JP2009059169A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定用部品の数を減らすことができる電子機器を得る。
【解決手段】電子機器1は、筐体11と、この筐体11に収容されるとともに、表示画面12aを有する表示装置12とを具備する。筐体11は、表示画面12aを筐体11の外部に露出させる開口部12dが形成されたマスク部15と、表示装置12に対してマスク部15とは反対側に位置するとともに、マスク部15と組み合わされて筐体11を形成するカバー部16とを有する。カバー部16の少なくとも一部は、マスク部15と一体に成形されている。マスク部15に一体に成形されたカバー部16の領域とマスク部15との間には、マスク部15がカバー部16に向かい合う第1の状態とマスク部15がカバー部16から開かれた第2の状態との間で折り曲げ可能なヒンジ部31が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の部材から成る筐体を備える電子機器に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器は、表示装置を収容した筐体を備える。この筐体の多くは、表示装置の表示画面を外部に露出させる開口部が形成されたマスク部と、上記マスク部とは反対側から上記表示装置に対向するカバー部とを有する。このマスク部とカバー部とは、互いに分かれて形成されているとともに、表示装置等を実装した後に互いに組み合わされて筐体を形成する。
特許文献1は、アンテナを有する情報処理装置を開示している。この情報処理装置は、金属筐体内にアンテナを収容するとともに、金属筐体におけるアンテナの配置部分に切欠き部を設けている。この切欠き部は、プラスチックなどの非金属部材で成るアンテナカバーにより覆われている。このような構成によれば、アンテナの電波送受信の特性が良くなる。
特開2002−32150号公報
筐体の組立には、例えばねじのような固定用部品が一般に用いられる。しかしながら、このような固定用部品の使用数が多いと筐体の組立性の低下を招くおそれがある。
上記特許文献に記載のように、カバー部の一部(例えばアンテナカバー)がカバー部の他の部分と別体に形成されていると、筐体の組立に必要な固定用部品の数が多くなる。
本発明は、固定用部品の数を減らすことができる電子機器を得ることにある。
本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、上記筐体に収容されるとともに、表示画面を有する表示装置とを具備する。上記筐体は、上記表示画面を該筐体の外部に露出させる開口部が形成されたマスク部と、上記表示装置に対して上記マスク部とは反対側に位置するとともに、上記マスク部と組み合わされて該筐体を形成するカバー部とを有する。上記カバー部の少なくとも一部は、上記マスク部と一体に成形されている。上記マスク部に一体に成形されたカバー部の領域と上記マスク部との間には、上記マスク部が上記カバー部に向かい合う第1の状態と上記マスク部が上記カバー部から開かれた第2の状態との間で折り曲げ可能なヒンジ部が設けられている。
本発明によれば、固定用部品の数を減らすことができる。
以下に、本発明の実施の形態をポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1は、ポータブルコンピュータ1の全体を示す。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体2と、表示ユニット3とを備えている。
本体2は、箱状に形成された本体筐体5を備える。本体筐体5は、上壁5a、周壁5b、および下壁5cを有する。上壁5aは、キーボード6を支持している。本体筐体5は、周壁5bの一部と上壁5aとを含む筐体カバー7と、周壁5bの一部と下壁5cとを含む筐体ベース8とを有する。筐体カバー7は、筐体ベース8に対して組み合わされ、筐体ベース8との間に例えばメインボード(図示しない)を収容する収容空間を形成している。
図1に示すように、表示ユニット3は、箱状に形成された表示部筐体11と、この表示部筐体11に収容された表示装置12とを備える。表示部筐体11は、本発明でいう筐体の一例であり、以下では単に筐体11と略称する。表示装置12の一例は液晶表示モジュールであるが、本発明でいう表示装置はこれに限らず、例えばプラズマディスプレイや有機エレクトリックルミネッセンスディスプレイなど種々の表示装置であってもよい。表示装置12は、その一面に表示画面12aを有する。
表示ユニット3は、本体筐体5の後端部に一対の本体ヒンジ部13a,13bを介して支持されている。そのため、表示ユニット3は、本体筐体5の上壁5aを上方から覆うように倒される閉じ位置(図2参照)と、上壁5aを露出させるように起立する開き位置(図1参照)との間で回動可能である。
図3は、表示ユニット3の断面図を示す。図1ないし図3に示すように、表示ユニット3の筐体11は、表示装置12の前側(すなわちユーザー側)に位置する前壁11aと、表示装置12の背後側に位置する背壁11cと、前壁11aの周縁部と背壁11cの周縁部との間を繋ぐ周壁11bとを有する。前壁11aには、表示画面12aを筐体11の外部に露出させる開口部11dが形成されている。
この筐体11は、周壁11bの一部と前壁11aとを含むマスク部15と、周壁11bの一部と背壁11cとを含むとともに表示装置12に対してマスク部15とは反対側に位置するカバー部16とを有する。筐体11は、このマスク部15とカバー部16とが互いに組み合わされて形成されている。
本実施形態では、筐体11は、周壁11bの一部と前壁11aとを含むLCDマスク21と、周壁11bの一部と背壁11cの一部とを含むLCDカバー22と、周壁11bの一部と背壁11cの一部を含むアンテナカバー23とを備える。すなわち本実施形態では、LCDマスク21が上記マスク部15の一例を形成している。さらに、LCDカバー22とアンテナカバー23とが互いに協働して上記カバー部16の一例を形成している。つまりアンテナカバー23は、カバー部16の一部である。またLCDカバー22は、アンテナカバー23を外れたカバー部16の大部分を占めるとともに、本発明でいう「カバー部の他の部分」の一例に該当する。
図3に示すように、筐体11は、アンテナ25を収容している。本発明に係るアンテナ25の種類は特に限定されるものではなく、例えばBluetooth(登録商標)や無線LAN、無線WAN、WiMAX、UWB、GPS、または携帯電話方式に対応した種々のものが具体例として挙げられる。
アンテナカバー23は、アンテナ25が実装される領域に設けられ、アンテナ25に対向している。図2および図3に示すように、アンテナカバー23は、筐体11において本体ヒンジ13a,13bに臨む端部とは反対側の端部、すなわち表示ユニット3を開き位置にしたときに上端部となる領域に設けられている。アンテナカバー23は、筐体11の端部において、筐体11の周囲稜の一つに沿って筐体11の幅方向に延びている。
アンテナカバー23は、LCDカバー22とは別体に成形されている。LCDカバー22の一例は、金属製であり、例えばマグネシウム合金のような金属で造られている。アンテナカバー23は、非金属製であり、例えばプラスチックで造られている。このようなアンテナカバー23を備えると、例えばLCDカバー22が金属製である場合であっても、アンテナ25による送受信を良好に行うことができる。
なお、LCDカバー22は、金属製に限られるものではなく、例えばプラスチック製であってもよい。また、LCDマスク21の一例は、プラスチック製である。
図3に示すように、アンテナカバー23には、LCDカバー22に溶着される溶着部26が設けられている。アンテナカバー23は、上記溶着部26をLCDカバー22に溶着することでLCDカバー22に固定されている。
一方、アンテナカバー23は、LCDマスク21と一体に成形されている。また、アンテナカバー23とLCDマスク21との間には、ヒンジ部31が設けられている。このヒンジ部31は、マスク部15がカバー部16に対して向かい合う第1の状態(図5中、二点鎖線参照)と、マスク部15がカバー部16に対して開かれた第2の状態(図5中、実線参照)との間で折り曲げ可能である。このヒンジ部31で折り曲げられた稜線が、筐体11の周囲稜線の一部を形成する。
ヒンジ部31は、例えばマスク部15がカバー部16に対して180°開かれる位置まで変形可能である。すなわちLCDマスク21とアンテナカバー23とは、互いに直線状に並ぶことができる。
この一体に成形されたLCDマスク21およびアンテナカバー23の材料は、上記ヒンジ機能に適した材料として例えばポリプロピレン材が挙げられるが、このポリプロピレン材に限られるものではない。LCDマスク21およびアンテナカバー23の材料としては、例えば1回又は数回の折り曲げ動作に耐える性質を有する材料であればよく、種々の材料を幅広く採用することができる。
図2中では説明のため、ヒンジ部31にハッチングを施してある。図2に示すように、ヒンジ部31は、LCDマスク21とアンテナカバー23との間の境界部分に沿って線状に延びている。詳しくは、LCDマスク21およびアンテナカバー23は、それぞれ矩形状に形成されている。ヒンジ部31は、互いに隣り合うLCDマスク21の一つの辺21a(図1参照)とアンテナカバー23の一つの辺23aとの間に設けられている。ヒンジ部31は、例えばアンテナカバー23の一端から他端に亘りも設けられている。なお、ヒンジ部31は、アンテナカバー23の一端から他端の間の少なくとも一部に設けられていればよい。
図4に示すように、ヒンジ部31は、筐体11内に突出する梁部32を備える。梁部32は、例えばヒンジ部31の延伸方向に沿って延びている。梁部32は、例えばヒンジ部31の長手方向の全長に亘って設けられている。なお梁部32は、ヒンジ部31の全長のなかの一部のみに設けられてもよい。また梁部32は、ヒンジ部31から筐体11の外側に向いて突出してもよい。
梁部32は、例えばアーチ状に形成されている。詳しくは図4に示すように、梁部32は、第1および第2のリブ32a,32bと連結部32cとを有する。第1のリブ32aは、LCDマスク21に臨む梁部32の縁部から筐体11内に向いて突出するとともに、該梁部32の延伸方向に沿って延びている。第2のリブ32bは、アンテナカバー23に臨む梁部32の縁部から筐体11内に向いて突出するとともに、該梁部32の延伸方向に沿って延びている。連結部32cは、第1のリブ32aの突出端と第2のリブ32bの突出端との間に渡されている。
連結部32cの肉厚は、例えばLCDカバー22の基本肉厚よりも厚い。なお「基本肉厚」とは、その部材のなかで最も広く採用されている肉厚を指す。LCDカバー22の基本肉厚は、例えば1.0mm未満であり、一例としては0.5mm〜0.8mmである。一方、連結部32cの肉厚は、例えば1.0mmである。なお、梁部32の形状は、アーチ形に限定されるものではなく、平状に比べて断面係数が大きくなる形状であればよく、例えばH形やL形、T形でなどの種々の形状を適宜採用することができる。
一方、梁部32とLCDマスク21との間には、第1の薄肉部分35が設けられている。さらに、梁部32とアンテナカバー23との間には、第2の薄肉部分36が設けられている。第1および第2の薄肉部分35,36は、ヒンジ部31のなかで実際に折り曲げられる部位であり、例えばLCDカバー22の基本肉厚に比べて薄くなっている。この第1および第2の薄肉部分35,36を屈曲または伸ばすことで、ヒンジ部31が上記第1の状態と第2の状態との間で変形する。
なお、図4に示すように、ヒンジ部31は、第1および第2のリブ32a,32bおよび連結部32cを有することで、筐体11の外面から凹状になった凹部38を有する。図4中に二点鎖線で示すように、ヒンジ部31の凹部38には、化粧部材の一例である化粧用ゴム39が必要に応じて取り付けられる。
図5に示すように、LCDマスク21の内壁面21bには、第1の嵌合部としての嵌合爪41が設けられている。アンテナカバー23の内壁面23bには、第2の嵌合部としての受けリブ42が設けられている。受けリブ42には、嵌合爪41が係合可能な穴42aが設けられている。図4に示すように、筐体が組み立てられたとき、嵌合爪41は受けリブ42の穴42aに嵌合し、これによりLCDマスク21とアンテナカバー23との間の固定が強固になる。
このような嵌合爪41および受けリブ42は、例えばそれぞれ複数箇所に設けられている。なお上記に代えて、LCDマスク21に受けリブ42を設けるとともに、アンテナカバー23に嵌合爪41を設けてよいのはもちろんである。
図1に示すように、筐体11の幅方向の両端部には、LCDマスク21をLCDカバー22に固定するねじ45と、このねじ45を筐体11の外部から隠す化粧部材46が設けられている。一方、アンテナカバー23をLCDカバー22またはLCDマスク21に固定するねじなどは設けられていない。
次に、表示ユニット3の製造方法について説明する。
アンテナカバー23は、LCDマスク21に対して開かれた状態、すなわちアンテナカバー23とLCDマスク21とが一直線状になった状態(図5中、実線参照)で、例えば射出成形などの方法でLCDマスク21と一体に成形される。このLCDマスク21と一体に成形されたアンテナカバー23は、LCDカバー22に溶着により固定される。これにより、LCDマスク21、LCDカバー22、およびアンテナカバー23から成るサブ組立部品が形成される。
ポータブルコンピュータ1の組立工程では、LCDマスク21がLCDカバー22から開かれた状態で、LCDカバー22の内側に表示装置12およびその他部品を実装するとともに、アンテナカバー23の内側にアンテナ25を実装する。これらの部品を実装した後、ヒンジ部31を中心としてLCDマスク21をアンテナカバー23に対して折り曲げて、LCDマスク21をLCDカバー22に対して組み合わせる。このLCDマスク21をLCDカバー22に対して組み合わせる過程において嵌合爪41を受けリブ42の穴42aに差し込み、LCDマスク21とアンテナカバー23との間の固定を強固にする。LCDマスク21をLCDカバー22に対して組み合わせた後、ねじ45によってLCDマスク21をLCDカバー22に固定する。これにより、表示ユニット3が組み上がる。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、ねじのような固定用部品の数を減らすことができる。つまり、カバー部16の少なくとも一部(すなわち、本実施形態ではアンテナカバー23)がマスク部15と一体に成形されていると、カバー部16とマスク部15との間の繋がった部分で、カバー部16に対するマスク部15の固定がある程度確保される。したがって、マスク部15をカバー部16に固定するための固定用部品を減らすことができる。
さらに、そのマスク部15に一体に成形されたカバー部16の領域とマスク部15との間に折り曲げ可能なヒンジ部31が設けられていると、筐体11の完成時の形状にとらわれることなく、そのカバー部16の領域とマスク部15との成形することができる。詳しく述べると、マスク部15とカバー部16とは互いに反対側から表示装置12に向かい合う部位であるため、完成時の形状のまま成形することは困難である。しかしながら、マスク部15がカバー部16に向かい合う第1の状態とマスク部15がカバー部16に対して開かれた第2の状態との間で折り曲げ可能なヒンジ部31が設けられていると、成形に適した上記第2の状態で、カバー部16の部分とマスク部15とを一体成形することができる。
すなわち、このようなヒンジ部31を備えることは、カバー部16の少なくとも一部をマスク部15と一体に成形することを小さなコストで実現可能にし、マスク部15をカバー部16に固定するための固定用部品を減らすことに大きく寄与する。
固定用部品、特にねじのような回転を伴う取付け作業を必要とする固定用部品を減らすことができると、組立作業が単純化し、ポータブルコンピュータ1の組立性を大きく向上させることができる。また、アンテナカバー23のようにLCDカバー22とは別体に設けられる部材がマスク部15と一体に成形されると、筐体11に用いられる部品点数の削減を図ることができる。
ヒンジ部31がカバー部16とマスク部15との間の境界部分に沿って線状に延びていると、カバー部16とマスク部15との間が一定の領域に亘り互いに繋がっているので、マスク部15がカバー部16に対して予め比較的強固に繋がっているといえる。したがって、マスク部15をカバー部16に固定するための固定用部品をさらに減らすことができる。
ヒンジ部31が筐体11内に突出する梁部32を有すると、マスク部15とカバー部16との間の領域の断面係数が増加するので、例えばLCDマスク21とアンテナカバー23とが別体に設けられている場合に比べて筐体11の剛性が高くなる。筐体11の剛性が高くなると、マスク部15をカバー部16に対して強固に固定する必要が少なくなるので、マスク部15をカバー部16に固定するための固定用部品をさらに減らすことができる。
例えばアンテナ25およびアンテナカバー23を備える場合、アンテナ25から一定範囲内には、例えば表示装置のような金属を含む部品を配置することができない。このため筐体11内においてアンテナカバー23の周辺にはデッドスペースが生じやすい。本実施形態の梁部32は、このデッドスペースを有効利用して設けられたものである。すなわちこのような梁部32を設けることによっても、筐体11の大型化を避けて、小型のポータブルコンピュータ1を提供することができる。
さらに、この梁部32がヒンジ部31の延伸方向に沿って延びていると、筐体11の幅方向に一本の梁が通ることになり、筐体11の剛性が高くなる。さらに、梁部32が第1および第2のリブ32a,32bと連結部32cとを有すると、例えば一つリブからなる梁部32に比べて筐体11の剛性がさらに高くなる。なお筐体11の剛性が高まることによる効果は上記通りである。
上述したように、筐体11内においてアンテナカバー23の周辺にはデッドスペースが生じやすい。連結部32cの肉厚をカバー部16の基本肉厚よりも厚くしても、筐体11の大型化を避けつつ、筐体11の剛性をより高めることができる。
アンテナカバー23が設けられる筐体11の上端部は、表示ユニット3を本体2に対して開閉する際にユーザーがよく手にする部分であり、十分な剛性を有することが好ましい。しかしながら、LCDマスク21やLCDカバー22とは別体にアンテナカバー23を設けると、どうしても筐体11の上端部の剛性が小さくなってしまう。
一方、本実施形態によれば、アンテナカバー23をLCDマスク21と一体に成形するとともに、アンテナカバー23とLCDマスク21との間の境界部分に沿って一本の梁部32が通っている。これにより、アンテナカバー23を設けた筐体11の上端部に十分な剛性を確保することができる。
梁部32とマスク部15との間および梁部32とカバー部16との間に薄肉部分35,36が設けられていると、梁部32によってヒンジ部31の剛性を高めるとともに、この薄肉部分35,36によってヒンジ部31の機能を確保することができる。
ヒンジ部31は、プラスチックでできた薄肉部分で繋がっている。そのため、ヒンジ部31を折り曲げたときに筐体11が膨れようとすることが想定される。嵌合爪41と受けリブ42とが設けられていると、筐体11を組み立てる際に嵌合爪41を受けリブ42に係合させることで、筐体11が膨れることを抑制することができる。
LCDカバー22が金属製であると、非金属製のアンテナカバー23は必然的にLCDカバー22とは別体に形成されることになる。しかしながら本実施形態によれば、このようなポータブルコンピュータ1においても、固定用部品の削減、部品点数の削減、筐体11の剛性アップを図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1について、図6を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第2の実施形態は、上記第1の実施形態に対して表示ユニット3の筐体11の形状が異なるものであり、ポータブルコンピュータ1の基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
ポータブルコンピュータ1は、本体2と、表示ユニット3とを備えている。表示ユニット3は、筐体11と、この筐体11に収容された表示装置12とを備える。筐体11は、マスク部15と、カバー部16とを有する。
本実施形態では、筐体11は、周壁11bの一部と前壁11aとを含むLCDマスク21と、周壁11bの一部と背壁11cとを含むLCDカバー22とを備える。そして、LCDマスク21が上記マスク部15の一例を形成している。さらに、LCDカバー22が上記カバー部16の一例を形成している。本実施形態ではアンテナカバーは設けられていない。
本実施形態では、LCDマスク21は、LCDカバー22と一体に成形されている。すなわちマスク部15がカバー部16の全部と一体に成形されている。LCDマスク21とLCDカバー22との間には、上記第1の実施形態と同じ構造のヒンジ部31が設けられている。すなわちヒンジ部31は、梁部32と第1および第2の薄肉部分35,36とを有する。ヒンジ部31は、LCDマスク21がLCDカバー22に対して向かい合う第1の状態と、LCDマスク21がLCDカバー22に対して開かれた第2の状態との間で折り曲げ可能である。
図6に示すように、ヒンジ部31は、LCDマスク21とLCDカバー22との間の境界部分に沿って線状に延びている。詳しくは、LCDマスク21およびLCDカバー22は、それぞれ矩形状に形成されている。ヒンジ部31は、互いに隣り合うLCDマスク21の一つの辺21aとLCDカバー22の一つの辺22aとの間に設けられている。ヒンジ部31は、例えばLCDカバー22の一端から他端に亘りも設けられている。なお、ヒンジ部31は、LCDカバー22の一端から他端の間の少なくとも一部に設けられていればよい。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、ねじのような固定用部品の数を減らすことができる。つまり、カバー部16の少なくとも一部(すなわち、本実施形態ではカバー部16の全部となるLCDカバー22)がマスク部15と一体に成形されていると、カバー部16とマスク部15との間の繋がった部分で、カバー部16に対するマスク部15の固定がある程度確保される。したがって、マスク部15をカバー部16に固定するための固定用部品を減らすことができる。さらに、ヒンジ部31が設けられていると、筐体11の完成時の形状にとらわれることなくカバー部16およびマスク部15を成形することができる。
以上、本発明の第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ1について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。各実施形態に係る構成は、適宜組み合わせて実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 図1中に示されたポータブルコンピュータの斜視図。 図1中に示された表示ユニットの断面図。 図3中に示された表示ユニットの一点鎖線F4で囲まれた領域を拡大して示す断面図。 図4中に示されたヒンジ部の開いた状態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る表示ユニットの筐体の斜視図。
符号の説明
1…ポータブルコンピュータ、11…表示部筐体、11d…開口部、12…表示装置、12a…表示画面、15…マスク部、16…カバー部、21…LCDマスク、22…LCDカバー、23…アンテナカバー、25…アンテナ、26…溶着部、31…ヒンジ部、32…梁部、32a…第1のリブ、32b…第2のリブ、32c…連結部、35,36…薄肉部分、36…第2の薄肉部分、41…嵌合爪、42…受けリブ。

Claims (9)

  1. 筐体と、
    上記筐体に収容されるとともに、表示画面を有する表示装置と、を具備し、
    上記筐体は、上記表示画面を該筐体の外部に露出させる開口部が形成されたマスク部と、上記表示装置に対して上記マスク部とは反対側に位置するとともに、上記マスク部と組み合わされて該筐体を形成するカバー部とを有し、
    上記カバー部の少なくとも一部は、上記マスク部と一体に成形されており、
    上記マスク部に一体に成形されたカバー部の領域と上記マスク部との間には、上記マスク部が上記カバー部に向かい合う第1の状態と上記マスク部が上記カバー部に対して開かれた第2の状態との間で折り曲げ可能なヒンジ部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記ヒンジ部は、上記カバー部と上記マスク部との間の境界部分に沿って線状に延びていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    上記ヒンジ部は、上記筐体内に突出するとともに該ヒンジ部の延伸方向に沿って延びた梁部を有することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    上記ヒンジ部は、上記梁部と上記マスク部との間および上記梁部と上記カバー部との間に、上記カバー部の基本肉厚に比べて薄くなった薄肉部分を有することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    上記梁部は、上記マスク部に臨む該梁部の縁部から上記筐体内に向いて突出するとともに該梁部の延伸方向に沿って延びた第1のリブと、上記カバー部に臨む該梁部の縁部から上記筐体内に向いて突出するとともに該梁部の延伸方向に沿って延びた第2のリブと、上記第1のリブの突出端と上記第2のリブの突出端との間に渡された連結部とを有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    上記連結部の肉厚が上記カバー部の基本肉厚よりも厚いことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    上記マスク部に設けられた第1の嵌合部と、
    上記カバー部に設けられるとともに、上記筐体が組み立てられたときに上記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部と、を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    上記筐体に収容されたアンテナを備え、
    上記カバー部は、上記アンテナが実装される領域に設けられたアンテナカバーを含み、このアンテナカバーが上記カバー部の他の部分とは別体に成形されるとともに、上記マスクと一体に成形されていることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    上記カバー部の他の部分は、金属製であることを特徴とする電子機器。
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