JP2009061119A - 遊技機及びホッパ装置の診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、そのホッパ装置の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断すること。
【解決手段】主制御基板300からの払出指令に応じたメダルの払出時に、放出部材により回転ディスクの回転に合わせてメダル排出スリットからのメダルの放出が行われ、内部メダル検出センサ628により、放出部材の放出動作が検出されることでメダルの放出が検出され、外部メダル検出センサ629により、メダル排出スリットから放出されるメダルが検出され、検出結果比較処理部661により、内部メダル検出センサ628と外部メダル検出センサ629との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分がRAM663に累積させて記憶されるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機に搭載されているホッパ装置での遊技媒体であるたとえばメダルの払い出しが適正に行われているか否かを診断することに適した遊技機及びホッパ装置の診断方法に関する。
遊技機の一種として回胴式遊技機である、たとえばスロットマシンがある。スロットマシンは、複数の図柄が付された回転体としての複数のリールを備え、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作することで各リールが回転を開始する。各リールが回転を開始した後、ストップボタンを操作したり所定時間が経過したりすることで、各リールが順次停止する。
また、スロットマシンでは、メダル(又はコインとも呼ばれている)の投入とスタートレバーの操作を条件として抽選を行い、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上に遊技者が当選した図柄を停止させることを条件として所定枚数のメダルが払い出されたり、遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)が発生する。
また、このようなスロットマシンは、前面側に開口を有する箱形の筐体と、この筐体の前面側に開閉自在に取り付けられた前扉とを備え、筐体の内部に遊技構成装置が配設されて、前扉が開口を覆う状態で遊技に供されるようになっている。また、その筐体の内部には、スロットマシンの各部に電力を供給するための電源装置が設けられており、この電源装置から供給される電力によりスロットマシンが作動するようになっている。
また、このようなスロットマシンでは、ゲームの演出に係る制御を主に行うサブ制御基板と、リールの回転駆動を制御する回胴装置基板と、ベットボタン、スタートレバー及びストップボタンによる操作信号を転送する中央表示基板と、各駆動部等への電力供給を制御する電源装置基板とを備え、これらの基板は主制御基板により集中制御されている。
また、主制御基板には、システムプログラムやスロットマシンゲーム用のプログラム等が書き込まれているROM(Read Only Memory)、このROMから所定のプログラムを読み出して所定の制御を行うCPU(Central Processing Unit)、このCPUによる演算結果等を保持するRAM(Random Access Memory)等の電子素子等が搭載されており、ゲームの進行に合わせそのROMから読み出したプログラムに基づき、上述した各種基板への制御が行われるようになっている。
このようなスロットマシンでは、上述したように、各リールに揃った図柄や遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)になったときに、主制御基板からの払出指令(払出信号と駆動信号とが出力される)に応じて所定の枚数のメダルが払い出されることになる。この場合、メダル払出装置であるホッパ装置のホッパモータの駆動により、回転ディスクが回転し、ホッパの所定位置に設けられているメダル排出スリットからメダルが払い出されることになる。
また、この場合、ホッパ装置でのメダルの払い出しが主制御基板からの払出指令に応じた枚数となるとき、適正な払い出しが行われたということで、サブ制御基板による光や音によるエラー処理は行われないが、ホッパ装置でのメダルの払い出しが主制御基板からの払出指令に応じた枚数とならないとき、サブ制御基板による光や音によるエラー処理が行われるようになっている。
ところで、このようなホッパ装置は、店舗側でスロットマシンが不要となると、そのスロットマシンに搭載された状態で中古市場で販売されたり、廃棄業者に引き渡されたり、下取りとしてメーカーに返却されたりしている。メーカーや廃棄業者では、引き取ったスロットマシンを分解してたとえばユニットを構成する部品毎の分別が行われるが、ホッパ装置の再使用が可能であれば中古機用のリユース(再利用)として利用され、再使用が不可能であれば廃棄処分となる。
ここで、特許文献1では、遊技機のユニットが有する機能を発揮する動作に基づく使用状況を検出する検出部と、その検出された使用状況を記憶する記憶部とを備え、廃棄業者又は分別業者が分解された遊技機からのユニットが再利用可能であるかどうかを、記憶された使用状況に基づいて容易に判断することができるようにした遊技機を提案している。
特開2004−033257号公報
このように、上述した特許文献1に示されている遊技機では、遊技機を構成する各ユニットの使用状況をユニット毎に記憶するようにしているため、使用頻度の低いユニットであれば再利用が可能であると推測することができるものと考えられる。
ところが、このような方法では、単にユニット毎に記憶された使用状況に基づいて再利用が可能であるかどうかを推測しているため、店舗での実際の稼働中における各ユニットの動作状況から再利用が可能であるかどうかを的確に判断することは不可能である。
すなわち、特に、上述したホッパ装置の場合、比較的耐久性があるものの、たとえばメダルの払い出しを行う回転ディスクを回転させるためのホッパモータの制動力が劣化してくると、たとえば規定枚数以上のメダルの払い出しが行われてしまうことになることから、通常ではこのような不具合を生じているホッパ装置の再利用は行われないことになる。
また、このようなホッパ装置での不具合は、そのホッパ装置に組み込まれている各構成部品自体の耐久性や、それぞれの構成部品の組み付け状態、あるいはホッパ装置の使用環境等によって生じてくるものであり、一概に使用頻度に応じて生じてくるものとは言い難いものである。
そこで、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、メダルの払い出しが適正に行われているか否かを絶えず診断しておくことにより、遊技機が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、そのホッパ装置の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができるような装置の開発が望まれていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かを絶えず診断しておくことにより、遊技機が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、そのホッパ装置の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができる遊技機及びホッパ装置の診断方法を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、回転ディスクによって遊技媒体の払い出しを行うホッパ装置を有する遊技機であって、主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、前記回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口から前記遊技媒体の放出を行う放出手段と、該放出手段の放出動作を検出することで前記遊技媒体の放出を検出する第1遊技媒体検出手段と、前記遊技媒体排出口から放出される前記遊技媒体を検出する第2遊技媒体検出手段と、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較し、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分を記憶手段に累積させて記憶する検出結果比較処理手段とを備えることを特徴とする。
また、前記検出結果比較処理手段は、前記第1遊技媒体検出手段によって規定数の前記遊技媒体の払い出しの完了が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較するようにしてもよい。
また、前記検出結果比較処理手段は、前記第2遊技媒体検出手段によって前記遊技媒体の放出が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較するようにしてもよい。
本発明のホッパ装置の診断方法は、回転ディスクによって遊技媒体の払い出しを行うホッパ装置の診断方法であって、主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、放出手段により前記回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口から前記遊技媒体の放出を行う工程と、第1遊技媒体検出手段により、前記放出手段の放出動作を検出することで前記遊技媒体の放出を検出する工程と、第2遊技媒体検出手段により、前記遊技媒体排出口から放出される前記遊技媒体を検出する工程と、検出結果比較処理手段により、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較し、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分を記憶手段に累積させて記憶する工程とを有することを特徴とする。
また、前記検出結果比較処理手段は、前記第1遊技媒体検出手段によって規定数の前記遊技媒体の払い出しの完了が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較するようにしてもよい。
また、前記検出結果比較処理手段は、前記第2遊技媒体検出手段によって前記遊技媒体の放出が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較するようにしてもよい。
本発明の遊技機及びホッパ装置の診断方法では、主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、放出手段により回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口からの遊技媒体の放出が行われ、第1遊技媒体検出手段により、放出手段の放出動作が検出されることで遊技媒体の放出が検出され、第2遊技媒体検出手段により、遊技媒体排出口から放出される遊技媒体が検出され、検出結果比較処理手段により、第1遊技媒体検出手段と第2遊技媒体検出手段との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分が記憶手段に累積させて記憶される。これにより、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されることになる。
本発明の遊技機及びホッパ装置の診断方法によれば、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されるようにしたので、遊技機が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、そのホッパ装置の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができる。
本実施形態では、主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、放出手段により回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口からの遊技媒体の放出が行われ、第1遊技媒体検出手段により、放出手段の放出動作が検出されることで遊技媒体の放出が検出され、第2遊技媒体検出手段により、遊技媒体排出口から放出される遊技媒体が検出され、検出結果比較処理手段により、第1遊技媒体検出手段と第2遊技媒体検出手段との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分が記憶手段に累積させて記憶されるようにした。
すなわち、検出結果比較処理手段により、第1遊技媒体検出手段と第2遊技媒体検出手段との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分が記憶手段に累積させて記憶されるということは、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されることになる。
このように、店舗での実際のホッパ装置の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されるようにすることで、遊技機が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、記憶手段に記憶されている内容を確認することで、そのホッパ装置の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができるようになる。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は本発明の遊技機である回胴式遊技装置の一例を示す正面図、図2は図1の回胴式遊技装置の内部を示す正面図である。
これらの図に示すように、回胴式遊技装置であるスロットマシン1は、遊技者側に面する、いわゆるフロントマスクを構成する前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口側に対し、蝶番機構2aにより左側端部側を回動支点として開閉可能に取り付けられている。前扉3は、上部パネル部3A、中部パネル部3B、操作卓部3C及び下部パネル部3Dに概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。
筐体2の内部には、スロットマシン1全体の動作を統括制御する主制御基板300と、3個の円筒状のメインリール521,522,523を備える回胴装置520と、スロットマシン1の各部に電力を供給するための電源装置530と、ゲームの入賞に応じて遊技媒体としてのメダルの払い出しを行うメダル排出スリット601を有するホッパ装置600と、ホッパ装置600から溢れたメダルを収納する補助貯留部540等とが設けられている。
ここで、回胴装置520は、主制御基板300からの回転駆動開始制御信号や回転駆動停止制御信号等を受ける後述の回胴装置基板420によって各メインリール521,522,523の回転や回転停止が制御されるようになっている。また、回胴装置520は、筐体2の内部に取り付けられている台座524に対し引き出し及び押し戻し自在に載置されている。
また、ホッパ装置600は、メダルの払出時に、主制御基板300からの回転ディスク640を回転させるための駆動信号と回転ディスク640をメダルの払い出しが可能な方向へ回転させるための払出信号とが後述の電源装置制御基板430に出力されると、その電源装置制御基板430からの駆動電力を受けて回転する回転ディスク640を有している。
ここで、回転ディスク640は、メダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転するとメダルの払い出しを行い、メダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転すると、メダルの払い出しを行わないようになっているが、その詳細については後述する。
また、ホッパ装置600の回転ディスク640の回転は、後述の信号検知制御回路431によって制御されており、その信号検知制御回路431によって主制御基板300からの払出信号と駆動信号とが検知されたときに限り、すなわち、主制御基板300からの払出信号と駆動信号とが共にオンの期間(又は共にオフの期間)、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転するように制御される。
また、後述の信号検知制御回路431によって主制御基板300からの払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検知されると、回転ディスク640の回転は行われないようになっている。これは、たとえば主制御基板300に接続されるハーネスの接続不良等のような原因により、払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検出されるような状況が生じることによるものである。
また、筐体2の内部に設けられている電源装置530のたとえば側面には、いわゆる配電盤に相当する後述の電源装置制御基板430が設けられている。この電源装置制御基板430には、電源装置530で発生される各種電源電圧を回胴装置520やホッパ装置600等の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン1の動作に必要なシステム電源が供給される。
また、前扉3は、筐体2の開口を閉塞する位置で、操作卓部3Cに設けられている鍵穴4を有する図示しない施錠装置によりロックされ、ホールスタッフ等が主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認を含むメンテナンス作業や設定値変更等に伴う出玉管理作業等を行う場合、前扉3の鍵穴4に専用鍵を差し込んでそのロックを解除すると、前扉3が開放されるようになっている。
前扉3の上部パネル部3Aには、遊技に伴った演出を行う演出表示部100が取り付けられている。演出表示部100には、たとえばゲームの進行に応じた動画像等を表示する表示部101と、この表示部101を覆う表示パネル102とが設けられている。この表示パネル102は、中央部に表示部101を視認可能とする略長方形の透明窓103を有し、その透明窓103の周囲が映像を表示可能な液晶パネルで構成されている。また、演出表示部100には、意匠的に遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計された複数の演出用ランプ104〜108と、演出用の効果音を発するスピーカ109a,110aを有する放音部109,110とが設けられている。
そして、主制御基板300から遊技に関する制御信号に応じて、前扉3の上部パネル部3Aの背面に設けられているサブ制御基板400により、表示部101による動画像等の表示と、演出用ランプ104〜108による点滅又は点灯によっての演出と、放音部109,110からの効果音による演出とが行われるようになっている。
前扉3の中部パネル部3Bには、回胴装置520の各メインリール521,522,523の確認を行える確認窓201を有するパネル202を備えたメイン演出部200が設けられている。また、メイン演出部200の下方には、貯留枚数表示器210、遊技進行表示器220、払出枚数表示器230が設けられている。これらの貯留枚数表示器210、遊技進行表示器220、払出枚数表示器230は、7セグメントLEDを有し、0〜9までの10通りの表示が可能となっている。
貯留枚数表示器210には、後述のメダル投入部6から遊技停止中に連続投入されたメダル又は払い出されたメダルをクレジット(遊技媒体の数を記憶)する際に、最大50までの数字で表示されるようになっている。
遊技進行表示器220には、遊技者に有利な特別遊技状態(ビックボーナス、レギュラーボーナス等)が発生した際、その特別遊技状態の残りゲーム数や払出枚数等が数字で表示されるようになっている。
払出枚数表示器230には、回胴装置520の各メインリール521,522,523の停止に伴い、その有効ライン上に揃った図柄に応じてのメダルの払い出しの枚数が数字で表示されるようになっている。また、払出枚数表示器230は、スロットマシン1でのたとえば出玉率(メダルの払出率)を決定する際の設定値を表示するものとして兼用されている。
また、中部パネル部3Bの両側には、高輝度発光ダイオードを内蔵したサイドランプ5a,5bが配置されている。これらのサイドランプ5a,5bは、リーチ演出や大当たり入賞等の際に点灯又は点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行うものである。
前扉3の操作卓部3Cには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部6、メダルをベットするベットボタン7、ゲームの操作を指示する操作ノブ8aを有するスタートレバー8、演出表示部100のメインリール521,522,523をストップさせるストップボタン9a,9b,9c等が設けられている。
ここで、現状のスロットマシン1では、1ゲームに必要とされるメダルがたとえば3枚となっているため、メダル投入部6から3枚を超えてメダルが連続投入されると、最大50枚までクレジットされるとともに、上述した貯留枚数表示器210にそのクレジットされているメダルの枚数が表示される。
ベットボタン7は、スロットマシン1のゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式の操作スイッチであり、MAXベットボタンと呼ばれている。すなわち、メダルがクレジットされているとき、ゲーム開始時にベットボタン7を操作すると、そのクレジットされているメダルのうち3枚がベットされるようになっている。このとき、上述した貯留枚数表示器210に表示される枚数がベットボタン7の操作に応じて3枚ずつ減算されて表示される。
スタートレバー8は、演出表示部100の後述のメインリール521,522,523を一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に設けられている球形の操作ノブ8aを上下左右のいずれかの方向に傾倒操作するとオン作動し、その操作ノブ8aから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフするように構成されている。
ストップボタン9a,9b,9cは、回胴装置520の各メインリール521,522,523の回転停止を個別に指示するための押圧式スイッチであり、各メインリール521,522,523の配列に対応してそれぞれ並設されている。
また、前扉3の操作卓部3Cの背面には、操作卓部3Cのベットボタン7、スタートレバー8、ストップボタン9a,9b,9c等の各種メインスイッチが電気的に接続された中央表示制御基板410が設けられており、これらのスイッチの出力信号が中央表示制御基板410から後述の主制御基板300に転送されるようになっている。
また、中央表示制御基板410には、開閉自在なカバー(図示省略)によって覆われている設定ボタン411が設けられている。この設定ボタン411は、スロットマシン1の出玉率(メダルの払出率)を決定する際の設定値を変更する場合に操作されるものであって、設定ボタン411の操作に応じて払出枚数表示器230に設定値が表示される。
前扉3の下部パネル部3Dには、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、たとえば登場キャラクターの絵等を表示するパネル10が設けられている。
下部パネル部3Dの下方には、入賞時等においてメダルを排出するメダル排出口12を有する受皿ユニット11と、スピーカ13a,14aを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる演出効果音部13,14と、灰皿15等とがそれぞれ配設されている。
また、前扉3の下部パネル部3Dの背面には、メダル投入部6より投入される投入物を正規のメダルか異物かを判別して振り分けるセレクト機構500と、このセレクト機構500で振り分けられたメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置600へ案内するホッパガイド部材501と、セレクト機構500で振り分けられた異物をメダル排出口12へ案内するガイド部材502と、ホッパ装置600のメダル排出スリット601から排出されたメダルを受皿ユニット11のメダル排出口12側にガイドする払出ガイド部材503とが設けられている。
なお、セレクト機構500は、たとえばスロットマシン1での回胴装置520の各メインリール521,522,523の回転中やリプレイ入賞時等でのメダルの受付不可時に、メダル投入部6から投入された後述のメダルをガイド部材502側に振り分けるようになっている。そして、ガイド部材502側に振り分けられたメダルはメダル排出口12側から排出されるようになっている。
図3及び図4は、上述したホッパ装置600の詳細を説明するための図である。ここで、図3は上述したホッパ装置600の詳細を説明するための斜視図であり、図4はホッパ装置600の制御系の概要を示すブロック図である。
これらの図に示すように、ホッパ装置600は、上述した筐体2の底部に設けられている図示しないガイドレール上に支持固定されるフレーム体610と、ホッパモータ620と、回転ディスク載置プレート630と、回転ディスク640と、メダルタンク650とを有している。
また、図4に示すように、ホッパ装置600のメダルの払い出しに関わる制御系660は、たとえばフレーム体610の内部に設けられているとともに、払出枚数比較処理部661、ROM662、RAM663、ホッパモータ駆動部664、内部メダル検出センサ駆動部665、外部メダル検出センサ駆動部666を備えている。また、これらの払出枚数比較処理部661、ROM662、RAM663、ホッパモータ駆動部664、内部メダル検出センサ駆動部665、外部メダル検出センサ駆動部666、CPU667は、バス668を介して接続されている。
払出枚数比較処理部661は、CPU667の制御により、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果とを比較し、それぞれの検出結果に差がある場合は、その差分をRAM663に累積して記憶させる。
ROM662には、CPU667の制御に必要な所定の制御プログラム等が格納されている。RAM663には、たとえば払出枚数比較処理部661による差分がに累積して記憶される。ここで、RAM663は、書き込み可能な不揮発性メモリであることが好ましい。これは、RAM663への駆動電力が無くなっても記憶している内容が消去されないようにするためである。なお、制御系660にコンデンサ等のバックアップ電源が搭載されている場合は、RAM663が揮発性メモリであってもよいことは勿論である。
ホッパモータ駆動部664は、主制御基板300からの払出指令に応じてホッパモータ620を駆動させる。内部メダル検出センサ駆動部665は、後述のように、メダル排出スリット636の内側に設けられている内部メダル検出センサ628によるメダルの払出枚数の検出を行わせる。ちなみに、内部メダル検出センサ628によるメダルの払出枚数の検出は、後述のように、メダルをメダル排出スリット636から放出する後述の放出部材637の位置を検出することで行われる。
外部メダル検出センサ駆動部666は、後述のように、メダル排出スリット636の外側に設けられている外部メダル検出センサ629によるメダルの払出枚数の検出を行わせる。ちなみに、外部メダル検出センサ629によるメダルの払出枚数は、後述のメダル排出スリット636から放出されたメダルを検出することで行われる。
CPU667は、ROM662に格納されている所定の制御プログラムを読み込んで、各部の動作を制御する。
また、図3に示すように、フレーム体610には、ホッパモータ620、回転ディスク載置プレート630、回転ディスク640等を収容する収容部611と、回転ディスク載置プレート630の後述する係合片631を係合する4個の係合片612とが設けられている。なお、図3では、4個の係合片612のうち、2個の係合片612が収容部611の内側に隠れていて図示されていない。ここで、フレーム体610の収容部611は、回転ディスク載置プレート630、回転ディスク640等を収容する際、これらの回転ディスク載置プレート630や回転ディスク640等が上述したホッパ装置600から溢れたメダルを収納する図示しない補助貯留部側に向けて傾けられるようになっている。
ホッパモータ620には、ねじ挿通穴を有する4個の取付部622が回転ディスク載置プレート630側に向けて突設されたプレート621が設けられている。このプレート621の下面側には、モータ本体623が取り付けられている。また、プレート621の上面側には、先端にねじ穴624aを有するモータ軸624が回転ディスク載置プレート630側に向けて突き出るように設けられている。
なお、モータ本体623とモータ軸624との間には、ギヤ等が介在されており、モータ本体623からの駆動力がそのギヤ等を介してモータ軸624に伝達されるようになっている。また、プレート621の取付部622のねじ挿通穴に挿通される図示しないねじが回転ディスク載置プレート630側に螺着されることで、ホッパモータ620が回転ディスク載置プレート630の下面側に取り付けられるようになっている。
回転ディスク載置プレート630の外周には、上述したフレーム体610の係合片612に係合される4個の係合片612がフレーム体610側に向けて設けられている。回転ディスク載置プレート630の上面には、回転ディスク640を収容する円形の収容部632が設けられている。また、その収容部632の中心部分には、上述したホッパモータ620のモータ軸624が挿通される挿通穴632aが設けられている。
なお、その挿通穴632aから突出したホッパモータ620のモータ軸624には、ねじ挿通穴633aを有するとともに、コイルバネ634が介装され、回転ディスク640を支持して回転ディスク640を回転させる回転支持体633が取り付けられるようになっている。また、回転ディスク載置プレート630には、メダル排出スリット636が設けられている。
メダル排出スリット636の近傍には、放出部材637が設けられており、この放出部材637によってメダルの放出が行われるようになっている。すなわち、メダル排出スリット636は、回転ディスク640の後述の8個のメダル穴642のうちの1個のメダル穴642に位置合わせされており、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転し、いずれかのメダル穴642に収容されたメダルが上述した放出部材637の位置に到達すると、そのメダルが放出部材637に当接して放出部材637を回転ディスク640の回転方向に押し上げ、その後、放出部材637の弾性力によってメダル穴642に収容されたメダルが放出されるようになっている。
ここで、メダルの放出は、上述したように、後述の信号検知制御回路431によって主制御基板300からの払出指令である駆動信号と払出信号とが検知されたとき、すなわち駆動信号と払出信号とが共にオン(又は共にオフ)のときに限り、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転するように制御されることで実行されるようになっている。
ちなみに、回転ディスク640の回転によるメダルの払出枚数は、主制御基板300からの駆動信号及び払出信号のオン期間(又はオフ期間)で制御されるようになっている。
また、回転ディスク640の回転によるメダルの払出枚数は、メダル排出スリット636の内側に設けられている、図4に示した内部メダル検出センサ628によって検出されるようになっている。すなわち、その内部メダル検出センサ628は、メダルが放出部材637に当接して放出部材637を回転ディスク640の回転方向に押し上げ、その後、放出部材637の弾性力によってメダル穴642に収容されたメダルが放出されるときの放出部材637の位置を検出することでメダルの払出枚数を検出するようになっている。
このとき、ホッパ装置600でのメダルの払い出しが主制御基板300からの払出指令に応じた枚数となるとき、適正な払い出しが行われたということで、サブ制御基板400による光や音によるエラー処理は行われないが、ホッパ装置600でのメダルの払い出しが主制御基板300からの払出指令に応じた枚数とならないとき、サブ制御基板400による光や音によるエラー処理が行われるようになっている。
また、回転ディスク640の回転によるメダルの払出枚数は、メダル排出スリット636の外側に設けられている、外部メダル検出センサ629によって検出されるようになっている。この外部メダル検出センサ629は、メダル排出スリット636から放出されたメダルを検出するものである。この場合、その外部メダル検出センサ629は、反射型であってもよいし、透過型であってもよい。
ここで、内部メダル検出センサ628は既存のものであるが、外部メダル検出センサ629は新たに追加しているものである。このように、内部メダル検出センサ628に加えて外部メダル検出センサ629を設けた理由は、たとえばメダルの払い出しを行う回転ディスク640を回転させるためのホッパモータ620の制動力が劣化し、たとえば規定枚数以上のメダルの払い出しが行われてしまうことを検出するためである。
すなわち、主制御基板300からの払出指令である駆動信号と払出信号とが検知されたとき、すなわち駆動信号と払出信号とが共にオン(又は共にオフ)のとき、ホッパモータ620の駆動によって回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転し、上述したメダルの放出に関わる放出部材637の位置が内部メダル検出センサ628によって検出されることで、メダルの払出枚数が検出される。
ここで、内部メダル検出センサ628によって検出された結果が主制御基板300に与えられることで、主制御基板300側では次の制御に移ることができる。また、内部メダル検出センサ628によって検出された結果が主制御基板300からの払出指令に応じた枚数とならないとき、サブ制御基板400による光や音によるエラー処理が行われる。
また、主制御基板300からの払出指令である駆動信号と払出信号とが無くなれば、内部メダル検出センサ628によるメダルの払出枚数の検出が行われないようになっている。つまり、内部メダル検出センサ628によるメダルの払出枚数の検出は、主制御基板300からの払出指令に応じて行われることになる。
この場合、主制御基板300からの払出指令である駆動信号と払出信号とが無くなれば、ホッパモータ620の駆動が停止し、回転ディスク640の回転によるメダルの払い出しが行われなくなる。このとき、ホッパモータ620がたとえばステップ駆動するものであれば、ホッパモータ620への駆動パルスが無くなることにより、ホッパモータ620がその位置(回転角)を保持しようとして、大きな反抗力を発揮することで、回転ディスク640の回転を停止させるための制動力が作用する。
ところが、たとえばホッパモータ620の劣化等により、回転ディスク640の回転を停止させるための制動力が低下してしまうような状況では、回転ディスク640の惰性回転が生じ、メダルがメダル排出スリット636から放出されてしまうことがある。そのため、内部メダル検出センサ628の検出動作が停止していても、外部メダル検出センサ629の検出動作を継続させておけば、回転ディスク640の惰性回転による規定枚数以外のメダルの払い出しを検出することができる。
この場合、上述したホッパ装置600の制御系660の払出枚数比較処理部661により、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果とが比較され、それぞれの検出結果に差がある場合は、その差分がRAM663に累積して記憶される。なお、払出枚数比較処理部661による比較は、内部メダル検出センサ628によって規定枚数のメダルの払い出しの検出が行われた後でもよいし、内部メダル検出センサ628によって1枚毎にメダルの払出枚数が検出される毎としてもよい。また、RAM663に差分を累積して記憶させるタイミングは、1回の入賞の払出完了時毎であってもよいし、複数回の入賞の払出完了時毎であってもよい。
いずれにしても、払出枚数比較処理部661による比較による差分がRAM663に累積して記憶されることにより、店舗での実際のホッパ装置600の稼働状況である、メダルの払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されることになり、スロットマシン1が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、たとえばRAM663に累積記憶されている値が一定値を超えているかどうかを確認することで、そのホッパ装置600の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができるようになる。
一方、後述の信号検知制御回路431によって主制御基板300からの払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検知されると、回転ディスク640の回転は行われないようになっている。これは、たとえば主制御基板300に接続されるハーネスの接続不良等のような原因により、払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検出されるような状況が生じることによるものである。
この場合、後述の信号検知制御回路431によってたとえば駆動信号のみが検知されたときは、信号検知制御回路431から電源装置制御基板430を介して主制御基板300に不正行為を示すエラー信号が出力されるようにしてもよい。
これにより、主制御基板300からサブ制御基板400に不正行為に対するエラー処理の制御信号が送信され、サブ制御基板400により、たとえば上述した表示部101にエラー発生を示す内容がたとえばエラーコードとともに表示されたり、演出用ランプ104〜108によるエラーを示す点滅又は点灯が行われたり、放音部109,110からのエラーを示すエラー音の出力が行われたりすることが可能となる。
また、メダルの払出中である回転ディスク640の回転中に電源断の兆候が検知されたとき、主制御基板300からの払出信号が優先的にオフにされるようにしてもよい。これにより、ホッパモータ620の駆動が停止し、回転ディスク640のメダルの払い出しが可能な方向への回転に対する制動力が作用することで、回転ディスク640のメダルの払い出しが可能な方向への惰性回転によるメダルの払い出しが行われないようにすることも可能となる。
また、回転ディスク載置プレート630の四隅には、メダルタンク650の後述の係合片652を係合する係合凹部635が設けられている。回転ディスク640の中心部には、上述したホッパモータ620のモータ軸624のねじ穴624aに螺着されるねじによって取り付けられる取付部641が設けられている。
また、回転ディスク640には、円周方向に一定間隔をもって形成された8個のメダル穴642が設けられている。これらのメダル穴642は、メダルの形状に合わせてほぼ円形に形成されているとともに、表面から裏面まで貫通するように形成されている。すなわち、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転すると、メダルタンク650内のメダルが回転ディスク640の各メダル穴642に1枚ずつ収容され、メダルを収容したメダル穴642が上述したメダル排出スリット636の放出部材637の位置に到達する。その後は、上述したように、放出部材637の弾性力によって放出される。
ここで、回転ディスク640がメダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転したときも、メダルタンク650内のメダルが回転ディスク640の各メダル穴642に1枚ずつ収容されて放出部材637の位置まで搬送されることになるが、上述したように、回転ディスク640が反時計回りに回転したとき、メダルが放出部材637に当接しないため、放出部材637の弾性力によっての放出が行われない。
メダルタンク650には、上述した回転ディスク載置プレート630の係合凹部635に係合される係合片652を下面側に有したプレート651が設けられている。プレート651の上面側には、回転ディスク640等を収容する収容部653と、メダルタンク650から溢れたメダルを図示しない補助貯留部側に排出するオーバーフロー口654を有したメダルタンク体655とが設けられている。
ここで、上述した前扉3の操作卓部3Cのメダル投入部6からメダルが投入されると、そのメダルがセレクト機構500で振り分けられた後、ガイド部材501によってメダルタンク体655内に収容されるようになっている。
また、上述したメダル排出スリット636の近傍の内側には、上述した内部メダル検出センサ628が設けられており、通常の払出時にその内部メダル検出センサ628によってメダルの所定枚数に到達したことが検出されると、電源装置制御基板430から主制御基板300に対して払い出し完了を示す信号が送信されるようになっている。この場合、電源装置制御基板430から主制御基板300に対して、その内部メダル検出センサ628によって検出されたメダルのカウント数を送信してもよい。
なお、その内部メダル検出センサ628によって、メダルが回転ディスク640のメダル穴642等に詰まるなどして、回転ディスク640の回転がぎこちなかったり、メダルの払い出しが所定枚数に到達しなかったりすることなどが所定時間続いたり、メダルタンク650内のメダルが空になったりすることなどが検出されると、電源装置制御基板430からホッパモータ620への駆動電力の供給が停止されるとともに、電源装置制御基板430から主制御基板300に不正行為とは異なる通常のエラーが発生したことを示す信号が送信される。
この場合、主制御基板300による通常のエラー処理が実行される。このエラー処理では、たとえば主制御基板300からサブ制御基板400にエラー処理に関する制御信号が出力される。このとき、サブ制御基板400により、たとえば上述した表示部101にエラー発生を示す内容がたとえばエラーコードとともに表示されたり、演出用ランプ104〜108によるエラーを示す点滅又は点灯が行われたり、放音部109,110からのエラーを示すエラー音の出力が行われたりする。
また、上述したメダル排出スリット636の近傍の外側には、上述した外部メダル検出センサ629が設けられており、その外部メダル検出センサ629によって上述したように、メダル排出スリット636から放出されたメダルが検出される。
図5は、スロットマシン1に設けられている制御システムを説明するためのブロック図である。制御システムは、主として主制御基板300、サブ制御基板400、回胴装置基板420、中央表示制御基板410、電源装置制御基板430、外部集中端子基板440を備え、それぞれが配線ケーブルによって接続されている。
主制御基板300は、CPU(Central Processing Unit)301、半導体メモリであるROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303等を備えている。
主制御基板300のCPU301は、ROM302に予め記憶されているシステムプログラムやスロットマシンゲーム用のプログラム等を読み込み、ゲームの進行に合わせて、サブ制御基板400、回胴装置基板420、中央表示制御基板410、電源装置制御基板430等に対する分散制御を行う。
ここで、CPU301による主な制御としては、メダルの投入(又はベットボタン7によるベット及びリプレイ入賞時の次遊技)とスタートレバー8の操作を条件として抽選を行い、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上にストップボタン9a,9b,9cの操作でその当選役に係る図柄が入賞したことを条件として所定枚数のメダルが払い出されるように、電源装置制御基板430を介してホッパ装置600を制御することである。この場合、上述したように、電源装置制御基板430に回転ディスク640を回転させるための駆動信号と、回転ディスク640をメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)へ回転させるための払出信号が送信されるか、払い出されたメダルがクレジットされた際の上述した貯留枚数表示器210の貯留表示を示す信号が出力される。
このとき、電源装置制御基板430からホッパ装置600に駆動電力が与えられることで、そのホッパモータ620が駆動し、回転ディスク640の回転により所定枚数のメダルが払い出される。また、ホッパ装置600側に設けられている内部メダル検出センサ628によって払い出されたメダルの枚数が所定枚数に到達したことが検出されると、ホッパモータ620の駆動が停止されるとともに、電源装置制御基板430から主制御基板300に対して払い出し完了を示す信号が送信される。
これにより、主制御基板300のCPU301は、メダルの払い出しが正常に行われたことを認識し、次のゲームの進行に合わせた制御に移ることができる。また、電源装置制御基板430から主制御基板300に対して、内部メダル検出センサ628によって検出されたメダルのカウント数を送信するようにし、そのカウント数に基づいて、メダルの払い出しが正常に行われたことを認識するようにしてもよい。
また、CPU301による主な制御としては、ゲームの進行に合わせ、内部抽選した役及び遊技状態等の情報をサブ制御基板400へ与えることである。この場合、サブ制御基板400により、その役に相当する演出が、上述した演出用ランプ104〜108、サイドランプ5a,5b、スピーカ13a,14a,109a,110a、表示部101を介して行われる。
また、CPU301による主な制御としては、電源装置制御基板430に対し、所定枚数のメダルが払い出されるように指示を出してから、所定時間経過しても電源装置制御基板430からのメダルの払い出し完了を示す信号を受け取ることができなかった場合等において、通常のエラー処理を実行することである。
すなわち、上述したように、ホッパ装置600側において、内部メダル検出センサ628により、メダルが回転ディスク640のメダル穴642等に詰まるなどして、回転ディスク640の回転がぎこちなかったり、メダルの払い出しが所定枚数に到達しなかったりすることなどが所定時間続いたり、メダルタンク650内のメダルが空になったりすることなどが検出されると、電源装置制御基板430によるホッパモータ620の駆動が停止されるとともに、電源装置制御基板430から主制御基板300にエラーが発生したことを示す信号が送信される。
この場合には、主制御基板300のCPU301からサブ制御基板400に通常のエラー処理に関する信号が出力され、サブ制御基板400により、たとえば上述した表示部101にエラー発生を示す内容がたとえばエラーコードとともに表示されたり、演出用ランプ104〜108によるエラーを示す点滅又は点灯が行われたり、放音部109,110からのエラーを示すエラー音の出力が行われたりする。
また、CPU301による主な制御として、電源装置制御基板430に対し、所定枚数のメダルが払い出されるように指示を出していないにも関わらず、後述の信号検知制御回路431によってホッパモータ620における駆動信号のみが検知されると、不正行為に対するエラー処理が実行されるようにしてもよい。
すなわち、たとえばホッパモータ620の所定の配線がショートされ、ホッパモータ620が強制的に駆動されたとき、後述の信号検知制御回路431によりホッパモータ620への駆動信号のみが検知される。この場合、後述の信号検知制御回路431によってホッパモータ620が逆駆動されるようにしてもよい。このように、回転ディスク640がメダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転することで、上述したように、回転ディスク640のメダル穴642に収容されたメダルが放出部材637に当接しないことから、そのメダルに対する放出部材637による弾性力が作用せず、メダルの放出が行われないようになる。
なお、ホッパモータ620が逆駆動して回転ディスク640がメダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転する動作は、たとえばメダル管理の際に操作される強制メダル払出の操作によっても行われるが、この場合は図示しないスイッチの切り替え等により、電源装置制御基板430から主制御基板300への不正行為を示すエラー信号等が出力されないようになっている。また、ホッパモータ620が逆駆動して回転ディスク640がメダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転した場合でも、主制御基板300による統括制御は継続して行われるようになっている。
また、CPU301による主な制御として、メダルの払出中である回転ディスク640の回転中に電源断(電源装置530で発生される各種電源電圧を回胴装置520やホッパ装置600等の各所に配電する配電回路からのシステム電源が何らかの原因によって断たれてしまうような状態)の兆候が検知されると、払出信号が優先的にオフにされるようにすることで、回転ディスク640がメダルの払い出しを可能な方向とは逆方向に回転させるように制御するようにしてもよい。
この場合、回転ディスク640のメダルの払い出しが可能な方向への回転に対する制動力が作用し、回転ディスク640のメダルの払い出しが可能な方向への惰性回転によるメダルの払い出しが行われないようになる。ここで、電源断の兆候とは、上述したように、配電回路からのシステム電源が規定電圧を下回るような現象である。このような電源断の兆候は、たとえば電源が完全に遮断される場合や、電源電圧が不安定となる場合に生じる。
サブ制御基板400には、演出用ランプ104〜108と、サイドランプ5a,5bと、スピーカ13a,14a,109a,110aと、表示部101とが接続されている。そして、サブ制御基板400は、主制御基板300のCPU301からのゲームの進行に合わせた制御に基づき、上述した演出用ランプ104〜108を点滅又は点灯させたり、サイドランプ5a,5bを点滅又は点灯させたり、スピーカ13a,14a,109a,110aから効果音等を発生させたり、表示部101での所定の演出映像等の表示を行わせたりする。これにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行うことができる。なお、サブ制御基板400においては、上述したように、ホッパ装置600の制御系660での払出枚数比較処理部661による比較による差分が累積して記憶されるようにしてもよい。
回胴装置基板420には、上述したメインリール521,522,523を回転駆動するステッピングモータ521b,522b,523bと、メインリール521,522,523の各回転位置を検出する、たとえばフォトセンサ521a,522a,523aとが接続されている。
そして、回胴装置基板420は、フォトセンサ521a,522a,523aからの検出信号と、ステッピングモータ521b,522b,523bへ出力した駆動パルス信号のパルス数との情報に基づいて、メインリール521,522,523の回転と制動、及び停止の制御を適切に行うようになっている。
また、回胴装置基板420は、上述したスタートレバー8、ストップボタン9a,9b,9c等の操作に伴って、主制御基板300からメインリール521,522,523のそれぞれの回転又は停止させるべき旨の制御信号が供給されると、フォトセンサ521a,522a,523aからの検出信号を取り込みながら、各メインリール521,522,523の回転位置を適切に把握しつつ、ステッピングモータ521b,522b,523bへの駆動パルス信号を制御して各メインリール521,522,523の回転動作を制御する。
中央表示制御基板410には、上述したベットボタン7、スタートレバー8、ストップボタン9a,9b,9c、セレクト機構500等が接続されている。中央表示制御基板410は、これらベットボタン7、スタートレバー8及びストップボタン9a,9b,9cからの出力信号を主制御基板300へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示制御基板410は、セレクト機構500に設けられている図示しない遊技メダル検出センサからの出力信号を主制御基板300へ転送し、上述のメダル投入部6に投入されたメダル枚数を知らせるとともに、異物の投入や目詰まりの発生等を検出し知らせる。
そして、主制御基板300は、ベットボタン7又はセレクト機構500のメダルセンサが動作し、当該ゲームへの賭け枚数を検知し、スタートレバー8がオン操作されると、リール回転開始の指示がなされたことを検知する。さらに、ストップボタン9a,9b,9cが任意の順番でストップ操作されると、その順番でメインリール521,522,523を停止させるべき指示がなされたことを検知する。
電源装置制御基板430には、ホッパ装置600と、信号検知制御回路431と、電源装置530とが接続されている。電源装置制御基板430は、電源装置530で発生される各種電源電圧をホッパ装置600等の各所に配電する配電回路が形成されており、その配電回路からスロットマシン1の動作に必要なシステム電源を供給する。また、電源装置制御基板430は、主制御基板300からの上述した駆動信号と払出信号とを受け取ると、ホッパ装置600に駆動電力を与えてメダルの払い出しを行わせる。
ここで、信号検知制御回路431は、上述したように、主制御基板300から電源装置制御基板430に与えられる上述した駆動電力と払出信号とを検知する。信号検知制御回路431は、主制御基板300からの駆動電力と払出信号とを検知した場合、正常な遊技状態であると判断し、ホッパ装置600の回転ディスク640をメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転させるように制御する。
また、信号検知制御回路431は、主制御基板300からの払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検知されると、回転ディスク640の回転を行わせないように制御する。これは、たとえば主制御基板300に接続されるハーネスの接続不良等のような原因により、払出信号又は駆動信号のいずれか一方のみが検出されるような状況が生じることに対する対策である。
なお、信号検知制御回路431においては、主制御基板300からのたとえば払出信号のみを検知すると、回転ディスク640の回転は行わせず、たとえば駆動信号のみを検知すると、回転ディスク640をメダルの払出不可能な方向(たとえば反時計回り)に回転させるように制御させることも可能である。この場合、回転ディスク640を払出不可能な方向に回転させる場合、電源装置制御基板430からホッパ装置600に供給される駆動電力の極性を反転させるような制御が行われる。これにより、回転ディスク640の惰性回転によるメダル排出スリット636からのメダルの放出が確実に防止される。
なお、ここでは、信号検知制御回路431が電源装置制御基板430に接続されている場合で示しているが、これに限らず、主制御基板300、サブ制御基板400、回胴装置基板420、中央表示制御基板410のいずれかに接続されるようにしてもよい。
外部集中端子基板440は、主制御基板300から出力されるスロットマシン1の状態信号又はゲームの進行状況等を示す信号を、図示しないホールコンピュータへ送信するための端子基板である。
次に、スロットマシン1におけるホッパ装置600の診断方法について、図6を用いて説明する。ここで、図6はスロットマシン1におけるホッパ装置600の診断方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、ホッパ装置600の制御系660の払出枚数比較処理部661により、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果との比較が内部メダル検出センサ628によって1枚毎にメダルの払出枚数が検出される毎に行われるものとする。
まず、図6に示すように、主制御基板300のCPU301により、メダルの投入(又はベットボタン7によるベット及びリプレイ入賞時の次遊技)とスタートレバー8の操作を条件とした抽選が行われ、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上にストップボタン9a,9b,9cの操作でその当選役に係る図柄が入賞したことを条件として所定枚数のメダルが払い出されるとき、主制御基板300から電源装置制御基板430に払出指令(払出信号及び駆動信号)が出力される(ステップS1:YES)。この場合、たとえばクレジット可能な最大貯留枚数を上回る払い出しがあるとき、その駆動信号と払出信号とが最大貯留枚数を上回る分だけ払い出されるような信号として出力される。
このとき、電源装置制御基板430からホッパ装置600に駆動電力が供給されることで、ホッパモータ620が駆動し(ステップS2)、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転する。
ここで、回転ディスク640の回転により、メダルタンク650内のメダルが回転ディスク640の各メダル穴642に1枚ずつ収容され、メダルを収容したメダル穴642がメダル排出スリット636の上述した放出部材637の位置に到達するすると、その放出部材637により上述した受皿ユニット11に設けられているメダル排出口12側に排出される。
すなわち、上述したように、回転ディスク640がメダルの払出可能な方向(たとえば時計回り)に回転し、いずれかのメダル穴642に収容されたメダルが上述した放出部材637の位置に到達すると、そのメダルが放出部材637に当接して放出部材637を回転ディスク640の回転方向に押し上げ、その後、放出部材637の弾性力によってメダル穴642に収容されたメダルが放出される。
このとき、メダル排出スリット636の近傍の内側に設けられている上述した内部メダル検出センサ628により、放出部材637の位置検出に応じてメダルの払い出しが検出され、これに併せてメダル排出スリット636の近傍の外部に設けられている上述した内部メダル検出センサ628によりメダル排出スリット636から放出されるメダルが検出される(ステップS3:YES)。
なお、主制御基板300からの払出指令があるにも関わらず、メダルが回転ディスク640のメダル穴642等に詰まるなどして、回転ディスク640の回転がぎこちなかったり、メダルの払い出しが所定枚数に到達しなかったりすることなどが所定時間続いたり、メダルタンク650内のメダルが空になったりすることなどが検出されると(ステップS4:NO)、電源装置制御基板430からホッパモータ620への駆動電力の供給が停止されるとともに、電源装置制御基板430から主制御基板300に不正行為とは異なる通常のエラーが発生したことを示す信号が送信されることで、通常のエラー処理が行われる(ステップS5)。
このようなメダルの詰まりなどによるエラーが発生した場合は、前扉3を開放して図2で説明したように、ホッパ装置600を筐体2の底部2bに取り付けられる図示しないガイドレールに沿って手前側に引き出すことで、メダルの詰まりなどを確認することができる。ここで、メダルの詰まりなどを解消した後、たとえば電源装置530に設けられているリセットボタンを操作することで、リセット処理が完了し(ステップS6:YES)、通常のゲームの進行に移ることができる。
また、ステップS2でホッパモータ620が駆動され、外部メダル検出センサ629によりメダル排出スリット636から放出されるメダルが検出されると(ステップS7:YES)、上述したホッパ装置600の制御系660の払出枚数比較処理部661により、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果とが比較される(ステップS8)。
このとき、それぞれの検出結果に差がない場合(ステップS9:NO)は、上述したRAM663への累積記憶が行われないが、それぞれの検出結果に差がある場合(ステップS9:YES)は、その差分がRAM663に累積して記憶される(ステップS10)。すなわち、内部メダル検出センサ628による検出結果が0に対して、外部メダル検出センサ629による検出結果が1である場合、その差分の1がRAM663に累積して記憶されることになる。
このような差分は、上述したように、たとえばホッパモータ620の劣化等により、回転ディスク640の回転を停止させるための制動力が低下してしまうような状況で、回転ディスク640の惰性回転が生じ、メダルがメダル排出スリット636から放出されてしまうことがあるためである。
このような払出枚数比較処理部661による、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果との比較は、たとえば主制御基板300からの払出指令が15枚であるとき、15回以上行われることになる。これは、回転ディスク640の惰性回転により、たとえば主制御基板300からの払出指令が15枚であっても、15枚以上放出されてしまうことがあるためである。そのため、払出枚数比較処理部661による、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果との比較は、外部メダル検出センサ629によってメダルがメダル排出スリット636から放出されたメダルが検出される度に行われるようにすることが好ましい。
そして、内部メダル検出センサ628により、メダルの払出枚数が所定枚数に到達したことが検出されると(ステップS4:YES)、電源装置制御基板430によるホッパモータ620の駆動が停止される。
また、その内部メダル検出センサ628によって所定枚数に到達したことが検出されると、電源装置制御基板430から主制御基板300に対して払い出し完了を示す信号が送信される。
主制御基板300のCPU301がその払い出し完了を示す信号を受け取ると、次のメダルの投入(又はベットボタン7によるベット及びリプレイ入賞時の次遊技)とスタートレバー8の操作を条件とした抽選を行い、当選し、かつ予め設定された有効ライン上にストップボタン9a,9b,9cの操作でその当選役に係る図柄が入賞すると、上記同様に、電源装置制御基板430に駆動信号と払出信号とを出力することで、ホッパ装置600からの所定枚数のメダルの払い出しが行われる。
以上のようにして、主制御基板300からの払出指令に応じて、ホッパ装置600からメダルが払い出される度に、払出枚数比較処理部661による、内部メダル検出センサ628による検出結果と、外部メダル検出センサ629による検出結果との比較が行われ、それぞれの検出結果に差分がある場合、すなわち、内部メダル検出センサ628による検出結果が0で、外部メダル検出センサ629による検出結果が1であるとき、その差分がRAM663の累積して記憶される。
このようにして、払出枚数比較処理部661による比較による差分がRAM663に累積して記憶されることにより、店舗での実際のホッパ装置600の稼働状況である、メダルの払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されることになり、スロットマシン1が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、そのRAM663に累積記憶されている値が一定値を超えているかどうかを確認することで、そのホッパ装置600の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができるようになる。
このように、本実施例では、主制御基板300からの払出指令に応じた遊技媒体としてのメダルの払出時に、放出手段としての放出部材637により回転ディスク640の回転に合わせて遊技媒体排出口としてのメダル排出スリット636からのメダルの放出が行われ、第1遊技媒体検出手段としての内部メダル検出センサ628により、放出部材637の放出動作が検出されることでメダルの放出が検出され、第2遊技媒体検出手段としての外部メダル検出センサ629により、メダル排出スリット636から放出されるメダルが検出され、検出結果比較処理手段としての検出結果比較処理部661により、内部メダル検出センサ628と外部メダル検出センサ629との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分が記憶手段としてのRAM663に累積させて記憶されるようにした。
すなわち、検出結果比較処理部661により、内部メダル検出センサ628と外部メダル検出センサ629との検出結果が比較され、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分がRAM663に累積させて記憶されるということは、店舗での実際のホッパ装置600の稼働状況である、遊技媒体の払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されることになる。
このように、店舗での実際のホッパ装置600の稼働状況である、メダルの払い出しが適正に行われているか否かが絶えず診断されるようにすることで、スロットマシン1が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、たとえばRAM663に累積記憶されている値が一定値を超えているかどうかを確認することで、そのホッパ装置600の再利用が可能であるかどうかを簡単かつ適切に判断することができる。
なお、本実施例では、払出枚数比較処理部661による比較による差分がRAM663に累積して記憶され、そのRAM663の内容がスロットマシン1が不要となってメーカーや廃棄業者に引き渡された後、メーカーや廃棄業者側で確認される場合として説明したが、これに限らず、スロットマシン1のたとえば前扉3の裏側等にRAM663の内容を確認するための確認ボタン等を設けておき、その確認ボタン等が操作されると、表示部101等にそのRAM663の内容が表示されるようにしてもよい。
また、RAM663に累積記憶される差分の閾値を設定可能にしておき、その累積記憶される差分の値が閾値を超えるとたとえばホッパ装置600の制御系660から主制御基板300にエラー信号が出されることで、たとえばサブ制御基板400によりエラー報知等が行われるようにしてもよい。
また、本実施例では、払出枚数比較処理部661による比較による差分がホッパ装置600の制御系660のRAM663に累積して記憶される場合について説明したが、これに限らず、従属制御基板であるサブ制御基板400側で払出枚数比較処理部661による比較による差分が累積して記憶されるようにしてもよい。
スロットマシンに限らず、パチンコ機、ピンボールゲーム機、アレンジボールゲーム機、雀球遊技機といった他の遊技機にも適用可能である。
本発明の遊技機である回胴式遊技装置の一例を示す正面図である。 図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す断面図である。 図2のホッパ装置を分解して示す斜視図である。 図2のホッパ装置の制御系を示すブロック図である。 図1のスロットマシンに設けられている制御システムを説明するためのブロック図である。 図1のスロットマシンのホッパ装置の診断方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2 筐体
3 前扉
3A 上部パネル部
3B 中部パネル部
3C 操作卓部
3D 下部パネル部
5a,5b サイドランプ
6 メダル投入部
7 ベットボタン
8 スタートレバー
9a,9b,9c ストップボタン
11 受皿ユニット
12 メダル排出口
100 演出表示部
101 表示部
102 表示パネル
104〜108 演出用ランプ
109,110 放音部
109a,110a スピーカ
200 メイン演出部
210 貯留枚数表示器
220 遊技進行表示器
230 払出枚数表示器
300 主制御基板
400 サブ制御基板
410 中央表示制御基板
420 回胴装置基板
430 電源装置制御基板
431 信号検知制御回路
440 外部集中端子基板
500 セレクト機構
520 回胴装置
521,522,523 メインリール
521a,522a,523a フォトセンサ
521b,522b,523b ステッピングモータ
530 電源装置
540 補助貯留部
600 ホッパ装置
601 メダル排出スリット
620 ホッパモータ
628 内部メダル検出センサ
629 外部メダル検出センサ
630 回転ディスク載置プレート
636 メダル排出スリット
637 放出部材
640 回転ディスク
642 メダル穴
650 メダルタンク
655 メダルタンク体
660 制御系
661 払出枚数比較処理部
662 ROM
663 RAM
664 ホッパモータ駆動部
665 内部メダル検出センサ駆動部
666 外部メダル検出センサ駆動部
667 CPU

Claims (6)

  1. 回転ディスクによって遊技媒体の払い出しを行うホッパ装置を有する遊技機であって、
    主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、前記回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口から前記遊技媒体の放出を行う放出手段と、
    該放出手段の放出動作を検出することで前記遊技媒体の放出を検出する第1遊技媒体検出手段と、
    前記遊技媒体排出口から放出される前記遊技媒体を検出する第2遊技媒体検出手段と、
    前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較し、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分を記憶手段に累積させて記憶する検出結果比較処理手段とを備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記検出結果比較処理手段は、前記第1遊技媒体検出手段によって規定数の前記遊技媒体の払い出しの完了が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記検出結果比較処理手段は、前記第2遊技媒体検出手段によって前記遊技媒体の放出が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 回転ディスクによって遊技媒体の払い出しを行うホッパ装置の診断方法であって、
    主制御基板からの払出指令に応じた前記遊技媒体の払出時に、放出手段により前記回転ディスクの回転に合わせて遊技媒体排出口から前記遊技媒体の放出を行う工程と、
    第1遊技媒体検出手段により、前記放出手段の放出動作を検出することで前記遊技媒体の放出を検出する工程と、
    第2遊技媒体検出手段により、前記遊技媒体排出口から放出される前記遊技媒体を検出する工程と、
    検出結果比較処理手段により、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較し、それぞれの検出結果に差が生じているとき、その差分を記憶手段に累積させて記憶する工程とを有する
    ことを特徴とするホッパ装置の診断方法。
  5. 前記検出結果比較処理手段は、前記第1遊技媒体検出手段によって規定数の前記遊技媒体の払い出しの完了が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較することを特徴とする請求項4に記載のホッパ装置の診断方法。
  6. 前記検出結果比較処理手段は、前記第2遊技媒体検出手段によって前記遊技媒体の放出が検出されると、前記第1遊技媒体検出手段と前記第2遊技媒体検出手段との検出結果を比較することを特徴とする請求項4に記載のホッパ装置の診断方法。
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