JP2009054418A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で、信頼性の高いスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置2は、配線パターン25Aが形成された基板20と、第1の導電体24aを有し、第1及び第2の配線25a、25bと第1の導電体24aとが電気的に接することによって1段目のスイッチを構成する1段目コンタクト23a、及び、1段目コンタクト23aの周辺に自在に変形する湾曲部23cを介して形成され、第3及び第4の配線25c、25dに対応した位置に第2の導電体24bを有し、第3及び第4の配線25c、25dと第2の導電体24bが電気的に接することによって2段目のスイッチを構成する2段目コンタクト23bを有するラバーコンタクト23と、ラバーコンタクト23と接し、プッシュ方向に変位するノブ22とを備え、2段目コンタクト23bは、距離d1及びd2を保持するコイルばね26が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】スイッチ装置2は、配線パターン25Aが形成された基板20と、第1の導電体24aを有し、第1及び第2の配線25a、25bと第1の導電体24aとが電気的に接することによって1段目のスイッチを構成する1段目コンタクト23a、及び、1段目コンタクト23aの周辺に自在に変形する湾曲部23cを介して形成され、第3及び第4の配線25c、25dに対応した位置に第2の導電体24bを有し、第3及び第4の配線25c、25dと第2の導電体24bが電気的に接することによって2段目のスイッチを構成する2段目コンタクト23bを有するラバーコンタクト23と、ラバーコンタクト23と接し、プッシュ方向に変位するノブ22とを備え、2段目コンタクト23bは、距離d1及びd2を保持するコイルばね26が設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、2段階に切換可能なスイッチ装置に関する。
従来の技術として、固定接点と、該固定接点に対する位置に設けられ、該固定接点までのストローク長の小さい第1の可動接点、及びストローク長の大きい第2の可動接点を有する弾性部材と、該弾性部材を外部からの押圧力を受けて弾性変形させるキートップ部材とを備えた2段切換スイッチが知られている(特許文献1)。
弾性部材は、ゴムからなる弾性ベース板、及び弾性支持アームとを有し、弾性ベース板は、裏面側に脚部を介して第1及び第2の可動接点を設けている。弾性支持アームは、弾性ベース板を固定接点の設けられたプリント配線板上に支持している。
この2段切換スイッチによると、キートップ部材を下方に押圧していくと、弾性支持アームが変形し、第1の可動接点が、固定接点に押し付けられ、第1のストロークが完了し、1段目のスイッチ動作が完了する。続いてさらにキートップ部材を下方に押圧していくと、弾性ベース板が変形し、第2の可動接点が、固定接点に押し付けられ、第2のストロークが完了し、2段目のスイッチ動作が完了する。
特公平6−80567号公報
しかしながら、特許文献1の2段切換スイッチによると、第1の可動接点と対応する固定接点までのストローク長を維持するのは、弾性支持アームのみであり、押圧するときの荷重を低減させため、弾性支持アームの弾性力を小さくすると、第1の可動接点のストローク長の信頼性が損なわれ、また、ストローク長を維持するため、弾性支持アームの弾性力を大きくすると、押圧するときの荷重が大きくなるため、操作感触が悪化するという問題があった。更に、弾性支持アームがゴムで形成されるため、ゴムのへたり、温度、及び湿度による劣化が無視できず、信頼性に問題があった。
従って、本発明の目的は、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、第1〜第4の配線が形成された基板と、前記第1及び第2の配線に対応した位置に第1の導電体を有し、前記第1及び第2の配線と前記第1の導電体とが電気的に接することによって第1のスイッチ部を構成する第1のコンタクト、及び、前記第1のコンタクトの周辺に自在に変形する湾曲部を介して形成され、前記第3及び第4の配線に対応した位置に第2の導電体を有し、前記第3及び第4の配線と前記第2の導電体が電気的に接することによって第2のスイッチ部を構成する第2のコンタクトを有するスイッチ部材と、前記スイッチ部材と接し、プッシュ操作が行われることによってプッシュ方向に変位するノブとを備え、前記第2のコンタクトは、前記第1及び第2の導電体と対応する前記第1〜第4の配線との距離を保持する弾性体が設けられていることを特徴とするスイッチ装置を提供する。
上記のような構成によれば、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置を提供することができる。
本発明によると、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置を提供することができる。
以下に本発明のスイッチ装置の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両内部の概略図である。車両1は、スイッチ装置2と、メッセージ102等を表示することが可能なモニタ101とを備えている。スイッチ装置2は、2段階に切替わるスイッチになっており、一例として、車両1のハンドルに複数設置され、1段目のスイッチ操作によって、どの種類のスイッチが押されたかを示す情報が、モニタ101にメッセージ102として表示され、操作者が望む操作であった場合、更にスイッチ装置2をプッシュ操作して2段目のスイッチ操作を行うことによって、メッセージ102で示した内容、すなわち、本実施の形態においては、CDの再生が実行される。
(車両1の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両内部の概略図である。車両1は、スイッチ装置2と、メッセージ102等を表示することが可能なモニタ101とを備えている。スイッチ装置2は、2段階に切替わるスイッチになっており、一例として、車両1のハンドルに複数設置され、1段目のスイッチ操作によって、どの種類のスイッチが押されたかを示す情報が、モニタ101にメッセージ102として表示され、操作者が望む操作であった場合、更にスイッチ装置2をプッシュ操作して2段目のスイッチ操作を行うことによって、メッセージ102で示した内容、すなわち、本実施の形態においては、CDの再生が実行される。
(スイッチ装置2の構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の図1におけるA−A線断面図であり、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る基板上に形成された配線パターンに関する概略図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置に関するブロック図である。なお、図3におけるA−A線は、図2における第1〜第4の配線25a〜25dを示しており、図1のA−A線に対応している。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の図1におけるA−A線断面図であり、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る基板上に形成された配線パターンに関する概略図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置に関するブロック図である。なお、図3におけるA−A線は、図2における第1〜第4の配線25a〜25dを示しており、図1のA−A線に対応している。
スイッチ装置2は、後述する配線パターン25Aを有する基板20と、基板20上に設置され、凹部21aにノブ22が上下方向に自在に変位するように配置された本体21と、ラバーコンタクト23と裏面22dで接し、矢印B方向のプッシュ操作によってプッシュ方向にラバーコンタクト23と共に変位するノブ22と、図3に示す第1及び第2の配線25a、25bの円形状部分に対応する位置に第1の導電体24a設け、また、第3及び第4の配線25c、25dの円形状部分に対応する位置に第2の導電体24bが設けられたスイッチ部材としてのラバーコンタクト23と、ラバーコンタクト23の凹部23dに設けられた弾性体であるコイルばね26と、ゴム材によって形成され、外部からのごみの進入を防ぐマスクラバー27とを備えて概略構成されている。また、図2に示す、第1の導電体24aと第1及び第2の配線25a、25bとによって第1のスイッチ部を構成し、第2の導電体24bと第3及び第4の配線25c、25dとによって第2のスイッチ部を構成している。
(配線パターン25Aについて)
配線パターン25Aは、例えば、金又は銅等の導電性を有する金属材で形成された図3に示す略円形状を有し、第1〜第4の配線25a〜25dによって構成されている。また、ノブ22に対して行われた、図2の矢印B方向のプッシュ操作によって、第1の導電体24aが第1及び第2の配線25a、25bに接するとき、第1及び第2の配線25a、25bは、第1の導電体24aを介して電気的に接するよう構成されている。
配線パターン25Aは、例えば、金又は銅等の導電性を有する金属材で形成された図3に示す略円形状を有し、第1〜第4の配線25a〜25dによって構成されている。また、ノブ22に対して行われた、図2の矢印B方向のプッシュ操作によって、第1の導電体24aが第1及び第2の配線25a、25bに接するとき、第1及び第2の配線25a、25bは、第1の導電体24aを介して電気的に接するよう構成されている。
更に、ノブ22に対して行われた、図2の矢印B方向のプッシュ操作によって、第2の導電体24bが第3及び第4の配線25c、25dに接するとき、第3及び第4の配線25c、25dは、第2の導電体24bを介して電気的に接するよう構成されている。なお、配線パターン25Aの形状はこれに限定されず、第1及び第2の導電体24a、24bの接触によって、第1及び第2の配線25a、25b、及び、第3及び第4の配線25c、25dがそれぞれ電気的に接する形状であれば形状は問わない。
(ノブ22の構成)
ノブ22は、例えば、樹脂材又は金属材によって円形状に形成され、操作者の手指が接する基部22aと、基部22aの外周部に設けられ、本体21の凹部21aと接することで、本体21からの抜けを防止する凸部22bと、基部22aと凸部22bとで形成され、ラバーコンタクト23が設けられた凹部22cと、基部22aの裏面側であり、ラバーコンタクト23が接する裏面22dとを備えて構成されている。
ノブ22は、例えば、樹脂材又は金属材によって円形状に形成され、操作者の手指が接する基部22aと、基部22aの外周部に設けられ、本体21の凹部21aと接することで、本体21からの抜けを防止する凸部22bと、基部22aと凸部22bとで形成され、ラバーコンタクト23が設けられた凹部22cと、基部22aの裏面側であり、ラバーコンタクト23が接する裏面22dとを備えて構成されている。
(ラバーコンタクト23の構成)
ラバーコンタクト23は、例えば、ゴム材又は軟質樹脂材によって形成され、円形状を有する第1のコンタクトとしての1段目コンタクト23aと、円形状を有する第2のコンタクトとしての2段目コンタクト23bと、1段目コンタクト23aと2段目コンタクト23bとを繋ぐ略ドーム形状を有する湾曲部23cとで構成されており、1段目コンタクト23aの先端には、円形状を有する第1の導電体24aが設けられ、2段目コンタクト23bの先端には、図3に示す開区間25eに対応する位置を除いた位置に設けられた略円形状の第2の導電体24bが、設けられている。
ラバーコンタクト23は、例えば、ゴム材又は軟質樹脂材によって形成され、円形状を有する第1のコンタクトとしての1段目コンタクト23aと、円形状を有する第2のコンタクトとしての2段目コンタクト23bと、1段目コンタクト23aと2段目コンタクト23bとを繋ぐ略ドーム形状を有する湾曲部23cとで構成されており、1段目コンタクト23aの先端には、円形状を有する第1の導電体24aが設けられ、2段目コンタクト23bの先端には、図3に示す開区間25eに対応する位置を除いた位置に設けられた略円形状の第2の導電体24bが、設けられている。
第1及び第2の導電体24a、24bは、例えば、銅又は金等の導電性を有する金属材によって形成され、第1の導電体24aと第1及び第2の配線25a、25bとの距離d1は、0.4mmであり、第2の導電体24bと第3及び第4の配線25c、25dとの距離d2は、1.3mmである。
(コイルばね26の構成)
コイルばね26は、円筒状を有し、弾性力を図2の上方に付加しており、矢印B方向のスイッチ操作による、1段目のストロークを決める第1の導電体と第1及び第2の配線25a、25bとの距離d1を、常に一定に保持する働きをしている。
コイルばね26は、円筒状を有し、弾性力を図2の上方に付加しており、矢印B方向のスイッチ操作による、1段目のストロークを決める第1の導電体と第1及び第2の配線25a、25bとの距離d1を、常に一定に保持する働きをしている。
従来のスイッチ装置においては、距離d1を保持するための弾性体は、ゴムであり、ゴムのへたり、温度、及び湿度による劣化が無視できず、信頼性に問題があったが、本実施の形態におけるスイッチ装置2は、距離d1を保持するための弾性体として、コイルばね26を用いているので、へたり、温度、及び湿度による劣化に強く、また、信頼性が高く、構造も簡単である。また、スイッチ装置2は、コイルばね26の調整によって、操作者のプッシュ操作における荷重を自由に調整できる。
(ECU100による制御について)
スイッチ装置2は、車両1を制御するECU(Electoronic Control Unit)100に接続され、ECU100は、スイッチ装置2の1段目のスイッチ操作(第1のスイッチ部がオンされた状態)、及び2段目のスイッチ操作(第2のスイッチ部がオンされた状態)に応じて変化する、スイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいてモニタ101に表示させるメッセージ102等を制御している。なお、スイッチ装置2に制御部を組込んでIC(Integrated Circuit)化し、1段目及び2段目のスイッチ操作を表す信号を送信するようにしても良い。
スイッチ装置2は、車両1を制御するECU(Electoronic Control Unit)100に接続され、ECU100は、スイッチ装置2の1段目のスイッチ操作(第1のスイッチ部がオンされた状態)、及び2段目のスイッチ操作(第2のスイッチ部がオンされた状態)に応じて変化する、スイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいてモニタ101に表示させるメッセージ102等を制御している。なお、スイッチ装置2に制御部を組込んでIC(Integrated Circuit)化し、1段目及び2段目のスイッチ操作を表す信号を送信するようにしても良い。
(動作)
以下に第1の実施の形態の動作を図1から4を参照し、図5及び図6を引用しながら詳細に説明する。
以下に第1の実施の形態の動作を図1から4を参照し、図5及び図6を引用しながら詳細に説明する。
(1段目のスイッチ操作)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る1段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図であり、図6は、本発明の第1の実施の形態に係る2段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図である。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る1段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図であり、図6は、本発明の第1の実施の形態に係る2段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図である。
操作者が、CDの再生を行うため、手指によって車両1のハンドルに設けられたスイッチ装置2をプッシュ操作する。このとき、ノブ22は、マスクラバー27を介して矢印B方向に変位し、同様に、ノブ22を介してラバーコンタクト23全体が矢印B方向に変位する。
このとき、ラバーコンタクト23の変位によって、コイルばね26も矢印B方向に変位する。こうして距離d1分、操作者の手指によるプッシュ操作が行われたとき、1段目コンタクト23aの先端に設けられた第1の導電体24aが、第1及び第2の配線25a、25bに電気的に接する。
このとき、ECU100は、第1の導電体24aと第1及び第2の配線25a、25)の電気的な接続によるスイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいて1段目のスイッチ操作が行われたと判断し、スイッチ装置2に対応したメッセージ102をモニタ101に表示する。
(2段目のスイッチ操作)
操作者は、モニタ101に表示された「CDの再生を行いますか?」というメッセージ102の内容が、希望したものであるので、引き続き2段目のスイッチ操作を行うため、更に矢印B方向にプッシュ操作を行う。
操作者は、モニタ101に表示された「CDの再生を行いますか?」というメッセージ102の内容が、希望したものであるので、引き続き2段目のスイッチ操作を行うため、更に矢印B方向にプッシュ操作を行う。
操作者が、1段目のスイッチ操作に続いて、更に矢印B方向にプッシュ操作を行うとき、1段目コンタクト23aがすでに第1及び第2の配線25a、25bに接しているので、湾曲部23cが湾曲し、2段目コンタクト23bが矢印B方向に更に変位する。
ノブ22が、距離(d2−d1)変位したとき、2段目コンタクト23bの先端に設けれた第2の導電体24bが、第3及び第4の配線25c、25dに電気的に接する。
このとき、ECU100は、第2の導電体24bと第3及び第4の配線25c、25dの電気的な接続によるスイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいて2段目のスイッチ操作が行われたと判断し、メッセージ102に従った動作、すなわち、図示しないオーディオ装置にCDの再生を指示する。
(効果)
上記した第1の実施の形態によると、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置2を得ることができる。
上記した第1の実施の形態によると、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置2を得ることができる。
[第2の実施の形態]
(スイッチ装置2の構成)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置の図1におけるA−A線断面図である。なお、第1の実施の形態と同じ構成、及び機能を有する部分については、共通の符号を付し、また、以下では、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明するものとする。
(スイッチ装置2の構成)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置の図1におけるA−A線断面図である。なお、第1の実施の形態と同じ構成、及び機能を有する部分については、共通の符号を付し、また、以下では、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明するものとする。
スイッチ装置3は、図3に示す配線パターン25Aを有する基板30と、基板30上に設置され、凹部31aにノブ32が上下方向に自在に変位するように配置された本体31と、矢印B方向のプッシュ操作によってプッシュ方向にラバーコンタクト33と共に変位するノブ32と、第1及び第2の配線35a、35bの円形状部分に対応する位置に第1の導電体34a設け、また、第3及び第4の配線35c、35dの円形状部分に対応する位置に第2の導電体34bが設けられたラバーコンタクト33と、ラバーコンタクト33の凹部33dに設けられた弾性体であるコイルばね36と、ゴム材によって形成され、外部からのごみの進入を防ぐマスクラバー37とを備えて概略構成されている。
(配線パターン25Aについて)
配線パターン25Aは、第1の実施の形態における図3と同様の構成、及び形状を有している。なお、図3に示す第1の実施の形態における第1及び第2の配線25a、25bは、本実施の形態における第3及び第4の配線35c、35dに対応し、第1の実施の形態における第3及び第4の配線25c、25dは、本実施の形態における第1及び第2の配線35a、35bに対応している。これは、第1の実施の形態においては、1段目のスイッチ操作のときに接する1段目コンタクト23aが、ラバーコンタクト23の中央に位置していたのに対して、第2の実施の形態においては、ラバーコンタクト33の外周付近に位置するからである。また、1段目コンタクト33aにコイルばね36を設けているので、第1及び第2の配線35a、35bは、第1の実施の形態における第3及び第4の配線25c、25dよりも幅が小さくなっている。
配線パターン25Aは、第1の実施の形態における図3と同様の構成、及び形状を有している。なお、図3に示す第1の実施の形態における第1及び第2の配線25a、25bは、本実施の形態における第3及び第4の配線35c、35dに対応し、第1の実施の形態における第3及び第4の配線25c、25dは、本実施の形態における第1及び第2の配線35a、35bに対応している。これは、第1の実施の形態においては、1段目のスイッチ操作のときに接する1段目コンタクト23aが、ラバーコンタクト23の中央に位置していたのに対して、第2の実施の形態においては、ラバーコンタクト33の外周付近に位置するからである。また、1段目コンタクト33aにコイルばね36を設けているので、第1及び第2の配線35a、35bは、第1の実施の形態における第3及び第4の配線25c、25dよりも幅が小さくなっている。
(ノブ32の構成)
ノブ32は、例えば、樹脂材又は金属材によって円形状に形成され、操作者の手指が接する基部32aと、基部32aの外周部に設けられ、本体31の凹部31aと接することで、本体31からの抜けを防止する凸部32bと、基部32aと凸部32bとで形成された凹部32cと、基部32aの裏面側にあり、ラバーコンタクト33が取付けられる取付部32eが設けられた裏面32dと、ラバーコンタクト33が取付けられる取付部32eと、ラバーコンタクト33の凹部33eに挿入することで、取付部32eにラバーコンタクト33を固定することができるつめ32fと、を備えて構成されている。なお、本実施の形態におけるノブ32は、第1の実施の形態におけるノブ22のように、裏面32dに2段目コンタクト33bが接する構成としても良い。また、第1の実施の形態においては、第2の実施の形態におけるノブ32のように、裏面22dに取付部を設け、2段目コンタクト23bを支持するような構成であっても良く、これに限定されない。
ノブ32は、例えば、樹脂材又は金属材によって円形状に形成され、操作者の手指が接する基部32aと、基部32aの外周部に設けられ、本体31の凹部31aと接することで、本体31からの抜けを防止する凸部32bと、基部32aと凸部32bとで形成された凹部32cと、基部32aの裏面側にあり、ラバーコンタクト33が取付けられる取付部32eが設けられた裏面32dと、ラバーコンタクト33が取付けられる取付部32eと、ラバーコンタクト33の凹部33eに挿入することで、取付部32eにラバーコンタクト33を固定することができるつめ32fと、を備えて構成されている。なお、本実施の形態におけるノブ32は、第1の実施の形態におけるノブ22のように、裏面32dに2段目コンタクト33bが接する構成としても良い。また、第1の実施の形態においては、第2の実施の形態におけるノブ32のように、裏面22dに取付部を設け、2段目コンタクト23bを支持するような構成であっても良く、これに限定されない。
(ラバーコンタクト33の構成)
ラバーコンタクト33は、例えば、ゴム材又は軟質樹脂材によって形成され、円形状を有する1段目コンタクト33aと、円形状を有する2段目コンタクト33bと、1段目コンタクト33aと2段目コンタクト33bとを繋ぐ略ドーム形状を有する湾曲部33fとで構成されており、1段目コンタクト33aの先端には、図3に示す開区間25eに対応する位置を除いた位置に設けられた略円形状の第1の導電体34aが設けられ、2段目コンタクト33bの先端には、円形状を有する第2の導電体34bが、設けられている。
ラバーコンタクト33は、例えば、ゴム材又は軟質樹脂材によって形成され、円形状を有する1段目コンタクト33aと、円形状を有する2段目コンタクト33bと、1段目コンタクト33aと2段目コンタクト33bとを繋ぐ略ドーム形状を有する湾曲部33fとで構成されており、1段目コンタクト33aの先端には、図3に示す開区間25eに対応する位置を除いた位置に設けられた略円形状の第1の導電体34aが設けられ、2段目コンタクト33bの先端には、円形状を有する第2の導電体34bが、設けられている。
1段目コンタクト33aは、一部に切かき部33cを有し、コイルばね36が設けられる凹部33dを有している。本実施の形態におけるスイッチ装置3は、同じ構成のスイッチ装置3が複数ならんで基板30上に設置されており、図示しない隣接するスイッチ装置3と、ラバーコンタクト33の一部に設けられた連結部33gを介した防水部33hによって繋がっている。連結部33g及び防水部33hは、ラバーコンタクト33の全体に設けられても良い。防水部33hは、装置内に進入する水等を防ぐ役割も有している。
第1及び第2の導電体34a、34bは、例えば、銅又は金等の導電性を有する金属材によって形成され、第1の導電体34aと第1及び第2の配線35a、35bとの距離d3は、0.4mmであり、第2の導電体34bと第3及び第4の配線35c、35dとの距離d4は、1.3mmである。
(コイルばね36の構成)
コイルばね26は、円筒状を有し、弾性力を図2の上方に付加しており、矢印B方向のスイッチ操作による、1段目のストロークを決める第1の導電体34aと第1及び第2の配線35a、35bとの距離d3を、常に一定に保持する働きをしており、第1の実施の形態と同様に、へたり、温度、及び湿度による劣化に強く、また、信頼性が高く、構造も簡単である。また、スイッチ装置3は、コイルばね36の調整によって、操作者のプッシュ操作における荷重を自由に調整できる。
コイルばね26は、円筒状を有し、弾性力を図2の上方に付加しており、矢印B方向のスイッチ操作による、1段目のストロークを決める第1の導電体34aと第1及び第2の配線35a、35bとの距離d3を、常に一定に保持する働きをしており、第1の実施の形態と同様に、へたり、温度、及び湿度による劣化に強く、また、信頼性が高く、構造も簡単である。また、スイッチ装置3は、コイルばね36の調整によって、操作者のプッシュ操作における荷重を自由に調整できる。
(動作)
以下に第2の実施の形態の動作を図1から図7を参照し、図8及び図9を引用しながら詳細に説明する。
以下に第2の実施の形態の動作を図1から図7を参照し、図8及び図9を引用しながら詳細に説明する。
(1段目のスイッチ操作)
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る1段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図であり、図9は、本発明の第2の実施の形態に係る2段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図である。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る1段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図であり、図9は、本発明の第2の実施の形態に係る2段目のスイッチ操作を行ったときのスイッチ装置の概略図である。
操作者が、CDの再生を行うため、手指によって車両1に設けられたスイッチ装置3をプッシュ操作する。このとき、ノブ32は、マスクラバー37を介して矢印B方向に変位し、同様に、ノブ32を介してラバーコンタクト33全体が矢印B方向に変位する。
このとき、ラバーコンタクト33の変位によって、コイルばね36も矢印B方向に変位する。こうして距離d3分、操作者の手指によるプッシュ操作が行われたとき、1段目コンタクト33aの先端に設けられた第1の導電体34aが、第1及び第2の配線35a、35bに電気的に接する。
このとき、ECU100は、第1の導電体34aと第1及び第2の配線35a、35bの電気的な接続によるスイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいて1段目のスイッチ操作が行われたと判断し、スイッチ装置2に対応した図1に示すメッセージ102をモニタ101に表示する。
(2段目のスイッチ操作)
操作者は、図1に示すモニタ101に表示された「CDの再生を行いますか?」というメッセージ102の内容が、希望したものであるので、引き続き2段目のスイッチ操作を行うため、更に矢印B方向にプッシュ操作を行う。
操作者は、図1に示すモニタ101に表示された「CDの再生を行いますか?」というメッセージ102の内容が、希望したものであるので、引き続き2段目のスイッチ操作を行うため、更に矢印B方向にプッシュ操作を行う。
操作者が、1段目のスイッチ操作に続いて、更に矢印B方向にプッシュ操作を行うとき、1段目コンタクト33aがすでに第1及び第2の配線35a、35bに接しているので、湾曲部33fが湾曲し、2段目コンタクト33bが矢印B方向に更に変位する。
ノブ32が、距離(d4−d3)変位したとき、2段目コンタクト33bの先端に設けられた第2の導電体34bが、第3及び第4の配線35c、35dに電気的に接する。
このとき、ECU100は、第2の導電体34bと第3及び第4の配線35c、35dの電気的な接続によるスイッチ装置2に印加した電圧の変化に基づいて2段目のスイッチ操作が行われたと判断し、メッセージ102に従った動作、すなわち、図示しないオーディオ装置にCDの再生を指示する。
(効果)
上記した第2の実施の形態によると、第1の実施の形態と構成が異なるが、同様に、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置3を得ることができる。
上記した第2の実施の形態によると、第1の実施の形態と構成が異なるが、同様に、構造が簡単で、信頼性が高く、更に2段階に切換が可能なスイッチ装置3を得ることができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
1…車両、2、3…スイッチ装置、20…基板、21…本体、21a…凹部、22…ノブ、22a…基部、22b…凸部、22c…凹部、22d…裏面、23…ラバーコンタクト、23a…1段目コンタクト、23b…2段目コンタクト、23c…湾曲部、23d…凹部、24a…第1の導電体、24b…第2の導電体、25A…配線パターン、25a〜25d…第1〜第4の配線、25e…開区間、27…マスクラバー、30…基板、31…本体、31a…凹部、32…ノブ、32a…基部、32b…凸部、32c…凹部、32d…裏面、32e…取付部、33…ラバーコンタクト、33a…1段目コンタクト、33b…2段目コンタクト、33c…切かき部、33d…凹部、33e…凹部、33f…湾曲部、33g…連結部、33h…防水部、34a…第1の導電体、34b…第2の導電体、35a〜35d…第1〜第4の配線、37…マスクラバー、101…モニタ、102…メッセージ、B…矢印、d1〜d4…距離
Claims (3)
- 第1〜第4の配線が形成された基板と、
前記第1及び第2の配線に対応した位置に第1の導電体を有し、前記第1及び第2の配線と前記第1の導電体とが電気的に接することによって第1のスイッチ部を構成する第1のコンタクト、及び、前記第1のコンタクトの周辺に自在に変形する湾曲部を介して形成され、前記第3及び第4の配線に対応した位置に第2の導電体を有し、前記第3及び第4の配線と前記第2の導電体が電気的に接することによって第2のスイッチ部を構成する第2のコンタクトを有するスイッチ部材と、
前記スイッチ部材と接し、プッシュ操作が行われることによってプッシュ方向に変位するノブと、
前記基板と前記スイッチ部材との間に、前記第1及び第2の導電体と前記第1〜第4の配線との距離を保持する弾性体と、
を備えたことを特徴とするスイッチ装置。 - 前記ノブが、前記第2のコンタクトに接するように配置されるとき、
前記第1のコンタクトは、前記第1の導電体と前記第1及び第2の配線との距離を前記第2の導電体と前記第3及び第4の配線との距離に比べて小さくなるように前記スイッチ部材は形成され、
前記ノブは、前記プッシュ操作が行われたとき、前記弾性体が縮むことによって前記第1のスイッチ部がオンされ、続いて前記弾性体の縮み、及び前記湾曲部の変形によって前記第2のスイッチ部がオンされることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。 - 前記ノブが、前記第1のコンタクトに接するように配置されるとき、
前記第2のコンタクトは、前記第2の導電体と前記第3及び第4の配線との距離を前記第1の導電体と前記第1及び第2の配線との距離に比べて小さくなるように前記スイッチ部材は形成され、
前記ノブは、前記プッシュ操作が行われたとき、前記弾性体が縮むことによって前記第2のスイッチ部がオンされ、続いて前記弾性体の縮み、及び前記湾曲部の変形によって前記第1のスイッチ部がオンされることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
Priority Applications (1)
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JP2007220109A JP2009054418A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009054418A true JP2009054418A (ja) | 2009-03-12 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009054418A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS505878A (ja) * | 1973-05-18 | 1975-01-22 | ||
JPS5767343A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Loud radio equipment |
JPS647735A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-11 | Pioneer Electronic Corp | Digital tuner |
-
2007
- 2007-08-27 JP JP2007220109A patent/JP2009054418A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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