JP2009056510A - スチール・ルール抜型の自動曲機 - Google Patents

スチール・ルール抜型の自動曲機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009056510A
JP2009056510A JP2007252581A JP2007252581A JP2009056510A JP 2009056510 A JP2009056510 A JP 2009056510A JP 2007252581 A JP2007252581 A JP 2007252581A JP 2007252581 A JP2007252581 A JP 2007252581A JP 2009056510 A JP2009056510 A JP 2009056510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
band blade
feed
blade material
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007252581A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinaga Urabe
聰長 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2007252581A priority Critical patent/JP2009056510A/ja
Publication of JP2009056510A publication Critical patent/JP2009056510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】90度ほどの大きい折り曲げをした場合でも、ホールドしている送りローラー間の帯刃材のスリップを計算し、設定された寸法どおり曲げられた帯刃材を得ることが出来る自動曲機を提供する。
【解決手段】送りモータの電源を切り、エンコーダーで引っ張られる量を計測し、次に送る量からその引っ張られた量を送る。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙器やダンボール箱の製造において板紙や段ボールなどに所定の切断や折り目を形成するのに使用されるスチール・ルール抜型を製作する自動曲機に係り、より詳しくはスチール・ルール抜型を構成する帯刃材の曲げや切断などを自動的に行う自動曲げ機に関するものである。
近年、1988年に水河末弘が世界に先駆けて発表したスチール・ルール抜型の自動曲機(商品名;BBS−101)を皮切りにその自動曲げ機の進歩には目覚しいものがある。スチール・ルール抜型を構成する帯刃材の切断や曲げ加工を行う自動曲機がある(例えば、特許文献1、2、3,4参照。)
米国特許第6629442号明細書 Park 発明 米国特許第5787750号明細書 Song 発明 特開平11−347828号公報 水河 発明 特開2001−314932号公報 山田 発明
自動曲機は大きい円弧を曲げる場合、角度を浅く曲げる場合、その曲げた結果の寸法は与えられた数値に比較すると精度良く曲げることができる。しかし、小円弧、例えば2R以下の円弧、また角度が深く折る場合、例えば90度近く折る場合、ノズル3とCCW曲げツール40で帯刃材5を曲げた場合、その曲げ圧力は強大で送りローラー6、アイドルローラー61の間の帯刃材5はたとえ、サーボ曲げモータ71のトルクを大きくしていても、スリップして引き出される。
当然その結果、折り曲げたものは図2の90度の角度を折り曲げた後の2つ目の40ミリの与えられた加工データよりも長くなる。図2は与えられたデータであり、2個の90度の折角度をもったC形形状の図形である。それではレーザー切断加工した溝(Kerf)に挿入することは不可能である。この引き出される量が与えられた曲げ角度に応じて常に一定があれば、コンピュターに登録しておき、曲げた後で送る40ミリから差し引くことが可能である。
しかし、折り曲げる帯刃材5はその硬度、胴体の表面処理などのムラがあり、一定ではない。近時、自動曲機の加工精度はより一層精度の高いものが要求されている。
従来、このような問題を解決する手段としての公知例として、特開2000−107812と特開2001−239339があった。特開2000−107812は帯刃材5送り出しはボールスクリュウで送り出す。そのボールスクリュウ装置筐体は架台上のレールに乗り、後部がスプリングで架台に結ばれている。したがって図2のような図形を曲げても引っ張られた量はスプリングが引っ張られ、次の移動の時にスプリングが戻され、正確に与えられたデータの40ミリの結果を得ることができる。
特開2001−239339は本発明と同じく、2個の送りローラー6、アイドルローラー61で刃材を送る。送りローラー6の軸と図4の送りモータギア72の軸の間に遊びの空間を設け、トーションスプリングで両者も接続しているのである。図2の図形を曲げると、引き出された量をトーションスプリングが巻かれ、送りローラー6、アイドルローラー61はサーボモータ7が保持したままで、同じ位置を保っている。2つ目の40ミリが送り出されると、曲げモータ71(図示せず)は回るが、帯刃材5はトーションスプリングが元に状態になるまで前進しない。その結果、引き出し量は40ミリの送りに相殺され、結果として、40ミリが正確におくられる。
本発明は後者の特開2001−239339と同じく2個の送りローラー6、アイドルローラー61で刃材を送る方式である。しかし、この先発明には以下の問題がある。例えば0.7ミリ厚(2ポイント刃)の帯刃材5を曲げる場合に使用するトーションスプリングを2.1ミリ厚(6ポイント)の帯刃材5を曲げる場合には使用できない。余りに巻きのトーション(Torsion)の違うスプリングに交換しないと高精度が維持できないのである。したがって、1台の曲機で2ポイント刃と6ポイントの刃をトーションスプリングを交換することなしに加工することは困難である。この交換には1時間はかかってします。これでは実用的でない。
自動曲機は最近では1台の機械で厚みの異なる帯刃材5、また高さの異なる帯刃材5を曲げることを要求される場合がある。これは色々な帯刃材5に応じて、それぞれの機械を投資することは困難であるからである。例えば0.7ミリ厚(2ポイント刃)の帯刃材5から2.1ミリ厚(6ポイント)の帯刃材5を曲げることを要求される場合がある。3倍の厚みの刃を曲げなければならない。
また高さについても通常の帯刃材5は23.8ミリである。高い帯刃材5は2インチ(50.8ミリ)のものがある。高さで約2倍である。厚みと高さで考慮すると6倍の帯刃材5を曲げなければならない。送りモータ7、曲げモータ71は6倍の能力のものを準備できるが1個のトーションスプリングはすべての帯刃材5で本発明が目的とする曲げの長さ調整に対応できない。
本発明は公知例のように機械的なスブリングを使用することなしに、電気的に処理をして、この大角度の曲げによる引き出し量の処理をして、結果として、図2の与えられたデータと同じ寸法のものを得ようとしたものである。
急角度を曲げた時、送りモータ7の電源をオフにするか、帯刃材5がローラー6,61間でスリップしない程度にトルクを弱くし、曲げ終わると送りモータ・エンコーダ8に引っ張りだされた量をコントローラー10に返す。次に送り出す予定の長さから、引っ張りだされた量をコントローラー10の中で演算して引き、その量を帯刃材5を送り出すことにより、曲げた結果が与えられた長さに等しくしようとしたものである。
本発明は上記構成のように送りモータ・エンコーダ8に引き出され量を常にコントローラー10に返し、次に送る量からその引き出され量を引き算するプログラムを組み込んでいるので、簡単に与えられたデータに長さを合致させることができる。
本発明は上記構成のように送りモータ・エンコーダ8に引き出され量を常にコントローラー10に返し、次に送る量からその引き出され量を引き算するプログラムを組み込んでいるので、2ポイントの帯刃材5でも6ポイントの帯刃材5でも1台の機械で先公知例のようにトーションスプリングを使用した機械的な調整でないので装置を取り替えることなく電気的に電圧を変更してトルクを増減できる。
図1は公知例USP6158264の曲げ部分の平面断面構造である。帯刃材5をノズル3より通す。後方の送りローラー6とアイドルローラー61により帯刃材5は前方に押し出される。送りローラー6は図4に見られるように、送りモータギア72を介して送りモータ7により回転させられる。送りモータ7には直結してその回転量を監視する送りモータエンコーダ8が備えられている。
送りモータ7と送りモータエンコーダ8は送りモータドライバー9により制御されている。送りモータドライバー9はコントローラー10により制御されている。パソコンなどの外部入出力機器からの命令がコントローラー10に送られる。例えば40ミリ前進の命令がコントローラーに送られると、送りモータドライバー9は送りモータ7に対して40ミリに相当するパルスの前進回転を命令する。送りモータ7が回転すると送りローラー6が回転し帯刃材5を前進させる。送りモータエンコーダ8は送り量パルスをカウントし、回転量を監視する。正常に40ミリに相当するパルスが終了すると送りモータドライバー9は送りモータ7に停止の命令を送る。送りローラー6が停止し、40ミリの前進が完了する。
これと同様に、曲げモータ71(図示されず)と曲げモータエンコーダ81は曲げモータドライバー91により制御されている。曲げモータドライバー91はコントローラー10により制御されている。パソコンなどの外部入出力機器からの命令がコントローラー10に送られる。例えば90度の折り曲げの命令がコントローラーに送られると、曲げモータドライバー91は曲げモータ71に対して90度に相当するパルスの回転を命令する。曲げモータ71が回転するとCCW曲げツール40が回転し帯刃材5の胴体に打ちつけ、帯刃材5は折れ曲がる。曲げモータエンコーダ81は送り量パルスをカウントし、回転量を監視する。正常に90度折り曲げに相当するパルスが終了すると曲げモータドライバー91は曲げモータ71に停止の命令を送る。曲げモータ71が停止し、90度の折り曲げが完了する。
その後、2つ目の40ミリの送りをするためにはCCW曲げツール40がノズル3をふさいでいるので、CCW曲げツール40の待機位置まで逆回転の命令を送る。(図5−3から図5−4参照。)折りについては「折り角度学習表」というデータベースをパソコンに持たせる。厳密に言うと、帯刃材5の胴体のスプリングバックがあるので、何回か実際にトライして、各角度の折りを計測して、「折り角度学習表」にパルス量で保存しておき、後日の作業で同じ折り角度が求められた時、折り作業の角度に相当するパルスを「折り角度学習表」から参照して、コントローラーに送る。その結果、先に経験保存した結果の角度が再現できる。
円弧を形成する方法は上記の「送り−折り−待機位置まで逆回転」を繰り返し、円弧を形成する。例えば90度の10ミリ半径の円弧を形成する方法は、1ミリ送り、90度10ミリ半径の全長を1ミリで割った回数、「送り−折り−待機位置まで逆回転」を繰り返す。折りの角度は90度を叩く回数で割った角度に相当する量のパルスを回転させる。帯刃材5の胴体のスプリングバックがあるので、何回か実際にトライして、90度の10ミリ半径の円弧が結果として得られるパルスをパソコンに各円弧、角度の表(「円弧角度学習表」と言う)に保存しておく。
円弧は厳密に言うと、完全な円弧でなく、「ポリライン円弧」である。帯刃材5の胴体は「ポリライン円弧」であるが、刃先は円弧にかぎなく近いものになっている。
本発明は上記の特開2001−239339の方法の改良発明である。大きい円弧では問題にならないが、図2のように90度の折りの場合、図5−3の状態になり、前に引きずり出される。例えば2ポイントの帯刃材5であれば90度に折ると、0.2ミリ程度前に引っ張られる。CCW曲げツール40が待機位置に帰っても、折り曲げられた部分はノズル3に引っかかる。本来送りモータドライバー9は停止でホールドの状態にある。そこで送りモータドライバー9は引きずり出された量0.2ミリを修正しようと逆回転しようとする。しかし折り曲げられた部分がノズル3に引っかかり戻ることが出来ない。またはホールドのトルクが強いと、帯刃材5は送りローラー6とアイドルローラー61の間で0.2ミリだけスリップして前進する。2つ目の40ミリを送ると、この40ミリは、結果として40.2ミリになる。
これでは問題なので、本発明では図5−3の状態の時、送りモータ7の電源を切断するか、電源をオンしていても、送りモータ7がホールドしない程度にトルクを弱めた状態にする。CCW曲げツール40が90度曲げると、0.2ミリ引っ張り出される。送りローラー6、送りモータ7は回転し、送りモータエンコーダ8は0.2ミリに相当するパルスを計測する。CCW曲げツール40が待機位置に戻ると、2つ目の40ミリ送る命令を出す前にコントローラーで「40ミリ−0.2ミリ=39.8ミリ」を計算し、39.8ミリを送る命令を出す。この一連の計測、計算のプログラムをコントローラー10で実行させる。結果として、2つ目の40ミリは正確な結果が得られる。与えられたデータのとおりの曲げが可能になる。
図5−5から図5−7は同様に2つ目の90度の折りを、結果として、完全な3つ目の40ミリを得る作業を示している。
図5の実施例は円弧でなく、折りについての説明をしているが、円弧の場合も同様である。例えば2ミリ径の90度の円弧の場合、通常「叩き−0.5ミリ送り」の「ポリライン」の作業をする。この場合、7回叩く。1回の叩き角度はスプリングバックがあるので14度程度になる。このような場合でもノズル3の当たる部分の帯刃材5は、丁度、人間がお辞儀をした時のように、帯刃材5の内側に「皺」がより、これがノズル3に引っかかる。その結果、長さに精度が出なくなることがある。このような場合も引き出された量を送りモータエンコーダ8で計測し、次に送る量(0.5ミリ)から差し引いた量を送れば、完全な2ミリ径の90度の円弧の長さを得ることができる。
先行技術の自動曲げ機の曲げ部分平面断面図である。 本発明の曲機で曲げられるべき材料の平面図である。 本発明の曲機の曲げ部分を制御する電気回路図である。 本発明の刃材を送るモータ、ローラーの正面断面図である。
Figure 2009056510
符号の説明
ノズル3
CW曲げツール4
CCW曲げツール40
帯刃材5
送りローラー6
アイドルローラー61
送りモータ7
曲げモータ71
送りモータギア72
送りモータエンコーダ8
曲げモータエンコーダ81
送りモータドライバー9
曲げモータドライバー91
コントローラー10

Claims (1)

  1. コントローラー10により制御せられた送りモータドライバー9と送りモータ7、その送り量を監視する送りモータエンコーダ8により送りローラー6を回転させ、帯刃材5を送り先端のノズル3から出し、またコントローラー10により制御せられた曲げモータドライバー91と曲げモータ71、その曲げ量を監視する曲げモータエンコーダ81によりCCW曲げツール40を回転させ、帯刃材5を曲げる自動曲機において、以下の構成を持つ。
    a)急角度を曲げた時、送りモータ7の電源をオフにするか、帯刃材5がローラー6,61間でスリップしない程度にトルクを弱くし、曲げ終わると送りモータ・エンコーダ8に引っ張りだされた量をコントローラー10に返す。
    b)次に送り出す予定の長さから、引っ張りだされた量を引いた長さをコントローラー10で計算し、帯刃材5を送り出すことを特徴とした自動曲機。
JP2007252581A 2007-08-29 2007-08-29 スチール・ルール抜型の自動曲機 Pending JP2009056510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252581A JP2009056510A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 スチール・ルール抜型の自動曲機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252581A JP2009056510A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 スチール・ルール抜型の自動曲機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009056510A true JP2009056510A (ja) 2009-03-19

Family

ID=40552741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007252581A Pending JP2009056510A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 スチール・ルール抜型の自動曲機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009056510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102239425B1 (ko) * 2020-08-28 2021-04-13 오다연 모양틀 자동 제조장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102239425B1 (ko) * 2020-08-28 2021-04-13 오다연 모양틀 자동 제조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6460865B2 (ja) コイル巻線装置及びコイル製造方法
JP5123049B2 (ja) 巻線装置
JP6517871B2 (ja) 溶接ロボットの教示システムおよび教示方法
JP2012035290A (ja) 線材の矯正装置
JP2009107001A (ja) 線材特殊曲げ加工機
JP6226497B2 (ja) コイルばね製造方法及びコイルばね製造装置
JP2009056510A (ja) スチール・ルール抜型の自動曲機
JPH0753338B2 (ja) プリント基板外形加工方法及び装置
JP2007111701A (ja) ウォーム転造装置およびウォーム転造方法
JP2001514088A (ja) 歯車部材およびピニオン部材を互いに噛合わせる方法
JP2003290859A (ja) コイルばねの製造方法およびコイルばね製造機
JP2010260681A (ja) タッチロール又はニアロールの移動制御方法及びウェブ巻取装置
JP2008162050A (ja) 転写具
JP2010010228A (ja) 長円形コイル巻線装置および長円形コイル巻線方法
JP6450640B2 (ja) コイリングマシンと、コイルばねの製造方法
JP3805593B2 (ja) コイルばねの製造方法
JP3866524B2 (ja) 引張りコイルばねの成形方法
JP4568139B2 (ja) 自動旋盤及びこれによる裏面加工方法
JP2006342971A (ja) ウォームギヤ
CN203593448U (zh) 带锯条材料的卷绕装置
JP5887754B2 (ja) レーザ加工システム、レーザ加工方法
JP2572170B2 (ja) 長尺な被加工材の軸線曲げ装置
CN112621384B (zh) 刀具刀尖计测装置和机床
JPH0325248B2 (ja)
JPH0517139B2 (ja)