JP2009060273A - 中間周波数フィルタ帯域切替制御装置 - Google Patents

中間周波数フィルタ帯域切替制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】中間周波数信号を抽出する中間周波数フィルタの通過帯域幅を適切に切り替えて良好な受信状態を得る。
【解決手段】希望周波数に同調された受信信号を周波数変換して得られる中間周波数信号を可変な通過帯域幅で通過させる中間周波数フィルタに対して当該通過帯域幅を切り替える制御を行う中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、受信信号に重畳される希望周波数に隣接した周波数を持つ隣接妨害信号を検出する隣接妨害信号検出部と、受信信号の変調度を検出する変調度検出部と、隣接妨害信号の大きさに応じた中間周波数フィルタの通過帯域幅を選択する帯域幅選択部と、変調度の大きさに応じて中間周波数フィルタの通過帯域幅の下限値を選択し、帯域幅選択部により選択された通過帯域幅が下限値を下回る場合、帯域幅選択部により選択された通過帯域幅を下限値に変更する狭帯域化抑制制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間周波数フィルタ帯域切替制御装置に関する。
受信信号の中間周波数成分を抽出する中間周波数フィルタ(以下、IFフィルタという。)に関して、隣接妨害信号並びに変調度に基づいて当該IFフィルタの通過帯域幅を切り替えていく帯域切替方式を採用した受信装置が提案されている(以下に示す特許文献1を参照)。
図17は、当該受信装置の動作の流れを示すフローチャートである。
アンテナより受信した受信信号(周波数変調信号)をもとに当該受信信号に重畳される隣接妨害信号A並びに当該受信信号の変調度Mを検出し(S1701)、まずは隣接妨害信号Aの大きさが所定の閾値Ath1と比較される(S1702)。隣接妨害信号Aが閾値Ath1を上回っておれば(S1702:YES)、さらに、隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath1より大きい所定の閾値Ath2と比較される(S1703)。隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath1を下回っておれば、IFフィルタの通過帯域幅Bwを最小値Bw1から最大値Bw3の範囲内で1段階毎に広げていく広帯域化制御(Bw1→Bw2→Bw3)を行う(S1704)。尚、隣接妨害信号Aが大きくなるとIFフィルタの通過帯域幅Bwを狭める理由としては、隣接妨害信号Aが大きい場合にIFフィルタの通過帯域幅Bwを広くすると混信が起こりやすくなるからである。
隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath2上回っておれば(S1703:YES)、IFフィルタの通過帯域幅Bwとして第1の帯域幅Bw1が選択される(S1705)。隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath2を下回っておれば(S1703:NO)、変調度Mが所定の閾値Mthと比較される(S1706)。変調度Mが閾値Mthを上回っておれば(S1706:YES)、IFフィルタの通過帯域幅Bwとして第1の帯域幅Bw1よりも大きい第2の帯域幅Bw2が選択される(S1707)。変調度Mが閾値Mthを下回っておれば(S1706:NO)、IFフィルタの通過帯域幅Bwとして第1の帯域幅Bw1が選択される(S1705)。尚、変調度Mが大きくなるとIFフィルタの通過帯域幅Bwを広げる理由は、変調度Mが大きい場合に通過帯域幅Bwを狭くするとFM検波後の音声信号成分をかなり失いその音声信号波形の歪みが生じ易くなるからである。
図17に示すフローチャートに従って隣接妨害信号Aの大きさ及び変調度Mに従って選択されるIFフィルタの通過帯域幅Bwをまとめたものを図18の表に示す。隣接妨害信号Aが閾値Ath1から閾値Ath2までの範囲内であり、変調度Mが閾値Mthを上回っておれば、変調度Mによる帯域切替が優先されて、第1の帯域幅Bw1よりも広い第2の帯域幅Bw2が選択されて音声信号の波形歪みの発生が抑えられる。一方、変調度Mが閾値Mthを下回っておれば、隣接妨害信号Aによる帯域切替が優先されて、第2の帯域幅Bw2よりも狭い第1の帯域幅Bw1が選択されて混信の発生を抑えるようにしている。このように、隣接妨害信号Aの大きさ並びに変調度Mに基づき通過帯域幅Bwを切り替えていくことで、音声信号の波形歪みや混信の少ない受信状態を得ることができる。
特開2003−143025号公報
上記のとおり、隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath1から閾値Ath2までの範囲内であり、且つ、変調度Mが閾値Mth未満となる場合、通過帯域幅Bwとして最も狭い第1の帯域幅Bw1が選択される。しかし、この場合、隣接妨害信号Aの大きさは閾値Ath2未満となっており、隣接妨害信号Aによる混信防止のためには、通過帯域幅Bwとして最も狭い第1の帯域幅Bw1が選択される必要はなく、第1の帯域幅Bw1よりも広い第2の帯域幅Bw2の選択で現実的には十分である。このように、従来の帯域切替によれば、隣接妨害の影響が小さい場合であっても、変調度Mが小さければIFフィルタを必ず狭帯域化してしまうことになるので、隣接妨害の影響が小さい条件下で音質低下を引き起こす恐れがあった。
また、変調度Mの検出に現実的には時定数が存在するため、例えば、変調度Mが閾値Mth未満となっている状態から瞬間的に閾値Mthを超えるような変化が生じたとしても、その瞬間的な変化が検出されない場合がある。この場合、変調度Mが瞬間的にでも大きくなっているので音声信号の波形歪みを抑えるべく通過帯域幅Bwを本来広げる必要があったところ、変調度Mの瞬間的な変化が時定数により検出されず広帯域化制御が遅れて最も狭い第1の帯域幅Bw1からの変更がなされず、音声信号の波形歪みが生じる恐れがあった。
上記目的を達成するための本発明のうちの主たる発明は、希望周波数に同調された受信信号を周波数変換して得られる中間周波数信号を可変な通過帯域幅で通過させる中間周波数フィルタに対して当該通過帯域幅を切り替える制御を行う中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、前記受信信号に重畳される前記希望周波数に隣接した周波数を持つ隣接妨害信号を検出する隣接妨害信号検出部と、前記受信信号の変調度を検出する変調度検出部と、前記隣接妨害信号の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅を選択する帯域幅選択部と、前記変調度の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅の下限値を選択し、前記帯域幅選択部により選択された通過帯域幅が前記下限値を下回る場合、前記帯域幅選択部により選択された通過帯域幅を前記下限値に変更する狭帯域化抑制制御部と、を備える。
本発明によれば、中間周波数フィルタの通過帯域幅を適切に切り替えて良好な受信状態を得ることができる。
<<<第1実施形態>>>
===受信装置の全体構成===
図1は、本発明の第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置を備えた受信装置の構成を示した図である。尚、図1に示す受信装置は、フロントエンド100とバックエンド200の2チップ構成のスーパーへテロダイン方式のFMモノラル受信機の場合とするが、それ以外に、例えばFMステレオ受信機の場合であってもよい。
フロントエンド100は、アンテナ10で受信した受信信号(周波数変調信号)に対しFMチューナ機能としてのアナログ・フロントエンド処理を行うものであり、本実施形態では1チップの集積回路として構成される。アナログ・フロントエンド処理とは、希望波の周波数(希望周波数)に同調された受信信号を高周波増幅した後に局部発振信号と混合することで、中間周波数成分を持った信号を得るまでの処理のことである。尚、受信信号の受信周波数と局部発振回路の発振周波数との差が中間周波数となる。また、中間周波数成分の信号は、不図示の自動利得制御部(AGC)によって振幅制限された後、バックエンド200に供給される。
バックエンド200は、フロントエンド100の出力を不図示のA/D変換器によりA/D変換したデジタルの中間周波数信号S(以下、IF信号Sという。)に対しデジタル・バックエンド処理を行うものであり、本実施形態ではDSP(Digital Signal Processor)を用いた1チップの集積回路として構成される。具体的には、バックエンド200は、IF帯域可変フィルタ部210、振幅制限部220、FM検波部230、AF(Audio Frequency)処理部240、隣接妨害信号検出部250、変調度検出部252、帯域切替制御部260、により主に構成される。尚、以上の基本的な構成の他に、図1に示す受信装置は、自動周波数制御部(AFC)、自動利得制御部(AGC)、ミュート処理部など安定的に受信するための機能(いずれも不図示)を有する。
IF帯域可変フィルタ部210は、フロントエンド100の出力をA/D変換したIF信号Sを通過帯域幅Bwで通過させる帯域通過フィルタである。尚、通過帯域幅Bwの中心周波数はIF信号の周波数である。即ち、フロントエンド100の出力から不要な周波数成分を取り除いてIF信号のみを抽出する。また、IF帯域可変フィルタ部210は、隣接妨害信号A並びに変調度Mに基づいて通過帯域幅Bwを可変させる。
IF帯域可変フィルタ部210の後段として振幅制限部220、FM検波部230、AF処理部240とが設けられる。振幅制限部220は、IF帯域可変フィルタ部210より出力されるIF信号の振幅を一定に制限する。FM検波部230は、振幅制限部220により振幅一定に制限されたIF信号をもとにFM検波を行い復調信号(音声信号)を得る。AF処理部240は、FM検波部230より出力される復調信号(音声信号)に対しAF処理を行った後、スピーカ20を介して再生を行う。
隣接妨害信号検出部250、変調度検出部252、帯域切替制御部260は、本発明の第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置を構成するものである。
隣接妨害信号検出部250は、フロントエンド100より出力されるデジタル信号Sに基づいて隣接妨害信号Aを検出する。尚、隣接妨害信号Aとは、希望局の希望周波数に隣接した周波数を持つ妨害信号のことであり、当該希望局からの送信信号に対して所謂隣接妨害と呼ばれる混信状態を引き起こす元となる。隣接妨害信号Aを検出するための仕組みとしては、例えば、希望波の希望周波数を基準として隣接波を含み得る広帯域と妨害波を含み得ない狭帯域の各エネルギーを比較した結果により隣接妨害信号Aを検出する手法や、IFフィルタによって希望波の周波数の上側周波数帯域及び下側周波数帯域に各々存在する隣接妨害信号Aを検出する手法や、上記の両手法を組み合わせた手法(例えば、特開2003−174373号を参照)を採用できる。
変調度検出部252は、フロントエンド100の出力に基づき受信信号の変調度Mを検出する。尚、変調度Mとは、信号波をどの程度搬送波に変換(変調)するかの度合いを表す指標のことであり、正確には最大周波数偏移と信号波の周波数の比(変調指標)で表される。変調度Mを検出するための仕組みとしては、例えば、フロントエンド100の出力の所定期間あたりの平均値を変調度Mとして求めることができる(例えば、特開2006−333074号を参照)。
帯域切替制御部260は、帯域幅選択部262と帯域幅下限値設定部264と狭帯域化抑制制御部266とにより構成される。帯域幅選択部262は、隣接妨害信号検出部250により検出された隣接妨害信号Aの大きさに応じたIF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwを予め定めておいた隣接妨害信号Aの大きさ毎のパターンの中から選択する。帯域幅下限値設定部264は、変調度検出部252により検出された変調度Mに応じた通過帯域幅下限値MinBwを予め定めておいた変調度M毎のパターンの中から選択する。狭帯域化抑制制御部266は、帯域幅選択部262により選択された通過帯域幅Bwが、帯域幅下限値設定部264通過帯域幅下限値MinBwを下回る場合には、帯域幅選択部262により選択された通過帯域幅Bwを通過帯域幅下限値MinBwの内容に変更する。
===中間周波数フィルタ帯域切替処理の概要===
図2は、図1に示した第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置による帯域切替処理の概要を説明するフローチャートである。尚、以下のS202からS206までの処理は帯域幅選択部262が担当し、以下のS207からS211までの処理は帯域幅下限値設定部264が担当し、以下のS212からS213までの処理は狭帯域化抑制制御部266が担当することになる。
アンテナ10より受信した受信信号をもとに隣接妨害信号検出部250により当該受信信号に重畳される隣接妨害信号Aが検出されるとともに変調度検出部252により当該受信信号の変調度Mが検出されると(S201)、まずは帯域幅選択部262によって隣接妨害信号Aの大きさが所定の閾値Ath1と比較される(S202)。隣接妨害信号Aが閾値Ath1(「第2の閾値」)を上回っておれば(S202:YES)、さらに、隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath1よりも大きい所定の閾値Ath2(「第1の閾値」)と比較される(S203)。隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath1を下回っておれば、通過帯域幅Bwを1段階毎に広げていく広帯域化制御(Bw1→Bw2→Bw3)が行われる(S204)。
隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath2を上回っておれば(S203:YES)、通過帯域幅Bwとして第1の帯域幅Bw1が選択される(S205)。隣接妨害信号Aの大きさが閾値Ath2を下回っておれば(S203:NO)、通過帯域幅Bwとして第1の帯域幅Bw1よりも広い第2の帯域幅Bw2が選択される(S206)。即ち、原則的には、隣接妨害信号Aが大きくなるにつれて、混信防止のために、IF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwを狭めていくことになる。
つぎに帯域幅下限値設定部264によって変調度Mが所定の閾値Mth1(「第4の閾値」)と比較される(S207)。変調度Mが閾値Mth1を上回る場合には(S207:YES)、通過帯域幅下限値MinBwとして第2の帯域幅Bw2より広い第3の帯域幅Bw3が選択される(S208)。変調度Mが閾値Mth1を下回る場合には(S207:NO)、さらに変調度Mが閾値Mth1よりも小さい所定の閾値Mth2(「第3の閾値」)と比較される(S209)。変調度Mの大きさが閾値Mth2を上回る場合には(S209:YES)、通過帯域幅下限値MinBwとして第2の帯域幅Bw2が選択される(S210)。変調度Mが閾値Mth2を下回る場合には(S209:NO)、通過帯域幅下限値MinBwとして第1の帯域幅Bw1が選択される(S211)。即ち、原則的には、変調度Mが大きくなるにつれて、波形歪みを抑えるために、IF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwを広げていくことになる。
つぎに狭帯域化抑制制御部266によって帯域幅選択部262が選択した通過帯域幅Bwが帯域幅下限値設定部264によって設定された通過帯域幅下限値MinBwと比較される(S212)。通過帯域幅Bwが通過帯域幅下限値MinBwを上回っておれば(S212:YES)、帯域幅選択部262により選択された通過帯域幅Bwを変更せず、通過帯域幅Bwが通過帯域幅下限値MinBwを下回っておれば(S212:NO)、帯域幅選択部262により選択された通過帯域幅Bwを通過帯域幅下限値MinBwに変更する(S213)。
上記の帯域切替によって隣接妨害信号Aの大きさ及び変調度Mに従って選択されるIF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwをまとめたものを図3の表に示す。
隣接妨害信号Aが閾値Ath1未満であり、隣接妨害の影響を殆ど加味しなくて良い場合には、通過帯域幅Bwを第1の帯域幅Bw1から第3の帯域幅Bw3の範囲内で段階的に広げていく広帯域化制御が行われる。
また、隣接妨害信号Aが閾値Ath2以上であり、隣接妨害の影響を最大限加味する必要がある場合には、通過帯域幅Bwとして最も狭い第1の帯域幅Bw1が原則的に選択される。但し、変調度Mに応じて狭帯域化抑制制御が行われ、通過帯域幅Bwは、第1の帯域幅Bw1から通過帯域幅下限値MinBwとして選択された第2の帯域幅Bw2又は第3の帯域幅Bw3に広げられる場合がある。具体的には、変調度Mが閾値Mth2から閾値Mth1までの間であれば第1の帯域幅Bw1から第2の帯域幅Bw2に広げられ、変調度Mが閾値Mth1を上回っておれば第1の帯域幅Bw1から第3の帯域幅Bw3に広げられる。
また、隣接妨害信号Aが閾値Ath1以上から閾値Ath2未満までの間では、隣接妨害の影響をある程度加味する必要があり、通過帯域幅Bwとして2番目に狭い第2の帯域幅Bw2が原則的に選択される。但し、変調度Mに応じて狭帯域化抑制制御が行われ、通過帯域幅Bwは第2の帯域幅Bw2から通過帯域幅下限値MinBwとして選択された第3の帯域幅Bw3に広げられる場合がある。具体的には、変調度Mが閾値Mth1を上回っておれば第2の帯域幅Bw2から第3の帯域幅Bw3に広げられる。
以上のように、IF帯域可変フィルタ部210の帯域切替は、隣接妨害信号Aの影響を抑えるための狭帯域化制御と、変調度Mによる波形歪みを抑えるための狭帯域化抑制制御と、による2段構えで行われる。尚、隣接妨害信号Aに基づく狭帯域化制御によって隣接妨害の影響を抑えるように選択された狭帯域フィルタ(IF帯域可変フィルタ部210)の通過帯域幅Bwが、変調度Mに基づく狭帯域化抑制制御によって指定された通過帯域幅下限値MinBwよりも狭ければ、当該通過帯域幅下限値MinBwの方が優先的に選択される。逆に、通過帯域幅下限値MinBwよりも広ければ、隣接妨害信号Aに基づいて選択された通過帯域幅Bwがそのまま適用される。この結果、従来例のように隣接妨害信号Aに基づいて選択された通過帯域幅Bwをさらに狭帯域化させることがなくなり、隣接妨害信号Aの大きさに基づく混信状態と変調度Mに基づく波形歪みの両方をバランス良く抑えた良好な受信状態を得ることができる。
また、変調度Mを検出する際の時定数の影響により変調度Mの瞬間的な変化が検出されない事態が生じた場合であっても、変調度Mに関わらず、隣接妨害信号Aの大きさに応じた通過帯域幅Bwが一時的に選択されている。具体的には、隣接妨害信号Aが閾値Ath2以上の場合には第1の帯域幅Bw1以上となることが補償され、隣接妨害信号Aが閾値Ath1以上から閾値Ath2未満までの間の場合には第2の帯域幅Bw2以上となることが補償されている。よって、図18に示す従来例のように隣接妨害信号Aが閾値Ath1から閾値Ath2までの間で通過帯域幅Bwとして最も狭い第1の帯域幅Bw1が選択されることはないので、変調度Mの瞬間的な変化がたとえ検出できなくても、その影響を抑えることができる。
===中間周波数フィルタ帯域切替制御装置の詳細な構成例===
以下、図4から図9を用いて第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置の詳細な構成例について説明する。
図4は、帯域幅選択部262の詳細な構成例を示したブロック図である。
比較器2621は、隣接妨害信号検出部250により検出された隣接妨害信号Aを閾値Ath1と比較し、その比較結果を示す信号S1を出力する。尚、本実施形態では、隣接妨害信号Aが閾値Ath1以下であれば信号S1はHレベルとなり、閾値Ath1を上回っていれば信号S1はLレベルとなる(図5(a)、(b)参照)。
比較器2622は、隣接妨害信号検出部250により検出された隣接妨害信号Aを閾値Ath2と比較し、その比較結果を示す信号S2を出力する。尚、本実施形態では、隣接妨害信号Aが閾値Ath2以下であれば信号S2はHレベルとなり、閾値Ath2を上回っていれば信号S2はLレベルとなる(図5(a)、(c)参照)。
セレクタ2625は、比較器2622より出力される信号S2に基づき、レジスタ2623に格納される第1の帯域幅Bw1を表すフィルタインデックスI(=1)またはレジスタ2624に格納される第2の帯域幅Bw2を表すフィルタインデックスI(=2)を選択する。尚、本実施形態では、信号S2がHレベルの場合(隣接妨害信号A>閾値Ath2の場合)にはレジスタ2624のフィルタインデックスI(=2)が選択され、信号S2がLレベルの場合(隣接妨害信号A≦閾値Ath2)にはレジスタ2623のフィルタインデックスI(=1)が選択される(図5(c)、(d)を参照)。
2626から2631は広帯域化制御を行うための構成である。セレクタ2629は、カウンタ2626によりカウントされたカウント値S4(図6(a)参照)が広帯域化制御を有効とさせるための所定の閾値を上回る場合には、後述の信号S6(図6(c)参照)が表す現在のフィルタインデックスIを加算器2627により+1にインクリメントした値を選択する。即ち、広帯域化制御が有効となる。一方、カウント値S4が所定の閾値を下回る場合には遅延器2628を介した後述の信号S6(図6(c)参照)が表す現在のフィルタインデックスIの値を選択する。即ち、広帯域化制御が無効となる。比較器2631は、セレクタ2629の出力と、レジスタ2630に格納された第3の帯域幅Bw3を表すフィルタインデックスI(=3)とを比較して小さい方を選択して信号S5(図6(b)参照)として出力する。
セレクタ2632は、比較器2621より出力される信号S1に基づき、セレクタ2625より出力される信号S3又は比較器2631より出力される信号S5を選択して信号S6として狭帯域化抑制制御部266に出力する。尚、本実施形態では、信号S1がHレベルの場合(隣接妨害信号A>閾値Ath1の場合)には信号S5が選択され、信号S1がLレベルの場合(隣接妨害信号A≦閾値Ath1の場合)には信号S3が選択される。
図7は、帯域幅下限値設定部264の詳細な構成例を示したブロック図である。
比較器2641は、変調度検出部252により検出された変調度Mを閾値Mth1と比較し、その比較結果を示す信号S7を出力する。尚、本実施形態では、変調度Mが閾値Mth1以上であれば信号S7はHレベルとなり、閾値Mth1を下回っていれば信号S7はLレベルとなる(図8(a)、(b)を参照)。
比較器2642は、変調度検出部252により検出された変調度Mを閾値Mth2と比較し、その比較結果を示す信号S8を出力する。尚、本実施形態では、変調度Mが閾値Mth2以上であれば信号S8はHレベルとなり、閾値Mth2を下回っていれば信号S8はLレベルとなる(図8(a)、(c)を参照)。
セレクタ2645は、比較器2642より出力される信号S8に基づき、レジスタ2643に格納される第1の帯域幅Bw1を表すフィルタインデックスI(=1)またはレジスタ2644に格納される第2の帯域幅Bw2を表すフィルタインデックスI(=2)を選択して信号S9として出力する。尚、本実施形態では、信号S8がHレベルの場合(変調度M≧閾値Mth2の場合)にはレジスタ2643のフィルタインデックスI(=2)が選択され、信号S8がLレベルの場合(変調度M<閾値Ath2)にはレジスタ2644のフィルタインデックスI(=1)が選択される(図8(c)、(d)を参照)。
セレクタ2648は、比較器2641より出力される信号S7に基づき、セレクタ2645より出力される信号S9又はレジスタ2647に格納される第3の帯域幅Bw3を表すフィルタインデックスI(=3)を選択して信号S10として狭帯域化抑制制御部266に出力する。尚、本実施形態では、信号S7がHレベルの場合(変調度M>閾値Mth1の場合)にはレジスタ2647のフィルタインデックスI(=3)が選択され、信号S7がLレベルの場合(変調度M≦閾値Mth1の場合)には信号S9が選択される。
以上の構成により、狭帯域化抑制制御部266は、図7に示す帯域幅下限値設定部264より供給される信号S10(図9(a)参照)と、図4に示す帯域幅選択部262より供給される信号S6(図9(b)参照)のうち大きい方を選択し、IF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bw(図9(c)参照)として設定することができる。
<<<第2実施形態>>>
===受信装置の全体構成===
図10は、本発明の第2実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置を備えた受信装置の全体構成を示した図である。図1に示した受信装置と同様に、図10に示す受信装置はスーパーへテロダイン方式のFMモノラル受信機の場合を示している。
図1に示す構成と相違する点は、第2実施形態の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置として、電界強度検出部254、マルチパスノイズ検出部256を新たに備える点と、隣接妨害信号A並びに変調度Mによる帯域切替を行う帯域切替制御部260を、隣接妨害信号A並びに変調度Mの他に電界強度E並びにマルチパスノイズNも加えて帯域切替を行う帯域切替制御部280に変更した点である。図1に示す受信装置と同一の構成箇所については同一の符号を付して説明を省略する。
電界強度検出部254は、フロントエンド100の出力を不図示のA/D変換器によりA/D変換したデジタル信号Sと振幅制限部220の出力とを用いて、アンテナ10で受信した受信信号の電界強度Eを検出する。尚、電界強度Eは、いわゆるSメータの仕組みを用いて検出することができる。
マルチパスノイズ検出部256は、振幅制限部220の出力を用いて受信信号に重畳されるマルチパスノイズNを検出する。尚、マルチパスノイズNとは、様々な経路を通過するマルチパス環境下においてアンテナ10で受信した受信信号に現れるノイズのことである。マルチパスノイズNは、例えば、振幅制限部220の出力(IF信号)のレベル変化を監視して所定のスライスレベルと比較することで検出することができる。
帯域切替制御部280は、図11に示すように、第1乃至第3の帯域幅選択部281、282、283、最狭帯域幅選択部284、狭帯域化抑制制御部285、第1の優先制御部286、第2の優先制御部287から成る。以下、図13乃至図16に示す各波形図を参照しつつ帯域切替制御部280の各構成について詳細に説明する。
第1の帯域幅選択部281は、隣接妨害信号Aの大きさに応じたIF帯域可変フィルタ部210の第1の通過帯域幅Bw_adj(図13(a)参照)を予め定めておいたパターンの中から選択するものである。同様に、第2の帯域幅選択部282は、電界強度Eの大きさに応じたIF帯域可変フィルタ部210の第2の通過帯域幅Bw_sdc(図13(b)参照)を予め定めておいたパターンの中から選択するものであり、第3の帯域幅選択部283は、マルチパスノイズNの大きさに応じたIF帯域可変フィルタ部210の第3の通過帯域幅Bw_sac(図13(c)参照)を予め定めておいたパターンの中から選択するものである。
なお、第1乃至第3の帯域幅選択部281、282、283各々の選択としては、第1実施形態の帯域幅選択部262と同様の選択(図2に示したS202からS206までの処理)が行われる。即ち、第1乃至第3の帯域幅選択部281、282、283は、図4に示したブロック構成により実現することができ、隣接妨害信号A、電界強度E又はマルチパスノイズNが大きくなれば狭帯域化し、隣接妨害信号A、電界強度E又はマルチパスノイズNが小さくなれば広帯域化する。
最狭帯域幅選択部284は、第1の通過帯域幅Bw_adj(図13(a)参照)、第2の通過帯域幅Bw_sdc(図13(b)参照)、第3の通過帯域幅Bw_sac(図13(c)参照)のうち、最も狭い最狭帯域幅Bw_x(図14(a)参照)を選択する。
狭帯域化抑制制御部285は、最狭帯域幅選択部284により選択された最狭帯域幅Bw_x(図14(a)参照)と、帯域幅下限値設定部288により変調度Mに基づいて設定された帯域幅下限値MinBw(図14(b)参照)と、を用いて狭帯域化抑制制御を行う。具体的には、第1実施形態の狭帯域化抑制制御部266と同様の制御(図2に示したS207からS213までの処理)が行われる。尚、帯域幅下限値設定部288は、図7に示したブロック構成により実現することができる。
第1の優先制御部286は、検出された隣接妨害信号A(図15(b)参照)の大きさに基づいて、最狭帯域幅選択部284と狭帯域化抑制制御部285の2段構えで選択された通過帯域幅Bw_y(図15(a)参照)、第1の帯域幅選択部281で選択された第1の帯域幅Bw_adj(図13(a)参照)のうちいずれか一方を選択する。具体的には、隣接妨害の影響により変調度Mの検出が正しく行われない場合があるので、隣接妨害信号Aが所定の閾値Ath3より大きい場合には第1の帯域幅Bw_adjを優先的に選択する(図13(a)と図15(a)〜(c)参照)。
第2の優先制御部287は、検出された電界強度E(図16(b)参照)の大きさに基づいて、第1の優先制御部286より選択された通過帯域幅Bw_z(図16(a)参照)、第1の帯域幅選択部281で選択された第1の帯域幅Bw_adj(図13(a)参照)のうちいずれか一方を選択する。具体的には、弱電界の影響を受けて変調度Mの検出が正しく行われない場合があるので、電界強度Eが閾値Ethを下回る弱電界の場合には第1の帯域幅Bw_adjの方を優先的に選択する(図13(a)と図16(a)〜(c)参照)。そして、第2の優先制御部287により選択された通過帯域幅が、IF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwとして設定される。
===中間周波数フィルタ帯域切替処理の概要===
図12は、図10、図11に示した第2実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置による帯域切替処理の概要を説明するフローチャートである。尚、以下のS1205からS1206までの処理は第1の優先制御部286が担当し、以下のS1207からS1208までの処理は第2の優先制御部287が担当する。
まず、アンテナ10より受信した受信信号から隣接妨害信号A、変調度M、電界強度E、マルチパスノイズNを各々検出する(S1201)。そして、第1乃至第3の帯域幅選択部281、282、283によって、第1の帯域幅Bw_adj、第2の帯域幅Bw_sdc、第3の帯域幅Bw_sacが各々選択される(S1202)。
つぎに、最狭帯域幅選択部284によって第1の通過帯域幅Bw_adj、第2の通過帯域幅Bw_sdc、第3の通過帯域幅Bw_sacの中で最も狭いものが選択される(S1203)。そして、狭帯域化抑制制御部285によって、最狭帯域幅選択部284により選択された最狭帯域幅Bw_xに対して変調度Mに基づく狭帯域化抑制制御が行われる(S1204)。この結果、隣接妨害信号A、電界強度E、マルチパスノイズNの中で最も検波精度の悪化につながるものを用いて、狭帯域化制御並びに狭帯域化抑制制御が行われる。
つぎに、第1の優先制御部286によって、隣接妨害信号Aの大きさが、所定の閾値Pthと比較される(S1205)。隣接妨害信号Aの大きさが閾値Pthを上回る場合(S1205:YES)、変調度Mに基づく狭帯域化抑制制御が誤動作する恐れがあるので、通過帯域幅Bwとして第1の通過帯域幅Bw_adjが優先的に選択される(S1206)。一方、隣接妨害信号Aの大きさが閾値Pthを下回る場合(S1205:NO)、狭帯域化抑制制御部285によって通過帯域幅下限値MinBw以上の条件を満たす通過帯域幅Bw_yが選択される。
つぎに、第2の優先制御部287によって、電界強度Eの大きさが、閾値Sthと比較される(S1207)。電界強度Eの大きさが閾値Sthを上回る場合(S1207:YES)、弱電界ではないと識別され、第1の優先制御部286により選択された通過帯域幅Bw_zがそのまま選択される。一方、電界強度Eの大きさが閾値Sthを下回る場合(S1207:NO)、弱電界であると識別され、第1の通過帯域幅Bw_adjが選択される(S1208)。
以上のように、隣接妨害信号Aに加えて電界強度E並びにマルチパスノイズNを用いた狭帯域化制御が行われることで、弱電界時やマルチパス環境下でのノイズ感の改善効果が得られる。また、隣接妨害信号A、電界強度E並びにマルチパスノイズNに基づく狭帯域化制御と、変調度Mに基づく狭帯域化抑制制御との2段構えで、IF帯域可変フィルタ部210の通過帯域幅Bwが切り替えられるので、隣接妨害信号Aの大きさに基づく混信状態と、電界強度E並びにマルチパスノイズNに基づくノイズと、変調度Mに基づく波形歪みと、を各々バランス良く抑えた良好な受信状態を得ることができる。
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置を備えた受信装置の構成を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置による帯域切替処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置による帯域切替処理を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域幅選択部の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域幅選択部の主要信号の波形図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域幅選択部の主要信号の波形図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域幅下限値設定部の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域幅下限値設定部の主要信号の波形図である。 本発明の第1実施形態に係る狭帯域化抑制制御部の主要信号の波形図である。 本発明の第2実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置を備えた受信装置の構成を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域切替制御部の構成を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る中間周波数フィルタ帯域切替制御装置による帯域切替処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る帯域切替制御部の主要信号の波形図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域切替制御部の主要信号の波形図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域切替制御部の主要信号の波形図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域切替制御部の主要信号の波形図である。 従来の中間周波数フィルタ帯域切替処理の流れを示すフローチャートである。 従来の中間周波数フィルタ帯域切替処理を説明するための図である。
符号の説明
10 アンテナ
20 スピーカ
100 フロントエンド
200 バックエンド
210 IF帯域可変フィルタ部
220 振幅制限部
230 FM検波部
240 AF処理部
250 隣接妨害信号検出部
252 変調度検出部
254 電界強度検出部
256 マルチパスノイズ検出部
260、280 帯域切替制御部
262 帯域幅選択部
264 帯域幅下限値設定部
266 狭帯域化抑制制御部

Claims (7)

  1. 希望周波数に同調された受信信号を周波数変換して得られる中間周波数信号を可変な通過帯域幅で通過させる中間周波数フィルタに対して当該通過帯域幅を切り替える制御を行う中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記受信信号に重畳される前記希望周波数に隣接した周波数を持つ隣接妨害信号を検出する隣接妨害信号検出部と、
    前記受信信号の変調度を検出する変調度検出部と、
    前記隣接妨害信号の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅を選択する帯域幅選択部と、
    前記変調度の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅の下限値を選択し、前記帯域幅選択部により選択された通過帯域幅が前記下限値を下回る場合、前記帯域幅選択部により選択された通過帯域幅を前記下限値に変更する狭帯域化抑制制御部と、
    を備えることを特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  2. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記帯域幅選択部は、
    前記隣接妨害信号の大きさが第1の閾値を上回る場合、前記中間周波数フィルタの通過帯域幅として第1の帯域幅を選択し、
    前記隣接妨害信号の大きさが前記第1の閾値より小さい第2の閾値から前記第1の閾値までの範囲内の場合、前記中間周波数フィルタの通過帯域幅として前記第1の帯域幅よりも広い第2の帯域幅を選択し、
    前記隣接妨害信号の大きさが前記第2の閾値を下回る場合、前記中間周波数フィルタを段階的に広げていく広帯域化制御を選択し、
    前記狭帯域化抑制制御部は、
    前記変調度が第3の閾値を上回る場合、前記下限値として前記第2の帯域幅より広い第3の帯域幅を選択し、
    前記変調度が前記第3の閾値より小さい第4の閾値から前記第3の閾値までの範囲内の場合、前記下限値として前記第2の帯域幅を選択し、
    前記変調度が前記第4の閾値を下回る場合、前記下限値として前記第1の帯域幅を選択すること、を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  3. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記受信信号の電界強度を検出する電界強度検出部を備え、
    前記帯域幅選択部は、前記隣接妨害信号の大きさ並びに前記電界強度の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅を選択すること、
    を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  4. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記受信信号に重畳されるマルチパスノイズを検出するマルチパスノイズ検出部を備え、
    前記帯域幅選択部は、前記隣接妨害信号の大きさ並びに前記マルチパスノイズの大きさに応じた前記中間周波数フィルタの通過帯域幅を選択すること、
    を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  5. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記受信信号の電界強度を検出する電界強度検出部と、
    前記受信信号に重畳されるマルチパスノイズを検出するマルチパスノイズ検出部と、
    を備え、前記帯域幅選択部は、
    前記隣接妨害信号の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの第1の通過帯域幅と、前記電界強度の大きさに応じた前記中間周波数フィルタの第2の通過帯域幅と、前記マルチパスノイズの大きさに応じた前記中間周波数フィルタの第3の通過帯域幅と、の中で最も狭い通過帯域幅を選択すること、
    を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  6. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記隣接妨害信号の大きさが所定の閾値を上回る場合、前記狭帯域化抑制制御部により前記変調度に基づき選択された通過帯域幅よりも、前記帯域幅選択部により選択された前記隣接妨害信号の大きさに応じた通過帯域幅の方を優先的に選択する第1の優先制御部を備えること、
    を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
  7. 請求項1に記載の中間周波数フィルタ帯域切替制御装置において、
    前記受信信号の電界強度を検出する電界強度検出部を備え、
    前記電界強度が所定の閾値を下回る場合、前記狭帯域化抑制制御部により前記変調度に基づき選択された通過帯域幅よりも、前記帯域幅選択部により選択された前記隣接妨害信号の大きさに応じた通過帯域幅の方を優先的に選択する第2の優先制御部を備えること、
    を特徴とする中間周波数フィルタ帯域切替制御装置。
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