JP2009053978A - ラックマウント型制御装置の冷却構造及びラック型記憶制御装置 - Google Patents

ラックマウント型制御装置の冷却構造及びラック型記憶制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の記憶制御装置は、筐体内の各領域毎にそれぞれ個別の冷却通路を形成し、かつ、各冷却通路は接続用基板を迂回するようにして屈曲して形成する。これにより、筐体内を効率的に冷却する。
【解決手段】接続用基板3によって筐体2の内部は前後に区切られる。接続用基板3の前面には論理基板4及びバッテリ装置5が設けられ、接続用基板3の後面には論理基板4及び電源供給装置8が設けられる。筐体の左右に位置するバッテリ装置5及び電源供給装置8は、それぞれ個別の冷却通路で冷却される((b),(d))。論理基板4は、別の冷却通路で冷却される((c))。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラックマウント型制御装置の冷却構造及びラック型記憶制御装置に関するものである。
記憶制御装置は、多数のディスクドライブをアレイ状に接続した記憶部を備えており、サーバ等のホストコンピュータ(以下「ホスト」)に、論理的な記憶領域(論理ボリューム)を提供する。信頼性等を高めるために、記憶制御装置では、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づく冗長化された記憶領域をホストに提供する。
記憶制御装置の筐体内に収容されるコントローラや多数のディスクドライブ及び電源関連装置は、それぞれ熱を発生するため、これらコントローラや各ディスクドライブ及び電源関連装置をそれぞれ冷却する必要がある。大型の冷却ファン装置によって筐体内を空冷する場合、冷却対象の各部(コントローラ、ディスクドライブ、電源関連装置である)を均一に冷却するのは難しい。冷却対象の各部を十分冷却するためには、より強力な冷却ファンを設ける必要があり、製造コストや電気料金が増大する。
そこで、記憶制御装置をNAS(Network Attached Storage)ヘッド搭載領域、論理基板搭載領域及び電源搭載領域の複数の領域に分割し、各領域毎に個別の冷却機構をそれぞれ設けて冷却するようにした記憶制御装置も提案されている(特許文献1)。
特開2007−156751号公報
前記文献に記載の従来技術は、いわゆる大型の記憶制御装置に関するもので、ラック型の記憶制御装置にそのまま適用することはできない。大型の記憶制御装置では、筐体の中央で下から上に冷却風を流通させるための冷却通路を備えるが、ラック型記憶制御装置は、そのような中央冷却通路を備えない。
また、上記文献に記載の従来技術では、中央冷却通路に冷却風を導くために、接続用基板に冷却穴を設ける必要がある。従って、接続用基板の全面積のうち電気的接続に使用可能な面積が低下するため、より多くの基板や装置を高密度に実装するのが難しい。
そこで、本発明の目的は、冷却効率を改善できるようにしたラックマウント型制御装置の冷却構造及びラック型記憶制御装置を提供することにある。本発明の他の目的は、接続用基板の前後にそれぞれ制御基板群及び電源関連装置が高密度で実装された筐体内を効率的に冷却することができるようにしたラックマウント型制御装置の冷却構造及びラック型記憶制御装置を提供することにある。本発明のさらなる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う、ラックマウント型の制御装置の冷却構造は、前面及び後面がそれぞれ開口する筐体と、筐体の内部を前後に分割するようにして筐体の中央部に設けられる接続用基板と、筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられ、記憶デバイスに関する制御を実行するための複数の制御基板を含む制御基板群と、各制御基板群の左右両側にそれぞれ設けられる電源関連装置と、各制御基板群を第1冷却風によってそれぞれ冷却する第1冷却通路と、各電源関連装置のうち各制御基板群の一側に位置する電源関連装置を第2冷却風によってそれぞれ冷却する第2冷却通路と、各電源関連装置のうち各制御基板群の他側に位置する電源関連装置を第3冷却風によってそれぞれ冷却するための第3冷却通路と、を備え、第1、第2、第3冷却通路の上流側は互いに独立して設けられており、かつ、第1、第2、第3冷却通路の下流側は共通している。
本発明の実施形態では、第1冷却通路の流入口には吸い込みファンが、第1冷却通路の流出口には吸い出しファンがそれぞれ設けられている。
本発明の実施形態では、吸い込みファンは、各制御基板群のうち筐体の前面側に位置する前側制御基板群の上側に設けられており、吸い出しファンは、各制御基板群のうち筐体の後面側に位置する後側制御基板群の上側に設けられている。
本発明の実施形態では、第1冷却通路は、吸い込みファンの下流側に位置して前側制御基板群の上部に設けられる流入部と、この流入部に連通して設けられ、前側制御基板群を構成する各制御基板間に形成される前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、筐体の前面側から後面側にわたって筐体の下側に形成される第1下部通路と、この第1下部通路に連通して設けられ、後側制御基板群を構成する各制御基板間に形成される後側流路部と、この後側流路部に連通して、吸い出しファンの上流側に位置して後側制御基板群の上部に設けられる流出部と、を備えて構成される。
本発明の実施形態では、第2冷却通路及び第3冷却通路は、各電源関連装置のうち筐体の前面側に位置する前側電源関連装置内に設けられ、この前側電源関連装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、筐体の前面側から後面側にわたって筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、各電源関連装置のうち筐体の後面側に位置する後側電源関連装置内に設けられ、第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と第1冷却通路の流出部とを連通させるようにして、後側電源関連装置の上部に設けられる接続部と、を備えて構成される。
本発明の実施形態では、第1下部通路と第2下部通路とは、空気が流通しないように独立して設けられている。
本発明の実施形態では、後側電源関連装置は、冷却ファンを内蔵している。
本発明の実施形態では、前側電源関連装置はバッテリ装置であり、後側電源関連装置は電源供給装置である。
本発明の実施形態では、各制御基板群の上下両端に位置して、各制御基板群を構成する各制御基板を支持するための基板支持部が接続用基板に設けられており、この基板支持部には、各制御基板間に空気を流通させるための冷却穴が設けられている。
本発明の実施形態では、第1下部通路の下側と筐体の内面との間に、前側制御基板群を構成する各制御基板にケーブルを接続するためのケーブル通路が設けられている。
本発明の実施形態では、前側電源関連装置は、前側制御基板群の左右両側にそれぞれ複数ずつ設けられており、かつ、後側電源関連装置は、後側制御基板の左右両側にそれぞれ複数ずつ設けられている。
本発明の実施形態では、各前側電源関連装置は、前側制御基板群の左右両側に位置して、空気が流通可能なように上下2段に重ねて設けられており、各後側電源関連装置は、後側制御基板群の左右両側に位置して、空気が流通可能なように上下2段に重ねて設けられている。
本発明の実施形態では、各制御基板群及び各電源関連装置のうち筐体の左半分に属する各制御基板群及び各電源関連装置によって第1クラスタが構成され、各制御基板群及び各電源関連装置のうち筐体の右半分に属する各制御基板群及び各電源関連装置によって第2クラスタが構成される。
本発明の実施形態では、筐体の前側の上部または後側の上部のいずれか一方に、制御装置を管理するための管理装置が水平に設けられている。
本発明の実施形態では、各制御基板群及び各電源関連装置は、ラックと異なる構造の筐体にも、そのまま転用することができるように構成されている。
本発明の他の観点に従う、ラックと、このラックに着脱可能に設けられる複数の記憶デバイス格納装置と、ラックに着脱可能に設けられ、各記憶デバイス格納装置に収容される複数の記憶デバイスを制御するための一つの制御装置と、を備えるラック型記憶制御装置では、制御装置は、ラックに収容されるラックマウント型の筐体と、筐体の内部を前後に分割するようにして筐体の中央部に設けられる接続用基板と、筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられる制御基板群であって、データ入出力を要求するコマンドを発行する装置との間の通信を担当する第1通信制御基板と、各記憶デバイスとの間の通信を担当する第2通信制御基板と、第1通信制御基板及び第2通信制御基板にメモリ領域をそれぞれ提供するメモリ制御基板とを含む制御基板群と、各制御基板群を上下両端からそれぞれ支持する基板支持部であって、各制御基板群を構成する制御基板間に空気を流通させる複数の冷却穴を有する基板支持部と、各制御基板群のうち筐体の前面側に位置する前側制御基板群の左右両側に上下2段に重ねてそれぞれ配置されるバッテリ装置と、各制御基板群のうち筐体の後面側に位置する後側制御基板群の左右両側に上下2段に重ねてそれぞれ配置される電源供給装置であって、冷却ファンを内蔵する電源供給装置と、前側制御基板群の上部に設けられる吸い込みファンと、後側制御基板群の上部に設けられる吸い出しファンと、各制御基板群を冷却するための第1冷却通路であって、吸い込みファンの下流側に位置して前側制御基板群の上部に設けられる流入部と、この流入部に連通して設けられ、基板支持部の各冷却穴と前側制御基板群を構成する各制御基板間の隙間とによって形成される前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、筐体の前面側から後面側にわたって筐体の下側に形成される第1下部通路と、この第1下部通路に連通して設けられ、基板支持部の各冷却穴と後側制御基板群を構成する各制御基板間の隙間とによって形成される後側流路部と、この後側流路部に連通して、吸い出しファンの上流側に位置して後側制御基板群の上部に設けられる流出部と、を備える第1冷却通路と、筐体の左側に位置するバッテリ装置及び電源供給装置をそれぞれ冷却するための第2冷却通路であって、バッテリ装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、筐体の前面側から後面側にわたって筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、電源供給装置内に設けられ、第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と第1冷却通路の流出部とを連通させるようにして、電源供給装置の上部に設けられる接続部と、を備える第2冷却通路と、筐体の右側に位置するバッテリ装置及び電源供給装置をそれぞれ冷却するための第3冷却通路であって、バッテリ装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、筐体の前面側から後面側にわたって筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、電源供給装置内に設けられ、第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と第1冷却通路の流出部とを連通させるようにして、電源供給装置の上部に設けられる接続部と、を備える第3冷却通路と、第1下部通路の下側と筐体の内面との間に設けられ、前側制御基板群を構成する各制御基板にケーブルを接続するためのケーブル通路と、を備える。
本発明の実施形態では、接続用基板は、少なくとも各制御基板群が接続される範囲内に、筐体の前後に空気を積極的に流通させるための冷却穴が設けられていない。
本発明の実施形態では、筐体の上部には、制御装置の状態に関する情報を各制御基板から収集して管理するための管理装置が、水平方向に載置されており、管理装置に冷却風を供給するための第4冷却通路が、第1、第2、第3冷却通路とは独立して、筐体の上部に設けられている。
本発明のさらに別の観点に従う、制御装置の冷却構造は、前面及び後面がそれぞれ開口する筐体と、筐体の内部を前後に分割するようにして筐体の中央部に設けられ、冷却穴を実質的に備えない接続用基板と、筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられ、記憶デバイスに関する制御を実行するための複数の制御基板を含む制御基板群と、各制御基板群の左右両側にそれぞれ設けられる電源関連装置と、各制御基板群を第1冷却風によってそれぞれ冷却する第1冷却通路と、各電源関連装置のうち各制御基板群の一側に位置する電源関連装置を第2冷却風によってそれぞれ冷却する第2冷却通路と、各電源関連装置のうち各制御基板群の他側に位置する電源関連装置を第3冷却風によってそれぞれ冷却するための第3冷却通路と、を備え、第1、第2、第3冷却通路は、接続用基板を迂回するようにして屈曲して形成されている。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態の概要を示す説明図である。図1(a)には、ラック型の記憶制御装置に用いられるコントローラ1が示されている。このコントローラ1は、ラックマウント型のコントローラ1として構成され、ラックに取り付けられる。ラック型記憶制御装置の全体構成及びコントローラ1の詳細については、後述の実施例で詳細に説明する。
コントローラ1は、例えば、筐体2と、接続用基板3と、制御基板としての論理基板4と、バッテリ装置5と、冷却ファン6と、下部通路7A,7Bと、ケーブル通路7Cと、電源供給装置8と、サービスプロセッサ(以下、SVP)9とを備えている。
筐体2は、ラックマウント型の筐体として構成されており、4つの側面で囲まれた角筒状に形成されている。即ち、筐体2の前面及び後面はそれぞれ開口している。筐体2の中央部には、筐体2内部を前後に区切るようにして接続用基板3が設けられている。
接続用基板3の前面及び後面には、それぞれ複数の論理基板4が着脱可能に取り付けられている。筐体2の前側に位置する複数の論理基板4を前側論理基板群と、筐体2の後側に位置する複数の論理基板4を後側論理基板群と、それぞれ呼ぶことができる。なお、図1(a)では、便宜上、コントローラ1の前側の構成を中心に示しており、コントローラ1の後側の構成は割愛されている。
論理基板4としては、例えば、ホストと通信するためのチャネルアダプタ基板、ディスクドライブと通信するためのディスクアダプタ基板、チャネルアダプタ基板及びディスクアダプタ基板に共有メモリ及びキャッシュメモリをそれぞれ提供するメモリ基板等を挙げることができる。接続用基板3には、各論理基板4と電気的に接続するためのコネクタや配線が設けられている。各論理基板4は、接続用基板3を介して、他の論理基板等と通信することができる。
接続用基板3には、冷却風を流通させるための冷却穴は設けられていない。後述のように、コントローラ1は、接続用基板3の下側を迂回して冷却風を流通させる複数の独立した冷却通路を備えている。
筐体2の前面には、論理基板4の左右両側に位置して、バッテリ装置5が上下2段に重ねて配置されている。筐体2の後面には、論理基板4の左右両側に位置して、電源供給装置8が上下2段に重ねて配置されている。
筐体2の前面の論理基板4及び筐体2の後面の論理基板4の上側には、冷却ファン6がそれぞれ設けられている。前側の冷却ファン6は、吸い込みファンとして構成されており、筐体2の前面から空気を吸い込んで、吸い込んだ空気を筐体2内に排出する。後側の冷却ファン6は、吸い出しファンとして構成されており、筐体2内から空気を吸い込んで筐体2の後側に排出する。
論理基板4の下側には、第1下部通路7Aが設けられている。論理基板4の左右両側に位置するバッテリ装置5及び電源供給装置8の下側には、第1下部通路から独立した第2下部通路7Bがそれぞれ設けられている。
第1下部通路7Aの下側には、ケーブル通路7Cが設けられている。前側の論理基板4の前面にはコネクタが設けられており、このコネクタにケーブルの一端が接続される。ケーブルの他端は、ケーブル通路7Cを介して筐体2の後側に引き出される。
SVP9は、後側の冷却ファン6の上側に位置して、筐体2内に水平に設けられる。SVP9は、コントローラ1内の各種状態に関する情報を収集し、図外の管理装置に提供するものである。
次に、コントローラ1内に設けられる複数の冷却通路について説明する。コントローラ1内は、複数の領域に分割されており、各領域毎にそれぞれ専用の冷却通路が設けられている。
図1(b)は、図1(a)中の矢示b−b線から見た状態を模式的に示す。図1(b)には、図1(a)の前面(正面)から見て左側に設けられる第2冷却通路の構成が示されている。
第2冷却通路は、例えば、前側流路部と、第2下部通路7Bと、後側流路部と、接続部とを備えて構成される。前側流路部は、矢示FB1に示すように、バッテリ装置5の前面からバッテリ装置5内に流入した空気を、バッテリ装置5の下側に向けて流出させる。即ち、各バッテリ装置5の前面及び下面には、空気が流通するための複数の穴がそれぞれ設けられている。矢示FB1の冷却風により、各バッテリ装置5がそれぞれ冷却される。第2下部通路7Bは、矢示FB2に示すように、バッテリ装置5から流入した空気を水平方向に流通させ、筐体後方に位置する電源供給装置8の下側まで導く。
各電源供給装置8内には、専用の冷却ファン8Aがそれぞれ設けられている。このファン8Aを装置内ファンと呼ぶこともできる。各ファン8A及び吸い出しファン6によって、第2冷却通路内に圧力差が生じ、外気をバッテリ装置5内に流入させ、第2下部通路7Bを介して電源供給装置8に送り込むことができる。
第2下部通路7Bから電源供給装置8内に流入した空気は、矢示FB3に示すように、電源供給装置8内を冷却しながら上昇する。電源供給装置8を冷却した空気は、矢示FB4に示すように、電源供給装置8内から流出して、接続部に流入する。接続部とは、第2冷却通路の下流側を第1冷却通路の下流側に接続するための空間である。例えば、SVP9の下面と電源供給装置8の上面との間の空間が接続部として機能する。これにより、第2冷却通路の空気は、第1冷却通路の下流に流入し、筐体2の後方に位置する吸い出しファン6を介して、筐体2の外部に排出される。筐体2は、ラックマウント型筐体として構成され、ラックに取り付けられているため、筐体2から流出した空気は、ラックの後方に排出されて拡散する。
図1(c)は、図1(a)中の矢示c−c線から見た状態を模式的に示す。図1(c)には、第1冷却通路の構成が示されている。第1冷却通路は、例えば、流入部と、前側流路部と、第1下部通路7Aと、後側流路部と、流出部とを備えて構成される。
流入部は、筐体2の前面に位置する吸い込みファン6の下流側に位置し、各論理基板4の上部に設けられている。即ち、各論理基板4の上端と筐体2の上面との間の空間が流入部として機能する。吸い込みファンにより、筐体2の外部の空気は、矢示FC1に示すように、流入部に流入する。
前側流路部は、各論理基板4の間に形成される。即ち、各論理基板4は、基板上に各種電子部品が実装されており、論理基板4はキャニスター等で覆われていない。従って、隣接する各論理基板4間には、流入部に連通する隙間が上下方向に形成される。この隙間が前側流路部として機能する。流入部内の空気は、矢示FC2に示すように、前側流路部に流入し、各論理基板4を冷却しながら下降する。
各論理基板4間の隙間を介して第1冷却通路7A内に流入した空気は、矢示FC3に示すように、後側の各論理基板4に向けて水平方向に流れ、後側の各論理基板4間の隙間に流入する。前側流路部と同様に、後側の各論理基板4間の隙間は、後側流路部として機能する。矢示FC4に示すように、後側の各論理基板4間の隙間に流入した空気は、後側の各論理基板4を冷却しつつ上昇し、流出部に流入する。
流出部は、筐体2の後面に位置する吸い出しファン6の上流側に位置し、後側の各論理基板4の上側に設けられている。SVP9の下面と後側の各論理基板4の上端との間の空間が、流出部として機能する。矢示FC5に示すように、後側の各論理基板4間の隙間から流出部内に空気が流れ込む。矢示FC6に示すように、流出部内の空気は、吸い出しファン6によって筐体2の後方に排出される。
図1(d)は、図1(a)中の矢示d−d線から見た状態を模式的に示す。図1(d)には、図1(a)の前面(正面)から見て右側に設けられる第3冷却通路の構成が示されている。第3冷却通路は、第2冷却通路と実質的に同一構成である。
第3冷却通路は、例えば、前側流路部と、第2下部通路7Bと、後側流路部と、接続部とを備えて構成される。バッテリ装置5の前面から吸い込まれた空気は、矢示FD1,FD2,FD3に示すように、各バッテリ装置5をそれぞれ冷却する。各バッテリ装置5を冷却した空気は、矢示FD4に示すように、接続部に流入し、吸い出しファン6を介して筐体2の後方に排出される。
上述のように、本実施形態では、筐体2内の各領域をそれぞれ個別に冷却するための第1〜第3冷却通路を備え、かつ、第1冷却通路の左右両側に位置する第2,第3冷却通路の下流側を第1冷却通路の下流側に接続する。従って、第1冷却通路に設ける各ファン6を利用して、第2,第3冷却通路に冷却風を発生させることができ、論理基板4の領域とバッテリ装置5及び電源供給装置8の領域とをそれぞれ効率的に冷却できる。
本実施形態では、第1〜第3冷却通路は、水平方向から筐体2内に流入した空気を、筐体2の前側に位置する冷却対象を冷却させながら下降させる。次に、前側の冷却対象を冷却した空気を筐体2の下部に設けた下部通路7A、7Bを介して筐体2の後方に導き、筐体2の後側に位置する冷却対象を冷却させながら上昇させる。最後に、高温となった空気を、吸い出しファン6によって、筐体2の後方に水平方向に排出させる。このように、本実施形態の第1〜第3冷却通路は、下降経路と水平移動経路及び上昇経路という、U字状の屈曲した構成を備える。
従って、本実施形態では、接続用基板3の下側を迂回するようにしてU字状に屈曲して形成される経路に冷却風を流通させるため、上下に重ねて配置されたバッテリ装置5及び電源供給装置8を効率よく冷却できる。さらに、筐体2の前側と筐体2の後側とは下部通路7A,7Bによって連通されるため、接続用基板3に冷却穴を設ける必要がない。従って、接続用基板3を、その本来の役割である電気的接続用の基板として使用することができ、より多くの論理基板4や装置5,8を高密度に実装することができる。
換言すれば、前記文献に記載されたような大型の記憶制御装置では、収容空間に余裕があり、接続用基板の面積も比較的大きくできるため、冷却穴を接続用基板に設けることができる。これに対し、ラック型記憶制御装置またはラックマウント型コントローラの場合、ラックサイズは規格化されており、一般的に、収容空間のサイズは、大型記憶制御装置のそれよりも狭い。このような大型記憶制御装置よりも限定された空間内に、多数の論理基板4等を高密度に収容するためには、接続用基板3の面積を可能な限り有効利用する必要がある。本実施形態では、接続用基板3の冷却穴を廃止し、下部通路7A,7Bによって筐体2内の前後を連通させるため、接続用基板3を有効利用して、高密度な実装を実現することができる。さらに、本実施形態では、接続用基板3の前後両面に、それぞれ複数の論理基板4を設けるため、より一層の高密度実装を実現できる。
本実施形態では、ケーブル通路7Cを第1下部通路7Aの下側に別に設ける。従って、前側の各論理基板4に取り付けられるケーブルを、冷却風の流れを阻害することなく、筐体2の後方に導くことができる。また、ケーブルを整列させて後方に取り出すことができ、保守作業時の作業性も向上する。
本実施形態では、筐体2の前側にバッテリ装置5を配置し、筐体2の後側に電源供給装置8を配置させる。電力分配器(PDU:Power Distribution Unit)とケーブルを介して接続する必要のある電源供給装置8を筐体2の後側に位置させることにより、より簡単に電源供給装置8にケーブルを接続することができ、筐体2の構成を簡素化できる。もしも、筐体2の前側に電源供給装置8を配置した場合は、電源供給装置8に接続されるケーブルを通すための通路が必要となる。本実施形態で述べた以外の特徴は、後述の実施例で明らかにされる。本実施形態の記憶制御装置を詳細に説明する。
図2は、ラック型記憶制御装置10の外観構成を示す斜視図である。この記憶制御装置10は、例えば、ラック11と、ラック11に着脱可能に取り付けられる複数のハードディスクボックス12と、ラック11の下側に着脱可能に取り付けられる一つのコントローラ13とを備えている。
コントローラ13は、図1中のコントローラ1に対応する。後述のよに、コントローラ13には、2つのクラスタを構成するための論理基板32とバッテリ装置33及び電源供給装置37が設けられており、コントローラ13を正面から見て右半分が一つのクラスタを構成し、左半分が他の一つのクラスタを構成する。各クラスタはそれぞれ冗長構成を備える。従って、バッテリ装置33及び電源供給装置37は、各クラスタ毎に2個ずつ用意されている。
ラック11は、収容部11Aと、収容部11Aの後側に設けられる後部空間部11Bとを備える。図2中の白矢印に示すように、冷却風は、ラック11の前面から流入し、ラック11の後面に流出する。
図3は、ハードディスクボックス12を後面から見た場合の斜視図である。ハードディスクボックス12は、複数のハードディスクドライブ21を収容している。図3の斜視図では、ハードディスクドライブ21を取り外した状態を示す。ハードディスクボックス12は、前側に位置するドライブ収容部12Aと、後側に位置する電源供給装置12Bとを備える。
ドライブ収容部12Aには、複数のハードディスクドライブ21が収容される。電源供給装置12B内には、複数の冷却ファン22が設けられている。各ハードディスクドライブ21の全ての面のうち少なくとも前面及び後面には、複数の冷却穴が設けられている。ハードディスクドライブ21の前面から流入した空気は、ハードディスクドライブ21及び電源供給装置12Bをそれぞれ冷却した後、ハードディスクボックス12の後方に排出される。
なお、本実施例では、ディスクドライブ21としてハードディスクドライブを例に挙げて説明するが、これに限らず、半導体メモリデバイス(フラッシュメモリデバイスを含む)、光ディスクデバイス、光磁気ディスクデバイス、磁気テープデバイス、フレキシブルディスクデバイス等のデータを読み書き可能な種々のデバイスを利用可能である。
さらに、記憶デバイスとしてハードディスクデバイスを用いる場合、例えば、FC(Fibre Channel)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、SATAディスク、ATA(AT Attachment)ディスク、SAS(Serial Attached SCSI)ディスク等を用いることができる。
半導体メモリデバイスを用いる場合、例えば、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(MagnetoresistiveRandom Access Memory)、相変化メモリ(Ovonic Unified Memory)、RRAM(Resistance RAM)」等の種々のメモリデバイスを利用可能である。なお、記憶デバイスの種類は、上記のものに限定されず、将来製品化される他の種類の記憶デバイスを利用することもできるであろう。
図4は、コントローラ13を前側から見た斜視図である。コントローラ13は、例えば、筐体30と、接続用基板31と、論理基板32と、バッテリ装置33と、冷却ファン34と、ケーブル通路36と、電源供給装置37と、SVP38等を備えている。図4に現れない構成については、別の図と共に後述する。
筐体30は、ラックマウント型の筐体として構成されており、その前面及び後面が開口している。筐体30の中央部には接続用基板31が設けられている。接続用基板31は、各論理基板32及び各装置33,37,38を電気的に接続するための基板である。接続用基板31によって、筐体30の内部は前後方向に区切られている。接続用基板31の下側には、後述のように下部通路50,51が設けられる。従って、接続用基板31は、例えば、その左右両端が筐体30に固定される。
接続用基板31の前面及び後面には、それぞれ複数の論理基板32が着脱可能に設けられている。論理基板32の例については図6と共に後述する。各論理基板32は、図10に示す基板支持部43及び図11に示す基板支持部44に取り付けられる。基板支持部43,44については後述する。
前側の論理基板群の左右両側には、上下2段に重なったバッテリ装置33が設けられている。各バッテリ装置33は、例えば停電時に所定の電力を各論理基板32にそれぞれ供給する。各バッテリ装置33の前面及び下面には、空気を流通させるための複数の冷却穴が設けられている。
前後にそれぞれ配置される各論理基板32の上部には、冷却ファン34がそれぞれ設けられている。図4に示すように、前側の論理基板32の上部には、吸い込みファン34が設けられている。図5はコントローラ13を後側から見た斜視図である。図5に示すように、後側の論理基板32の上部には吸い出しファン34が設けられている。吸い込みファンの符号と吸い出しファンの符号とを明確に区別する必要がある場合、吸い込みファンに符号34F、吸い出しファンに符号34Rを与えることができる。同様に、前側の各論理基板32と後側の各論理基板32とを明確に区別する必要がある場合、前側の各論理基板基板に符号32F、後側の各論理基板32に符号32Rを与えることができる。
前側の論理基板32の下側には、図11に示すように、第1下部通路51が設けられている。第1下部通路51の前面はパネル35によって施蓋されている。従って、第1下部通路51には、各論理基板32間の隙間から空気が流入する。第1下部通路51には、筐体30の前方の空気は直接流入しない。
第1下部通路51の下側には、ケーブル通路36が設けられている。各ケーブルの一端は前側の各論理基板32にそれぞれ接続され、各ケーブルの他端はケーブル通路36を介して、コントローラ13の後方に引き出される。
後側の各論理基板32の左右両側には、上下2段に重なった電源供給装置37がそれぞれ設けられている。各電源供給装置37は、各論理基板32に所定電圧の電源をそれぞれ供給する。
各バッテリ装置33の下側から各電源供給装置37の下側にかけて第2下部通路50が形成されている。第2下部通路50は、第1下部通路51とは分離されている。上段に位置する電源供給装置37の上方とSVP38の下面との間には、接続部40が設けられている。接続部40によって、各バッテリ装置33及び各電源供給装置37を冷却した空気は、各論理基板32を冷却した空気と共に、吸い出しファン34によってコントローラ13の後方に排出される。
接続用基板31は、その前後両面に多数の論理基板32が接続されており、冷却風を通過させるための穴は備えない。しかし、接続用基板31の上側の2つの端部のうち、SVP38内のファン38A(図12参照)に対応する端部には、切り欠き部31Aが設けられている。
なお、図4中に示す符号39は、操作パネルである。ユーザは、操作パネル39を操作することにより、コントローラ13に電源を投入して記憶制御装置10を作動させたり、記憶制御装置10の作動を停止させることができる。図4中の符号41,42は、オプション品として搭載される装置を示す。このようなオプション装置としては、例えば、各ハードディスクボックス12の電源供給を制御するための装置を挙げることができる。各オプション装置41,42は、吸い込みファン34の上方に設けられており、前側の各論理基板32の上部に設けられる流入部52(図11参照)と各オプション装置41,42との間は、プレートによって仕切られている。即ち、流入部52には、吸い込みファン34によって吸い込まれた空気が流入し、オプション装置41,42側から空気は流入しないようになっている。
図6は、コントローラ13及びハードディスクボックス12の電気的構成を示すブロック図である。コントローラ13は、ディスクドライブ21を制御するものであるから、DKC(ディスクコントローラ)と呼ぶことができる。ハードディスクボックス12は、複数のディスクドライブ21を収容するものであるから、DKU(ディスクユニット)と呼ぶこともできる。
論理基板32の例として、例えば、チャネルアダプタ(以下、CHA)基板32A、ディスクアダプタ(以下、DKA)基板32B、キャッシュメモリ(図中、CM)32C、共有メモリ(図中、SM)32D、キャッシュスイッチ(図中、CSW)32Eを挙げることができる。上述の基板のうち、例えば、キャッシュメモリ32Cと共有メモリ32Dとキャッシュスイッチ32Eとは、一つのメモリ制御基板として構成することができる。また、場合によっては、CHA基板32AとDKA基板32Bを一つの制御基板として構成することもできる。なお、NAS(Network Attached Storage)機能を提供するNAS基板を備える構成でもよい。
CHA基板32Aは、第1通信ネットワークCN1を介して、サーバコンピュータやメインフレームコンピュータのようなホストHに接続される。第1通信ネットワークCN1は、例えば、FCP(Fibre Channel Protocol)やiSCSI(internet Small Computer System Interface)のような通信プロトコルを利用するSAN(Storage Area Network)として構成することができる。ホストHがメインフレームコンピュータである場合、例えば、FICON(Fibre Connection:登録商標)、ESCON(Enterprise System Connection:登録商標)、ACONARC(Advanced Connection Architecture:登録商標)、FIBARC(Fibre Connection Architecture:登録商標)等の通信プロトコルを用いることもできる。
CHA基板32Aは、ホストHから発行されるリードコマンドやライトコマンドを受領し、その処理結果をホストHに送信する。CHA基板32Aは「第1通信制御基板」に該当する。
DKA基板32Bは、第2通信ネットワークCN2を介して、各ハードディスクボックス12内の各ディスクドライブ21と接続される。DKA基板32Bは、各ディスクドライブ21とデータ通信を行うことができる。第2通信ネットワークCN2は、例えば、FCAL(Fibre Channel Arbitrated Loop)のように構成される。
キャッシュメモリ32Cは、ホストHから受領したデータやディスクドライブ21から読み出されたデータを一時的に記憶する。共有メモリ32Dは、記憶制御装置10の管理に使用するための各種管理テーブルや制御情報を記憶する。キャッシュスイッチ32Eは、各CHA基板32A及び各DKA基板32Bとキャッシュメモリ32Cとの間のデータ転送を制御する。
ここで、簡単にコントローラ13の動作を説明する。ホストHからリードコマンドが発行されると、CHA基板32Aは、このリードコマンドを受領し、共有メモリ32Dにリードコマンドが発行された旨を記憶させる。DKA基板32Bは、共有メモリ32Dを随時参照しており、未処理のリードコマンドを発見すると、そのリードコマンドで要求されたデータを記憶するディスクドライブ21にアクセスして、要求されたデータを読出し、キャッシュメモリ32Cに記憶させる。DKA基板32Bは、リードコマンドで要求されたデータがキャッシュメモリ32Cに記憶された旨を共有メモリ32Dに書き込む。CHA基板32Aは、共有メモリ32Dを随時参照しており、キャッシュメモリ32Cに記憶されたデータを読み出して、ホストHに送信する。
ホストHからライトコマンドが発行された場合、CHA基板32Aは、ライトコマンド及びライトデータを受領し、ライトデータをキャッシュメモリ32Cに記憶させる。CHA基板32Aは、ライトデータをキャッシュメモリ32Cに記憶させた時点で、ホストHにライトコマンドの処理が完了した旨を報告することができる。DKA基板32Bは、タイミングを見計らって、キャッシュメモリ32Cに記憶されたデータをディスクドライブ21に書き込む。なお、DKA基板32Bがライトデータをディスクドライブ21に書き込んだ後で、CHA基板32AがホストHにライトコマンドの処理が完了した旨を通知する構成でもよい。
コントローラ13には、2つのクラスタC1,C2が設けられる。各クラスタC1,C2は互いに相手をバックアップしており、いずれか一方のクラスタに障害が発生した場合でも、他方のクラスタによって処理を続行することができる。
図7は、クラスタ構成を別の観点から示す説明図である。上述の通り、接続用基板31の前後両面には、同一構成の論理基板群32がそれぞれ設けられている。コントローラ13を正面から見た場合、その右半分と左半分とでそれぞれクラスタが構成される。なお、図7中の矢印は、冷却風の流入方向及び流出方向を示す。しかし、後述のように、コントローラ13内では、冷却風は、U字状に屈曲して流通するようになっている。
図8は、コントローラ13とハードディスクボックス12との接続関係を模式的に示す説明図である。記憶制御装置10には、増設ラック10Aを接続することができる。増設ラック10Aは、ハードディスクボックス12を搭載しており、コントローラ13は搭載していない。各ハードディスクボックス12を接続することにより、より多くのディスクドライブ21をコントローラ13に接続することができる。
図9は、記憶制御装置10の電源供給構成を模式的に示す説明図である。記憶制御装置10内には、複数のPDU14が設けられている。各PDU14は、外部電源をコントローラ13内の各電源供給装置37及びハードディスクボックス12内の各電源供給装置12Bにそれぞれ供給する。電源供給系統も、図9に示すように冗長化されており、いずれか一方の電源供給系統に障害が生じた場合でも、他方の電源供給系統から電源を論理基板32やディスクドライブ21に供給することができる。
図10〜図14を参照してコントローラ13の機械的構造を説明する。図10は、論理基板32を取り外した状態で、コントローラ13を前面から見た斜視図である。接続用基板31の前後両面には、上下に離間して基板支持部43,44が取り付けられている。
図10には、下側の基板支持部43が示されている。基板支持部43は、板金等の材料から構成されており、全体として魚の骨のような形状をしている。即ち、基板支持部43は、論理基板32を取り付けるための複数のレール部と、各レール部の間に形成される長方形状の冷却穴とを備えている。上側の基板支持部44も、下側の基板支持部43と同様に構成される。従って、各論理基板32は、2つの基板支持部43,44によって上下から支持されている。なお、下側の基板支持部43の前側にはパネル35が設けられており、第1下部通路51が筐体30の前面に開口するのを防止している。
なお、上段のバッテリ装置33の上面と筐体30の上面との間には、流路53が形成されている。この流路53は、流入部52と分離して流入部52の上側に設けられており、筐体30の前方から流入する空気をSVP38に供給する。
図11は、図10中のXI−XI方向断面図である。矢示F21に示すように、吸い込みファン34を介して流入部52内に流入した空気は、上側の基板支持部44に形成された各冷却穴を介して、各論理基板32間の隙間に流れ込み、各論理基板32を冷却しながら下降する。この空気は、下側の基板支持部43に形成された各冷却穴を介して、第1下部通路50内に流入し、後側の論理基板群に向けて流通する。
このように、論理基板32の上下に、論理基板32間の隙間に応じて形成された冷却穴を有する基板支持部43,44をそれぞれ設けることにより、論理基板32を冷却する冷却風の流れの均一化を図ることができる。これにより、U字状に屈曲した第1冷却通路内を流れる冷却風を、ある程度整流することができる。
図12は、図10中のXII−XII方向断面図である。図12では、SVP38を表示している。SVP30の側部には、複数の吸い込みファン38Aが内蔵されている。このファン38Aには、図11に示す流路53を介して空気が供給され、この空気によってSVP38の内部が冷却される。
図13は、図10中のXIII−XIII方向断面図である。筐体30の後側では、矢示F22,F23に示すように、冷却風は、第1下部通路51から基板支持部43を介して後側の論理基板4間の隙間に流入する。
図14は、図10中のXV−XV方向断面図である。既に説明した通り、筐体30の後側は、多少の相違はあるものの、基本的に筐体30の前側と同一の構成を備えている。主な相違点は、筐体30の前側ではバッテリ装置33が設けられているのに対し、筐体30の後側では電源供給装置37が設けられている点と、筐体30の前側上部にはオプション装置41,42が設けられているのに対し、筐体30の後側上部にはSVP38が設けられている点と、筐体30の前側上部には、SVP38に空気を供給するための流路53が設けられている点と、筐体30の前側のファンは吸い込みファン34として構成されるのに対し、筐体30の後側のファンは吸い出しファン34として構成される点である。
図15〜図18に基づいて、コントローラ13に設けられる複数の冷却通路について説明する。図15は、コントローラ13を正面から見た斜視図である。図16は、図15中のXVI−XVI方向断面図である。図16には、第2冷却通路の構成が示されている。
第2冷却通路は、例えば、前側流路部と、第2下部通路50と、後側流路部と、接続部40とを備えて、略U字状に構成される。前側流路部は、矢示F10に示すように、バッテリ装置33の前面からバッテリ装置33内に流入した空気を、矢示F11に示すように、バッテリ装置33の下側に向けて流出させる。この冷却風F10,F11により、各バッテリ装置33がそれぞれ冷却される。第2下部通路50は、矢示F12に示すように、バッテリ装置33から流入した空気を、筐体30の後側に位置する電源供給装置37の下側まで導く。
各電源供給装置37内には、専用の冷却ファン37Aがそれぞれ設けられている。矢示F13に示すように、各ファン37A及び吸い出しファン34によって、第2下部通路50から電源供給装置37内に空気が流入する。
第2下部通路50から電源供給装置37内に流入した空気は、矢示F13,F14に示すように、電源供給装置37内を冷却しながら上昇する。電源供給装置37を冷却した空気は、矢示F15に示すように、電源供給装置37内から接続部40に流入する。SVP38の下面と電源供給装置37の上面との間の空間が接続部40となる。第2冷却通路の空気は、第1冷却通路の下流に流入し、吸い出しファン34を介して、筐体30の外部に排出される。
図17は、図15中のXVII−XVII方向断面図である。図17には、第1冷却通路の構成が示されている。第1冷却通路は、例えば、流入部52と、前側流路部と、第1下部通路51と、後側流路部と、流出部52Rとを備えて構成される。
流入部52は、吸い込みファン34の下流側に位置し、各論理基板32の上部に設けられている。即ち、各論理基板32の上端と筐体30の上面との間の空間が流入部52となっている。矢示F20に示すように、筐体30の前方の空気は、吸い込みファン34を介して流入部52内に流入する。
前側流路部は、各論理基板32の間に形成される。上述の通り、各論理基板32は、上下に配置された基板支持部43,44のレール部にそれぞれ取り付けられており、かつ、各レール部の間には冷却穴が形成されている。従って、各論理基板32の間には、機械的に定まる隙間が形成される。この隙間が前側流路となる。矢示F21に示すように、流入部52内の空気は、各論理基板32を冷却しながら下向きに流れる。
各論理基板32間の隙間を下降した空気は、第1下部通路51内に流入し、矢示F22に示すように、後側の各論理基板32の下側に向けて流れる。第1冷却通路51内の空気は、矢示F23に示すように、後側の各論理基板32間の隙間にそれぞれ流れ込み、各論理基板32を冷却しながら上昇する。
後側の各論理基板32を冷却した空気は、流出部52Rに流入し、矢示F24に示すように、吸い出しファン34によって筐体30の後方に排出される。
図18は、図15中のXVIII−XVIII方向断面図である。図18には、第3冷却通路及びSVPに供給される冷却風の様子がそれぞれ示されている。第3冷却通路は、図16で述べた第2冷却通路と同様に構成される。
各バッテリ装置33内に流入した空気(F30)は、各バッテリ装置33を冷却しながら下降し(F31)、第2下部通路50内に流入する。空気は、第2下部通路50を介して電源供給装置37の下側に移動し(F32)、ファン37Aによって電源供給装置37内に吸い込まれる(F33)。空気は、各電源供給装置37を冷却しながら上昇し(F34)、接続部40に流入する(F35)。接続部40に流入したの空気は、吸い出しファン34によって、筐体30の後方に排出される。
SVP38の冷却について説明する。本実施例のSVP38は、内蔵ファン38Aが筐体30の右側に位置するようにして、筐体30の上側に水平に載置されている。図15に示すように、吸い込みファン34の上側と筐体30の上面との間には、流路53が形成されている。流路53を介して筐体30内に流入した空気は(F40)、接続用基板31の切り欠き部31Aを介してSVP38の右側面に移動し(F41)、内蔵ファン38AによってSVP38内に吸い込まれる(F42)。SVP38を冷却した空気は、SVP38の左側面に設けられる冷却穴を介して、筐体30の外部に排出される(F43)。
上述のように本実施例では、前後にそれぞれ配置された各論理基板32と、右側のバッテリ装置33及び電源供給装置37と、左側のバッテリ装置33及び電源供給装置37と、SVP38とを、それぞれ個別の冷却通路によって冷却することができ、冷却効率を改善することができる。例えば、発熱量の比較的大きい論理基板32は比較的大きな風量で冷却し、発熱量の比較的小さいバッテリ装置33や電源供給装置37は比較的少ない風量で冷却できる。
ここで留意すべき点は、本実施例では、筐体30の前側に配置された冷却対象(論理基板32,バッテリ装置33,電源供給装置37)は、上側から下側に向けて流れる空気によって冷却されるのに対し、筐体30の後側に配置された同様の冷却対象は、下側から上側に向けて流れる空気によって冷却される点である。つまり、前側の冷却対象と後側の冷却対象とでは、その冷却風の流れる方向が異なる。
本実施例では、水平方向に流入した空気を下降させながら筐体30の前側に位置する冷却対象を冷却させ、次に、この空気を下部通路50,51によって筐体30の後側に導いて上昇させ、筐体30の後側に位置する冷却対象を冷却させ、最後に、筐体30の後方に排出させる。即ち、本実施例では、筐体30内に、略U字状またはΩの文字を上下逆にした形状の屈曲した冷却通路を設ける。これにより、本実施例の接続用基板31には、冷却風を水平方向に通過させるための冷却穴を設ける必要がなく、接続用基板31の面積を電気的接続のために効率的に使用することができる。従って、本実施例では、接続用基板31の前後両面に、より多くの論理基板32を取り付けることができ、規格化された狭い空間内に高密度で論理基板32等を設けることができる。
また、上記の屈曲した冷却通路によって、上下に重ねられた複数のバッテリ装置33及び電源供給装置37を冷却することができる。
本実施例では、前側の各論理基板32に接続されるケーブルを通すためのケーブル通路36を、第1下部通路51の下側に別に設ける。従って、第1下部通路51内の空気の流れを阻害することなく、ケーブルをラック11の後方に引き出すことができる。これにより、保守作業の作業性が向上する。
本実施例では、筐体30の前側にバッテリ装置33を、筐体30の後側に電源供給装置37をそれぞれ配置させる。PDU14に接続される電源供給装置37を筐体30の後側に配置することにより、より簡単に電源供給装置37とPDU14とを電源ケーブルで接続することができ、構成を簡素化できる。
本実施例では、筐体30の正面から見て左右のバッテリ装置33と電源供給装置37とでそれぞれペアを構成し、各ペア毎に冷却通路を設ける。換言すれば、バッテリ装置33を冷却するための流路と電源供給装置37を冷却するための流路とを共通にする。これにより、電源供給装置37内の冷却ファン37Aによって、バッテリ装置33及び電源供給装置37を冷却できる。従って、バッテリ装置33内に冷却ファンを設ける必要がなく、製造コストを低減できる。
さらに、本実施例では、論理基板32,バッテリ装置33,電源供給装置37,SVP38を、大型記憶制御装置の構成部品としても使用可能である。図19は、参考例として示す大型記憶制御装置100の斜視図である。
大型記憶制御装置100は、例えば、フレーム本体110と、フレーム本体110の中央部に設けられる中央冷却通路111と、中央冷却ファン群130と、上部冷却ファン群131とを備える。フレーム本体110の下側には、バッテリ装置33及び電源供給装置37が設けられ、フレーム本体110の中央部にはコントローラ13が設けられ、フレーム本体110の上部にはハードディスクボックス12が設けられる。これらコントローラ13やハードディスクボックス12、バッテリ装置33及び電源供給装置37は、それぞれ中央冷却通路111を挟んで背中合わせに配置される。即ち、中央冷却通路111を挟む前面と後面とに、それぞれコントローラ13やハードディスクボックス12等が設けられる。図20に示すように、前面の構成部品によって一つのクラスタが構成され、後面の構成部品によって他の一つのクラスタが構成される。
論理基板32,バッテリ装置33,電源供給装置37,SVP38の設置方向等を変えるだけで、大型記憶制御装置100に使用することができる。これにより、本実施例では、ラック型記憶制御装置10と大型記憶制御装置100とで主要部品を共通化することができ、開発及び設計に要するコスト、製造コスト、在庫管理コスト等を低減できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、SVPは筐体の前側の上部に設けることもできる。
本発明の実施形態の概念を示す説明図である。 記憶制御装置の斜視図である。 ハードディスクボックスの斜視図である。 コントローラを正面から見た斜視図である。 コントローラを背面から拡大して見た斜視図である。 記憶制御装置のブロック図である。 クラスタ構成を示す説明図である。 ディスクドライブの接続構成を示す説明図である。 電源供給構成を示す説明図である。 コントローラの横断面を説明するためのコントローラの斜視図である。 図10中のXI−XI方向断面図である。 図10中のXII−XII方向断面図である。 図10中のXIII−XIII方向断面図である。 図10中のXV−XV方向断面図である。 コントローラの立て断面を説明するためのコントローラの斜視図である。 図15中のXVI−XVI方向断面図である。 図15中のXVII−XVII方向断面図である。 図15中のXVIII−XVIII方向断面図である。 大型記憶制御装置の斜視図である。 大型記憶制御装置のクラスタ構成を示す説明図である。
符号の説明
1…コントローラ、2…筐体、3…接続用基板 、4…論理基板、5…バッテリ装置、6…冷却ファン、7A,7B…下部通路、7C…ケーブル通路、8…電源供給装置、8A…冷却ファン、9…SVP(サービスプロセッサ)、10…ラック型記憶制御装置、10A…増設ラック、11…ラック、11A…収容部、11B…後部空間部、12…ハードディスクボックス、12A…ドライブ収容部、12B…電源供給装置、13…コントローラ、21…ディスクドライブ、22…冷却ファン、30…筐体、31…接続用基板、31A…切り欠き部、32…論理基板、32A…チャネルアダプタ基板、32B…ディスクアダプタ基板、32C…キャッシュメモリ、32D…共有メモリ、32E…キャッシュスイッチ、33…バッテリ装置、34…冷却ファン、35…パネル、36…ケーブル通路、37…電源供給装置、37A…冷却ファン、38…SVP、38A…冷却ファン、39…操作パネル、41,42…オプション装置、43…基板支持部、50…第2下部通路、51…第1下部通路、52…流入部、52R…流出部、53…流路、100…大型記憶制御装置、110…フレーム本体、111…中央冷却通路、130…中央冷却ファン群、131…上部冷却ファン群、C1,C2…クラスタ

Claims (19)

  1. ラックマウント型の制御装置の冷却構造であって、
    前面及び後面がそれぞれ開口する筐体と、
    前記筐体の内部を前後に分割するようにして前記筐体の中央部に設けられる接続用基板と、
    前記筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられ、記憶デバイスに関する制御を実行するための複数の制御基板を含む制御基板群と、
    前記各制御基板群の左右両側にそれぞれ設けられる電源関連装置と、
    前記各制御基板群を第1冷却風によってそれぞれ冷却する第1冷却通路と、
    前記各電源関連装置のうち前記各制御基板群の一側に位置する電源関連装置を第2冷却風によってそれぞれ冷却する第2冷却通路と、
    前記各電源関連装置のうち前記各制御基板群の他側に位置する電源関連装置を第3冷却風によってそれぞれ冷却するための第3冷却通路と、を備え、
    前記第1、第2、第3冷却通路の上流側は互いに独立して設けられており、かつ、前記第1、第2、第3冷却通路の下流側は共通している、ラックマウント型制御装置の冷却構造。
  2. 前記第1冷却通路の流入口には吸い込みファンが、前記第1冷却通路の流出口には吸い出しファンがそれぞれ設けられている請求項1に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  3. 前記吸い込みファンは、前記各制御基板群のうち前記筐体の前面側に位置する前側制御基板群の上側に設けられており、前記吸い出しファンは、前記各制御基板群のうち前記筐体の後面側に位置する後側制御基板群の上側に設けられている、請求項2に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  4. 前記第1冷却通路は、前記吸い込みファンの下流側に位置して前記前側制御基板群の上部に設けられる流入部と、この流入部に連通して設けられ、前記前側制御基板群を構成する各制御基板間に形成される前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、前記筐体の前面側から後面側にわたって前記筐体の下側に形成される第1下部通路と、この第1下部通路に連通して設けられ、前記後側制御基板群を構成する各制御基板間に形成される後側流路部と、この後側流路部に連通して、前記吸い出しファンの上流側に位置して前記後側制御基板群の上部に設けられる流出部と、を備えて構成される請求項3に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  5. 前記第2冷却通路及び前記第3冷却通路は、前記各電源関連装置のうち前記筐体の前面側に位置する前側電源関連装置内に設けられ、この前側電源関連装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、前記筐体の前面側から後面側にわたって前記筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、前記各電源関連装置のうち前記筐体の後面側に位置する後側電源関連装置内に設けられ、前記第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と前記第1冷却通路の前記流出部とを連通させるようにして、前記後側電源関連装置の上部に設けられる接続部と、を備えて構成される請求項4に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  6. 前記第1下部通路と前記第2下部通路とは、空気が流通しないように独立して設けられている請求項5に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  7. 前記後側電源関連装置は、冷却ファンを内蔵している請求項5に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  8. 前記前側電源関連装置はバッテリ装置であり、前記後側電源関連装置は電源供給装置である請求項5に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  9. 前記各制御基板群の上下両端に位置して、前記各制御基板群を構成する前記各制御基板を支持するための基板支持部が前記接続用基板に設けられており、この基板支持部には、前記各制御基板間に空気を流通させるための冷却穴が設けられている、請求項4に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  10. 前記第1下部通路の下側と前記筐体の内面との間に、前記前側制御基板群を構成する前記各制御基板にケーブルを接続するためのケーブル通路が設けられている、請求項4に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  11. 前記前側電源関連装置は、前記前側制御基板群の左右両側にそれぞれ複数ずつ設けられており、かつ、前記後側電源関連装置は、前記後側制御基板の左右両側にそれぞれ複数ずつ設けられている、請求項5に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  12. 前記各前側電源関連装置は、前記前側制御基板群の左右両側に位置して、空気が流通可能なように上下2段に重ねて設けられており、前記各後側電源関連装置は、前記後側制御基板群の左右両側に位置して、空気が流通可能なように上下2段に重ねて設けられている、請求項11に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  13. 前記各制御基板群及び前記各電源関連装置のうち前記筐体の左半分に属する前記各制御基板群及び前記各電源関連装置によって第1クラスタが構成され、前記各制御基板群及び前記各電源関連装置のうち前記筐体の右半分に属する前記各制御基板群及び前記各電源関連装置によって第2クラスタが構成される、請求項1に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  14. 前記筐体の前側の上部または後側の上部のいずれか一方に、前記制御装置を管理するための管理装置が水平に設けられている請求項1に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  15. 前記各制御基板群及び前記各電源関連装置は、ラックと異なる構造の筐体にも、そのまま転用することができるように構成されている請求項1に記載のラックマウント型制御装置の冷却構造。
  16. ラックと、このラックに着脱可能に設けられる複数の記憶デバイス格納装置と、前記ラックに着脱可能に設けられ、前記各記憶デバイス格納装置に収容される複数の記憶デバイスを制御するための一つの制御装置と、を備えるラック型記憶制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記ラックに収容されるラックマウント型の筐体と、
    前記筐体の内部を前後に分割するようにして前記筐体の中央部に設けられる接続用基板と、
    前記筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられる制御基板群であって、データ入出力を要求するコマンドを発行する装置との間の通信を担当する第1通信制御基板と、前記各記憶デバイスとの間の通信を担当する第2通信制御基板と、前記第1通信制御基板及び前記第2通信制御基板にメモリ領域をそれぞれ提供するメモリ制御基板とを含む制御基板群と、
    前記各制御基板群を上下両端からそれぞれ支持する基板支持部であって、前記各制御基板群を構成する制御基板間に空気を流通させる複数の冷却穴を有する基板支持部と、
    前記各制御基板群のうち前記筐体の前面側に位置する前側制御基板群の左右両側に上下2段に重ねてそれぞれ配置されるバッテリ装置と、
    前記各制御基板群のうち前記筐体の後面側に位置する後側制御基板群の左右両側に上下2段に重ねてそれぞれ配置される電源供給装置であって、冷却ファンを内蔵する電源供給装置と、
    前記前側制御基板群の上部に設けられる吸い込みファンと、
    前記後側制御基板群の上部に設けられる吸い出しファンと、
    前記各制御基板群を冷却するための第1冷却通路であって、前記吸い込みファンの下流側に位置して前記前側制御基板群の上部に設けられる流入部と、この流入部に連通して設けられ、前記基板支持部の前記各冷却穴と前記前側制御基板群を構成する各制御基板間の隙間とによって形成される前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、前記筐体の前面側から後面側にわたって前記筐体の下側に形成される第1下部通路と、この第1下部通路に連通して設けられ、前記基板支持部の前記各冷却穴と前記後側制御基板群を構成する各制御基板間の隙間とによって形成される後側流路部と、この後側流路部に連通して、前記吸い出しファンの上流側に位置して前記後側制御基板群の上部に設けられる流出部と、を備える第1冷却通路と、
    前記筐体の左側に位置する前記バッテリ装置及び前記電源供給装置をそれぞれ冷却するための第2冷却通路であって、前記バッテリ装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、前記筐体の前面側から後面側にわたって前記筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、前記電源供給装置内に設けられ、前記第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と前記第1冷却通路の前記流出部とを連通させるようにして、前記電源供給装置の上部に設けられる接続部と、を備える第2冷却通路と、
    前記筐体の右側に位置する前記バッテリ装置及び前記電源供給装置をそれぞれ冷却するための第3冷却通路であって、前記バッテリ装置の前面から流入する空気を下側に向けて流出させる前側流路部と、この前側流路部に連通して設けられ、前記筐体の前面側から後面側にわたって前記筐体の下側に形成される第2下部通路と、この第2下部通路に連通して、前記電源供給装置内に設けられ、前記第2下部通路から流入する空気を上側に向けて流出させる後側流路部と、この後側流路部と前記第1冷却通路の前記流出部とを連通させるようにして、前記電源供給装置の上部に設けられる接続部と、を備える第3冷却通路と、
    前記第1下部通路の下側と前記筐体の内面との間に設けられ、前記前側制御基板群を構成する前記各制御基板にケーブルを接続するためのケーブル通路と、
    を備えるラック型記憶制御装置。
  17. 前記接続用基板は、少なくとも前記各制御基板群が接続される範囲内に、前記筐体の前後に空気を積極的に流通させるための冷却穴が設けられていない、請求項16に記載のラック型記憶制御装置。
  18. 前記筐体の上部には、前記制御装置の状態に関する情報を前記各制御基板から収集して管理するための管理装置が、水平方向に載置されており、
    前記管理装置に冷却風を供給するための第4冷却通路が、前記第1、第2、第3冷却通路とは独立して、前記筐体の上部に設けられている請求項16に記載のラック型記憶制御装置。
  19. 制御装置の冷却構造であって、
    前面及び後面がそれぞれ開口する筐体と、
    前記筐体の内部を前後に分割するようにして前記筐体の中央部に設けられ、冷却穴を実質的に備えない接続用基板と、
    前記筐体の前面側及び後面側にそれぞれ設けられ、記憶デバイスに関する制御を実行するための複数の制御基板を含む制御基板群と、
    前記各制御基板群の左右両側にそれぞれ設けられる電源関連装置と、
    前記各制御基板群を第1冷却風によってそれぞれ冷却する第1冷却通路と、
    前記各電源関連装置のうち前記各制御基板群の一側に位置する電源関連装置を第2冷却風によってそれぞれ冷却する第2冷却通路と、
    前記各電源関連装置のうち前記各制御基板群の他側に位置する電源関連装置を第3冷却風によってそれぞれ冷却するための第3冷却通路と、を備え、
    前記第1、第2、第3冷却通路は、前記接続用基板を迂回するようにして屈曲して形成されている、制御装置の冷却構造。
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