JP2009056827A - ステアリングギヤユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士を組み合わせる事によりハウジング5aを構成する際に、これら両ハウジング素子15a、15b同士の円周方向に関する互いの位置関係を、必然的に所定の位置関係にできる構造を実現する。
【解決手段】上記ハウジング5aを車体に固定する為の取付部13aを、上記第一、第二両ハウジング素子15a、15bを構成する第一、第二両取付部素子20a、20b同士を組み合わせる事により構成する。上記所定の位置関係が実現された場合にのみ、上記第一、第二両取付部素子20a、20b同士が組み合わせ可能となる様に、これら第一、第二両取付部素子20a、20bの形成位置等を規制する。この様な構成を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車等の車両のステアリング装置を構成するステアリングギヤユニットの改良に関する。
自動車のステアリング装置は、例えば図8〜9に示す様に構成している。ステアリングホイール1の動きは、ステアリングシャフト2及び中間シャフト3を介してステアリングギヤ4に伝達され、このステアリングギヤ4によって操舵輪を操舵する。このステアリングギヤ4は、このステアリングギヤ4を収納したハウジング5と共に、ステアリングギヤユニット6を構成している。この様なステアリングギヤユニット6を構成する、上記ステアリングギヤ4は、上記中間シャフト3に連結した、回動軸であるピニオンシャフト7と、このピニオンシャフト7の下端部(ピニオン)を噛合させた、軸部材であるラック8とから成る。これらピニオンシャフト7とラック8とは、互いに捩れの位置に存在する。
又、上記ハウジング5は、アルミニウム合金製で、互いの中心軸同士が捩れの位置に存在する、長尺円筒状の主部9と、この主部9の軸方向一端(図9の右端)寄り部分に一体的に連結形成された短尺円筒状の副部10とを備える。これら主部9と副部10との径方向内側の空間は、互いに連通している。そして、上記主部9の径方向内側に上記ラック8を、軸方向変位可能に支持している。これに対し、上記副部10の径方向内側に上記ピニオンシャフト7を、回動可能に支持している。又、上記主部9の外周面の軸方向両端部と軸方向中間部とにそれぞれ1個ずつ、上記ハウジング5を車体に固定する為の、マウント部と呼ばれる、取付部11、12、13を一体形成している。図示の例の場合、上記軸方向両端部に形成した取付部11、12と、上記軸方向中間部に形成した取付部13との、円周方向に関する配置の位相を互いに異ならせている。具体的には、図9に於いて、上記軸方向両端部に形成した取付部11、12を上記主部9の背面側に、上記軸方向中間部に形成した取付部13を上記主部9の手前面側に、それぞれ配置している。又、図示の例では、上記副部10に、電動式パワーステアリング装置14を組み付けている。
上述の様に構成するステアリング装置の場合には、ステアリングホイール1の操作に基づいて、ステアリングシャフト2及び中間シャフト3と共にピニオンシャフト7が回動し、これに伴ってラック8が自身の軸方向に変位する事に基づき、操舵輪に舵角が付与される。又、図示の例では、上記電動式パワーステアリング装置14により、上記ピニオンシャフト7に補助動力を付与する事で、上記ステアリングホイール1の操作力を軽減できる様にしている。
ところで、上記ステアリングギヤユニット6を構成するハウジング5は、ダイカスト等の鋳造法で造った一体成形品である。ところが、このハウジング5の如き大きな成形品を鋳造法で一体成形する場合には、当然に、大型の成形機が必要になる。又、成形時の湯流れが悪くなる為、成形品である上記ハウジング5に巣が入り易くなる。これに対し、特許文献1には、ステアリングギヤユニットを構成するハウジングを、主部の軸方向に2分割可能とした構造、即ち、この様に2分割して成る1対のハウジング素子同士を組み合わせる事によって、上記ハウジングを構成する構造が記載されている。この様にハウジングを1対のハウジング素子同士の組み合わせ構造とする場合には、上述した鋳造法による成形を、これら各ハウジング素子毎に行える為、使用する成形機も小型のもので済む。又、成形時の湯流れが良くなる為、成形品である上記両ハウジング素子に巣が入りにくくなる。従って、上記ハウジングを低コストで造れると共に、品質を向上させる事ができる。
但し、上記特許文献1に記載された構造の様に、ハウジングを1対のハウジング素子同士の組み合わせ構造とする場合には、組み合わせ後の状態で、これら両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係が、所定の位置関係になっている必要がある。この理由は、上記両ハウジング素子の外周面の一部に、それぞれ車体に固定する為の取付部が一体形成されている為である。即ち、これら両取付部(上記両ハウジング素子)同士の円周方向に関する互いの位置関係が所定の位置関係になっていないと、これら両取付部のうちの少なくとも一方の取付部を車体に固定できなくなる為である。
これに対し、上記特許文献1に記載された構造の場合には、上記両ハウジング素子同士を組み合わせる為に、一方のハウジング素子の一端部内周面と、他方のハウジング素子の一端部外周面とに、それぞれねじ部を形成している。そして、これら両ねじ部同士を、直接又は円筒状のねじ継手を介して螺合させる事により、上記両ハウジング素子同士を組み合わせている。ところが、この様な組み合わせ構造には、上記両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係を、所定の位置関係にする為の位置決め部が存在しない。この為、上記両ハウジング素子同士を組み合わせる際に、上記所定の位置関係を実現する作業が面倒になる。又、上記両ハウジング素子の一端部周面にねじ部を形成する作業を、これら両ハウジング素子の鋳造成形後に行う必要がある為、製造コストが嵩む。又、上記ねじ継手を使用する構造の場合には、このねじ継手の加工が複雑になって、製造コストが更に嵩む。
特開平10−338150号公報
本発明のステアリングギヤユニットは、上述の様な事情に鑑み、1対のハウジング素子同士を組み合わせる事によりハウジングを構成する際に、これら両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係を、必然的に所定の位置関係にする事ができ、しかも低コストで造れる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のステアリングギヤユニットは、回動軸と、軸部材と、ハウジングとを備える。
このうちの回動軸は、ステアリングホイールの操作に基づいて回動する。
又、上記軸部材は、上記回動軸に対し捩れの位置に存在すると共に、この回動軸に対しギヤ機構を介して組み合わされる事により、この回動軸の回動に伴って自身の軸方向に変位し、この変位に基づいて操舵輪に舵角を付与する。
又、上記ハウジングは、その径方向内側に上記軸部材を軸方向変位可能に配置した主部と、この主部の外周面の軸方向中間部に設けた、車体に固定する為の取付部とを有する。
特に、本発明のステアリングギヤユニットの場合には、上記ハウジングは、第一主部素子及び第一取付部素子を有する第一ハウジング素子と、第二主部素子及び第二取付部素子を有する第二ハウジング素子とを組み合わせる事により構成している。具体的には、上記主部は、上記第一主部素子と上記第二主部素子とを、これら第一、第二両主部素子の軸方向一端部同士を嵌合させた状態で組み合わせる事により構成している。又、上記取付部は、上記第一、第二両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係を所定の位置関係にした場合にのみ組み合わせ可能な、上記第一取付部素子と上記第二取付部素子とを組み合わせる事により構成している。
上述の様な本発明(請求項1に記載した発明)を実施する場合に、好ましくは、請求項2に記載した様に、上記第一主部素子と上記第二主部素子との互いの軸方向一端部同士を圧入(締り嵌めで)嵌合させる。
又、上述の様な請求項1〜2に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、請求項3に記載した様に、上記第一主部素子と上記第二主部素子との互いの軸方向一端部同士の嵌合部の全周にOリングを介在させて、この嵌合部を密閉する。
又、上述の請求項1〜3に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、請求項4に記載した様に、上記第一取付部素子と上記第二取付部素子とを組み合わせる事により構成した上記取付部を、上記主部の軸方向中間部の円周方向2個所以上の位置に、それぞれ1個ずつ設ける。
又、上述の請求項1〜4に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、請求項5に記載した様に、上記第一取付部素子及び上記第二取付部素子のうちで、これら第一、第二両取付部素子を組み合わせる事により上記取付部を構成した状態で互いに整合する部分に、それぞれ通孔を形成する。これと共に、これら両通孔の内側に円筒状のブッシュを挿通した状態で、このブッシュを上記第一、第二両取付部素子に固定する。
更に、上述の請求項1〜5に記載した発明を実施する場合に、好ましくは、請求項6に記載した様に、上記第一取付部素子及び上記第二取付部素子のうちで、これら第一、第二両取付部素子を組み合わせる事により上記取付部を構成した状態で互いに整合する部分に、それぞれ小孔を形成する。これと共に、これら両小孔の内側に1本のピンを圧入する。
上述の様に構成する本発明のステアリングギヤユニットの場合、ハウジングを構成する主部を組み立てるべく、第一、第二両ハウジング素子を構成する第一、第二両主部素子同士を組み合わせる際には、これら第一、第二両主部素子の軸方向一端部同士を嵌合させれば良い。別な言い方をすれば、これら第一、第二両主部素子の軸方向一端部同士を、前記特許文献1に記載された従来構造の様に螺合させる必要はない。この為、上記主部の組立作業を容易に行なえる。又、第一、第二両主部素子の軸方向一端部の周面に、これら両軸方向一端部同士を螺合させる為のねじ部を形成する必要がない為、加工コストを抑えられる。
又、本発明の場合、ハウジングを組み立てるべく、第一、第二両ハウジング素子を構成する第一、第二両取付部素子同士を組み合わせる際には、これら第一、第二両ハウジング素子同士の円周方向の互いの位置関係を、所定の位置関係にする必要がある。即ち、本発明の場合には、ハウジングを組み立てるべく、第一、第二両ハウジング素子同士を組み合わせた状態で、これら第一、第二両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係が、必然的に所定の位置関係になる。従って、この所定の位置関係を実現する為の作業を、容易且つ確実に行なえる。
又、本発明を実施する場合に、請求項2に記載した構成を採用すれば、第一主部素子と第二主部素子との互いの軸方向一端部同士の嵌合部の気密性(液密性)及び剛性を向上させる事ができる。
又、本発明を実施する場合に、請求項3に記載した構成を採用すれば、第一主部素子と第二主部素子との互いの軸方向一端部同士の嵌合部の気密性(液密性)を、より向上させる事ができる。
又、本発明を実施する場合に、請求項4に記載した構成を採用すれば、ハウジングの剛性を向上させる事ができる。
又、本発明を実施する場合に、請求項5に記載した構成を採用すれば、円筒状のブッシュを、1対のハウジング素子同士の結合部材として利用できると共に、取付部の一部として利用できる。更には、ハウジングの剛性を向上させる事ができる。
又、本発明を実施する場合に、請求項6に記載した構成を採用すれば、ハウジングの剛性をより向上させる事ができる。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1、5に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、ハウジング5aを、主部9aの軸方向中央部分(図9のC部に対応する部分)を境として軸方向に2分割可能とした点、即ち、上記ハウジング5aを、この様に2分割して成る第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士を組み合わせる事により構成した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図8〜9に示した従来のステアリングギヤユニット6の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例の場合、上記第一ハウジング素子15aは、上記主部9aの軸方向片半部(図1、2、4の右半部)を構成する、第一主部素子16aを備える。これに対し、上記第二ハウジング素子15bは、上記主部9aの軸方向他半部(図1、2、4の左半部)を構成する、第二主部素子16bを備える。そして、上記ハウジング5a(上記主部9a)を完成させるべく、図4の(A)→(B)の順に示す様に、上記第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士を組み合わせた状態で、上記第一主部素子16aの軸方向一端部(図1、2、4の左端部)に設けた大径円筒部17を、上記第二主部素子16bの軸方向一端部(図1、2、4の右端部)に設けた小径円筒部18に、がたつきなく外嵌している。これと共に、上記大径円筒部17の先端面を、上記小径円筒部18の基端部に設けた段部19に突き当てている。
又、本例の場合、上記主部9aの軸方向中央部に設けた取付部13aは、上記第一ハウジング素子15aの一部と、上記第二ハウジング素子15bの一部とを組み合わせる事により構成している。この為に、具体的には、上記第一主部素子16aの軸方向一端部外周面に、互いに平行な、1対の板状の第一取付部素子20a、20aを一体形成すると共に、上記第二主部素子16bの軸方向一端部外周面に、上記両第一取付部素子20a、20aと平行な、1枚の第二取付部素子20bを一体形成している。そして、上記ハウジング5a(上記取付部13a)を完成させるべく、図4の(A)→(B)の順に示す様に、上記第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士を組み合わせた状態で、上記両第一取付部素子20a、20aの先半部同士の間に、上記第二取付部素子20bの先半部をがたつきなく挿入している。これと共に、これら第一、第二各取付部素子20a、20bの先端部で互いに整合する部分に形成した円形の通孔21、21の内側に、円筒状のブッシュ22を、がたつきなく挿通している。更にこの状態で、このブッシュ22の外周面の軸方向両端部に形成した、1対の外向フランジ状の鍔部23、23により、上記両第一取付部素子20a、20aの外側面を抑え付けている。これにより、上記第一、第二各取付部素子20a、20b同士を結合固定する事で、上記取付部13aを構成している。
尚、本例の場合、上記ブッシュ22は、厚肉円筒状の内側素子24に、薄肉円筒状の外側素子25を、締り嵌め等により外嵌固定して成るもので、上記両鍔部23、23は、このうちの外側素子25の軸方向両端部を、径方向外方に向け直角に折り曲げる事により形成している。但し、上述の様にして取付部13aを構成する場合に、上記両鍔部23、23のうちの何れか一方の鍔部23は、上記ブッシュ22を上記各通孔21、21の内側に挿通する以前に予め形成しておく。これに対し、他方の鍔部23は、上記ブッシュ22を上記各通孔21、21の内側に挿通した後に形成する。
又、本例の場合、上記第一ハウジング素子15aは、上記第一主部素子16aの軸方向他端部{図1、2、4の右側の端部(図示せず)}に一体形成した、副部10及び取付部11(図9参照)を備える。又、上記第二ハウジング素子15bは、上記第二主部素子16bの軸方向他端部{図1、2、4の左側の端部(図示せず)}に一体形成した、取付部12(図9参照)を備える。尚、本例の場合、上記ハウジング5aの完成状態で、上記主部9aの軸方向両端部及び軸方向中央部に存在する各取付部11、12、13a同士の円周方向に関する互いの位置関係は、前述の図9に示した従来構造に於ける、各取付部11、12、13同士の円周方向に関する互いの位置関係と同じにしている。
上述の様に構成する本例のステアリングギヤユニットの場合、ハウジング5aを構成する主部9aを組み立てるべく、第一、第二両ハウジング素子15a、15bを構成する第一、第二両主部素子16a、16b同士を組み合わせる際には、これら第一、第二両主部素子16a、16bの軸方向一端部同士を嵌合させれば良い。別な言い方をすれば、これら第一、第二両主部素子16a、16bの軸方向一端部同士を、前記特許文献1に記載された従来構造の様に螺合させる必要はない。この為、上記主部9aの組立作業を容易に行なえる。又、上記第一、第二両主部素子16a、16bの軸方向一端部の周面に、これら両軸方向一端部同士を螺合させる為のねじ部を形成する必要がない為、加工コストを抑えられる。
又、本例の場合、上記ハウジング5aを組み立てるべく、上記第一、第二両ハウジング素子15a、15bを構成する第一、第二両取付部素子20a、20b同士を組み合わせる際には、これら第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士の円周方向の互いの位置関係を、所定の位置関係にする必要がある。即ち、本例の場合には、上記ハウジング5aを組み立てるべく、上記第一、第二両ハウジング素子15a、15b同士を組み合わせた状態で、これら第一、第二両ハウジング素子15a、15b(両取付部11、12)同士の円周方向に関する互いの位置関係が、必然的に所定の位置関係になる。従って、この所定の位置関係を実現する為の作業を、容易且つ確実に行なえる。
尚、本例を実施する場合に、上記第一主部素子16aの軸方向一端部に設けた大径円筒部17と、上記第二主部素子16bの軸方向一端部に設けた小径円筒部18とを圧入嵌合させる構成(請求項2の構成)を採用すれば、この嵌合部の気密性(液密性)及び剛性を向上させる事ができる。
[実施の形態の第2例]
図5は、請求項1、3、5に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例のステアリングギヤユニットを構成するハウジング5bの場合には、第一主部素子16aの軸方向一端部に設けた大径円筒部17と、第二主部素子16bの軸方向一端部に設けた小径円筒部18との間に、Oリング26を介在させている。具体的には、上記小径円筒部18の外周面の軸方向中間部に係止溝27を、全周に亙り形成すると共に、この係止溝27内に上記Oリング26を係止している。そして、このOリング26を、上記係止溝27の底面と上記大径円筒部17の内周面との間で弾性的に圧縮している。これにより、この大径円筒部17の内周面と上記小径円筒部18の外周面との間の気密性(液密性)を向上させている。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
図6〜7は、請求項1、4、5、6に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例のステアリングギヤユニットを構成するハウジング5cの場合には、主部9aの軸方向中央部外周面の径方向反対側となる2個所位置に、それぞれ上述した第1〜2例の場合と同様の構造を有する取付部13a、13aを1つずつ設けている。更に本例の場合には、これら各取付部13a、13aを構成する第一、第二各取付部素子20a、20b同士を重ね合わせた部分のうち、上記主部9aの近傍で互いに整合する部分に、それぞれ小孔28、28を形成している。そして、この様に互いに整合する各小孔28、28同士の間に掛け渡す状態で、これら各小孔28、28の内側にピン29、29を、1本ずつ圧入している。この様に構成する本例の場合には、上記取付部13a、13aの個数を2個に増やすと共に、上記各小孔28、28にピン29、29を圧入した分だけ、ハウジング5bの剛性を向上させる事ができる。その他の構成及び作用は、上述した第1〜2例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第1例を示す、図9のC部に相当する部分の拡大側面図。 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図。 第一、第二両ハウジング素子同士を組み合わせてハウジングを構成する前後の状態を示す、図1と同じ部分の斜視図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図1と同様の図。 同第3例を示す、図1と同様の図。 図6と同じ部分の斜視図。 本発明の対象となるステアリングギヤユニットを備えた自動車用ステアリング装置の1例を示す側面図。 ステアリングギアユニットの従来構造の1例を示す正面図。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 中間シャフト
4 ステアリングギヤ
5、5a〜5c ハウジング
6 ステアリングギヤユニット
7 ピニオンシャフト
8 ラック
9、9a 主部
10 副部
11 取付部
12 取付部
13、13a 取付部
14 電動式パワーステアリング装置
15a、15b (第一、第二)ハウジング素子
16a、16b (第一、第二)主部素子
17 大径円筒部
18 小径円筒部
19 段部
20a、20b (第一、第二)取付部素子
21 通孔
22 ブッシュ
23 鍔部
24 内側素子
25 外側素子
26 Oリング
27 係止溝
28 小孔
29 ピン

Claims (6)

  1. 回動軸と、軸部材と、ハウジングとを備え、
    このうちの回動軸は、ステアリングホイールの操作に基づいて回動するものであり、
    上記軸部材は、上記回動軸に対し捩れの位置に存在すると共に、この回動軸に対しギヤ機構を介して組み合わされる事により、この回動軸の回動に伴って自身の軸方向に変位し、この変位に基づいて操舵輪に舵角を付与するものであり、
    上記ハウジングは、その径方向内側に上記軸部材を軸方向変位可能に配置した主部と、この主部の外周面の軸方向中間部に設けた、車体に固定する為の取付部とを有するものである、
    ステアリングギヤユニットであって、
    上記ハウジングは、第一主部素子及び第一取付部素子を有する第一ハウジング素子と、第二主部素子及び第二取付部素子を有する第二ハウジング素子とを組み合わせる事により構成したものであり、上記主部は、上記第一主部素子と上記第二主部素子とを、これら第一、第二両主部素子の軸方向一端部同士を嵌合させた状態で組み合わせる事により構成したものであり、上記取付部は、上記第一、第二両ハウジング素子同士の円周方向に関する互いの位置関係を所定の位置関係にした場合にのみ組み合わせ可能な、上記第一取付部素子と上記第二取付部素子とを組み合わせる事により構成したものである事を特徴とするステアリングギヤユニット。
  2. 第一主部素子と第二主部素子との互いの軸方向一端部同士を圧入嵌合させている、請求項1に記載したステアリングギヤユニット。
  3. 第一主部素子と第二主部素子との互いの軸方向一端部同士の嵌合部の全周にOリングを介在させて、この嵌合部を密閉している、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したステアリングギヤユニット。
  4. 第一取付部素子と第二取付部素子とを組み合わせる事により構成した取付部を、主部の軸方向中間部の円周方向2個所以上の位置にそれぞれ1個ずつ設けている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したステアリングギヤユニット。
  5. 第一取付部素子及び第二取付部素子のうちで、これら第一、第二両取付部素子を組み合わせる事により取付部を構成した状態で互いに整合する部分に、それぞれ通孔を形成すると共に、これら両通孔の内側に円筒状のブッシュを挿通した状態で、このブッシュを上記第一、第二両取付部素子に固定している、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したステアリングギヤユニット。
  6. 第一取付部素子及び第二取付部素子のうちで、これら第一、第二両取付部素子を組み合わせる事により取付部を構成した状態で互いに整合する部分に、それぞれ小孔を形成すると共に、これら両小孔の内側に1本のピンを圧入している、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載したステアリングギヤユニット。
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