JP2009054472A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サブハウジングの積層ずれを防ぐ。
【解決手段】本発明は、複数段に積層可能なサブハウジングSと、サブハウジングSに設けられ、端子金具40を内部に収容可能なキャビティ32と、各サブハウジングSの合わせ面における一方側の面に開口して設けられ、キャビティ32内部と連通するリテーナ挿入口34と、同他方側の面に突出して設けられ、各サブハウジングSを積層させるに伴ってリテーナ挿入口34を通じてキャビティ32内部に進入しそのキャビティ32内部に収容された端子金具40に係止してその端子金具40を抜止状態に保持するリテーナ35と、リテーナ挿入口34の開口縁及びこれと対向するリテーナ35の間に設けられ、正規に積層されたサブハウジングSが合わせ面の面方向に沿って積層ずれすることを規制するリブ35Aとを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サブハウジングを複数段に積層させてなるジョイントコネクタに関する。
この種のジョイントコネクタとしては、例えば下記特許文献1に記載のジョイントコネクタが知られている。このジョイントコネクタは、各段の側面に当接部と当接受部とを設けておき、ジョイントコネクタを構成する各サブハウジングが正規に積層された場合には、当接部と当接受部とが正規の組付け位置で当接して複数のサブハウジングが互いに整合して組み付けられるようになっている。また、サブハウジングには端子金具を内部に収容可能なキャビティが設けられている。
特許第3433797号公報
ところで、端子金具をキャビティ内部に保持する構成としては、例えば各サブハウジングの合わせ面における一方側の面にキャビティ内部と連通するリテーナ挿入口を設け、同他方側の面にリテーナ挿入口を通じてキャビティ内部に進入するリテーナを設けておき、サブハウジングの積層に伴ってリテーナをリテーナ挿入口を通じてキャビティ内部に進入させそのキャビティ内部に収容された端子金具に係止させる方法が考えられる。
このような方法において、サブハウジングの積層時における嵌合力の低減を目的としてリテーナ挿入口の開口縁とリテーナとの間に所定のクリアランスが設定されていると、積層されたサブハウジングがクリアランスの設定範囲内で合わせ面の面方向に沿って積層ずれすることを許容してしまう。
例えば、図26に示すように、積層されたサブハウジングのうち最下段のサブハウジング100のみを相手側ハウジング200に向けて押し込んで嵌合動作を行うと、下段側から上段側にかけて徐々に嵌合方向後方(図示左側)に積層ずれし、最上段のサブハウジング101に至っては、正規の嵌合位置に到達する前に嵌合動作が終了する事態が起き得る。さらに、最上段のサブハウジング101にロックアーム102が設けられている場合には、ロックアーム102のロック突部103がロック孔201に嵌らないでロックがかからなくなるおそれもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具をキャビティ内部に保持しつつサブハウジングの積層ずれを防ぐことを目的とする。
本発明は、複数段に積層可能なサブハウジングと、サブハウジングに設けられ、端子金具を内部に収容可能なキャビティと、各サブハウジングの合わせ面における一方側の面に開口して設けられ、キャビティ内部と連通するリテーナ挿入口と、同他方側の面に突出して設けられ、各サブハウジングを積層させるに伴ってリテーナ挿入口を通じてキャビティ内部に進入しそのキャビティ内部に収容された端子金具に係止してその端子金具を抜止状態に保持するリテーナとを備え、複数段に積層されたサブハウジングが相手側ハウジングと嵌合状態に至ることで端子金具と相手側ハウジングに設けられた相手側端子金具とが導通可能に接続されるジョイントコネクタであって、リテーナ挿入口の開口縁及びこれと対向するリテーナの間に設けられ、正規に積層されたサブハウジングが合わせ面の面方向に沿って積層ずれすることを規制するリブを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、各サブハウジングを積層させることで、リテーナがリテーナ挿入口を通じてキャビティ内部に進入し、そのキャビティ内部に収容された端子金具に係止してその端子金具をキャビティ内部に保持することができる。次に、積層されたサブハウジングを相手側ハウジングに向けて嵌合させる際には、リテーナ挿入口の開口縁及びこれと対向するリテーナの外周面の間に設けたリブによって、各サブハウジングがその合わせ面の面方向に沿って積層ずれすることを規制することができる。例えば、最下段のサブハウジングのみを相手側ハウジングに向けて押し込んで嵌合動作を行っても、最上段のサブハウジングが正規の嵌合位置に到達する前に嵌合動作が終了してしまうおそれがない。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
複数段に積層されたサブハウジングのうち積層方向における一端側に位置するサブハウジングは、相手側ハウジングに設けられたロック部と係止することで嵌合状態に保持するロックアームを備えている構成としてもよい。このような構成によると、ロックアームをロック部に係止させることで積層されたサブハウジングと相手側ハウジングとを正規嵌合状態に保持することができる。例えば、最上段のサブハウジングにロックアームが設けられているような場合に、最下段のサブハウジングのみを相手側ハウジングに向けて押し込んで嵌合動作を行っても、ロックアームがロック部に係止しないまま嵌合動作が終了してしまうおそれがない。
リテーナは、その付け根にリブを形成した構成であり、リテーナ挿入口に挿入されるに伴ってリブがリテーナ挿入口の開口縁に接触し、その接触前の状態ではリテーナ挿入口の開口縁及びこれと対向するリテーナの間に所定のクリアランスが全周に亘って設定されている構成としてもよい。このような構成によると、サブハウジングの積層時においてリブがリテーナ挿入口の開口縁に接触する前は、積層時の嵌合操作力が小さくて済む。
リブは、リテーナ挿入口の開口縁に摺接することでサブハウジングを正規位置に案内するテーパ状案内面と、そのテーパ状案内面に連なって積層方向に延びて設けられリテーナ挿入口の開口縁と当接した状態となることでサブハウジングを正規位置に保持する保持部とを備えている構成としてもよい。このような構成によると、テーパ状案内面によってサブハウジングを正規位置に案内することができると共に、この案内動作に引き続いて保持部によりサブハウジングを正規位置に保持することができる。
本発明によれば、端子金具をキャビティ内部に保持しつつサブハウジングの積層ずれを防ぐことができる。
<実施形態>
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
本実施形態におけるジョイントコネクタ10は、図1に示すように、中継コネクタ20の後述する嵌合凹部22に対して嵌合可能に設けられている。中継コネクタ20の内部には、ワイヤハーネスWに接続された端子金具40が収容されており、中継コネクタ20の両側に2つのジョイントコネクタ10を嵌合すると、中継コネクタ20の内部に設けられた中継端子(本発明の「相手側端子金具」の一例)24と端子金具40とが導通可能に接続されることで、2つのジョイントコネクタ10に連なるワイヤハーネスW同士が電気的に接続される。ここで、前後方向とは、ジョイントコネクタ10と中継コネクタ20との嵌合方向を基準として互いの嵌合面側を前方とする。
ジョイントコネクタ10の後部には、ジョイントコネクタ10を中継コネクタ20に嵌合させる際に押し込まれる手押し部13が形成されている。この手押し部13は幅方向両側に張り出す態様で一対設けられ、図2に示すように、両コネクタ10,20が正規に嵌合した状態では中継コネクタ20の嵌合凹部22の開口縁と対面するように設定されている。
<ジョイントコネクタの構成>
ジョイントコネクタ10は合成樹脂製の積層ハウジング11を有し、この積層ハウジング11は6種類のサブハウジングS1,S2,S3,S4,S5,S6(以下「各サブハウジングS1〜S6」といい、略してサブハウジングSという場合もある)を積層することにより構成されている。これらのサブハウジングSは、正規に積層された状態において上段側から順に、第1サブハウジングS1、第2サブハウジングS2、第3サブハウジングS3、第4サブハウジングS4、第5サブハウジングS5、第6サブハウジングS6とされている。ここで、上下方向とは、各サブハウジングSの積層方向を基準として第1サブハウジングS1側を上方とする。
各サブハウジングSは、図6に示すように、板状をなす本体部30と、本体部30の後部において幅方向両側に突出する突片31とを備えている。第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の本体部30は、前後方向に貫通し、幅方向に並んで配置された3つのキャビティ32をそれぞれ備えており、これらのキャビティ32の内部には、後方から端子金具40を収容可能である。キャビティ32内の側壁には、ランス33が幅方向に撓み可能に形成されており、ランス33が端子金具40に幅方向から係止することで端子金具40をキャビティ32内に抜止状態に保持可能である。
第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の上面には、3つのキャビティ32に共通のリテーナ挿入口34が一括して貫通形成されている。3つのキャビティ32は、リテーナ挿入口34を通じてキャビティ32の外部に連通している。一方、第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5の下面には、各サブハウジングSが正規に積層された場合にリテーナ挿入口34を通じて3つのキャビティ32内部にそれぞれ進入する3つのリテーナ35が突出して設けられている。リテーナ35は、キャビティ32内部において正規の挿入位置に挿入された端子金具40の箱部後端に係止することで、端子金具40をキャビティ32内部に抜止状態に保持可能である。すなわち、端子金具40は、ランス33による係止と共にリテーナ35による係止によって二重で抜止状態に保持される。
第1サブハウジングS1には、両コネクタ10,20を正規嵌合状態に保持するロックアーム12が設けられている。ロックアーム12は、第1サブハウジングS1の上面前端から上方に立ち上がる基端部12Aと、この基端部12Aから後方に延びる片持ち状をなし、上下に撓み可能なアーム部12Bとを備えている。アーム部12Bの後端には、ロックアーム12の解除操作を行うための解除操作部12Cが設けられている。また、アーム部12Bにおいて解除操作部12Cのやや前方には、上方に突出する形態のロック突部12Dが形成されている。
手押し部13は、図7に示すように、各サブハウジングSの各突片31を密接した状態で積層することにより構成されている。各突片31の合わせ面における下面には識別突部Aがそれぞれ下方に突出して設けられ、同上面にはこの識別突部Aを内部に受け入れ可能な識別凹部Bがそれぞれ設けられている。これらの識別突部A及び識別凹部Bは、各サブハウジングSが正規に積層された状態では、各サブハウジングSの積層方向に並んで配置されている。このため、各識別突部Aの間隔及び各識別凹部Bの間隔はいずれも同一となっている。
各サブハウジングSの各識別突部A及び各識別凹部Bの詳細な構成についてはその説明を省略するものの、図10ないし図19に示すように、各識別突部Aは略L字状の断面形状をなし、各識別凹部Bは各識別突部Aの断面形状と適合する孔形状をなし、各サブハウジングSが正規に積層されたときにのみ、対応する各識別突部Aをそれぞれ受け入れ可能である。尚、各識別突部Aは、図6に示すように、上段側から順に、第1識別突部A1、第2識別突部A2、第3識別突部A3、第4識別突部A4、第5識別突部A5とされている。また、各識別凹部Bも各識別突部Aと同様に、上段側から順に、第1識別凹部B1、第2識別凹部B2、第3識別凹部B3、第4識別凹部B4、第5識別凹部B5とされている。
本体部30の幅方向両側には、一対のガイド片36が幅方向に張り出し形成されている。このガイド片36は、中継ハウジング21の嵌合凹部22の内周面における幅方向両側に形成されたガイド溝27にスライド挿入されるように構成され、両ハウジング10,20の嵌合動作を案内可能である。尚、ガイド片36の前縁には、各サブハウジングSの積層前における検査工程でサブハウジングSの種類を識別するための切り欠き36Aが形成されている。この検査工程では、各端子金具40に連なるワイヤハーネスWが正しく接続されているか否かを検査することができると共に、切り欠き36Aをプローブ(図示せず)で検知することによりワイヤハーネスWに接続された端子金具40が正しいサブハウジングSに収容されているか否かを検査することができる。
ガイド片36の上面には、本体部30の上面よりも上方に突出する4つの撓み係止片37が設けられている。4つの撓み係止片37は、幅方向に対向しつつ前後方向に所定の間隔を空けて配置されている。各撓み係止片37の突出端には、内側に突出する係止爪37Aが設けられ、撓み係止片37は、係止爪37A側が幅方向に変位可能に設けられている。一方、第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5において各ガイド片36の下方には、図8に示すように、撓み係止片37の係止爪37Aと係止して上下に隣り合う本体部30同士を積層状態に保持可能な被係止部38が形成されている。
<中継コネクタの構成>
中継コネクタ20は合成樹脂製の中継ハウジング(本発明の「相手側ハウジング」の一例)21を有し、この中継ハウジング21は前方と後方に開口する一対の嵌合凹部22を備えている。中継ハウジング21の内部には、両嵌合凹部22間を仕切る中間壁23が形成されている。この中間壁23には、中継端子24が一方の嵌合凹部22から他方の嵌合凹部22に向けて圧入されることにより固定されている。中継端子24は、図5に示すように、幅方向に所定間隔を空けて3つ配置されている。また、中継端子24は、図3に示すように、第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の各端子金具40に対応して上下方向に5つのタブ状端子が配置されており、上下に隣り合う各タブ状端子は、互いに連結されて一体となっている。
中継ハウジング21の上面には、嵌合凹部22の内外を貫通する一対のロック孔(本発明の「ロック部」の一例)25が設けられている。このロック孔25は、嵌合凹部22の内部にジョイントコネクタ10を嵌合させるに伴って嵌合凹部22の内部からロック突部12Dが嵌り込むようになっている。ロック突部12Dは、ロック孔25の内周面に係止することで正規嵌合した両コネクタ10,20を抜止状態に保持可能である。尚、中継ハウジング21の側面には、機器側に固定された取り付けステー(図示せず)に取り付け固定するための固定部26が設けられている。
<各サブハウジングの積層ずれ防止構造>
ところで、リテーナ挿入口34の開口縁及びこれと対向するリテーナ35の外周壁の間には、各サブハウジングSを積層する際の嵌合力を低下させるために所定のクリアランスが全周に亘って設定されている。しかしながら、このクリアランスを設けると、各サブハウジングSは、各サブハウジングSの合わせ面の面方向に沿って積層ずれしてしまうため、リテーナ35の前面側における付け根には、図20ないし図24に示すように、前後方向における前記クリアランスを詰めて各サブハウジングSが前後方向に積層ずれすることを規制するリブ35Aが設けられている。
リブ35Aは、各サブハウジングSで同じ構成であるため第1サブハウジングS1を例にとって説明すると、図20に示すように、上下方向に延びる断面略三角の柱状をなし、その下端角部が斜め前方に削られている。詳細には、リブ35Aの下端側には、斜め前方かつ上方に向かうテーパ状案内面35Bが設けられ、そのテーパ状案内面35Bの前端(上端)から上方に連なって延びる部分は、規制部35Cとなっている。テーパ状案内面35Bは、各サブハウジングSの積層時にリテーナ挿入口34の開口縁における前縁に摺接することで、各サブハウジングSを正規位置に案内可能である。また、規制部35Cは、テーパ状案内面35Bによる案内動作に引き続いてリテーナ挿入口34の開口縁における前縁に当接した状態となることで各サブハウジングSを正規位置に保持可能である。
尚、本実施形態では第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5にリブ35Aを設けて、第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6にリテーナ挿入口34を設けているものの、第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6にリブ35Aを設けて、第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5にリテーナ挿入口34を設けてもよい。また、本実施形態ではリブ35Aはリテーナ35に設けているものの、リテーナ挿入口34の開口縁にリブ35Aを設けてもよく、あるいは、リブ35A及びリテーナ挿入口34の開口縁の双方にリブ35Aを設けてもよい。さらに、本実施形態では前後方向における積層ずれを規制しているものの、幅方向における積層ずれを規制することも当然可能である。
<本実施形態の作用>
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。
まず、ワイヤハーネスWに接続された端子金具40をキャビティ32内部に挿入する。全ての端子金具40の挿入が完了すると、サブハウジングSの積層を行う。例えば第1サブハウジングS1と第2サブハウジングS2を積層させる場合には、各第1識別突部A1が各第1識別凹部B1の内部に収容されることで、両サブハウジングS1、S2の積層が許容される。
このとき、第1サブハウジングS1のリテーナ35が第2サブハウジングS2のリテーナ挿入口34を通じてキャビティ32内部に進入する。リテーナ挿入口34の開口縁とこれに対向するリテーナ35の外周壁との間には所定のクリアランスが設定されているため、積層作業時における嵌合力が軽減される。そして、リブ35Aのテーパ状案内面35Bがリテーナ挿入口34の開口縁と摺接することで各サブハウジングSが正規位置に案内される。引き続き、リブ35Aの保持部35Cがリテーナ挿入口34の開口縁と当接した状態となることで各サブハウジングSが正規位置に保持される。
これらの動作と並行して、撓み係止片37を幅方向外側に撓ませつつ係止爪37Aが被係止部38を乗り越えると共に撓み係止片37が弾性復帰することで係止爪37Aと被係止部38とが係止し、各サブハウジングSが積層状態に保持される。こうして、各サブハウジングSを正規に積層することでジョイントコネクタ10が構成されると、ジョイントコネクタ10を中継コネクタ20の嵌合凹部22に挿入する。
このとき、各ガイド片36が各ガイド溝27内に挿入されることで両コネクタ10,20の嵌合動作が案内される。さらに、ロックアーム12を下方に撓ませつつロック突部12Dが嵌合凹部22の内部からロック孔25内に嵌り込むと共にロックアーム12が弾性復帰してロック突部12Dとロック孔25の内周面とが係止する。これにより、ジョイントコネクタ10と中継コネクタ20とが抜止状態に保持され、ジョイントコネクタ10の端子金具40と中継コネクタ20の中継端子24とが導通可能に接続される。反対側のジョイントコネクタ10についても、上記同様に積層作業及び嵌合作業を行うことで、両ジョイントコネクタ10の端子金具40に連なるワイヤハーネスW同士が電気的に接続される。
以上のように本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
1.端子金具40の抜止を行うリテーナ35を利用して、このリテーナ35にリブ35Aを設けることで各サブハウジングSの積層ずれを規制することができる。例えば第6サブハウジングS6のみを中継コネクタ20に向けて押し込んで嵌合動作を行っても、各サブハウジングSの積層ずれが規制されているため、第1サブハウジングS1のロックアーク12が正規の嵌合位置に至る前に嵌合動作が終了してしまい、ロック突部12Dがロック孔25に嵌らないまま放置される事態を防ぐことができる。
2.リブ35がリテーナ挿入口34の開口縁と接触する前においては、リテーナ挿入口34の開口縁及びこれと対向するリテーナ35の外周壁の間に所定のクリアランスが設定されているから、各サブハウジングSを積層する際の嵌合力を軽減することができる。
3.各サブハウジングSの積層時にリブ35のテーパ状案内面35Bがリテーナ挿入口34の開口縁に摺接することで、各サブハウジングSを正規位置に案内することができる。また、この案内動作に引き続いてリブ35の保持部35Cがリテーナ挿入口34の開口縁に当接した状態となることで各サブハウジングSを正規位置に保持することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態ではリブ35AがサブハウジングSと一体に設けられているものの、本発明によると、リブ35AはサブハウジングSと別体に設けてもよい。
(2)本実施形態ではリブ35Aをリテーナ35の付け根に突出して設けているものの、本発明によると、リブ35Aをリテーナ35の長さ方向に沿って長めに形成してもよい。すなわち、リテーナ挿入口34の開口縁及びこれと対向するリテーナ35の外周壁の間には、必ずしも全周に亘って所定のクリアランスを設けなくてもよい。
(3)本実施形態ではリブ35Aにテーパ状案内面35Bを設けているものの、本発明によると、リテーナ挿入口34の開口縁にテーパ状案内面を設けてもよく、あるいは、リブ35A及びリテーナ挿入口34の開口縁の双方にテーパ状案内面を設けてもよい。
実施形態1においてジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合前の状態を示した斜視図 そのジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合後の状態を示した斜視図 そのジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合後の状態を示した縦断面図 その中継コネクタの正面図 その中継コネクタの横断面図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した斜視図 その各サブコネクタの積層後の状態を示した斜視図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した正面図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した背面図 その第1サブハウジングの底面図 その第2サブハウジングの平面図 その第2サブハウジングの底面図 その第3サブハウジングの平面図 その第3サブハウジングの底面図 その第4サブハウジングの平面図 その第4サブハウジングの底面図 その第5サブハウジングの平面図 その第5サブハウジングの底面図 その第6サブハウジングの平面図 その第1サブハウジングの正面図 その第2サブハウジングの正面図 その第3サブハウジングの正面図 その第4サブハウジングの正面図 その第5サブハウジングの正面図 その第6サブハウジングの正面図 各サブハウジングが積層ずれした状態を示した図
符号の説明
10…ジョイントコネクタ
12…ロックアーム
21…中継ハウジング(相手側ハウジング)
24…中継端子(相手側端子金具)
25…ロック孔(ロック部)
32…キャビティ
34…リテーナ挿入口
35…リテーナ
35A…リブ
35B…テーパ状案内面
35C…保持部
40…端子金具
S(S1〜S6)…サブハウジング

Claims (4)

  1. 複数段に積層可能なサブハウジングと、
    前記サブハウジングに設けられ、端子金具を内部に収容可能なキャビティと、
    前記各サブハウジングの合わせ面における一方側の面に開口して設けられ、前記キャビティ内部と連通するリテーナ挿入口と、
    同他方側の面に突出して設けられ、前記各サブハウジングを積層させるに伴って前記リテーナ挿入口を通じて前記キャビティ内部に進入しそのキャビティ内部に収容された前記端子金具に係止してその端子金具を抜止状態に保持するリテーナとを備え、
    複数段に積層された前記サブハウジングが相手側ハウジングと嵌合状態に至ることで前記端子金具と前記相手側ハウジングに設けられた相手側端子金具とが導通可能に接続されるジョイントコネクタであって、
    前記リテーナ挿入口の開口縁及びこれと対向する前記リテーナの間に設けられ、正規に積層された前記サブハウジングが前記合わせ面の面方向に沿って積層ずれすることを規制するリブを備えたジョイントコネクタ。
  2. 複数段に積層された前記サブハウジングのうち前記積層方向における一端側に位置する前記サブハウジングは、前記相手側ハウジングに設けられたロック部と係止することで前記嵌合状態に保持するロックアームを備えている請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記リテーナは、その付け根に前記リブを形成した構成であり、前記リテーナ挿入口に挿入されるに伴って前記リブが前記リテーナ挿入口の開口縁に接触し、その接触前の状態では前記リテーナ挿入口の開口縁及びこれと対向する前記リテーナの間に所定のクリアランスが全周に亘って設定されている請求項1又は請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記リブは、前記リテーナ挿入口の開口縁に摺接することで前記サブハウジングを正規位置に案内するテーパ状案内面と、そのテーパ状案内面に連なって積層方向に延びて設けられ前記リテーナ挿入口の開口縁と当接した状態となることで前記サブハウジングを前記正規位置に保持する保持部とを備えている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ。
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