JP2006253886A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外来ノイズやアンテナアンプの影響で入力信号のノイズフロアが上昇しCNが低下したときでも、スピーカーから聴こえる耳障りなノイズを低減できる受信装置を提供する。
【解決手段】 希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部4と、希望局の下側に隣接する周波数帯の信号レベルを検出する下側レベル検出部5と、希望局の上側に隣接する周波数帯の信号レベルを検出する上側レベル検出部6と、検出されたレベルに応じて周波数特性可変部7の周波数特性を制御する周波数特性制御部8とを備え、検出したレベルに応じて入力信号のCNを検知し、CNが低下しているときには周波数特性可変部7の周波数特性の高域成分の減衰量を増加させて聴感上の耳障り感を低減する。
【選択図】 図1
【解決手段】 希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部4と、希望局の下側に隣接する周波数帯の信号レベルを検出する下側レベル検出部5と、希望局の上側に隣接する周波数帯の信号レベルを検出する上側レベル検出部6と、検出されたレベルに応じて周波数特性可変部7の周波数特性を制御する周波数特性制御部8とを備え、検出したレベルに応じて入力信号のCNを検知し、CNが低下しているときには周波数特性可変部7の周波数特性の高域成分の減衰量を増加させて聴感上の耳障り感を低減する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、希望局の受信電界レベルに応じて出力する音声信号の周波数特性と音量を可変させる受信装置に関するものである。
従来の受信装置は、アンテナで受信した希望局の信号レベルを検出し、希望局の信号レベルが低いときには、スピーカから出力する音声信号の高域成分を希望局の信号レベルに応じて減衰させて聴感上耳障りとなるノイズを低減させたり、スピーカから出力する音量を希望局の信号レベルに応じて低下させ、スピーカから出力されるノイズレベルを低減している。
図15は、従来の受信装置のブロック図である。アンテナ部1で受信した電波はRFフロントエンド部2でIF周波数帯に周波数変換され、復調部3でAF(Audio Frequency)信号に復調される。希望局レベル検出部4はIF周波数帯に周波数変換された信号から希望局の周波数帯域の信号を抜き出し希望局信号レベルを検出する。周波数特性制御部13は、希望局信号レベルに応じた周波数特性制御信号を出力する。周波数特性可変部7は周波数特性制御信号に応じて復調部3から出力されたAF信号の周波数特性を変化させる。音量制御部10は、希望局信号レベルに応じた音量制御信号を出力する。音量可変部9は、音量制御信号に応じて周波数特性可変部7から出力されたAF信号のレベルを変化させる。AFアンプ部11は、音量可変部10から出力されたAF信号を特定の利得で増幅し、スピーカ12は音声信号を出力する。
図16は、従来の受信装置における希望局信号レベルと周波数特性可変部7の周波数特性との関係を説明するグラフである。希望局信号レベルが低下し、希望局信号レベルがある値以下となると周波数特性制御部13から出力される周波数特性制御信号の値が変化し(図16(a)では希望局の信号レベルが低下するのに応じて周波数特性制御信号の値が増加するように図示している)、図16(b)に示すように周波数特性可変部7の周波数特性は通常時の周波数特性である図16(b)(エ)から、希望局信号レベルが低下するのに応じて(エ)→(オ)→(カ)→(キ)というようにAF信号の高域成分の減衰量が大きくなっていく。
図17は、従来の受信装置における希望局信号レベルと音量可変部9の通過特性との関係を説明するグラフである。希望局信号レベルが低下し、希望局信号レベルがある値以下となると音量制御部10から出力される音量制御信号の値が変化し(図17(a)では希望局信号レベルが低下するのに応じて音量制御信号の値が減少するように図示している)、図17(b)に示すように音量可変部9の出力レベルは通常時の通過特性である図17(b)(エ)から、希望局信号レベルが低下するのに応じて(エ)→(オ)→(カ)→(キ)というようにAF信号の出力レベルが減少していく。
例えば、希望局の信号レベルを検知し信号レベルが所定レベル以下の場合は、電子ボリュームのトレブルを調整し、スピーカから出力される音声信号の高域成分を減衰させ、聴感上耳障りなノイズを低減するラジオ受信装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、希望局の信号レベルが低いときAF信号の高域成分を減衰させるとともに、高域成分が減衰したことによる聴感上の音量低下を低減するために、希望局の信号レベルが低
いときに音量を補償する受信装置が開示されている(例えば、特許文献2)。
実開平6−9236号公報
特開平9−51283号公報
いときに音量を補償する受信装置が開示されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、従来の受信装置の構成では希望局の信号レベルを検出し、これを用いてAF信号の高域成分の減衰量の制御や、音量の減衰量の制御をおこなっているために、例えば、外来ノイズの増加やアンテナアンプを使用することで受信装置に入力される希望局信号のCNが低下しているときに、AF信号の高域成分の減衰量が不足し、聴感上耳障りなノイズがスピーカから出力されてしまう恐れがあった。また音量の減衰量が不足し、スピーカから出力されるノイズレベルが大きくなってしまうという問題があった。さらに、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合、妨害信号の影響で聴感上耳障りなノイズや大きいレベルのノイズがスピーカから出力される恐れがあった。
そこで本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであって、外来ノイズやアンテナアンプの影響で受信装置に入力される希望局の信号のCNが低下した場合や希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在したとき場合でも、受信性能の高い受信装置を提供することを目的とする。
本発明の受信装置は、希望局の周波数に同調かつ変調信号を復調して音声信号を出力する受信装置において、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、この希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、前記受信装置から出力される音声信号の周波数特性を変化させる周波数特性可変部と、この周波数特性可変部を制御する周波数特性制御部とを備え、前記周波数特性制御部は、前記希望局の信号レベルが小さいとき音声信号出力の高域成分の減衰量を増加させ、前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように動作する構成を有している。
この構成により、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとが大きいとき、希望局の信号レベルに応じた周波数特性可変部におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなるように周波数特性制御部が動作することで希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減することができる。また、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル、もしくは希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルが、希望局の信号レベルと比較して過大なとき、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在することを検知し、このとき希望局の信号レベルに応じた周波数特性可変部におけるAF信号の高域成分の減衰量が、大きくなるように周波数特性制御部が動作することにより、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減することができる。
また、本発明の受信装置は、出力される音声信号の音量を変化させる音量可変部と、この音量可変部を制御する音量制御部とを備え、前記希望局の信号レベルが小さいときに前記音量可変部において音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作すると共に前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波
数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記希望局信号レベルに応じた前記音量可変部で音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作する構成を有している。
数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記希望局信号レベルに応じた前記音量可変部で音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作する構成を有している。
この構成により、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとが大きいとき、受信装置に入力される希望局の信号のノイズフロアが増大していると推測し、希望局の信号レベルに応じた音量可変部における出力レベルの減衰量が大きくなるように音量制御部が動作することで希望局の信号が低下した場合でも、スピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。また、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル、もしくは希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルが、希望局の信号レベルと比較して過大なとき、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在することを検知し、このとき希望局の信号レベルに応じた音量可変部におけるAF信号出力レベルの減衰量が、大きくなるように音量制御部が動作することにより、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。
また、受信装置の希望局信号レベルが小さいとき、音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させると共に音声信号出力の音量が小さくなるように前記音量制御部が動作し、かつ前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記希望局信号レベルに応じた前記周波数特性可変部における音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させ、前記希望局信号レベルに応じた前記音量可変部の音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作することを特徴とする動作する構成を有している。
この構成により、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとが大きいとき、受信装置に入力される希望局の信号のノイズフロアが増大していると推測し、このとき希望局の信号レベルに応じた周波数特性可変部におけるAF信号の高域成分の減衰量が、大きくなるように周波数特性制御部が動作し、希望局の信号レベルに応じた音量可変部におけるAF信号出力レベルの減衰量が、大きくなるように音量制御部が動作することにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。また、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル、もしくは希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルが、希望局の信号レベルと比較して過大なとき、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在することを検知し、このとき希望局の信号レベルに応じた周波数特性可変部におけるAF信号の高域成分の減衰量が、大きくなるように周波数特性制御部が動作し、希望局の信号レベルに応じた音量可変部におけるAF信号出力レベルの減衰量が、大きくなるように音量制御部が動作することにより、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。
また、前記受信装置は、希望局レベル検出部の出力レベルをシフトさせる希望局レベルシフト部とを備え、前記希望局レベルシフト部において前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて前記希望局レベル検出部の出力レベルを減衰させ、前記希望局レベルシフト部の出力レベルが小さいとき、前記周波数特性可変部における音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させ、かつ前記音量可
変部において音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作する構成を有している。
変部において音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作する構成を有している。
この構成により、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとが大きいとき、外来ノイズやアンテナアンプの影響により受信装置に入力される希望局の信号のノイズフロアが増大していると推測し、このとき希望局レベル検出部で検出された希望局信号レベルが希望局レベルシフト部において減衰され、この希望局レベルシフト部の出力に応じて周波数特性制御部と音量制御部とが動作することにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。また、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル、もしくは希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルが、希望局の信号レベルと比較して過大なとき、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在することを検知し、このとき希望局レベル検出部で検出された希望局信号レベルが希望局レベルシフト部において減衰され、この希望局レベルシフト部の出力に応じて周波数特性制御部と音量制御部とが動作することにより、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカーから出力されるノイズレベルを低減することができる。
さらに本発明の前記受信装置は、通過帯域幅を可変できる帯域幅可変BPF部と、前記帯域幅可変BPF部を制御する帯域幅制御部とを備え、前記希望局の信号レベルが低いときに帯域幅可変BPF部の帯域幅が狭くなるように帯域幅制御部を動作させ、前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと前記希望局の信号レベルとの差、又は、前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルと前記希望局の信号レベルとの差に応じて前記帯域幅制御部を動作させる構成を有している。
この構成により、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとが大きいとき、外来ノイズやアンテナアンプの影響により受信装置に入力される希望局の信号のノイズフロアが増大していると推測し、このとき希望局の信号レベルに応じた帯域幅可変BPF(バウンドパスフィルタ)部における通過帯域幅が、狭くなるように帯域幅制御部が動作することにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。また、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル、もしくは希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルが、希望局の信号レベルと比較して過大なとき、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在することを検知し、このとき希望局の信号レベルに応じた帯域幅可変BPF部における通過帯域幅が、狭くなるように帯域幅制御部が動作することにより、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。
さらに本発明の前記受信装置は、アンテナ部で受信した電波をIF周波数帯に変換しIF信号を出力するRFフロントエンド部と、IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の信号のみを通過させる希望局帯域BPF部と、この希望局帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号のみを通過させる下側隣接帯域BPF部と、この下側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号のみを通過させる上側隣接帯域BPF部と、この上
側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部とを備えた構成を有している。
側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部とを備えた構成を有している。
この構成により、希望局信号レベルと、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとをそれぞれ検出し、検出した信号レベルに応じて周波数特性可変部や音量可変部を制御することにより、外来ノイズやアンテナアンプ、または隣接妨害の影響により増大する、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
また、本発明の前記受信装置は、アンテナ部で受信した電波をIF周波数帯に変換しIF信号を出力するRFフロントエンド部と、IF信号をデジタル信号に変換するAD部と、復調および出力する音声信号の周波数特性の制御と音量の制御とをおこなうDSP部と、DSP部から出力されるデジタル信号を音声信号に変換するDA部とを備え、デジタル信号処理により前記希望局の信号レベルと、前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとを検出し、検出された信号レベルに応じて音声信号出力の周波数特性の制御及び音量制御をおこなう構成を有している。
この構成により、希望局の信号レベルと、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルの検出、および検出した信号レベルに応じた周波数特性可変部や音量可変部の制御をソフトウェアで実現することができ、外来ノイズやアンテナアンプ、または隣接妨害の影響により増大する、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
本発明の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の上側レベル検出部とを設け、これらの信号レベルに応じて、周波数特性可変部や音量可変部を制御することにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減し、または希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の受信装置について図面を用いて説明する。
図1には、本発明の第1の実施の形態の受信装置のブロックを示す。なお、従来例と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図1に示すように、アンテナ部1で受信した電波はRFフロントエンド部2でIF周波数帯に周波数変換され、復調部3でAF信号に復調される。また、希望局レベル検出部4はIF周波数帯に周波数変換されたIF信号から希望局の周波数帯域の信号を抜き出し希望局信号レベルを検出し、下側レベル検出部5はIF信号から希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号を抜き出し下側隣接信号レベルを検出し、上側レベル検出部6はIF信号から希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号を抜き出し上側隣接信号レベルを検出する。
また、周波数特性制御部8は、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた周波数特性制御信号を生成、出力し、周波数特性可変部7は、周波数特性制御信号に応じて復調部3から出力されたAF信号の周波数特性を変化させる。
また、音量制御部10は、希望局信号レベルに応じた音量制御信号を出力し、音量可変部9は音量制御信号に応じて周波数特性可変部7から出力されたAF信号のレベルを変化させる。
AFアンプ部11は、音量可変部10から出力されたAF信号を特定の利得で増幅し、スピーカ12は音声信号を出力する。
なお、図1において、周波数特性可変部7と音量可変部9の配置順序を逆とした構成にしてもよく、音量可変部9とAFアンプ部11を、音量制御信号に応じて、利得を可変する可変利得AFアンプ部として一体の構成にしてもよく、希望局信号レベルを利用してRFフロントエンド部2のAGC制御を補正する構成としてもよい。
さらに、図1において、周波数特性可変部7の初期周波数特性は、受信装置使用者が任意に可変できる構成としてもよく、このとき受信装置使用者が設定した周波数特性可変部7の周波数特性を、周波数特性制御信号に応じて可変する構成とすることができる。また、図1において音量可変部9の初期通過特性は、受信装置使用者が任意に可変できる構成としてもよく、このとき受信装置使用者が設定した音量可変部9の通過特性を、音量制御信号に応じて可変する構成とすることができる。
以上のように構成された、本発明の第1の実施の形態の受信装置における周波数特性可変部7、周波数特性制御部8の動作について図2を用いて説明する。
希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた周波数特性可変部7の周波数特性の変化を図2に示す。
下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルのいずれか一方もしくは両方が所定の値よりも低いとき、希望局信号レベルに対する周波数特性制御信号は図2(a)(ア)のように変化する。下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときは、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルに応じて、希望局信号レベルと周波数特性制御信号の関係が、図2(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように周波数特性制御部8が動作する。
また、図2(b)に示すように周波数特性可変部7の周波数特性は通常時の通過特性(エ)から、周波数特性制御信号が増加するのに応じて、(エ)→(オ)→(カ)→(キ)というようにAF信号の高域成分の減衰量が大きくなっていく。
希望局信号レベルが低下すると周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなり、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときも周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなる。
ここで、図2(a)では希望局信号レベルが低いときに周波数特性制御信号が大きくなるように示しているが、希望局信号レベルが低いときに周波数特性制御信号が小さくなるような回路構成としてもよい。
この場合、図2(a)に示す(ア)、(イ)、(ウ)の値は、同じ希望局信号レベルに対して(ア)≧(イ)≧(ウ)の関係になる。また、周波数特性可変部7の周波数特性は
、周波数特性制御信号が小さいほど、周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなる構成となる。
、周波数特性制御信号が小さいほど、周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなる構成となる。
周波数特性制御部8の制御は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのどちらか低い信号レベルを用いて、希望局信号レベルと周波数特性制御信号の関係を変化させることが望ましい。
例えば、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのどちらか低い信号レベルが所定の値よりも低いときは、希望局信号レベルに対する周波数特性制御信号が図2(a)(ア)のように変化する。
また、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも高いときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと周波数特性制御信号の関係が図2(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように周波数特性制御部8が動作する。なお、周波数特性可変部7の上限周波数特性である図2(b)(エ)、下限周波数特性である図2(b)(キ)は、周波数特性制御信号の下限値、上限値で決定する構成としてもよい。
また、周波数特性制御信号が所定の値以下であれば上限周波数特性となり、所定の値以上であれば下限周波数特性となるように周波数特性可変部7において設定する構成としてもよい。また、周波数特性可変部7の上限周波数特性、下限周波数特性は受信装置使用者が任意に設定できる構成としてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態の受信装置の効果について、図3を用いて説明する。
図3(a)に示すように、ノイズフロアが低いときは下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルとも低いため、希望局信号レベルに対する周波数特性可変部7の周波数特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。
図3(b)に示すように、外来ノイズやアンテナアンプを使用することによりIF信号のノイズフロアが上昇しているとき、同じ希望局信号レベルでもCNは低下する。このとき下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルが増加し、周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が増加するように周波数特性制御部8が動作する。
また、図3(c)に示すように、希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合、下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルの一方のみが高くなっているため、希望局信号レベルに対する周波数特性可変部7の周波数特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。
下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルをそれぞれ検出することにより、希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合に、隣接局信号の影響で周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなることを阻止できる。
さらに、本発明の第1の実施の形態の受信装置における周波数特性制御部8は、下側隣接信号レベルもしくは上側信号レベルが、希望局信号レベルと比較して過大なときに、周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量を大きくする構成としてもよい。
このときの周波数制御部8は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差をとり、この差が所定の値よりも大きいとき
は希望局信号レベルと周波数特性制御信号との関係を変化させることが望ましい。
は希望局信号レベルと周波数特性制御信号との関係を変化させることが望ましい。
例えば、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと希望局信号レベルとの差が所定の値よりも小さいとき、希望局信号レベルに対する周波数特性制御信号は図2(a)(ア)のように変化する。
また、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと希望局信号レベルとの差が所定の値よりも大きいときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと周波数特性制御信号の関係が図2(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように周波数特性制御部8が動作する構成とする。
また、周波数特性制御部8は、下側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差、もしくは上側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差のうち、どちらか大きい値の差を用い、その差が所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと周波数特性制御信号との関係を、その差に応じて変化させる構成としてもよい。
このような構成により、図4に示すように希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在したときに、受信装置の選択度不足によりスピーカ12から出力される聴感上耳障りなノイズを低減することができる。
以上より本発明の第1の実施の形態の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じて周波数特性可変部の周波数特性を制御する周波数特性制御部を設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減することができる。
また、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に、希望局信号レベルと比較して過大な妨害信号が存在したとき、聴感上耳障りなノイズを低減することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態の受信装置のブロック図を図5に示す。なお、従来の受信装置、または本発明の第1の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5において、周波数特性制御部13は希望局信号レベルに応じた周波数特性制御信号を出力する。音量制御部14は希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた音量制御信号を出力する。
図5において、周波数特性可変部7と音量可変部9の配置順序を逆とした構成にしてもよく、音量可変部9とAFアンプ部11を、音量制御信号に応じて、利得を可変する可変利得AFアンプ部として一体の構成にしてもよく、希望局信号レベルを利用してRFフロントエンド部2のAGC制御を補正する構成としてもよく、周波数特性可変部7の初期周波数特性は、受信装置使用者が任意に可変できる構成としてもよい。
このとき受信装置使用者が設定した周波数特性可変部7の周波数特性を、周波数特性制御信号に応じて可変する構成となる。
また、図5において音量可変部9の初期通過特性は、受信装置使用者が任意に可変できる構成としてもよい。このとき受信装置使用者の設定した音量可変部9の通過特性を、音
量制御信号に応じて可変する構成となる。
量制御信号に応じて可変する構成となる。
以上のように構成された、本発明の第2の実施の受信装置における音量可変部9、音量制御部14の動作について、図6を用いて説明する。
図6は、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた音量可変部の通過特性の変化を示している。
下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルのいずれか一方もしくは両方が所定の値よりも低いとき、希望局信号レベルに対する音量制御信号は図6(a)(ア)のように変化する。
また、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときは、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルに応じて、希望局信号レベルと音量制御信号の関係が、図6(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように音量制御部14が動作する。
図6(b)に示すように音量可変部9の通過特性は通常時の通過特性(エ)から、音量制御信号が減少するのに応じて、(エ)→(オ)→(カ)→(キ)というように音量可変部9の通過レベルが低下していく。希望局信号レベルが低下すると音量可変部9におけるAF信号の通過レベルが低下し、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときも音量可変部9におけるAF信号の通過レベルが低下する。
なお、図6(a)では希望局信号レベルが低いときに音量制御信号が低くなるように示しているが、希望局信号レベルが低いときに音量制御信号が高くなるような回路構成としてもよい。この場合、図6(a)に示す(ア)、(イ)、(ウ)の値は、同じ希望局信号レベルに対して(ア)≦(イ)≦(ウ)の関係になる。また、音量制御信号が高いほど、音量可変部9におけるAF信号の通過レベルが低くなる構成となる。
音量制御部14の制御は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうちどちらか低い信号レベルを用いて、希望局信号レベルと音量制御信号の関係を変化させることが望ましい。
例えば、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも低いとき、希望局信号レベルに対する音量制御信号は図6(a)(ア)のように変化する。
また、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも高いときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと音量制御信号の関係が図6(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように音量制御部14が動作する。
また、音量可変部14の上限通過特性である図6(b)(エ)、下限通過特性である図6(b)(キ)は、音量制御信号の上限値、下限値で決定する構成としてもよい。また、音量制御信号が所定の値以上であれば上限通過特性となり、所定の値以下であれば下限通過特性となるように音量可変部9において設定する構成としてもよい。また、音量可変部9の上限通過特性、下限通過特性は受信装置使用者が任意に設定できる構成としてもよい。
以上のように構成された本発明の第2の実施の形態の受信装置について、その動作を説明する。
IF信号のノイズフロアが低いときは下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルとも低いため、希望局信号レベルに対する音量可変部9の通過特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。
外来ノイズやアンテナアンプを使用することによりIF信号のノイズフロアが上昇しているとき、同じ希望局信号レベルでもCNは低下する。このとき下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルが増加し、音量可変部9におけるAF信号の通過レベルが低下するように音量制御部14が動作する。
希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合、下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルの一方のみが高くなっているため、希望局信号レベルに対する音量可変部9の通過特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルをそれぞれ検出することにより、希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合に、隣接局信号の影響で音量可変部7における減衰量が大きくなることを阻止できる。
また、本発明の第2の実施の形態の受信装置における音量制御部14は、下側隣接信号レベル、もしくは上側隣接信号レベルが、希望局信号レベルと比較して過大なときに、音量可変部9におけるAF信号の減衰量を大きくする構成としてもよい。
このときの音量制御部14は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち、高い信号レベルと希望局信号レベルとの差をとり、この差が所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと音量制御信号との関係を変化させることが望ましい。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと希望局信号レベルとの差が所定の値よりも小さいとき、希望局信号レベルに対する音量制御信号は図6(a)(ア)のように変化する。
また、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと希望局信号レベルとの差が所定の値よりも高いときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと音量制御信号の関係が図6(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように音量制御部14が動作する構成とする。
また、音量制御部14は、下側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差、もしくは上側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差のうち、どちらか高い値の差を用い、その差が所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと音量制御信号との関係を、その差に応じて変化させる構成としてもよい。
このような構成により、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在したときに、受信装置の選択度不足によりスピーカ12から出力されてしまうノイズレベルを低減することができる。
以上のように本発明の第2の実施の形態の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じて音量可変部の通過特性を制御する音量制御部を設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力されるノイズレベルを低減することができる。
また、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に、希望局の信号レベルと比較して過大な妨害信号が存在するとき、ノイズレベルを低減することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態の受信装置のブロック図を図7に示す。なお、本発明の第1の実施の形態の受信装置、または第2の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7において、希望局信号レベル、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルはそれぞれが分岐され、周波数特性制御部8、および音量制御部14とに入力される。周波数特性制御部8は希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた周波数特性制御信号を生成、出力する。音量制御部14は希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた音量制御信号を生成、出力する。
以上のように構成された本発明の第3の実施の形態の受信装置において、周波数特性可変部7、周波数特性制御部8は、本発明の第1の実施の形態の受信装置と同様の動作をおこなう。また、音量可変部9、音量制御部14は、本発明の第2の実施の形態の受信装置における動作と同様の動作をおこなう。
以上のように本発明の第3の実施の形態の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じて周波数特性可変部の周波数特性を制御する周波数特性制御部と、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じて音量可変部の通過特性を制御する音量制御部を設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
また、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に、希望局の信号レベルと比較して過大な妨害信号が存在したとき、聴感上耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態の受信装置のブロック図を図8に示す。なお、本発明の第1の実施の形態の受信装置、または第2の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8において、希望局レベルシフト部15は下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルに応じて、希望局信号レベルの値をシフトさせて希望局レベルシフト信号を出力する。周波数特性制御部13は、希望局レベルシフト信号レベルに応じた周波数特性制御信号を出力する。音量制御部10は、希望局レベルシフト信号レベルに応じた音量制御信号を出力する。
以上のように構成された本発明の第4の実施の形態の受信装置における希望局レベルシフト部15の動作について図9を用いて説明する。
図9には、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた希望局レベルシフト信号の変化を示す。
下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルのいずれか一方もしくは両方が所定の値より
も低いとき、図9(ア)に示すように希望局レベルシフト信号レベルと希望局信号レベルとが等しくなるように、希望局レベルシフト部15が動作する。
も低いとき、図9(ア)に示すように希望局レベルシフト信号レベルと希望局信号レベルとが等しくなるように、希望局レベルシフト部15が動作する。
このとき、希望局信号レベルに対する周波数特性可変部7の周波数特性、および希望局信号レベルに対する音量可変部9の通過特性は、従来の受信装置と等しくなる。
また、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときは、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルに応じて、希望局信号レベルと希望局レベルシフト信号レベルとの関係が、図9に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように希望局レベルシフト部15が動作する。
この構成により、希望局レベルシフト信号が小さいとき、周波数特性可変部7におけるAF信号の高域成分の減衰量が大きくなり、音量可変部9におけるAF信号の減衰量が大きくなる。
希望局レベルシフト部15の制御は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルを用いて、希望局信号レベルをシフトさせることが望ましい。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも低いとき、希望局レベルシフト部15は希望局信号レベルと希望局レベルシフト信号レベルとを等しくする。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも高いときは、その差が大きいほど希望局レベルシフト部15は希望局信号レベルを大きく減衰させて希望局レベルシフト信号として出力する。
また、本発明の第4の実施の形態の受信装置における希望局レベルシフト部15は、下側隣接信号レベル、もしくは上側隣接信号レベルが、希望局信号レベルと比較して過大なときに、希望局レベルシフト部15における希望局信号レベルの減衰量が大きくなる構成をしていてもよい。
このときの希望局レベルシフト部15は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差をとり、この差が所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと希望局レベルシフト信号との関係を変化させることが望ましい。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差が所定の値よりも小さいとき、図9(ア)に示すように希望局レベルシフト信号レベルと希望局信号レベルとが等しくなるように、希望局レベルシフト部15が動作する。
また、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差が所定の値よりも大きいときは、その差が大きいほど希望局レベルシフト部15は希望局信号レベルを大きく減衰させて希望局レベルシフト信号として出力する。
以上のように本発明の第4の実施の形態の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルと
に応じて希望局信号レベルをシフトして希望局レベルシフト信号を出力する希望局レベルシフト部と、希望局レベルシフト信号に応じて周波数特性可変部の周波数特性を制御する周波数特性制御部と、希望局レベルシフト信号に応じて音量可変部の通過特性を制御する音量制御部を設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
に応じて希望局信号レベルをシフトして希望局レベルシフト信号を出力する希望局レベルシフト部と、希望局レベルシフト信号に応じて周波数特性可変部の周波数特性を制御する周波数特性制御部と、希望局レベルシフト信号に応じて音量可変部の通過特性を制御する音量制御部を設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
また、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に、希望局の信号レベルと比較して過大な妨害信号が存在したとき、聴感上耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態の受信装置のブロック図を図10に示す。なお、本発明の第1の実施の形態の受信装置、または第2の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10において、帯域幅制御部17は希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた帯域幅制御信号を生成、出力する。帯域幅可変BPF部16は帯域幅制御信号に応じて通過帯域幅を可変する。
以上のように構成された本発明の第5の実施の形態の受信装置における帯域幅可変BPF部16と帯域幅制御部17の動作について、図11を用いて説明する。
図11には、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じた帯域幅可変BPF部16の周波数特性の変化を示す。
下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルのいずれか一方もしくは両方が所定の値よりも低いとき、希望局信号レベルに対する帯域幅制御信号は図11(a)(ア)のように変化する。
下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときは、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルに応じて、希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係が、図11(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように帯域幅制御部17が動作する。
図11(b)に示すように帯域幅可変BPF部16の周波数特性は通常時の周波数特性(エ)から、帯域幅制御信号が減少するのに応じて、(エ)→(オ)→(カ)というように、通過帯域幅が狭くなっていく。
希望局信号レベルが低下すると帯域幅可変BPF部16の通過帯域幅が狭くなり、下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルの両方が所定の値以上のときも帯域幅可変BPF部16の通過帯域幅が狭くなる。
ここで、帯域幅制御部17の制御は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルを用いて、希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係を変化させることが望ましい。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも低いとき、希望局信号レベルに対する帯域幅制御信号は図11(a)(ア)のように変化する。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち低い信号レベルが所定の値よりも高いときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係が図11(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように帯域幅制御部17が動作する。
帯域幅可変BPF部16の上限周波数特性である図11(b)(エ)、下限周波数特性である図11(b)(カ)は、帯域幅制御信号の上限値、下限値で決定する構成としてもよい。また、帯域幅制御信号が所定の値以上であれば上限周波数特性となり、所定の値以下であれば下限周波数特性となるように帯域幅可変PF部16において設定する構成としてもよい。
以上のように構成された本発明の第5の実施の形態の受信装置について、その動作を説明する。
IF信号のノイズフロアが低いときは下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルとも低いため、希望局信号レベルに対する帯域幅可変BPF部16の通過特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。
外来ノイズやアンテナアンプを使用することによりIF信号のノイズフロアが上昇しているとき、同じ希望局信号レベルでもCNは低下している。このとき下側隣接信号レベル、上側隣接信号レベルが増加しているため、帯域幅可変BPF部16の通過帯域幅が狭くなるように帯域幅制御部17が動作する。
希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合、下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルの一方のみが高くなっているため、希望局信号レベルに対する帯域幅可変BPF部16の周波数特性は従来の受信装置と同様の特性を示す。
下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルをそれぞれ検出することにより、希望局信号の周波数帯に隣接する周波数帯の一方にのみ隣接局信号が存在する場合に、隣接局信号の影響で帯域幅可変BPF部16における通過帯域幅が狭くなることを阻止できる。
また、本発明の第5の実施の形態の受信装置における帯域幅制御部17は、下側隣接信号レベル、もしくは上側隣接信号レベルが希望局信号レベルと比較して過大なときに、帯域幅可変BPF部16における通過帯域幅を狭くする構成にをしてもよい。
このときの帯域幅制御部17は、下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差をとり、この差が所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係を変化させることが望ましい。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差が所定の値よりも小さいとき、希望局信号レベルに対する帯域幅制御信号は図11(a)(ア)のように変化する。
下側隣接信号レベルもしくは上側隣接信号レベルのうち高い信号レベルと、希望局信号レベルとの差が所定の値よりも大きいときは、その差が大きいほど希望局信号レベルと帯域幅制御信号との関係が図11(a)に示す(ア)→(イ)→(ウ)となるように帯域幅制御部17が動作する構成とする。
また、帯域幅制御部17は、下側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差、もしくは上側隣接信号レベルと希望局信号レベルとの差のうち、どちらか高い値を用い、その差が
所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係をその差に応じて変化させる構成としてもよい。
所定の値よりも大きいときは希望局信号レベルと帯域幅制御信号の関係をその差に応じて変化させる構成としてもよい。
このような構成により、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在したときに、受信装置の選択度不足による希望局近傍の妨害信号による隣接妨害を低減することができる。
以上のように本発明の第5の実施の形態の受信装置によれば、希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、帯域幅を可変できる帯域幅可変BPF部と、この帯域幅可変BPF部を制御する帯域幅制御部とを設けることにより、外来ノイズやアンテナアンプの影響で希望局信号のCNが低下したとき、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
また、希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に、希望局の信号レベルと比較して過大な妨害信号が存在したとき、聴感上耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
このような本発明の第5の実施の形態の受信装置は、例えば、FMラジオのような周波数変調方式の受信装置として特に有用である。
次に、本発明の第6の実施の形態の受信装置のブロック図を図12に示す。なお、本発明の第1の実施の形態の受信装置、または第2の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12において、希望局帯域BPF部18は希望局の周波数帯域を通過帯域とするBPF、レベル検出部19は希望局帯域BPF部18を通過した信号のレベルを検出し希望局信号レベルを出力する。
下側隣接帯域BPF部20は希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域を通過帯域とするBPF、レベル検出部21は下側隣接帯域BPF部20を通過した信号のレベルを検出し下側隣接信号レベルを出力する。
上側隣接帯域BPF部22は希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域を通過帯域とするBPF、レベル検出部23は上側隣接帯域BPF部22を通過した信号のレベルを検出し上側隣接信号レベルを出力する。
なお、図12において、希望局帯域BPF部18の出力を分岐し、復調部3とレベル検出部19のそれぞれに入力する構成としても良い。
以上のように構成された本発明の第6の実施の形態の受信装置における希望局帯域BPF部18と下側隣接帯域BPF部20と上側隣接帯域BPF部22の周波数特性について図13を用いて説明する。
図13に示すように、希望局帯域BPF部18は、希望局の周波数帯域を通過帯域とし、隣接局の信号の影響を低減できるように急峻な特性を有している。
下側隣接帯域BPF部20は、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域を通過帯域とし、希望局の信号の影響を低減できるように急峻な特性を有している。
上側隣接帯域BPF部22は、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域を通過帯域とし、希望局の信号の影響を低減できるように急峻な特性を有している。
また、図13に示すように、下側隣接BPF部20および上側隣接BPF部22の中心周波数を希望局周波数から離し、下側隣接信号レベルおよび上側隣接信号レベルを検出するときに希望局の信号の影響が低減できる構成としてもよい。
また、希望局帯域BPF部18の帯域幅と下側隣接帯域BPF20および上側隣接BPF部22の通過帯域幅が異なる構成としてもよい。
以上のように本発明の第6の実施の形態の受信装置によれば、IF信号のうち希望局の周波数帯域の信号を通過させる希望局帯域BPF部と、この希望局帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、IF信号のうち希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号を通過させる下側隣接帯域BPF部と、この下側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、IF信号のうち希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域を通過させる上側隣接帯域BPF部と、この上側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部とを設けることにより、希望局信号レベルの検出精度と、下側隣接信号レベルの検出精度と、上側隣接信号レベルの検出精度とを向上させ、検出した信号レベルに応じて周波数特性可変部や音量可変部を制御することにより、外来ノイズやアンテナアンプや隣接妨害の影響により増大するスピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
次に、本発明の第7の実施の形態の受信装置のブロック図を図14に示す。なお、本発明の第1の実施の形態の受信装置、または第2の実施の形態の受信装置と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14において、AD部25はRFフロントエンド部2においてIF周波数帯に周波数変換されたIF信号をデジタル信号としてDSP部24に取り込む。
取り込んだデジタル信号は復調部26で復調され、希望局レベル検出部27で検出された希望局信号レベルと下側レベル検出部28で検出された下側隣接信号レベルと上側レベル検出部29で検出された上側隣接信号レベルとに応じて、周波数特性制御部31で生成された周波数特性制御信号により周波数特性可変部30において周波数特性が可変され、希望局信号レベルと下側隣接信号レベルと上側隣接信号レベルとに応じて、音量制御部33で生成された音量制御信号により音量可変部32において出力レベルが可変され、DA部34でデジタル信号からAF信号に変換されて、DSP部24から出力される。
以上のように構成された受信装置によれば、IF信号以降の制御をデジタル化することにより、部品点数を削減することができる。また、それぞれの信号レベルの検出をデジタル信号処理でおこなうことにより、信号レベル検出におけるBPF部の選択度を向上し、BPF部の周波数特性を安定させることができる。
以上のように本発明の第7の実施の形態の受信装置によれば、IF信号をデジタル信号に変換するAD部と、復調と出力するAF信号の周波数特性の制御と音量の制御とをおこなうDSP部と、DSP部から出力されるデジタル信号をAF信号に変換するDA部とを設けることにより、希望局の信号レベルと、希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと、希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルの検出、および検出した信号レベルに応じた周波数特性可変部や音量可変部の制御をソフトウェアで実現することができ、外来ノイズやアンテナアンプや隣接妨害の影響により増大す
る、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
る、スピーカから出力される耳障りなノイズやノイズレベルを低減することができる。
以上のように、本発明にかかる受信装置は、外来ノイズやアンテナアンプの影響で受信装置に入力される希望局の信号のCNが低下した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減し、または希望局の周波数帯域に隣接した周波数帯域に過大な妨害信号が存在した場合でも、スピーカから出力される聴感上耳障りなノイズを低減し、同時にスピーカから出力されるノイズレベルを低減することができるという効果を有し、希望局の受信電界レベルに応じて、出力する音声信号の周波数特性と音量を可変する、例えばラジオのような受信装置において有用である。
1 アンテナ部
2 RFフロントエンド部
3 復調部
4 希望局レベル検出部
5 下側レベル検出部
6 上側レベル検出部
7 周波数特性可変部
8 周波数特性制御部
9 音量可変部
10 音量制御部
11 AFアンプ
12 スピーカー
13 周波数特性制御部
14 音量制御部
15 希望局レベルシフト部
16 帯域幅可変BPF部
17 帯域幅制御部
18 希望局帯域BPF部
19、21、23 レベル検出部
20 下側隣接帯域BPF部
22 上側隣接帯域BPF部
24 DSP部
25 AD部
26 復調部
27 希望局レベル検出部
28 下側レベル検出部
29 上側レベル検出部
30 周波数特性可変部
31 周波数特性制御部
32 音量可変部
33 音量制御部
34 DA部
2 RFフロントエンド部
3 復調部
4 希望局レベル検出部
5 下側レベル検出部
6 上側レベル検出部
7 周波数特性可変部
8 周波数特性制御部
9 音量可変部
10 音量制御部
11 AFアンプ
12 スピーカー
13 周波数特性制御部
14 音量制御部
15 希望局レベルシフト部
16 帯域幅可変BPF部
17 帯域幅制御部
18 希望局帯域BPF部
19、21、23 レベル検出部
20 下側隣接帯域BPF部
22 上側隣接帯域BPF部
24 DSP部
25 AD部
26 復調部
27 希望局レベル検出部
28 下側レベル検出部
29 上側レベル検出部
30 周波数特性可変部
31 周波数特性制御部
32 音量可変部
33 音量制御部
34 DA部
Claims (7)
- 希望局の周波数に同調かつ変調信号を復調して音声信号を出力する受信装置において、
希望局の信号レベルを検出する希望局レベル検出部と、
この希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する下側レベル検出部と、
前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルを検出する上側レベル検出部と、
前記受信装置から出力される音声信号の周波数特性を変化させる周波数特性可変部と、
この周波数特性可変部を制御する周波数特性制御部とを備え、
前記周波数特性制御部は、前記希望局の信号レベルが小さいとき音声信号出力の高域成分の減衰量を増加させ、
前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように動作することを特徴とする受信装置。 - 出力される音声信号の音量を変化させる音量可変部と、
この音量可変部を制御する音量制御部とを備え、
前記希望局の信号レベルが小さいときに前記音量可変部において音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作すると共に前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記希望局信号レベルに応じた前記音量可変部で音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作することを特徴とする受信装置。 - 受信装置の希望局信号レベルが小さいとき、音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させると共に音声信号出力の音量が小さくなるように前記音量制御部が動作し、かつ前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて、前記希望局信号レベルに応じた前記周波数特性可変部における音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させ、前記希望局信号レベルに応じた前記音量可変部の音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作することを特徴とする受信装置。
- 前記受信装置は、
希望局レベル検出部の出力レベルをシフトさせる希望局レベルシフト部とを備え、
前記希望局レベルシフト部において前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルに応じて前記希望局レベル検出部の出力レベルを減衰させ、前記希望局レベルシフト部の出力レベルが小さいとき、前記周波数特性可変部における音声信号出力の高域成分の減衰量が大きくなるように前記周波数特性制御部を動作させ、かつ前記音量可変部において音声信号出力が小さくなるように前記音量制御部が動作することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。 - 前記受信装置は、
通過帯域幅を可変できる帯域幅可変BPF部と、
前記帯域幅可変BPF部を制御する帯域幅制御部とを備え、
前記希望局の信号レベルが低いときに帯域幅可変BPF部の帯域幅が狭くなるように帯域幅制御部を動作させ、前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベルと前記希望局の信号レベルとの差、及び、前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルと前記希望局の信号レベルとの差に応じて前記帯域幅制御部を動作させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の受信装置。 - 前記受信装置は、
アンテナ部で受信した電波をIF周波数帯に変換しIF信号を出力するRFフロントエンド部と、
IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の信号のみを通過させる希望局帯域BPF部と、
この希望局帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、
IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号のみを通過させる下側隣接帯域BPF部と、
この下側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部と、IF信号のうち前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号のみを通過させる上側隣接帯域BPF部と、
この上側隣接帯域BPF部を通過する信号レベルを検出するレベル検出部とを備えて構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受信装置。 - 前記受信装置は、
アンテナ部で受信した電波をIF周波数帯に変換しIF信号を出力するRFフロントエンド部と、
IF信号をデジタル信号に変換するAD部と、
復調および出力する音声信号の周波数特性の制御と音量の制御とをおこなうDSP部と、
DSP部から出力されるデジタル信号を音声信号に変換するDA部とを備え、デジタル信号処理により前記希望局の信号レベルと、前記希望局の周波数帯域の下側に隣接する周波数帯域の信号レベル及び前記希望局の周波数帯域の上側に隣接する周波数帯域の信号レベルとを検出し、検出された信号レベルに応じて音声信号出力の周波数特性の制御及び音量制御をおこなうことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005065277A JP2006253886A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005065277A JP2006253886A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006253886A true JP2006253886A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37093924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005065277A Pending JP2006253886A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006253886A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011030664A1 (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-17 | ミツミ電機株式会社 | 信号処理装置及び信号処理方法 |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005065277A patent/JP2006253886A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011030664A1 (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-17 | ミツミ電機株式会社 | 信号処理装置及び信号処理方法 |
CN102474277A (zh) * | 2009-09-11 | 2012-05-23 | 三美电机株式会社 | 信号处理装置以及信号处理方法 |
US20120163438A1 (en) * | 2009-09-11 | 2012-06-28 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Signal processing device and signal processing method |
JPWO2011030664A1 (ja) * | 2009-09-11 | 2013-02-07 | ミツミ電機株式会社 | 信号処理装置及び信号処理方法 |
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