療養者Pの足側には、療養者Pの頭部Hから胴体部Bまでを支持する上体支持部としての略平板状の背凭れプレート7が回動可能に取り付けられている。
また、この背凭れプレート7の療養者Pの足側には、療養者Pの臀部Rから大腿部Tまでを支持する中間支持部としての略平板状の臀プレート8が水平に固定されている。そして、この臀プレート8の療養者Pの足側には、療養者Pの脛部Sから足部Fまでを支持する下体支持部としての略平板状の脚載せプレート9が回動可能に取り付けられている。
ここで、臀プレート8は、療養者Pの臀部Rから大腿部Tまでが設置可能な大きさの矩形平板状に形成されており、ベッド本体3の長手方向の中間部に固定されている。
また、背凭れプレート7は、療養者Pの胴体部Bが設置される大きさの矩形平板状に形成された背凭れ部であって、頭プレート6と臀プレート8との間に取り付けられ、この背凭れプレート7の長さ方向の一端側である療養者Pの臀側が、臀プレート8の長さ方向の一端側である療養者Pの頭側に回動可能に取り付けられている。
ここで、この背凭れプレート7は、この背凭れプレート7の療養者Pの臀側の端部が、この背凭れプレート7の幅方向に沿った回動軸を中心とし、この背凭れプレート7を略水平にした状態から、約90°の傾斜角度となるまで上方に回動できるように回動可能に取り付けられている。
また、この背凭れプレート7と臀プレート8との間には、この背凭れプレート7を回動操作する上体駆動部としての背凭れ回動機構12が設けられている。
一方、ベッド本体3の脚載せプレート9は、療養者Pの脛部Sから足部Fまでが設置される大きさの矩形平板状に形成された脚載せ部であって、療養者Pの脛部Sを支持する大きさの矩形平板状の脛支持部としての脛プレート14と、この療養者Pの足部Fを支持する大きさの矩形平板状の足支持部としての足プレート15とを備えている。
そして、脛プレート14は、この脛プレート14の長さ方向の一端側である臀側が、臀プレート8の長さ方向の他端側ある療養者Pの臀側に取り付けられ、この脛プレート14を下方に向けて回動できるように回動可能に構成されている。
ここで、この脛プレート14は、この脛プレート14の療養者Pの臀側の端部が、この脛プレート14の幅方向に沿った回動軸を中心とし、この脛プレート14を略水平にした状態から、約90°の傾斜角度となるまで下方に回動できるように回動可能に取り付けられている。
また、この脛プレート14と臀プレート8との間には、この脛プレート14を回動操作する下体駆動部としての脚載せ回動機構16が設けられている。
さらに、この脛プレート14の長さ方向の他端側である療養者Pの足側には、足プレート15の長さ方向の一端側である療養者Pの脛側が回動可能に取り付けられている。この足プレート15は、この足プレート15の療養者Pの脛側の端部が、この足プレート15の幅方向に沿った回動軸を中心とし、脛プレート14を水平な状態から垂直な状態に回動させる際に、水平な状態が維持されて脛プレート14に対して略垂直な状態になるまで上方に向けて回動できるように回動可能に取り付けられている。
さらに、療養用ベッド1のベッド面2上には、矩形平板状の療養用ベッドマット21が敷かれて設置されて固定されている。この療養用ベッドマット21は、例えばマット材が布材にて覆われて構成された弾性を有するベッドマットであって、上面視でベッド面2と略同じ大きさの細長矩形状に形成されたマット部22を備えている。このマット部22は、ベッド本体3の頭プレート6から背凭れプレート7、臀プレート8および脚載せプレート9までに亘って設置され、療養者Pの頭部Hから胴体部B、臀部R、大腿部T、脛部Sおよび足部Fまでを支持する大きさに形成されている。
ここで、このマット部22は、このマット部22の幅方向の中央部の細長矩形状の部分が中央部クッション23として構成され、この中央部クッション23の幅方向の両側部の細長帯状の部分が側面部クッション24,25として構成されている。そして、これら中央部クッション23および側面部クッション24,25のそれぞれは、別個に分割されており、マット部22の長手方向に沿って互いに接触させてベッド面2上に設置されている。
そして、中央部クッション23は、少なくともベッド本体3の背凭れプレート7から臀プレート8および脚載せプレート9までに亘って設置可能な大きさに形成されている。さらに、一対の側面部クッション24,25は、少なくともベッド本体3の頭プレート6から背凭れプレート7および臀プレート8までに亘って設置可能な大きさに形成されている。
さらに、このマット部22の一対の側面部クッション24,25それぞれの上面26には、断面直角三角形状のクッション部としての一対のクッション材31,32が上方に向けて一体的に突出して設けられている。これら一対のクッション材31,32は、これらクッション材31,32上に療養者Pが座ると潰れる程度の所定の硬さを有する弾性材であって、マット部22の上面26の幅方向の両側部において、このマット部22の長手方向に沿って取り付けられている。また、これら一対のクッション材31,32は、これら一対のクッション材31,32それぞれの平面状の底辺部33を側面部クッション24,25の上面26に設置させて固定され、これら一対のクッション材31,32それぞれの平面状の斜辺部34を対向する内側に向け、これら一対のクッション材31,32の平面状の側辺部35をマット部22の幅方向の両側縁部に対して上下方向に沿わせた状態で取り付けられている。
ここで、これら一対のクッション材31,32は、これら一対のクッション材31,32の底辺部34の幅寸法が、これら一対のクッション材31,32の側辺部35の幅寸法より大きく形成されている。具体的に、これら一対のクッション材は、例えば底辺部33の幅寸法を195mmとし、側辺部35の幅寸法を70mmとした断面直角三角形状に形成されている。
また、これらクッション材31,32の斜辺部35には、マット部22の幅方向の縁部から、このマット部22の幅方向の中心方向に向けて下方に傾斜した傾斜面36が形成されている。さらに、これらクッション材31,32の側辺部35の高さ寸法は、療養者Pの前後方向の幅寸法、例えば70mm以上250mm以下程度に設定されている。
そして、これらクッション材31,32は、図1に示すように、マット部22の硬さをAとし、これらクッション材31,32の幅方向の中心位置Cの上下方向に沿った中心線Lより内側の部分の硬さをBとし、これらクッション材31,32の中心線Lより外側である両側の部分の硬さをCとした場合に、B>A>Cの関係が成り立つように構成されている。
さらに、これらクッション材31,32のそれぞれは、主に療養者Pの胸部、すなわち胴体部Bを支持する胴体ガード部41と、主に療養者Pの頭部Hを支持する頭ガード部42と、主に療養者Pの腰部、すなわち臀部Rを支持する臀ガード部43との3つに分割されて構成されている。
具体的に、胴体ガード部41は、療養用ベッド1の背凭れプレート7上に設置される中間部材であって、この背凭れプレート7の長さ寸法に等しい長さ寸法に形成されている。また、頭ガード部42は、胴体ガード部41の療養者Pの頭側に位置して療養用ベッド1の頭プレート6上に設置される上側部材であって、この頭プレート6の長さ寸法に等しい長さ寸法に形成されている。さらに、臀ガード部43は、胴体ガード部41の療養者Pの臀側に位置して療養用ベッド1の臀プレート8上に設置される下側部材であって、この臀プレート8の長さ寸法に等しい長さ寸法に形成されている。
ここで、頭ガード部42および臀ガード部43は、互いに等しい高さ寸法であって、胴体ガード部41の高さ寸法より大きな高さ寸法に形成されている。すなわち、これら頭ガード部42および臀ガード部43は、療養用ベッドマット21上に寝ている療養者Pの側部からの落下を防止するサポート機能を、この療養用ベッドマット21の側部からの介護のしやすさより優先させるために、胴体ガード部41より若干高く形成されている。言い換えると、この胴体ガード部41は、療養用ベッドマット21の側部からの介護のしやすさと、この胴体ガード部41を介した療養用ベッドマット21上への療養者Pの乗り込みやすさとを優先させるために、頭ガード部42および臀ガード部43より若干低く形成されている。
さらに、これら胴体ガード部41、頭ガード部42および臀ガード部43については、それぞれ同じ硬さに構成されている。
次に、上記一実施の形態の療養用ベッドマットを設置した療養用ベッドの作用について説明する。
まず、この療養用ベッド1の背凭れプレート7または脚載せプレート9が水平な状態でない場合には、これら背凭れプレート7および脚載せプレート9を水平な状態にする。
この状態で、この療養用ベッド1のベッド面2に療養用ベッドマット21を敷いて設置する。このとき、この療養用ベッドマット21の胴体ガード部41を療養用ベッド1の背凭れプレート7上に位置させて固定するとともに、この療養用ベッドマット21の頭ガード部42を療養用ベッド1の頭プレート6上に位置させて固定し、この療養用ベッドマット21の臀ガード部43を療養用ベッド1の脚載せプレート9上に位置させて固定する。
そして、この療養用ベッドマット21上に療養者Pを寝かせる場合には、この療養用ベッドマット21の一方のクッション材31の高さが比較的低い胴体ガード部41上に療養者Pを座らせ、この胴体ガード部41をつぶす。
この状態で、この療養者Pを療養用ベッドマット21のマット部22上へと移動させて、この療養用ベッドマット21の一対のクッション材31,32の間に療養者Pを寝かせる。この結果、これら一対のクッション材31,32にて療養者Pの療養用ベッドマット21からの落下を防止した状態となる。
このとき、この療養者Pの胴体部Bを背凭れプレート7上に位置させるとともに、この療養者Pの臀部Rから大腿部Tまでの部分を臀プレート8上に位置させ、この療養者Pの脛部Sから足部Fまでの部分を脚載せプレート9上に位置させる。
ここで、療養用ベッドマット21に寝ている療養者Pの落下が、この療養用ベッドマット21の両側部に設けられている一対のクッション材31,32によって防止されるから、この療養用ベッドマット21を設置した療養用ベッド1の両側には、落下防止用の図示しない金属製の柵などを取り付けなくてもよい。
さらに、療養用ベッド1上に設置した療養用ベッドマット21に寝ている療養者Pを介護などする場合には、この療養用ベッドマット21の一対のクッション材31,32のうちの高さが比較的低い胴体ガード部41を必要に応じてつぶすなどして、この胴体ガード部41を介して療養者Pを介護などする。
次いで、この療養用ベッド1上の療養者Pの上半身を起こす場合には、図3に示すように、背凭れプレート7の頭側を上方に回動させてリクライニング式に起き上がらせる。
さらに、この療養者Pが、この療養用ベッド1から何らかの理由で立ち上がったり離れたりしたい場合には、背凭れプレート7を略立ち上がった状態になるまで回動させて、療養者Pの上半身を略垂直な状態に起こす。
この状態で、脛プレート14が水平な状態から垂直な状態となるまで、脚載せプレート9を駆動させ、この脛プレート14の回動に伴って療養者Pの膝から下の部分、すなわち脛部Sが下方へ曲がった状態にする。
同時に、この脛プレート14の回動に伴って足プレート15が回動し、この足プレート15上に療養者Pの足裏Oが設置される位置まで、この足プレート15が徐々に折り曲がる。
上述したように、上記一実施の形態では、療養用ベッド1のベッド面2上に設置する療養用ベッドマット21の幅方向の両側部に断面直角三角形状の一対のクッション材31,32を設けた。
この結果、これら一対のクッション材31,32にて療養用ベッドマット21の側部からの療養者Pの落下を防止できるから、この療養用ベッドマット21を療養用ベッド1のベッド面2に設置することにより、この療養用ベッド1の側部に落下防止用の金属製の柵を設置する必要性を無くすことができる。
このため、この金属製の柵を療養用ベッド1の側部に設置することによる、療養者Pが療養ベッド1上に入るときに金属製の柵を取り外す必要性や、この金属製の柵があることによる療養者Pの介護しにくさを解消できる。
さらに、これら一対のクッション材31,32を、療養者Pの胴体部Bを支持する胴体ガード部41と、療養者Pの頭部Hを支持する頭ガード部42と、療養者Pの臀部Rを支持する臀ガード部43とに分割して構成した。そして、これら一対のクッション材31,32の頭ガード部42および臀ガード部43を、互いに等しい高さ寸法とし、胴体ガード部41の高さ寸法より大きな高さ寸法とした。
この結果、これら頭ガード部42および臀ガード部43の高さが比較的高いことにより、これら頭ガード部42および臀ガード部43により、療養用ベッドマット21上に寝ている療養者Pの側部からの落下の防止を確実にサポートできる。
同時に、胴体ガード部41の高さが比較的低いことにより、この胴体ガード部41が介護する人の邪魔になりにくいから、この胴体ガード部41を介した療養用ベッドマット21の側部からの介護等のしやすさを確保できる。また、この胴体ガード部41上に療養者Pが座ってつぶすなどすることにより、この療養者Pが座りながら療養用ベッドマット21上に入ることができるから、この療養用ベッドマット21上への療養者Pの乗り込みやすさを確保できる。
さらに、マット部22の硬さをAとし、一対のクッション材31,32の幅方向の中心線Lより内側の部分の硬さをBとし、これら一対のクッション材31,32の中心線Lより外側である両側の部分の硬さをCとした場合に、B>A>Cの関係が成り立つように構成した。
この結果、これら一対のクッション材31,32の幅方向の中心線Lより内側の部分により療養用ベッドマット21の側部からの療養者Pの落下を確実に防止できるとともに、これら一対のクッション材31,32の幅方向の中心線Lより外側の部分が比較的やわらかく容易につぶせることから、これら一対のクッション材31,32を介した療養者Pの介護が容易にできる。
また、療養用ベッドマッド21のマット部22を、中央部クッション23と、一対の側面部クッション24,25とに分割し、この中央部クッション23の両側に一対の側面部クッション24,25を設置させ、これら一対の側面部クッション24,25上のそれぞれにクッション材31,32を設けた構成とした。
この結果、この療養用ベッドマット21を療養用ベッド1のベッド面2に設置させた状態で、この療養用ベッド1の背凭れプレート7の頭側を上方に向けて回動させてリクライニングさせた際に、この背凭れプレート7とともに療養用ベッドマット21の中央部クッション23の頭側の部分をリクライニングできる。
さらに、この療養用ベッドマット21を療養用ベッド1のベッド面2に設置させた状態で、この療養用ベッド1の脚載せプレート9の脛プレート14を下方に向けて回動させ、この脚載せプレート9の足プレート15を下方に向けて移動させた際に、これら脛プレート14および足プレート15とともに療養用ベッドマット21の中央部クッション23の足側の部分が移動する。
したがって、療養用ベッドマット21を療養用ベッド1のベッド面2に設置したままの状態で、この療養用ベッド1の背凭れプレート7をリクライニングでき、この療養用ベッド1の脚載せプレート9を移動できる。
よって、この療養用ベッドマット21を療養用ベッド1のベッド面2に設置したままの状態で、この療養用ベッドマット21上に寝ている療養者Pを寝ている状態から、椅子に腰掛けている状態に近い姿勢にできるため、この療養者Pが容易に立ち上がれる状態にできる。
このため、この療養者Pは、療養用ベッド1から立ち上がって、この療養用ベッド1から手摺につかまりながら歩いたり、近くの車椅子などに乗り移ったりするなどが容易に可能となるので、この療養用ベッド1から離れることが容易にできる。
なお、上記一実施の形態では、療養用ベッドマット21のマット部22で、療養者Pの頭部Hから胴体部B、臀部R、大腿部T、脛部Sおよび足部Fまでを支持する構成としたが、このマット部22としては、療養者Pの少なくとも頭部Hから胴体部Bおよび臀部Rまでを支持する大きさであれば、どのような大きさであってもよい。
また、この療養用ベッドマット21の一対のクッション材31,32の胴体ガード部41、頭ガード部42および臀ガード部43それぞれの硬さを同じにしたが、これら胴体ガード部41、頭ガード部42および臀ガード部43の硬さを、療養者Pの要望に応じて変更してもよい。
21 療養用ベッドマット
22 マット部
31,32 クッション部としてのクッション材
41 中間部材としての胴体ガード部
42 上側部材としての頭ガード部
43 下側部材としての臀ガード部
P 使用者としての療養者
H 頭部
B 胴体部
R 臀部
C 中心位置
22 マット部
31,32 クッション部としてのクッション材
41 中間部材としての胴体ガード部
42 上側部材としての頭ガード部
43 下側部材としての臀ガード部
P 使用者としての療養者
H 頭部
B 胴体部
R 臀部
C 中心位置
Claims (2)
- 使用者の少なくとも頭部、胴体部および臀部を支持する略矩形平板状のマット部と、
このマット部の上面の幅方向の両側部に位置し上方に向けて突出して設けられた一対のクッション部とを具備し、
これら一対のクッション部は、使用者の胴体部を支持する中間部材と、この中間部材の使用者の頭側に位置し使用者の頭部を支持する上側部材と、前記中間部材の使用者の臀側に位置し使用者の臀部を支持する下側部材とを備え、
前記上側部材および下側部材の高さ寸法は、前記中間部材の高さ寸法より大きい
ことを特徴とした療養用ベッドマット。 - 一対のクッション部は、前記マット部の硬さをAとし、前記一対のクッション部の幅方向の中心位置より内側の部分の硬さをBとし、これら一対のクッション部の幅方向の中心位置より両側の部分の硬さをCとした場合に、B>A>Cの関係に構成されている
ことを特徴とした請求項1記載の療養用ベッドマット。
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