JP2009061016A - メダル放出装置及びゲーム機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メダルMが投入されるメダル投入口41と、メダル投入口41へメダル投入される度に、プレイが行われるプレイフィールドFにメダルMを放出可能なメダル放出口5及びメダルガイド45と、メダル放出口5及びメダルガイド45のなかから、メダル投入口41へメダル投入がされた場合のメダルMの放出を選択する制御部80及びメダル切換装置26とを、メダル放出装置に備える。
【選択図】図3
Description
しかし、従来のゲーム機は、メダルを投入されるエリアがほぼ決まっており、プレイの内容が単調であった。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のメダル放出装置において、メダル(M)を貯留するメダル貯留部(23)を備え、前記複数のメダル放出部(5,45)のうち少なくとも1つは、前記メダル貯留部に貯留されたメダルを放出する貯留メダル放出部(5)であること、を特徴とするメダル放出装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のメダル放出装置において、前記複数のメダル放出部(5,45)のうち少なくとも1つは、前記メダル投入部(41)に投入されたメダル(M)を放出する投入メダル放出部(45)であり、前記複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、前記メダル貯留部(23)に貯留されたメダルを放出する貯留メダル放出部(5)であり、前記メダル放出選択部(26,80等)は、前記メダル投入部から投入されたメダルを、前記投入メダル放出部及び前記メダル貯留部のいずれかに振り分けるメダル振り分け部(44)を備えること、を特徴とするメダル放出装置である。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のメダル放出装置において、前記貯留メダル放出部(5)は、プレイ進行に応じて、前記メダル投入部(41)への1枚のメダル投入に応じて複数のメダル(M)を放出すること、を特徴とするメダル放出装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のメダル放出装置において、前記メダル放出選択部(26,80等)は、プレイ進行に応じてメダル(M)を放出する前記メダル放出部(5,45,76)を変更すること、を特徴とするメダル放出装置である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のメダル放出装置において、その操作に応じて前記メダル放出選択部(26,80等)に指示を与える操作部(6)を備え、前記メダル放出選択部は、前記操作部の操作に応じて、前記複数のメダル放出部(5,45)のなかからメダル(M)を放出する前記メダル放出部を選択すること、を特徴とするメダル放出装置である。
(1)本発明は、複数のメダル放出部のなかから選択してメダルを放出するので、プレイフィールドの異なる範囲にメダルを放出することができるため、ゲームの態様に広がりをもたせることができる。
(2)本発明は、複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、メダル投入部に投入されたメダルを放出するので、メダルを放出するための構成を簡単にすることができる。
(4)本発明は、メダル投入部から投入されたメダルを、投入メダル放出部及びメダル貯留部のいずれかに振り分けるので、投入メダル放出部及び貯留メダル放出部のいずれかからプレイフィールドにメダルを放出することができる。
(6)本発明は、プレイ進行に応じてメダル放出部を変更するので、ゲームの態様に広がりをもたせることができる。
(7)本発明は、操作部を操作してメダル放出部を選択できるので、プレイヤが例えばプッシャ台に載置されているメダルの配置から判断して、メダルがプレイフィールドに放出される場所を選択することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のゲーム機1の斜視図である。
図1に示すように、ゲーム機1は、メダルプッシャゲームを行うゲーム装置であり、ゲームセンタ等に設置される。ゲーム機1は、左右方向(図中矢印X方向)1m、奥行方向(図中矢印Y方向)1m、鉛直方向(図中矢印Z方向)の高さ1.5m程度の大型の装置であり、内部に実際にプレイが行われるプレイフィールドFが設けられている。
プレイフィールドFは、プレイヤが投入したメダルにより実際にプレイが行われる領域である。プレイフィールドFには、メダルMの玉突き現象によりメダルMを奥行方向手前側(矢印Y1方向)に移動するプッシャ台8が設置されている。この玉突き現象により、メダルMが固定テーブル82の手前のメダル落下孔83に落下すると、アウトホッパ21(図7参照)内のメダルMが外部払い出し口9に払い出される。
ケース2は、ゲーム機1の筐体である。
ウィンドウ3は、ゲーム機1の内部のプレイフィールドFとゲーム機1の外部とを仕切るための部材である。ウィンドウ3は、ゲーム機1の外側からプレイフィールドFが視認できるように透明な材料(例えばアクリル等)により形成されている。
メダル放出口5は、ゲーム盤面7にメダルMを放出する開口孔である。メダル放出口5は、プレイフィールドF内に設けられたゲーム盤面7内の上部に配置されている。
盤面放出ボタン6は、プレイヤが、メダル投入に応じてプレイフィールドFに放出されるメダルMの放出位置を選択するためのボタンである。ゲーム機1は、プレイヤによって盤面放出ボタン6が操作(押下げ)されていない状態では、メダル投入口41(図2参照)への投入されたメダルMを直接メダルガイド45から放出し、一方盤面放出ボタン6が操作されると、貯留ホッパ23(図7参照)に貯留されているメダルMをメダル放出口5から放出する。
基材パネル71は、透明パネル73との間に隙間(図7に示す隙間71a参照)を有するように配置され、メダル放出口5から放出されたメダルMを、この隙間を通してプッシャ台8へと落下させるための板状の部材である。基材パネル71は、プレイフィールドFに鉛直に直立するように配置され、表面が手前側を向くように配置されている。
透明パネル73は、メダルMがメダル放出口5から放出された後にゲーム盤面7を落下しているときに、プッシャ台8側に飛び出さないようにするための部材である。透明パネル73は、落下しているメダルMを視認できるように、アクリル等の透明な材料により形成される。透明パネル73は、基材パネル71に対して平行に、基材パネル71の手前に設けられている。透明パネル73の下側の縁部には、基材パネル71内を落下してきたメダルMが、最終的に押出しテーブル81(後述する)に載置されるように、押出しテーブル81との間に隙間が設けられている。
スロット75は、例えば7セグメント等の表示装置を左右に3つ連設した装置である。スロット75は、制御部80により制御され、3桁の数字の乱数表示を行う。後述するように、制御部80(図8参照)は、入賞部74にメダルが入賞すると、入賞センサ74aからの検出信号に応じて、スロット75を駆動して抽選を行う。
大量払い出し口76は、スロット75の抽選結果に応じて、大量のメダルM(例えば数十枚)をプレイフィールドFに払い出すため開口孔である。
固定テーブル82は、押出しテーブル81の下側に配置され、押出しテーブル81から落下したメダルMや、メダル射出装置4から直接射出されたメダルMを受け止め、載置するためのテーブルである。固定テーブル82上のメダルMは、押出しテーブル81の往復移動にともなってメダル落下孔83に落下した場合、後述するアウトホッパ21(図7参照)に落下する。
メダル返却口10は、メダル射出装置4に規格外のメダルが投入された場合に、このメダルを外部に払い出す払い出し口である。
図2は、本実施形態のメダル射出装置4の構成を示す斜視図である。
図3は、本実施形態のメダル射出装置4の内部構造を示す斜視図である。
図4は、本実施形態のメダル選別突起43aの作用を示す上面図である。
図5は、本実施形態のメダル射出装置4のシャッタA44の動作を示す上面図である。
図6は、本実施形態のメダル射出装置4の内部構造を示す図(図2に示す矢印W方向から見た図)である。
メダルレール42は、メダル投入口41に投入されたメダルMを、ボックス43へと導く中空のレールである。メダルレール42は、メダル投入口41からボックス43に至るに従って鉛直方向下側になだらかに傾斜するように配置されている。これにより、メダル投入口41に投入されたメダルMは、メダルレール42内をボックス43へと転がる。
図4に示すように、メダル選別突起43aは、規定の厚さよりも厚い規格外のメダルM1の場合、ボックス43内でメダルM1の進行方向が変更して、図6に示すようにメダルレール48へと落下する。後述するように、メダルレール48に落下した規格外のメダルM1は、メダル返却口10(図1参照)に払い出される。
図5(a)に示すように、シャッタA44が開位置に駆動されている場合には、メダルMは、そのまま直進してメダルガイド45へと導かれる。
一方、図5(b)に示すように、シャッタA44が閉位置に駆動されている場合には、メダルMは、シャッタA44の表面に衝突して進行方向が変更される。この場合、ボックス43内へと導かれたメダルMは、図6に示すように、メダルレール48へと落下し、後述するように貯留ホッパ23(図7参照)へと導かれる。
センサB47は、センサA46と同様な光学センサであり、メダル選別突起43aとシャッタA44との間に配置されている。センサA46の検出信号は、制御部80(後述する)に出力される。
メダルレール48を転がって落ちるメダルMは、シャッタB49により閉位置(メダルレール48の下面の一部を閉じる位置)に駆動されている場合、メダルMは返却筒51に導かれ、一方シャッタB49が開位置(メダルレール48の下面の一部を開く位置)に駆動されている場合、転がり落ちる途中でメダル回収路50へと落下する。
返却筒51は、メダルレール48から転がり落ちた規格外のメダルM1を、メダル返却口10に導く筒状の部材である。
図7は、本実施形態のメダルの移動経路を示すゲーム機1の模式的な縦断面図である。
ゲーム機1は、アウトホッパ21と、貯留ホッパ23と、各部材を接続する複数のレールR1〜R5と、メダル切換装置26等とを備えている。
アウトホッパ21は、プッシャ台8の手前のメダル落下孔83から落下してきたメダルMをメダルレールR1を介して回収する。メダルレールR1は、メダルMの通過を検出する光学センサ(図示せず)が設けられており、この光学センサがメダルMを検出すると信号を制御部80に出力する。
アウトホッパ21は、収容しているメダルMをメダルレールR2へと1枚ずつ送出するために、アウトホッパメダル送出装置22が設けられており、送出されたメダルMが順次外部払い出し口9に払い出される。
貯留ホッパ23には、収容しているメダルMをメダルレールR3へと1枚ずつ送出する貯留ホッパメダル送出装置24が設けられている。また、貯留ホッパ23には、余剰なメダルMを収容したり、予備のメダルMを収容するためのメダルボックス25が設けられている。
ゲーム機1は、入賞センサ74aと、記憶部60と、制御部80と、シャッタA駆動装置44aと、シャッタB駆動装置49a等とを備えている。
記憶部60は、ゲーム機1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。記憶部60は、このゲーム機1のゲームのプログラムを記憶する記憶領域であるゲームプログラム記憶部61を備えている。
後述するように、プレイ制御部80aは、プレイ進行に応じて、スロット75を駆動したり、盤面放出ボタン6等からの信号の出力に応じて、シャッタA駆動装置44a、シャッタB駆動装置49a、メダル切換装置26等を制御したりする。
シャッタA駆動装置44a、シャッタB駆動装置49aは、シャッタA44、シャッタB49を開閉駆動する回転モータ、ソレノイド等のアクチュエータである。
図9は、本実施形態のゲーム機1のメダル投入に関する動作を示すフローチャートである。
最初に、プレイヤによってメダル投入口41にメダルM1が投入されると、S1において、センサA46(図3参照)が通過したメダルMを検出して、検出信号を制御部80に出力し、制御部80がメダル投入を認識する。
S2において、センサA46の出力後にセンサB47の出力があった場合には、プレイ制御部80aは、規格内のメダルMであると判定して(S2:YES)、S3に進む。一方、センサA46の出力後所定時間内にセンサB47の出力がない場合には、プレイ制御部80aは、規格外のメダルM1が投入されたと判定して(S2:NO)、S21に進む。
その後、プレイ制御部80aは、S1からの処理を繰り返す。
その後、プレイ制御部80aは、S1からの処理を繰り返す。
S5において、プレイ制御部80aは、メダル切換装置26を制御して、メダルガイドR3に充填されているメダルMが、メダル放出レールR4側に送出されるように駆動する。
つまり、プレイ制御部80aは、メダル投入に関わらず盤面放出ボタン6が操作されることによりシャッタA44、メダル切換装置26を駆動し、かつメダル投入を検出したときに貯留ホッパメダル送出装置24を駆動してもよい。この場合、盤面放出ボタン6が操作されかつメダル投入された場合に、より簡便な制御によりメダル放出口5からメダルMを放出することができる。
図10は、本実施形態のゲーム機1のイベント発生時の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態においてイベントとは、スロット75の抽選結果に応じてメダルMをプレイフィールドFに大量払い出ししたり、1枚のメダル投入に対して複数枚のメダルMを放出することをいう。
S100において、ゲーム盤面7を落下中のメダルMが入賞部74に入賞すると(図1参照)、入賞センサ74aが検出信号をプレイ制御部80aに出力する。プレイ制御部80aは、その出力に応じてメダルMが入賞したか否かを判定する。プレイ制御部80aは、メダルMが入賞したと判定した場合(S100:YES)、S110に進んでスロット75に3桁の数字を乱数表示してさらにS120に進み、一方メダルMが入賞していないと判定した場合(S100:NO)、メダルM1が入賞したか否かの判定を繰り返す。
S123において、プレイ制御部80aは、シャッタA44を閉位置に駆動するようにシャッタA駆動装置44aを制御して、かつシャッタB49が開位置を維持するようにシャッタB駆動装置49aを制御する。
S124において、プレイ制御部80aは、メダル切換装置26を制御して、メダルレールR3に充填されたメダルMが、メダル放出レールR4に導かれるようにメダル切換装置26を駆動する。
このように、ゲーム機1は、プレイ進行に応じて、メダルMを放出するメダル放出部つまりメダルガイド45及びメダル放出口5と、その枚数とを変更するので、ゲームの態様に広がりをもたせることができる。
また、ゲーム機1は、盤面放出ボタン6の操作に応じてメダルガイド45及びメダル放出口5のいずれかからメダルMを放出するので、プレイヤは、プッシャ台8に載置されているメダルMの配置から判断して、メダルがプレイフィールドFに放出される場所を選択することができる。
さらに、ゲーム機1は、プレイ進行に応じてボーナスゲーム時には、1枚のメダル投入に応じて2枚のメダルMを放出するので、ゲームの態様にさらに広がりをもたせることができる。
4 メダル射出装置
5 メダル放出口
6 盤面放出ボタン
7 ゲーム盤面
8 プッシャ台
9 外部払い出口
23 貯留ホッパ
41 メダル投入口
43a メダル選別突起
44 シャッタA
45 メダルガイド
49 シャッタB
74a 入賞センサ
75 スロット
76 大量払い出し口
80 制御部
81 押出しテーブル
82 固定テーブル
83 メダル落下孔
M メダル
Claims (8)
- メダルが投入されるメダル投入部と、
前記メダル投入部へメダル投入される度に、プレイが行われるプレイフィールドにメダルを放出可能な複数のメダル放出部と、
前記複数のメダル放出部のなかから、前記メダル投入部へメダル投入がされた場合のメダルを放出する前記メダル放出部を選択するメダル放出選択部と、
を備えたメダル放出装置。 - 請求項1に記載のメダル放出装置において、
前記複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、前記メダル投入部に投入されたメダルを放出する投入メダル放出部であること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のメダル放出装置において、
メダルを貯留するメダル貯留部を備え、
前記複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、前記メダル貯留部に貯留されたメダルを放出する貯留メダル放出部であること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項3に記載のメダル放出装置において、
前記複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、前記メダル投入部に投入されたメダルを放出する投入メダル放出部であり、
前記複数のメダル放出部のうち少なくとも1つは、前記メダル貯留部に貯留されたメダルを放出する貯留メダル放出部であり、
前記メダル放出選択部は、前記メダル投入部から投入されたメダルを、前記投入メダル放出部及び前記メダル貯留部のいずれかに振り分けるメダル振り分け部を備えること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項3又は請求項4に記載のメダル放出装置において、
前記貯留メダル放出部は、プレイ進行に応じて、前記メダル投入部への1枚のメダル投入に応じて複数のメダルを放出すること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のメダル放出装置において、
前記メダル放出選択部は、プレイ進行に応じてメダルを放出する前記メダル放出部を変更すること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のメダル放出装置において、
その操作に応じて前記メダル放出選択部に指示を与える操作部を備え、
前記メダル放出選択部は、前記操作部の操作に応じて、前記複数のメダル放出部のなかからメダルを放出する前記メダル放出部を選択すること、
を特徴とするメダル放出装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のメダル放出装置と、
前記メダル放出部から放出されたメダルが載置され、プレイが行われるプレイフィールドと、
を備えたゲーム機。
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