JP2009060246A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】間引きおよび追加した画像データの周辺の画素に対して、所定の補正を行なう機能を備えることにより、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐこと。
【解決手段】画像データに応じて点灯制御される発光源が発する光ビーム発生手段と、前記光ビームを前記像担持体に対して主走査方向に走査する光走査手段と、前記像担持体に対し所定の配置をとって走査ライン上で前記光ビームを検出する光ビーム検出手段と、副走査方向の解像度に対して高密度変換し、高密度変換後の画像データに対して、画像データの間引き、および追加するドット補正部7と、を備え、ドット補正手段7は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して補正する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デジタル複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やレーザプリンタなどにおいては多機能化が進み、両面印刷やフルカラー印刷などが一般的になってきている。しかし、このような両面印刷やフルカラー化にあっては、両面印刷と色ずれを解消するという課題があった。以下に説明する両面印刷と色ずれの対策として副走査微小変倍機能が有効である。主に自動両面装置では、用紙の第1面記録から第2面記録までの時間差が短くなっている(例えば、高速化が進んでいるので10秒以内)。また、装置の小型化が進んでいるので、用紙の第1面記録による熱定着後から第2面の記録までの搬送距離が短く、高温部から用紙が外れる時間が少なく、用紙が冷えにくい状態にある。このような状態で、両面印字(記録)した場合、表裏(第1面と第2面)で印字されたが画像に0.2%〜0.4%の倍率差が生じることが確認されている(用紙の厚さ0.080mm程度の普通紙のデータ)。また、色ずれにおいては、色ごとの倍率ずれが色ずれとして現れる。従来このような課題に対して、副走査倍率変倍機能として、副走査画像データの間引きによる縮小、または画像データ追加による拡大を行っていた。
また、ビットマップ状に展開された画像データに対して輪郭線のジャギーを補正して画質の向上を図る技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−238082号公報
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、例えば5ラインおきに1ライン線を形成するような周期性のある画像に対して、間引き、または追加した場合、濃度ムラ、モアレなどが顕著に発生していた。
また、以下のような問題点があった。ビットパターンを展開して補正する場合、ある画像パターンでは補正することで、効果があるが、違うパターンにおいては副作用が発生する場合が生じる。また、補正を行わない画素のPWM幅が最大のとき(100%)、補正にそれ以上のPWMが必要なときに補正することができなかった。また、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素については、間引く、または追加しても濃度ムラ、モアレは発生しにくい。そのため周辺画素については補正が無駄の可能性がある。さらに、色毎に独立して行えない場合、色ずれの補正が行うことができない。また、副走査方向の解像度が小さいと、補正行った場合においても濃度ムラ、モアレの影響が出やすい、いったことがあげられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、間引きおよび追加した画像データの周辺の画素に対して、所定の補正を行なう機能を備えることにより、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像データに応じて点灯制御される発光源が発する光ビーム発生手段と、前記光ビームを前記像担持体に対して主走査方向に走査する光走査手段と、前記像担持体に対し所定の配置をとって走査ライン上で前記光ビームを検出する光ビーム検出手段と、副走査方向の解像度に対して高密度変換し、高密度変換後の画像データに対して、画像データの間引き、および追加するドット補正手段と、を備え、前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して補正することを特徴とする。
この発明によれば、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して所定の補正を行なう機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことが可能となる。
また、請求項2にかかる発明は、前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量を補正することを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量を補正する機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことが可能となる。
また、請求項3にかかる発明は、前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して画像データ幅(PWM)を補正することを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して画像データ幅(PWM)を補正する機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことが可能となる。
また、請求項4にかかる発明は、前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量と画像データ幅(PWM)を補正することを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量と画像データ幅(PWM)を補正する機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことが可能となる。
また、請求項5にかかる発明は、前記ドット補正手段は、画像データをビットマップ状に配列し、画像パターンを識別することで、光量、およびPWM幅を補正するか否かを判別する機能を備えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1、2または3において、画像データのビットマップ状の配列により画像パターンを識別し、光量、PWM幅を補正するか否かを判別する機能を備えたことで、画像パターン毎に補正を行えるので、補正に伴う副作用を排除することが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、前記ドット補正手段は、補正を行わない通常画素のPWM幅を100%より小さくしたことを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜5の何れか一つにおいて、補正を行わない通常画素のPWM幅を100%より小さくしたことで、PWM幅を100%以上にできるため、補正が可能になる。
また、請求項7にかかる発明は、前記ドット補正手段は、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素を間引く、または追加した周辺画素については、補正を行わないことを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜5の何れか一つにおいて、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素を間引く、または追加した周辺画素については補正を行わないことにより、余計な補正を実施しなくてすむ。
また、請求項8にかかる発明は、前記ドット補正手段は、色毎に独立して間引き、追加、および周辺画素の補正を行えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜7の何れか一つにおいて、色毎に独立して間引き、追加、および周辺画素の補正を行えることで、色ずれ補正が可能になる。
また、請求項9にかかる発明は、前記光ビーム発生手段の発光源に面発光型レーザダイオードを用いたことを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜8の何れか一つにおいて、光源に面発光型レーザダイオードを用いたことで、副走査方向で高解像度が実現でき、副走査変倍における濃度ムラ、モアレを発生しにくくすることが可能になる。
本発明(請求項1)にかかる画像形成装置は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して所定の補正を行なう機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる画像形成装置は、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量を補正する機能を備えたので、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかる画像形成装置は、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して画像データ幅(PWM)を補正する機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかる画像形成装置は、請求項1において、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量と画像データ幅(PWM)を補正する機能を備えたので、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかる画像形成装置は、請求項1、2または3において、画像データのビットマップ状の配列により画像パターンを識別し、光量、PWM幅を補正するか否かを判別する機能を備えたことで、画像パターン毎に補正を行えるので、補正に伴う副作用を排除することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)にかかる画像形成装置は、請求項1〜5の何れか一つにおいて、補正を行わない通常画素のPWM幅を100%より小さくしたことで、PWM幅を100%以上にできるため、補正が可能になるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)にかかる画像形成装置は、請求項1〜5の何れか一つにおいて、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素を間引く、または追加した周辺画素については補正を行わないことにより、余計な補正を実施しなくてすむという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)にかかる画像形成装置は、請求項1〜7の何れか一つにおいて、色毎に独立して間引き、追加、および周辺画素の補正を行えることで、色ずれ補正ができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項9)にかかる画像形成装置は、請求項1〜8の何れか一つにおいて、光源に面発光型レーザダイオードを用いたことで、副走査方向で高解像度が実現でき、副走査変倍における濃度ムラ、モアレを発生しにくくすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明を適用した画像形成装置としてのレーザプリンタの構成を示すブロック図である。レーザプリンタ2は、コントローラ3、エンジンドライバ4、プリンタエンジン5、および内部インターフェイス6からなる。そして、このレーザプリンタ2は、ホストコンピュータ1から転送されるプリントデータを受信してコントローラ3によりページ単位のビットマップデータに展開し、レーザを駆動するためのドット情報であるビデオデータに変換して内部インターフェイス6を介してエンジンドライバ4へ送り、プリンタエンジン5をシーケンス制御して用紙に可視像を形成する。
この内部インターフェイス6内に、この発明による画像データ処理装置であるドット補正部7を設け、コントローラ3から送出されるビデオデータに対して、この発明の画像データ処理方法によるドット補正を行い、画質の向上を図るものである。
コントローラ3は、メインのマイクロコンピュータ(以下「MPU」という)31と、そのMPU31が必要とするプログラム・定数データおよび文字フォント等を格納したROM32と、一般的なデータやドットパターン等をメモリするRAM33と、データの入出力を制御するI/O34と、そのI/O34を介してMPU31と接続される操作パネル35とから構成され、互いにデータバス、アドレスバス、コントロールバス等で接続されている。また、ホストコンピュータ1およびドット補正部7を含む内部インターフェイス6も、I/O34を介してMPU31に接続される。
エンジンドライバ4は、サブのマイクロコンピュータ(以下「MPU」という)41と、そのMPU41が必要とするプログラム・定数データ等を格納したROM42と、一時的なデータをメモリするRAM43と、データの入出力を制御するI/O44とから構成され、互いにデータバス、アドレスバス、コントロールバス等で接続されている。
I/O44は、内部インターフェイス6と接続され、コントローラ3からのビデオデータや操作パネル35上の各種スイッチの状態を入力したり、画像クロック(WCLK)やペーパーエンド等のステータス信号をコントローラ3へ出力する。またI/O44は、プリンタエンジン5を構成する書込ユニット26およびその他のシーケンス制御群27と、後述する同期センサを含む各種センサ類28とも接続されている。
コントローラ3は、ホストコンピュータ1からプリント命令等のコマンドおよび文字データ・画像データ等のプリントデータを受信し、それらを編集して文字コードならばROM32に記憶している文字フォントによって画像書き込みに必要なドットパターンに変換し、それらの文字および画像(以下まとめて「画像」という)のビットマップデータをRAM33内のビデオRAM領域にページ単位で展開する。
そして、エンジンドライバ4からレディー信号と共に画像クロックWCLKが入力すると、コントローラ3はRAM33内のビデオRAM領域に展開されているビットマップデータ(ドットパターン)を、画像クロックWCLKに同期したビデオデータとして、内部インターフェイス6を介してエンジンドライバ4に出力する。そのビデオデータに対して内部インターフェイス6内のドット補正部7によって後述するように、この発明によるドット補正を行う。
また、操作パネル35上には、図示しないスイッチや表示器があり、オペレータからの指示により、データを制御したり、その情報をエンジンドライバ4に伝えたり、プリンタの状況を表示器に表示したりする。
エンジンドライバ4は、コントローラ3からの内部インターフェイス6を介してドット補正されて入力するビデオデータによりプリンタエンジン5の書込ユニット26および後述する帯電チャージャ・現像ユニット等のシーケンス制御群27等を制御したり、画像書き込みに必要なビデオデータを内部インターフェイス6を介して入力して書込ユニット26に出力すると共に、同期センサ、その他のセンサ類28からエンジン各部の状態を示す信号を入力して処理したり、必要な情報やエラー状況(例えばペーパーエンド等)のステータス信号を内部インターフェイス6を介してコントローラ3へ出力する。
図2にカラータンデム機の作像部分の概略図を示す。感光体200Y,200M,200C,200Kを各帯電器201Y,201M,201C,201Kにより帯電させ、書込みユニット26Y,26M,26C,26Kよりレーザ光を感光体200Y,200M,200C,200Kに画像データに応じて照射し静電潜像を形成する。現像器206Y,206M,200C,200Kにて静電潜像に応じてトナーを付着させ、トナー像を中間転写ベルト208に1次転写する。本例ではY(イエロー)→C(シアン)→M(マゼンタ)→K(ブラック)の順で中間転写ベルト208に転写し重ねる。給紙部204にて紙を給紙し、2次転写部209にて紙に2次転写する。2次転写部209には2次転ローラを用いている。つぎに定着部205にて紙へ定着させる。またクリーニング部207Y,207M,207C,207Kにて余分なトナー像を除去する。またパターン検出センサ210にてトナーパターンの検出を行う。
図3は、図1に示した書込ユニット26の構成例を示す要部斜視図である。この書込ユニット26は、面発光型レーザダイオード(以下、VCSEL)を用いたLDユニット50と、第1シリンダレンズ51と、第1ミラー52と、結像レンズ53と、ディスク型モータ54および矢示A方向に回転されるポリゴンミラー55からなる回転偏向器56と、第2ミラー57と、第2シリンダレンズ58と、第3ミラー60と、シリンダレンズからなる集光レンズ61と、受光素子からなる同期センサ62とを備えている。
そのLDユニット50は、内部に面発光型レーザダイオード(VCSEL)と、このVCSELから射出される発散性ビームを平行光ビームにするコリメータレンズとを一体に組み込んだものである。なお図には図示していないが本例では1色あたり4chのVCSELを用いている。本例では各色で書込ユニット26を持つ構成としている。
第1シリンダレンズ51は、LDユニット50から射出された平行光ビームを感光体ドラム15上において副走査方向に整形させる機能を果たし、結像レンズ53は、第1ミラー52で反射された平行光を収束性ビームに変換し、ポリゴンミラー55のミラー面55aに入射させる。
ポリゴンミラー55は、各ミラー面55aを湾曲させて形成したRポリゴンミラーとして、従来第2ミラー57との間に配置されていたfθレンズを使用しないポストオブジェクト型(光ビームを収束光とした後に偏向器を配置する型式)の回転偏向器56を構成している。
第2ミラー57は、回転偏向器56で反射されて偏向されたビーム(走査ビーム)を感光体ドラム15に向けて反射する。この第2ミラー57で反射された走査ビームは、第2シリンダレンズ58を経て感光体ドラム15上の主走査線15aの線上に鋭いスポットとして結像する。
また、第3ミラー60は、回転偏向器56で反射された光ビームによる感光体ドラム15上の走査領域外に配置され、入射された光ビームを同期センサ62側に向けて反射する。第3ミラー60で反射され集光レンズ61によって集光された光ビームは、同期センサ62を構成する例えば、フォトダイオード等の受光素子により走査開始位置を一定に保つための同期信号に変換される。
図4にVCSELのイメージ図を示す。本実施例では、副走査ピッチを2.4μmとすることで4800dpiとしている。
図5は、図1におけるドット補正部7の概略構成を示すブロック図であり、図6はその要部(FIFOメモリ72とウインドウ73)の具体的構成例を示す図である。図5に示すように、ドット補正部7の基本構成は、パラレル/シリアルコンバータ(以下「P/Sコンバータ」という)71と、FIFOメモリ72と、ウインドウ73と、パターン認識部74と、メモリブロック75と、ビデオデータ出力部76と、これらを同期制御するタイミング制御部77とによって構成されている。
P/Sコンバータ71は、図1に示したコントローラ3から転送されるビデオデータがパラレル(8ビット)データの場合、それをシリアル(1ビット)データに変換してFIFOメモリ72へ送るために設けてあり、ドットの補正に関して基本的には関与しない。コントローラ3から転送されるビデオデータがシリアルデータの場合には、このP/Sコンバータ71は不要である。
FIFOメモリ72は、先入れ先出しのメモリであり、図6に示すように、コントローラ3から送られてきた複数ライン分(この実施例では7ライン分)のビデオデータを格納するラインバッファ72a〜72dが、マルチプレクサ721を介してシリアルに接続されている。
ここで、マルチプレクサ721は、後述するタイミング制御部77に設けられるタイミング信号生成手段からのデータ−セル(data−sel)信号が、“0”のときはメモリ1へ、“1”のときメモリ2へ、“2”のときメモリ3へ、“3”のときメモリ4へ格納する。
したがって、FIFOメモリ72の動作は、図7のタイミングチャートに示すような動作となる。つまり、ビデオデータ(1,2,3,4等は各々主走査1ライン分のビデオデータを示す。また、Wはメモリへのライトを示す)の入力に対して任意のタイミング信号であるデータセル信号により、各ラインバッファの出力は図示するような動作となる。
ウインドウ73は、FIFOメモリ72の各ラインバッファ72a〜72dから出力される4ライン分のデータに対して、それぞれ7ビット分のシフトレジスタ73a〜73gがシリアルに接続されており、パターン検出用のウインドウを構成する。
ウインドウのサンプル窓を図8にその形状例を示す。図はdata−selが0のときのウインドウである。data−selが0のときは符号73b,c,dのシフトレジスタにてウインドウを形成し、符号73cのハッチング部が注目画素となる。
このFIFOメモリ72を構成するラインバッファ72a〜72dおよびウインドウ73を構成するシフトレジスタ73a〜73d内をビデオデータが順次1ビットずつシフトされることによって注目ドットが順次変化し、その各注目ドットを中心とするウインドウ73のビデオデータを連続的に抽出することができる。
ウインドウ73からの出力もマルチプレクサ731を介してdata−selにより制御され、パターン認識部へ出力される。図8の窓を形成しているときは、データ−セル(data−sel)信号が、“0”により、シフトレジスタ73b、c、dがパターン認識部へ出力される。
パターン認識部74は、タイミング制御部77からのH_ON信号により画像信号の間引き、および追加を行う。またウインドウ73から抽出したドット情報を基に、ターゲットとなっているドット(注目ドット)およびその周辺の情報、特に画像データの黒ドットと白ドットの境界の線分形状の特徴を認識し、その認識結果を定められたフォーマットのコード情報にしてVD_OUT*(コードデータ)を出力する。このコード情報がメモリブロック75のアドレスコードとなる。またパターン認識部74にて、倍密処理(実施例では4倍密)も行う。
メモリブロック75はパターンメモリ751のみで構成され、パターン認識部74から出力されるコード情報(12ビット)をアドレスとして、予め記憶された補正データ(10ビット)を読み出して、レーザ駆動用のビデオデータを出力し、これが補正されたドットパターンとなる。なお、パターン認識部、およびメモリブロックの詳細はジャギー補正技術と同様であるため省略する。
以上に示したメモリブロック75の実施例からの補正データ出力は、コントローラ3から送られてきたビデオデータの1ドット毎に、PWM(Pulse Width Modulation)幅を表すDPWM[15:0]と光量値を示すデータPW[7:0]とした多値データ(パラレル)を出力する。D_PWM[15:0]、およびPW[7:0]をもとに書込ユニット26に設けられた光源であるLDユニット50のレーザダイオードをオン/オフする信号源とする。
つぎにドット補正例について図9〜図11を参照し、説明する。図9にオリジナル画像データを4倍密処理と単純間引きを行った場合のイメージを示す。ここでは、4倍密処理と光量補正間引きイメージを示す。間引きを行った画素の3ラインに対して光量を100%→120%に補正する。
図10においては、通常の画像においてPWM幅を80%にてレーザを点灯させる。2−3ラインに対してPWM幅を100%大きくすることで補正を行ったものである。また合わせて光量も100%→120%に補正を行う。
また、図11においては、オリジナル画像(4ライン目は白とする)に対して、2−4を間引いている。この場合パターンマッチングにより例えばオリジナルの1ライン、と3ラインが黒のとき、2ライン目の2−4を間引いて場合、1−1〜1−4、3−1〜3−4は補正しない。
したがって、以上説明してきた実施の形態によれば、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量、PWM幅を補正する機能を備えたことで、濃度ムラ、モアレの発生を防ぐことができる。
また、画像データのビットマップ状の配列により画像パターンを識別し、光量、PWM幅を補正するか否かを判別する機能を備えたことで、画像パターン毎に補正を行えるので、補正に伴う副作用をなくせる。
また、補正を行わない通常画素のPWM幅を100%より小さくしたことで、PWM幅を100%以上にできるため、補正が行える。
また、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素を間引く、または追加した周辺画素については補正を行わないため、余計な補正を実施しなくてすむ。
また、色毎に独立して間引き、追加、および周辺画素の補正を行えることで、色ずれ補正が行える。また、光源に面発光型レーザダイオードを用いたことで、副走査方向で高解像度が実現でき、副走査変倍における濃度ムラ、モアレを発生しにくくすることができる。
なお、本発明は、上述したレーザプリンタに限るものではなく、LEDプリンタ、その各種の光プリンタ、デジタル複写機、普通紙ファクシミリ装置、各種の画像形成装置に適用することができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、デジタル複写機、プリンタ等の画像形成装置に有用であり、特に、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量、PWM幅を補正する機能を備えた画像形成装置などに適している。
本発明を適用した画像形成装置としてのレーザプリンタの構成を示すブロック図である。 カラータンデム機の作像部分の概略構成を示す説明図である。 図1に示した書込ユニットの構成例を示す要部斜視図である。 VCSELのイメージを示す説明図である。 図1におけるドット補正部の概略構成を示すブロック図である。 図5のFIFOメモリとウインドウの具体的構成例を示すブロック図である FIFOメモリの動作を示すタイミングチャートである。 ウインドウのサンプル窓の形状例を示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかる画像補正例(1)を示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかる画像補正例(2)を示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかる画像補正例(3)を示す説明図である。
符号の説明
2 レーザプリンタ
7 ドット補正部
26 書込ユニット
41 MPU
71 P/Sコンバータ
72 FIFOメモリ
73 ウインドウ
74 パターン認識部
75 メモリブロック
76 ビデオデータ出力部
77 タイミング制御部

Claims (9)

  1. 画像データに応じて点灯制御される発光源が発する光ビーム発生手段と、前記光ビームを前記像担持体に対して主走査方向に走査する光走査手段と、前記像担持体に対し所定の配置をとって走査ライン上で前記光ビームを検出する光ビーム検出手段と、副走査方向の解像度に対して高密度変換し、高密度変換後の画像データに対して、画像データの間引き、および追加するドット補正手段と、を備え、
    前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して画像データ幅(PWM)を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ドット補正手段は、間引き、および追加した画像データの周辺の画素に対して光量と画像データ幅(PWM)を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記ドット補正手段は、画像データをビットマップ状に配列し、画像パターンを識別することで、光量、およびPWM幅を補正するか否かを判別する機能を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記ドット補正手段は、補正を行わない通常画素のPWM幅を100%より小さくしたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記ドット補正手段は、副走査方向に予め設定された画素数以上連続した画素を間引く、または追加した周辺画素については、補正を行わないことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記ドット補正手段は、色毎に独立して間引き、追加、および周辺画素の補正を行えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の画像形成装置。
  9. 前記光ビーム発生手段の発光源に面発光型レーザダイオードを用いたことを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の画像形成装置。
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